JPH0151584B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0151584B2
JPH0151584B2 JP61267433A JP26743386A JPH0151584B2 JP H0151584 B2 JPH0151584 B2 JP H0151584B2 JP 61267433 A JP61267433 A JP 61267433A JP 26743386 A JP26743386 A JP 26743386A JP H0151584 B2 JPH0151584 B2 JP H0151584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
filaments
belt
suction
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP61267433A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62162063A (ja
Inventor
Harutsuman Rudoihi
Myuraa Geeaharuto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Carl Freudenberg KG
Original Assignee
Carl Freudenberg KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Carl Freudenberg KG filed Critical Carl Freudenberg KG
Publication of JPS62162063A publication Critical patent/JPS62162063A/ja
Publication of JPH0151584B2 publication Critical patent/JPH0151584B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H3/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length
    • D04H3/08Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of strengthening or consolidating
    • D04H3/16Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of strengthening or consolidating with bonds between thermoplastic filaments produced in association with filament formation, e.g. immediately following extrusion
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H3/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length
    • D04H3/02Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of yarns or filaments
    • D04H3/03Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of yarns or filaments at random

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、多数の縦長紡糸口金から互いに平
行に並べて線状フイラメントのシートを吐出し、
空気流を利用してフイラメント又はフイラメント
のシートを空気力学的に引き出して延伸し、前進
する捕捉ベルト上で紡糸不織布を固着して、不織
布の構造及び単位面積当り重量分布の均一性を高
めた紡糸不織布を製造する方法に関する。 〔従来の技術と問題点〕 フイラメント又はフイラメントのシートを機械
的又は空気力学的に引き出し、延伸して紡糸不織
布(スピンフリース)を製造することが知られて
いる。紡糸不織布は前進する捕捉ベルト上に散布
するような構造に堆積され、この形状のまま結合
(ボンデイング)機に供給される。しかし不織ウ
エブの形成中に空気流を多孔の捕捉ベルトに衝突
させると軽い乱流が発生し、これがフイラメント
堆積の均一性、従つて均一な不織布の形成を劣化
し又は妨害する。ここで、特にフイラメントの本
数が多い場合、縦長紡糸口金からフイラメントを
吐出して紡糸不織布の均一性を向上できることが
知られている(ドイツ特許公告明細書第1303569
号)。縦長紡糸口金は一列に並んだ紡糸オリフイ
スを有し、線状フイラメントのシートを吐き出す
ことができる。しかしここでも、比較的ゆるく案
内されたフイラメントを空気力学的に延伸する場
合、乱流が生ずる危険がある。この乱流は均一性
に優れた軽量の紡糸不織布を製造しようとする場
合、特に障害となつて顕在化する。 この発明の目的は、不織布の堆積時の乱流を防
ぎつつ大規模に実施することができ、不織布の構
造及び単位面積当り重量の均一性を高めた紡糸不
織布の製造方法を提供することである。その際、
前述の理由から縦長紡糸口金を使用し、平行に並
べたフイラメントのシートを吸引通路内で空気力
学的に引き出して延伸する。フイラメントは前進
する捕捉ベルト上の不織ウエブ形成ゾーン内で絡
まつたり、望ましくない房や縮れを生じてはなら
ない。この方法は就中、数千本のフイラメントを
処理し5mを超える幅の不織布を製造する、大規
模な装置に適したものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この目的は、特許請求の範囲に明示した方法に
より達成される。 この方法により、ごく多量の例えば3万本を超
える数のフイラメントを、5mを超える所望の幅
で堆積させて最適な単位面積当り重量分布を有す
る、つながり合つた均一な不織布とすることがで
きる。この方法を実際に実施する場合、捕捉ゾー
ン即ち不織ウエブ形成ゾーンから上に150〜400mm
離れて該ゾーンを横切る紡糸領域に、縦長紡糸口
金を多数並べて設ける。通常15〜30個、或いはそ
れ以上の口金を平行に並置し、各口金は望ましく
は600〜1200本のフイラメントをシートとして吐
き出す。 紡糸口金から吸引通路即ち冷却用の通路を通る
過程で、フイラメントの主要な性質が形成され
る。溶融状態で紡糸口金を離れたフイラメントが
空気力学的延伸によつて獲得する分子配列は、適
切な急冷により凍結される。ポリマーの種類に応
じては後になお再結晶を行う。 延伸ゾーン又は急冷ゾーン内で生成又は誘導さ
れ、主にフイラメントの化学的及び物理的構造に
よつて決まるフイラメントの性質が、紡糸不織布
の性質にとつて大切であることは知られている。
更に、不織ウエブ形成ゾーン内で行われるフイラ
メント相互の配置も重要である。特に多数の紡糸
口金及び吸引通路を有する大量生産設備や、所要
の生産幅が4〜5m以上の場合、数千本のフイラ
メントから形成する不織布の性質にとつて、不織
ウエブ形成ゾーンの設計は決定的に重要である。 上述の理由から、本発明提案による方法では、
特に不織ウエブ形成ゾーンの設計が大切である。
本発明ではこの点に関し、往復動する均一化区間
を介してフイラメントのシートを流動供給し、捕
捉ベルト上に柔らかく流動及び滑動させながら堆
積する。これにより、不織布の構造の均一性は最
適になる。フイラメント又は線状フイラメントの
シートは均一化区間又は均一化ゾーン内で45゜〜
90゜転向され、交差状態でほぼ円弧状に堆積され
る。 それぞれ数百本の平行なモノフイラメントから
なる個々の線状フイラメントのシートが関連する
延伸通路を離れた後、このシート及びそれを運ぶ
空気流は例えば、シートの両側に配置したコアン
ダローラにより揺動運動を受ける。フイラメント
のシートは往復揺動し、前進する捕捉ベルトをこ
のリズミカルな揺動運動で横切つて、又は該ベル
トに対し斜角をなして案内される。その際、フイ
ラメントのシートの個々のフイラメントはこれと
交差積層される隣接したシートによる捕捉範囲内
に運ばれ、5mを超える幅にすることができるつ
ながり合つた幅広の不織布が形成される。 ところで捕捉ベルトを横切るフイラメントシー
トの揺動運動は、各反転個所でフイラメントの集
積を引き起こすことがある。なぜなら、反転個所
では揺動速度又は振子速度が零であるのに対し、
紡糸口金から吐出されるフイラメントの速度は変
わらないからである。そしてこのことが不均一な
不織布を生み出すことがある。だがこの問題は本
発明により紡糸条件を適宜に適合させることによ
り解決することができる。即ち20〜100m/秒の
紡糸速度(フイラメント速度)、40〜200m/秒の
吸引空気速度、そしてフイラメント堆積前に500
〜1500mmの浮遊区間があるようにし、その際に均
一化区間を100〜200mmとし、且つ均一化区間が
100〜1500mmの紡糸ラインのフイラメント偏向範
囲内を遊走するようにすると、良い結果が得られ
るのである。この紡糸条件は幅が5mを超える不
織布の場合にも関係するが、その都度毎に希望す
る不織布の幅に適合させることができる。 吸引通路を離れた後、フイラメント又は線状フ
イラメントのシートは、浮遊区間及び均一化区間
を通過し、該区間内で相互に接触する。ただし一
部は再び浮上して、交差積層される状態において
ほぼ円弧状に堆積し、再配列される。その際、フ
イラメントのシート又はフイラメントの揺動運動
による揺動運動の反転個所での集積が懸念され
る。そしてこれを補償することは不可欠である。
それ故不織ウエブ形成ゾーン即ち均一化ゾーンが
極めて重要となる。浮遊区間及び均一化区間は、
浮遊区間内でのフイラメントシートの幅が該浮遊
区間の長さと同様になるよう調節できるように形
成されており、それによつてフイラメントシート
の幅は隣接するフイラメントによるシートの長さ
に対し相対関係にされる。吐き出し直後、フイラ
メントシートの幅は不織ウエブ形成ゾーンにおけ
るその幅と相違する。捕捉ベルトを通過する空気
の吸引強さによりその構成が制御される均一化区
間において、希望するフイラメントの動きと単位
面積当り重量の相互均一化とを達成する。 本発明により設計したフイラメントシートの幅
を広げる浮遊区間により、及び捕捉ベルト上への
フイラメント及びこれを伴つた空気流の滑動によ
り均一化区間を生成するエアクツシヨンを形成す
ることにより、不織布の構造は従来達成できなか
つたほどに均一にすることができる。浮遊区間内
でフイラメントシートが自然に挟まるため捕捉ベ
ルトとの衝突面及びこれをカバーする面において
希望する値が達成されないという周知の欠点はこ
れにより取り除かれる。またこれにより、不織布
の不規則さが引き起こされることを心配する必要
はなくなる。 フイラメント又はフイラメントのシートが捕捉
ベルトに衝突するのと平行して、それらを運ぶ空
気流は前進する捕捉ベルトを通して吸引される。
捕捉ベルトの下には段階的に負圧が形成される。
即ち不織ウエブ形成ゾーンにおける吸引強度は空
気及びフイラメントの噴流が捕捉ベルトに柔らか
く衝突し、エアクツシヨン上をフイラメントが流
れるよう階段状にされる訳である。フイラメント
を運ぶ空気流の転向により、空気流は捕捉ゾーン
の上で均一化区間内を移動し、最終的にはスクリ
ーンを通して吸引される。その後に初めて、平板
な捕捉ベルト上でのフイラメントの固着が行われ
る。 上記の如く、捕捉ベルトの下の負圧を段階的に
調整することが不可欠である。負圧が30〜60mm水
柱の範囲の場合、4〜5mの捕捉ベルトの幅にわ
たつて広がつた100〜200mmの均一化ゾーンを段階
的に調整することができ、該ゾーン内での不織ウ
エブの形成と単位面積当り重量の均一化とを調整
することができる。繊維の配列は主にこの均一化
区間によつて決まる。不織ウエブは捕捉ベルトに
載せて排出し、結合(ボンデイング)機に供給す
る。この方法の実施例を例示すると、加熱式紡糸
領域に長方形の紡糸開口を並べて設け、該開口に
寸法670mm×120mmの縦長口金を組み込む。これに
よつて紡出ゾーンにおけるフイラメントのシート
の長さ及び幅が決まる。紡糸口金は一列に並んだ
1200個以下の孔を有する。紡糸領域の下方350〜
2000mmの距離に、各紡糸口金に対し長方形の吸引
通路を配置し、該通路により紡出後のフイラメン
トシートを受容する。ポリマーの種類に応じて紡
糸口金の下方に長方形の急冷筒を配置し、フイラ
メントを急冷するのに必要な冷却空気を急冷筒か
ら供給する。これは例えば吸引通路が両方の内面
に空気溝を有し、この溝から延伸用空気又は状態
調節用空気が流出するようにして達成することが
できる。線状の空気溝から各種の温度及び流速で
流出する複数列の空気流が段階的に距離を置いて
フイラメントシートの両面に作用し、フイラメン
トシートを平行な経路で捕捉ベルトへと運ぶこと
によりフイラメントは口金からごく均一に吸引さ
れる。吸引通路を離れた後、それぞれ隣接した通
路を運ばれたフイラメントのシートは往復揺動に
より堆積され、最後には幅の広いつながり合つた
不織布となる。 大切なことは、多数存在するフイラメントが絡
まつたりまた堆積後に渦巻いて房やむらを生じた
りすることのないようにすることである。この理
由から、堆積フイラメントは、一緒に吸引される
隣接したフイラメントが過度に多くなり房を生じ
て不織布の均一性をゆがめてしまうような容積の
大きい成分を含んではならず、単に不均一な重量
の均一化を行うにすぎないものであつてはならな
い。 この方法を実施する上で重要なパラメータを表
1にまとめた。各種ポリマーを紡糸する際の浮遊
区間及び均一化区間の運転条件も、この表から知
ることができる。 均一化ゾーン即ち均一化区間におけるフイラメ
ントの遊走は、紡糸速度に応じて特定の値を上回
つてはならない。紡糸不織布の像は、フイラメン
トが交差積層の際にシートが堆積される瞬間に目
の細かい円弧状構造を呈する場合とフイラメント
が容積の大きい円弧を描く場合とでは根本的に相
違する。フイラメントが遠く離れた他のフイラメ
ントへと遊走する傾向を低減すると、不織布の欠
陥となる房や束の発生も低減する。しかし他方で
は、遊走が少なすぎるとフイラメント相互の付着
が不十分となり、揺動により厚さのむらを生じ
る。本発明方法は、例えば毎秒25mのフイラメン
トを紡糸する場合、例えば毎秒2.5mの走行速度
が捕捉ベルトの速度に対応する点を考慮して、希
望する最適な堆積構造を達成する道を示す。その
結果としてフイラメントは、捕捉ベルトに載つた
不織布の挙動によつて、従つて均一化区間内で著
しく影響される円弧構造に集積できるだけであ
る。 多数のモノフイラメントで不織布の形成を行う
ため、縦長紡糸口金を有する紡糸領域は通常、捕
捉スクリーンの走行方向に対して斜めに配置す
る。この配置により吐糸孔及びフイラメントの数
は、捕捉面の幅1m当り15〜20%高まる。各紡糸
口金に付属して、対で配置したまつすぐな空気溝
を有する長方形の吸引通路を、紡糸領域に対し
90゜の角度に配置する。これにより口金は捕捉ベ
ルト即ちスクリーンベルトの走行方向に対し30゜
〜40゜の角度に配置されることになる。空気通路
の相互間の距離は150〜400mm、空気通路と紡糸口
金との距離は350〜2000mmである。空気通路は捕
捉ベルトの500〜1200mm上で終端する。フイラメ
ントシートが空気通路を離れてから捕捉ベルトに
衝突するまでの間フイラメントシートを往復揺動
させるコアンダ揺動部又は空気衝撃揺動部を空気
通路の下方に構成する。その際望ましくは、直径
が例えば50mmのコアンダローラ2本を空気通路か
ら50mm平行に離して並置する。 〔実施例〕 ウエブ形成時の紡糸手順及び捕捉ベルト上での
遊走を以下に図面を参照して示す。 第1図 コアンダローラA,Bは左方の反転位置に位置
する。右ローラBは浮遊区間F内でフイラメント
シートDに侵入している。これによりフイラメン
トシートDは左に偏位しており、均一化ゾーンG
内で衝突点Eを越えて移動している。 第2図 コアンダローラA,Bは右に移動する途中で中
央位置にある。フイラメントシートDは浮遊区間
F内で真下に移動してきており、右から左に移動
する間は均一化区間Gを引つ張つて移動する。 第3図 左側のコアンダローラAが浮遊区間F内でフイ
ラメントシートDに侵入する。フイラメントシー
トDは左に偏位しており、フイラメントシートは
均一化区間Gを引き寄せて移動する。 第4図 コアンダローラA,Bは右方の反転個所に位置
し、フイラメントシートDを右から次には左へと
偏位させるようになる。この個所では揺動速度
(振子速度)が短時間だけ零に等しい。フイラメ
ントシートDが停滞するこの段階のとき、均一化
区間Gは左に衝突点Eへと、そしてそれを越えて
移動し、こうして理論上の繊維堆積を消滅する。
引き続き逆の順序で同じ過程が経過する。 2本のコアンダローラは例えば相互間の距離を
空気通路Cの出口より10mm大きくすることがで
き、例えば空気通路間の内側の幅が20mmのときコ
アンダローラの相互間の距離は30mmである。フイ
ラメントシートDは2本のコアンダローラA,B
の形成する平行な隙間を通過する。ローラを同期
して右に揺動(第4図)させると左ローラAがフ
イラメントシートDの浮遊区間Fに侵入してフイ
ラメントシートを左から右へと偏位させる。この
偏位は侵入が深くなるほど強まる。右ローラはこ
の場合フイラメントシートから離れていく。次に
同じ過程が逆の順序で経過する(第1図)。 コアンダローラの代わりに空気衝撃揺動を用い
る場合には、空気溝がフイラメントシートを左又
は右に交互に吹き飛ばしてフイラメントシートの
偏位と引き起こす。 走行方向に対し60゜の角度で捕捉ベルト上に斜
めに配置した紡糸領域内に例えば寸法670×120mm
の縦長紡糸口金を設ける。口金は紡糸ビームに対
し90゜の角度をなし、前進する捕捉ベルトHの移
動方向に対する角度αは30゜である。口金及びそ
れに続く吸引通路の配置(距離及び角度)は、揺
動なしに投影した場合均一な繊維カーテンが理論
的に生じるよう選定する。 縦長紡糸口金と吸気通路との間の距離は350〜
2000mmである。この範囲の場合に延伸ゾーンと急
冷ゾーンとが形成され、いわゆる冷却筒により橋
渡しされる。この区間でフイラメントは直径が例
えば500μmから12μmにまで延伸され、状態調節
用空気を吹き付けて急冷される。本来の吸引過程
は吸気通路C内でフイラメントシートに対しペア
で配置した空気溝により行われる。高速で吹き込
まれる空気がフイラメントシートを25〜80m/秒
に加速する。空気通路から50mmの距離に設置した
揺動装置がフイラメントシートを元の浮遊区間F
から偏位させ振子運動させる。振子運動の振動数
は前進する捕捉ベルトの速度に合わせてある。揺
動装置は吸引空気通路と平行にペアで配置したコ
アンダローラ又は空気衝撃ノズルからなる。 本来のウエブ形成は空気通路端から500〜1200
mm離れた捕捉ベルトの不織ウエブ形成ゾーン内で
行われる。捕捉ベルトを構成する回転スクリーン
布ベルトは、望ましくは開口したスクリーン面を
有し、その開口はスクリーンベルトの総面積に対
し20〜30%とする。ベルトの下に吸引装置を設置
する。この吸引装置の役目は吸引空気通路から下
に吹き出されたフイラメント及び空気の混合物か
ら吸引して、不織布形成プロセスを終了すること
である。均一化ゾーン又は均一化区間Gは、フイ
ラメントの揺動運動により往復する衝突個所Eの
下に位置する。従つて均一化区間Gもスクリーン
ベルトHの走行方向に対し30゜〜40゜の角度αだけ
傾いて連続的に往復移動する。 均一化区間Gの長さは、捕捉ベルトHの下の吸
引強さにより調整する。この吸引が強くなればな
るほど、フイラメントは捕捉ベルトに衝突する際
にそれぞれの位置で直接固着され、吸引が弱くな
ればなるほどフイラメントは捕捉ベルトに接触し
た後もなお移動して大きな円弧を形成することが
できる。しかし堆積時にフイラメントの形成する
円弧が大きければ大きいほど、房を形成する危険
も強まる。 均一化ゾーンは本方法の主要部分である。浮遊
区間Fの後にフイラメントを捕捉ベルト上に固着
して圧縮結合する直接固着と、房の形成を覚悟の
上で希薄フイラメントを固着する最小固着との間
でその都度適当に均一化することにより、不織布
形成の最適調整を可能とする。なお、各種のポリ
マーを紡糸する場合、均一な紡糸不織布を達成す
るためには浮遊及び均一化区間F,Gを変更しな
ければならないことが判明した。各種ポリマーを
紡糸する場合の浮遊区間及び均一化区間の運転条
件は表1にまとめてある。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
図はウエブ形成時の紡糸手順と均一化ゾーンの
遊走とを示し、第1図はコアンダローラが左方の
反転個所に位置する場合、第2図はコアンダロー
ラが左から右に移動する途中で中央位置にある場
合、第3図は左のコアンダローラが浮遊区間内で
フイラメントシートに侵入する場合、そして第4
図はコアンダローラが右方の反転個所に位置する
場合を示す各々斜視図である。 A,B……コアンダローラ又は空気溝、C……
吸引通路、D……線状フイラメントシート、E…
…線状フイラメントシートが捕捉ベルトに衝突し
均一化区間が始まる個所、F……浮遊区間、G…
…均一化区間、H……捕捉ベルト(スクリーンベ
ルト)、α……捕捉ベルトに対し均一化区間が摺
動する角度。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多数の縦長紡糸口金から互いに平行に並べて
    線状フイラメントのシートを吐出し、空気流を利
    用してフイラメント又はフイラメントのシートを
    空気力学的に引き出して延伸し、前進する捕捉ベ
    ルト上で紡糸不織布を固着して、不織布の構造及
    び単位面積当り重量分布の均一性を高めた紡糸不
    織布を製造する方法において、線状フイラメント
    のシートは吸引通路Cの後方で平行に配置した可
    動コアンダローラA,Bにより空気流を偏向して
    揺動させ、フイラメントが互いに接触する浮遊区
    間Fに通した後、ウエブ走行方向に30゜〜40゜傾い
    て往復移動する均一化区間Gを通過するよう捕捉
    ベルトH上の不織ウエブ形成ゾーンに堆積させ、
    その際線状フイラメントのシートは均一化区間G
    内部で45゜〜90゜転向させ、交差積層状態でほぼ円
    弧状に堆積させ、捕捉ベルトHを通して空気を吸
    引することにより該ベルトで固着することを特徴
    とする方法。 2 捕捉ベルトHを通して行う空気の吸引は30〜
    60mm水柱の範囲の段階的な負圧を利用して行い、
    吸引速度を5〜18m/秒としてエアクツシヨンを
    形成し、フイラメントのシートは均一化区間G内
    で該エアクツシヨン上を滑動させ、こうして柔ら
    かく流動させて捕捉ベルトに供給することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 紡糸速度(フイラメント速度)20〜100m/
    秒、吸引空気速度40〜200m/秒、及びフイラメ
    ント又はフイラメントのシートの浮遊区間Fを
    500〜1500mmとして処理し、その際均一化区間G
    を100〜200mmの長さに保つたままで捕捉ベルトH
    上で長さ100〜1500mmの紡糸ラインのフイラメン
    ト偏向範囲内を遊走させることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項のいずれかに記載の
    方法。
JP61267433A 1985-12-03 1986-11-10 均一性を高めた紡糸不織布の製造方法 Granted JPS62162063A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3542660.8 1985-12-03
DE19853542660 DE3542660A1 (de) 1985-12-03 1985-12-03 Verfahren zur herstellung von spinnvliesen mit erhoehter gleichmaessigkeit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62162063A JPS62162063A (ja) 1987-07-17
JPH0151584B2 true JPH0151584B2 (ja) 1989-11-06

Family

ID=6287452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61267433A Granted JPS62162063A (ja) 1985-12-03 1986-11-10 均一性を高めた紡糸不織布の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4753698A (ja)
JP (1) JPS62162063A (ja)
DE (1) DE3542660A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4988560A (en) * 1987-12-21 1991-01-29 Minnesota Mining And Manufacturing Company Oriented melt-blown fibers, processes for making such fibers, and webs made from such fibers
US5993943A (en) * 1987-12-21 1999-11-30 3M Innovative Properties Company Oriented melt-blown fibers, processes for making such fibers and webs made from such fibers
US5141699A (en) * 1987-12-21 1992-08-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Process for making oriented melt-blown microfibers
EP0343331B1 (de) * 1988-05-27 1994-10-26 Corovin GmbH Vorrichtung zur Herstellung eines Vlieses aus Endlosfäden sowie aus Endlosfäden hergestelltes mehrlagiges Vlies
JP2613440B2 (ja) * 1988-07-15 1997-05-28 株式会社クラレ メルト・ブローン式紡糸装置
US5225018A (en) * 1989-11-08 1993-07-06 Fiberweb North America, Inc. Method and apparatus for providing uniformly distributed filaments from a spun filament bundle and spunbonded fabric obtained therefrom
US5397413A (en) * 1992-04-10 1995-03-14 Fiberweb North America, Inc. Apparatus and method for producing a web of thermoplastic filaments
DE4236514C2 (de) * 1992-10-26 1997-03-27 Fischer Karl Ind Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Förderung und Ablage von Scharen endloser Fäden mittels Luftkräften
ES2201002T3 (es) 2000-07-25 2004-03-16 Carl Freudenberg Kg Procedimiento y dispositivo para la fabricacion de napas hiladas.
EP1277867A1 (de) 2001-07-16 2003-01-22 Carl Freudenberg KG Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Spinnvlieses
DE10333784A1 (de) * 2003-07-24 2005-02-24 Yao-Chang Lin Kontinuierlicher Prozess zum Erzeugen eines Vliesstoffes aus Fäden, die durch Kalendrieren gedehnt wurden
DE10360845A1 (de) * 2003-12-20 2005-07-21 Corovin Gmbh Weiches Vlies auf Basis von Polyethylen
DE102008053919B4 (de) 2008-09-10 2012-10-04 Carl Freudenberg Kg Verfahren und Anlage zur Herstellung von Vliesstoffen sowie Vliesstoff
DE102008051836B4 (de) 2008-10-17 2012-09-13 Carl Freudenberg Kg Verfahren zur Herstellung von Spinnvliesen
CN102776712B (zh) * 2012-08-02 2014-08-13 井孝安 纺粘法管式牵伸无纺布铺丝装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL296015A (ja) * 1962-05-16
DE1510245A1 (de) * 1962-11-19 1970-01-02 Freudenberg Carl Fa Verfahren zur Herstellung von Wirrfasergebilden
US3293718A (en) * 1963-07-01 1966-12-27 Du Pont Apparatus for forming non-woven web structures
DE1560790B2 (de) * 1965-07-01 1975-03-27 Lutravil Spinnvlies Gmbh & Co, 6750 Kaiserslautern Vorrichtung zur Herstellung von Spinnvliesen mit Hilfe von Längsdüsen
US3563838A (en) * 1968-07-09 1971-02-16 Du Pont Continuous filament nonwoven web
DE1950669C3 (de) * 1969-10-08 1982-05-13 Metallgesellschaft Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Vliesherstellung
DE2406321C3 (de) * 1974-02-09 1981-04-09 Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim Spinnvlies, bestehend aus wirr verteilten, endlosen Polyamid-6-Fäden
DE2421401C3 (de) * 1974-05-03 1982-12-09 J.H. Benecke Gmbh, 3000 Hannover Vorrichtung zum Verteilen eines Fadenbündels bei der Spinnvlies-Herstellung
ZA785808B (en) * 1977-10-26 1979-09-26 Ici Ltd Laying oriented fibrous webs
DE3400847C1 (de) * 1984-01-12 1985-08-29 Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim Verfahren zur Herstellung von Spinnvliesen aus aerodynamisch verstreckten Faeden

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62162063A (ja) 1987-07-17
US4753698A (en) 1988-06-28
DE3542660A1 (de) 1987-06-04
DE3542660C2 (ja) 1988-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5397413A (en) Apparatus and method for producing a web of thermoplastic filaments
JPH0151584B2 (ja)
US8241024B2 (en) Forming melt spun nonwowen webs
TW591135B (en) Spinning device and method with cool air quenching
US3528129A (en) Apparatus for producing nonwoven fleeces
US7798795B2 (en) Method and apparatus for forming a non-woven web by deposition of synthetic filaments
JP6703122B2 (ja) 無端フィラメントからスパンボンデッド不織布を製造するための装置および方法
KR20030007677A (ko) 부직포의 제조 방법 및 장치
KR20060051299A (ko) 열가소성 합성 섬유로 필라멘트를 제조하는 장치
US4334340A (en) System and method for dispersing filaments
JP4495871B2 (ja) 横配列ウェブの製造方法および装置
US3698610A (en) Process and device for the manufacture of a non-woven matted web from synthetic yarn
US3798100A (en) Apparatus for making spunbonded fabrics
CA2354050C (en) Process and apparatus for the manufacture of a non-woven fabric
US5538682A (en) Process for producing spunbonded webs
JP3659939B2 (ja) スパンボンド不織布の製造方法及び装置
JPH0633360A (ja) 不織布の製造方法
JP7168135B1 (ja) 不織布の製造装置および製造方法
WO2023008052A1 (ja) 不織布の製造装置および製造方法
JP2003147672A (ja) 不織布製造装置及び製造方法
JP2545439B2 (ja) ウェブの製造方法と装置
KR20050086570A (ko) 비원형 구멍을 구비한 방사구금판
JPH05195403A (ja) 不織布の製造方法
JPH0465565A (ja) メルトブロー紡糸方法およびメルトブロー紡糸装置
KR800000150B1 (ko) 부직포 웨브의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees