JPH02131805A - ツールチャック - Google Patents
ツールチャックInfo
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- JPH02131805A JPH02131805A JP28212488A JP28212488A JPH02131805A JP H02131805 A JPH02131805 A JP H02131805A JP 28212488 A JP28212488 A JP 28212488A JP 28212488 A JP28212488 A JP 28212488A JP H02131805 A JPH02131805 A JP H02131805A
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- chuck
- internal
- tool
- internal gear
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 20
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B31/00—Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
- B23B31/02—Chucks
- B23B31/10—Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
- B23B31/12—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable
- B23B31/1207—Chucks with simultaneously-acting jaws, whether or not also individually adjustable moving obliquely to the axis of the chuck in a plane containing this axis
- B23B31/1238—Jaws movement actuated by a nut with conical screw-thread
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2231/00—Details of chucks, toolholder shanks or tool shanks
- B23B2231/38—Keyless chucks for hand tools
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
《イ》産業上の利用分野
この発明は、電動ドリルや電動ドライバなどにおいて、
ドリルビットやドライバビット等のツールを挟持して作
業するツールチャックに関する.(口)従来の技術 従来のツールチャックはチャックハンドルでチャック爪
の拡縮を操作していた. このチャックハンドルによる操作はハンドル操作の煩し
さやその他の不便な点があることから、このチャックハ
ンドルを使用することなく、チャック爪の拡縮操作を可
能にしたチャックが、特開昭63−174804号公報
に開示されている.《ハ》発明が解決しようとする問題
点 しかし、上述のハンドル不要チャックは作業中にチャッ
クに緩みが生じるので、この緩みを防止するための手段
を必要としている. すなわち、本来のチャックハンドルによるチャックには
充分なチャック力を得るだけの締付け力を有するので、
チャックの緩み防止手段が不要であるが、上述のハンド
ル不要チャックはチャック力が充分得られる程締付け力
がないため緩み防止手段を必要としている. そこで、この発明はハンドル不要のツールチャックであ
りながら、ツールの締付け力がハンドル使用のチャック
と等価に得られるツールチャックの提供を目的とする. 《二》問題点を解決するための手段 この発明の第1の発明は、チャック本体の先端中心部に
複数本のチャック爪を拡縮可能に斜設すると共に、チャ
ック本体に回動自在に設けたネジ環のネジ送りにより前
記チャック爪を拡縮摺動させてツールを挟持するツール
チャックであって、前記チャック本体の外周部に第1イ
ンターナルギャと、第2インターナルギャとを回動可能
に併設し、上記第1インターナルギャの外周部をチャッ
ク爪の拡縮操作部に設定すると共に、第2インターナル
ギャを前記ネジ環に連結し、前記2個のインターナルギ
ャに噛合する遊星ギヤをチャック本体に軸支し、前記2
個のインターナルギャに歯数差を付けたツールチャック
であることを特徴とする. 第2の発明は、チャック本体の先端中心部に複数本のチ
ャック爪を拡縮可能に斜設すると共に、チャック本体に
回動自在に設けたネジ環のネジ送りにより前記チャック
爪を拡縮摺動させてツールを挟持するツールチャックで
あって、前記チャック本体の外周部に第1インターナル
ギャと、第2インターナルギャとを回動可能に併設する
と共に、上記両インターナルギャに噛合する遊星ギヤを
キャリアに軸支し、上記キャリアの外周部を外部に露出
して、該外周部をチャック爪の拡縮操作部に設定し、前
記第1インターナルギャをチャック本体に連結すると共
に、第2インターナルギャを前記ネジ環に連結し、前記
2個のインターナルギャに歯数差を付けたツールチャッ
クであることを特徴とする. 《ホ》作用 この発明によれば、第1および第2のインターナルギャ
に歯数差があることで、しかもこの歯数差が1または2
といった少なくなればなるほど、大きな減速比が得られ
、そのため大きな締付け力が得られる. 従って、第1発明では、第1インターナルギャの拡縮操
作部とチャック本体とをツールの締付け方向に相対回勤
することで、大きな締付け力が作用してチャック爪を拡
縮摺動操作することができる. また、チャック爪にツールを挿入して、該ツールとチャ
ック爪との間に余裕がある場合、またはチャック爪から
ツールを取外す場合等のように、チャック爪に締付け力
が働いていない時は、チャック爪の拡縮摺動の負荷が軽
いため、第1および第2のインターナルギャと遊星ギヤ
が噛合負荷により一体となって回動し、等速で直接ネジ
環を回動することになるので、チャック爪の拡縮摺動を
早いスピードで行なうことができ、大きな減速によって
遅くなることを回避している. また、第2発明では、キャリアの拡縮操作部とシャック
本体とをツールの締付け方向に相対回動ずることで、前
述の第1発明と同様にチャック爪の拡縮摺動操作ができ
る. 《へ》発明の効果 上述の結果、この発明の第1、第2発明によれば、2個
のインターナルギャと遊星ギヤとによる大きな減速比に
伴う大きなトルクによってチャック爪を締付けるので、
チャックハンドルなしで強固にツールを挟持することが
できる. また、チャック爪に締付け力が生じていない時すなわち
、ツールとチャック爪との間に間隙があるときは、減速
が生じないので、操作回動と等速でネジ環を回動するこ
とができ、迅速なチャック爪の拡縮摺動ができ、操作性
が良い効果を得る.《ト》実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する. 図面は電動ドリルや電動ドライバなどでドリルビットや
ドライバビットなどのツールを挟持するツールチャック
を示し、該ツールチャック10のチャック本体11の先
端中心部には3本のチャック爪12・・・を、チャック
本体11の軸芯に対して先端側が集合する傾斜状に、し
かも、拡縮摺動可能に斜股している. すなわち、それぞれのチャック爪12はチャック本体1
1の軸芯に対して傾斜状に形成した摺動消13に摺動の
み自在に挿入し、それぞれの外周部にはそれぞれが連続
する状態となる雄ネジ14を螺設し、これら雄ネジ14
・・・にはリング状のネジ環15の雌ネジ16を螺合し
、このネジ環15を正逆回転することで、チャック爪1
2・・・をネジ送りして、チャック爪12・・・を拡縮
摺動し、ツールの挟持開放を行なう. 前述のチャック本体11の後部外周部には第1インター
ナルギャ17と第2インターナルギャ18とをこの内歯
19,20を併設状態に回動可能に配設し、それぞれの
外周部先端側は重合して前述のネジ環15の外周まで延
長している.上述の2個のインターナルギャ17.18
の内歯19.20には遊星ギャ21を噛合し、この遊星
ギャ21は支軸22によってチャック本体11に軸支し
ている. なお、支軸22の一端はチャック本体11に連結固定し
た操作輸体23の側面に軸受し、そして、この操作輸体
23の外周部分にはローレットを刻股して本体側操作部
24に設定している.前述の第1インターナルギャ17
の外周面はローレッドを刻設して拡縮操作部25に設定
し、また、第2インターナルギャ18の先端内周部はネ
ジ環15に対して、キーまたはその他の適宜の梢造によ
って、回動力が伝達されるように連結しており、そして
、両インターナルギャ17.18の重合部分は相対回動
を許容している. 前述の第1インターナルギャ17の後端外周部にはテー
バ面26と、端面27を形成し、また、これと対向する
操作輪体23にもテーパ面28と側面29とを形成し、
これらは相互が接当することで第1インターナルギャ1
7のガタツキをなくする構造として形成している. 前述のネジ環15の内側側面には凹溝30を刻設し、こ
の凹渭30にはキク座バネ31を収納し、該キク座バネ
31はボール32をチャック本体11の対向面33に付
勢する. 前述のネジ環15が回動してそのチャック爪12・・・
を、ツール34を挟持する方向に締付け、そして、この
締付けが限界に達すると、ネジ送りはネジ環151!1
を後退する方向に作用して、該ネジ環15を後退させる
, この後退移動で、次に第2インターナルギャ18を後退
移動し、さらに、この第2インターナルギャ18はその
外周部肩部で第1インターナルギャ17の内周部を押圧
するので、この第1インターナルギャ17のテーパ面2
6と端面27が操作輪体23のテーパ面28と側面29
に押圧して、この第1インターナルギャ17の回動方向
のガタツキを無くすることができる. なお、図中35は電動ドリルまたは電動ドライバの回転
軸に接続するための取付け孔、36は0リングである. このように構成したツールチャック10の作用を説明す
る. 例えば、第1インターナルギャ17の歯数を42、第2
インターナルギャ18の歯数を40とし、遊星ギャ21
の歯数を15とすると、その減速比は 1 5X40/ + (1 5X40)− (1
5X42)1=−20 となって、1対20となり、大きな減速を得ることがで
き、大きなトルクを得る. なお、マイナスの値は締付け方向が逆方向であり、また
、プラスの値になれば順方向になることを現わす. このようにして大きなトルクでもってツール34を締付
けることで強固なチャック力を得る.すなわち、チャッ
ク本体11と連結している操作輪体23の本体側操作部
24を片手で保持し、次に第1インターナルギャ17の
拡縮操作部25を他の手で保持して、これら操作輪体2
3と第1インターナルギャ17とをツール34を挟持す
る方向に相対回動操作すると、回動初期では、すなわち
、未だツール34に締付け力が作用していないときは回
動負荷が軽いので、第1、第2のインターナルギャ17
.18および遊星ギャ21の噛合負荷が大きいので、こ
れらが一体となって回動し、第1インターナルギャ17
と等速でネジ環15を可動して、チャック爪12・・・
を収縮さぜる.従って、この時のチャック爪12の摺動
は早く行なうことができる. 次いで、チャック爪12・・・にツール34が接触して
締付け力が作用すると、第1インターナルギャ17の内
歯19と遊星ギャ21との間に相対回勤が生じて遊星ギ
ャ21が回動し、この回動で第2インターナルギャ18
が回動すると共に、その回動が大きく減速されているこ
とから、大きなトルクが働いて、ネジ環15を大きなト
ルクで締付け方向に回動する. この回動でチャック爪12・・・は収縮方向に摺動し、
ツール34を大きなトルクで締付け固定することができ
る. また、ツール34に対するチャック爪12・・・の締付
け力が限界に達すると、今度はネジ環15がネジ送りに
よって後退し、この後退時にはボール32がチャック本
体11の対向面33に当接して付勢力が作用することで
、該ネジ環15のガタツキを防止すると共に、該ネジ環
15の後退で、第2インターナルギャ18を介し第1イ
ンターナルギャ17を後退して、そのテーパ面26およ
び端面27を操作Va体23のテーパ面28および側面
29に当接さぜて、第1インターナルギャ17のガタツ
キ、すなわち、ロックを掛けることになる.このように
してツール34をチャック爪12・・・に挟持し、ツー
ルチャックlOを正転または逆転して作業をしても、ツ
ール34の挟持は前述のように大きなトルクで締付ける
ので、チャックハンドルで締付けた場合と等価な挟持状
態が得られ、作業中に緩むことがない. また、ツールチャック10の正逆転の切替えによって、
第1インターナルギャ17に反動が生じても、該第1イ
ンターナルギャ17は操作輪体23に強く押圧して回動
がロック状態にあるので、上述の反動による回動が無く
この反動による回勤でツール34の締付けが緩むことも
ない.なお、上述の実施例では、第1インターナルギャ
17の拡縮操作部25と、操作輪体23の本体側操作部
24との相対移動で、チャック爪12を摺動したが、電
動ドリルまたは電動ドライバの正逆モータの駆動力を利
用して行なうこともできる.すなわち、第1インターナ
ルギャ17の拡縮操作部25を保持した状態で、ツール
チャック1oを電動で回動すると、チャック本体11が
回動するので、前述と同様のチャック爪12・・・の挟
持が得られる. さらに、前述の実施例では、第1インターナルギャ17
の内歯19の歯数を多くしたが、第2インターナルギャ
18の内歯20の歯数を多くしても、同様の大きな減速
比を得て、大きなトルクを得ることができるので、前述
の実施例と同様な作用効果を得ることができる. 第2図は他の実施例を示し、前述の第1実施例と同様の
構成部分には同一の符号を付して、その詳細な説明は省
略するが、その概ねの違い点は第1実施例が第1インタ
ーナルギャ17とチャック本体11の相対回動で、チャ
ック爪12・・・の拡縮摺動を操作したが、この第2実
施例では遊星ギャ21を軸支したキャリア37とチャッ
ク本体11との相対回動でその操作を行なっている,す
なわち、前述の遊星ギャ21の中間部をキャリア37に
軸支し、このキャリア37の外周部を外部に露出して、
この外周部を拡縮操作部25に設定し、さらに、第1イ
ンターナルギャ17をチャック本体11に連結し、この
第1インターナルギャ17の外周部に本体側操作部24
を設定して梢成している. このように構成してもキャリア37の拡縮操作部25と
、第1インターナルギャ17の本体側操作部24との相
対回動で、チャック爪12・・・の拡縮摺動を操作する
ことができ、前述の第1実施例と等価な効果を得ること
ができる.
ドリルビットやドライバビット等のツールを挟持して作
業するツールチャックに関する.(口)従来の技術 従来のツールチャックはチャックハンドルでチャック爪
の拡縮を操作していた. このチャックハンドルによる操作はハンドル操作の煩し
さやその他の不便な点があることから、このチャックハ
ンドルを使用することなく、チャック爪の拡縮操作を可
能にしたチャックが、特開昭63−174804号公報
に開示されている.《ハ》発明が解決しようとする問題
点 しかし、上述のハンドル不要チャックは作業中にチャッ
クに緩みが生じるので、この緩みを防止するための手段
を必要としている. すなわち、本来のチャックハンドルによるチャックには
充分なチャック力を得るだけの締付け力を有するので、
チャックの緩み防止手段が不要であるが、上述のハンド
ル不要チャックはチャック力が充分得られる程締付け力
がないため緩み防止手段を必要としている. そこで、この発明はハンドル不要のツールチャックであ
りながら、ツールの締付け力がハンドル使用のチャック
と等価に得られるツールチャックの提供を目的とする. 《二》問題点を解決するための手段 この発明の第1の発明は、チャック本体の先端中心部に
複数本のチャック爪を拡縮可能に斜設すると共に、チャ
ック本体に回動自在に設けたネジ環のネジ送りにより前
記チャック爪を拡縮摺動させてツールを挟持するツール
チャックであって、前記チャック本体の外周部に第1イ
ンターナルギャと、第2インターナルギャとを回動可能
に併設し、上記第1インターナルギャの外周部をチャッ
ク爪の拡縮操作部に設定すると共に、第2インターナル
ギャを前記ネジ環に連結し、前記2個のインターナルギ
ャに噛合する遊星ギヤをチャック本体に軸支し、前記2
個のインターナルギャに歯数差を付けたツールチャック
であることを特徴とする. 第2の発明は、チャック本体の先端中心部に複数本のチ
ャック爪を拡縮可能に斜設すると共に、チャック本体に
回動自在に設けたネジ環のネジ送りにより前記チャック
爪を拡縮摺動させてツールを挟持するツールチャックで
あって、前記チャック本体の外周部に第1インターナル
ギャと、第2インターナルギャとを回動可能に併設する
と共に、上記両インターナルギャに噛合する遊星ギヤを
キャリアに軸支し、上記キャリアの外周部を外部に露出
して、該外周部をチャック爪の拡縮操作部に設定し、前
記第1インターナルギャをチャック本体に連結すると共
に、第2インターナルギャを前記ネジ環に連結し、前記
2個のインターナルギャに歯数差を付けたツールチャッ
クであることを特徴とする. 《ホ》作用 この発明によれば、第1および第2のインターナルギャ
に歯数差があることで、しかもこの歯数差が1または2
といった少なくなればなるほど、大きな減速比が得られ
、そのため大きな締付け力が得られる. 従って、第1発明では、第1インターナルギャの拡縮操
作部とチャック本体とをツールの締付け方向に相対回勤
することで、大きな締付け力が作用してチャック爪を拡
縮摺動操作することができる. また、チャック爪にツールを挿入して、該ツールとチャ
ック爪との間に余裕がある場合、またはチャック爪から
ツールを取外す場合等のように、チャック爪に締付け力
が働いていない時は、チャック爪の拡縮摺動の負荷が軽
いため、第1および第2のインターナルギャと遊星ギヤ
が噛合負荷により一体となって回動し、等速で直接ネジ
環を回動することになるので、チャック爪の拡縮摺動を
早いスピードで行なうことができ、大きな減速によって
遅くなることを回避している. また、第2発明では、キャリアの拡縮操作部とシャック
本体とをツールの締付け方向に相対回動ずることで、前
述の第1発明と同様にチャック爪の拡縮摺動操作ができ
る. 《へ》発明の効果 上述の結果、この発明の第1、第2発明によれば、2個
のインターナルギャと遊星ギヤとによる大きな減速比に
伴う大きなトルクによってチャック爪を締付けるので、
チャックハンドルなしで強固にツールを挟持することが
できる. また、チャック爪に締付け力が生じていない時すなわち
、ツールとチャック爪との間に間隙があるときは、減速
が生じないので、操作回動と等速でネジ環を回動するこ
とができ、迅速なチャック爪の拡縮摺動ができ、操作性
が良い効果を得る.《ト》実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する. 図面は電動ドリルや電動ドライバなどでドリルビットや
ドライバビットなどのツールを挟持するツールチャック
を示し、該ツールチャック10のチャック本体11の先
端中心部には3本のチャック爪12・・・を、チャック
本体11の軸芯に対して先端側が集合する傾斜状に、し
かも、拡縮摺動可能に斜股している. すなわち、それぞれのチャック爪12はチャック本体1
1の軸芯に対して傾斜状に形成した摺動消13に摺動の
み自在に挿入し、それぞれの外周部にはそれぞれが連続
する状態となる雄ネジ14を螺設し、これら雄ネジ14
・・・にはリング状のネジ環15の雌ネジ16を螺合し
、このネジ環15を正逆回転することで、チャック爪1
2・・・をネジ送りして、チャック爪12・・・を拡縮
摺動し、ツールの挟持開放を行なう. 前述のチャック本体11の後部外周部には第1インター
ナルギャ17と第2インターナルギャ18とをこの内歯
19,20を併設状態に回動可能に配設し、それぞれの
外周部先端側は重合して前述のネジ環15の外周まで延
長している.上述の2個のインターナルギャ17.18
の内歯19.20には遊星ギャ21を噛合し、この遊星
ギャ21は支軸22によってチャック本体11に軸支し
ている. なお、支軸22の一端はチャック本体11に連結固定し
た操作輸体23の側面に軸受し、そして、この操作輸体
23の外周部分にはローレットを刻股して本体側操作部
24に設定している.前述の第1インターナルギャ17
の外周面はローレッドを刻設して拡縮操作部25に設定
し、また、第2インターナルギャ18の先端内周部はネ
ジ環15に対して、キーまたはその他の適宜の梢造によ
って、回動力が伝達されるように連結しており、そして
、両インターナルギャ17.18の重合部分は相対回動
を許容している. 前述の第1インターナルギャ17の後端外周部にはテー
バ面26と、端面27を形成し、また、これと対向する
操作輪体23にもテーパ面28と側面29とを形成し、
これらは相互が接当することで第1インターナルギャ1
7のガタツキをなくする構造として形成している. 前述のネジ環15の内側側面には凹溝30を刻設し、こ
の凹渭30にはキク座バネ31を収納し、該キク座バネ
31はボール32をチャック本体11の対向面33に付
勢する. 前述のネジ環15が回動してそのチャック爪12・・・
を、ツール34を挟持する方向に締付け、そして、この
締付けが限界に達すると、ネジ送りはネジ環151!1
を後退する方向に作用して、該ネジ環15を後退させる
, この後退移動で、次に第2インターナルギャ18を後退
移動し、さらに、この第2インターナルギャ18はその
外周部肩部で第1インターナルギャ17の内周部を押圧
するので、この第1インターナルギャ17のテーパ面2
6と端面27が操作輪体23のテーパ面28と側面29
に押圧して、この第1インターナルギャ17の回動方向
のガタツキを無くすることができる. なお、図中35は電動ドリルまたは電動ドライバの回転
軸に接続するための取付け孔、36は0リングである. このように構成したツールチャック10の作用を説明す
る. 例えば、第1インターナルギャ17の歯数を42、第2
インターナルギャ18の歯数を40とし、遊星ギャ21
の歯数を15とすると、その減速比は 1 5X40/ + (1 5X40)− (1
5X42)1=−20 となって、1対20となり、大きな減速を得ることがで
き、大きなトルクを得る. なお、マイナスの値は締付け方向が逆方向であり、また
、プラスの値になれば順方向になることを現わす. このようにして大きなトルクでもってツール34を締付
けることで強固なチャック力を得る.すなわち、チャッ
ク本体11と連結している操作輪体23の本体側操作部
24を片手で保持し、次に第1インターナルギャ17の
拡縮操作部25を他の手で保持して、これら操作輪体2
3と第1インターナルギャ17とをツール34を挟持す
る方向に相対回動操作すると、回動初期では、すなわち
、未だツール34に締付け力が作用していないときは回
動負荷が軽いので、第1、第2のインターナルギャ17
.18および遊星ギャ21の噛合負荷が大きいので、こ
れらが一体となって回動し、第1インターナルギャ17
と等速でネジ環15を可動して、チャック爪12・・・
を収縮さぜる.従って、この時のチャック爪12の摺動
は早く行なうことができる. 次いで、チャック爪12・・・にツール34が接触して
締付け力が作用すると、第1インターナルギャ17の内
歯19と遊星ギャ21との間に相対回勤が生じて遊星ギ
ャ21が回動し、この回動で第2インターナルギャ18
が回動すると共に、その回動が大きく減速されているこ
とから、大きなトルクが働いて、ネジ環15を大きなト
ルクで締付け方向に回動する. この回動でチャック爪12・・・は収縮方向に摺動し、
ツール34を大きなトルクで締付け固定することができ
る. また、ツール34に対するチャック爪12・・・の締付
け力が限界に達すると、今度はネジ環15がネジ送りに
よって後退し、この後退時にはボール32がチャック本
体11の対向面33に当接して付勢力が作用することで
、該ネジ環15のガタツキを防止すると共に、該ネジ環
15の後退で、第2インターナルギャ18を介し第1イ
ンターナルギャ17を後退して、そのテーパ面26およ
び端面27を操作Va体23のテーパ面28および側面
29に当接さぜて、第1インターナルギャ17のガタツ
キ、すなわち、ロックを掛けることになる.このように
してツール34をチャック爪12・・・に挟持し、ツー
ルチャックlOを正転または逆転して作業をしても、ツ
ール34の挟持は前述のように大きなトルクで締付ける
ので、チャックハンドルで締付けた場合と等価な挟持状
態が得られ、作業中に緩むことがない. また、ツールチャック10の正逆転の切替えによって、
第1インターナルギャ17に反動が生じても、該第1イ
ンターナルギャ17は操作輪体23に強く押圧して回動
がロック状態にあるので、上述の反動による回動が無く
この反動による回勤でツール34の締付けが緩むことも
ない.なお、上述の実施例では、第1インターナルギャ
17の拡縮操作部25と、操作輪体23の本体側操作部
24との相対移動で、チャック爪12を摺動したが、電
動ドリルまたは電動ドライバの正逆モータの駆動力を利
用して行なうこともできる.すなわち、第1インターナ
ルギャ17の拡縮操作部25を保持した状態で、ツール
チャック1oを電動で回動すると、チャック本体11が
回動するので、前述と同様のチャック爪12・・・の挟
持が得られる. さらに、前述の実施例では、第1インターナルギャ17
の内歯19の歯数を多くしたが、第2インターナルギャ
18の内歯20の歯数を多くしても、同様の大きな減速
比を得て、大きなトルクを得ることができるので、前述
の実施例と同様な作用効果を得ることができる. 第2図は他の実施例を示し、前述の第1実施例と同様の
構成部分には同一の符号を付して、その詳細な説明は省
略するが、その概ねの違い点は第1実施例が第1インタ
ーナルギャ17とチャック本体11の相対回動で、チャ
ック爪12・・・の拡縮摺動を操作したが、この第2実
施例では遊星ギャ21を軸支したキャリア37とチャッ
ク本体11との相対回動でその操作を行なっている,す
なわち、前述の遊星ギャ21の中間部をキャリア37に
軸支し、このキャリア37の外周部を外部に露出して、
この外周部を拡縮操作部25に設定し、さらに、第1イ
ンターナルギャ17をチャック本体11に連結し、この
第1インターナルギャ17の外周部に本体側操作部24
を設定して梢成している. このように構成してもキャリア37の拡縮操作部25と
、第1インターナルギャ17の本体側操作部24との相
対回動で、チャック爪12・・・の拡縮摺動を操作する
ことができ、前述の第1実施例と等価な効果を得ること
ができる.
図面はこの発明の一実施例を示し、
第1図はツールチャックの縦断面図、
第2図は他の例を示すツールチャックの縦断面図である
. 10・・・ツールチャック 11・・・チャック本体 12・・・チャック爪 15・・・ネジ環 17・・・第1インターナルギャ 18・・・第2インターナルギャ 21・・・遊星ギヤ 25・・・拡縮操作部 37・・・キャリア ′4.4.ノ
. 10・・・ツールチャック 11・・・チャック本体 12・・・チャック爪 15・・・ネジ環 17・・・第1インターナルギャ 18・・・第2インターナルギャ 21・・・遊星ギヤ 25・・・拡縮操作部 37・・・キャリア ′4.4.ノ
Claims (2)
- (1)チャック本体の先端中心部に複数本のチャック爪
を拡縮可能に斜設すると共に、チャ ック本体に回動自在に設けたネジ環のネジ 送りにより前記チャック爪を拡縮摺動させ てツールを挟持するツールチャックであっ て、 前記チャック本体の外周部に第1インター ナルギャと、第2インターナルギャとを回 動可能に併設し、 上記第1インターナルギャの外周部をチャ ック爪の拡縮操作部に設定すると共に、 第2インターナルギャを前記ネジ環に連結 し、 前記2個のインターナルギャに噛合する遊 星ギヤをチャック本体に軸支し、 前記2個のインターナルギャに歯数差を付 けた ツールチャック。 - (2)チャック本体の先端中心部に複数本のチャック爪
を拡縮可能に斜設すると共に、チャ ック本体に回動自在に設けたネジ環のネジ 送りにより前記チャック爪を拡縮摺動させ てツールを挟持するツールチャックであっ て、 前記チャック本体の外周部に第1インター ナルギャと、第2インターナルギャとを回 動可能に併設すると共に、 上記両インターナルギャに噛合する遊星ギ ヤをキャリアに軸支し、 上記キャリアの外周部を外部に露出して、 該外周部をチャック爪の拡縮操作部に設定 し、 前記第1インターナルギャをチャック本体 に連結すると共に、第2インターナルギャ を前記ネジ環に連結し、 前記2個のインターナルギャに歯数差を付 けた ツールチャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28212488A JPH02131805A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ツールチャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28212488A JPH02131805A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ツールチャック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02131805A true JPH02131805A (ja) | 1990-05-21 |
Family
ID=17648434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28212488A Pending JPH02131805A (ja) | 1988-11-08 | 1988-11-08 | ツールチャック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02131805A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6913429B1 (en) * | 2002-07-31 | 2005-07-05 | Porter-Cable Corporation | Tooless bit retaining assembly |
CN100406173C (zh) * | 2005-05-29 | 2008-07-30 | 山东威达机械股份有限公司 | 柄类工具夹持结构 |
CN105339118A (zh) * | 2013-05-30 | 2016-02-17 | 威海达旺五金制品有限责任公司 | 新型钻夹头 |
-
1988
- 1988-11-08 JP JP28212488A patent/JPH02131805A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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