JP2964069B2 - 工具用チャック - Google Patents

工具用チャック

Info

Publication number
JP2964069B2
JP2964069B2 JP8125057A JP12505796A JP2964069B2 JP 2964069 B2 JP2964069 B2 JP 2964069B2 JP 8125057 A JP8125057 A JP 8125057A JP 12505796 A JP12505796 A JP 12505796A JP 2964069 B2 JP2964069 B2 JP 2964069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
nut
chuck body
peripheral surface
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8125057A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08276308A (ja
Inventor
岩雄 酒巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yukiwa Seiko Inc
Original Assignee
Yukiwa Seiko Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yukiwa Seiko Inc filed Critical Yukiwa Seiko Inc
Priority to JP8125057A priority Critical patent/JP2964069B2/ja
Publication of JPH08276308A publication Critical patent/JPH08276308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2964069B2 publication Critical patent/JP2964069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドリル等の工具用チ
ャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の工具用チャックとして特公
昭55−25002号公報、実開昭60−36105号
公報等が知られている。
【0003】第6図は従来構造を示し、チャック本体1
に複数個この場合3個のジョー2を放射状に設け、該ジ
ョー2を回動ナット3の回動により互いの螺合作用で拡
縮傾斜摺動可能に構成したものである。
【0004】ところで上記従来構造の場合回動ナット3
の回動はチャック本体1に着脱可能な傘歯車構造のハン
ドルaにより行うが、近時作業の高速化に伴い、ハンド
ルaを使用せずに作業者の手で直接回動ナット3を回動
するものが要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造の場合ハンドルaを使用せずに回動ナット3を回
動すると、ジョー2を備えたチャック本体1が一緒に回
動し、回動ナット3を強く締め付け回動することができ
ず、また強く締まった場合回動ナット3を緩め回動でき
ないことがあるという不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】チャック本体1に複数個のジョー2を設
け、該ジョー2を回動ナット3の回動により互いの螺合
作用で拡縮摺動可能に設け、チャック本体1の後端側に
チャック本体1と回り止め状態に設けたチャック本体1
の軸芯と同軸芯を有する握持環12と、チャック本体1の
前端外周面に回動可能に設けた合成樹脂製にしてチャッ
ク本体1の軸芯と同軸芯を有し握持可能な長さの操作筒
7とを夫々手で握持して回動させるハンドタイト方式に
より工具を締め付けする工具用チャックであって、操作
筒7と握持環12の外周面に滑り止め凹部8,13形成
され、回動ナット3組み付け可能に分割され、この分
された回動ナットに保形環4被嵌され、この保形
環4付回動ナット3操作筒7内に回動ナット3が操作
筒7の回動と共動するように一体的に設けられ、チャッ
ク本体1の前側外周面と回動ナット3の前側内周面との
間にベアリング体11介在せしめられ、このベアリン
グ体11は負荷作用時にチャック本体1の軸芯方向及び円
周方向の両方向において該負荷を受け得るように構成さ
れていることを特徴とする工具用チャックに係るもので
ある。
【0008】また、チャック本体1に複数個のジョー2
を設け、該ジョー2を回動ナット3の回動により互いの
螺合作用で拡縮摺動可能に設け、チャック本体1の後端
側にチャック本体1と回り止め状態に設けたチャック本
体1の軸芯と同軸芯を有する握持環12と、チャック本体
1の前端外周面に回動可能に設けた合成樹脂製にしてチ
ャック本体1の軸芯と同軸芯を有し握持可能な長さの操
作筒7とを夫々手で握持して回動させるハンドタイト方
式により工具を締め付けする工具用チャックであって、
操作筒7と握持環12の外周面に滑り止め凹部8,13
形成され、回動ナット3組み付け可能に分割され、こ
の分割された回動ナットに保形環4被嵌され、この
保形環4付回動ナット3操作筒7内に回動ナット3が
操作筒7の回動と共動するように一体的に設けられ、チ
ャック本体1の前側外周面には内側凹環溝27が形成さ
れ、また、回動ナット3の前側内周面には外側凹環溝28
が形成され、この内側凹環溝27及び外側凹環溝28で形成
される凹道には複数のベアリング体11介在せしめ
れ、前記チャック本体1にはベアリング体11を前記凹道
に配設する為の挿入穴29が設けられ、この挿入穴29は操
作筒7に設けられた離脱防止部31により閉塞せしめられ
るように構成されていることを特徴とする工具用チャッ
クに係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明す
る。
【0010】握持環12を握って操作筒7を一方向に回動
すると回動ナット3が回動し、回動ナット3とジョー2
との螺合作用でジョー2は縮小前進傾斜摺動し、ジョー
2により工具Cを圧締することができる。
【0011】また、握持環12を握って回動ナット3を逆
回動すれば回動ナット3とジョー2との螺合作用でジョ
ー2は拡大後退傾斜摺動し、工具Cを取外しできる。
【0012】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0013】第1図乃至第3図は第1実施例,第4図は
第2実施例,第5図は第3実施例,第6図の従来構造の
ものと同一態様部分に同符号を付して説明すると、1は
金属製のチャック本体であって、チャック本体1に3個
のジョー2を放射状にして拡縮傾斜摺動可能に設け、チ
ャック本体1に製作後に組付けのためV状部3aで二分
割した回動ナット3を回動可能に設け、回動ナット3を
保形する保形環4を回動ナット3の外周面に嵌着し、回
動ナット3の雌ネジ5をジョー2の外周部の雄ネジ6に
螺合するとともに回動ナット3を合成樹脂製の操作筒7
に圧入固定し、滑り止めとして操作筒7の外周面に複数
個の凹部8を設け、チャック本体1の後部に握持環12を
回り止め固定し、握持環12の外周面に滑り止めとして凹
部13を形成している。
【0014】11はベアリング体であって、チャック本体
1の前部外周面に半円弧状の内側凹環溝27を周設し、回
動ナット3の前部内周面にも半円弧状の外側凹環溝28を
形成し、かつ回動ナット3の外周面に外側凹環溝28に貫
通する挿入穴29を形成し、鋼球状の複数個のベアリング
体11を挿入穴29を介して順次挿入して外側凹環溝28と内
側凹環溝27との間に繞設し、挿入穴29に離脱防止片30を
圧入している。
【0015】この第1実施例は上記構成であるから、握
持環12を握って操作筒7を一方向に回動すると回動ナッ
ト3が回動し、回動ナット3とジョー2との螺合作用で
ジョー2は縮小前進傾斜摺動し、ジョー2により工具C
を圧締することができる。
【0016】また握持環12を握って操作筒7を逆回動す
ると回動ナット3が逆回動し、回動ナット3とジョー2
との螺合作用でジョー2は拡大後退傾斜摺動し、工具C
を取外しできる。
【0017】このため回動ナット3の締め回動及び弛め
回動時にはチャック本体1を握らずに一方の手で握持環
12を握り、他方の手で操作筒7を握って回動ナット3の
締め回動、弛め回動を確実に行うことができ、また、チ
ャック本体1先端部に握持部分を設ける必要がなく、
このため全体の小型化,軽量化を図ることができ、高速
回転に最適なものとなる。
【0018】この場合ベアリング体11はチャック本体1
前側外周面と回動ナット3の前側内周面との間に設け
られているため回動ナット3の回動を円滑にでき、特に
ジョー2により工具Cを圧締するとき工具圧締反力をベ
アリング体11が受け、工具圧締回動の円滑化を図ること
ができ、回動ナット3を作業者により容易に回動でき、
作業能率を向上できる。
【0019】また、この場合ベアリング体11はチャック
本体1の外周面の内側凹環溝27と回動ナット3の内周面
の外側凹環溝28との間に設けられているため第3図のよ
うに工具圧締反力によりジョー2を介して回動ナット3
が矢印方向に押圧されると2個所の接触部Pで受けるこ
とになり、軸方向及び円周方向の両方向力をアンギュ
ラベアリングのように受けることができる。
【0020】第4図の第2実施例は前記第1実施例の離
脱係止片30の代わりに操作筒7に離脱防止部31を形成す
るとともに第1実施例の保形環4を後方に延長形成し、
保形環4の筒状部17をチャック本体1の中程外周面で支
持し得るように構成したものである。
【0021】第5図の第3実施例は第1実施例の保形環
4の代わりに操作筒7の内周面に保形部を形成したもの
である。
【0022】この第2,3実施例も第1実施例と同様の
作用効果を得る。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、ベ
アリング体の設置位置をチャック本体の前側外周面と回
動ナットの前側内周面との間に設けたから回動ナットの
回動を円滑にすると同時に締付反力をベアリング体が支
承することになり秀れた効果を奏することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】第1実施例の面図である。
【図3】第1実施例の部分断面図である。
【図4】第2実施例の断面図である。
【図5】第3実施例の断面図である。
【図6】従来構造の断面図である。
【符号の説明】
1 チャック本体 2 ジョー 3 回動ナット 4 保形環 7 操作筒 8 凹部 11 ベアリング体 12 握持環 13 凹部27 内側凹環溝 28 外側凹環溝 29 挿入穴 31 離脱係止部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャック本体に複数個のジョーを設け、
    該ジョーを回動ナットの回動により互いの螺合作用で拡
    縮摺動可能に設け、チャック本体の後端側にチャック本
    体と回り止め状態に設けたチャック本体の軸芯と同軸芯
    を有する握持環と、チャック本体の前端外周面に回動可
    能に設けた合成樹脂製にしてチャック本体の軸芯と同軸
    芯を有し握持可能な長さの操作筒とを夫々手で握持して
    回動させるハンドタイト方式により工具を締め付けする
    工具用チャックであって、操作筒と握持環の外周面に
    滑り止め凹部形成され、回動ナット組み付け可能に
    分割され、この分割された回動ナットに保形環被嵌
    され、この保形環付回動ナット操作筒内に回動ナット
    が操作筒の回動と共動するように一体的に設けられ、チ
    ャック本体の前側外周面と回動ナットの前側内周面との
    間にベアリング体介在せしめられ、このベアリング
    体は負荷作用時にチャック本体の軸芯方向及び円周方向
    の両方向において該負荷を受け得るように構成されてい
    ことを特徴とする工具用チャック。
  2. 【請求項2】 チャック本体に複数個のジョーを設け、
    該ジョーを回動ナットの回動により互いの螺合作用で拡
    縮摺動可能に設け、チャック本体の後端側にチャック本
    体と回り止め状態に設けたチャック本体の軸芯と同軸芯
    を有する握持環と、チャック本体の前端外周面に回動可
    能に設けた合成樹脂製にしてチャック本体の軸芯と同軸
    芯を有し握持可能な長さの操作筒とを夫々手で握持して
    回動させるハンドタイト方式により工具を締め付けする
    工具用チャックであって、操作筒と握持環の外周面に
    滑り止め凹部形成され、回動ナット組み付け可能に
    分割され、この分割された回動ナットに保形環被嵌
    され、この保形環付回動ナット操作筒内に回動ナット
    が操作筒の回動と共動するように一体的に設けられ、チ
    ャック本体の前側外周面には内側凹環溝が形成され、ま
    た、回動ナットの前側内周面には外側凹環溝が形成さ
    れ、この内側凹環溝及び外側凹環溝形成されるで凹道に
    は複数のベアリング体介在せしめられ、前記チャック
    本体にはベアリング体を前記凹道に配設する為の挿入穴
    が設けられ、この挿入穴は操作筒に設 けられた離脱防止
    部により閉塞せしめられるように構成されていることを
    特徴とする工具用チャック。
JP8125057A 1996-05-20 1996-05-20 工具用チャック Expired - Lifetime JP2964069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8125057A JP2964069B2 (ja) 1996-05-20 1996-05-20 工具用チャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8125057A JP2964069B2 (ja) 1996-05-20 1996-05-20 工具用チャック

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63047315A Division JPH0716808B2 (ja) 1987-07-21 1988-02-29 工具用チャック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08276308A JPH08276308A (ja) 1996-10-22
JP2964069B2 true JP2964069B2 (ja) 1999-10-18

Family

ID=14900761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8125057A Expired - Lifetime JP2964069B2 (ja) 1996-05-20 1996-05-20 工具用チャック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2964069B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7331584B2 (en) 2004-09-17 2008-02-19 Black & Decker Inc. Chuck with nutating gear reduction

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1513332A (en) 1923-04-04 1924-10-28 Mcconnellbrowning Engineering Chuck

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1513332A (en) 1923-04-04 1924-10-28 Mcconnellbrowning Engineering Chuck

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08276308A (ja) 1996-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0585486B1 (en) Chuck for tool
JPH01109004A (ja) 工具用チャック
US6848691B2 (en) Hammerlock chuck
JPH029517A (ja) 工具用チャック
JPH10505550A (ja) 早外しチャック装置
JP2001507292A (ja) コレットチャック装置
JP2964069B2 (ja) 工具用チャック
JPS63216604A (ja) 工具用チヤツク
JP4321994B2 (ja) 締付用ナット及びこれを備えた工具ホルダ、並びにスパナ
JPH0192009A (ja) 工具用チャック
JPH0319705A (ja) ツールチャック
JPH09262707A (ja) ツールチャック
JPH02172605A (ja) 締め付け具
EP0270533A1 (en) Adjustable socket including rotatable adjuster
JP2654731B2 (ja) 工具用チャック
JP3600265B2 (ja) ボルト又はナットの締付・弛緩装置
JPH0493103A (ja) ツールチャック
JPH04112713U (ja) 工具用チヤツク
JPH0364246B2 (ja)
JPH03270809A (ja) ツールチャック
JPH02131805A (ja) ツールチャック
GB2389809A (en) Locking chuck
JPS637203A (ja) 締め付け具
JPH0224565Y2 (ja)
JPH0647607Y2 (ja) 工具用チャック