JPH0154868B2 - - Google Patents
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- JPH0154868B2 JPH0154868B2 JP27606185A JP27606185A JPH0154868B2 JP H0154868 B2 JPH0154868 B2 JP H0154868B2 JP 27606185 A JP27606185 A JP 27606185A JP 27606185 A JP27606185 A JP 27606185A JP H0154868 B2 JPH0154868 B2 JP H0154868B2
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- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
本発明は、相補型高速半導体装置に於いて、p
チヤネル・トランジスタのアン・ドープ化合物半
導体チヤネル層の上下をp型化合物半導体正孔供
給層で挟んでダブル・ヘテロ接合を形成した構造
とし、このpチヤネル・トランジスタにシング
ル・ヘテロ接合を有するnチヤネル・トランジス
タを組み合わせることに依り、pチヤネル・トラ
ンジスタとnチヤネル・トランジスタの性能的な
バランスをとつて全体の特性を向上させるように
したものである。
チヤネル・トランジスタのアン・ドープ化合物半
導体チヤネル層の上下をp型化合物半導体正孔供
給層で挟んでダブル・ヘテロ接合を形成した構造
とし、このpチヤネル・トランジスタにシング
ル・ヘテロ接合を有するnチヤネル・トランジス
タを組み合わせることに依り、pチヤネル・トラ
ンジスタとnチヤネル・トランジスタの性能的な
バランスをとつて全体の特性を向上させるように
したものである。
本発明は、pチヤネル・トランジスタとnチヤ
ネル・トランジスタの特性がバランスしている相
補型高速半導体装置に関する。
ネル・トランジスタの特性がバランスしている相
補型高速半導体装置に関する。
従来、シリコン系の相補型半導体装置は、種々
の分野に広く用いられている状況にあり、また、
近年では化合物半導体系のものも実現され、特
に、ヘテロ接合への選択ドーピング技術を用いた
結晶成長法が安定になつたこともあつて、高キヤ
リヤ移動度トランジスタと呼ばれている素子から
なる相補型高速半導体装置が有望視され、その研
究・開発に大きな進展を見せている。因に、高キ
ヤリヤ移動度トランジスタに於いて、電子をキヤ
リヤとするものは高電子移動度トランジスタ
(high electron mobility transistor:HEMT)
として知られ、また、その関係で正孔をキヤリヤ
とするものも、便宜上、HEMTと呼ばれている。
尚、以下、この種の相補型高速半導体装置を
HEMT系相補型半導体装置と呼ぶことにする。
の分野に広く用いられている状況にあり、また、
近年では化合物半導体系のものも実現され、特
に、ヘテロ接合への選択ドーピング技術を用いた
結晶成長法が安定になつたこともあつて、高キヤ
リヤ移動度トランジスタと呼ばれている素子から
なる相補型高速半導体装置が有望視され、その研
究・開発に大きな進展を見せている。因に、高キ
ヤリヤ移動度トランジスタに於いて、電子をキヤ
リヤとするものは高電子移動度トランジスタ
(high electron mobility transistor:HEMT)
として知られ、また、その関係で正孔をキヤリヤ
とするものも、便宜上、HEMTと呼ばれている。
尚、以下、この種の相補型高速半導体装置を
HEMT系相補型半導体装置と呼ぶことにする。
このようなHEMT系相補型半導体装置に於い
て、nチヤネルHEMTが優れているのは勿論の
こと、化合物半導体がGaAs系である場合に限つ
て言えば、pチヤネルHEMTであつても、通常
のpチヤネルFET(field effect transistor)に比
較すると、低温で、正孔の移動度が20〜30倍も高
く、また、デバイスとしての特性も、例えば、そ
の伝達コンダクタンスgnは3〜5倍も良好であ
る。
て、nチヤネルHEMTが優れているのは勿論の
こと、化合物半導体がGaAs系である場合に限つ
て言えば、pチヤネルHEMTであつても、通常
のpチヤネルFET(field effect transistor)に比
較すると、低温で、正孔の移動度が20〜30倍も高
く、また、デバイスとしての特性も、例えば、そ
の伝達コンダクタンスgnは3〜5倍も良好であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記したように、HEMT系相補型半導体装置
の特性が優れ、また、それを構成しているpチヤ
ネルHEMTが通常のpチヤネルFETよりも格段
に良好な特性を持つているが、nチヤネル
HEMTに比較すると未だ遥かに劣つている。従
つて、相補型半導体装置としては、性能的に甚だ
バランスが悪いものとなつている。
の特性が優れ、また、それを構成しているpチヤ
ネルHEMTが通常のpチヤネルFETよりも格段
に良好な特性を持つているが、nチヤネル
HEMTに比較すると未だ遥かに劣つている。従
つて、相補型半導体装置としては、性能的に甚だ
バランスが悪いものとなつている。
従つて、そのような欠点を解消するには、pチ
ヤネルHEMTの特性、特に伝達コンダクタンス
gnなどを向上する必要があるが、それには2次
元正孔濃度を高め、電流駆動能力を大きくすると
良い。尚、電流駆動能力を大きくすると、容量性
負荷、例えば1トランジスタ・1キヤパシタ・メ
モリ・セル・アレイを駆動する場合には、動作速
度が向上する。
ヤネルHEMTの特性、特に伝達コンダクタンス
gnなどを向上する必要があるが、それには2次
元正孔濃度を高め、電流駆動能力を大きくすると
良い。尚、電流駆動能力を大きくすると、容量性
負荷、例えば1トランジスタ・1キヤパシタ・メ
モリ・セル・アレイを駆動する場合には、動作速
度が向上する。
本発明は、pチヤネル・トランジスタの特性を
向上させることに依り、全体の特性及びpチヤネ
ルとnチヤネルの各トランジスタのバランスを改
善したHEMT系相補型半導体装置を提供する。
向上させることに依り、全体の特性及びpチヤネ
ルとnチヤネルの各トランジスタのバランスを改
善したHEMT系相補型半導体装置を提供する。
本発明の相補型高速半導体装置に於いては、2
次元正孔ガス層(例えば2次元正孔ガス層Cp)
が生成されるアン・ドープ化合物半導体チヤネル
層(例えばアン・ドープGaAsチヤネル層6)及
びそれを上下から挟んで正孔を供給するp型化合
物半導体正孔供給層(例えばp型AlzGa1-zAs正
孔供給層5及びp型AlxGa1-xAs正孔供給層7)
で形成されたダブル・ヘテロ接合を有するpチヤ
ネル・トランジスタと、2次元電子ガス層(例え
ば2次元電子ガス層Co)が生成されるアン・ド
ープ化合物半導体チヤネル層(例えばアン・ドー
プGaAsチヤネル層2)及びそれに電子を供給す
るn型化合物半導体電子供給層(例えばn型Aly
Ga1-zAs電子供給層3)で形成されたシングル・
ヘテロ接合を有し且つ前記pチヤネル・トランジ
スタに近接して同一基板(例えば半絶縁性GaAs
基板1)上に設けられたnチヤネル・トランジス
タとを備えた構成になつている。
次元正孔ガス層(例えば2次元正孔ガス層Cp)
が生成されるアン・ドープ化合物半導体チヤネル
層(例えばアン・ドープGaAsチヤネル層6)及
びそれを上下から挟んで正孔を供給するp型化合
物半導体正孔供給層(例えばp型AlzGa1-zAs正
孔供給層5及びp型AlxGa1-xAs正孔供給層7)
で形成されたダブル・ヘテロ接合を有するpチヤ
ネル・トランジスタと、2次元電子ガス層(例え
ば2次元電子ガス層Co)が生成されるアン・ド
ープ化合物半導体チヤネル層(例えばアン・ドー
プGaAsチヤネル層2)及びそれに電子を供給す
るn型化合物半導体電子供給層(例えばn型Aly
Ga1-zAs電子供給層3)で形成されたシングル・
ヘテロ接合を有し且つ前記pチヤネル・トランジ
スタに近接して同一基板(例えば半絶縁性GaAs
基板1)上に設けられたnチヤネル・トランジス
タとを備えた構成になつている。
前記手段に依ると、pチヤネル・トランジスタ
がダブル・ヘテロ構造のpチヤネルHEMTであ
る為、pチヤネル・トランジスタとnチヤネル・
トランジスタとの性能的なバランスをとることが
でき、その結果、全体の性能が向上し、そして、
pチヤネル・トランジスタの伝達コンダクタンス
gnが向上することから、それに対応してデバイ
ス・パラメータを小さくすることができ、高集積
化する場合に有利である。
がダブル・ヘテロ構造のpチヤネルHEMTであ
る為、pチヤネル・トランジスタとnチヤネル・
トランジスタとの性能的なバランスをとることが
でき、その結果、全体の性能が向上し、そして、
pチヤネル・トランジスタの伝達コンダクタンス
gnが向上することから、それに対応してデバイ
ス・パラメータを小さくすることができ、高集積
化する場合に有利である。
第1図は本発明一実施例に用いるエピタキシヤ
ル成長化合物半導体層の構成を説明する為の要部
切断側面図を表している。
ル成長化合物半導体層の構成を説明する為の要部
切断側面図を表している。
図に於いて、
1は半絶縁性GaAs基板
2はアン・ドープGaAsチヤネル層
3はn型AlyGa1-yAs電子供給層
4はn+型GaAsキヤツプ層
5はp型AlzGa1-zAs正孔供給層
6はアン・ドープGaAsチヤネル層
7はp型AlxGa1-xAs正孔供給層
8はp+型GaAsキヤツプ層
をそれぞれ示し、チヤネル層2、電子供給層3、
キヤツプ層4はnチヤネルHEMTを構成する為
のものであり、また、正孔供給層5、チヤネル層
6、正孔供給層7はpチヤネルHEMTを構成す
る為のものである。
キヤツプ層4はnチヤネルHEMTを構成する為
のものであり、また、正孔供給層5、チヤネル層
6、正孔供給層7はpチヤネルHEMTを構成す
る為のものである。
前記各化合物半導体層に於ける諸データを例示
すると次の通りである。
すると次の通りである。
チヤネル層2について
厚さ:6000〔Å〕
電子供給層3について
厚さ:350〔Å〕
不純物:Si
不純物濃度:1.5×1018〔cm-3〕
y値:0.1〜0.6
キヤツプ層4について
厚さ:200〔Å〕
不純物:Si
不純物濃度:2×1018〔cm-3〕
正孔供給層5について
厚さ:200〔Å〕
不純物:Be
不純物濃度:1×1018〔cm-3〕
z値:0.3〜0.6
チヤネル層6について
厚さ:100〔Å〕
正孔供給層7について
厚さ:200〔Å〕
不純物:Be
不純物濃度:1×1018〔cm-3〕
x値:0.3〜0.6
キヤツプ層8について
厚さ:500〔Å〕
不純物:Be
不純物濃度:4×1018〔cm-3〕
前記説明したような各化合物半導体層を形成す
るに際しては、分子線エピタキシヤル成長
(molecular beam epitaxy:MBE)法、若しく
は有機金属体積(metalorganics chemical
vapour deposition:MOCVD)法など適宜の技
法を採用することができ、そして、最初、nチヤ
ネルHEMTを形成する為の各化合物半導体層を
成長させる。
るに際しては、分子線エピタキシヤル成長
(molecular beam epitaxy:MBE)法、若しく
は有機金属体積(metalorganics chemical
vapour deposition:MOCVD)法など適宜の技
法を採用することができ、そして、最初、nチヤ
ネルHEMTを形成する為の各化合物半導体層を
成長させる。
これに引き続きp型AlzGa1-zAs正孔供給層5
を成長させる。この正孔供給層5はダブル・ヘテ
ロ構造(double heterostructure:DH)pチヤ
ネルHEMTに於ける一方の正孔供給層であると
共に下地であるnチヤネルHEMTのキヤツプ層
4及び電子供給層3を空乏化する為の働きもす
る。
を成長させる。この正孔供給層5はダブル・ヘテ
ロ構造(double heterostructure:DH)pチヤ
ネルHEMTに於ける一方の正孔供給層であると
共に下地であるnチヤネルHEMTのキヤツプ層
4及び電子供給層3を空乏化する為の働きもす
る。
この後、2次元正孔ガス層が生成されるアン・
ドープGaAsチヤネル層6、他方の正孔供給層で
あるp型AlxGa1-xAs正孔供給層7、p+型GaAsキ
ヤツプ層8を成長させる。
ドープGaAsチヤネル層6、他方の正孔供給層で
あるp型AlxGa1-xAs正孔供給層7、p+型GaAsキ
ヤツプ層8を成長させる。
第2図A及びBは本発明一実施例の要部切断側
面図及びその等価回路図を表し、第1図に於いて
用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ
意味を持つものとする。
面図及びその等価回路図を表し、第1図に於いて
用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ
意味を持つものとする。
図A及びBに於いて、11はnチヤネル・トラ
ンジスタ部分のソース電極、12はnチヤネル・
トランジスタ部分のドレイン電極、13はnチヤ
ネル・トランジスタ部分のゲート電極、21はn
チヤネル・トランジスタ部分のソース電極、22
はpチヤネル・トランジスタ部分のドレイン電
極、23はpチヤネル・トランジスタ部分のゲー
ト電極、31,32,33は素子間分離領域、IN
は入力端、OTは出力端、VDDは正側電源レベル、
VSSは接地側電源レベル、Cpは2次元正孔ガス
層、Coは2次元電子ガス層をそれぞれ示してい
る。
ンジスタ部分のソース電極、12はnチヤネル・
トランジスタ部分のドレイン電極、13はnチヤ
ネル・トランジスタ部分のゲート電極、21はn
チヤネル・トランジスタ部分のソース電極、22
はpチヤネル・トランジスタ部分のドレイン電
極、23はpチヤネル・トランジスタ部分のゲー
ト電極、31,32,33は素子間分離領域、IN
は入力端、OTは出力端、VDDは正側電源レベル、
VSSは接地側電源レベル、Cpは2次元正孔ガス
層、Coは2次元電子ガス層をそれぞれ示してい
る。
ここで、各電極に関する材料のデータを例示す
ると次の通りである。
ると次の通りである。
ソース電極11及びドレイン電極12につい
て Au・Ge/Au ゲート電極13について Al ソース電極21及びドレイン電極22につい
て Au/Zn/Au ゲート電極23について Al 第1図及び第2図に関する説明から明らかなよ
うに、本発明のHEMT系相補型半導体装置に於
けるpチヤネルHEMTは、チヤネル層6が正孔
供給層5及び7に挟まれていて、その両者から正
孔を供給される構成、即ち、ダブル・ヘテロ構造
になつているので、チヤネル層6に生成される2
次元正孔ガス層に於ける正孔濃度は高められる。
て Au・Ge/Au ゲート電極13について Al ソース電極21及びドレイン電極22につい
て Au/Zn/Au ゲート電極23について Al 第1図及び第2図に関する説明から明らかなよ
うに、本発明のHEMT系相補型半導体装置に於
けるpチヤネルHEMTは、チヤネル層6が正孔
供給層5及び7に挟まれていて、その両者から正
孔を供給される構成、即ち、ダブル・ヘテロ構造
になつているので、チヤネル層6に生成される2
次元正孔ガス層に於ける正孔濃度は高められる。
このようなダブル・ヘテロ構造のpチヤネル
HEMTの特性はシングル・ヘテロ構造(single
heterostructure:SH)のpチヤネルHEMTと
比較すると、伝達コンダクタンスgnは1.2〜1.5倍
も向上し、従つて、このダブル・ヘテロ構造のp
チヤネルEHMTを用いたHEMT系相補型半導体
装置は全体として特性が向上し、また、その伝達
コンダクタンスgnが向上することから、それに
見合つてデバイス・パラメータを小さくすること
ができるから高集積化に有利である。
HEMTの特性はシングル・ヘテロ構造(single
heterostructure:SH)のpチヤネルHEMTと
比較すると、伝達コンダクタンスgnは1.2〜1.5倍
も向上し、従つて、このダブル・ヘテロ構造のp
チヤネルEHMTを用いたHEMT系相補型半導体
装置は全体として特性が向上し、また、その伝達
コンダクタンスgnが向上することから、それに
見合つてデバイス・パラメータを小さくすること
ができるから高集積化に有利である。
本発明に依る相補型高速半導体装置では、pチ
ヤネル・トランジスタのアン・ドープ化合物半導
体チヤネル層の上下をp型化合物半導体正孔供給
層で挟んでダブル・ヘテロ接合を形成した構造と
し、このpチヤネル・トランジスタにシングル・
ヘテロ接合を有するnチヤネル・トランジスタを
組み合わせた構成を採つている。
ヤネル・トランジスタのアン・ドープ化合物半導
体チヤネル層の上下をp型化合物半導体正孔供給
層で挟んでダブル・ヘテロ接合を形成した構造と
し、このpチヤネル・トランジスタにシングル・
ヘテロ接合を有するnチヤネル・トランジスタを
組み合わせた構成を採つている。
このような構成に依り、pチヤネル・トランジ
スタのアン・ドープ化合物半導体チヤネル層には
多量の正孔が供給されて2次元正孔ガス層に於け
る2次元正孔ガス濃度が高められる為、その伝達
コンダクタンスgnが大きくなるなど特性が向上
するので、nチヤネル・トランジスタと組み合わ
せた場合に性能的なバランスが良好になり、その
結果、全体としての特性が改善され、また、その
伝達コンダクタンスgnが大きくなることから、
それに対応してデバイス・パラメータを小さくす
ることが可能になつて高集積化する際に有利であ
る。
スタのアン・ドープ化合物半導体チヤネル層には
多量の正孔が供給されて2次元正孔ガス層に於け
る2次元正孔ガス濃度が高められる為、その伝達
コンダクタンスgnが大きくなるなど特性が向上
するので、nチヤネル・トランジスタと組み合わ
せた場合に性能的なバランスが良好になり、その
結果、全体としての特性が改善され、また、その
伝達コンダクタンスgnが大きくなることから、
それに対応してデバイス・パラメータを小さくす
ることが可能になつて高集積化する際に有利であ
る。
第1図は本発明一実施例に用いるエピタキシヤ
ル成長化合物半導体層の構成を説明する為の要部
切断側面図、第2図A及びBは本発明一実施例の
要部切断側面図及び等価回路図をそれぞれ表して
いる。 図に於いて、1は基板、2はチヤネル層、3は
電子供給層、4はキヤツプ層、5は正孔供給層、
6はチヤネル層、7は正孔供給層、8はキヤツプ
層、11はnチヤネル・トランジスタ部分のソー
ス電極、12はnチヤネル・トランジスタ部分の
ドレイン電極、13はnチヤネル・トランジスタ
部分のゲート電極、21はpチヤネル・トランジ
スタ部分のゲート電極、22はpチヤネル・トラ
ンジスタ部分のドレイン電極、23はpチヤネ
ル・トランジスタ部分のゲート電極、31,3
2,33は素子間分離領域、INは入力端、OTは出
力端、VDDは正側電源レベル、VSSは接地側電源
レベル、CPは2次元正孔ガス層、Coは2次元電
子ガス層をそれぞれ示している。
ル成長化合物半導体層の構成を説明する為の要部
切断側面図、第2図A及びBは本発明一実施例の
要部切断側面図及び等価回路図をそれぞれ表して
いる。 図に於いて、1は基板、2はチヤネル層、3は
電子供給層、4はキヤツプ層、5は正孔供給層、
6はチヤネル層、7は正孔供給層、8はキヤツプ
層、11はnチヤネル・トランジスタ部分のソー
ス電極、12はnチヤネル・トランジスタ部分の
ドレイン電極、13はnチヤネル・トランジスタ
部分のゲート電極、21はpチヤネル・トランジ
スタ部分のゲート電極、22はpチヤネル・トラ
ンジスタ部分のドレイン電極、23はpチヤネ
ル・トランジスタ部分のゲート電極、31,3
2,33は素子間分離領域、INは入力端、OTは出
力端、VDDは正側電源レベル、VSSは接地側電源
レベル、CPは2次元正孔ガス層、Coは2次元電
子ガス層をそれぞれ示している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2次元正孔ガス層が生成されるアン・ドープ
化合物半導体チヤネル層及びそれを上下から挟ん
で正孔を供給するp型化合物半導体正孔供給層で
形成されたダブル・ヘテロ接合を有するpチヤネ
ル・トランジスタと、 2次元電子ガス層が生成されるアン・ドープ化
合物半導体チヤネル層及びそれに電子を供給する
n型化合物半導体電子供給層で形成されたシング
ル・ヘテロ接合を有し且つ前記pチヤネル・トラ
ンジスタに近接して同一基板上に設けられたnチ
ヤネル・トランジスタと を備えてなることを特徴とする相補型高速半導体
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27606185A JPS62136081A (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 相補型高速半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27606185A JPS62136081A (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 相補型高速半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62136081A JPS62136081A (ja) | 1987-06-19 |
JPH0154868B2 true JPH0154868B2 (ja) | 1989-11-21 |
Family
ID=17564250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27606185A Granted JPS62136081A (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 相補型高速半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62136081A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3135939B2 (ja) * | 1991-06-20 | 2001-02-19 | 富士通株式会社 | Hemt型半導体装置 |
WO2010116700A1 (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-14 | 住友化学株式会社 | 半導体基板、半導体基板の製造方法、および電子デバイス |
-
1985
- 1985-12-10 JP JP27606185A patent/JPS62136081A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62136081A (ja) | 1987-06-19 |
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