JPH0427067Y2 - - Google Patents
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- JPH0427067Y2 JPH0427067Y2 JP1986203675U JP20367586U JPH0427067Y2 JP H0427067 Y2 JPH0427067 Y2 JP H0427067Y2 JP 1986203675 U JP1986203675 U JP 1986203675U JP 20367586 U JP20367586 U JP 20367586U JP H0427067 Y2 JPH0427067 Y2 JP H0427067Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
イ 考案の目的
イ−1 産業上の利用分野
本考案は高圧開閉器の電極装置の改良に係り、
特にブレード型可動電極とクリツプ型固定電極か
らなる電極装置に関するものである。
特にブレード型可動電極とクリツプ型固定電極か
らなる電極装置に関するものである。
イ−2 従来技術
ブレート型の可動電極をクリツプ型の固定電極
に対し挟入あるいは離脱させて電路の開閉を行な
うようにした刃形(ブレード型)電極装置におい
ては、両電極間の接触不良による発熱あるいは過
度の振動による可動電極の自然離脱等を防止する
ため、両電極間の保持力(接触圧力)は開閉操作
が行なえる範囲内において、できるだけ高く設定
される傾向にある。そのため、従来、第12図に
示す如く、一対の接触片101,101よりなる
固定電極を夫々支持金具102,102にて内方
へ押圧的に支持し、これら両接触片101,10
1間に可動電極103を圧入して挟持するように
していた。
に対し挟入あるいは離脱させて電路の開閉を行な
うようにした刃形(ブレード型)電極装置におい
ては、両電極間の接触不良による発熱あるいは過
度の振動による可動電極の自然離脱等を防止する
ため、両電極間の保持力(接触圧力)は開閉操作
が行なえる範囲内において、できるだけ高く設定
される傾向にある。そのため、従来、第12図に
示す如く、一対の接触片101,101よりなる
固定電極を夫々支持金具102,102にて内方
へ押圧的に支持し、これら両接触片101,10
1間に可動電極103を圧入して挟持するように
していた。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点
ところで、上記の電極装置においては、汚損や
錆による摩擦の増加あるいは負荷開閉時のアーク
チツプによる接触面の荒れ、更には溶着等の原因
よつて可動電極と固定電極との間の摩擦抵抗が大
きくなることがある。このような場合、上記従来
の如く、両接触片101,101により可動電極
103を強い保持力で挟持されていると、可動電
極が固定電極から離脱できずついには開閉器の開
放操作不能という重大な事態を招く問題があつ
た。そこで本考案は、可動電極の投入中は固定電
極により強固に保持され、可動電極の離脱時は前
記保持力を緩めて確実な開放操作が行なえるよう
にして、前記の問題点を解決することを目的とす
るものである。
錆による摩擦の増加あるいは負荷開閉時のアーク
チツプによる接触面の荒れ、更には溶着等の原因
よつて可動電極と固定電極との間の摩擦抵抗が大
きくなることがある。このような場合、上記従来
の如く、両接触片101,101により可動電極
103を強い保持力で挟持されていると、可動電
極が固定電極から離脱できずついには開閉器の開
放操作不能という重大な事態を招く問題があつ
た。そこで本考案は、可動電極の投入中は固定電
極により強固に保持され、可動電極の離脱時は前
記保持力を緩めて確実な開放操作が行なえるよう
にして、前記の問題点を解決することを目的とす
るものである。
ロ 考案の構成
ロ−1 問題点を解決するための手段
本考案は前記の問題点を解決するために、ブレ
ート型の可動電極が一対の接触片よりなるクリツ
プ型の固定電極に対して投入、離脱して電路の開
閉を行なうようにしたものにおいて、上記固定電
極側を、断面U状の接触片支持金具12と、該接
触片支持金具12内に上下動可能でかつ相互に対
向するように収納された一対の接触片14,14
と、該両接触片14,14の夫々の外面における
中間部と上記接触片支持金具12の内壁面間に転
動可能に介在されたころがり通電子17,17
と、上記両接触片14,14の両下部間におい
て、該両下部を共に外方へ押圧するように圧縮介
在したバネ16と、上記接触片支持金具12に固
設されて上記両接触片14,14相互の対向空間
部の外側部に位置する支持金具20と、該支持金
具20の内面において、上記両接触片14,14
相互の対向空間部の外側部に位置する部分に備え
られた案内部材23と、上記両接触片14,14
の両側上部に回転可能に備えると共に上記案内部
材23に係合して案内されるようにしたガイドロ
ーラ18と、上記両接触片14,14の上動によ
り、その対向するガイドローラ18,18が相互
に離反するように上記案内部材23に形成したテ
ーパ部23bと、上記両接触片14,14を下方
へ付勢する復帰手段とにより構成されていること
を特徴とするものである。
ート型の可動電極が一対の接触片よりなるクリツ
プ型の固定電極に対して投入、離脱して電路の開
閉を行なうようにしたものにおいて、上記固定電
極側を、断面U状の接触片支持金具12と、該接
触片支持金具12内に上下動可能でかつ相互に対
向するように収納された一対の接触片14,14
と、該両接触片14,14の夫々の外面における
中間部と上記接触片支持金具12の内壁面間に転
動可能に介在されたころがり通電子17,17
と、上記両接触片14,14の両下部間におい
て、該両下部を共に外方へ押圧するように圧縮介
在したバネ16と、上記接触片支持金具12に固
設されて上記両接触片14,14相互の対向空間
部の外側部に位置する支持金具20と、該支持金
具20の内面において、上記両接触片14,14
相互の対向空間部の外側部に位置する部分に備え
られた案内部材23と、上記両接触片14,14
の両側上部に回転可能に備えると共に上記案内部
材23に係合して案内されるようにしたガイドロ
ーラ18と、上記両接触片14,14の上動によ
り、その対向するガイドローラ18,18が相互
に離反するように上記案内部材23に形成したテ
ーパ部23bと、上記両接触片14,14を下方
へ付勢する復帰手段とにより構成されていること
を特徴とするものである。
ロ−2 実施例
以下、本考案の第1実施例を第1〜第9図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第2図において、1は高圧気中開閉器に応用し
た場合の電極装置である。2は鍔部2aにセメン
ト等の接着剤3でもつて固着したフランジ金具4
を介してケース5に貫装固定したブツシングであ
り、中央の貫通孔2bにはスタツドボルト6が挿
通されている。7はケース5の内側に突入したブ
ツシング2の内段部2cに接着材8により固着し
た固定金具であり、該金具7のネジ穴7aに対し
上記のスタツドボルト6のネジ部6aが螺合され
ている。9は固定金具7からさらにケース5内側
に突入した上記スタツドボルト6の先端にその一
端を嵌装した導電金具であり、該金具9は上記固
定金具7の支持面7bに対しその表面9a側を当
接させ、裏面9b側から導電性の通電ブツシユ1
0を介してナツト11により締め付けてスタツド
ボルト6に接続固定されている。
た場合の電極装置である。2は鍔部2aにセメン
ト等の接着剤3でもつて固着したフランジ金具4
を介してケース5に貫装固定したブツシングであ
り、中央の貫通孔2bにはスタツドボルト6が挿
通されている。7はケース5の内側に突入したブ
ツシング2の内段部2cに接着材8により固着し
た固定金具であり、該金具7のネジ穴7aに対し
上記のスタツドボルト6のネジ部6aが螺合され
ている。9は固定金具7からさらにケース5内側
に突入した上記スタツドボルト6の先端にその一
端を嵌装した導電金具であり、該金具9は上記固
定金具7の支持面7bに対しその表面9a側を当
接させ、裏面9b側から導電性の通電ブツシユ1
0を介してナツト11により締め付けてスタツド
ボルト6に接続固定されている。
12は接触片支持金具で、導電金具9の他端9
cの上面側に対しその外面12a側を載置接触さ
せた状態でネジ13により取付接続されている。
該接触片支持金具12は、第2図に示す如く、略
U字形に形成されており、その内面12b側が上
部の幅広部12cと下部の幅狭部12dの段状に
形成されていて而も上部の幅広部12cには垂直
な摺回動面12eが形成されている。またその内
側空間部には一対のクリツプ型の接触片14,1
4が対向して備えられている。該各接触片14,
14の外面と上記接触支持金具12における内面
12bの段部間には、断面が円形でかつ全体が棒
状のころがり通電子17が介在されている。ま
た、上記ころがり通電子17の下部に位置する各
接触片14,14間には、バネ16が圧縮状態で
介在されており、該バネ16の付勢力により各接
触片14,14の上部の接触部14a側を各々内
方へ付勢して、該両接触部14a,14aによ
り、これらの間に挿入される可動電極15を適切
な力で挟持させるようになつている。
cの上面側に対しその外面12a側を載置接触さ
せた状態でネジ13により取付接続されている。
該接触片支持金具12は、第2図に示す如く、略
U字形に形成されており、その内面12b側が上
部の幅広部12cと下部の幅狭部12dの段状に
形成されていて而も上部の幅広部12cには垂直
な摺回動面12eが形成されている。またその内
側空間部には一対のクリツプ型の接触片14,1
4が対向して備えられている。該各接触片14,
14の外面と上記接触支持金具12における内面
12bの段部間には、断面が円形でかつ全体が棒
状のころがり通電子17が介在されている。ま
た、上記ころがり通電子17の下部に位置する各
接触片14,14間には、バネ16が圧縮状態で
介在されており、該バネ16の付勢力により各接
触片14,14の上部の接触部14a側を各々内
方へ付勢して、該両接触部14a,14aによ
り、これらの間に挿入される可動電極15を適切
な力で挟持させるようになつている。
なお、上記の接触片14,14における上部の
接触部14a,14aは、夫々円弧状に形成され
ていると共に該部14a,14aの先端部は耐弧
メタル14cで形成されている。また各接触片1
4,14の外面には中央に位置して外側方へ突出
する突起14dが形成されており、該突起14d
によりころがり通電子17が支持金具12の摺回
動面12eから離脱しないようにしている。また
該接触片14,14における上記突起14dより
下方に位置する背面14bは、突起14d部を基
端として下方に至る程外方へ広がるテーパ面に形
成されており、その拡開角は鉛直面に対して2度
に設定されている。18は上記両接触片14,1
4における夫々の上部の両側に第5図に示す如く
1対づつ(合計4個)設けたガイドローラであ
り、該ローラ18は接触片14に対しピン19に
より回転自在に軸着されている。20は接触片1
4の上部を囲むようにして上記接触片支持金具1
2の上部側面に固着した案内部材支持金具で、そ
の下部における両側の取付部20aをビス21に
よつて金具12に一体に止着されている。該支持
金具20には、上記接触片14における突起14
dの上面に係止するように折曲した係止部20b
と内面20c側の中央に位置して鋲22により回
動可能に止着された案内部材23が備えられてい
る。上記案内部材23の取付けは、第9図に示す
如く、支持金具20の下部に、上記鋲22の軸部
22aの軸径より大きな穴径からなる取付穴20
dを形成し、該取付穴20d内に鋲22を、その
頭部22bが支持金具20の外面20e側にくる
ようにして挿通し、更にその軸部22aに案内部
材23を、その取付穴23aを通じて差し込み、
その軸部22aの先端をカシメ付けるようにして
いる。このような取付けにより、案内部材23
は、その軸部22aにおいてその軸芯と直交する
方向にガタを有している。
接触部14a,14aは、夫々円弧状に形成され
ていると共に該部14a,14aの先端部は耐弧
メタル14cで形成されている。また各接触片1
4,14の外面には中央に位置して外側方へ突出
する突起14dが形成されており、該突起14d
によりころがり通電子17が支持金具12の摺回
動面12eから離脱しないようにしている。また
該接触片14,14における上記突起14dより
下方に位置する背面14bは、突起14d部を基
端として下方に至る程外方へ広がるテーパ面に形
成されており、その拡開角は鉛直面に対して2度
に設定されている。18は上記両接触片14,1
4における夫々の上部の両側に第5図に示す如く
1対づつ(合計4個)設けたガイドローラであ
り、該ローラ18は接触片14に対しピン19に
より回転自在に軸着されている。20は接触片1
4の上部を囲むようにして上記接触片支持金具1
2の上部側面に固着した案内部材支持金具で、そ
の下部における両側の取付部20aをビス21に
よつて金具12に一体に止着されている。該支持
金具20には、上記接触片14における突起14
dの上面に係止するように折曲した係止部20b
と内面20c側の中央に位置して鋲22により回
動可能に止着された案内部材23が備えられてい
る。上記案内部材23の取付けは、第9図に示す
如く、支持金具20の下部に、上記鋲22の軸部
22aの軸径より大きな穴径からなる取付穴20
dを形成し、該取付穴20d内に鋲22を、その
頭部22bが支持金具20の外面20e側にくる
ようにして挿通し、更にその軸部22aに案内部
材23を、その取付穴23aを通じて差し込み、
その軸部22aの先端をカシメ付けるようにして
いる。このような取付けにより、案内部材23
は、その軸部22aにおいてその軸芯と直交する
方向にガタを有している。
上記の案内部材23は第7図に示すように、上
記接触片14,14に相対して設けたガイドロー
ラ18間に介入するようにして設けられている。
またその上部両側壁には、両接触片14,14の
上動(上方への移動)と共に相対する両ガイドロ
ーラ18,18が上動した場合に、その両ガイド
ローラ18,18を夫々外方へ強制的に案内する
上部テーパ部23bが形成されており、該両ガイ
ドローラ18,18の外方への移動により両接触
片14,14の夫々の接触部14a,14aが外
方へ強制的に押広げられるようになつている。ま
た、案内部材23の中央部の両側壁はガイドロー
ラ18がスムーズに上下動するように非テーパ面
の直線部23cに形成されていると共にこれらの
間隔が狭く形成されている。更にその下部両側壁
には、上記の上部テーパ部23bと対称的に下方
へ行くに従つて外方へ広がるように形成した接触
片間隔保持用の下部テーパ部23dが形成されて
おり、可動電極15が接触片14から離脱して、
ガイドローラ18が上記下部テーパ部23dまで
移動することにより、両ガイドローラ18,18
が共に外方へ案内移動されて、両接触片における
両接触部14a,14aの対向間隙幅を所定の狭
い幅に閉じるようにしている。つまり、可動電極
15の離脱後の両接触部14a,14a間の間隔
を、可動電極15の厚みtより若干狭くなるよう
に保持している。なお、案内部材支持金具20は
接触片支持金具12の両側面にそれぞれ止着され
ているが、その一方の支持金具20には第5図に
示す如く、延長部20fが形成され、この延長部
20fにはネジ穴20gが形成されている。第1
図及び第2図において、24はユリア樹脂又はポ
リアセタール樹脂等からなる細隙消弧室で、その
開口部24aをゴムパツキン25を介してブツシ
ング2のケース5内側の突出端2dに対し当接
し、そして上記案内部材支持金具20に形成した
ネジ穴20gにネジ着されている。この消弧室2
4により固定電極側の接触片14等の外周が被覆
されていると共にその細隙部24bが接触片14
の上方に位置している。なお、上記の電極装置に
おける投入(閉路)時の通電経路は可動電極15
−接触片14−ころがり通電子17−接触片支持
金具12−導電金具9−スタツドボルト6とな
る。
記接触片14,14に相対して設けたガイドロー
ラ18間に介入するようにして設けられている。
またその上部両側壁には、両接触片14,14の
上動(上方への移動)と共に相対する両ガイドロ
ーラ18,18が上動した場合に、その両ガイド
ローラ18,18を夫々外方へ強制的に案内する
上部テーパ部23bが形成されており、該両ガイ
ドローラ18,18の外方への移動により両接触
片14,14の夫々の接触部14a,14aが外
方へ強制的に押広げられるようになつている。ま
た、案内部材23の中央部の両側壁はガイドロー
ラ18がスムーズに上下動するように非テーパ面
の直線部23cに形成されていると共にこれらの
間隔が狭く形成されている。更にその下部両側壁
には、上記の上部テーパ部23bと対称的に下方
へ行くに従つて外方へ広がるように形成した接触
片間隔保持用の下部テーパ部23dが形成されて
おり、可動電極15が接触片14から離脱して、
ガイドローラ18が上記下部テーパ部23dまで
移動することにより、両ガイドローラ18,18
が共に外方へ案内移動されて、両接触片における
両接触部14a,14aの対向間隙幅を所定の狭
い幅に閉じるようにしている。つまり、可動電極
15の離脱後の両接触部14a,14a間の間隔
を、可動電極15の厚みtより若干狭くなるよう
に保持している。なお、案内部材支持金具20は
接触片支持金具12の両側面にそれぞれ止着され
ているが、その一方の支持金具20には第5図に
示す如く、延長部20fが形成され、この延長部
20fにはネジ穴20gが形成されている。第1
図及び第2図において、24はユリア樹脂又はポ
リアセタール樹脂等からなる細隙消弧室で、その
開口部24aをゴムパツキン25を介してブツシ
ング2のケース5内側の突出端2dに対し当接
し、そして上記案内部材支持金具20に形成した
ネジ穴20gにネジ着されている。この消弧室2
4により固定電極側の接触片14等の外周が被覆
されていると共にその細隙部24bが接触片14
の上方に位置している。なお、上記の電極装置に
おける投入(閉路)時の通電経路は可動電極15
−接触片14−ころがり通電子17−接触片支持
金具12−導電金具9−スタツドボルト6とな
る。
次に上記構成の電極装置の開閉動作について説
明する。
明する。
第1図および第2図は、ブレード型可動電極1
5がクリツプ型固定電極、つまり、接触片14に
挟入した電路の閉路状態を示すもので、かかる閉
路状態において可動電極15をある操作力でもつ
て矢印方向(上方)に動かすと該電極15が接触
片14から離脱して電路が開放される。すなわ
ち、可動電極15が上動すると接触片14は可動
電極15を挟持したままの状態で一緒に上動す
る。この際接触片14と接触片支持金具12との
間に介在されたころがり通電子17によつて接触
片14は接触片支持金具12に対し電気的な接触
状態を保ちながらスムーズに上動する。そしてさ
らに可動電極15を上動させると、今度は接触片
14と一体のガイドローラ18が案内部材23の
中間に位置する直線部23cより上部テーパ部2
3bに移動するため該ローラは案内部材23によ
る拡張作用により外方へ押し広げられる。それに
よつて該両接触部14,14の先端側は圧縮バネ
16の付勢力に抗して共に外方へ押し移動され、
相互の間隙が拡開する。その結果両接触片14,
14による可動電極15の保持力(挟持力)が著
しく軽減あるいは無くなつて可動電極15は接触
片14から極めて小さな操作力でもつて開放され
る(第3図の状態)。
5がクリツプ型固定電極、つまり、接触片14に
挟入した電路の閉路状態を示すもので、かかる閉
路状態において可動電極15をある操作力でもつ
て矢印方向(上方)に動かすと該電極15が接触
片14から離脱して電路が開放される。すなわ
ち、可動電極15が上動すると接触片14は可動
電極15を挟持したままの状態で一緒に上動す
る。この際接触片14と接触片支持金具12との
間に介在されたころがり通電子17によつて接触
片14は接触片支持金具12に対し電気的な接触
状態を保ちながらスムーズに上動する。そしてさ
らに可動電極15を上動させると、今度は接触片
14と一体のガイドローラ18が案内部材23の
中間に位置する直線部23cより上部テーパ部2
3bに移動するため該ローラは案内部材23によ
る拡張作用により外方へ押し広げられる。それに
よつて該両接触部14,14の先端側は圧縮バネ
16の付勢力に抗して共に外方へ押し移動され、
相互の間隙が拡開する。その結果両接触片14,
14による可動電極15の保持力(挟持力)が著
しく軽減あるいは無くなつて可動電極15は接触
片14から極めて小さな操作力でもつて開放され
る(第3図の状態)。
このようにして、可動電極15が接触片14か
ら離脱(開放)すると、それと同時に接触片14
は自動的に下動復帰する。すなわち、第3図に示
す如く、両接触子14,14における背面14
b,14bの中間位置にころがり通電子17,1
7が接触し、かつその接触点より下部において圧
縮バネ16により両接触子14,14が開放へ押
圧され、更に背面14b,14bが傾斜している
ことにより、圧縮バネ16の押圧は、ころがり通
電子17を背面14bの傾斜面の低い方、すなわ
ち上方へ転動させる。このころがり通電子17の
転動は第3図において時計方向となり、かつその
ころがり通電子17と接触子14は相互に圧着さ
れて滑らないため、結果的に両接触子14,14
は強制的(自動的)に下動させられる。
ら離脱(開放)すると、それと同時に接触片14
は自動的に下動復帰する。すなわち、第3図に示
す如く、両接触子14,14における背面14
b,14bの中間位置にころがり通電子17,1
7が接触し、かつその接触点より下部において圧
縮バネ16により両接触子14,14が開放へ押
圧され、更に背面14b,14bが傾斜している
ことにより、圧縮バネ16の押圧は、ころがり通
電子17を背面14bの傾斜面の低い方、すなわ
ち上方へ転動させる。このころがり通電子17の
転動は第3図において時計方向となり、かつその
ころがり通電子17と接触子14は相互に圧着さ
れて滑らないため、結果的に両接触子14,14
は強制的(自動的)に下動させられる。
そして、上記離脱時、可動電極15と接触片1
4の先端の耐孤メタル14cとの間に発生したア
ークは可動電極15の上動に伴つて細隙消弧室2
4の細隙部24bに導びかれ消弧されて電路の開
放操作は終了する。なお、可動電極15の接触片
14からの離脱後は、接触片14が下動しそのガ
イドローラ18が案内部材23の下部テーパ部2
3dに移動するため、両接触片14,14におけ
る夫々の上部の両接触部14aの対向間隔は縮小
する。つまり、その間隔は可動電極15の厚みt
より若干狭い幅にて維持されて次回の可動電極1
5の投入操作に備える。
4の先端の耐孤メタル14cとの間に発生したア
ークは可動電極15の上動に伴つて細隙消弧室2
4の細隙部24bに導びかれ消弧されて電路の開
放操作は終了する。なお、可動電極15の接触片
14からの離脱後は、接触片14が下動しそのガ
イドローラ18が案内部材23の下部テーパ部2
3dに移動するため、両接触片14,14におけ
る夫々の上部の両接触部14aの対向間隔は縮小
する。つまり、その間隔は可動電極15の厚みt
より若干狭い幅にて維持されて次回の可動電極1
5の投入操作に備える。
また、上記とは逆の投入操作は、可動電極15
が上記とは逆に下動しクリツプ型の接触片14に
挟入して閉路(投入)されるのであるがこの場
合、可動電極15は、接触片14の接触部14a
側の先端が上記のごとくある間隔に保持されてい
ること、下動時可動電極には慣性モーメントが作
用すること等により両接触片14,14に対し簡
単に投入(挟入)できる。
が上記とは逆に下動しクリツプ型の接触片14に
挟入して閉路(投入)されるのであるがこの場
合、可動電極15は、接触片14の接触部14a
側の先端が上記のごとくある間隔に保持されてい
ること、下動時可動電極には慣性モーメントが作
用すること等により両接触片14,14に対し簡
単に投入(挟入)できる。
ただし、上記の可動電極15の投入(閉路)時
の場合には、固定電極側は上記開放時の場合のよ
うに接触片14が接触片支持金具12に対し上下
動することは無い。
の場合には、固定電極側は上記開放時の場合のよ
うに接触片14が接触片支持金具12に対し上下
動することは無い。
次に第10図及び第11図は本考案の異なつた
実施例を示すもので、前記の実施例のものとは、
接触片14の突起14dと接触片14にビス26
にて固着した案内部材支持金具12の上端部との
間に、該接触片14を下動方向(開放方向)に付
勢するようにしたコイル状の復帰用圧縮バネ27
が付設されていることと、対向する相互の接触片
14,14の下部をピン28によつて軸着しその
ピン28を中心に上部側の接触部14a側が開閉
するようにしたことと、案内部材23の下部に位
置して上下動方向(縦長)に形成した上記ピン2
8が嵌入するガイド溝20kを案内部材支持金具
20に設けたことが一部相異し、また動作もその
可動電極の離脱と同時に復帰用圧縮バネ27が作
用しそれによつて接触片14,14を再び接触片
支持金具12内に強制的(自動的)に下動させる
ようにした接触片の復帰手段が前記実施例とは相
異するがその他の構成ならびにそれに基づく動作
は前記実施例と同様である。
実施例を示すもので、前記の実施例のものとは、
接触片14の突起14dと接触片14にビス26
にて固着した案内部材支持金具12の上端部との
間に、該接触片14を下動方向(開放方向)に付
勢するようにしたコイル状の復帰用圧縮バネ27
が付設されていることと、対向する相互の接触片
14,14の下部をピン28によつて軸着しその
ピン28を中心に上部側の接触部14a側が開閉
するようにしたことと、案内部材23の下部に位
置して上下動方向(縦長)に形成した上記ピン2
8が嵌入するガイド溝20kを案内部材支持金具
20に設けたことが一部相異し、また動作もその
可動電極の離脱と同時に復帰用圧縮バネ27が作
用しそれによつて接触片14,14を再び接触片
支持金具12内に強制的(自動的)に下動させる
ようにした接触片の復帰手段が前記実施例とは相
異するがその他の構成ならびにそれに基づく動作
は前記実施例と同様である。
ハ 考案の効果
以上のように本考案によれば、可動電極の投入
中においては、その可動電極が固定電極の両接触
片によつて強固に保持され、自然離脱が防止され
る。そして、可動電極の開放時においては、その
可動電極の上動に伴つて固定電極側の両接触片が
上動し、ガイドローラ間に介入された案内部材に
よつてその両接触部の先端側が相互に離反するよ
うにしたので、上記可動電極と接触片とが仮に溶
着等によつて接着して最悪状態になつた場合で
も、その接着状態を強制的に解除して可動電極の
開放操作を弱い操作力で極めて楽に行なうことが
できる。
中においては、その可動電極が固定電極の両接触
片によつて強固に保持され、自然離脱が防止され
る。そして、可動電極の開放時においては、その
可動電極の上動に伴つて固定電極側の両接触片が
上動し、ガイドローラ間に介入された案内部材に
よつてその両接触部の先端側が相互に離反するよ
うにしたので、上記可動電極と接触片とが仮に溶
着等によつて接着して最悪状態になつた場合で
も、その接着状態を強制的に解除して可動電極の
開放操作を弱い操作力で極めて楽に行なうことが
できる。
また、上記可動電極の開放操作の開始初期にお
いては、接触片が可動電極と一体に上動するが、
この場合、その接触片と接触片支持金具間に介在
するころがり接触子の作用により、その接触片の
上動時の摩擦が少なくなり、開放開始時の操作が
楽に行なえ、かつ、この上動中においても可動電
極と両接触片間の電気的な接触も良好に保つこと
ができ、この接触部における発熱作用を極力抑制
することができる。
いては、接触片が可動電極と一体に上動するが、
この場合、その接触片と接触片支持金具間に介在
するころがり接触子の作用により、その接触片の
上動時の摩擦が少なくなり、開放開始時の操作が
楽に行なえ、かつ、この上動中においても可動電
極と両接触片間の電気的な接触も良好に保つこと
ができ、この接触部における発熱作用を極力抑制
することができる。
また、可動電極の離脱後においては、接触子を
自動的に下動させる復帰手段を設けたので、次回
の可動電極の投入(閉路)に対しても万全の準備
ができ、連続してスムーズに開閉操作を行なうこ
とができる。
自動的に下動させる復帰手段を設けたので、次回
の可動電極の投入(閉路)に対しても万全の準備
ができ、連続してスムーズに開閉操作を行なうこ
とができる。
また、上記のごとく開放時の操作力が低減でき
るため、電磁ソレノイドによつて開閉操作を行な
うようにした自動開閉器の電極装置として使用す
るようにすれば上記ソレノイドの容量が小形化で
きる等の二次的効果も期待できる。
るため、電磁ソレノイドによつて開閉操作を行な
うようにした自動開閉器の電極装置として使用す
るようにすれば上記ソレノイドの容量が小形化で
きる等の二次的効果も期待できる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
高圧気中開閉器に使用した場合の電極装置の縦断
面図、第2図は第1図を左側面からみた場合の縦
断面図、第3図は第1図および第2図の投入状態
より開放した場合のその途中状態を示す縦断面
図、第4図は案内部材の支持金具を半分取り除い
た状態の電極装置の正面図、第5図は第4図の平
面図、第6図は第4図の中央部分において切断し
左側からみた縦断面図、第7図は支持金具を内面
側からみた正面図、第8図は第7図の平面図、第
9図は第7図の中央部分において切断し左側より
みた縦断面図、第10図は異なつた実施例におけ
る電極装置の縦断面図、第11図は第10図を左
側よりみた場合の縦断面図、第12図は従来構造
を示す正面図である。 12……接触片支持金具、14……接触片、1
5……可動電極、16……圧縮バネ、17……こ
ろがり通電子、18……ガイドローラ、20……
案内部材支持金具、23……案内部材、23b…
…上部テーパ部。
高圧気中開閉器に使用した場合の電極装置の縦断
面図、第2図は第1図を左側面からみた場合の縦
断面図、第3図は第1図および第2図の投入状態
より開放した場合のその途中状態を示す縦断面
図、第4図は案内部材の支持金具を半分取り除い
た状態の電極装置の正面図、第5図は第4図の平
面図、第6図は第4図の中央部分において切断し
左側からみた縦断面図、第7図は支持金具を内面
側からみた正面図、第8図は第7図の平面図、第
9図は第7図の中央部分において切断し左側より
みた縦断面図、第10図は異なつた実施例におけ
る電極装置の縦断面図、第11図は第10図を左
側よりみた場合の縦断面図、第12図は従来構造
を示す正面図である。 12……接触片支持金具、14……接触片、1
5……可動電極、16……圧縮バネ、17……こ
ろがり通電子、18……ガイドローラ、20……
案内部材支持金具、23……案内部材、23b…
…上部テーパ部。
Claims (1)
- ブレート型の可動電極が一対の接触片よりなる
クリツプ型の固定電極に対して投入、離脱して電
路の開閉を行なうようにしたものにおいて、上記
固定電極側を、断面U状の接触片支持金具12
と、該接触片支持金具12内に上下動可能でかつ
相互に対向するように収納された一対の接触片1
4,14と、該両接触片14,14の夫々の外面
における中間部と上記接触片支持金具12の内壁
面間に転動可能に介在されたころがり通電子1
7,17と、上記両接触片14,14の両下部間
において、該両下部を共に外方へ押圧するように
圧縮介在したバネ16と、上記接触片支持金具1
2に固設されて上記両接触片14,14相互の対
向空間部の外側部に位置する支持金具20と、該
支持金具20の内面において、上記両接触片1
4,14相互の対向空間部の外側部に位置する部
分に備えられた案内部材23と、上記両接触片1
4,14の両側上部に回転可能に備えると共に上
記案内部材23に係合して案内されるようにした
ガイドローラ18と、上記両接触片14,14の
上動により、その対向するガイドローラ18,1
8が相互に離反するように上記案内部材23に形
成したテーパ部23bと、上記両接触片14,1
4を下方へ付勢する復帰手段とにより構成されて
いることを特徴とする高圧開閉器の電極装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986203675U JPH0427067Y2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986203675U JPH0427067Y2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63108139U JPS63108139U (ja) | 1988-07-12 |
JPH0427067Y2 true JPH0427067Y2 (ja) | 1992-06-29 |
Family
ID=31169228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986203675U Expired JPH0427067Y2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427067Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP1986203675U patent/JPH0427067Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63108139U (ja) | 1988-07-12 |
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