JPH0465565A - メルトブロー紡糸方法およびメルトブロー紡糸装置 - Google Patents
メルトブロー紡糸方法およびメルトブロー紡糸装置Info
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- JPH0465565A JPH0465565A JP2173514A JP17351490A JPH0465565A JP H0465565 A JPH0465565 A JP H0465565A JP 2173514 A JP2173514 A JP 2173514A JP 17351490 A JP17351490 A JP 17351490A JP H0465565 A JPH0465565 A JP H0465565A
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、幅方向の目付分布が均一なメルトブロー不織
布を提供するのに効果的なメルトブロー糸方法およびメ
ルトブロー紡糸装置に関するものであり、特にシートの
幅方向端部における目付分布や物性を均一なものにする
のに効果的なメルトブロー紡糸方法とメルトブロー紡糸
装置に関するものである。
布を提供するのに効果的なメルトブロー糸方法およびメ
ルトブロー紡糸装置に関するものであり、特にシートの
幅方向端部における目付分布や物性を均一なものにする
のに効果的なメルトブロー紡糸方法とメルトブロー紡糸
装置に関するものである。
[従来の技術]
従来、気流の制御を行なうことにより、目付分布が均一
なメルトブロー不織布を製造するのに効果を有するメル
トブロー装置及び方法として、特公昭62−12345
号公報、特開昭54−134176号公報などに記載さ
れている技術か提案されている。
なメルトブロー不織布を製造するのに効果を有するメル
トブロー装置及び方法として、特公昭62−12345
号公報、特開昭54−134176号公報などに記載さ
れている技術か提案されている。
このうち、特公昭61−12345号公報に記載の発明
においては、不織布シートの均一化を、ポリマが口金か
ら吐出されてから捕集されるまでの間において、整流用
側板と排気ダクトなどの治具を用いることにより図って
いる。
においては、不織布シートの均一化を、ポリマが口金か
ら吐出されてから捕集されるまでの間において、整流用
側板と排気ダクトなどの治具を用いることにより図って
いる。
また、特開昭54−134176号公報に記載された発
明においては、シートの均一化を排気ダクトのサクショ
ン方法を工夫することにより図っているものである。
明においては、シートの均一化を排気ダクトのサクショ
ン方法を工夫することにより図っているものである。
これら従来技術かられかるように、従来においては、専
らポリマか口金から吐出されて後に、噴射ガス口幅の最
適化を図り、随伴空気の制御を行なって不織布の均一化
、特に不織布シートの端部における均一化を図るという
手段は考えられていない。
らポリマか口金から吐出されて後に、噴射ガス口幅の最
適化を図り、随伴空気の制御を行なって不織布の均一化
、特に不織布シートの端部における均一化を図るという
手段は考えられていない。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の目的は、上述のような点に鑑み、幅方向目付の
分布が均一で、特にシート幅方向端部の目付分布や物性
が均一なメルトブロー不織布を提供するための方法およ
び装置を提供せんとするものである。
分布が均一で、特にシート幅方向端部の目付分布や物性
が均一なメルトブロー不織布を提供するための方法およ
び装置を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段]
上述の問題点を解決するため本発明は1次の構成を有す
る。
る。
すなわち、本発明のメルトブロー紡糸方法は、複数個配
列された溶融ポリマの吐出孔に隣接して設備した噴射ガ
ス口からガスを噴射せしめ繊維化し、次いでその繊維を
捕集してメルトブロー不織布を製造するメルトブロー紡
糸方法において、不織布の幅方向における噴射ガス口幅
を溶融ポリマの吐出孔列の幅より片方で2cm以上広く
せしめたことを特徴とするメルトブロー紡糸方法である
。
列された溶融ポリマの吐出孔に隣接して設備した噴射ガ
ス口からガスを噴射せしめ繊維化し、次いでその繊維を
捕集してメルトブロー不織布を製造するメルトブロー紡
糸方法において、不織布の幅方向における噴射ガス口幅
を溶融ポリマの吐出孔列の幅より片方で2cm以上広く
せしめたことを特徴とするメルトブロー紡糸方法である
。
また、かかる本発明の方法において、好ましくは、噴射
ガス口幅を溶融ポリマの吐出口金孔幅より片方で5cm
以上広くせしめたことを特徴とする方法である。
ガス口幅を溶融ポリマの吐出口金孔幅より片方で5cm
以上広くせしめたことを特徴とする方法である。
また、本発明のメルトブロー紡糸装置は、複数個配列さ
れた溶融ポリマの吐出孔に隣接して設備した噴射ガス口
からガスを噴射せしめ繊維化し、次いてその繊維を捕集
してメルトブロー不織布を製造するメルトブロー紡糸装
置において、不織布の幅方向における噴射ガス口幅を溶
融ポリマの吐出孔列の幅より片方で2cm以上広くせし
めたことを特徴とするメルトブロー紡糸装置である。
れた溶融ポリマの吐出孔に隣接して設備した噴射ガス口
からガスを噴射せしめ繊維化し、次いてその繊維を捕集
してメルトブロー不織布を製造するメルトブロー紡糸装
置において、不織布の幅方向における噴射ガス口幅を溶
融ポリマの吐出孔列の幅より片方で2cm以上広くせし
めたことを特徴とするメルトブロー紡糸装置である。
[作用]
以下、本発明の詳細な説明する。
一般に、メルトブロー不織布の幅方向におけるシートム
ラをできる限り均一にする手段として、噴射ガス口の組
み立てを均一化することは重要なことであるが、いかに
均一に組み立てられても、シート幅方向端部の目付分布
は、幅方向からの随伴空気の影響を受は均一にならず端
部の目付が多くなるという問題がある。
ラをできる限り均一にする手段として、噴射ガス口の組
み立てを均一化することは重要なことであるが、いかに
均一に組み立てられても、シート幅方向端部の目付分布
は、幅方向からの随伴空気の影響を受は均一にならず端
部の目付が多くなるという問題がある。
また、捕集距離にもよるが、口金幅より製品シート幅は
一般に狭くなる。したがって、有効シート幅、製品収率
の低下、物性変化という問題をもたらす。
一般に狭くなる。したがって、有効シート幅、製品収率
の低下、物性変化という問題をもたらす。
このため、整流用側板と排気ダクトの組合せ、排気ダク
トのサクション方法などの方法が提案されているが、こ
れらはその条件設定が意外に難しい。
トのサクション方法などの方法が提案されているが、こ
れらはその条件設定が意外に難しい。
また、整流用側板などを設置することは、口金吐出部の
観察や製布の作業性が低下するという不都合をもたらす
。
観察や製布の作業性が低下するという不都合をもたらす
。
このため、本発明者らは、他のやり方によってシートの
幅方向端部における均一化に効果かあり、ひいては、全
幅における均一化に大きな効果をもたらし得るメルトブ
ロー紡糸技術を得んとして、ガスを噴射せしめる噴射ガ
ス口幅と溶融ポリマの吐出孔列の幅の関係等について鋭
意検討を重ねた結果、捕集距離、噴射ガス量、噴射ガス
圧力により必要幅は異なるか、少なくとも噴射ガス口幅
は溶融ポリマの吐出孔列の幅より広く設備を構成するこ
とで、シート幅方向端部の目付分布は、随伴空気の影響
を受けず均一性が向上することを見い出した。
幅方向端部における均一化に効果かあり、ひいては、全
幅における均一化に大きな効果をもたらし得るメルトブ
ロー紡糸技術を得んとして、ガスを噴射せしめる噴射ガ
ス口幅と溶融ポリマの吐出孔列の幅の関係等について鋭
意検討を重ねた結果、捕集距離、噴射ガス量、噴射ガス
圧力により必要幅は異なるか、少なくとも噴射ガス口幅
は溶融ポリマの吐出孔列の幅より広く設備を構成するこ
とで、シート幅方向端部の目付分布は、随伴空気の影響
を受けず均一性が向上することを見い出した。
すなわち、本発明の方法は、有効シート幅、製品収率、
シート物性の向上をもたらすメルトブロー不織布の製造
ができるようにした方法であり、装置としては、噴射ガ
ス口幅を溶融ポリマ吐出孔列の幅よりも広くせしめて設
備を構成したものである。
シート物性の向上をもたらすメルトブロー不織布の製造
ができるようにした方法であり、装置としては、噴射ガ
ス口幅を溶融ポリマ吐出孔列の幅よりも広くせしめて設
備を構成したものである。
広く設備した部分は、ポリマの繊維化寄与率は少なく、
非効率的にも思われる向きもあるかもしれないが、同部
分の噴射ガスは外部から流入するいわゆる随伴空気に対
してのバリアー的働きをし、シート幅方向端部の目付分
布を良くするだけでなく、随伴空気でシートの中央部と
端部の繊維冷却速度差による繊度差を少なくし、物性差
か少なくなり、さらに有効シート幅の向上、製品収率の
向上をもたらすものである。
非効率的にも思われる向きもあるかもしれないが、同部
分の噴射ガスは外部から流入するいわゆる随伴空気に対
してのバリアー的働きをし、シート幅方向端部の目付分
布を良くするだけでなく、随伴空気でシートの中央部と
端部の繊維冷却速度差による繊度差を少なくし、物性差
か少なくなり、さらに有効シート幅の向上、製品収率の
向上をもたらすものである。
噴射ガス口幅について、溶融ポリマの吐出孔列の幅より
広く設備せしめる幅は広ければ広いだけ効果的であると
言えるか、捕集距離が10〜50Cm程度ならば、該広
くせしめる距離は少なくとも片方で2cm以上がよい。
広く設備せしめる幅は広ければ広いだけ効果的であると
言えるか、捕集距離が10〜50Cm程度ならば、該広
くせしめる距離は少なくとも片方で2cm以上がよい。
好ましくは5cm以上が好ましく、更に好ましくはlQ
cm以上である。
cm以上である。
溶融ポリマの吐出孔列の幅よりも広くせしめる該噴射ガ
ス口幅は、片方で2cm未満ては効果は少ない。
ス口幅は、片方で2cm未満ては効果は少ない。
本発明にかかるメルトブロー紡糸方法を説明するため、
第1図、第2図、第3図に示したメルトブロー装置のモ
デル図によりさらに詳細に説明する。
第1図、第2図、第3図に示したメルトブロー装置のモ
デル図によりさらに詳細に説明する。
第1図はメルトブロー装置の概略図であり、第2図は口
金部分の拡大断面概略図、第3図は口金の吐出面付近を
ポリマの吐出方向からみた口金部付近の概略図である。
金部分の拡大断面概略図、第3図は口金の吐出面付近を
ポリマの吐出方向からみた口金部付近の概略図である。
第1図において、口金をセットしているスピンブロック
1の図面上左右の両側方向から噴射ガス供給のガスライ
ン2.2′を設け、該ガスラインにはエアー調節バルブ
3.3′をそれぞれ設置し供給量を可変とする。また、
その後方にはガス加熱の熱交換機4.4′を配してガス
を加熱する。
1の図面上左右の両側方向から噴射ガス供給のガスライ
ン2.2′を設け、該ガスラインにはエアー調節バルブ
3.3′をそれぞれ設置し供給量を可変とする。また、
その後方にはガス加熱の熱交換機4.4′を配してガス
を加熱する。
溶融ポリマは、エクストルーダー5からギアポンプ6、
フィルター7を介し、スピンブロック1に供給される。
フィルター7を介し、スピンブロック1に供給される。
第2図は、ノズル付近を拡大して示したものであり、口
金8とガスガイダ−9,9′か組合わされて、その間隙
が両サイドにおいてガス噴射口10.10′を構成する
ものである。口金部8のノズル先端はガス噴射口10.
10′よりも突出していて、該ガス噴射口10.10′
には、第1図に示した噴射ガスを供給するガスライン2
.2′が継がっている。
金8とガスガイダ−9,9′か組合わされて、その間隙
が両サイドにおいてガス噴射口10.10′を構成する
ものである。口金部8のノズル先端はガス噴射口10.
10′よりも突出していて、該ガス噴射口10.10′
には、第1図に示した噴射ガスを供給するガスライン2
.2′が継がっている。
第3図においては、口金8には吐出孔11が列状をなし
て複数個設けられてあり、−該吐出孔11よりポリマを
溶融紡出する。本発明においては、第3図に示したよう
に、両端に位置する吐出孔間の幅を「溶融ポリマの吐出
孔列の幅」とするものである。
て複数個設けられてあり、−該吐出孔11よりポリマを
溶融紡出する。本発明においては、第3図に示したよう
に、両端に位置する吐出孔間の幅を「溶融ポリマの吐出
孔列の幅」とするものである。
また、口金8とガスガイダ−9の間隔、すなわち、ガス
噴射口10はサイド板12.12′で仕切られている。
噴射口10はサイド板12.12′で仕切られている。
このサイド板12と12′の間の幅、すなわち、ガス噴
射口の両端間の幅を本発明では「噴射ガス口幅」と言い
、この噴射ガス口幅を、溶融ポリマの吐出孔列の幅より
も前述の通り少なくとも片方で2cm以上広く設けるの
である。
射口の両端間の幅を本発明では「噴射ガス口幅」と言い
、この噴射ガス口幅を、溶融ポリマの吐出孔列の幅より
も前述の通り少なくとも片方で2cm以上広く設けるの
である。
このようなメルトブロー紡糸装置及びメルトブロー紡糸
方法とすることにより、広く設備させた部分から噴射さ
れるガス流は、メルトブローイングの際、外部から流入
するいわゆる随伴空気流に対してのバリアー的働きをし
、得られる不織布のシート幅方向端部の目付分布を非常
に良いものとすることができる。
方法とすることにより、広く設備させた部分から噴射さ
れるガス流は、メルトブローイングの際、外部から流入
するいわゆる随伴空気流に対してのバリアー的働きをし
、得られる不織布のシート幅方向端部の目付分布を非常
に良いものとすることができる。
また、随伴空気流によりもたらされるシート中央部と端
部の繊維冷却速度差による繊度差が少なくなり、シート
特性の均一性か向上する。
部の繊維冷却速度差による繊度差が少なくなり、シート
特性の均一性か向上する。
その結果、有効シート幅、製品収率の向上をもたらすも
のである。
のである。
[実施例]
以下に、実施例に従い本発明を説明する。
なお、シート目付分布の測定方法は、次の通りである。
端部口金孔から内側3Qcm直下の位置までシートを取
り出し、幅方向は2cmの間隔で、長さ方向は20cm
とし短冊形状のサンプルをとる。
り出し、幅方向は2cmの間隔で、長さ方向は20cm
とし短冊形状のサンプルをとる。
その短冊の重量を求め、目付の分布比較を行なう。目付
の分布比較は、第4図の線図の横軸に示すように最端部
の口金位置を基準位置(Ocm)として、それよりも内
側の不織布の存在する側に上述の2cmきざみで32c
m分、基準位置の外側の端部側に2Cmきざみて最大4
cmまでの目付を測定して行なった。
の分布比較は、第4図の線図の横軸に示すように最端部
の口金位置を基準位置(Ocm)として、それよりも内
側の不織布の存在する側に上述の2cmきざみで32c
m分、基準位置の外側の端部側に2Cmきざみて最大4
cmまでの目付を測定して行なった。
繊度の測定は、製布シートの表面を電子顕微鏡で100
0倍の写真を撮影し、300本の度数分布よりピーク繊
度を求める。
0倍の写真を撮影し、300本の度数分布よりピーク繊
度を求める。
実施例
溶融ポリマの吐出孔列の幅1.2mのメルトブロー口金
の組み立てにおいて、噴射ガス口幅か1゜4mであり、
両端は各IQcmずつ広くガス噴射口を有するものを、
ガス噴射口とノズル先端までの差(ノズル突出長さ)の
平均値が1.4mm、バラツキR=0. 09mm、ガ
ス噴射口(間隙幅)の平均値がQ、 7+n+n、バ
ラツキR=0.1mmでそれぞれ組み立てた。
の組み立てにおいて、噴射ガス口幅か1゜4mであり、
両端は各IQcmずつ広くガス噴射口を有するものを、
ガス噴射口とノズル先端までの差(ノズル突出長さ)の
平均値が1.4mm、バラツキR=0. 09mm、ガ
ス噴射口(間隙幅)の平均値がQ、 7+n+n、バ
ラツキR=0.1mmでそれぞれ組み立てた。
この装置で10cmあたり0. 9 Nm3/m in
の加熱空気を供給し、ポリプロピレンを捕集距離30c
mで、メルトブロー紡糸した結果は、第1表と第4図に
示した通りである。
の加熱空気を供給し、ポリプロピレンを捕集距離30c
mで、メルトブロー紡糸した結果は、第1表と第4図に
示した通りである。
比較例
溶融ポリマの吐出孔列の幅1.2mのメルトブロー口金
の組み立てにおいて、噴射ガス口幅か1゜21mであり
、実開平1−62391号公報の第2図で見られるかご
とく、口金から溶融紡出する溶融ポリマの有効幅(口金
孔列の幅)とガス噴射口幅の差が大差ない(片方で0.
5cm)ものを、他は上記実施例と同様として、また同
様の組み立て精度で組み立てた。
の組み立てにおいて、噴射ガス口幅か1゜21mであり
、実開平1−62391号公報の第2図で見られるかご
とく、口金から溶融紡出する溶融ポリマの有効幅(口金
孔列の幅)とガス噴射口幅の差が大差ない(片方で0.
5cm)ものを、他は上記実施例と同様として、また同
様の組み立て精度で組み立てた。
この装置で10cmあたり0.9Nm3,7m inの
加熱空気を供給し、ポリプロピレンを捕集距離3Qcm
で、メルトブロー紡糸した結果は、第1表と第4図に示
した通りである。
加熱空気を供給し、ポリプロピレンを捕集距離3Qcm
で、メルトブロー紡糸した結果は、第1表と第4図に示
した通りである。
第1表 繊度(デニール)
この結果かられかるように、本発明の実施例によるもの
と比較例によるものとを比較すると、本発明にかかる方
法、装置によれば、シート幅方向端部の目付分布か良好
となり、随伴空気によりもたらされるシートの中央部と
端部の繊維冷却速度差による繊度差の少ない、有効シー
ト幅が広く、製品収率の向上も実現された不織布シート
を得ることかできるものである。
と比較例によるものとを比較すると、本発明にかかる方
法、装置によれば、シート幅方向端部の目付分布か良好
となり、随伴空気によりもたらされるシートの中央部と
端部の繊維冷却速度差による繊度差の少ない、有効シー
ト幅が広く、製品収率の向上も実現された不織布シート
を得ることかできるものである。
これに対して、比較例のものは、シート幅方向端部の目
付分布か多くなっていて、回部における繊度も太くなっ
ているほか、また、シート幅が狭まっている不織布しか
得られないものであった。
付分布か多くなっていて、回部における繊度も太くなっ
ているほか、また、シート幅が狭まっている不織布しか
得られないものであった。
[発明の効果]
本発明で得られるメルトブロー不織布は、シート幅方向
端部の目付分布が均一化されているだけてなく、随伴空
気によるシートの中央部と端部の繊維冷却速度差による
繊度差が少なくされてなる優れたものである。
端部の目付分布が均一化されているだけてなく、随伴空
気によるシートの中央部と端部の繊維冷却速度差による
繊度差が少なくされてなる優れたものである。
また、さらに、本発明によれば、有効シート幅、製品収
率の向上効果ももたらされ得るものである。
率の向上効果ももたらされ得るものである。
本発明により得られるメルトブロー不織布は、各種のフ
ィルター、ワイパー、マスク、防塵衣、セパレーター等
の広範囲にわたる基材を提供することのできる有用なメ
ルトブロー紡糸方法表メルトブロー紡糸装置である。
ィルター、ワイパー、マスク、防塵衣、セパレーター等
の広範囲にわたる基材を提供することのできる有用なメ
ルトブロー紡糸方法表メルトブロー紡糸装置である。
第1図は、メルトブロー紡糸装置の全体概要を示した概
略図である。 第2図は、メルトブロー装置の口金部分の拡大断面概略
図である。 第3図は、本発明のメルトブロー装置にかかるノズル構
成の一例を示す図であり、口金の吐出面付近を吐出方向
側からみたノズル部概略図である。 第4図は、実施例と比較例により得られたシート分布の
測定結果であり、短冊状サンプルの重量を求めて分布を
調べて本発明によるものと比較例によるものとを比較し
て示したグラフである。 1 ニスピンブロック 2.2′ :ガスライン 3.3′:ガス調節バルブ 4.4′ :熱交換機 9.9′ 10.11′ 12.12′ エクストルーダ ギアポンプ フィルター 口金 ガスガイダー ガス噴射口 口金孔 サイド板
略図である。 第2図は、メルトブロー装置の口金部分の拡大断面概略
図である。 第3図は、本発明のメルトブロー装置にかかるノズル構
成の一例を示す図であり、口金の吐出面付近を吐出方向
側からみたノズル部概略図である。 第4図は、実施例と比較例により得られたシート分布の
測定結果であり、短冊状サンプルの重量を求めて分布を
調べて本発明によるものと比較例によるものとを比較し
て示したグラフである。 1 ニスピンブロック 2.2′ :ガスライン 3.3′:ガス調節バルブ 4.4′ :熱交換機 9.9′ 10.11′ 12.12′ エクストルーダ ギアポンプ フィルター 口金 ガスガイダー ガス噴射口 口金孔 サイド板
Claims (3)
- (1)複数個配列された溶融ポリマの吐出孔に隣接して
設備した噴射ガス口からガスを噴射せしめ繊維化し、次
いでその繊維を捕集してメルトブロー不織布を製造する
メルトブロー紡糸方法において、不織布の幅方向におけ
る噴射ガス口幅を溶融ポリマの吐出孔列の幅より片方で
2cm以上広くせしめたことを特徴とするメルトブロー
紡糸方法。 - (2)噴射ガス口幅を溶融ポリマの吐出孔列の幅より片
方で5cm以上広くせしめたことを特徴とする請求項第
(1)項記載のメルトブロー紡糸方法。 - (3)複数個配列された溶融ポリマの吐出孔に隣接して
設備した噴射ガス口からガスを噴射せしめ繊維化し、次
いでその繊維を捕集してメルトブロー不織布を製造する
メルトブロー紡糸装置において、不織布の幅方向におけ
る噴射ガス口幅を溶融ポリマの吐出孔列の幅より片方で
2cm以上広くせしめたことを特徴とするメルトブロー
紡糸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173514A JPH0765264B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | メルトブロー紡糸方法およびメルトブロー紡糸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173514A JPH0765264B2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | メルトブロー紡糸方法およびメルトブロー紡糸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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