JPH0137846Y2 - - Google Patents

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JPH0137846Y2
JPH0137846Y2 JP1984162948U JP16294884U JPH0137846Y2 JP H0137846 Y2 JPH0137846 Y2 JP H0137846Y2 JP 1984162948 U JP1984162948 U JP 1984162948U JP 16294884 U JP16294884 U JP 16294884U JP H0137846 Y2 JPH0137846 Y2 JP H0137846Y2
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center
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workpiece
claws
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JP1984162948U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、旋盤付属品としての回転用チヤツ
クに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種チヤツクは、第10図及び第11
図に示すように、被加工物100例えばVTRの
ドラム等の中心孔100Aに3つのつめ101,
102,103を挿入し、これらのつめ101,
102,103を拡開して被加工物100をつか
み、つめ101,102,103を回転中心0を
中心として回転させながら被加工物100の外周
を切削加工するというものである。
〔解決しようとする問題点〕
従来のチヤツクでは、回転中心0とつめ10
1,102,103の各重心A,B,Cとが一致
していないため、回転により各つめ101,10
2,103に矢印方向の遠心力が生ずる。このよ
うな遠心力が生ずると、各つめ101,102,
103はより一層拡開しようとし、被加工物10
0の外周の切削量に変化をきたす。つめ101,
102,103の遠心力が作用するため被加工物
100の外周面は2ミクロン程度余計に切削され
てしまうという不都合が生じた。例えば、つめ1
01,102,103をエアシリンダ(図示せ
ず)を用いて拡開させるとき、その拡開力を0.8
Kgと設定した場合、遠心力の発生により回転時は
1.2Kgに増加してしまうので、被加工物100の
精密な加工を行うにはチヤツク圧の調節も面倒で
あつた。
この考案は、被加工物をつかむつめが回転する
ことにより発生する遠心力による加工精度の低下
を防止できる回転用チヤツクを提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この考案は、被加
工物をつかむ複数のつめにそれぞれアームを延出
形成し、これらアームの先端にそれぞれおもりを
設け、これらおもりの重心とつめの重心とが回転
中心を挾んで対向する位置にあり、回転時のつめ
に生ずる遠心力をこのおもりの遠心力が打ち消す
ように構成した。
〔作用〕 この考案のチヤツク機構で被加工物をつかみ、
チヤツク機構を回転させると各つめが回転軌跡か
ら外側へ飛び出そうとし、各つめに設けたおもり
も回転軌跡から外側へ飛び出そうと作用するが、
このおもりの遠心力はつめの遠心力を引き戻そう
と作用する。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例につき説明す
る。
第1図ないし第4図において、つめ1,2,3
にそれぞれ円弧状のアーム4,5,6が形成して
あり、このアーム4,5,6の各先端におもり
7,8,9が取付けてある。つめ、アーム、おも
りが一体形成された3つの部材(第3図参照)
が、図中矢印方向においてアーム4,5,6を重
ね合わせられて、第1図及び第2図に示すように
組立てられる。つめ1,2,3の第2図中下面側
には、図示しないがつめ1,2,3を回転中心0
へ近づけたり、回転中心0から遠ざけたりするた
めの機構、例えばエアシリンダ等が設けてある。
第3図に示す3つの部材のそれぞれ矢印a方向、
矢印b方向、矢印c方向から見た側面形状は、第
4図a,b,cに示す通りであり、各つめ1,
2,3から延出するアーム4,5,6の高さが異
なり、これらアーム4,5,6が組立時には重な
り合う。つめ1,2,3の重心とおもり7,8,
9の重心とは、回転中心0を挾んで対向する位置
にある。
第5図及び第6図に示すように、組立てられた
チヤツクのつめ1,2,3を被加工物100の中
心孔100Aに挿入し、つめ1,2,3を拡開さ
せると、つめ1,2,3は被加工物100をしつ
かりとつかむ。この状態でチヤツクを回転させて
被加工物100の外周面を切削加工する。このと
き、各つめ1,2,3はより拡開する方向に遠心
力が働き、各おもり7,8,9にはつめ1,2,
3の遠心力を内側へ引き戻そうとする遠心力が働
き、つめ1の遠心力をおもり7の遠心力が打ち消
すこととなる。他のつめ2,3についても同様で
ある。
第7図ないし第9図は他の実施例を示し、被加
工物100をつめ10,20,30が外側からつ
かむものを示す。この実施例でも各つめ10,2
0,30にアーム40,50,60が延出形成し
てあり、アーム40,50,60の先端におもり
7,8,9が設けてある。そして、つめ10,2
0,30の重心とおもり7,8,9の重心とが回
転中心0を挾んで対向する位置にあることは、先
の実施例と同様である。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、被加
工物をつかむ複数のつめにそれぞれアームを延出
形成し、これらアームの先端にそれぞれおもりを
設け、これらおもりの重心とつめの重心とが回転
中心を挾んで対向する位置にあり、回転時のつめ
に生ずる遠心力をこのおもりの遠心力が打ち消す
ように構成したので、被加工物の加工される回転
面とバイト等の切削具との圧接力が均等となり、
精密な加工が行える。また、従来のように、チヤ
ツクの被加工物に対する締付力を微妙に調節する
という手間も不必要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の好適な実施例を示す平面
図、第2図は第1図矢印方向から見た正面図、
第3図は組立前の平面図、第4図a,b,cはそ
れぞれ第3図矢印a,b,c方向から見た図、第
5図は被加工物をつかんだ状態の平面図、第6図
は第5図の正面図、第7図は他の実施例を示す平
面図、第8図は第7図の正面図、第9図は第7図
に示す実施例の組立前の平面図、第10図は従来
例を示す平面図、第11図は従来例の正面図であ
る。 1,2,3,10,20,30……つめ、4,
5,6,40,50,60……アーム、7,8,
9……おもり。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被加工物をつかむ複数のつめにそれぞれアーム
    を延出形成し、 これらアームの先端にそれぞれおもりを設け、 これらおもりの重心とつめの重心とが回転中心
    を挟んで対向する位置にあり、 回転時のつめに生ずる遠心力をこのおもりの遠
    心力が打ち消すように構成したことを特徴とする
    回転用チヤツク。
JP1984162948U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH0137846Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984162948U JPH0137846Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JP1984162948U JPH0137846Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6178510U JPS6178510U (ja) 1986-05-26
JPH0137846Y2 true JPH0137846Y2 (ja) 1989-11-14

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ID=30720814

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JP1984162948U Expired JPH0137846Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0767643B2 (ja) * 1985-12-19 1995-07-26 松下電器産業株式会社 被加工物チヤツク装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56102404A (en) * 1980-01-18 1981-08-15 Kitagawa Tekkosho:Kk High speed chuck for machine tool
JPS5858163A (ja) * 1981-09-30 1983-04-06 Toyota Motor Corp 塗装方法及びその装置

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JPS56102404A (en) * 1980-01-18 1981-08-15 Kitagawa Tekkosho:Kk High speed chuck for machine tool
JPS5858163A (ja) * 1981-09-30 1983-04-06 Toyota Motor Corp 塗装方法及びその装置

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Publication number Publication date
JPS6178510U (ja) 1986-05-26

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