JPH0150936B2 - - Google Patents

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JPH0150936B2
JPH0150936B2 JP56112996A JP11299681A JPH0150936B2 JP H0150936 B2 JPH0150936 B2 JP H0150936B2 JP 56112996 A JP56112996 A JP 56112996A JP 11299681 A JP11299681 A JP 11299681A JP H0150936 B2 JPH0150936 B2 JP H0150936B2
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JP
Japan
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page fault
memory
instruction
address
program
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JP56112996A
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Yoshihiro Myazaki
Takeshi Kato
Toshuki Ide
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は仮想記憶処理装置の制御方法に係り、
特に複数アドレスにアクセスする命令に対するペ
ージフオールト処理を改良した仮想記憶処理装置
に関する。
計算機システムにおける仮想記憶方法は、実際
の主メモリ(以下単にメモリと呼ぶ)よりも大き
いアドレス空間をプログラム上で自由に指定でき
るようにするためのもので、プログラムによるア
クセス時にそのアクセス先の内容がメモリ上にな
い時は、大容量の補助記憶装置から通常ページと
呼ばれる単位でメモリ内容の入れ替え(ページフ
オールト)が行われる。
この方式を実現するためには、プログラム上の
アドレス(論理アドレス)を実際のメモリのアド
レス(物理アドレス)に変換するアドレス変換処
理と、上記のページフオールト処理等を行う仮想
記憶処理装置が用いられる。
この仮想記憶処理装置では、アドレス変換処理
時にページフオールトの必要性を検出した時、実
行中のプログラムカウンタ(以下PCと略す)と
プログラムステイタス(以下PSWと略す)を退
避し、該当ページを補助記憶装置からメモリ上へ
持ち上げ、その後退避していたPC,PSWを回復
して命令再開するように制御する。しかし、メモ
リ書込みを行つた後さらにメモリアクセスを有す
る命令(複数オペランドアドレスを有する命令)
の場合には、最初の書込み後のメモリアクセスに
てページフオールト発生すると、既にメモリ書込
みを行つた後であるため、その命令から再開する
ことができない。
これを解決するためには、マイクロプログラム
のアドレスカウンタや、処理装置内部の関連レジ
スタを全て退避し、該当ページをメモリ上へ持ち
上げた後、それらを回復し、ページフオールト検
出時のマイクロプログラムステツプから再開する
方法が考えられるが、この方法ではハードウエア
の増加と、関連レジスタの退避回復に時間がかか
りすぎるという欠点がある。
そこで、従来の仮想記憶処理装置では、メモリ
書込み後に更にメモリアクセスを有する命令に対
して、メモリ書込み前にそれ以降アクセスする全
アドレスをページフオールト発生せぬかどうか事
前チエツクしてからメモリ書込みを行う方式をと
つている。しかし、ページフオールト事前チエツ
クには時間がかかり、その分だけ命令実行速度が
落ちる欠点がある。
一方、プラント制御などリアルタイム性を要求
されるシステムにおいては、全てのプログラムが
仮想記憶で動くのではなく、制御用プログラムは
実空間(メモリにプログラムが常駐)で高レスポ
ンスに動き、一部のオフラインプログラムだけが
仮想空間で動くことがわかつている場合や、シス
テムによつては全てのプログラムが実空間で動く
場合がありうる。このような場合に対しても前記
ページフオールト事前チエツクを行うと、命令実
行速度向上のために大きな障害となる。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、ページフオールトの必要のないプログラム
の命令実行を高速に行えるようにした仮想記憶処
理装置の製御方法を提供するにある。
本発明は、仮想記憶方式を用いた計算機システ
ム内の処理装置内にプログラムまたは何らかの手
段にて書換え可能なフラグを設け、メモリ書込み
後に更にメモリアクセスを有する命令の場合に、
本フラグがオフのときは書込み前にそれ以降アク
セスする全アドレスがページフオールト発生せぬ
ことを事前チエツクするが、本フラグがオンのと
きはこの事前チエツクを行わず、実行時間を短縮
するように構成したことを特徴とするものであ
る。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明を適用した計算機システムの全体
構成図の例を示すもので、バス8はバス制御装置
14によつて制御され、バス8に接続されるメモ
リ制御装置2、命令デコードプロセツサ4、命令
実行プロセツサ11、入出力プロセツサ5の間の
データ転送を行なう。メモリ制御装置2はメモリ
バス7を介して、主メモリ1を制御する。主メモ
リ1にはプログラム及びデータが格納される。
これら各装置の機能を以下に説明する。主メモ
リ1及びメモリ制御装置2は、仮想記憶を実現す
るための動的アドレス変換機能を有し、バス8を
介してプログラムからアクセスされた論理アドレ
スに対して、そのアドレスの上位ビツトに対応す
るセグメントテーブルを主メモリ1より読出し、
このセグメントテーブルの内容と論理アドレスの
中位ビツトとから計算されるページテーブルを主
メモリ1より読出し、このページテーブルの内容
と論理アドレスの下位ビツトとから計算される物
理アドレスを決定してメモリ1へのアクセスを行
う。
しかし、論理アドレスに対応する、物理アドレ
スは必ずしもメモリ1上にあるとは限らない。こ
のため、ページテーブルは対応する物理アドレス
がメモリ上にあるかどうかを示す情報を持ち、メ
モリ制御装置2はこの情報を判定し、メモリ1上
にない場合にはページフオールトとしてメモリア
クセス要求元に応答する。また、ページテーブル
は対応する物理アドレスのデータがメモリ1上か
ら補助記憶装置6に転送中あるいは補助記憶装置
6からメモリ1上へ転送中であることを示す情報
をも持ち、またバス8からメモリアクセスの際に
メモリ制御装置2に渡される情報の中にそのメモ
リアクセスがページテーブルに対応する物理アド
レスのデータをメモリ1と補助記憶装置6間で転
送するためのアクセスであることを示す情報を持
ち、メモリ制御装置2はこれら情報を判定し、当
該データがメモリ1と補助記憶装置間で転送中の
ときに、そのための転送以外のアクセスにもペー
ジフオールトとして応答する。
内部にプログラムカウンタ(PC)を有する命
令デコード用プロセツサ4は、バス8を介してメ
モリ制御装置2にアクセスし、主メモリ1内に格
納されたプログラムを上記PCの内容に従つて読
出し、そのプログラムを解読し、その解読結果を
命令デコードプロセツサ〜命令実行プロセツサ間
インターフエイス12を介して命令実行プロセツ
サ11に転送する。ただし、プログラム読出し時
にメモリ制御装置2からページフオールトである
ことを知らされた時は、これをページフオールト
として命令実行プロセツサ11に報告する。また
バス8を介して入出力プロセツサ5からの割込を
受付ける機能を有し、これを命令実行プロセツサ
に報告する。
命令実行プロセツサ11は前記転送されたプロ
グラム解読結果に従い、バス8を介してメモリ制
御装置2にアクセスし、主メモリ1のデータを読
出し、あるいは自プロセツサ内の演算レジスタの
データを読出し、所定の演算を行い、その結果を
再び主メモリ1に書込み、あるいは自プロセツサ
内演算レジスタに格納する。また、命令によつて
は、命令実行プロセツサ〜浮動小数点プロセツサ
間インターフエイス9を介して、浮動小数点プロ
セツサ3にて演算を行う。また条件分岐命令等で
は条件判定後、分岐する場合には、命令デコード
プロセツサ〜命令実行プロセツサ間インターフエ
イス12を介して命令デコードプロセツサ4内の
プログラムカウンタに分岐先アドレスをセツトす
る。また、バス8を介して、入出力プロセツサ5
に割込を入力することができる。なお、メモリア
クセス時にページフオールトであつたときは、ペ
ージフオールト対応処理を行う。(この対応処理
の詳細は後述する。) 入出力プロセツサ5は入出力バス10を制御
し、またバス8を介してメモリ制御装置2と接続
され、入出力バス内に接続される補助記憶装置6
及び一般入出力装置13と、主メモリ1との間の
データ転送を行う。また、バス8を介して、命令
実行プロセツサ11からの割込を受付け、また命
令デコードプロセツサ4へ、入出力装置からの割
込を入れる機能を有する。
バス制御装置14は、バス8を制御するための
もので、バス8に接続されるメモリ制御装置2、
命令デコードプロセツサ4、命令実行プロセツサ
11、入出力プロセツサ5から各々出力されるバ
ス占有要求信号を受付け、優先判定を行つた後、
どれか一つに対しバス占有許可信号を出力する。
この占有許可信号を受けた装置はバス8に送信
先、メモリアドレス、同データ、割込レベル、同
メツセージ等の情報を乗せることができる。
以上が第1図に示したシステムの動作概要であ
るが、本発明に係わるページフオールト有無の点
検機構は命令実行プロセツサ11に組込まれてい
る。
第2図は本発明の一実施例を示す命令実行プロ
セツサ11の構成図で、シーケンサ30は、命令
デコードプロセツサ4より命令解読データ送信信
号31と命令対応シーケンサ先頭番地32を受取
り、これによつて決まる命令を実行する。また命
令デコードプロセツサ〜命令実行プロセツサ間デ
ータ信号35に乗つている命令のアドレス情報
は、入力セレクタ38、演算器16、命令実行プ
ロセツサ内データバス15を介して各種レジスタ
へセツトされる。この取込みが終了すると、命令
デコードプロセツサ4に対し命令解読データ受付
信号33を出力し、命令デコードプロセツサ4
は、次の命令の準備をする。また条件分岐命令等
では、命令実行プロセツサ内データバス15を介
して命令デコードプロセツサ〜命令実行プロセツ
サ間データ信号35に分岐先アドレスを乗せ、プ
ログラムカウンタセツト信号34を送信する。命
令実行プロセツサ内データバス15には、演算器
16の出力の他にステータス制御装置17の出
力、浮動小数点プロセツサ3からの転送データ
9、エラー要因レジスタ27の出力も乗せること
ができ、そのデータはアドレスレジスタ23、書
込みデータレジスタ24、演算レジスタ28(以
下GRと称する)、ワークレジスタ29(以下WK
と称する。)へセツトされたり、命令実行プロセ
ツサ〜浮動小数点プロセツサ間インターフエイス
9や命令デコードプロセツサ〜命令実行プロセツ
サ間データ信号35に出力されたりする。これら
の制御はシーケンサ30が行う。第2図では煩雑
化を避けるためこれらの制御信号は省略してい
る。また、GR28、WK29は各々、複数のレ
ジスタを有するレジスタフアイルであり、そのア
ドレスもシーケンサ30が制御する。
演算器16のA入力には入力セレクタ37を介
し、GR28,WK29、読出しデータレジスタ
25の出力、あるいはシーケンサ30が直接デー
タパターンを制御するリテラルデータ36が入力
でき、また、B入力にはGR28,WK29、読
出しデータレジスタ25の出力、命令デコードプ
ロセツサ〜命令実行プロセツサ間データ信号35
が入力でき、これら入力の組合わせと演算モード
(+,−など)をシーケンサ30が指定することに
より所定の演算を行うことができる。
また、バス8を介してのメモリアクセスについ
ては、バス要求応答制御回路26の制御により、
アドレスレジスタ23で指定されるアドレスに書
込みデータレジスタ24の内容を書込み、あるい
は読出しデータレジスタ25にメモリより読出し
た内容をセツトし、またページフオールトを含む
エラーがあつたときはエラー要因レジスタ27に
その要因をセツトする。シーケンサ30は、バス
要求応答制御回路26に起動をかけた後、読出し
データ取込みまたは書込み終了を持ち、同回路2
6より応答を受けると待ちを解除して、次の処理
へ進む。
入出力プロセツサ5への割込については、割込
レベルごとに特定のアドレスがあらかじめ割付け
られており、前記メモリ書込みアクセスと同一手
順により行われる。
ステータス制御装置17は、演算結果及び途中
結果を示すフラグを制御するもので、演算器16
の出力とシーケンサ30の指定により、これらの
フラグを制御する。
第3図は、上述した命令実行プロセツサ11内
のステータス制御装置17の詳細構成を示すもの
で、演算結果を示すネガ(NEGA)、ゼロ
(ZERO)、イーブン(EVEN)、オーバーフロー
(OVF)、キヤリー(CAR)の5つの演算インデ
イケータ39〜43の他に、本発明の特徴である
ページフオールト事前チエツク不要フラグ44
と、これに関連し「ページフオールト事前チエツ
クをやつたあるいはページフオールト事前チエツ
クが不要であつた」ことを示す、リハーサルフラ
グ45を有する。
この5つの演算インデイケータ39〜43とペ
ージフオールト事前チエツク不要フラグ44は、
プログラムステイタスワード(PSW)の一部で
ある。PSWは、サブルーチンジヤンプや、タス
ク切換の際に、メモリ上の退避エリアに格納され
たり、そこから取出されて新しいPSWとしてセ
ツトされたりするところの、そのプログラムに個
有のステータス情報であり、そのフオーマツトを
第4図に示す。
第4図で、ビツトNo.0〜3はプログラムの実行
レベル、ビツトNo.4〜7はメモリプロテクシヨン
のための情報であるが、本特許にはさほど関係な
いため、詳細説明は省略する。ビツトNo.10がペー
ジフオールト事前チエツク不要フラグ44、ビツ
トNo.11〜15が5つの演算インデイケータ39〜4
3に対応する。
そこで第3図に戻つて、シーケンサ30から送
られたステータス制御フアンクシヨン信号47、
演算器の出力46、インデイケータ39〜43自
身の出力55はステータス制御回路54に入力さ
れ、その出力は各インデイケータ39〜43の入
力データとなつている。そしてシーケンサ30か
らのステータスセツト信号48がオンすると、各
インデイケータ39〜43は更新される。また、
PSWセツト信号49がオンすると、演算器出力
46のビツトNo.11〜15の内容が、NEGA,
ZERO,EVEN,OVF,CARの各インデイケー
タ39〜43にセツトされると同時に、データバ
ス15のビツトNo.10の内容が、ページフオールト
事前チエツク不要フラグ44にセツトされる。ま
たPSWREAD信号50がオンすると、各インデ
イケータ39〜43の出力がデータバス15のビ
ツトNo.11〜15に、ページフオールト事前チエツク
フラグ44の出力が、同バス15のビツトNo.10に
オンバスされる。
リハーサルフラグ45は、リハーサルフラグセ
ツト信号51がオンするとセツトされ、一つの命
令の実行が終わつたことを示す信号である命令実
行終了信号52がオンするとリセツトされる。
各インデイケータ39〜43の出力55、ペー
ジフオールト事前チエツク不要フラグ44の出力
56、リハーサルフラグ45の出力57はシーケ
ンサに送られ、各フラグのオンオフの判定をシー
サンサ30にて行うことができる。
第5図は命令実行プロセツサ11内のシーケン
サ30の詳細構成を示すもので、シーケンサ用マ
イクロプログラム格納ROM(読み出し専用メモ
リ)60には、各種命令、エラー処理、割込処理
に対応したマイクロプログラムが格納されてい
る。そのアドレス69は、ROMアドレスセレク
タ590,591により、普通は、ROMアドレ
スカウンタ61によつて+1されたアドレス68
が選ばれ、命令の先頭即ち、命令実行終了信号5
2がオンしているときは、命令デコードプロセツ
サから送られる命令対応シーケンサ先頭番地32
が選ばれ、ページフオールトを含むエラー発生
時、即ちバス応答エラー信号74がオンのときは
固定アドレス75が選ばれ、条件判定の際には、
条件成立時に条件成立信号65がオンし、ジヤン
プアドレス67が選ばれる。この選ばれたROM
アドレスに対応したROM出力70は、マシンサ
イクル毎にマイクロインストラクシヨンセツト信
号76がオンするタイミングで、マイクロインス
トラクシヨンレジスタ62にセツトされる。
マイクロインストラクシヨンレジスタ62の出
力は、命令実行プロセツサ11全体を制御する信
号であり、リテラルデータ36、バス起動制御信
号71、命令解読データ受付信号33、プログラ
ムカウンタセツト信号34、ステータス制御フア
ンクシヨン信号47、リハーサルフラグセツト信
号51、ステータスセツト信号48、PSWセツ
ト信号49、PSWREAD信号50、命令実行終
了信号52、TESTBITセレクタ制御信号66、
ジヤンプアドレス67その他の各種制御信号72
から成る。
TESTBITセレクタ58は、TESTBITセレク
タ制御信号66によつて制御され、通常は、その
出力条件成立信号65はオフであるが、マイクロ
プログラムにて条件判定行う場合には、判定した
いビツトが選択され、そのビツトがオンならば、
条件成立信号65がオンとなる。セレクタ58の
入力としては前記説明の、演算インデイケータ出
力55、ページフオールト事前チエツク不要フラ
グ出力56、リハーサルフラグ出力57の他、各
種ラストビツト64がある。
クロツク制御回路63は定周期のタイミングパ
ルス53、マイクロインストラクシヨンセツト信
号76を発生する回路であり、命令の先頭におい
ては、命令対応シーケンサ先頭番地32等がそろ
つたことを示す命令解続データ送信信号31がオ
ンするまで、また、バス8とのデータ転送におい
て、応答があつたことを示すバス応答制御信号7
3がオンするまで、前記タイミングパルス53、
マイクロインストラクシヨンセツト信号76をサ
プレスする機能を有する。
以上で実施例の構成の説明を終え、次にこの実
施例における処理フローを第6図および第7図に
よつて説明する。
第6図は、演算レジスタ28を構成するレジス
タGR1〜GR16(第2図)をメモリ1上へ退
避するための命令(SAVE REGISTER)に対応
するシーケンサ30のマイクロプログラム処理を
示したものである。
本命令は、レジスタGR1の内容をメモリ1に
書込んだ後に、レジスタGR2〜GR16の内容
もメモリへ書込むため、最初に述べたように、ペ
ージフオールト事前チエツクが必要な命令であ
る。
そこでステツプ100では、命令デコードプロ
セツサ4からのデータ信号35(オペランドアド
レスを示す。)をワークレジスタ29内のレジス
タWK1に取込み、命令解続データ受付信号33
をオンして命令デコードプロセツサ4にデータ受
取つたことを知らせ、ページフオールト事前チエ
ツク不要フラグ44を判定して、本フラグ立つて
いれば以下のステツプ101〜104をとばし
て、ステツプ105へジヤンプする。
ステツプ101〜104では、レジスタ退避エ
リアの先頭番地と最終香地についてページフオー
ルトが発生するかどうかを、メモリ読出しアクセ
スにより確認する。即ち、ステツプ101,10
3でレジスタWK1の内容とそれに15を加えた
内容をアドレスレジスタ23にセツトしてメモリ
読み出しを行い、その結果をステツプ102,1
04でしらべ、ページフオールトを含むエラーが
あつたときは、第5図のエラー信号74がオン
し、固定アドレス75が選択され、TRAPルー
チン(第7図)へジヤンプする。ページフオール
トを含むエラーがなければ、ステツプ105へ進
む。
ステツプ105では、リハーサルフラグ45を
セツトする、本フラグは、「ページフオールト事
前チエツクをやつたあるいはページフオールト事
前チエツクが不要であつた」ことを示し、命令実
行終了時にリセツトされる。
ステツプ106〜109は、本命令の本来の処
理であるレジスタGR1〜GR16のメモリへの
格納処理である。即ちレジスタWK1の指示する
アドレスから順に16個のレジスタGR1〜GR1
6の内容を順次主メモリ上へ書込む。もし、この
途中でページフオールトを含むエラー発生があつ
た時は、TRAPルーチンへジヤンプする。
このようにページフオールト事前チエツク不要
の場合には、ステツプ101〜104の2回のメ
モリアクセスを省略することができる。
第7図はTRAPルーチンの処理と、OS(オペレ
ーテイングシステム)のページフオールト処理を
示す。
TRAPルーチンのステツプ200では、エラ
ー要因をレジスタWK1に取込み、ステツプ20
1ではページフオールトかどうか判定する。ペー
ジフオールト以外ならばハードエラー処理プログ
ラムへジヤンプする。ステツプ202ではリハー
サルフラグ45がオンかどうか判定し、オンなら
ば、ページフオールトが発生するはずでないのに
発生したということでハードエラー処理プログラ
ムへジヤンプする。第6図の例ではステツプ10
7,109等からのページフオールトによる
TRAPルーチンへのジヤンプがこれに相当する。
ステツプ203,204ではページフオールト発
生時のメモリアクセス情報とそのときのPCと
PSWをメモリ1へ退避する。なおここでいうPC
とは命令デコードプロセツサ4のPCではなく、
命令開始時に、命令デコードプロセツサ〜命令実
行プロセツサ間インターフエイス12を介して取
込まれ、命令実行プロセツサ11内に格納される
PCのことである。本PCについては、第2図でも
説明しなかつたが、その出力はデータバス15に
乗せることができ、PSWと同様に、メモリ1へ
格納できる。
ステツプ205ではメモリ1よりOSページフ
オールト処理に対応する新たなPC,PSWを読出
し、このPSW内の演算インデイケータ39〜4
3、ページフオールトに事前チエツク不要ビツト
44を命令実行プロセツサ11内の所定のフラグ
にセツトし、PCは命令デコードプロセツサ4の
PCにセツトし、命令実行終了とする。
ここで制御はOSに移され、OSのページフオー
ルト処理へリンクすると、ここではステツプ30
0で退避したメモリアクセス情報をもとにページ
フオールト該当ページを補助記憶装置からメモリ
へ上げ、ステツプ301で先に退避したPC,
PSWを再びセツトして、命令再開をする。
以上のように、本発明によればページフオール
ト事前チエツク不要ビツトを設けることにより、
ページフオールトが発生せぬことがあらかじめ分
つている場合には、ページフオールト事前チエツ
クを省略することができる。
この効果は、処理装置システムが大きくなり、
メモリまでの読出しアクセスが遅くなるほど効果
が大きい。
しかも、このフラグをチエツクするのは、マイ
クロプログラムで行うが、マイクロプログラムは
一般に並列処理性が高く、このチエツクのために
1ステツプ増加とはならないこと、近年の命令の
高機能化により、メモリ書込み後に更に、メモリ
アクセスを有する命令の比重が増えていることな
どから、本発明は大きな効果がある。
更にページフオールト事前チエツク不要ビツト
を、タスクあるいはサブルーチン毎に切換える
PSWの中の1ビツトとすれば、常駐タスク、常
駐サブルーチンではページフオールト事前チエツ
クをやらない等の極細かい使い分けが、煩雑さを
増加させることなく実現でき、リアルタイム性を
要求されるシステムにおいて、平均命令実行速度
の向上に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関わる、計算機システムの全
体構成図、第2図は第1図の中の命令実行プロセ
ツサの構成図、第3図は第2図のプロセツサ内の
ステータス制御装置の実施例を示す図、第4図は
PSWのフオーマツト例を示す図、第5図は第2
図の命令実行プロセツサ内のシーケンサの詳細構
成図、第6図は第2図の命令実行マイクロプログ
ラムによる本発明に関わる処理フローの例を示す
図、第7図は同じくTRAPルーチンの処理フロ
ーとOSのページフオールト処理フローを示す図
である。 1…主メモリ、2…メモリ制御装置、4…命令
デコードプロセツサ、5…入出力プロセツサ、6
…補助記憶装置、11…命令実行プロセツサ、1
7…ステータス制御装置、30…シーケンサ、4
4…ページフオールト事前チエツク不要フラグ、
45…リハーサルフラグ、60…シーケンサ用マ
イクロプログラム格納ROM。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プログラム上の論理アドレスを主メモリ上の
    物理アドレスに変換する動的アドレス変換機構
    と、該アドレス変換時にページフオールトが必要
    が否かを検出するページフオールト検出手段と、
    ページフオールト検出時現在のプログラムカウン
    タの内容とプログラムステータスを退避したの
    ち、所要のページフオールト処理を行うオペレー
    テングシステムに制御を移し、該所要のページフ
    オールト処理の終了時点から上記退避していたプ
    ログラムカウンタの内容とプログラムステータス
    を回復して命令の実行を再開するように制御する
    ページフオールト機構を有した仮想記憶処理装置
    において、 現在走行しているプログラムの使用するデータ
    が、主メモリ上に存在しており且つページフオー
    ルトが発生し得ぬことを示すフラグをプログラム
    ステータス上に設けると共に、メモリ書込みを行
    つた後更にメモリアクセスを有する複数アドレス
    命令であつて、且つ該複数のメモリアクセスにお
    いては、上記フラグがオフであれば上記複数アド
    レス命令の実行前に該命令実行時のメモリアクセ
    スに対してページフオールトが発生するか否かを
    チエツクし、ページフオールト発生時には所要の
    ページフオールト処理を上記ページフオールト機
    構により行つた後に上記複数アドレス命令を実行
    するように制御し、上記フラグがオンであれば上
    記ページフオールト発生の事前チエツクを行わず
    に上記複数アドレス命令を直ちに実行するように
    制御する構成とした仮想記憶処理装置の制御方
    法。
JP56112996A 1981-07-21 1981-07-21 仮想記憶処理装置の制御方法 Granted JPS5817585A (ja)

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JPS5253639A (en) * 1975-10-28 1977-04-30 Fujitsu Ltd Data processing system
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