JPH0157799B2 - - Google Patents

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JPH0157799B2
JPH0157799B2 JP56113122A JP11312281A JPH0157799B2 JP H0157799 B2 JPH0157799 B2 JP H0157799B2 JP 56113122 A JP56113122 A JP 56113122A JP 11312281 A JP11312281 A JP 11312281A JP H0157799 B2 JPH0157799 B2 JP H0157799B2
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JP
Japan
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spd
sound
memory
forming
register
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JP56113122A
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JPS5814898A (ja
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Takeshi Nimase
Atsumi Kato
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Priority to DE19823226637 priority patent/DE3226637A1/de
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Publication of JPH0157799B2 publication Critical patent/JPH0157799B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0091Means for obtaining special acoustic effects
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/155Musical effects
    • G10H2210/265Acoustic effect simulation, i.e. volume, spatial, resonance or reverberation effects added to a musical sound, usually by appropriate filtering or delays
    • G10H2210/281Reverberation or echo

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は残響音付加装置に関し、特にデイジ
タルメモリを利用して自然な残響音を得るように
した残響音付加装置に関するものである。 従来において、残響音を電子回路によつて付加
する装置としては、BBD(Bucket Brigade
Device)やCCD(Charge Coupled Device)など
のアナログ遅延素子を使用したものがある。しか
し、このようなアナログ遅延素子を使用した装置
では、残響時間を長くするほど、すなわちアナロ
グ遅延素子の直列接続段数を増加するほど出力信
号レベルが低下してS/N比の低下が顕著にな
り、自然な残響音を得ることができないという欠
点があつた。また、残響時間はアナログ遅延素子
の直列接続段数によつて一義的に決定されてしま
うため、残響時間を一度設定してしまうと、その
後簡単に変更することができないという欠点があ
つた。 この発明は上記のような欠点に鑑みなされたも
ので、その目的は、自然音に極めて近い残響音が
得られ、しかもその残響特性を簡単に変更するこ
とができる反射残響音付加装置を提供することに
ある。 このために第1の発明は、入力信号に対して初
期反射音形成のための遅延および残響音形成のた
めの遅延を行なう遅延手段と、初期反射音形成の
ための第1の係数群および残響音形成のための第
2の係数群が記憶されている係数メモリと、初期
反射音形成のための処理を実行する第1のプログ
ラムおよび残響音形成のための処理を実行する第
2のプログラムが記憶されているプログラムメモ
リと、上記初期反射音形成のために遅延された入
力信号および残響音形成のために遅延された入力
信号に対して所定の演算を行なう演算手段と、上
記プログラムメモリから供給される第1のプログ
ラムに従い、上記演算手段に対して上記第1の係
数群を供給するとともに該第1の係数群と上記初
期反射音形成のために遅延された入力信号とを用
い時分割演算にて初期反射音を形成せしめ、上記
プログラムメモリから供給される第2のプログラ
ムに従い、上記演算手段に対して上記第2の係数
群を供給するとともに該第2の係数群と上記残響
音形成のために遅延された入力信号とを用い時分
割演算にて残響音を形成せしめる制御手段とを備
えたものである。 第2の発明は、入力信号に対して所定時間の遅
延を行なう複数領域個別利用可能なデータメモリ
と、初期反射音形成のための第1の係数群および
残響音形成のための第2の係数群が記憶されてい
る係数メモリと、初期反射音形成のための処理を
実行する第1のプログラムおよび残響音形成のた
めの処理を実行する第2のプログラムが記憶され
ているプログラムメモリと、発生すべき残響音の
残響特性を定める遅延時間情報を発生する遅延時
間情報発生手段と、上記遅延時間情報発生手段か
ら供給される遅延時間情報に従い、上記データメ
モリから初期反射音形成のための遅延入力信号お
よび残響音形成のための遅延入力信号を読出すア
ドレス情報を発生するアドレス情報発生手段と、
上記データメモリから供給される初期反射音形成
のための遅延入力信号および残響音形成のための
遅延入力信号に対して所定の演算を行なう演算手
段と、上記プログラムメモリから供給される第1
のプログラムに従い、上記演算手段に対して上記
第1の係数群を供給するとともに該第1の係数群
と上記初期反射音形成のための遅延入力信号とを
用い時分割演算にて初期反射音を形成せしめ、上
記プログラムメモリから供給される第2のプログ
ラムに従い、上記演算手段に対して上記第2の係
数群を供給するとともに該第2の係数群と上記残
響音形成のための遅延入力信号とを用い時分割演
算にて残響音を形成せしめる制御手段とを備えた
ものである。 以下、図面を用いてこの発明を詳細に説明す
る。 第1図はこの発明による残響音付加装置の一実
施例を示すブロツク図、第2図はこの実施例の構
成を機能的に表わした機能ブロツク図、第3図お
よび第4図はデイジタルメモリを用いて所望の遅
延時間の残響音を発生させるための遅延回路の基
本的構成を示すブロツク図である。 説明の便宜上、まず第3図および第4図に示す
遅延回路の基本的構成およびその動作を説明し、
次に第2図の機能ブロツク図により残響音の形成
過程を説明し、その次に第1図に示す実施例の具
体的構成および動作を説明する。 デイジタルメモリを用いた遅延回路の基本構成 デイジタルメモリに対し所定のサンプリング周
期T0で順次サンプリングした入力楽音信号の振
幅データSPD(t)を時間経過に従つて順次記憶
させるようにした場合、時刻(t―i)で記憶し
た振幅データSPD(t―i)をi時間経過した時
刻tで読出すには、サンプリング時刻がtのとき
のアドレス情報ADR(t)に対し、i時間の間に
変化したアドレス間隔ΔADRを次の第(1)式また
は第(2)式で示す如く加算または減算し、時刻(t
―i)におけるアドレス情報ADR(t―i)を求
め、このアドレス情報ADR(t―i)をデイジタ
ルメモリのアドレス入力に与えれば良い。 ADR(t―i)=ADR(t)+ΔADR ……(1) ADR(t―i)=ADR(t)−ΔADR ……(2) これによつて、時刻(t―i)で記憶させた振
幅データSPD(t―i)を i=ΔADR×T0 ……(3) で表わされるi時間遅れて読出すことができる。
すなわち、所望の遅延時間iに対応するアドレス
間隔ΔADRを遅延時間情報として与えれば、時
刻(t―i)で記憶させた振幅データSPD(t―
i)をi時間遅れて読出すことができる。この場
合、上記第(1)式によつて時刻(t―i)における
アドレス情報ADR(t―i)を求めるものは、振
幅データSPD(t)を時間経過に伴つて高位アド
レスから低位アドレスへ向けて順次記憶させる場
合に適用される。また、第(2)式によるものは、振
幅データSPD(t)を低位アドレスから高位アド
レスへ向けて順次記憶させる場合に適用される。 従つて、この発明における遅延回路は、振幅デ
ータSPD(t)を順次記憶するデイジタルメモリ
DMと、上記第(1)式または第(2)式で示される読出
し用のアドレス情報ADR(t―i)を形成するア
ドレス情報発生回路AGと、上記アドレス間隔
ΔADRを遅延時間情報DLDとして発生するデイ
レイレングスデータメモリDDMとが基本的に設
けられる。 第3図はこのような考え方に基づく遅延回路の
一例を示すブロツク図であつて、デイジタルメモ
リDM、アドレス情報発生回路AG、デイレイレ
ングスデータメモリDDM、乗算器Mを備えて
い。 デイジタルメモリDMは、第5図のタイムチヤ
ートに示すように、クロツクパルスφに従つて所
定周期T0でサンプリングした振幅データSPD
(t)を「0」〜「9」の各アドレスに高位アド
レス「9」側から低位アドレス「0」に向けて順
に記憶するものであり、例えばRAM(ランダム
アクセスメモリ)やシフトレジスタにより構成さ
れる。 このデイジタルメモリDMにおける振幅データ
SPD(t)の書込みアドレスおよび読出しアドレ
スの指定は、アドレス情報発生回路AGによつて
行なわれる。すなわち、アドレス情報発生回路
AGはアドレスカウンタACと加算器ADとを備
え、サンプリング時刻の更新に伴つて値が更新さ
れる書込みアドレス情報ADR(t)、ADR(t+
1)、ADR(t+2)、……ADR(t+1)を形成
すると共に、前述の第(1)式で表わされる読出しア
ドレス情報ADR(t―i)を形成し、これらをデ
イジタルメモリDMのアドレス情報DM・ADRと
して出力する。すなわち、アドレスカウンタAC
は周期T0のクロツクパルスφをカウントし、そ
のカウント値を現在のサンプリング時刻tにおけ
る振幅データSPD(t)の書込みアドレス情報
ADR(t)として出力し、この情報ADR(t)を
加算器ADに供給する。一方、デイレイレングス
データメモリDDMは所望の遅延時間iに対応す
る時間情報DLD(ΔADR=i/T0)を加算器AD
の他の加算入力に供給する。すると、加算器AD
は当該サンプリング時刻tにおいて、まず前述の
第(1)式で表わされる演算を行いその演算値をi時
間前の振幅データSPD(t―i)の読出しアドレ
ス情報ADR(t―i)として出力し、続いてアド
レスカウンタACの出力情報ADR(t)をそのま
ま現在時刻tにおける振幅データSPD(t)の書
込みアドレス情報ADR(t)として出力する。 これによつて、デイジタルメモリDMからは、
時刻tにおいて、i時間前の時刻(t―i)で記
憶させた振幅データSPD(t―i)が読出される
と共に、現在時刻tにおける振幅データSPD
(t)がアドレス情報ADR(t)で指定されるア
ドレスに記憶される。 このようにしてデイジタルメモリDMからi時
間遅れて読出された振幅データSPD(t―i)
は、乗算器Mにおいて振幅レベル制御用の係数K
が乗算されてレベル制御される。そして、レベル
制御された振幅データK・SPD(t―i)は図示
しないDA変換器によりアナログ信号に変換され
る。このような動作は各サンプリング時刻毎に行
なわれる。この結果、入力楽音よりi時間遅れた
残響音を発生させることができる。この場合、1
つのサンプリング時間において異なる複数の遅延
時間情報DLDを時分割で順次与えれば、同一サ
ンプリング時間内に遅延時間の異なる複数の残響
音に関する情報を取り出すことができる。従つ
て、この発明の実施例では、第3図に示す遅延回
路は、周囲の壁などの反射体への距離の差によつ
て振幅レベルや遅延時間がランダムに異なる複雑
な残響特性の初期反射音を形成するために利用さ
れる。 第4図は遅延回路の他の例を示すブロツク図で
あつて、この例の遅延回路はアドレス情報発生回
路AGのアドレスカウンタACをプリセツト型の
ダウンカウンタで構成する。そしてアドレスカウ
ンタACに対して所望の遅延時間iに対応する遅
延時間情報DLDをプリセツトしてこのプリセツ
ト値(DLD)からダウンカウント動作させるこ
とにより、該アドレスカウンタACから出力され
るアドレス情報ADR(t)、ADR(t+1)、……
ADR(t+i)の繰り返し周期が遅延時間情報
DLDにより指定される遅延時間と一致するよう
にし、現在時刻tにおける振幅データSPD(t)
を記憶させるべきアドレスからi時間前に記憶さ
せた振幅データSPD(t―i)を読出すようにし
たものである。 換言すれば、デイジタルメモリDMが第4図の
如く10語で構成される場合にはアドレス間隔の最
大値が「10」となるため、最大で10・T0時間遅
れた振幅データSPD(t―10)を読出すことが可
能であるが、所望の遅延時間iを例えば6・T0
とする場合、アドレスカウンタACの出力情報
DM・ADRを5、4、3、2、1、0、5、…
…0の繰り返しとし、デイジタルメモリDMにお
いて使用するアドレスの範囲を所望の遅延時間i
(i=6・T0)に対応して縮小し、現在時刻tに
おいてサンプリングした振幅データSPD(t)を
書込もうとするアドレスを、ちようどi時間前の
振幅データSPD(t―i)を書込んだアドレスに
一致させ、現在時刻tにおける振幅データSPD
(t)を書込むべきアドレスからi時間前に書込
んだ振幅データSPD(t―i)を読出すようにし
たものである。このために、この第4図の遅延回
路では、アドレスカウンタACの出力情報DM・
ADRが「0」から「9」に変化したことを検出
し、この検出信号によりデイレイレングスデータ
メモリDDMから出力されている時間情報DLDを
アドレスカウンタACにプリセツトする最大値検
出回路MXDが設けられている。 一方、この第4図の遅延回路は、現在時刻tに
おいてサンプリングした振幅データSPD(t)を
そのままデイジタルメモリDMに書込まず、i時
間前の振幅データSPD(t―i)を所定割合いで
帰還し、その帰還値K・SPD(t―i)と現在時
刻tにおいてサンプリングした振幅データSPD
(t)との加算値を書込むようにしたものである。
このために、デイジタルメモリDMから読出され
たi時間前の振幅データSPD(t―i)に係数K
を乗算してデイジタルメモリDMのデータ入力側
に帰還する乗算器Mと、乗算器Mの出力データ
K・SPD(t―i)と現在時刻tの振幅データ
SPD(t)とを加算し、その加算値「SPD(t)+
K・SPD(t―i)」をデイジタルメモリDMのデ
ータ入力に供給する加算器ADとが設けられてい
る。 従つて、このように構成された遅延回路におい
ては、所望の遅延時間iを6・T0とする場合、
アドレスカウンタACには該カウンタACの出力情
報DM・ADRが「0」から最大値(この例では
「9」)に変化した時点で、 DLD=6−1=5 で表わされる遅延時間情報DLDがプリセツトさ
れる。これによつて、アドレスカウンタACはサ
ンプリング時刻の進行に伴つて(サンプリング周
期T0毎に)5、4、3、2、1、0、5、……
0という具合に変化するアドレス情報DM・
ADRを繰り返し出力するようになる。そして、
各サンプリング時刻においては、アドレス情報
DM・ADRで指定されるアドレスに記憶されて
いるi時間前の振幅データSPD(t―i)がまず
読出され、続いてこの読出しアドレスと同一アド
レスに対しi時間前の振幅データSPD(t―i)
と現在時刻tでサンプリングした振幅データ
SPD(t)とを所定割合いで加算したデータ
「SPD(t)+K・SPD(t―i)」が書込まれる。 従つて、このように構成した遅延回路では、現
在のサンプリング時刻tにおける振幅データ
SPD(t)の書込みアドレスとi時間前の振幅デ
ータSPD(t―i)の読出しアドレスとが同一
で、かつi時間前の振幅データSPD(t―i)が
帰還されているため、振幅レベルや遅延時間が規
則的に変化する残響音に関するデータを取り出す
ことができる。従つて、この発明の実施例では、
第4図に示す遅延回路は初期反射音発生後の規則
的残響特性の残響音を発生するために用いられて
いる。 なお、振幅データSPDに係数Kを乗算してい
くと、最終的に得られる残響音に関するデータは
元の振幅データSPDよりレベルが大きくなつて
しまうため、実際にはこの残響音に関するデータ
は減衰器を通して残響音の出力部に導かれる。 この場合、係数Kを「−1<K<0」とするよ
うにすれば、減衰器を必要としない。 次に、第2図に示す機能ブロツク図を用いて残
響音の形成過程を説明する。 残響音の形成過程 まず、第2図の実施例における残響音の形成過
程は、振幅レベルおよび遅延時間がランダムに変
化する初期反射音を形成する過程と、この初期反
射音に続く、振幅レベルおよび遅延時間が規則的
に変化する残響音を形成する過程とに大別され
る。そして、ここではこれらの初期反射音および
残響音は互いに独立した遅延回路系列で形成する
ように構成されている。 第2図において、入力楽音信号を所定周期T0
でサンプリングした振幅データSPD(t)は第1
の遅延回路系列である初期反射音形成部1に供給
される。 初期反射音形成部1は、第3図に示した遅延回
路を利用したもので、2048語の記憶アドレスを有
するメモリD0と、現在のサンプリング時刻tに
おいて上記メモリD0から読出した互いに遅延時
間の異なるio時間(n=1〜10)前の10種類の振
幅データSPD(t―i1)、SPD(t―i2)、……SPD
(t―i10)に対して任意の振幅レベル制御用係数
Ko(n=1〜10)を乗算する乗算器M1〜M10
と、これら乗算器M1〜M10の乗算値出力
K1・SPD(t―i1)、K2・SPD(t―i2)、……
K10・SPD(t―i10)の総和 10n=1 Ko・SPD(t―io)を求め、該総和10n=1 Ko ・SPD(t―io)を現在時刻tにおける初期反射
音の瞬時値ECH(t)として出力する加算器
SUMとから構成されている。 なお、加算器SUMは、上記総和 10n=1 Ko・SPD(t―io)を次のサンプリング 時刻(t+1)まで一時記憶するレジスタR0を
内蔵している。 このような構成の初期反射音形成部1におい
て、現在時刻tでサンプリングされた入力楽音の
振幅データSPD(t)は、メモリD0の2048語の
記憶アドレスのうち現在時刻tに対応したアドレ
スに書込まれる。次に、加算器SUM内のレジス
タR0には前回のサンプリング時刻(t―1)に
おける総和10n=1 Ko・SPD(t―−1−io)が記憶さ
れているため、このレジスタR0の内容がリセツ
トされる。次に、io時間前の10種類の振幅データ
SPD(t―i1)〜SPD(t―i10)のうち、遅延時間
i1の振幅データSPD(t―i1)をメモリD0から読
出すため、遅延時間i1に対応するメモリD0のア
ドレスが指定され、該アドレスからi1時間前にサ
ンプリングした振幅データSPD(t―i1)が読出
される。この場合、i1時間前の振幅データSPD
(t―i1)を読出すためのアドレスは前述した第
(1)式によつて求められる。 このようにして読出された遅延時間i1の振幅デ
ータSPD(t―i1)は、乗算器M1に入力されこ
の乗算器M1において遅延時間i1の第1反射音
ECH1に対応する振幅レベル制御用の係数K1と乗
算される。そして、その乗算値K1・SPD(t―i1
は加算器SUMに入力され、レジスタR0の現在
値と加算され、その加算値はレジスタR0に再び
記憶される。この場合、レジスタR0の内容は、
現在時刻tの振幅データSPD(t)の書込みの直
後にリセツトされているため、この時レジスタR
0に書込まれる内容はデータK1・SPD(t―i1
となる。 このようにして、遅延時間i1の振幅データSPD
(t―i1)の読出し処理およびレベル制御処理が
終了すると、すなわち第1反射音ECH1に関する
処理が終了すると、次に遅延時間i2の第2反射音
ECH2に関する振幅データSPD(t―i2)の読出し
処理およびレベル制御処理が第1反射音ECH1
形成処理と同様にして行なわれる。この結果、加
算器SUM内のレジスタR0には、第1反射音
ECH1に関するデータK1・SPD(t―i1)と第2
反射音ECH2に関するデータK2・SPD(t―i2
との加算値「K1・SPD(t―i1)+K2・SPD(t―
i2)」が記憶される。 このような処理は第3反射音ECH3〜第10反射
音ECH10についても同様に行なわれる。この結
果、レジスタR0には第1反射音ECH1〜第10反
射音ECH10に関する振幅データK1・SPD(t―i1
〜K10・SPD(t―i10)の総和 10n=1 Ko・SPD(t―io)が記憶される。 そして、この総和10n=1 Ko・SPD(t―io) は第1反射音ECH1〜第10反射音ECH10からなる
初期反射音の瞬時値ECH(t)としてスイツチ回
路SWを介して出力される。 スイツチ回路SWは、次の第1表に示すよう
に、1サンプリング周期T0内の初期反射音の形
成処理時間TaにおいてはレジスタR0の出力を
選択出力し、初期反射音の形成処理後の時間Tb
においては第2の遅延回路系列の出力を選択出力
するものである。
【表】 このスイツチ回路SWによつて選択出力される
情報タECH(t)は、図示しないDA変換器にお
いてアナログ信号に変換された後スピーカに加え
られ、入力楽音に対する初期反射音として発音さ
れる。 従つて、第1反射音ECH1〜第10反射音ECH10
の遅延時間ioおよび振幅レベル制御用の係数Ko
それぞれ異ならせることにより、第6図に示すよ
うに振幅レベルおよび遅延時間がランダムに変化
する初期反射音を得ることができる。 ここで、入力楽音のサンプリング周期T0
0.04ms(25KHz)とした場合、現在時刻tの振幅
データSPD(t)の書込みアドレスADR(t)よ
り例えば1626語離れたアドレスに記憶されている
振幅データSPD(t−1626)を読出した場合、そ
の遅延時間iは i=1626×0.04≒65ms となり、入力楽音より約65ms遅れた初期反射音
ECHoを発生させることができる。 一方、入力楽音を所定周期T0でサンプリング
した振幅データSPD(t)は、初期反射音発生後
の残響音を形成する第2の遅延回路系列にも供給
される。 この第2の遅延回路系列は、振幅データSPD
(t)をj時間遅らせてバンドパスフイルタBPF
に供給する遅延用のメモリD10と、このメモリ
D10から供給される遅延時間jの振幅データ
SPD(t―j)の所定周波数帯域成分のみを通過
させるローパスフイルタLPFおよびハイパスフ
イルタHPFとから成るデイジタル型のバンドパ
スフイルタBPFと、該バンドパスフイルタBPF
を通過した振幅データSPD(t―j)に基づき遅
延時間間隔の粗い残響音データRVD1を形成する
櫛型フイルタ構成の第1残響音形成部2と、前記
残響音データRVD1に基づき遅延時間間隔が密な
残響音データRVD2を形成するオールパスフイル
タ構成の第2残響音形成部3とから構成されてい
る。 このような構成において、現在時刻tでサンプ
リングした振幅データSPD(t)は、メモリD1
0における2048語の記憶アドレスのうち現在時刻
tに対応したアドレスADR(t)に書込まれる。
次に、メモリD10に記憶した振幅データSPD
(t)のうち、j時間前のデータSPD(t―j)
を読出すため、遅延時間jに対応するメモリD1
0のアドレスが指定され、該アドレスからj時間
前にサンプリングした振幅データSPD(t―j)
が読出される。この場合、j時間前の振幅データ
SPD(t―j)を読出すためのアドレスは、初期
反射音の形成の場合と同様に、前述した第(1)式に
よつて求められる。遅延時間jは、メモリD10
のアドレスの大きさに応じた値から0まで任意に
設定でき、かつ初期反射音の設定とも全く無関係
に設定できるが、一般的な残響とする場合、第10
反射音ECH10に関する遅延時間i10よりやや大き
く(j>i10)設定されている。 このようにしてメモリD10から読出された遅
延時間jの振幅データSPD(t―j)はローパス
フイルタLPFの乗算器M11に入力され、ここ
において所定の係数K11と乗算される。そして、
その乗算値K11・SPD(t―j)はレジスタR1
に一時記憶される。次に、1語の記憶アドレスを
有するメモリSD0から1サンプリング時間
(1・T0)前に書込まれた振幅データSPD(t―
j−1)が読出され、このデータSPD(t―j−
1)に所定の係数K12が乗算器M12において乗
算される。次に、乗算器M12の乗算値出力
K12・SPD(t―j−1)とレジスタR1に一時
記憶されているj時間前の振幅データK11・SPD
(t―j)とが加算され、その加算値「K12
SPD(t−j−1)+K11・SPD(t―j)」は再び
レジスタR1に一時記憶されると共に、レジスタ
R2にも一時記憶される。次に、現在時刻tより
1サンプリング時間(1・T0)前に書込まれた
振幅データSPD(t―j−1)がメモリSD0から
再び読出され、このデータSPD(t−j−1)に
所定の係数K13が乗算器M13において乗算され
る。そして、この乗算値K13・SPD(t−j−1)
はレジスタR2に一時記憶されている値「K12
SPD(t―j−1)+K11・SPD(t―j)」と加算
され、その加算値 K12・SPD(t-j-1) +K11・SPD(t-j) +K13・SPD(t-j-1) はレジスタR2に再び一時記憶される。次に、レ
ジスタR1に一時記憶されている値「K12・SPD
(t−j−1)+K11・SPD(t−j)」を次のサン
プリング周期(t+1)で使用するため、この値
「K12・SPD(t−j−1)+K11・SPD(t−j)」
がメモリSD0に書込まれる。 このような動作が各サンプリング周期T0毎に
行なわれることにより、ローパスフイルタLPF
のレジスタR2からは所定帯域の高周波成分を除
去したj時間前の振幅データSPD(t―j)が出
力され、この振幅データSPD(t―j)はハイパ
スフイルタHPFに送られる。 すると、ハイパスフイルタHPFでは、バーパ
スフイルタの場合と同様にしてj時間前の振幅デ
ータSPD(t―j)から所定帯域の低周波成分の
除去が行なわれる。 すなわち、ローパスフイルタLPFのレジスタ
R2の出力データSPD(t―j)は乗算器M14
に入力され、この乗算器M14において所定の係
数K14と乗算される。そして、その乗算値K14
SPD(t−j)はレジスタR3に一時記憶され
る。次に、1語の記憶アドレスを有するメモリ
SD1から1サンプリング時間(1・T0)前に書
込まれた振幅データSPD(t―j−1)が読出さ
れ、このデータSPD(t―j−1)に所定の係数
K15が乗算器M15において乗算される。次に、
乗算器M15から得られた乗算値K15・SPD(t
−j−1)はレジスタR3に一時記憶されている
j時間前の振幅データK14・SPD(t−j)と加
算され、その加算値「K14・SPD(t−j)+
K15・SPD(t−j−1)」はレジスタR3に一時
記憶されると共に、レジスタR4にも一時記憶さ
れる。次に、現在時刻tより1サンプリング時間
(1・T0)前に書込まれたデータSPD(t―j−
1)がメモリSD1から再び読出され、この読出
しデータSPD(t―j−1)に所定の係数K16
乗算器M16において乗算される。そして、この
乗算値K16・SPD(t−j−1)はレジスタR4
に一時記憶されている値「K14・SPD(t−j)+
K15・SPD(t−j−1)」と加算され、その加算
値 K16・SPD(t-j-1) +K14・SPD(t-j) +K15・SPD(t-j-1) はレジスタR4に一時記憶される。次に、レジス
タR3に一時記憶されている値「K14・SPD(t
−j)+K15・SPD(t−j−1)」を次のサンプ
リング周期(t+1)で使用するため、この値
「K14・SPD(t−j)+K15・SPD(t−j−1)」
がメモリSD1に書込まれる。 このような動作がサンプリング周期T0毎に行
なわれることにより、ハイパスフイルタHPFの
レジスタR4からは所定帯域の低周波成分を除去
したj時間前の振幅データSPD(t―j)が出力
される。 なお、ローパスフイルタLPFのレジスタR1
は、該レジスタの内容をメモリSD0に書込んだ
後は次のサンプリング周期まで使用しないので、
ハイパスフイルタHPFのレジスタR3と共用す
ることができる。 このようにして、所定帯域の低周波成分および
高周波成分の除去されたj時間前の振幅データ
SPD(t―j)は第1残響音形成部2に入力され
る。 第1残響音形成部2は、遅延時間の異なる櫛型
フイルタ構成の遅延回路2A,2B,2Cが3回
路並列に設けられている。3個の遅延回路2A,
2B,2Cを並列に設けているのは、櫛型フイル
タ構成の遅延回路の周波数特性が単独の場合には
第7図の記号A,B,Cで示す如く波状となつて
しまうのでこれを平坦化するためである。すなわ
ち、遅延時間の異なる3個の遅延回路2A,2
B,2Cを並列に設けることにより、全体として
の周波数特性を第7図の記号Dで示すように平坦
化することができる。この場合、平坦化の度合い
は遅延回路の並列接続数を増加するほど良くな
る。 この実施例では、遅延回路2Aの遅延時間が最
も長く、次に遅延回路2Bの遅延時間が長く、遅
延回路2Cの遅延時間が最も短く設定されてい
る。そして、各遅延回路2A,2B,2Cは遅延
時間の設定が異なるのみで、その構成は全て同一
である。従つて、図においては、回路2Bおよび
2Cについては乗算器、レジスタ、メモリの番号
を示すのみで、遅延回路2Aのみを詳細に図示し
ている。 このような構成の第1残響音形成部2におい
て、バンドパスフイルタBPFを通過したj時間
前の振幅データSPD(t―j)には、まず乗算器
M17において振幅レベル制御用の係数K17が乗
算される。そして、その乗算値K17・SPD(t−
j)は乗算器M17内のレジスタR5に一時記憶
される。次に、2048語の記憶アドレスを有するメ
モリD1にx1時間前に書込まれた振幅データ
SPD(t―x1)を読出すため、遅延時間x1に対応
するメモリD1のアドレスが指定される。これに
よつて、メモリD1からx1時間前の振幅データ
SPD(t―x1)が読出される。そして、この振幅
データSPD(t―x1)は加算器SUMに供給され、
この加算器SUMにおいて他のメモリD2,D3
の出力データおよび遅延回路2B,2Cのメモリ
D4〜D6,D7〜D9の出力データと加算さ
れ、該加算器SUM内のレジスタR11に一時記
憶される。この場合、メモリD1〜D9の読出し
動作はメモリD1からD9まで順に時分割で行な
われるようになつており、メモリD1の読出し動
作時には他のメモリD2〜D9からはデータが出
力されていない。このため、加算器SUM内のレ
ジスタR11への書込み内容は、メモリD1から
読出されたデータSPD(t―x1)となる。 一方、メモリD1から読出された振幅データ
SPD(t―x1)は乗算器M18において振幅レベ
ル制御用の係数K18が乗算された後メモリD1の
入力側に帰還される。そして、この乗算値K18
SPD(t−x1)は現在時刻tにおいてレジスタR
5に一時記憶させたデータK17・SPD(t−j)
と加算され、その加算値 K17・SPD(t-j)+K18・SPD(t-x1) はレジスタR6に一時記憶される。次に、レジス
タR6に記憶された振幅データ「K17・SPD(t
−j)+K18・SPD(t−x1)」は、x1時間前の振
幅データSPD(t―x1)が記憶されていたアドレ
スと同一アドレスに書込まれる。この後、レジス
タR6の内容はリセツトされる。レジスタR6の
内容をリセツトするのは、このレジスタR6を次
の段階でメモリD2の系統の処理に兼用している
ためである。 このようにしてメモリD1の系統の処理が終了
すると、次にメモリD2の系統の処理が同様にし
て行なわれる。 すなわち、2048個のアドレスを有するメモリD
2にx2時間前に書込まれた振幅データSPD(t―
x2)を読出すため、遅延時間x2に対応するメモリ
D2のアドレスが指定される。これによつて、メ
モリD2からx2時間前にサンプリングした振幅デ
ータSPD(t―x2)が読出される。そして、この
振幅データSPD(t―x2)は加算器SUMにおいて
レジスタR11の内容(メモリD1から読出され
た内容)SPD(t―x1)と加算され、その加算値
「SPD(t―x1)+SPD(t―x2)」はレジスタR1
1に一時記憶される。 一方、メモリD2から読出された振幅データ
SPD(t―x2)は乗算器M19において振幅レベ
ル制御用の係数K18が乗算された後、メモリD2
の入力側に帰還される。そして、その乗算値
K19・SPD(t−x2)はレジスタR5に一時記憶
されている値K17・SPD(t−j)と加算され、
その加算値「K17・SPD(t−j)+K19・SPD(t
−x2)」はレジスタR6に一時記憶される。この
レジスタR6に記憶されたデータ「K17・SPD
(t―j)+K19・SPD(t−x2)」は、x2時間前の
データSPD(t―x2)が記憶されていたアドレス
と同一アドレスに記憶される。この後、レジスタ
R6の内容はリセツトされる。 次に、メモリD3の系統の処理がメモリD2の
系統の処理と同様にして行なわれる。 従つて、メモリD1〜D3の系統の処理を終了
した段階では、メモリD3の系統の遅延時間をx3
とすると、レジスタR11に記憶される内容は、 SPD(t―x1)+SPD (t―x2)+SPD(t―x3) となり、またメモリD3に記憶される内容は K17・SPD(t-j)+K20・SPD(t-x3) となる。 このような処理は遅延回路2B,2Cにおいて
も同様に行なわれる。 従つて、遅延回路2BにおけるメモリD4,D
5,D6の各系統の遅延時間をそれぞれx4,x5
x6とし、また遅延回路2CにおけるメモリD7,
D8,D9の各系統の遅延時間をそれぞれx7
x8,x9とすると、遅延回路2A〜2Cの全ての処
理を終了した段階におけるレジスタR11の内容
は、 RVD19n=1 SPD(t―xo) =SPD(t―x1)+SPD(t―x2)+
SPD(t―x3) +SPD(t―x4)+SPD(t―x5)+
SPD(t―x6) +SPD(t―x7)+SPD(t―x8)+
SPD(t―x9) となる。この結果、初期反射音に続き、第8図に
示すように遅延時間間隔が粗く、そして振幅レベ
ルおよび遅延時間が規則的に変化する残響音が得
られる。なお、第8図においては、時間関係が複
雑になるため、遅延回路2Aについてのみ残響音
を図示している。 以上のようにして形成された遅延時間間隔の粗
い残響音データRVD1は、第2残響音形成部3に
入力される。 第2残響音形成部3は、周波数特性が平坦なオ
ールパス型フイルタ構成の遅延回路3A,3B,
3Cが直列に設けられている。 3個の遅延回路3A,3B,3Cを直列に設け
ているのは、第1残響音形成部2において得られ
た残響音データRVD1より密な遅延時間間隔の残
響音データRVD2を形成するためである。従つ
て、この第2残響音形成部3における各遅延回路
3A,3B,3Cの遅延時間は、第1残響音形成
部2における各遅延回路2A,2B,2Cの遅延
時間よりも短く設定される。そして、各遅延回路
3A,3B,3Cは遅延時間の設定が異なるのみ
でその構成は全て同じである。従つて、図におい
ては、遅延回路3B,3Cについては乗算器、レ
ジスタ、メモリの番号を示すのみで、遅延回路3
Aについてのみ詳細構成を示している。 まず、第2残響音形成部2から出力される残響
音データRVD1は遅延回路3AのレジスタR12
に供給されるが、このデータRVD1をレジスタR
12に記憶させる前に、まず512語の記憶アドレ
スを有するメモリMD0にy1時間前に書込まれた
データRVD2(t―y1)を読出すため、遅延時間
y1時間に対応するメモリMD0のアドレスが指定
される。これによつて、メモリMD0からy1時間
前に書込まれたデータRVD1(t―y1)が読出さ
れる。次に、このデータRVD1(t―y1)には乗
算器M30において、振幅レベル制御用の係数
K30が乗算され、その乗算値K30・RVD1(t−y1
はメモリMD0の入力側に帰還される。そして、
次にこの帰還データK30・RVD1(t―y1)と第1
残響音形成部2から現在時刻tに供給されるデー
タRVD1(t)とが加算され、その加算値「RVD1
(t)+K30・RVD1(t―y1)」はレジスタR12
に一時記憶される。次に、遅延時間y1に対応する
メモリMD0のアドレスが再び指定され、メモリ
MD0からy1時間前に書込まれたデータRVD1(t
―y1)が再び読出され、その読出しデータRVD1
(t―y1)がレジスタR13に一時記憶される。
次に、レジスタR12に一時記憶されたデータ
「RVD1(t)+K30・RVD1(t―y1)」と振幅レベ
ル制御用の定数K29が乗算器M29において乗算
される。そして、その乗算値 K29・{RVD1(t)+K30・RVD1(t―y1)} はレジスタR13に一時記憶されている値RVD1
(t―y1)と加算され、その加算値 RVD1(t―y1)+K29・{RVD1(t)+K30
RVD1(t―y1)} はレジスタR13に一時記憶される。次に、レジ
スタR12に一時記憶されているデータ「RVD
(t)+K30・RVD1(t―y1)」を現在時刻tより
y1時間遅れたサンプリング時刻(t+y1)におい
て使用するため、該データ「RVD1(t)+K30
RVD1(t―y1)」はy1時間前のデータRVD1(t―
y1)が記憶されていたアドレスと同一アドレスに
書込まれる。 このようにして遅延回路3Aによる処理が終了
すると、レジスタR13に記憶されたデータ RVD1(t―y1)+K29・{RVD1(t)+K30
RVD1(t―y1)}は遅延回路3Bに送られ、この
遅延回路3Bにおいて回路3Aの場合と同様の処
理が行なわれる。 ここで、遅延回路3A,3B,3Cの出力デー
タをRVD2A,RVD2B,RVD2Cで表わし、回路3
Bの遅延時間をy2、回路3Cの遅延時間をy3とす
ると、回路3A,3B,3CのレジスタR13,
R15,R17の出力データは次の第(4)式〜第(6)
式によつて表わされる。 RVD2A=RVD1(t―y1)+K29・{RVD1(t)+
K30・RVD1(t―y1)} ……(4) RVD2B=RVD2A(t―y2)+K31・{RVD2A(t)
+K32・RVD2A(t―y2)} ……(5) RVD2C=RVD2B(t―y3)+K33・{RVD2B(t)
+K34・RVD2B(t―y3)} ……(6) そして、遅延回路3Cの出力データRVD2C
初期反射音に続く残響音を発生させるためのデー
タとしてスイツチ回路SWを経由して出力され
る。 ここで、各遅延回路3A,3B,3Cの遅延時
間を、 y1>y2>y3 の関係に設定した場合、第9図に示すように遅延
時間間隔の密な残響音を形成することができる。
すなわち、遅延回路3Aは第1残響音形成部2で
形成された遅延時間間隔の粗い残響音データ
RVD1に基づき、第1残響音形成部2の遅延時間
間隔よりも短い時間間隔y1で第1の残響音データ
RVD2Aを形成し、遅延回路3Bは回路3Aの遅
延時間間隔y1よりもさらに短い時間間隔y2で第2
の残響音データRVD2Bを形成する。このため、
遅延回路3A〜3Cにおける残響音の形成処理が
進行するに伴つて遅延時間間隔の密な残響音が形
成されるようになる。 なお、遅延回路3A,3B,3Cにおけるレジ
スタR12,R14,R16は、自己の回路に関
する処理が終了した後は次のサンプリング周期ま
で使用しないので、時分割的に共用することがで
きる。 次に、第1図に示す実施例の具体的構成および
動作について説明する。なお、以下の説明では、
第1図に示す装置が上述した第2図の機能にした
がつて残響音の形成を行なうものとして述べる。 実施例の具体的構成 第1図に示す実施例の反射残響音付加装置は、
大別すると、記憶部10、時間情報発生部20、
アドレス情報発生部30、演算部40とから構成
されている。 記憶部10は、第4図における遅延用のデイジ
タルメモリDMに相当するもので、ここでは複数
のメモリブロツクを有するデータメモリ100と
ラツチ101とから構成されている。データメモ
リ100においては、複数のメモリブロツクを利
用して、第10図に示すように、1語(16ビツ
ト)のメモリSD0〜SD15と、512語(1語は
16ビツト)のメモリMD0〜MD15と、2048語
(1語は16ビツト)のメモリD0〜D15が設け
られている。そして、このメモリSD0〜SD1
5,MD0〜MD15,D0〜D15に記憶すべ
きデータは演算部40から与えられ、データの記
憶アドレスおよび読出しアドレスはアドレス情報
発生部30から出力されるアドレス情報DM・
ADRによつて指定され、また各メモリSD0〜D
15から読出されたデータはラツチ101を介し
て演算部40に供給される構成になつている。 時間情報発生部20は第4図におけるデイレイ
レングスデータメモリDDMに相当するものであ
り、パラメータ指定回路200とデイレイレング
スデータメモリ201とを備え、ここではデイレ
イレングスデータメモリ201はパラメータ指定
回路200からの指示により、残響特性の異なる
8種類の残響音(初期反射音も含む)それぞれに
対応して各データ遅延用のメモリD0〜D15,
MD0〜MD15に関する遅延時間情報DLDm
〔n〕(n:D0〜D15,MD0〜MD15のメ
モリを指示、m:1〜8の種類を指示)のうちい
ずれか1つの種類を選択的に出力するように構成
されている。すなわち、デイレイレングスデータ
メモリ201は、第11図に示すように、データ
遅延用のメモリD0〜D15,MD0〜MD15
それぞれに対応したメモリブロツクMB(D0)
〜MB(D15),MB(MD0)〜MB(MD15)
を備え、この各メモリブロツクMB(D0)〜
MB(MD15)はそれぞれ上述した8種類の残
響音に対応して8つの記憶アドレス「0」〜
「7」を有し、各メモリブロツクMB(D0)〜
MB(MD15)の各記憶アドレス「0」〜「7」
にはそれぞれ異なる遅延時間情報DLD1〔D0〕
〜DLD8〔D0〕,DLD1〔D1〕〜DLD8〔D1〕,
……DLD1〔D15〕〜DLD8〔D15〕,DLD1
〔MD0〕〜DLD8〔MD0〕,……DLD1〔MD15〕
〜DLD8〔MD15〕が予め記憶されている。そし
て、発生すべき残響音の残響特性を指示する3ビ
ツト構成のパラメータ指示回路200から供給さ
れ、さらにメモリMD0〜MD15,D0〜D1
5のメモリ番号「0〜15」を指定する4ビツト構
成のメモリ番号情報DLo(n:0〜15)およびメ
モリの種別「D,MD,SD」を指定する2ビツ
ト構成のメモリ種別情報DLK(k:D,MD,
SD)が上位アドレス情報としてアドレス情報発
生部から供給されると、情報DLoおよびDLkで指
定されるメモリブロツク(MB(D0)〜MB
(MD15)のうち1つ)のうち、情報PSLで指
定される記憶アドレス(「0」〜「7」のうち1
つ)に記憶されている遅延時間情報DLDm〔n〕
が読出され、パラメータ指定回路200で指定し
た所望の残響特性の残響音の遅延時間関係を規定
する情報としてアドレス情報発生部30へ供給さ
れる。なお、メモリSD0〜SD15については、
遅延時間が固定(1・T0)であるため、このメ
モリSD0〜SD15に対する遅延時間情報は必要
としない。また、パラメータ指定回路200から
は、パラメータ指定情報PLSとともに、8種類の
残響音を形成するための制御プログラムのうち所
望の制御プログラムの1つを選択する3ビツト構
成のプログラム選択情報PGSが出力される。 次に、アドレス情報発生部30は、時間情報発
生部20から出力される遅延時間情報DLDm〔n〕
およびプログラム選択情報PGSと、制御プログ
ラムの1ステツプの周期を定めるマスタクロツク
パルスφ0とに基づき、所望の残響特性の残響音
を形成するためのデータメモリ100に対するア
ドレス情報DM・ADRを発生すると共に、各部
回路の動作を制御する各種の制御信号を発生する
ものであり、プログラムメモリ300、プログラ
ムカウンタ301、プログラムデコードメモリ3
02、制御信号出力レジスタ303、セレクタ3
04、アドレスカウンタ305、ラツチ306、
減算回路307、最大値検出回路308、アドレ
ス情報出力回路309とを備えている。 プログラムメモリ300には、8種類の残響特
性の残響音を形成するために8種類の制御プログ
ラムが予め記憶されており、どの種類の制御プロ
グラムを出力すべきかはパラメータ指定回路20
0からのプログラム選択情報PGSによつて指定
される。そして、指定された制御プログラムの内
容はマスタクロツクパルスφ0をカウントするプ
ログラムカウンタ301の出力情報PCによつて
1ステツプ毎に順次読出される。 この場合、第2図で説明した初期反射音形成部
1、バンドパスフイルタBPF、第1残響音形成
部2、第2残響音形成部3の全ての処理を1サン
プリング周期(T0)内で終了させるために、サ
ンプリング周波数を25KHz、マスタクロツクパル
スφ0の周波数を4.8MHzとすると、1つの制御プ
ログラムのステツプ数は4800/25=192以内で構成さ れ、この192ステツプの制御プログラム内容が各
サンプリング周期T0毎に実行される。そして、
各ステツプにおける制御プログラムとしては、第
2表に示すように、1ステツプが16ビツトの情報
から成るタイプ1、タイプ2、タイプ3の3種類
の内容が準備されており、初期反射音の形成、フ
イルタ処理、残響音の形成はこれら3種類の制御
プログラムの出力順序および各ビツト情報の内容
を適宜組合せることによつて行なわれる。
【表】 この場合、16ビツトから成る1ステツプの制御
プログラムは、情報OF・ADRo,RGo,DLo
ADR〔Ko〕の如く制御信号出力レジスタ303
を介してそのまま出力されるものと、メモリの書
込み制御信号WR1などの如くプログラムデコー
ドメモリ302によつてデコードされた後制御信
号出力レジスタ303を介して出力されるものと
が有り、後者はオペレーシヨンコードOPCとし
てプログラムメモリ300からプログラムデコー
ドメモリ302に与えられる。なお、第2表の内
容の詳細については全体の動作説明とともに後述
する。 一方、アドレスカウンタ305は第12図に示
すように遅延用のメモリD0〜D15、MD0〜
MD15のそれぞれに対応したアドレスカウンタ
AC(D0)〜AC(D15),AC(MD0)〜AC
(MD15)を備えている。このアドレスカウン
タ305における各カウンタAC(D0)〜AC(D
15),AC(MD0)〜AC(MD15)は、メモ
リ番号情報DLoおよびメモリ種別情報DLkによつ
て選択的に動作状態とされる。情報DLoおよび
DLkによつて動作状態となつたアドレスカウンタ
AC(n)(n:D0〜D15,MD0〜MD15)
のカウント出力情報ADR〔n〕はラツチ306を
介してアドレス情報出力回路309へ供給される
と共に、減算回路307へ供給される。この場
合、アドレスカウンタAC(n)の出力情報ADR
〔n〕はメモリD0〜D15,MD0〜MD15
のうちメモリD0〜D15が2048語のアドレス長
となつているため、2048語までのアドレス範囲を
指定できるように11ビツトで構成されている。な
お、アドレスカウンタ305はRAMから構成さ
れる。 減算回路307は、ラツチ306を介して入力
されたアドレスカウンタAC(n)の出力内容
ADR〔n〕から「1」を減じ、その減算値
「ADR〔n〕−1」を次のサンプリング周期(t+
1)において使用するためセレクタ304のA側
入力に帰還する。同時に、最大値検出回路308
に供給する。最大値検出回路308は第4図の検
出回路MXDに相当するものであり、メモリ番号
情報DLoおよびメモリ種別情報DLkにより指定さ
れたアドレスカウンタAC(n)の出力情報ADR
〔n〕から「1」を減じた情報「ADR〔n〕−1」
が最大値(全ビツトが“1”)に達したことを検
出すると、セレクタ304に対しB側入力を選択
させるセレクト制御信号SLBを出力する。セレ
クタ304においては、A側入力に減算回路30
7の出力情報「ADR〔n〕−1」が入力され、B
側入力にデイレイレングスデータメモリ201の
出力情報DLDm〔n〕が入力され、その出力はア
ドレスカウンタ305のデータ入力に供給されて
情報DLo,DLkにより指定されるアドレスカウン
タAC(n)に対して書込み制御信号WR3により
書込まれる(プリセツトされる)構成となつてい
る。従つて、情報DLo,DLkにより指定されたア
ドレスカウンタAC(n)においては、最大値検出
回路308からセレクト制御信号SLBが発生さ
れていない条件では、1サンプリング周期毎に現
在値ADR〔n〕から「1」を減じた値「ADR
〔n〕−1」が書込まれることになり、その出力情
報ADR〔n〕は時間経過とともに「0」の方向へ
減少する。ところが、値「ADR(n)−1」が最
大値になると、最大値検出回路308からセレク
ト制御信号SLBが発生されるため、アドレスカ
ウンタAC(n)にはセレクタ304を介して遅延
時間情報DLDm〔n〕が入力され、書込み制御信
号WR3により書込まれる。従つて、アドレスカ
ウンタAC(n)の内容は、セレクト制御信号
SLBの発生により「DLDm〔n〕」になつた後、サ
ンプリング時刻の経過とともに「0」の方向へ順
次変化するものとなる。すなわち、セレクタ30
4、アドレスカウンタ305、ラツチ306、減
算回路307、最大値検出回路308とから成る
部分では、情報DLo,DLkで指定されるアドレス
カウンタAC(n)において遅延時間情報DLDm
〔n〕に対応する遅延時間に等しい周期で一巡す
るアドレス情報ADR〔n〕が形成される。 このアドレス情報ADR〔n〕はアドレス情報出
力回路309へ供給される。 アドレス情報出力回路309は、メモリSD0
〜SD15、メモリD0〜D15、メモリMD0
〜MD15に対する情報の読出しおよび書込みの
ためのアドレス情報を出力するものである。この
アドレス情報出力回路309は、メモリD0から
io時間遅れた情報を読出して初期反射音ECH(t)
を形成する場合には、第1反射音ECH1〜第10反
射音ECH10の各遅延時間ioに対応する11ビツトの
アドレス情報OF・ADRo(制御信号出力レジスタ
303から出力される)を下位アドレス情報と
し、その上位にメモリ番号情報DLoおよびメモリ
種別情報DLkを付加し、この1組の情報OF・
ADRo,DLo,DLkをアドレス情報DM・ADRと
して出力する。また、現在時刻でサンプリングし
た振幅データSPD(t)をメモリD0に書込む場
合、メモリD0に対応するアドレスカウンタAC
(D0)の出力情報ADR〔D0〕を下位アドレス
情報とし、その上位にメモリD0を指定する情報
DLo(=DL0)およびDLk(=DLD)を付加し、こ
の1組の情報ADR〔D0〕,DLo,DLkをアドレス
情報DM・ADRとして出力する。また、メモリ
SD0〜SD15に対して振幅データの書込みおよ
び読出しを行う場合、下位アドレス情報の全ビツ
トを“0”とし、その上位にメモリSD0〜SD1
5を指定する情報DLo(=DL0〜DL15)および
DLk(DLSD)を付加してアドレス情報DM・ADR
として出力する。また、残響音RVD1,RVD2
形成する場合には、メモリD1〜D15、MD0
〜MD15のそれぞれに対応するアドレスカウン
タAC(D1)〜AC(D15)、AC(MD0)〜AC
(MD15)の各出力情報ADR〔D1〕〜ADR〔D
15〕,ADR〔MD0〕〜ADR〔MD15〕を下位
アドレス情報とし、その上位に情報DLoおよび
DLkを付加し、これら1組の情報ADR〔n〕,
DLo,DLkをアドレス情報DM・ADRとして出力
する。この場合、情報DLoおよびDLkの下位に情
報OF・ADRoを付加すべき時には制御信号出力
レジスタ303から制御パルスGP1が出力され
る。また、情報DLoおよびDLkの下位に付加する
下位アドレス情報の全ビツトを“0”にすべき時
には、制御信号出力レジスタ303から制御パル
スGP2が出力される。 なお、アドレス情報出力回路309は、情報
DLoおよびDLkを一時記憶するレジスタを内部に
備えている。 次に、演算部40は、メモリD0〜D15,
MD0〜MD15,SD0〜SD15に記憶させる
データおよび各メモリから読出したデータの振幅
レベル制御を行うもので、係数メモリ400、セ
レクタ401、演算回路402、テンポラリレジ
スタ403、ラツチ404とを備えている。 係数メモリ400は、デイレイレングスデータ
メモリと同様、残響特性の異なる8種類の残響音
に対応して8個のメモリブロツクを有し、各メモ
リブロツクには各種類別の残響音を形成するため
に必要な一組の係数Ko(n:1〜32)が予め記憶
されている。そして、パラメータ指定回路200
からパラメータ指定情報PSLが供給され、かつ係
数Koを指定するアドレス情報ADR〔Ko〕が制御
信号出力レジスタ303から供給されると、情報
PSLで指定されるメモリブロツクのうち情報
ADR〔Ko〕で指定されるアドレスから係数Ko
読出され、演算回路402の演算入力(A)に供給さ
れる構成になつている。 セレクタ401は、A側入力にサンプルホール
ド回路SPHによりサンプリングされた入力楽音
の振幅データSPD(t)が入力され、B側入力に
記憶部10からの読出しデータMRDが入力さ
れ、C側入力にラツチ404を介してテンポラリ
レジスタ403の出力データRGDが入力されて
おり、これらの入力データSPD(t),MRD,
RGDは制御信号出力レジスタ303から出力さ
れるセレクト制御信号SL1(2ビツト構成)に
よつていずれか1つが選択され、演算回路402
の演算入力(X)に供給されている。 演算回路402は、演算入力(A)に係数メモリ4
00から読出された係数Koが入力され、演算入
力(B)にラツチ404を介してテンポラリレジスタ
403の出力データRGDが入力され、演算入力
(X)にセレクタ401の選択出力データ(SPD
(t),MRD,RGD)が入力され、制御信号出力
レジスタ303から出力される演算制御信号
CTL(3ビツト構成)により、 (Y)=(A)・(X)+(B) ……(7-1) (Y)=(X)+(B) ……(7-2) (Y)=(X) ……(7-3) (Y)=(B) ……(7-4) (Y)=(O) ……(7-5) の演算を実行し、その演算値(Y)をテンポラリレ
ジスタ403、記憶部10、出力レジスタ500
に供給する構成になつている。 テンポラリレジスタ403は、初期反射音
ECH(t)、残響音RVD1,RVD2の形成過程にお
ける演算回路402の演算値(Y)を一時記憶し、
その記憶内容をレジスタ出力データRGDとして
セレクタ401のC側入力および演算回路402
の演算入力(B)に帰還するもので、5ビツト構成の
レジスタ指定情報RGo(n:1〜32)により指定
される32個のレジスタR0〜R31を有し、入力
データは情報RGoにより指定されたレジスタR0
〜R31に対し書込み制御信号WR1の制御によ
つて書込まれる。 次に、出力レジスタ500は、演算回路402
の演算値(Y)として得られた初期反射音の瞬時値
ECH(t)および初期反射音に続く残響音の瞬時
値RVD(t)を書込み制御信号WR2によつて取
込み、この取込みデータを減衰器501を介して
DA変換器(DAC)502に供給する。 なお、セレクタ401におけるセレクト制御信
号SL1および演算回路402における演算制御
信号CTLは、制御信号出力レジスタ303から
出力されるオペレーシヨンコードOPCに含まれ
るものである。 次に、以上の構成の動作について説明する。 動作説明 a 初期反射音の形成動作 初期反射音BCH(t)を形成する場合、 (1) まず、現在時刻tでサンプリングした入力楽
音の振幅データSPD(t)をメモリD0に書込
むため、 SL1;SELECT(A) CTL;(Y)=(X) で示される内容のセレクト制御信号SL1およ
び演算制御信号CTLがオペレーシヨンコード
OPCとして制御信号出力レジスタ303から
出力される。これによつて、セレクタ401は
サンプリングホールド回路SPHから出力され
る振幅データSPD(t)を演算回路402の演
算入力(X)に供給する。また、演算回路402
は、演算入力(X)に入力された振幅データSPD
(t)を演算値(Y)として出力する。 (2) 次に、現在のサンプリング時刻(t)に対応
したメモリD0のアドレスを指定した上、この
アドレスに演算回路402の出力データSPD
(t)を書込むため、 DLo;DL0 DLk;DLD WR4;“1”(WRITE) L3;“1”(LATCH) で示される内容のメモリ種別情報DLk、書込み
制御信号WR4、ラツチ制御信号L3がオペレ
ーシヨンコードOPCとして、またメモリ番号
情報DLoが制御信号出力レジスタ303から出
力される。 これによつて、メモリD0に対応したアドレ
スカウンタAC(D0)の出力情報ADR〔D0〕
が現在時刻tの振幅データSPD(t)を書込む
ための下位アドレス情報としてラツチ306に
ラツチされる。そして、このラツチされた下位
アドレス情報ADR〔D0〕は、アドレス情報出
力回路309においてその上位にメモリ番号情
報DLo(=DL0)およびメモリ種別情報DLk(=
DLD)が付加されてメモリD0に対する振幅デ
ータSPD(t)の書込みアドレス情報DM・
ADRとして出力される。これにより、演算回
路402を介してメモリD0のデータ入力に与
えられている現在時刻tの振幅データSPD
(t)は書込み制御信号WR4によつて現在時
刻tに対応したアドレスに書込まれる。 (3) 次に、各サンプリング時刻毎の初期反射音の
合成値を記憶するレジスタR0をクリアするた
め、 RGo;R0 CTL;(Y)=0 WR1;“1”(WRITE) で示される内容の演算制御信号CTL、書込み
制御信号WR1がオペレーシヨンコードOPCと
して、またレジスタ番号情報RGoが制御信号出
力レジスタ303から出力される。 これによつて、レジスタR0には「0」が書
込まれる。すなわち、レジスタR0はクリアさ
れる。 (4) 次に、第1反射音ECH1を形成するため、 OF・ADRo;OF・ADR1 DLk;DLD GP1;“1” L2;“1”(LATCH) で示される内容のメモリ種別情報DLk、制御パ
ルスGP1、ラツチ制御信号L2がオペレーシ
ヨンコードOPCとして、また第1反射音ECH1
の遅延時間i1に対応したアドレス情報OF・
ADRoが制御信号出力レジスタ303から出力
される。この場合、アドレス情報出力回路30
9には前記ステツプ3におけるメモリ番号情報
DLo(=DL0)が保持されている。 これによつて、アドレス情報出力回路309
は、遅延時間i1に対応したアドレス情報OF・
ADR1を下位アドレス情報とし、メモリ番号情
報DLo(=DL0)、メモリ種別情報DLk(=DLD
を上位アドレス情報とし、メモリD0からi1
間前に書込んだ振幅データSPD(t−i1)を読
出すためのアドレス情報DM・ADRとして出
力する。これにより、メモリD0からi1時間前
の振幅データSPD(t−i1)が読出され、この
読出しデータSPD(t−i1)はラツチ制御信号
L2によつてラツチ101にラツチされる。 (5) 次に、レジスタR0の現在値をラツチ404
に転送するため、 RGo;R0 L1;“1”(LATCH) で示される内容のラツチ制御信号L1がオペレ
ーシヨンコードとして、またレジスタ番号情報
RGoが制御信号出力レジスタ303から出力さ
れる。これによつて、レジスタR0の現在値は
ラツチ404に転送されて記憶される。 (6) 次に、i1時間前の振幅データSPD(t−i1)に
振幅レベル制御用の係数K1を乗算し、第1反
射音ECH1に関する瞬時値K1・SPD(t−i1
を得るため、 ADR〔Ko〕;ADR〔K1〕 SL1;SELECH(B) CTL;(A)・(X)+(B)=(Y) で示されるセレクト制御信号SL1、演算制御
信号CTLがオペレーシヨンコードOPCとして、
また定数読出し用のアドレス情報ADR〔Ko
が制御信号出力レジスタ303から出力され
る。 これによつて、係数メモリ400から第1反
射音ECH1に関する係数K1が読出されて演算回
路402の演算入力(A)に供給される。また、セ
レクタ401は、B側選択入力にラツチ101
から供給されているi1時間前の振幅データSPD
(t−i1)を選択し、該データSPD(t−i1)を
演算回路402の演算入力(X)に供給する。ま
た、演算回路402は (Y)=(A)・(X)+(B)=K1・SPD(t−i1)+〔R
0〕 で示される演算を行なう。この場合、レジスタ
R0の内容は前述のステツプ(3)においてクリア
されているため、ここでは第1反射音ECH1
関する瞬時値K1・SPD(t−i1)が演算回路4
02の演算値(Y)として得られる。 (7) 次に、第1反射音ECH1の瞬時値K1・SPD
(t−i1)をレジスタR0に転送して記憶させ
るため、 RGo;R0 WR1;“1”(WRITE) で示される内容の書込み制御信号WR1がオペ
レーシヨンコードOPCとして、またレジスタ
番号情報RGoが制御信号出力レジスタ303か
ら出力される。 これによつて、演算回路402の出力データ
(Y)=K1・SPD(t−i1)がレジスタR0に書込
まれる。 ここまでのステツプを終了することにより、
レジスタR0には第1反射音ECH1の瞬時値
K1・SPD(t−i1)が得られる。 (8) 次に、第2反射音ECH2〜第10反射音ECH10
に関する瞬時値K2・SPD(t−i2)〜K10
SPD(t−i10)が前述のステツプ(4)〜(7)と同様
にして形成される。従つて、第10反射音ECH10
に関するステツプ(7)の動作を終了した段階で
は、レジスタR0には第1反射音ECH1〜第10
反射音ECH10の瞬時値の総和 10n=1 Ko・SPD(t−io)が得られる。 そして、この総和10n=1 Ko・SPD(t−io) は出力レジスタ500に対して書込み制御信号
WR2によつて書込まれ、減衰器501に転送さ
れる。 b フイルタ動作 フイルタ動作を行う場合 (1) まず、メモリD10からj時間前の振幅デー
タSPD(t−j)を読出すため、 DLo;DL10 DLk;DLD L3;“1”(LATCH) L2;“1”(LATCH) で示される内容のメモリ種別情報DLk、ラツチ
制御信号L3,L2がオペレーシヨンコード
OPCとして、またメモリ番号情報DLoが制御信
号出力レジスタ303から出力される。 これによつて、メモリD10に対応したアド
レスカウンタAC(D10)の出力情報ADR〔D
10〕がj時間前の振幅データSPD(t−j)
を読出すための下位アドレス情報としてラツチ
306にラツチされる。そして、このラツチさ
れた下位アドレス情報ADR〔D10〕は、アド
レス情報出力回路309においてその上位にメ
モリ番号情報DLo(=DL10)およびメモリ種別
情報DLk(=DLD)が付加されてデータメモリ
100のメモリD10に対して振幅データ
SPD(t−j)の読出しアドレス情報DM・
ADRとして出力される。これにより、メモリ
D10からj時間前の振幅データSPD(t−
j)が読出され、この読出しデータSPD(t−
j)はラツチ制御信号L2によりラツチ101
にラツチされる。 (2) 次に、現在時刻tでサンプリングした振幅デ
ータSPD(t)を振幅データSPD(t−j)の
読出しアドレスと同一アドレスに書込むため、 SL1;SELECT(A) CTL;(Y)=(X) で示される内容のセレクト制御信号SL1およ
び演算制御信号CTLがオペレーシヨンコード
OPCとして制御信号出力レジスタ303から
出力される。これによつて、セレクタ401は
サンプリングホールド回路SPHから出力され
る振幅データSPD(t)を演算回路402の演
算入力(X)に供給する。また、演算回路402
は、演算入力(X)に入力された振幅データSPD
(t)を演算値(Y)として出力する。 (3) 次に、振幅データSPD(t)をメモリD10
に書込むため、 DLo;DL10 DLk;DLD WR4;“1”(WRITE) L3;“1”(LATCH) で示される内容のメモリ種別情報DLk、書込み
制御信号WR4、ラツチ制御信号L3がオペレ
ーシヨンコードOPCとして、またメモリ番号
情報DLoが制御信号出力レジスタ303から出
力される。 これによつて、メモリD10に対応したアド
レスカウンタAC(D10)の出力情報ADR〔D
10〕が現在時刻tの振幅データSPD(t)を
書込むための下位アドレス情報としてラツチ3
06にラツチされる。そして、このラツチされ
た下位アドレス情報ADR〔D10〕は、アドレ
ス情報出力回路309においてその上位にメモ
リ番号情報DLo(=DL10)令およびメモリ種別
情報DLk(=DLD)が付加されてメモリD10
に対する振幅データSPD(t)の書込みアドレ
ス情報DM・ADRとして出力される。これに
より、演算回路402を介してメモリD10の
データ入力に与えられている現在時刻tの振幅
データSPD(t)は書込み制御信号WR4によ
つて現在時刻tに対応したアドレスに書込まれ
る。 (4) 次に、ローパスフイルタLPFにおいて、レ
ジスタR1の内容、係数K11、j時間前の振幅
データSPD(t−j)により、 〔R1〕+K11・SPD(t−j) を演算し、この演算値をレジスタR1に再び記
憶させるため、まず、 RGo;R1 L1;“1”(LATCH) の内容で示されるラツチ制御信号L1がオペレ
ーシヨンコードOPCとして、またレジスタ番
号情報RGoが制御信号出力レジスタ303から
出力され、レジスタR1の内容がラツチ404
に転送される。 (5) 次に、K11・SPD(t−j)の演算を行うた
め、 ADR〔Ko〕;ADR〔K11〕 SL1;SELECT(B) CTL;(Y)=(A)・(X)+(B) で示される内容のセレクト制御信号SL1、演
算制御信号CTLがオペレーシヨンコードOPC
として、また定数読出し用のアドレス情報
ADR〔Ko〕が制御信号出力レジスタ303か
ら出力される。 これによつて、係数メモリ400から係数
K11が読出されて演算回路402の演算入力(A)
に供給される。また、セレクタ401は先のb
―(1)のステツプでラツチ101にラツチされて
いる振幅データSPD(t−j)を選択し、演算
回路402の演算入力(X)に供給する。これに
よつて、演算回路402は、 (Y)=(A)・(X)+(B) =K11・SPD(t−j)+R1 の演算を行う。この場合、レジスタR1の内容
は前回のサンプリング時刻(t−1)における
フイルタ処理が終了した段階でクリアされてい
るため、このステツプではK11・SPD(t−j)
が演算値(Y)として得られる。 (6) 次に、この演算値(Y)=K11・SPD(t−j)
をレジスタR1に記憶させるため、 RGo;R1 WR1;“1”(WRITE) の内容で示される書込み制御信号WR1がオペ
レーシヨンコードOPCとして、またレジスタ
番号情報RGoが制御信号出力レジスタ303か
ら出力される。 これによつて、演算回路402の出力データ
K11・SPD(t−j)がレジスタR1に記憶さ
れる。 (7) 次に、メモリSD0から(j−1)時間前の
振幅データSPD(t−j−1)を読出すため、 DLo;DL0 DLk;DLSD GP2;“1” L2;“1”(LATCH) で示される内容のメモリ種別情報DLk、ラツチ
制御信号L2、ゲートパルス信号GP2がオペ
レーシヨンコードODCとして、またメモリ番
号情報DLoが制御信号出力レジスタ303から
出力される。すると、アドレス情報出力回路3
09は、下位アドレス情報の全ビツトを“0”
にし、その上位にメモリ番号情報DLo(=DL0
およびメモリ種別情報DLk(=DLSD)を付加し、
メモリSD0に対するアドレス情報DM・ADR
として出力する。これにより、メモリSD0か
ら(j−1)時間前の振幅データSPD(t−j
−1)が読出され、ラツチ101にラツチされ
る。 (8) 次に、レジスタR1の内容K11・SPD(t−
j)、係数K12、ラツチ101にラツチされて
いる振幅データSPD(t−j−1)により K12・SPD(t−j−1)+〔R1〕 を演算し、この演算値をレジスタR1に再び記
憶させるため、まず RGo;R1 L1;“1”(LATCH) で示される内容のラツチ制御信号L1がオペレ
ーシヨンコードOPCとして、またレジスタ番
号情報RGoが制御信号出力レジスタ303から
出力され、レジスタR1の内容K11・SPD(t
−j)がラツチ404に転送される。 (9) 次に、K12・SPD(t−j−1)+〔R1〕の
演算を行うため、 ADR〔Ko〕;ADR〔K12〕 SL1;SELECT(B) CTL;(Y)=(A)・(X)+(B) で示される内容の信号SL1,CTLがオペレー
シヨンコードOPCとして、またアドレス情報
ADR〔Ko〕が制御信号出力レジスタ303か
ら出力される。 これによつて、係数メモリ400から係数
K11が読出されて演算回路402の演算入力(A)
に供給される。また、セレクタ401はラツチ
101にラツチされている振幅データSPD(t
−j−1)を選択して演算回路402の演算入
力(X)に供給する。これによつて、演算回路4
02は (Y)=(A)・(X)+(B) =K12・SPD(t−j−1)+K11・SPD(t
−j) の演算値(Y)を出力する。そして、この演算値
(Y)は次のステツプでレジスタR1およびR2
に記憶される。これにより、レジスタR1およ
びR2の内容は、 〔R1〕=〔R2〕=K12・SPD(t−j−1)
+K11・SPD(t−j)となる。 (10) 次に、レジスタR2の内容、係数K13、メモ
リSD0に記憶されている(j−1)時間前の
振幅データSPD(t−j−1)により、K13
SPD(t−j−1)+〔R2〕の演算を行うた
め、まず、前述のb―(7)のステツプと同様にし
て振幅データSPD(t−j−1)がメモリSD0
から読出され、ラツチ101にラツチされる。 (11) 次に、レジスタR2の内容をラツチ404に
転送するため、前述のb―(8)のステツプと同様
にしてレジスタR2の内容K12・SPD(t−j
−1)+K11・SPD(t−j)がラツチ404へ
転送される。 (12) 次に、係数K13を読出してK13・SPD(t−j
−1)+〔R2〕の演算を行うため、 ADR〔Ko〕;ADR〔K13〕 SL1;SELECT(B) CTL;(Y)=(A)・(X)+(B) で示される内容の信号SL1,CTLがオペレー
シヨンコードOPCとして、またアドレス情報
ADR〔Ko〕が制御信号出力レジスタ303か
ら出力される。 これによつて、係数メモリ400から係数
K11が読出されて演算回路402の演算入力(A)
に供給される。また、セレクタ401はラツチ
101にラツチされている振幅データSPD(t
−j−1)を選択して演算回路402の演算入
力(X)に供給する。 これにより、演算回路402は (Y)=(A)・(X)+(B) =K13・SPD(t−j−1) +K12・SPD(t−j−1)+K11・S
PD(t−j) の演算値(Y)を出力する。そして、この演算値(Y)
は次のステツプでレジスタR2に記憶され、この
レジスタR2を介してハイパスフイルタHPFに
供給される。 (13) ローパスフイルタLPFにおける最終ステツ
プでは、レジスタR1の内容をメモリSD0に
書込み、次のサンプリング時刻(t+1)で使
用するため、まずレジスタR1の内容「K12
SPD(t−j−1)+K11・SPD(t−j)」が前
述のb―(8)のステツプと同様にしてラツチ40
4に転送された後、演算回路402に(Y)=(B)
の演算を行なわせ、その演算値「(Y)=K12
SPD(t−j−1)+K11・SPD(t−j)」がメ
モリSD0に書込まれる。この書込み動作は、 DLo;DL0 DLk;DLSD GP2;“1” WR4;“1”(WRITE) で示される内容のオペレーシヨンコードOPC
とメモリ番号情報DLoが制御信号出力レジスタ
303から出力されることによつて行なわれ
る。 ローパスフイルタLPFの動作が終了すると
次にハイパスフイルタHPFの動作が行なわれ
るが、このハイパスフイルタHPFの動作につ
いては説明を省略する。 次に、遅延時間間隔の粗い残響音RVD1の形成
動作について説明する。 c 残響音RVD1の形成動作 残響音RVD1を形成する場合、 (1) まず、ハイパスフイルタHPFのレジスタR
4の記憶データSPD(t−j)に係数K17を乗
算し、その乗算値K17・SPD(t−j)をレジ
スタR5に記憶させるため、 RGo;R4 L1;“1”(LATCH) で示される内容のラツチ制御信号L1およびレ
ジスタ番号情報RGoが制御信号出力レジスタ3
03から出力され、レジスタR4の内容SPD
(t−j)がラツチ404に転送される。 (2) 次に、K17・SPD(t−j)を演算するため、 ADR〔Ko〕;ADR〔K17〕 SL1;SELECT(C) CTL;(Y)=(A)・(X) で示される内容のセレクト制御信号SL1、演
算制御信号CTL、係数読出し用のアドレス情
報ADR〔Ko〕が制御信号出力レジスタ303
から出力される。 これにより、係数メモリ400から係数K17
が読出されて演算回路402の演算入力(A)に供
給される。また、セレクタ401はラツチ40
4にラツチされているデータSPD(t−j)を
選択して演算回路402の演算入力(X)に供給
する。 これにより、演算回路402は (Y)=(A)・(X)=K17・SPD(t−j) の演算値(Y)を出力する。この演算値(Y)は次の
ステツプでレジスタR5に記憶される。 (3) 次に、メモリD1からx1時間前の振幅データ
SPD(t−x1)を読出し、このデータSPD(t
−x1)とレジスタR11の現在値とを加算し、
その加算値を再びレジスタR11に記憶させる
ため、まず、 DLo;DL1 DLk;DLD L3;“1”(LATCH) L2;“1”(LATCH) で示される内容のラツチ制御信号L3,L2
と、メモリ番号情報DLoおよびメモリ種別情報
DLkが制御信号出力レジスタ303から出力さ
れる。 これにより、メモリD1に対応したアドレス
カウンタAC(D1)の出力情報ADR〔D1〕が
振幅データSPD(t−x1)を読出すための下位
アドレス情報としてラツチ306にラツチされ
る。そして、この下位アドレス情報ADR〔D
1〕はアドレス情報出力回路309においてそ
の上位にメモリ番号情報DLoおよびメモリ種別
情報DLkが付加されて、データメモリ100に
対してメモリD1のアドレス情報DM・ADR
として出力される。これにより、メモリD1か
らx1時間前の振幅データSPD(t−x1)が読出
され、ラツチ101にラツチされる。 (4) 次に、この読出しデータSPD(t−x1)とレ
ジスタR11の現在値とを加算するため、レジ
スタR11の内容がラツチ404に記憶された
後、 SL1;SELECT(B) CTL;(Y)=(X)+(B) で示される内容のセレクト制御信号SL1およ
び演算制御信号CTLが制御信号出力レジスタ
303から出力される。 すると、セレクタ401はラツチ101にラ
ツチされている振幅データSPD(t−x1)を選
択して演算回路402の演算入力(X)に供給す
る。これにより、演算回路402は (Y)=(X)+(B)=〔R11〕+SPD(t-x1) で示される演算値(Y)を出力する。この場合、
レジスタR11の内容は前回のサンプリング時
刻(t−1)における動作を終了した段階でク
リアされている。このため、このステツプ(4)に
おける演算値(Y)はSPD(t−x1)となる。こ
の後、演算値(Y)はレジスタR11に転送され
て記憶される。 (5) 次に、メモリD1から振幅データSPD(t−
x1)を読出し、これに係数K18を乗算し、さら
にその乗算値K18・SPD(t−x1)とレジスタ
R5の内容「K17・SPD(t−j)」との加算値
をレジスタR6に再び記憶させるため、まず前
述のc―(1)のステツプと同様にしてレジスタR
5の内容「K17・SPD(t−j)」がラツチ40
4に転送される。 (6) 次に、ラツチ101にラツチされている振幅
データSPD(t−x1)、ラツチ404にラツチ
されているデータ「K17・SPD(t−j)」、係
数K18とにより、 (Y)=K18・SPD(t−x1)+K17・SPD(t−
j) の演算を行うため、 ADR〔Ko〕;ADR〔K18〕 SL1;SELECT(B) CTL;(Y)=(A)・(X)+(B) で示される内容のセレクト制御信号SL1、演
算制御信号CTL、係数読出し用のアドレス情
報ADR〔Ko〕が制御信号レジスタ303から
出力される。 これにより、係数メモリ400から係数K18
が読出されて演算回路402の演算入力(A)に供
給される。また、セレクタ401はラツチ10
1にラツチされている振幅データSPD(t−
x1)を選択して演算回路402の演算入力(X)
に供給する。 これにより、演算回路402は (Y)=(A)・(X)+(B) =K18・SPD(t−x1)+K17・SPD(t−
j) を出力する。そして、この演算値(Y)は次のス
テツプでレジスタR6を介してメモリD1の現
在時刻tに対応したアドレスに書込まれる。こ
の後、レジスタR6はメモリD2の系統の処理
を行うためクリアされる。 (7) 次に、メモリD2〜D9の各系統に関する処
理が前述のc―(3)〜c―(6)のステツプと同様に
して行なわれる。そして、メモリD1〜D9の
各系統の処理を終了すると、レジスタR11に
は RVD1(t)=9n=1 SPD(t−xo) で表わされる残響音RVD1に関する情報が得られ
る。 次に、遅延時間間隔の密な残響音RVD2の形成
動作について説明する。 d 残響音RVD2の形成動作 残響音RVD2を形成する場合、 (1) まず、メモリMD0からy1時間前の振幅デー
タRVD1(t−y1)を読出すため、 DLo;DL0 DLk;DLMD L3;“1”(LATCH) L2;“1”(LATCH) で示される内容のラツチ制御信号L3,L1
と、メモリ番号情報DLoおよびメモリ種別情報
DLkが制御信号出力レジスタ303から出力さ
れる。これにより、アドレス情報出力回路30
9において前述のc―(3)のステツプと同様にし
てメモリMD0に対するアドレス情報DM・
ADRが形成され、メモリMD0からy1時間前
の振幅データRVD1(t−y1)が読出される。
そして、このデータRVD1(t−y1)はラツチ
101にラツチされる。 (2) 次に、ラツチ101にラツチされた振幅デー
タRVD1(t−y1)、レジスタR11の出力デー
タRVD1(t)、係数K30により、 K30・RVD1(t−y1)+RVD1(t) を演算し、その演算値をレジスタR12に記憶
させるため、まず、レジスタR11の出力デー
タRVD1(t)がラツチ404に転送された後、 ADR〔Ko〕;ADR〔K30〕 SL1;SELECT(B) CTL;(Y)=(A)・(X)+(B) で示される内容のセレクト制御信号SL1、演
算制御信号CTLおよび係数読出し用のアドレ
ス情報ADR〔Ko〕が制御信号出力レジスタ3
03から出力される。 これにより、演算回路402には前述のc―
(6)のステツプと同様にして係数K30が演算入力
(A)に供給され、またデータRVD1(t−y1)が
演算入力(X)に供給される。これにより、演算
回路402は (Y)=(A)・(X)+(B) =K30×RVD1(t−y1)+RVD1(t) の演算値(Y)を出力する。そして、この演算値
(Y)は次のステツプにおいてレジスタR12に
記憶される。 (3) 次に、レジスタR12の内容「K30・RVD1
(t−y1)+RVD1(t)」に係数K29を乗算する
ため、まずレジスタR12の内容がラツチ40
4に転送された後、 ADR〔Ko〕;ADR〔K29〕 SL1;SELECT(C) CTL;(Y)=(A)・(X) で示される内容のセレクト制御信号SL1、演
算制御信号CTLと、係数読出し用のアドレス
情報ADR〔Ko〕が制御信号出力レジスタ30
3から出力される。 これにより、演算回路402には係数K30
演算入力(A)に供給され、またデータ「K30
RVD1(t−y1)+RVD1(t)」が演算入力(X)に
供給される。これにより、演算回路402は (Y)=(A)・(X) =K29・{K30・RVD1 (t-y1)+RVD1(t)} で示される演算値(Y)を出力する。この演算値
(Y)は次のステツプにおいてレジスタR13に
記憶される。 (4) 次に、レジスタR13の内容とy1時間前のデ
ータRVD1(t−y1)とを加算し、その加算値
をレジスタR13に再び記憶させるため、前述
のd―(1)のステツプと同様にしてメモリMD0
からy1時間前のデータRVD1(t−y1)が読出
されてラツチ101にラツチされる。この後、
レジスタR13の内容「K29{K30・RVD1(t−
y1)+RVD1(t)}」がラツチ404に転送され
た後、 SL1;SELECT(B) CTL;(Y)=(B)+(X) で示される内容のセレクト制御信号SL1、演
算制御信号CTLが制御信号出力レジスタ30
3から出力される。これにより、演算回路40
2は (Y)=(B)+(X) =RVD1(t−y1) +K29・{K30・RVD1 (t-y1)+RVD1(t)} で示される演算値(Y)を出力する。この演算値
(Y)は次のステツプにおいてレジスタR13に
記憶され、残響音情報RVD2Aとして出力され
る。 (5) 次に、レジスタR12の内容「K30・RVD1
(t−y1)+RVD1(t)」をy1時間遅れたサンプ
リング時刻(t+y1)で使用するため、レジス
タR12の内容がメモリMD0の現在時刻tに
対応したアドレスに書込まれる。 (6) この後、y1時間間隔よりさらに密な残響音
RVD2B,RVD2Cが同様にして形成される。 なお、第1図(第2図)の実施例ではバンドパ
スフイルタを設けているが、これは必要に応じて
省略するようにしても良い。また、第13図の機
能ブロツク図に示すように、メモリD10の出力
データをハイパスフイルタHPF、バンドパスフ
イルタBPF、ローパスフイルタLPFにより3系
列の周波数帯域に分け、第1残響音形成部2にお
いて各周波数帯域別に異なる残響音を形成するよ
うにしてもよい。これは、制御プログラムの内容
を変更するのみで容易に実現できる。 以上説明したように、第1の発明による反射残
響音付加装置は、入力楽音信号をそれぞれ異なる
遅延時間遅延した複数の遅延楽音信号をそれぞれ
独立してレベル制御して遅延時間およびレベルが
不規則な初期反射音信号を形成することができる
とともに、遅延時間およびレベルが規則的な残響
音信号を形成することができ、しかも、初期反射
音と残響音を完全に独立して任意に設定すること
ができ、さらに初期反射音は複数形成することが
できるので、残響がより自然になり、かつ種々の
音場環境や複雑な残響特性の実現が可能となる。
また、デジタル構成しているので、残響時間を長
くしてもS/N比が低下せず、自然の残響音と同
質の残響音を得ることができる。また、第2の発
明による反射残響音付加装置は、更に、遅延時間
を変えることにより残響特性を簡単に自由に変更
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による反射残響音付加装置の
一実施例を示すブロツク図、第2図は第1図の実
施例を機能的に表わした機能ブロツク図、第3図
および第4図は遅延回路の基本的構成を示すブロ
ツク図、第5図は第3図の遅延回路の動作を説明
するためのタイムチヤート、第6図は第1図の実
施例において発生される初期反射音の特性図、第
7図は櫛型フイルタ構成の遅延回路の周波数特性
を示す図、第8図および第9図は第1図の実施例
において発生される残響音の特性図、第10図は
第1図の実施例におけるデータメモリの構造を示
す図、第11図は第1図の実施例におけるデイレ
イレングスデータメモリの構造を示す図、第12
図は第1図の実施例におけるアドレスカウンタの
構造を示す図、第13図はこの発明による反射残
響音付加装置の他の実施例を示す機能ブロツク図
である。 1…初期反射音形成部、2…第1残響音形成
部、3…第2残響音形成部、BPF…バンドパス
フイルタ、10…記憶部、20…時間情報発生
部、30…アドレス情報発生部、40…演算部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力信号に対して、初期反射音形成のための
    遅延および残響音形成のための遅延を行なう遅延
    手段100と、 初期反射音形成のための第1の係数群および残
    響音形成のための第2の係数群が記憶されている
    係数メモリ400と、 初期反射音形成のための処理を実行する第1の
    プログラムおよび残響音形成のための処理を実行
    する第2のプログラムが記憶されているプログラ
    ムメモリ300と、 上記初期反射音形成のために遅延された入力信
    号および残響音形成のために遅延された入力信号
    に対して所定の演算を行なう演算手段401,4
    02,403,404と、 上記プログラムメモリから供給される第1のプ
    ログラムに従い、上記演算手段に対して上記第1
    の係数群を供給するとともに該第1の係数群と上
    記初期反射音形成のために遅延された入力信号と
    を用い時分割演算にて初期反射音を形成せしめ、
    上記プログラムメモリから供給される第2のプロ
    グラムに従い、上記演算手段に対して上記第2の
    係数群を供給するとともに該第2の係数群と上記
    残響音形成のために遅延された入力信号とを用い
    時分割演算にて残響音を形成せしめる制御手段3
    03と、 を備えた反射残響音付加装置。 2 入力信号に対して、所定時間の遅延を行なう
    複数領域個別利用可能なデータメモリ100と、 初期反射音形成のための第1の係数群および残
    響音形成のための第2の係数群が記憶されている
    係数メモリ400と、 初期反射音形成のための処理を実行する第1の
    プログラムおよび残響音形成のための処理を実行
    する第2のプログラムが記憶されているプログラ
    ムメモリ300と、 発生すべき残響音の残響特性を定める遅延時間
    情報を発生する遅延時間情報発生手段20と、 上記遅延時間情報発生手段から供給される遅延
    時間情報に従い、上記データメモリから初期反射
    音形成のための遅延入力信号および残響音形成の
    ための遅延入力信号を読出すアドレス情報を発生
    するアドレス情報発生手段309と、 上記データメモリから供給される初期反射音形
    成のための遅延入力信号および残響音形成のため
    の遅延入力信号に対して所定の演算を行なう演算
    手段401,402,403,404と、 上記プログラムメモリから供給される第1のプ
    ログラムに従い、上記演算手段に対して上記第1
    の係数群を供給するとともに該第1の係数群と上
    記初期反射音形成のための遅延入力信号とを用い
    時分割演算にて初期反射音を形成せしめ、上記プ
    ログラムメモリから供給される第2のプログラム
    に従い、上記演算手段に対して上記第2の係数群
    を供給するとともに該第2の係数群と上記残響音
    形成のための遅延入力信号とを用い時分割演算に
    て残響音を形成せしめる制御手段303と、 を備えた反射残響音付加装置。
JP56113122A 1981-07-20 1981-07-20 反射残響音付加装置 Granted JPS5814898A (ja)

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