JPH054174Y2 - - Google Patents

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JPH054174Y2
JPH054174Y2 JP1986163657U JP16365786U JPH054174Y2 JP H054174 Y2 JPH054174 Y2 JP H054174Y2 JP 1986163657 U JP1986163657 U JP 1986163657U JP 16365786 U JP16365786 U JP 16365786U JP H054174 Y2 JPH054174 Y2 JP H054174Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、切換え装置に関し、さらに詳しくは
電磁継電器などに関連して好適に用いられる切換
え装置の接点の構造に関する。
背景技術 第6図は、先行技術の接点の形状を示す斜視図
である。接点51はその軸線aに直角な断面51
aが外方に凸の弧状に彎曲した。いわゆるカマボ
コ形をなす接触部51bと、上記接触部51bの
周方向両端に連なる平坦部51cとから成り、軸
線aの方向に一様な形状を有し、接点51の平坦
部51cは接点板52に溶接などによつて一体的
に固着され、接点部材53を形成している。
第7図は、上述の先行技術による接点51の作
成法を示す図である。テープ状の接点素材54
は、一定の幅bで参照符cで示される切断面で、
長手方向に対して直角方向に切断され、複数個の
接点55が作成される。ここで接点55の幅bは
たとえば3mmであり、平坦部55cから頂部55
dまでの高さdはたとえば1.5mmである。
第8図は、先行技術による他の接点の形状を示
す斜視図である。接点板56の端部56aに、接
点板56を挟んで第1の接点57aと第2の接点
57bとが、溶接などによつて一体的に固着され
て、接点部材58を形成している。このような接
点板56を挟んでその表裏に接点57a,57b
を設けた構造の接点部材58は、たとえば回路切
換用の可動接点として用いられる。
上述の第6図あるいは第8図に示される接点5
1,57は、いずれもその接触部が外方に凸に湾
曲した弧状の、いわゆるカマボコ形に形成されて
おり、接触性が良好であるという利点を有するけ
れども、その接触範囲は接触部の頂部のわずかな
点状の部分に限られ、残りは実際には非接触であ
り、接触部としてはいわば無駄な部分であつた。
しかも接点自体は長期間の反復使用による劣化を
防止し、また耐アーク性や耐環境性の向上のため
に、その材料にはたとえば金(Au)などの貴金
属が使用されていた。このため当然に材料コスト
が高いという問題点があつた。
目 的 したがつて本考案の目的は、上述の技術的問題
点を解決し、接点材料の必要量を従来のものと比
べ減少させて、生産コストの低減化を実現した接
点を有する切換え装置を提供することである。
考案の構成 本考案は、 (a) 角変位する可動接点板22と、 (b) 可動接点板22の先端部22aの両表面にそ
れぞれ固着され、同一構成を有する一対の可動
接点23,24であつて、 各可動接点23,24は、 可動接点板22の幅方向に細長く延びる一様
な断面形状を有し、 相互に垂直な2つの平坦部23b,24b,
23c,24cと、 外方に凸の円弧状の接触部23a,24aと
を有し、 一方の平坦部23b,24bは、可動接点板
22の先端部22aの端面22bから予め定め
る距離dをあけて外方に臨み、 他方の平坦部23c,24cは、可動接点板
22の先端部22aの表面に固着され、 可動接点板22の側方から見てその可動接点
板22に関して対称に配置され、可動接点板2
2の前記端面22bが可動接点板22の角変位
時に描く仮想円弧Fよりも、前記一方平坦部2
3b,24bと接触部23a,24aとの連続
部23e,24eが、内方にあるように、前記
距離dが、選ばれる、そのような可動接点2
3,24と、 (c) 各可動接点23,24の接触部23a,24
aの円弧面にそれぞれ線接触する一対の固定接
点25,27と、 (d) 固定接点25,27がそれぞれ固着される固
定接点板26,28とを含み、 (e) 固定接点25,27と固定接点板26,28
とは前記仮想円弧Fよりも内方に配設されるこ
とを特徴とする切換え装置である。
実施例 第1図は、本考案の前提となる構成の接点の形
状を示す斜視図である。第1図を参照して、接点
1は可動接点板2の側方に臨む端面1aと、外方
に凸の円弧状に湾曲した接触部1bと、上記接触
部1bの周方向両端に連なり、相互にほぼ垂直で
ある一対の平坦部1c,1dとから成り、軸線方
向に一様な形状を有し、一方の平坦部1dが接点
板2の先端部2aに溶接などによつて固着されて
いる。前述した先行技術による接点の形状との相
違は、仮想線Bで示される接点部分を除去したこ
とである。したがつて接点1の材料は先行技術の
それに比して約1/2となる。
第2図は、上述の構成の接点を用いた電磁継電
器(リレー)の構造を、その一部を切欠いて示す
斜視図である。電磁継電器(リレー)5には上述
の構成による可動接点6が固着された可動接点板
7と、可動接点板7の常時静止位置に対して予め
定められた角度αをなして対向する固定接点板8
とが絶縁基板11上に配設されており、各接点お
よび図示しないコイルなどは導線を介し、あるい
は直接絶縁基板11を貫通して、それぞれ複数個
の端子部材10に個別的に接続されている。
固定接点板8には固定接点9が固着されてい
る。電磁継電器(リレー)5内に設けられた図示
しない電磁石が電力付勢され励磁されると、図示
しないアマチヤ、カードなどの駆動部材によつて
可動接点板7は矢符Cで示される方向に角変位
し、可動接点6の接触部6aと固定接点9の接触
部9aとが接触し、両接点6−9間が導通する。
この構成では可動接点板7の片側に設けた1個
の可動接点6と、これに対向する1個の固定接点
9とで構成される型式のいわゆる片切り方式とし
たけれども、可動接点と固定接点とは各1個に限
られるものではなく、少なくとも2個または複数
個の可動接点と固定接点をもついわゆる両切方式
あるいは多回路接点方式としてもよい。また可動
接点板7の両側に、一対の可動接点とこれに対向
する固定接点とを設けたいわゆる切換え接点方式
としてもよく、これについてはさらに以下の構成
で述べる。
第3図は、本考案の前提となる他の構成の接点
の形状を示す斜視図である。注目すべきは、接点
板12の端部12aを挟んで一対の接点13,1
4のそれぞれの平坦面13a,14aが、溶接な
どにより対称的かつ一体的に固着されていること
である。このように接点板12を挟んで、そのい
わば表裏に一体的に固着された一対の接点13,
14から成る構造は、後述するように切換回路用
の接点などに好適に用いられる。
第4図は、上述の構成による可動接点の動作を
示す平面図であり、前掲第3図の構成と対応する
部分には同一の参照符を付す。
可動接点13,14とそれぞれ対向する位置に
は、固定接点板15,17が、その幅方向が上記
可動接点板12を挟んで予め定められた角度βを
なし、かつその長手方向は紙面と垂直方向となる
ように配設され、固定接点板15,17にはそれ
ぞれ固定接点16,18が固着されている。
可動接点板12が図示の位置から矢符Dで示さ
れる方向に角変位すると、一方の可動接点13と
固定接点16とは離反し電気的に遮断され、他方
の可動接点14の接触部14aが、対向する固定
接点18と接触し導通する。これによつて可動接
点板12に接続される回路(図示せず)は、一方
の回路から他方の回路に切換えられる。このよう
に本構成では、接点材料が先行技術のものに比し
て約1/2に減少したにもかかわらず、同等以上の
性能を実現する。
第5図は、本考案の実施例による接点の形状を
示す平面図である。一対の可動接点23,24は
前述の構成と類似しているが、注目すべきは上記
可動接点23,24の各一方の平坦部23b,2
4bを連ねる面が、可動接点板22の長手方向と
直角をなすように、可動接点板22の端部22a
を挟んで固着されていることである。
したがつて可動接点23,24の各接触部23
a,24aの向きはいずれも前掲第4図とは反対
方向(第5図右下方)で、これらに対向する固定
接点25,27が固着された固定接点板26,2
8はいずれも、可動接点板22が矢符Eで示され
る方向に角変位するとき、その先端部22aの端
面22bが描く仮想円弧Fより内方で、その幅方
向は予め定められた角度γをなし、かつその長手
方向は紙面と垂直方向になるように配設されてい
る。これによつて、固定接点板26,28は可動
接点板22の端部22aが描く円弧Fより内方に
配設されるので、本実施例の切換え装置を実現す
る場合において、形状の小型化を実現することが
できる。
この第5図の実施例において、各可動接点2
3,24は、可動接点板22の幅方向(第5図の
紙面に垂直方向)に細長く延びる一様な断面形状
を有する。各可動接点23,24は、相互に垂直
な2つの平坦部23b,24b,23c,24c
と、外方に凸の円弧状の接触部23a,24aと
を有する。一方の平坦部23b,24bは、可動
接点板22の先端部22aの端面22bから予め
定める距離dをあけて外方(第5図の上方)に臨
む。他方の平坦部23c,24cは、可動接点板
22の先端部22aの表面に固着されて可動接点
板22の側方から見て、その可動接点板22に関
して対称に配置され、すなわち第5図における対
称面70に関して面対称に配置されて構成され
る。可動接点23,24は同一構成を有してい
る。
各可動接点23,24の前記一方の平坦部23
b,24bと接触部23a,24aとの連続部2
3e,24eは、仮想円弧Fよりも内方(第5図
の下方)にあるように、前記距離dが、選ばれ
る。
各可動接点23,24の接触部23a,24a
は、前述のように外方に凸の円弧状に形成されて
おり、その円弧面には、固定接点25,27がそ
れぞれ線接触する。第5図では、一方の可動接点
23の接触部23aの円弧面が一方の固定接点2
5に線接触している状態を示している。
なお前述の実施例では、固定接点の接触部の形
状を平坦なものとしたけれども、固定接点もま
た、可動接点23,24と同様な構成を有するよ
うにし、生産コストの一層の低減化を図るように
してもよい。
効 果 以上のように本考案に係る可動接点23,24
は、その軸直角断面が外方に凸の弧状に湾曲した
接触部23a,24aと、上記接触部23a,2
4aの周方向両端に連なり、相互にほぼ垂直であ
る一対の平坦部23b,24b,23c,24c
とから成り、軸線方向に一様な形状を有する接点
である。したがつて必要とする接点材料の量が従
来の先行技術における接点に比し約1/2に減少し、
生産コストが低減されしかも同等以上の性能をも
つた可動接点23,24を実現することができ
る。
特に本考案によれば、各可動接点23,24の
一方の平坦部23b,24bは、可動接点板22
の先端部22aの端面22bから予め定める距離
dをあけて外方に臨み、この距離dは、可動接点
板22の前記端面22bが可動接点板22の角変
位時に描く仮想円弧Fよりも、前記一方平坦部2
3b,24bと接触部23a,24aとの連続部
23e,24eが、内方にあるように選ばれ、さ
らに本考案では、固定接点25,27と固定接点
板26,28とは、前記仮想円弧Fよりも内方に
配設されるので、全体の構成を小形化することが
できるという優れた効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の前提となる構成を示す接点1
の形状を示す斜視図、第2図は接点6を用いた電
磁継電器(リレー)の構造をその一部を切欠いて
示す斜視図、第3図は本考案の前提となる他の構
成を示す斜視図、第4図は可動接点13,14の
動作を示す平面図、第5図は本考案の一実施例を
示す平面図、第6図は先行技術の接点51の形状
を示す斜視図、第7図は先行技術による接点51
の作成法を示す図、第8図は他の先行技術による
接点の形状を示す斜視図である。 22……可動接点板、22a……先端部、22
b……端面、23,24……可動接点、23a,
24a……接触部、23b,24b……一方の平
坦部、23c,24c……他方の平坦部、23
e,24e……連続部、25,27……固定接
点、26,28……固定接点板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 角変位する可動接点板22と、 (b) 可動接点板22の先端部22aの両表面にそ
    れぞれ固着され、同一構成を有する一対の可動
    接点23,24であつて、 各可動接点23,24は、 可動接点板22の幅方向に細長く延びる一様
    な断面形状を有し、 相互に垂直な2つの平坦部23b,24b;
    23c,24cと、 外方に凸の円弧状の接触部23a,24aと
    を有し、 一方の平坦部23b,24bは、可動接点板
    22の先端部22aの端面22bから予め定め
    る距離dをあけて外方に臨み、 他方の平坦部23c,24cは、可動接点板
    22の先端部22aの表面に固着され、 可動接点板22の側方から見てその可動接点
    板22に関して対称に配置され、可動接点板2
    2の前記端面22bが可動接点板22の角変位
    時に描く仮想円弧Fよりも、前記一方平坦部2
    3b,24bと接触部23a,24aとの連続
    部23e,24eが、内方にあるように、前記
    距離dが、選ばれる、そのような可動接点2
    3,24と、 (c) 各可動接点23,24の接触部23a,24
    aの円弧面にそれぞれ線接触する一対の固定接
    点25,27と、 (d) 固定接点25,27がそれぞれ固着される固
    定接点板26,28とを含み、 (e) 固定接点25,27と固定接点板26,28
    とは前記仮想円弧Fよりも内方に配設されるこ
    とを特徴とする切換え装置。
JP1986163657U 1986-10-25 1986-10-25 Expired - Lifetime JPH054174Y2 (ja)

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JPS6369437U JPS6369437U (ja) 1988-05-10
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810968U (ja) * 1981-07-15 1983-01-24 株式会社日立製作所 給水システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810968U (ja) * 1981-07-15 1983-01-24 株式会社日立製作所 給水システム

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JPS6369437U (ja) 1988-05-10

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