JPH076600Y2 - 小形継電器の可動ばね支承装置 - Google Patents

小形継電器の可動ばね支承装置

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JPH076600Y2
JPH076600Y2 JP4421289U JP4421289U JPH076600Y2 JP H076600 Y2 JPH076600 Y2 JP H076600Y2 JP 4421289 U JP4421289 U JP 4421289U JP 4421289 U JP4421289 U JP 4421289U JP H076600 Y2 JPH076600 Y2 JP H076600Y2
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movable spring
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movable
relay
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JP4421289U
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透 菊池
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第一電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は小形継電器の可動ばね支承装置に関するもの
であり、特に、接触不良等の事故を防止して信頼性を向
上させるとともに、簡素な構成で動作時間を遅延できる
ようにした小形継電器の可動ばね支承装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来の小形継電器は、リン青銅等の金属スプリングにて
形成した固定接片と可動接片の夫々の一端部を固定して
対峙させ、電磁コイルの吸着動作によりアマチユアを介
して可動接片を押圧し、前記固定接片並びに可動接片の
先端部位を設けた接点を接触或は離間させて電流の開閉
を行っている。
而して、取扱う入力電圧が高圧の場合は、離間状態にあ
る前記両接点間の距離を拡くとる必要がある。然るとき
は、金属素材の弾力性或は押圧時の撓み角度等の要素か
ら前記可動接片の全長を大としなければならず、継電器
本体が大形化するという問題がある。そこで、固定接片
と可動接片との接点間の距離を充分にとり、且つ、可動
接片の全長を小として小形化した継電器が本出願人によ
って提案されている(実願昭63−159558号)。之を別紙
添付図面の第6図及び第7図に従って説明する。
同図に於て(1)はノーマルオープン形の小形継電器で
あり、コイル(2)への通電によつてアマチユア(3)
の下端部(3a)がコア(4)に吸着される。このときア
マチユア(3)の他端部(3b)が図中反時計方向に回動
し、押圧子(5)を介して可動ばね(6)の可動接片
(7)を押圧し、可動接片(8)が固定接片(9)に圧
接されて導通する。
前記可動ばね(6)は第7図に示すように金属板にコ字
状の切欠部(10)を設け、中央部の可動接片(7)と左
右の側片(11)(11)とを形成し、第6図に示すように
両側片(11)(11)の下端部を本体ケース(12)内の電
極(13)に固着している。又、両側片(11)(11)と可
動接片(7)とを連結する上方の基部(14)はカバー
(15)内壁に穿設した支承部(16)に嵌合している。
而して、可動ばね(6)を上記形状としたことによつて
可動接片(7)のストロークを大とすることができ、可
動接片(8)と固定接点(9)との間隔を充分にとれる
構成となつている。
[考案が解決しようとする課題] 前述した従来の小形継電器(1)は、カバー(15)に設
けた支承部(16)に可動ばね(6)の基部(14)を嵌合
しているため、該基部(14)の縁部(14a)が支承部(1
6)の前後内壁(16a)に圧接する。依って、長期間の反
復動作により樹脂にて形成された前記支承部(16)の内
壁(16a)表面が剥落し、接点(8)(9)に該剥落し
た樹脂粉末が付着すると接触不良となる場合がある。
又、前述の例のみならず、従来の小形継電器を電器製品
に複数個使用する場合は、電源投入時に前記複数個の継
電器が同時に作動して過大な突入電源が流れることを防
止するために遅延回路によつて各継電器の作動時間に差
異を設けている。依って、構成が複雑化してコストが上
昇するという問題がある。
そこで、接触不良の発生を防止するとともに、遅延回路
によらず小形継電器の動作時間を遅延できるようにして
コストを低減し、生産性を向上するために解決せられる
べき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該課題
を解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は上記目的を達成するために提案せられたもの
であり、継電器の可動接片の基部を左右方向に延設し
て、更に、該基部の両端部を前記可動接片と平行に延設
して両側片を設けた可動ばねを形成し、前記両側片の先
端部位近傍を継電器本体の所定位置に固着し、前記基部
を本体内壁に穿設した支承部に係止した小形継電器に於
て、前記基部を折曲し、該折曲部にて前記支承部の壁面
に当接させるとともに、前記支承部に前後方向の遊隙を
設け、前記基部が揺動できるように構成したことを特徴
とする小形継電器の可動ばね支承装置を提供せんとする
ものである。
[作用] この考案は、小形継電器の可動接片の左右両側に側片を
平行に設け、夫々の一端部を連結した基部を本体のカバ
ーに設けた支承部に係止し、前記左右両側片の他端部を
固定して可動接片のストロークを大とした小形継電器に
於て、前記基部を折曲し、縁部が支承部の前後壁面に当
接しないように形成している。依って、樹脂等で形成さ
れた支承部の壁面が削られることがなく、剥離した樹脂
粉末等が接点に付着して接触不良等の故障の発生を防止
する。
又、前記支承部を前後方向に拡大し、可動ばねの基部が
支承部内を前後に揺動できるようにしている。前記可動
ばねの動作は、先ず、可動ばね全体が固定部を支点とし
て撓み、基部が支承部の前部壁面に当接し、次いで可動
接片が前方へ押圧され、可動接点を固定接点に圧接して
導通する。依って、前記支承部の前部壁面と可動ばねの
基部との間隔を変化させることにより動作時間を調節す
ることができる。即ち、前記基部の折曲角度を大として
支承部の前部壁面との距離を小とすると、前述した基部
が支承部の前部壁面に当接するのに要する時間が短縮さ
れて動作時間が高速となる。従って、可動ばねの基部の
折曲角度によつて動作時間を相異させることができ、動
作制御用の遅延回路が不要となる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を別紙添付図面の第1図乃至
第5図に従って説明する。尚、説明の都合上、従来公知
に属する技術事項も同時に説明し、従来例で使用した符
号と対称部分は同一符号を使用するものとする。
第1図に於て(20)はノーマルオープン形の小形継電器
である。該小形継電器(20)は本体ケース(12)にコイ
ル(2)を内装し、コア(4)の上部に連結したヨーク
(21)の下端部近傍でアマチユア(3)を枢支してい
る。該アマチユア(3)はく字状に折曲され、上端部近
傍に押圧子(5)を係合するとともにコイルスプリング
(22)によって図中時計方向に付勢されている。而し
て、本体ケース(12)のカバー(15)に突設したコイル
端子(23)(23)に通電すると、コイル(2)の発生す
る磁束がコア(4)並びにヨーク(21)に流れ、アマチ
ユア(3)の下端部(3a)をコア(4)に吸着する。こ
のため、アマチユア(3)に係合した押圧子(5)は前
方へ押圧摺動され、可動ばね(24)の可動接片(7)を
押圧して可動接点(8)を固定接点(9)へ圧接し、出
力端子(25)(25)が導通される。
前記可動ばね(24)は、第7図に示した従来例と同一形
状に切欠され、且つ、左右両側片(11)(11)と可動接
片(7)とを連結する基部(14)を前後方向に交互に折
曲して側面視S字状としている。依って、第2図に示す
ように、屈曲部(26)(26)にて支承部(27)の前後両
壁面(27a)(27a)に当接するため、鋭利な縁部(14
a)が樹脂製の支承部(27)を摩耗させたり或は削るこ
とはない。
又、同図に示すように、支承部(27)の前後壁(27a)
(27b)間に所定の遊隙を設け、前記可動ばね(24)の
基部(14)が前後に揺動できるようにしている。従っ
て、押圧子(5)が可動接片(7)を押圧する際は、先
ず、点線で示すように可動ばね(24)は左右両側片(1
1)(11)と可動接片(7)とで略同等に撓む。そし
て、基部(14)が支承部(27)の前部壁面(27a)に当
接すると、左右両側片(11)(11)は下端部位を電極
(13)に固定されているため撓回を停止する。然る後
に、可動接片(7)は押圧子(5)の押圧により基部
(26)を支点として前方へ湾曲し、第3図に示すよう
に、可動接点(8)が固定接点(9)に圧接して出力端
子(25)(25)が導通される。
而して、第4図に示すように、基部(14)の屈曲部(2
6)の折曲角度を変化させることにより当該小形継電器
(20)の動作時間を変更できる。即ち、屈曲部(26)の
屈曲角度を大として該屈曲部(26)と支承部(27)の前
部壁面(27a)との遊隙(C)を小とすると、前述した
基部(14)が前部壁面(27a)に当接するのに要する時
間が短縮されて動作時間が迅速となる。一方、第2図に
示したように屈曲部(26)の屈曲角度を小として前部壁
面(27a)との遊隙(C)を大とすると、該屈曲部(2
b)が前部壁面(27a)に当接するための移動時間が延長
されて動作時間が遅延される。
尚、この考案は上記一実施例に限定せられるべきではな
く、例えば基部(26)の屈曲形状は第5図に示すような
J字状としてもよい。
而して、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り
種々の改変を為す事ができ、そして、この考案が該改変
せられたものに及ぶことは当然である。
[考案の効果] この考案は、上記一実施例に詳述したように、小形継電
器の可動ばねの基部を折曲し、該可動ばねの縁部がケー
ス内に設けた支承部の内壁に接触しないようにしてい
る。依って、樹脂製の支承部が鋭利な前記縁部により削
られることはなく、樹脂等の粉末が接点に付着すること
がないため接触不良等の発生を防止でき、信頼性並びに
高寿命化に寄与できる。
又、前記支承部内を可動ばねの基部が前後に揺動できる
ように形成してあり、前記基部の折曲角度により揺動角
度を調節して可動ばねの動作時間を自在に調整すること
ができる。従って、電気製品に複数個の小形継電器を使
用する場合に、夫々の継電器の動作時間を相異させて電
源投入時の突入電流が過大にならないようにすることが
できる。そのため、従来複数の継電器の動作時間を相異
せしめるために必要であつた遅延回路が不要となつて構
成が簡素化し、信頼性の向上とともに省スペース化並び
にコストの低減にも寄与できる等、諸種の効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は
小形継電器の側面断面図、第2図及び第3図は夫々作動
状態を示す一部切欠要部解説図、第4図は可動ばねの基
部を示す一部切欠部分側面図、第5図は他の実施例を示
す可動ばねの一部切欠要部側面図であり、第6図及び第
7図は従来例を示し、第6図は小形継電器の側面断面
図、第7図は可動ばねの正面図である。 (7)……可動接片、(11)……側片 (14)……基部、(20)……小形継電器 (24)……可動ばね、(26)……屈曲部 (27)……支承部、(27a)……前部壁面 (27b)……後部壁面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】継電器の可動接片の基部を左右方向に延設
    し、更に、該基部の両端部を前記可動接片を平行に延設
    して両側片を設けた可動ばねを形成し、前記両側片の先
    端部位近傍を継電器本体の所定位置に固着し、前記基部
    を本体内壁に穿設した支承部に係止した小形継電器に於
    て、前記基部を折曲し、該折曲部にて前記支承部の壁面
    に当接させるとともに、前記支承部に前後方向の遊隙を
    設け、前記基部が揺動できるように構成したことを特徴
    とする小形継電器の可動ばね支承装置。
JP4421289U 1989-04-15 1989-04-15 小形継電器の可動ばね支承装置 Expired - Lifetime JPH076600Y2 (ja)

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