JPS607912Y2 - タ−ビン翼車の把握装置 - Google Patents

タ−ビン翼車の把握装置

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Publication number
JPS607912Y2
JPS607912Y2 JP3382881U JP3382881U JPS607912Y2 JP S607912 Y2 JPS607912 Y2 JP S607912Y2 JP 3382881 U JP3382881 U JP 3382881U JP 3382881 U JP3382881 U JP 3382881U JP S607912 Y2 JPS607912 Y2 JP S607912Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
turbine
turbine wheel
fitted
chuck
Prior art date
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Expired
Application number
JP3382881U
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English (en)
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JPS57146986U (ja
Inventor
茂生 深谷
義旗 森
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊田自動織機製作所 filed Critical 株式会社豊田自動織機製作所
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Publication of JPS57146986U publication Critical patent/JPS57146986U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、たとえば摩擦圧接等のために加工片を把持す
る装置に係り、とくにタービン翼車を把持するための改
良に関する。
タービン翼車は、比較的薄片よりなる羽根部が全周にわ
たって存在するため、通常の摩擦圧接の場合のごとく、
比較的高圧力で羽根部外周を直接把持すると、該羽根部
を破損するという不具合を生じ、従って前記把持圧力を
比較的低いものとしなければならないが、そうすると今
度は摩擦圧接時に発生するトルクを十分に受承すること
ができず、圧接不良を誘起するとともに、チャック爪と
羽根部外周との間に生ずる滑りによって該羽根部を破損
するという欠点を有するものであった。
そこで従来から、タービン翼車全体を低融点金属であら
かじめ鋳ぐるんでおいて、その外径部をチャック爪で把
握して通常の態様で摩擦圧接を行い、その後前記低融点
金属を溶融除去して求める圧接品を得るという技術が提
案されたが、該従来技術では、工数が大なるとともに無
駄にエネルギを浪費し、経済的に不利であるという欠点
を有していた。
本考案は、比較的低圧力の把持力を有するチャック爪に
て、主に心出しの意味でタービン翼車の羽根部外周を直
接把持し、該タービン翼車の端面に形成されたタービン
組立用の回り止め突起をそのまま利用して、トルクを受
承するように構威し、もって上記欠点を一掃することを
目的になされた。
以下図示の実施例に基づき本考案を詳述する。
図において、1は回転チャックの本体であり、該本体1
には、その前端面に回り止め基盤2が固着されるととも
に、3個のチャック爪3が前記本体1の回転軸心を中心
とする半径方向に摺動可能に取付けられている。
そして前記基盤2のさらに前端面には、タービン翼車4
の端面に形成された回り止め突起5を回動不能に嵌合す
る嵌合穴6を有する回り止めピース7が固着されている
ここで、前記回り止めピース7と回り止め基盤2とを総
じてトルク受承部材と呼ぶ。
前記回り止め突起5は、タービンの組立時のために必要
とされる回り止めのための突起がそのままトルク受承用
として利用され、前記嵌合穴6は通常は前記回り止め突
起5と同形状としく該実施例では六角形状であるが、円
形状以外ならどのような形状でも実施可能である。
)、その嵌合隙間は0.1〜0.277111+とされ
る。
前記回り止め基盤2と回り止めピース7との間にはスト
ッパ8が挟圧固定され、その先端部9は前記嵌合穴6の
途中まで嵌入している。
10は前記回り止め基盤2の後端面に当接した推力受で
ある。
前記チャック爪3の内接周面には円周方向溝11が穿設
され、該溝11には当材12がその外周部に前記チャッ
ク爪3に対応して突設された凸部13にて嵌合保持され
ている。
前記当材12はタービン翼車4の羽根外周部を遊嵌する
内径部を有するとともに1箇所の切断部分14を有する
円環状の板材より構成され、該切断部分14を含めて円
周均等分割位置には、外周側へ開放された切欠溝15が
刻設されている。
なお前記切断部分14および切欠溝15は、隣り合う凸
部13のほぼ中間位置に設けるのが理想的であり、また
前記当材12は第1図に示した状態からほぼ60°回動
させると、凸部13とチャック爪3の円周方向溝11と
の係合状態が解除される構成となっている。
上記構成になる本考案装置において、その作用をつぎに
説明すると、開放状態にある当材12の内径部にタービ
ン翼車4を挿入して、該タービン翼車4の回り止め突起
5を嵌合穴6内に嵌入し、該回り止め突起5の端面がス
トッパ8の先端面に当接した状態で保持した後、チャッ
ク爪3を閉止向きに摺動させて当材12の内径部で前記
タービン翼車4の羽根外周部を把握する。
このときチャック爪3に付与される把握力は、通常の摩
擦圧接において付与される把握力に対して比較的低い把
握力として設定されているため、前記タービン翼車4の
羽根部を何ら損傷することなく、必要な心出し作用が行
なわれる。
この後、前記回転チャック本体1を回転させながら、図
示しない固定クランプに把持されたたとえばタービン軸
(図示せず)の端面に、前記タービン翼車4の端面4a
を当接させ、以後は通常の態様にて摩擦圧接が行なわれ
る。
この摩擦圧接工程中において、該タービン翼車4に作用
するトルクは回り止めピース7ひいてはトルク受承部材
にて確実に受承されるとともに、ストッパ8にて受承さ
れた軸推力は回り止め基板2を介して推力受10にて受
は止められる。
従ってチャック爪3にてはタービン翼車4の心出し作用
を果すのみでよく、従って該チャック爪3による把持力
を比較的低い値とすることができる。
摩擦圧接工程が終了すると、チャック爪3が開放されて
当材12を介しての把握力が解除され、圧接完了品が取
り出されて次工程へと送り出される。
前記当材12は、各チャック爪3ごとに分割して取付は
固定する形式いわゆるパッド式としても本考案の実施は
可能であるが、該当材12を上記実施例のごとく構成し
た場合には、該当材12の内周部の損耗による交換が短
時間にしかも容易に行える。
すなわち、チャック爪3による把握力は比較的低いもの
であっても、タービン翼車4の羽根周端部は比較的薄い
片状となっているため、当材12の内周部が傷つき易く
、従っである程度損耗した後に、該当材12を約60°
回動させると、該当材12の凸部13と各チャック爪3
との保合状態が解除され、そのまま該当材12を容易に
取外すことができる。
そして新しい当材12は上記と逆の動作で容易に取付け
が可能である。
上述のごとく本考案によれば、摩擦圧接時に発生するト
ルクは、タービン翼車の端面に既存の回り止め突起を利
用して確実に受承し、チャック爪では心出し作用を行う
に足る比較的低い把握力でタービン翼車外周を把持する
ようにしたため、タービン翼車の羽根部分の破損を防止
したうえで、良好な摩擦圧接を行うことができ、また低
融点合金で鋳ぐるんでおいてから摩擦圧接を行う従来の
ものと比較して、省エネルギに貢献するとともに工数を
低減でき、大幅な原価低減を行い得るという種々の顕著
な効果を有している。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の1実施例を示したもので、第1図は正面図
、第2図は側面図で第1図における■−■断面で部分断
面としたもの、第3図は当材を示した正面図である。 1・・・・・・回転チャック本体、2・・・・・・回り
止め基盤、3・・・・・・チャック爪、4・・・・・・
タービン翼車、5・・・・・・回り止め突起、6・・・
・・・嵌合穴、7・・・・・・回り止めピース、8・・
・・・・ストッパ、11・・・・・・円周方向溝、12
・・・・・・当材、14・・・・・・切断部分、15・
・・・・・切欠溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 当材を介して比較的低圧力でタービン翼車の羽根外
    周部を把持するチャック爪と、前記タービン翼車の端部
    に形成された回り止め突起を回動不能に嵌合するトルク
    受承部材とを備えてなるタービン翼車の把持装置。 ■ タービン翼車の羽根外周部を遊嵌する内径部を有す
    るとともに1箇所の切断部分を有する円環状の板材より
    前記当材を構威し、前記チャック爪の内接周面に穿設さ
    れた円周方向溝に前記当材の外周部を嵌合したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置。 ■ 前記当材の適宜箇所に外周側へ開放された切欠溝を
    形成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2
    項記載の装置。
JP3382881U 1981-03-11 1981-03-11 タ−ビン翼車の把握装置 Expired JPS607912Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3382881U JPS607912Y2 (ja) 1981-03-11 1981-03-11 タ−ビン翼車の把握装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3382881U JPS607912Y2 (ja) 1981-03-11 1981-03-11 タ−ビン翼車の把握装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57146986U JPS57146986U (ja) 1982-09-16
JPS607912Y2 true JPS607912Y2 (ja) 1985-03-18

Family

ID=29831164

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JP3382881U Expired JPS607912Y2 (ja) 1981-03-11 1981-03-11 タ−ビン翼車の把握装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6434739B2 (ja) * 2014-08-08 2018-12-05 株式会社Ihi回転機械エンジニアリング タービンロータ軸、及びタービンロータ軸の製造方法

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Publication number Publication date
JPS57146986U (ja) 1982-09-16

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