JP2013196923A - 電磁継電器およびその接点構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異物による接触障害の可能性を最小限にする電磁継電器の接点構造を提供し、接触信頼性に優れた電磁継電器を得ることにある。
【解決手段】 複数の固定接点3および4が、少なくとも一つの可動接点1に対向するよう配置される。固定端子5は、可動接点1に対する対向角度を設けるため、中間位置で屈曲される。可動接点1は円板状であり、固定接点3および4の平面部が可動接点1の上面を構成する円周に斜めに当接する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の固定接点3および4が、少なくとも一つの可動接点1に対向するよう配置される。固定端子5は、可動接点1に対する対向角度を設けるため、中間位置で屈曲される。可動接点1は円板状であり、固定接点3および4の平面部が可動接点1の上面を構成する円周に斜めに当接する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電磁継電器およびその接点構造に関する。
従来の電磁継電器の可動接点と固定接点には、可動接点と固定接点の表面に僅かな異物が付着すると接触障害を起こす可能性がある、という欠点があった。
この接触障害を防止する技術として、特許文献1(課題を解決するための手段)には、長手方向の一端を固定し、かつ他端に2個の可動接点を有するツイン可動接点ばねと、ツイン可動接点ばねの可動接点に対向して配置され、且つ表面にV字形状の突起又は窪みを設けた固定接点と、ツイン可動接点ばねの近傍に配置されるスタッドとを有し、スタッドを駆動することによりV字形状をした固定接点の各スロープにツイン可動接点ばねのそれぞれの接点が当接するように構成することで接点摺動量を増加させ、電流供給のオン・オフによって生ずる有機化合物が付着したり蓄積されたりするのを防止し、接点の信頼性を向上させる技術が開示されている。
しかしながら、上記技術によっても異物の付着を完全に防止することはできず、接触障害を起こす可能性は依然として残されているという課題があった。
そこで、本発明の課題は、異物による接触障害の可能性を最小限にする電磁継電器の接点構造を提供し、接触信頼性に優れた電磁継電器を得ることにある。
上記課題を解決するため、本発明による電磁継電器の接点構造は、板状の接触部を少なくとも一つ接合した第一の端子と、板状の接触部を少なくとも一つ接合した第二の端子を有し、第一の端子と第二の端子の接触部は互いに対向するよう配置され、第一の端子は第二の端子に対して相対的に可動し、第一の端子及び第二の端子における接触部が互いに接触することにより第一の端子及び第二の端子の間は電気伝導し、第一の端子における接触部の周縁部と第二の端子における接触部の板面が接触するよう配置されることを特徴とする。ここで、第一の端子における接触部の周縁部は、外側に凸な曲線部を有し、第二の端子における接触部の板面は、平面または外側に凸な曲面であり、第一の端子における接触部の周縁部と第二の端子における接触部の板面が対向角度をもって当接することとしてもよい。さらに、第一の端子における接触部の周縁部の形状を円としてもよい。
また、本発明による電磁継電器は、上記の接点構造を有することを特徴とする。
上記構成とすることにより、異物による接触障害の可能性を最小限にする電磁継電器の接点構造が得られる。したがって、接触信頼性に優れた電磁継電器が得られる。
以下、本発明を実施するための形態を、図を用いて説明する。
図1は、本発明による電磁継電器の接点構造を示す斜視図である。図1において、第一の端子である可動端子2と、第二の端子である固定端子5は互いに対向するよう配置される。可動端子2には、板状の接触部である可動接点1が接合されており、固定端子5には板状の接触部である固定接点3および4がそれぞれ接合されている。可動接点1、固定接点3および4は例えば銀酸化物複合合金からなり、可動端子2、固定端子5は、例えば銅合金からなる。また、可動接点1が固定接点3および4と接触する接触部の周縁部の形状は円であり、固定接点3および4が可動接点1と接触する接触部は平面である。
図2は、本発明による電磁継電器の、開状態における接点の様子を示す側面図である。図2において、可動接点1は、固定接点3および4の中間位置で対向するように配置される。可動接点1の幅は、固定接点3の左端から固定接点4の右端までの幅よりも小さく、可動接点1の高さは、可動接点1と固定接点3および4が接触した際に、可動端子2の端部が固定接点3または4と干渉しない高さとする。
図3は、本発明による電磁継電器の、閉状態における接点の様子を示す側面図である。図3において、固定接点3および4は、それぞれ可動接点1の左上端および右上端で、可動接点1に対して対向角度θを有して接している。対向角度θは、例えば固定端子5を固定接点3および4の中間位置で曲げることによって得られる。
対向角度θは、可動接点1と固定接点3および4が接触した際に、可動端子2の端部が固定接点3または4と干渉しない角度であればよい。より具体的には、接点の接触面積を小さくすることや、角度を大きくしすぎると可動接点を両側から挟み込む固定接点の間隔が狭くなることを考慮し、具体的には0°<θ<45°が好適であり、0°≦θ≦25°とすることがより好ましい。
上記構成とすることにより、可動接点と固定接点は点で接触する。点で接触する構成であるため、接触部分以外であれば接点表面に異物が付着しても接触障害が発生することはない。さらに、可動接点一つに対し、固定接点を複数設けているため、どちらか一方の接触部分に異物が付着しても、他方の接触部分が機能すれば接触障害は発生しないため、電磁継電器として接触障害が起こる可能性はさらに低くなる。
以下、本発明による電磁継電器の接点の動作について、図2および図3を参照しつつ説明する。
本発明による電磁継電器は、可動接点1を備えた可動端子2と、固定接点3および4を備えた固定端子5のほか、図示しない鉄芯、ヨーク、アマチュアおよびコイルを有する。可動端子2は、鉄心と、鉄心に磁気接続したヨークとが形成する電磁回路により移動するアマチュアに連結され、コイルに通電されない非通電時は固定端子5と乖離した状態にある。コイルに通電すると、可動端子2はコイルから発生する磁気力を受け、アマチュアと共に固定端子5方向に移動し、可動接点1が固定接点3および固定接点4に接触して電磁継電器は閉状態となる。
このとき、固定接点3および4は可動接点1の左上端と右上端の2点で接触するため、可動端子2から固定端子5へ十分な押圧が与えられ、接触面積が小さくても安定した導通状態が得られる。また、接点同士が点で接触しているため、接触部分以外であれば接点表面に異物が付着しても接触障害が発生することはない。さらに、接触部分が2点あるため、どちらか一方の接触部分に異物が付着しても、他方の接触部分が機能するので接触障害は発生しない。
以上より、本発明によれば、接触信頼性に優れた電磁継電器が得られる。なお、本形態においては可動接点一つに対し、固定接点を二つ設けているが、接点の数は必要に応じて適宜増減することができる。また、固定接点一つに対し、可動接点を複数設けても同様の効果が得られる。また、接点の形状についても、一方の接点が持つ外側に凸な曲線と、他方の接点が持つ平面または外側に凸な曲面が互いに当接する構成であればよい。
1 可動接点
2 可動端子
3 固定接点
4 固定接点
5 固定端子
2 可動端子
3 固定接点
4 固定接点
5 固定端子
Claims (4)
- 板状の接触部を少なくとも一つ接合した第一の端子と、板状の接触部を少なくとも一つ接合した第二の端子を有し、前記第一の端子と前記第二の端子の前記接触部は互いに対向するよう配置され、前記第一の端子は前記第二の端子に対して相対的に可動し、前記第一の端子及び前記第二の端子における前記接触部が互いに接触することにより前記第一の端子及び前記第二の端子の間は電気伝導し、前記第一の端子における前記接触部の周縁部と前記第二の端子における前記接触部の板面が接触するよう配置されることを特徴とする電磁継電器の接点構造。
- 前記第一の端子における前記接触部の周縁部は、外側に凸な曲線部を有し、前記第二の端子における前記接触部の板面は、平面または外側に凸な曲面であり、前記第一の端子における前記接触部の周縁部と前記第二の端子における前記接触部の板面が対向角度をもって当接することを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器の接点構造。
- 前記第一の端子における前記接触部の周縁部の形状が円であることを特徴とする、請求項1または2に記載の電磁継電器の接点構造。
- 請求項1乃至3に記載の接点構造を有することを特徴とする電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012063200A JP2013196923A (ja) | 2012-03-21 | 2012-03-21 | 電磁継電器およびその接点構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012063200A JP2013196923A (ja) | 2012-03-21 | 2012-03-21 | 電磁継電器およびその接点構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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JP2012063200A Pending JP2013196923A (ja) | 2012-03-21 | 2012-03-21 | 電磁継電器およびその接点構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013196923A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101776455B1 (ko) * | 2016-01-20 | 2017-09-07 | 엘에스산전 주식회사 | 릴레이 장치 |
US10361049B2 (en) | 2016-07-05 | 2019-07-23 | Fujitsu Component Limited | Electromagnetic relay |
-
2012
- 2012-03-21 JP JP2012063200A patent/JP2013196923A/ja active Pending
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