JPH0140645Y2 - - Google Patents

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JPH0140645Y2
JPH0140645Y2 JP5335985U JP5335985U JPH0140645Y2 JP H0140645 Y2 JPH0140645 Y2 JP H0140645Y2 JP 5335985 U JP5335985 U JP 5335985U JP 5335985 U JP5335985 U JP 5335985U JP H0140645 Y2 JPH0140645 Y2 JP H0140645Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、可塑性坏土を押し出すことで、製品
タイルの裏面どうしを接合させた状態の押出成形
体を複数個同時に成形する湿式成形用型に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第7図は、押出成形体(以下、単に成形体とい
う)1の斜視図、第8図は製品タイル2の斜視図
である。第7図に示す如く、成形体1は、製品タ
イル2の裏面2aどうしを接合させた状態で成形
されている。該成形体1の製造は、成形用型(第
9図参照)3より連続して押し出された成形素体
19を所定寸法に切断し、乾燥、施釉、焼成等の
各工程を経た後に上下に二分割することで行われ
る。分割された後の上下の各片がそれぞれ製品タ
イル2である。而して、このような成形体1の長
手方向寸法lが比較的に短いタイルにあつては、
生産性の向上を図るために、第9図に示す如く、
複数個(図面は2個の場合である)の成形体1を
同時に成形する方法が採られている。
この場合の成形用型3は、成形体1と1とを結
合した状態で一体的に押し出しており、これらの
分割面に対応して、型3の上下側前端面3a,3
bに分割用凹部4,4を形成するための割針5が
取り付けられている。この割針5は、第10図に
示す通り、ピアノ線を所定寸法に切断し、固定板
6及びボルト7で固定したものである。8a及び
8bは、押し出し成形された成形素体19の両端
不要部分を切除するための治具(ピアノ線)であ
る。
成形型3の成形空間9内には、第11図に示す
中玉10が複数個固定支持されており、可塑性坏
土の押し出し時に製品タイル2の裏面2aに裏足
2bを形成している。またこの中玉10は、分割
面形成用の水平翼10a,10bを有している。
水平翼10a,10bは、中玉10の抜けた後の
孔11に、成形体1を上下に分割するための凹部
(第13図参照)12を形成するためのものであ
る。これにより、各成形体1を上下に分割するこ
とが容易である。然しながら、成形体1どうしの
分割は、成形素体19の上下面に形成した分割用
凹部4,4のみでは困難である。そこで、成形体
1どうしの分割面に位置する中玉13(第12図
参照)に、水平翼13a,13bの他に垂直翼1
3c,13dを設け、これにより成形体1どうし
の分割面に対応する孔11に分割用凹部(第13
図参照)14を形成するようにし、当該分割面に
おける成形体1どうしの分割を容易にしている。
このようにして押し出された成形素体19は、
押出方向において製品タイル複数個分の寸法に粗
切りされる。続いて第14図に示す如く、所定間
隔毎に垂直方向のピアノ線16aが張設された切
断機16へ、前記粗切りされた成形素体19をプ
ツシヤー15等で送り出すことで、所定寸法に切
断し、成形体1,1を複数組得るようにしてい
る。
切断後は、乾燥、施釉、焼成等の各工程を経て
成形体1,1への分割及び各成形体1の製品タイ
ル2への分割が行われる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、結合された状態の成形体1どうしの
分割は、その結合状態が坏土自体の結合であるた
め、分割面において第16図に示す割バリ17の
発生を回避し得なかつた。従つて、全ての製品タ
イル2の片方側面に割バリ17があることにな
り、品質の低下を来していた。
また粗切り状態の成形素体19を所定寸法に切
断して複数個の成形体1を得る場合に、第14図
の鎖線で示すプツシヤー15の送り出し方向にお
ける後方側と、成形素体19の上下面に形成され
た分割用凹部4,4の一部とに、可塑性坏土がピ
アノ線と接触して送り出し方向の後方側へ引つ張
られ、バリの一種であるいわゆるツノ(第15図
参照)18が多くできるという欠点があつた。分
割用凹部4,4のツノ18は、該凹部4,4の存
在によつて成形体1どうしの間に間隙があること
によつて形成されるものであり、成形体1どうし
が密着している場合には形成されない。
本考案は従来の上記欠点に鑑みてこれを改良除
去したものであつて、押出成形体どうしの間に発
生する割バリを完全に無くすことと、押出成形体
どうしの間のツノの発生を無くし、結果として全
体のツノの発生数を少なくとも半減させることの
できる押出成形体の湿式成形用型を提供せんとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の問題点を解決するための手段は、可塑
性坏土を押し出すことで、製品タイルの裏面どう
しを接合させた状態の押出成形体を複数個同時に
成形する湿式成形用型において、押出成形体どう
しの分割面に対応する成形型の上下部にピアノ線
等の分割用治具を貫通して取り付けて成り、該分
割用治具は前記成形型の前端面から押出方向の後
方側へ所定寸法離れている。
〔作用〕
本考案の湿式成形用型の作用は、第1図の斜視
図及びその縦断面図である第2図に示す如く、湿
式成形用型20の上下部を貫通する分割用治具2
1により、型20の成形空間22内で押出成形体
(第4図参照)23どうしの分割面予定部24を
予め切断分離している。この切断面は、成形型2
0の成形空間22内で再び接合する。従つて、こ
のようにして押し出された成形素体29を、切断
機(第14図参照)16により所定寸法に切断す
る場合であつても、成形体23どうしの分割を予
定する部分は密着しており、該部分にバリの一種
であるツノの発生はない。またその後に行われる
乾燥工程において、水分が蒸発し、収縮すること
で分割用治具21によつて切断された部分が自然
に分離する。従つて、成形体1どうしの分割を省
略でき、製品タイル25の片方側面に割バリの発
生はない。すなわち、優れた品質の製品タイル2
5を提供することが可能である。
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。なお、従来の場
合と同一符号は同一部材である。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る湿式成形用型20の斜視
図、第2図は同成形用型20の縦断面図である。
同図に示す如く、成形体23どうしの分割面予定
部24に対応する成形型20の上下部には、ボル
ト等の固定具26,26を介してピアノ線等の分
割用治具21が貫通して取り付けられている。該
治具21は、成形用型20の前端面20aよりも
所定寸法Lだけ押出方向の後方(第2図の右方
向)側へ離れた位置とされている。これは、成形
空間22内で一旦分割した後の可塑性坏土を再度
密着させるためのものである。なお、このことに
ついては後で詳述する。
ところで、成形体23どうしの分割面予定部2
4に対応する成形空間22内には、第3図に示す
中玉27が配設されている。この中玉27には第
12図に示す従来の中玉13に設けられた垂直翼
13c,13dはない。前記分割用治具21は、
この中玉27の上下方向の貫通孔28をも貫通し
ている。
その他の構成並びに作用効果については、従来
の場合と同じであり、ここでの説明は省略する。
次に上述の如く構成された湿式成形用型20の
動作態様を説明する。
先ず、押出機(図示せず)によつて押し出され
る可塑性坏土は、成形空間22内において、前記
分割用治具21により成形体23どうしの分割面
予定部24が切断分離される。そして、この分割
された切断面は、残りの成形空間22を進むうち
に押出圧力を受けて再び密着する。密着は、可塑
性坏土の水分により分離された切断面がくつつく
だけであり、坏土と坏土が相互に結合する状態と
は異なる。切断面の密着に必要な距離Lは、通常
の押出成形では約10〜15mm程度である。なお、分
割用治具21は、不要部分を切除するピアノ線8
a,8bと同様に、成形用型20の前端面20a
に取り付けることで、そのメンテナンス等を容易
にすることが考えられる。ところが、この場合は
成形素体29が成形圧から開放されて拡がる結
果、その切断面間に間隙ができ、後工程での切断
時にやはりツノができるという欠点があり、何等
問題点を解決するものではない。つまり、分割用
治具21は成形空間22内にあることが必須であ
る。
成形用型20より押し出される成形素体29
は、ピアノ線8a,8bにより不要部分が切除さ
れる。この状態の成形素体29は、前記分割面予
定部24が密着したままである。不要部分が切除
された成形素体29は、押出方向において成形体
23の複数個分の寸法に粗切りされる。そして、
第14図に示す従来の場合と同様にプツシヤー1
5で押出方向と直交する方向へ送り出され、切断
機16を通過することにより所定幅寸法に切断さ
れる。このとき、前記分割面予定部24は密着し
た状態を維持しており、成形体23と23との間
に間隙が形成されないので、該予定部24に切断
バリ(いわゆるツノ)の形成はない。なお、プツ
シヤー15の送り出し方向後端側(第14図の右
側)には依然としてツノの発生はある(第6図参
照)。ここにおいて注意すべきことは、本考案の
ツノに関する技術は、複数個の押出成形体23を
同時に成形する型20にあつて、押し出し成形さ
れた全ての成形体23についてのツノの発生を無
くすことができる技術ではなく、同時に成形され
た複数個の押出成形体23どうしの間の分割面と
いう特定個所に発生するツノの発生を無くすこと
ができる技術であるということである。つまり、
ツノの発生を完全に無くすことができる技術では
なく、ツノの発生数を少なくとも半減させること
のできる技術である。
所定寸法に切断されることで得られた成形体2
3,23は、次に乾燥工程へ搬送される。乾燥工
程では、水分が蒸発し、各成形体23,23は収
縮する。この収縮により水分があることで密着し
ていた成形体23,23は、その切断予定部24
が自然発生的に分離する。従つて、従来のように
強制的に分割する必要がなく、割バリ(第16図
参照)17の発生は皆無である。
然る後は、各成形体23の表裏面(製品タイル
25の表面)へ施釉し、焼成の後、各成形体23
を上下に分割し、1個の成形体23から2個の製
品タイル25を得ればよい。
ところで、本考案は上述の実施例に限定される
ものではなく、適宜の変更が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあつては、押出成
形体どうしの分割面が予め切断分離されており、
しかも該分割面が密着した状態で押し出され、そ
の後の切断も行われるので、押出成形体どうしを
分割する必要がない。従つて、分割による割バリ
の発生が皆無となり、製品タイルの寸法精度及び
外観上の見栄えがよい。また粗切りされた成形素
体を所定幅に切断する場合にあつて、成形体どう
しの間の分割面に発生するツノの発生を無くし、
結果としてツノの発生数を少なくとも半減させる
ことが可能である。要するに、品質において優れ
た製品タイルの提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案に係るものであり、
第1図は湿式成形用型の斜視図、第2図は同型の
縦断面図、第3図は分割面予定部に対応する中玉
の斜視図、第4図は押出成形体の斜視図、第5図
は製品タイルの斜視図、第6図は成形素体を所定
幅に切断した後の1つの片を示す斜視図、第7図
乃至第16図は従来技術に関するものであり、第
7図は押出成形体の斜視図、第8図は製品タイル
の斜視図、第9図は湿式成形用型の斜視図、第1
0図は割針の取付状態を示す斜視図、第11図は
中玉の斜視図、第12図は分割予定部に対応する
中玉の斜視図、第13図は成形素体の分割予定部
を示す正面図、第14図は切断工程を示すライン
の平面図、第15図は成形素体を所定幅に切断し
た後の1つの片を示す斜視図、第16図は押出成
形体の分割面を示す部分拡大正面図である。 25……製品タイル、23……押出成形体、2
0……湿式成形用型、21……分割用治具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可塑性坏土を押し出すことで、製品タイルの裏
    面どうしを接合させた状態の押出成形体を複数個
    同時に成形する湿式成形用型において、押出成形
    体どうしの分割面に対応する成形型の上下部にピ
    アノ線等の分割用治具を貫通して取り付けて成
    り、該分割用治具は前記成形型の前端面から押出
    方向の後方側へ所定寸法離れて設置されているこ
    とを特徴とする湿式成形用型。
JP5335985U 1985-04-09 1985-04-09 Expired JPH0140645Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5335985U JPH0140645Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09

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JPS61168903U JPS61168903U (ja) 1986-10-20
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JPH065845Y2 (ja) * 1990-03-01 1994-02-16 三井製陶株式会社 湿式タイル素地成形用型
WO2016085779A2 (en) * 2014-11-25 2016-06-02 Corning Incorporated Apparatus and method of manufacturing ceramic honeycomb body

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