JPH0145031B2 - - Google Patents

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JPH0145031B2
JPH0145031B2 JP12017883A JP12017883A JPH0145031B2 JP H0145031 B2 JPH0145031 B2 JP H0145031B2 JP 12017883 A JP12017883 A JP 12017883A JP 12017883 A JP12017883 A JP 12017883A JP H0145031 B2 JPH0145031 B2 JP H0145031B2
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JP
Japan
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current
signal
phase
voltage
effective
Prior art date
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Expired
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JP12017883A
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English (en)
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JPS6013263A (ja
Inventor
Takashi Sano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication of JPS6013263A publication Critical patent/JPS6013263A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は可変電圧、可変周波数多相交流電源装
置(以下、VVVF装置と称する)に接続される
誘導電動機に流れる電流の有効電流を検出する有
効電電流検出装置に関する。
従来一般に、誘導電動機(以下、モータと称
す)のトルク制御をVVVF装置を用いて行なう
ことは公知である。いまモータの線間電圧実効値
をV、相電流実効値をI、力率をcos(θ)で表わ
すと、モータに入力されるパワーPは下記(1)式で
表わされる。
P=√3V・P・cos(θ) …(1) さらにモータのトルクTは、回転数をNとする
と概略下記(2)式で表わされる。
モータのトルク制御を行なう場合にV/Nを一
定値とするようにVVVF装置の出力電圧を制御
することは公知の方法である。したがつて、トル
クTは電流実効値に力率を乗じた値Icos(θ)(こ
れを有効電流という)に比例する。このことから
モータを所望のトルクもしくは回転数で運転しよ
うとする場合に、モータの有効電流を検出し、こ
れをフイードバツク信号とする自動制御系を構成
することは極めて効果的な手段となる。
モータの有効電流は次の方法で検出することが
できる。モータの相電圧信号をsin(ωt)で表わす
と、相電流はIpsin(ωt+θ)で表わすことができ
る。ただしIpは相電流の最大値、θは力率角、
(ωt)は電圧位相である。前記相電圧信号を便宜
的に第1の電圧位相信号と称し、この相の電流を
第1の電流信号と称することにする。
次に第1の電圧位相信号に対して90゜の位相差
を有する第2の電圧位相信号をcos(ωt)で表わ
し、1の電流信号に対して90゜の位相差を有する
第2の電流信号をIpcos(ωt+θ)で表わす。
以上、4種の信号を用いて第1の電圧位相信号
と第1の電流信号、また第2の電圧位相信号と第
2の電流信号とをそれぞれ乗算し、さらにお互を
加えることで、下記(3)式で表わされるごとく電流
最大値に力率を乗じた値が得られる。
sin(ωt){Ipsin(ωt+θ)}+cos(ωt
){Ipcos(ωt+θ)}=Ipcos(θ)…(3) また前述した電流実効値IはI=Ip/√2の関
係があるため、上記(3)式で得られる値は有効電流
に比例する値である。したがつて以下Ipcos(θ)
を有効電流と称する。
具体的に有効電流を検出する手段について、三
相交流を出力するVVVF装置を例にとり説明す
る。第1図はVVVF装置に適用された従来の有
効電流検出装置を示すブロツク図であり、図中、
1はモータ、2はインバータ装置、3は電流検出
器、4は電圧指令発生器、5は発振器である。6
は有効電流検出装置を示し、7はカウンタ、8,
9は正弦波発生器、10は2軸変換器、11,1
2は乗算器、13は加算器である。93は相回転
信号、94は相電流信号の切換スイツチ、200
は周波数指令を示す。
第1図において、周波数指令200により発振
器5はVVVF装置の出力周波数の整数倍の周波
数のパルス列を発生する。同時に周波数指令20
0は電圧指令発生器4に入力されて周波数に比例
する電圧をインバータ装置2に指令する。発振器
5の出力パルス列はカウンタ7に入力される。カ
ウンタ7は入力パルス列を計数し、VVVF装置
の出力周波数の1周期の長さに相当する値に達す
ると、計数値を零にするよう動作する。よつてイ
ンバータ装置2がこのカウンタ7の動作に同期し
て電圧波形を出力することにより、この計数値が
VVVF装置の出力電圧の位相に対応する値とな
ることは容易に推察できるはずである。カウンタ
7は出力信号70に計数値を出力し、これを正弦
波発生器8および正弦波発生器9に与える。正弦
波発生器8,9は正弦波波形の波高値を記憶して
いる記憶素子で構成されており、入力されるカウ
ンタ7の計算数を位相信号と看做して、この各位
相に対応する正弦波波形を出力する。だだし正弦
波発生器9は、正弦波発生器8に対し90゜の位相
差を有する波形を記憶させておくものとする。す
なわち、正弦波発生器8の出力である正弦波信号
80をsin(ωt)で表わすと、正弦波発生器9の出
力である正弦波信号90はcos(ωt)で表わされ
るものとする。またsin(ωt)を第1の電圧位相信
号と称し、cos(ωt)を第2の電圧位相信号と称
することとする。
電流検出器3はモータ1の各相電流を検出する
ものである。ここでは電流信号31,32,33
はそれぞれIpsin(ωt+θ)、Ipsin(ωt−2/3π+ θ)、Ipsin(ωt+2/3π+θ)で表わされるもので ある。電流信号31を基準にとり第1の電流信号
と呼ぶと、2軸変換器10は他の2相の電流信号
32および33を用いて、第1の電流信号に対し
90゜の位相差を有する第2の電流信号を作り出す。
具体的には下記(4)式のごとく電流信号33から電
流信号32を減算し1/√3倍する。
2軸変換器10の出力は、第1の電流信号10
1と第2の電流信号102で表わす。
以上のごとくにして得られる4種の信号を用い
て(3)式で表わされる演算を実施すれば、モータ1
に流れる有効電流が得られる。この演算は乗算器
11,12および加算器13で行なわれる。乗算
器11で第1の電圧位相信号80すなわちsin
(ωt)と、第1の電流信号101すなわちIpsin
(ωt+θ)が乗算され、乗算器12で第2の電圧
位相信号90すなわちcos(ωt)と、第2の電流
信号102すなわちIpcos(ωt+θ)が乗算され
て、それぞれの演算結果110と120が加算器
13で加算されると有効電流結果130にIpcos
(θ)が得られる。
いまモータ1の回転方向を反転させるべく、相
回転信号93に信号を与えてVVVF装置の出力
する交流電圧の相回転方向を変えると、電流信号
31を基準に考えると電流信号31に対する電流
信号32と33の関係が反転する。このため2軸
変換器10の出力信号は、下記(5)式で表わされる
ごとく極性が反転する。
このまま有効電流を求める演算を実施すると、
演算結果は−Ipcos(2ωt+θ)となり正しい有効
電流の値が得られない。
VVVF装置の出力する交流電圧の相回転を反
転させても有効電流を正しく検出する手段として
従来考えられていた方法は、VVVF装置が相回
軸を反転させると同時に電流信号32と電流信号
33を切換スイツチ94により切換える方法であ
る。しかし、現在の電子回路技術では高い信頼性
を有する切換スイツチ94を装置の大型化をせず
に実現することは因難である。
本発明は上述のような点に鑑みなされたもの
で、切換スイツチを用いることなく、相回転を変
更したときも有効電流を正しく検出する有効電流
検出装置を提供するものである。以下、本発明を
実施例図面にもとづいて説明する。
第2図は本発明による有効電流検出装置の一実
施例を示すブロツク図である。第2図において第
1図と同一符号で表わされるものは同一の機能を
有するものである。本発明において正弦波発生器
92は、相回転信号93に応じて正弦波信号の極
性を反転して出力が得られるようにしてある。カ
ウンタ7は従来例の第1図と同様にVVVF装置
の出力周波数の1周期を等間隔に分割して計数す
るものである。いま仮に1周期を256分割するも
のとする。従来の正弦波発生器9ではカウンタ7
の計数値は0から255に対応してcos(ωt)を出力
するように構成された。本発明による正弦波発生
器92においては、モータ1の正転方向に対し相
回転信号93を“0”で受取り、このときの出力
90は従来と同様、カウンタ7の計数値0から255
に対しcos(ωt)を得る。しかし、モータ1の逆
転方向に対し相回転信号93を“1”とすること
により、正弦波発生器92はカウンタ7の計数値
を例えば1000を加算されたものとして読取るよう
にする。そして正弦波発生器92を1000から1255
の計数値に対しては−cos(ωt)を出力するよう
に構成することにより、カウンタ7の計数値が0
から255であつても相回転信号93が“1”で逆
転を表わす場合は、第2の電圧位相信号90は−
cos(ωt)が得られる。
したがつて本発明は前記(5)式で表わされるごと
くVVVF装置の出力する相回転方向を反転する
ことにより生じる第2の電流信号の極性の変化
を、第2の電圧位相信号の極性を反転させること
で打消し、常に正しく有効電流が検出できる。
このように本発明による有効電流の検出手段
は、検出装置に切換スイツチを用いてないため、
極めて信頼性の高い有効電流検出装置を提供でき
るものである。
さらに、本発明の方法は、Ipsin(θ)で表わさ
れる無効電流の検出についても応用可能であり、
下記(b)式で表わされる演算を実施すれば無有電流
が得られる。
cos(ωt){Ipsin(ωt+θ)}−sin(ωt
){Ipcos(ωt+θ)}=Ipsin(θ)…(6) そして相回転方向が反転した場合は、第2の電
圧信号と第2の電圧位相信号の極性を反転させる
ため、演算結果に−Ipsinθが得られる。よつてこ
れをもう一度、極性を反転することにより正しい
無効電流を得ることができる。
また、2軸変換器10についてもモータ1の3
相電流を全て検出する必要はなく、例えば電流信
号31と電流信号32の2相分でもよく、電流信
号33は前記2相から演算で求めることも可能で
あることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はVVVF装置に適用された従来の有効
電流検出装置を示すブロツク図、第2図は本発明
による有効電流検出装置の一実施例を示すブロツ
ク図である。 1……誘導電動機、2……インバータ装置、3
……電流検出器、4……電圧指令発生器、5……
発振器、6……有効電流検出装置、7……カウン
タ、8,9,92……正弦波発生器、10……2
軸変換器、11,12……乗算器、13……加算
器、93……相回転信号、94……相電流信号の
切換スイツチ、200……周波数指令。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多相交流電源装置に接続された誘導電動機の
    各相電流のうち基準とする第1の電流信号と、他
    相の電流信号を用いて合成されかつ前記第1の電
    流信号に対し90゜の位相差を有する第2の電流信
    号と、前記第1の電流信号の流れる相の電圧位相
    を表わす第1の電圧信号と、該第1の電圧位相に
    対して90゜の位相差を有する第2の電圧位相信号
    の4種の信号を用いて前記誘導電動機に流れる電
    流の有効電流を検出する有効電流検出装置におい
    て、前記多相交流電源装置の出力相回転方向に応
    じて前記第2の電圧位相信号の極性を反転させて
    有効電流を演算せしめるように構成したことを特
    徴とする有効電流検出装置。
JP12017883A 1983-07-04 1983-07-04 有効電流検出装置 Granted JPS6013263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12017883A JPS6013263A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 有効電流検出装置

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JP12017883A JPS6013263A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 有効電流検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS6013263A JPS6013263A (ja) 1985-01-23
JPH0145031B2 true JPH0145031B2 (ja) 1989-10-02

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JP12017883A Granted JPS6013263A (ja) 1983-07-04 1983-07-04 有効電流検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0534580U (ja) * 1991-10-16 1993-05-07 日新電機株式会社 電力系統測定装置

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JPS6013263A (ja) 1985-01-23

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