JPH0521216Y2 - - Google Patents

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JPH0521216Y2
JPH0521216Y2 JP8487488U JP8487488U JPH0521216Y2 JP H0521216 Y2 JPH0521216 Y2 JP H0521216Y2 JP 8487488 U JP8487488 U JP 8487488U JP 8487488 U JP8487488 U JP 8487488U JP H0521216 Y2 JPH0521216 Y2 JP H0521216Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えばリレーや継続器等に組込まれる
接点機構の改良に関する。
[従来の技術] リレーや継電器等に組込まれている接点は一般
的に第5図のように構成されている。すなわち、
リレーの絶縁材料で形成されたフレーム1に燐青
銅等の導電性材料で形成された一対の固定支持バ
ネ2a,2bが固定されており、各固定支持バネ
2a,2bの先端(自由端)の対向面に接触子3
a,3bが取付けられている。また、フレーム1
の固定支持バネ2a,2bの中間位置に同じく導
電性材料が形成された可動支持バネ4が取付けら
れており、この可動支持バネ4の前記各接触子3
a,3bに対向する面に接触子5a,5bが取付
けられている。
そして、この可動支持バネ4を矢印A方向へ例
えば図示しないソレノイド等によつて移動させる
と、破線で示すように可動支持バネ4の接触子5
aと固定支持バネ2aの接触子3aとが接触す
る。また、可動支持バネ4を矢印B方向へ移動さ
せると、可動支持バネ4の接触子5bと固定支持
バネ2bの接触子3bとが接触する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この接点に比較的大きい電流や
比較的高い電圧を印加する必要が生じると、非動
作時における可動支持バネ4の各接触子5a,5
bと各固定支持バネ2a,2bの各接触子3a,
3bとの間の距離を一定値以上に維持する必要が
生じる。このような場合、この接点機構を作動さ
せるために必要な可動支持バネ4のストローク
(移動距離)が大きくなる。
ストロークが大きくなると、可動支持バネ4の
たわみ量も大きくなる。その結果、例えば可動支
持バネ4をB方向へ移動させていき、可動支持バ
ネ4の接触子5bが固定支持バネ2bの接触子3
bに接触すると、第6図に示すように、各接触子
5a,3bどうしは前記ストロークの大きさで定
まる一定の角度θを有して線接触又は点接触する
ことになる。
このように、各接触子どうしが点接触又は線接
触を繰返すと、その接触部分が局部摩耗を起しや
すく、接点機構全体の寿命が短くなる。
さらに、各接触子どうしが点接触又は線接触状
態であると、その部分における接触抵抗が大きく
なり、この接点機構を組込んだリレー又は継電器
の電力消費量が増大する問題もある。また、局部
的に発熱する懸念もある。
なお、第6図のような接触状態から、さらに、
可動支持バネ4を矢印B方向へ移動させると、固
定支持バネ2bも多少矢印B方向へたわむので、
前記傾斜角度θの値は多少緩和されるが、点接触
又は線接触の状態は大きく変化しない。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、先端が連結部
材で連結された一対のバネ板を用いることによつ
て、接触子どうしを平行に維持した状態で接触さ
せることができ、点接触又は線接触を回避でき、
局部摩耗や接触抵抗増大を抑制でき、ひいては長
寿命化および省電力化を図ることができる接点機
構を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本考案の接点機構に
おいては、フレームと、互いに平行にかつフレー
ムに直交するように各一端がこのフレームに固定
された同一の帯状形状を有した一対のバネ板と、
この一対のバネ板の先端どうしを互いに連結する
連結部材と、一対のバネ板と平行にかつ一端がフ
レームに固定され、自由端に接触子が取付けられ
た固定支持部材と、連結部材に取付けられ自由端
に、一対のバネ板が変形することによつて固定支
持部材の接触子に接触する接触子が取付けられた
可動支持部材とを備えたものである。
[作用] このように構成された接点機構であれば、同一
形状の一対のバネ板の先端どうしが連結部材で連
結されているので、連結部材はフレームに平行し
ている。そして、連結部材を移動させると一対の
バネ板は連動して同時に変形する。その結果、連
結部材はフレームに対して平行状態を維持した状
態で移動することになる。すなわち、この連結部
材に固定された可動支持部材の自由端に取付けら
れた接触子のフレームに対する姿勢角は全く変化
しない状態で固定支持部材の自由端に取付けられ
た接触子に接触する。よつて、接触子どうしは互
いに平行に接触する。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図は実施例の接点機構を示す斜視図であ
る。図中11は例えばリレーのフレームであり、
このフレーム11に互い平行する帯状形状を有し
たバネ板12a,12bが固定されており、この
一対のバネ板12a,12bの各先端13a,1
3bどうしは高い剛性を有した絶縁材料で形成さ
れた連結部材14で連結されている。したがつ
て、この連結部材14はフレーム11に平行して
いる。連結部材14の中央部に導電性の板バネで
形成された可動支持部材としての可動支持バネ1
5が貫通固定されている。そして、この可動支持
バネ15のフレーム11側の自由端15aの両面
には板状の接触子16a,16bが取付けられて
いる。
また、フレーム11における前記一対のバネ板
12a,12bの内側位置にのこ一対のバネ板1
2a,12bに平行する導電性の板バネで形成さ
れた固定支持部材としての固定支持バネ17a,
17bの一端が貫通固定されている。そして、各
固定支持バネ17a,17bの連結部材14側の
自由端の対向面には接触子18a,18bが取付
けられている。しかして、固定支持バネ17aの
接触子18aと可動支持バネ15の接触子16a
とが対向し、固定支持バネ17bの接触子18b
と可動支持バネ15の接触子16bとが対向す
る。なお、正確には、可動支持バネ15の接触子
16a,16bは固定支持バネ17a,17bの
接触子18a,18bに対して連結部材14方向
へ微小距離ΔLだけずらせた位置に取付けられて
いる。
また、固定支持バネ17a,17bにおける接
触子18a,18bの反対側端、および可動支持
バネ15における接触子16a,16bの反対側
端にはそれぞれリード線が接続される電極19が
形成されている。
次に、このように構成された接点機構の動作を
第2図および第3図を用いて説明する。
第2図において、連結部材14又は各バネ板1
2a,12bに外力を全く加えない場合において
は、可動支持バネ15は固定支持バネ12a,1
2bの中間に位置している。したがつて、接触子
16aと接触子18aおよび接触子16bと接触
子18aとはそれぞれ微小距離ΔLだけずれて対
向している。
そして、第2図aに示すように、例えばソレノ
イド等の付勢力によつて、矢印B方向へ可動支持
バネ15の接触子16bが固定支持バネ12bの
接触子18bが接触するまで連結部材14を移動
させたとする。すると、この状態における各バネ
板12a,12bおよび連結部材14は点線で示
す状態となる。すなわち、各バネ板12a,12
bの長さは変化しないので、矢印B方向へ変形す
ると、連結部材14はフレーム11に対して平行
状態を維持しながら微小距離ΔLだけフレーム1
1側へ移動する。
第3図は変形前後における可動支持バネ15の
接触子16bと固定支持バネ12bの接触子18
bとの間の相対位置関係を示す図である。すなわ
ち、連結部材14はフレーム11に対して常時平
行状態を維持しているので、可動支持バネ15の
接触子16bも、固定支持バネ12bの接触子1
8bに対して常時平行状態を維持している。そし
て、接触子16bは実線で示す停止位置から一点
鎖線で示す曲線を描きながら接触子18bに接触
する。なお、接触した状態においては、接触子1
6bは実線で示す停止位置から微小距離ΔLだけ
フレーム11側へ移動するが、予め微小距離ΔL
だけ接触子16bの取付け位置が連結部材14側
へずらせてあるので、接触子16b,18bどう
しがずれた状態で接触することはない。
このように、可動支持バネ15の接触子16a
と固定支持バネ17bの接触子18bとは平行し
た状態で当接して面接触状態になる。なお、第2
図bに示すように連結部材14を矢印A方向へ移
動させ可動支持バネ15の接触子16aと固定支
持バネ17aの接触子18aとを接触させた場合
も、同様な状態で接触する。
したがつて、第5図および第6図で示した従来
の接点機構のように接触子どうしが点接触や線接
触になることが確実に回避されるので、接触子が
局部的に摩耗したり、接触抵抗が増大することは
ない。よつて、この接点機構を組込んだリレー等
の寿命を延長できる。また、接触抵抗が小さくな
るので、発熱防止と、省電力化を図ることが可能
である。
さらに、可動支持バネ15の接触子16a,1
6bが対向する固定支持バネ17a,17bの接
触子18,18bに接触した後にも連結部材14
を移動方向へ微小距離だけ移動させると、接触子
どうしの間でごく小さな摺動動作が生じる。した
がつて、この摺動動作を故意に生じさせることに
よつて、各接触子16a,16b,18a,18
bの接触面に付着している錆び、汚れ等を除去で
き、接触面の活性化を図ることができる。よつ
て、前述した効果をさらに向上できる。
第4図は本考案における他の実施例の接点機構
を示す模式図である。先の実施例と同一部分には
同一符号が付してある。
この実施例においては、各固定支持バネ17
a,17bの先端にフレーム11に平行する方向
に接触子21a,21bが取付けられており、可
動支持バネ15の自由端15aに連結部材14に
平行する方向に1個の接触子22が取付けられて
いる。そして、接触子22の接触面と接触子21
a,21bの接触面との間の距離を前記微小距離
ΔLより若干短い距離ΔL′に設定する。
そして、連結部材14を移動させると、可動支
持バネ15の接触子22は実線で示す円弧を描き
ながら各接触子21a,21bに当接する。この
場合、接触子22と接触子21a,21bとの間
の平行状態は常時維持されているので、接触子ど
うしは面接触状態になるとともに、摺動動作なく
接触し、かつ若干の接触圧力を得ることが可能で
ある。
なお、本考案は上述した各実施例に限定される
ものではない、実施例においては、固定支持部材
として2個の固定支持バネ17a,17bを用い
たが、必要とする接点数が1個の場合は当然1個
の固定支持バネのみであつてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の接点機構によれ
ば、先端が連結部材で連結された一対のバネ板を
用い、その連結部材に接触子を有する可動支持部
材を取付けている。よつて、接触子どうしを平行
に維持した状態で接触させることができ、点接触
又は線接触を回避でき、局部摩耗や接触抵抗増大
を抑制でき、ひいてはこの接点機構が組込まれた
リレー等の長寿命化および省電力化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる接点機構を
示す斜視図、第2図および第3図は同実施例の動
作を示す模式図、第4図は本考案の他の実施例に
係わる接点機構の動作を示す模式図、第5図は従
来の接点機構を示す模式図、第6図は同従来機構
の動作を示す図である。 11……フレーム、12a,12b……バネ
板、14……連結部材、15……可動支持バネ、
16a,16b,18a,18b,21a,21
a,22……接触子、17a,17b……固定支
持バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレーム11と、互いに平行にかつ前記フレー
    ムに直交するように各一端がこのフレームに固定
    された同一の帯状形状を有した一対のバネ板12
    a,12bと、この一対のバネ板の先端どうしを
    互いに連結する連結部材14と、前記一対のバネ
    板と平行にかつ一端が前記フレームに固定され、
    自由端に接触子が取付けられた固定支持部材17
    a,17bと、前記連結部材に取付けられ自由端
    に、前記一対のバネ板が変形することによつて前
    記固定支持部材の接触子に接触する接触子が取付
    けられた可動支持部材15とを具備したことを特
    徴とする接点機構。
JP8487488U 1988-06-27 1988-06-27 Expired - Lifetime JPH0521216Y2 (ja)

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JP8487488U JPH0521216Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27

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JPH025825U JPH025825U (ja) 1990-01-16
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