JPH09262707A - ツールチャック - Google Patents

ツールチャック

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JPH09262707A
JPH09262707A JP2333697A JP2333697A JPH09262707A JP H09262707 A JPH09262707 A JP H09262707A JP 2333697 A JP2333697 A JP 2333697A JP 2333697 A JP2333697 A JP 2333697A JP H09262707 A JPH09262707 A JP H09262707A
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JP
Japan
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ring
nut
chuck
nut ring
tool
Prior art date
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JP2333697A
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English (en)
Inventor
Daijiro Nakamura
大治郎 中村
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Jacobs Japan Inc
Original Assignee
Jacobs Japan Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】手の握力だけで強力に締付けることができると
共に、振動の負荷に対しても緩みなく作用し、さらに、
繰返し使用しても常時確実なチャック作用が得られるツ
ールチャックの提供する。 【解決手段】操作リング17のナットリング15と対向
する内周面に入力リング18を嵌着固定し、入力リング
の内周面とこれと対向するナットリングの外周面との間
に、入力リングの締付け方向の回動でナットリングを押
出す方向にネジ送りするボールネジ23を形成し、操作
リングとナットリング15との間に、ナットリングに締
付け負荷が作用しないとき操作リングの回動をナットリ
ングに伝達し、ナットリングに締付け負荷が作用したと
きは、該負荷に抗して両リングの相対回動を許容するバ
ネ部材と、操作リングと前記ナットリングとの間に相対
回動が生じたとき、ナットリングをロックするロック構
造44を介装したツールチャックである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、電動ド
リルのドリルビット、電動ドライバーのドライバビット
等のツールを挟持するツールチャックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チャックハンドルを用いることな
く手の握力でだけで強力に締付けるツールチャックとし
て、種々の構造が存在するが(例えば、特願平2−80
395号、特願平2−213245号)、作業中に強い
振動が連続して付加されると、チャックの緩みがしばし
ば発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、手の握力
でだけで強力に締付けることができると共に、振動の負
荷に対しても緩みなく作用し、さらに、繰返し使用して
も常時確実なチャック作用が得られるツールチャックの
提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、チャック本体中心部に複数本のチャック爪を
拡縮摺動可能に斜設すると共に、該チャック爪の外周部
に部分雄ネジを刻設し、この部分雄ネジに螺合して該チ
ャック爪を拡縮方向にネジ送りするナットリングを設
け、前記チャック本体に嵌着した操作リングの回動力を
上記ナットリングに伝達して、各チャック爪を拡縮方向
に摺動し、該チャック爪の縮小摺動でツールを挟持する
ツールチャックであって、前記操作リングのナットリン
グと対向する内周面に入力リングを嵌着固定し、該入力
リングの内端側とチャック本体との間にスラストベアリ
ングを介装し、前記入力リングの内周面とこれと対向す
るナットリングの外周面との間に、入力リングの締付け
方向の回動でリテーナで保持したボールを介してナット
リングを押出す方向にネジ送りするボールネジを形成
し、前記操作リングとナットリングとの間に、ナットリ
ングに締付け負荷が作用しないとき前記操作リングの回
動をナットリングに伝達し、前記ナットリングに締付け
負荷が作用したときは、該負荷に抗して両リングの相対
回動を許容するバネ部材を介装したツールチャックであ
ることを特徴とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記ナットリングの
内端と、前記スラストベアリングのチャック本体側に位
置するボールホルダの内周との間に相互が係合する係合
構造を形成したツールチャックであることを特徴とす
る。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記操作リングとチ
ャック本体との間に、操作リングの締付け操作で該操作
リングと前記ナットリングとの間に相対回動が生じたと
き、ナットリングを前記チャック本体側にロックするロ
ック構造を形成したツールチャックであることを特徴と
する。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成に併せて、前記バネ部材を、リ
ング部材の内周部を前記ナットリングに一体回動するべ
く連結し、外周部に外方には付勢された係止片を形成し
て構成すると共に、前記操作リングの内周面に、上記係
止片と設定された初期位置で弾性係合する係合部と、こ
の係合部と締付け方向側で連設される平滑面とを形成
し、前記ロック構造を、前記リング部材より弾性変位可
能にロック片を内周部に向けて形成し、このロック片と
外周部で対向する操作リングの内周面に、前記係止片が
係合部との弾性係合を解除したときに同期して、前記ロ
ック片を内側に変位させるカム面を形成し、上記ロック
片が変位したときこれと係合する係止歯をチャック本体
側に形成して構成したツールチャックであることを特徴
とする。
【0008】
【作用】この発明の請求項1記載のツールチャックは、
ツールを締付け固定する場合、チャック爪がツールを挟
持するまでは、ナットリングにツールの締付け負荷が作
用しないので、操作リングの回動がバネ部材の係止力で
ナットリングが回動しチャック爪を縮小方向に摺動させ
て、ツールを挟持する。
【0009】ツールの挟持にしたがい、ナットリングに
ツールの締付け負荷が作用し、ナットリングの回動抵抗
が大きくなって、前記バネ部材による回動が不可となる
と、それ以降の操作リングの回動は入力リングとナット
リングとの間に形成したボールネジのネジ送りに変換さ
れる。
【0010】すなわち、ナットリングが回動を停止する
ことで、操作リングに一体回動する入力リングとナット
リングとの間に相対回動が生じ、入力リングの回動はボ
ールネジのボールにネジ溝内を転がる転がり運動を生じ
させ、このボールの運動でナットリングはネジ送りされ
て押出される。
【0011】上述のボールネジのネジ送りにおいて、ナ
ットリングの外周部にボールネジを形成しているので、
該ボールネジのネジ径を大きく形成でき、故に、そのネ
ジ角が小さく形成できる。そのため、入力リングの回転
量が大きく取れて少量のネジ送りを得るので、ナットリ
ングのネジ送り量と入力リングの回転量との比率が大き
くでき、これにより大きなトルクが得られる。
【0012】加えて、上述のボールネジのボールの転が
り運動はボールが転がることで、入力リングの回転を1
/2の回転に減速してボールを移動させ(リテーナの回
転と同一)、この回動移動がトルクアップとなってナッ
トリングのネジ送りを行い、さらに、ボールが転がるこ
とで、入力リングから入力された回転にロスがない(回
転伝達の効率がよい)ことが相俟って、大きなトルクア
ップが得られる。
【0013】このような作用によるトルクアップでナッ
トリングは強力に押出され、この押出しでチャック爪は
ツールを強力に締めることができる。すなわち、チャッ
ク爪が斜設していることから、チャック爪に楔効果が生
じ、この楔効果でツールを強力に挟持(締付け)するこ
とができる。
【0014】上述のようにツールを挟持した状態でチャ
ックに振動を付加しても、ボールホルダはナットリング
の押出し反力を入力リングが受けてチャック本体側に押
圧されて固定されることと、ナットリングがパワーアッ
プされた大きな力で押出されてその回転方向とは異なる
軸方向の力で固定されていることとで、ナッリングは強
い力でその回動がロックされた状態となり、したがっ
て、チャックに振動が付与されても、その振動でナット
リングが回転してその締付けが緩むことはなく、強力な
締付け状態を維持することができる。なお、ツールの挟
持を解くときは、上述の締付け操作の逆操作をすればよ
く、ナットリングの締付け負荷が解除されると、バネ部
材が作用してこの回動で該ナットリングは元位置に復帰
する。
【0015】この発明の請求項2記載のツールチャック
によれば、上記請求項1記載の発明の作用に併せて、ナ
ットリングがスラストベアリングのボールホルダと係止
して回り止めしているので、チャック本体側に押圧され
て固定されているボールホルダによりナットリングはロ
ック状態となり、ツールから振動が付与されても、その
振動でナットリングが回転してその締付けが緩むことは
なく、強力な締付け状態を維持することができる。
【0016】この発明の請求項3記載のツールチャック
によれば、上記請求項1記載の発明の作用に併せて、操
作リングの締付け操作で該操作リングと前記ナットリン
グとの間に相対回動が生じたとき、換言すれば、ナット
リングにツールの締付け負荷が作用し、その回動抵抗が
大きくなって、前記バネ部材によるナットリングの回動
が不可になったとき、ロック構造でナットリングが前記
チャック本体側にロックされる。
【0017】このナットリングのロックで、ツールから
振動が付与されても、その振動でナットリングが回転し
てその締付けが緩むことを防止する作用を行うほか、ツ
ールの挟持を解除するとき、次の作用が生じる。
【0018】すなわち、解除初期ではナットリングの締
付け負荷が大きいので、操作リングの解除方向への回動
に対してはボールネジのネジ送りにより、大きいトルク
でナットリングを緩む方向にネジ送りする。
【0019】ナットリングの締付け負荷が減少し、バネ
部材の回動でナットリングを回動できる状態まで至る
と、ロック構造によるロックが解除されて、チャック本
体に対するナットリングのロックが解除され、以降の解
除操作は操作リングの回動がバネ部材を介してナットリ
ングに伝達されて、該ナットリングが解除方向に回動さ
れる。
【0020】上述の作用において、ロック構造がナット
リングをロックするロック開始時点は、バネ部材でのナ
ットリングの回動が不可になったとき(ナットリングに
締付け負荷が作用したとき)であり、また、ロック解除
時点は、バネ部材でのナットリングの回動が可能になっ
たとき(ナットリングに締付け負荷が作用しないとき)
であり、前述のようなタイミングでナットリングをロッ
クおよびロック解除することで、ロックの開始時と解除
時とのバネ部材とナットリングとの相対位置関係(設定
した初期位置)が繰返し操作しても常に一定の位置関係
を維持することができ、この位置関係を維持することか
ら、ツールの挟持を繰返し使用しても、バネ部材および
ボールネジの作用位置および不作用位置の狂いがなく、
長期に渡って、安定したツールの挟持が得られる。
【0021】この発明の請求項4記載のツールチャック
によれば、ツールを締付け固定する場合、チャック爪が
ツールを挟持するまでは、リング部材の係止片と操作リ
ングの係合部との弾性係合による連結で、操作リングの
回動がナットリングを回動して、チャック爪を縮小方向
に摺動させて、ツールを挟持する。
【0022】ツールの挟持にしたがい、ナットリングに
ツールの締付け負荷が作用して、ナットリングの回動抵
抗が大きくなり、前記係止片と係合部との弾性係合によ
る回動伝達が不可となって、係止片と係合部との弾性係
合が外れると、ロック片はチャック本体側の係止歯と係
合して、ナットリングをチッャック本体側にロックし、
その後、前述の請求項1記載の発明の作用と同様に、そ
れ以降の操作リングの回動はボールネジのネジ送りに変
換される。同時にネジ送りに伴う係止片の移動は係合部
とは抵抗の低い平滑面を摺動することになる。
【0023】また、挟持を解除するときは、前述の締付
け操作の逆の操作を行うが、この時、係止片が平滑面を
摺動して係合部に弾性係合するまで、ロック爪はチャッ
ク本体側の係止歯に係合してナットリングの回動をロッ
クしているので、前述の請求項3の発明と同様に、チャ
ックを繰返し使用しても、弾性係合する係止片およびボ
ールネジの作用位置および不作用位置の狂いがなく、長
期に渡って、安定したツールの挟持が得られる。
【0024】
【発明の効果】上述の結果、この発明の請求項1記載の
発明によれば、チャックハンドルを用いなくとも、パワ
ーアップされたナットリングの押出に基づくチャック爪
の楔効果で、ツールを強力に締付けることができる。さ
らに、上述のパワーアップは、ボールネジのネジ角が小
さくできて、ナットリングのネジ送り量と入力リングの
回転量との比率が大きくでき、これにより大きなトルク
が得られ、加えて、ボールネジのボールの転がりによる
入力リングの回転を1/2の回転に減速してボールを移
動させることから得られるトルクアップと、回転ロスの
ない効率のよい回転伝達からもパワーアップがえられ、
強力なパワーアップを得る。
【0025】さらに、請求項2、3に記載の発明によれ
ば、上記請求項1の発明の効果に加えて、ナットリング
の回動がロックされて該ナットリングがチャック本体に
対して相対回動しないので、ツールからナットリングに
振動が付加されても、また連続的な振動負荷であって
も、ナットリングの回動が阻止されて、ツールの締付け
が緩むことがなく、例えば、振動を付与しながらコンク
リート壁にドリリングするような振動付与作業ではこと
の他有効である。
【0026】さらに、請求項4記載の発明によれば、上
記請求項3の発明の効果に加えて、1つのリング部材に
係止片とロック爪とを形成することで、上述した請求項
2、3に記載の発明の効果が得られ、ツールチャックを
コンパクトに構成することができる。
【0027】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は、電動ドリルのドリルビットや電動ドラ
イバーのドライバビット等のツールを挟持するツールチ
ャックを示し、さらに、チャックハンドルを用いないで
締付け操作することができるツールチャックを示す。図
1において、ツールチャック10はチャック本体11の
先端中心部に3本のチャック爪12…を、チャック本体
11の軸芯に対して先端側が集合する傾斜状に、しか
も、拡縮摺動可能に斜設している。すなわち、上述の3
本のチャック爪12…はそれぞれチャック本体11の軸
芯に対して傾斜状に形成した摺動溝13…に摺動のみ自
在に挿入している。
【0028】各チャック爪12の内端側の外周部にはそ
れぞれが連続する状態となる部分雄ネジ14を螺設し、
これら部分雄ネジ14には円筒状のナットリング15の
円錐状部分の内周面に螺設した雌ネジ16と螺合し、該
ナットリング15はチャック本体11の外周面に回動可
能に支持し、このナットリング15を正逆回動すること
で、チャック爪12をネジ送りして拡縮摺動し、ツール
の挟持およびその解除を行なう。前述のナットリング1
5の外周部にはチャック本体11の前部から中央部を被
う状態で回動自在に操作リング17を嵌着しており、該
操作リング17のナットリング15と対向する内周面に
は入力リング18を嵌着固定している。
【0029】すなわち、図3にも示すように、操作リン
グ17の内周面にはその全周に多数の凹溝19…を形成
し、他方、入力リング18の外周にはその全周に上述の
凹溝19…と嵌合する凸溝20…を形成して、これら凹
溝19…と凸溝20…とを嵌合させて、入力リング18
が操作リング17と一体的に回動できるように嵌着して
いる。
【0030】上述の入力リング18の内端と、これに対
応するチャック本体11側との間には、ボールホルダ2
1をチャック本体11側に位置させてスラストベアリン
グ22を介装している。なお、ボールホルダ21の外径
は、操作リング17と相対回動が可能な径に設定してい
る。さらに、ボールホルダ21とチャック本体11との
間には、操作リング17の緩み止めリング40を介装し
ている。
【0031】前述の入力リング18の内周面とナットリ
ング15の外周面との間には、入力リング18の締付け
方向の回動でナットリング15を前方に押出す方向にネ
ジ送りするボールネジ23を形成している。
【0032】上述のボールネジ23は入力リング18の
内周面に形成したネジ溝24とナットリング15の外周
面に形成したネジ溝25と、リテーナ26に回動可能に
保持されて前述のネジ溝24,25に収納されるボール
27とで構成している。
【0033】なお、上述のボール27は、図4に示すよ
うに、隣設ネジラインとの間で千鳥状に配設すること
で、ネジピッチを小さくした状態で多くのボール27を
保持できるように構成し、また、ネジラインのネジ角θ
は小さく設定し、ナットリング15の雌ネジ16のネジ
角よりも小さく設定している。
【0034】前述のナットリング15の内端周部には軸
方向に凹凸状の係合爪28を形成し、さらに、これに対
応するボールホルダ21の内周には上述の係合爪28と
係合する形方向に凹凸状の係合爪29を形成し、これら
係合爪28,29が係合することで、ボールホルダ21
が固定されているとき、ナットリング15の回動をロッ
クすることができる。
【0035】前述のナットリング15の外端側と、これ
と対向する操作リング17の内側には、ナットリング1
5の締付け負荷が作用しないとき操作リング17の回動
をナットリング15に伝達し、前述の締付け負荷が作用
したとき両リング15,17の相対回動を許容するコイ
ルバネ30を張架している。
【0036】前述の緩み止めリング40は、図5、図6
に示すように、リング基部31の外周面に4本の弾性片
32…を連設し、この遊端に頭部33…を形成して、該
頭部33…が前述の操作リング17の内周部に形成した
凹溝19…に弾性的に係合することで、この緩み止めリ
ング40がチャック本体11と一体に固定されたとき操
作リング17の位置を弾性的に付勢して、その緩みを止
める。
【0037】なお、上述のリング基部31の内側と外側
には凹凸状の摩擦面34を形成し、これらと接する対応
部間の摩擦抵抗を大きくして緩み止めを構成している。
同様に前述のボールホルダ21のリング基部31と接す
る面も摩擦面を形成している。
【0038】図中、35はチャック本体11に圧入して
組付け部品の抜止めを行う抜止めリング、36はチャッ
ク本体11に圧入したコイルバネ30の保護リング、3
7はチャック本体11の後部カバーである。
【0039】なお、前述のナットリング15は一体のリ
ングで形成しているが、通常使用されている2割りのリ
ングを使用しても、ボールネジ23の構成で一体を保持
することができるので、この2割りのナットリングを使
用することもできる。
【0040】このように構成したツールチャック10の
ツール挟持の作用を説明する。チャック爪12を内部に
引っ込めた状態でツールを挿入し、操作リング17を挟
持方向(締付け方向)に手動で回動操作する。
【0041】チャック爪12がツールを挟持するまで
は、操作リング17の回動がコイルバネ30の係止力で
ナットリング15を回動してチャック爪12を縮小方向
に摺動させて、ツールを挟持する。
【0042】ツールの挟持にしたがい、ナットリング1
5の回動が停止されると、それ以降のコイルバネ30に
抗した操作リング17の回動は入力リング18とナット
リング15との間に形成したボールネジ23のネジ送り
に変換される。
【0043】すなわち、ナットリング15が回動を停止
することで、このナットリング15と操作リング17に
一体回動する入力リング18との間に相対回動が生じ、
入力リング18の回動はボールネジ23のボール27に
ネジ溝24,25内を転がる転がり運動を生じさせ、こ
のボール27の運動でナットリング15はネジ送りされ
て押出される。
【0044】上述のボールネジ23のネジ送りにおい
て、ナットリング15の外周部にボールネジ23を形成
しているので、該ボールネジ23のネジ径を大きく形成
でき、故に、そのネジ角が小さく形成できる。そのた
め、入力リング18の回転量が大きく取れて少量のネジ
送りを得るので、ナットリング15のネジ送り量と入力
リング18の回転量との比率が大きくでき、これにより
大きなトルクが得られる。
【0045】加えて、上述のボールネジ23のボール2
7の転がり運動はボール27が転がることで、入力リン
グ18の回転を1/2の回転に減速してボール27を移
動させ(リテーナ26の回転と同一)、この回動移動が
トルクアップとなって、ナットリング15のネジ送りを
行い、ボール27が転がることで、入力リング18から
入力された回転にロスがない(回転伝達の効率がよい)
ことが相俟って、大きなトルクアップが得られる。
【0046】このような作用によるトルクアップでナッ
トリング15をネジ送りし、該ナットリング15は強力
な力で押出され、この押出しでチャック爪12はツール
を強力に締めることができる。すなわち、チャック爪1
2が斜設していることから、チャック爪12に楔効果が
生じ、この楔効果でツールを強力に挟持(締付け)する
ことができる。
【0047】上述のようにツールを挟持した状態でツー
ルチャック10に振動を付加しても、ナットリング15
はスラストベアリング40のボールホルダ21と係合爪
28,29で係止しており、また、ボールホルダ21は
ナットリング15の押出し反力を入力リング18が受け
てこの反力でチャック本体11側に押圧されて固定さ
れ、さらに、この固定は、ボールホルダ21と緩み止め
リンク40とが接する面の摩擦面34および緩み止めリ
ング40とチャック本体11とが接する面の摩擦面34
により、摩擦抵抗が大きいため強固となる。
【0048】その結果、ナッリング15はその回動がロ
ックされた状態となり、したがって、ツール側からチャ
ック爪12を介してナットリング15に振動が付与され
ても、また、連続的に付与されても、その振動でナット
リング15が回転してその締付けが緩むことはなく、強
力な締付け状態を維持することができる。
【0049】同様に、操作リング17には緩み止めリン
グ40が付勢しているので、この操作リング17も振動
で緩むことがない。
【0050】なお、ツールの挟持を解くときは、上述の
締付け操作の逆操作をすればよい。この操作でナットリ
ング15の挟持力が解除されると、コイルバネ30によ
りナットリング15は元位置に復帰することができる。
【0051】上述の結果、この実施例によれば、チャッ
クハンドルを用いなくとも、パワーアップされたナット
リング15の押出しで、ツールを強力に締付けることが
できる。
【0052】さらに、上述のパワーアップは、ボールネ
ジ23のボール27の転がりによる減速と、ボール27
の転がりによる回転ロスのない効率のよい回転伝達とで
得るので、強力なパワーアップを得る。さらに、挟持し
たツールの使用に当たっては、ナットリング15がボー
ルネジ23のパワーアップされた大きな力で押出され
て、その回動方向とは異なる軸方向の力でナットリング
15の回動がロックされているので、振動が付加されて
も、また連続的振動負荷であっても、ナットリング15
が回転してツールの締付けが緩むことがなく、例えば、
振動を付与しながらコンクリート壁にドリリングするよ
うな振動付与作業ではことのほか有効である。
【0053】なお、ナットリング15はその内径部の前
端側や雌ネジ16のネジ頭部をチャック本体11の外径
で直接支持するように構成してもよく、また、スラスト
ベアリング22は外側リテーナを入力リング18の内端
で兼ねているが、この構成は別体で独立したスラストベ
アリング22を構成するもよい。また、前述の係合爪2
8,29の係合構造および緩み止めリング40の構成は
必ずしも必要ではないが、存在することによって、より
確実な挟持作用を得ることができる。
【0054】図7〜図13は他の実施例のツールチャッ
ク10を示し、前述した第1の実施例と同様の機能を有
する構成要素に対しては同一の符号を付してその詳細な
説明を省略する。なお、この実施例では前述の第1の実
施例におけるコイルバネ30、係合爪28,29、およ
び緩み止めリング40の構成要素は採用されない。
【0055】前述のナットリング15の内端側にはリン
グ部材41が装着されるが、前述のナットリング15の
内端には、図8、図9に示すように、周囲4等分の位置
に連結爪42…を形成している。
【0056】一方、前述のリング部材41は、図10、
図11に示すように、その内周部に前述のナットリング
15の連結爪42…と係合する連結凹部43…を形成
し、これら連結爪42…と連結凹部43…とが係合して
連結すると、ナットリング15とリング部材41とは連
動する。
【0057】上述のリング部材41の外周部には、その
外周を4等分した位置に、円周方向に舌片を切り出し弾
性変位が可能に形成して、その1つをロック片44、他
の3つを係止片45…に設定している。
【0058】図12、図13にも示すように、上述した
ロック片44はその遊端部の外周面側に湾曲頭部46を
形成し、さらにその先端は内周側に向かって爪先47を
形成している。一方、このロック片44と対向する操作
リング17の内周面には、ロック片44の湾曲頭部46
と弾性係合する凹状の係合部48を形成し、この係合部
48を初期位置に設定している。さらに、この初期位置
係合部48の締付け方向側にはこの係合部48に連続し
てロック片44の湾曲頭部46を内側に変位させるカム
面49を形成し、そして、このカム面49の範囲は、初
期位置係合部48から最大締付け位置の締付け範囲Lに
形成している。なお、上述の締付け範囲Lはロック片4
4、係止片45の4本の舌片が相互が干渉することなく
作用するように、円周の90度範囲内に設定されてい
る。
【0059】上述のロック片44の湾曲頭部46がカム
面49の作用で内側に変位したとき、このロック片44
の爪先47と係合する係止歯50…をチャック本体11
の内端側の円周部に形成し、ロック片44が変位しない
でその湾曲頭部46が初期位置係合部48に係合してい
るときは、爪先47と係合歯50…とは係合しないよう
に形成している。
【0060】そして、ロック片44の爪先47がチャッ
ク本体11の係止歯50…と係合したときは、該ロック
片44を形成したリング部材41がナットリング15と
連結されているので、ナットリング15の回動がチャッ
ク本体11にロックされる。
【0061】前述した係止片45はその遊端部の外周面
側に湾曲頭部51を形成し、さらにその先端は前述のロ
ック片44の爪先47より短く形成して、これが内側に
弾性変位してもチャック本体11の係止歯50と係合し
ないように形成している。
【0062】上述の係止片45と対向する操作リング1
7の内周面には、係止片45の湾曲頭部51と弾性係合
する凹状の係合部52を形成し、この係合部52との係
合を初期位置に設定して、前述のロック片44の湾曲頭
部46が係合部48と係合して設定した初期位置と同期
させている。
【0063】さらに、上述の初期位置係合部52の締付
け方向側には、この係合部52より深さが浅く、かつ連
続して平滑面53を形成し、この平滑面53の締付け側
には、係止片45の湾曲頭部51と係合して締付け位置
を節度で示す節度用凹部54…の複数を形成している。
そして、この節度を計数することで締付け強度を感覚と
して判定する。なお、上述の節度用凹初54…を含む平
滑面53の範囲は、初期位置係合部52から最大締付け
位置の締付け範囲Lに設定して、前述のロック片44の
カム面49と一致させている。
【0064】このように構成したツールチャック10の
ツール挟持の作用を説明する。チャック爪12を内部に
引っ込めた状態でツールを挿入し、操作リング17を挟
持方向(締付け方向)に手動で回動操作する。
【0065】チャック爪12がツールを挟持するまで
は、操作リング17には締付け負荷が作用しないので、
リング部材41の係止片45の係止力で操作リング17
の回動をナットリング15に伝達してこれを回動し、チ
ャック爪12を縮小方向に摺動させて、ツールを挟持す
る。
【0066】ツールの挟持にしたがい、ナットリング1
5に締付け負荷が作用してその回動が停止されると、そ
れ以降のロック片44および係止片45の弾性に抗した
操作リング17の回動は入力リング18とナットリング
15との間に形成したボールネジ23のネジ送りに変換
される。
【0067】すなわち、ナットリング15が回動を停止
することで、このナットリング15と操作リング17に
一体回動する入力リング18との間に相対回動が生じ、
入力リング18の回動はボールネジ23のボール27に
ネジ溝24,25内を転がる転がり運動を生じさせ、こ
のボール27の運動でナットリング15はネジ送りされ
て押出される。
【0068】一方、前述のように、ナットリング15が
回動を停止することで、このナットリング15と連動す
るリング部材41と操作リング17との間には相対回動
が生じ、図13に示すように、ロック片44の湾曲頭部
46と係止片45の湾曲頭部51は、それぞれの初期位
置係合部48,52からその弾性に抗して係合が外れる
と共に、ロック片44はその湾曲頭部46がカム面49
により押し下げられて内側に弾性変位し、その爪先47
はチャック本体11の係止歯50と係合することで、ナ
ットリング15の回動をチャック本体11にロックす
る。同時に係止片45の湾曲頭部51は平滑面53を摺
動して、その締付け状態により節度用凹部54…の何れ
かに係合する。
【0069】以上のようにしてツールを締付けたとき、
ボールネジ23のネジ送りによる締付けは、前述の第1
の実施例で詳述したように、大きなトルクで締付けるこ
とができる。また、この締付け時には、ロック片44が
ナットリング15の回動をチャック本体11にロックし
ているので、ツール側からチャック爪12を介してナッ
トリング15に振動が付与されても、また、連続的に付
与されても、その振動でナットリング15が回転してそ
の締付けが緩むことはなく、強力な締付け状態を維持す
ることができる。また、締付け強度は、節度用凹部54
…に係止片45の湾曲頭部51が係合する節度を計数す
ることで、把握することができる。
【0070】次に、ツールを取外す(解除)ときは、上
述の操作の逆を行うことで可能となるが、この操作にお
いて、解除初期ではナットリング15の締付け負荷が大
きいので、操作リング17の解除方向への回動に対して
はボールネジ23のネジ送りにより、大きいトルクでナ
ットリング15を緩む方向にネジ送りする。
【0071】ナットリング15の締付け負荷が減少し、
係止片45の湾曲頭部51が初期位置係合部52に係合
すると、同時にロック片44の湾曲頭部46がその初期
位置係合部48に係合して、その爪先47がチャック本
体11の係止歯50と外れ、ナットリング15のロック
が解除される。それ以降の解除操作は操作リング17の
回動が係止片45を介してナットリング15に伝達され
て、該ナットリング15が解除方向に回動される。
【0072】上述の作用において、ナットリング15を
ロックするロック開始時点は、ロック片44が初期位置
係合部48から外れて爪先47が係止歯50に係合して
ナットリング15の回動が不可になったとき(ナットリ
ング15に締付け負荷が作用したとき)であり、また、
ロック解除時点は、爪先47が係止歯50から外れてナ
ットリング15の回動が可能になったとき(ナットリン
グ15に締付け負荷が作用しないとき)であり、前述の
ようなタイミングでナットリング15をロックおよびロ
ック解除することで、ロックの開始時と解除時との操作
リング17の初期位置係合部52と、係止片45と、ナ
ットリング15との相対位置関係(設定した初期位置)
がツールチャック10を繰返し操作しても常に一定の位
置関係を維持することができ、この位置関係を維持する
ことから、ツールの挟持を繰返し使用しても、ツールの
挟持作用に狂いがなく、長期に渡って、安定したツール
の挟持が得られる。
【0073】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のバネ部材は、実施例のコイルバネ
30、係止片45に対応し、以下同様に、係合構造は、
係合爪28,29に対応し、ロック構造は、ロック爪4
4、爪先47、係合部48、カム面49、係止歯50に
対応するも、この発明は実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ツールチャックの断面図。
【図2】 ツールチャックの分解断面図。
【図3】 図1のA−A線視断面図。
【図4】 リテーナの展開図。
【図5】 緩み止めリングの背面図。
【図6】 図5のB−B線視断面図。
【図7】 他の実施例のツールチャックの断面図。
【図8】 ナットリングの断面図。
【図9】 ナットリングの内端側側面図。
【図10】 リング部材の断面図。
【図11】 リング部材の内端側側面図。
【図12】 図7のC−C線視断面図。
【図13】 図12の締付け作用状態を示す説明図。
【符号の説明】
10…ツールチャック 11…チャック本体 12…チャック爪 14…雄ネジ 15…ナットリング 17…操作リング 18…入力リング 21…ボールホルダ 22…スラストベアリング 23…ボールネジ 24,25…ネジ溝 26…リテーナ 27…ボール 28,29…係合爪 30…コイルバネ 41…リンク部材 44…ロック片 45…係止片 46…湾曲頭部 47…爪先 48…係合部 49…カム面 50…係止歯 51…湾曲頭部 52…平滑面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャック本体中心部に複数本のチャック爪
    を拡縮摺動可能に斜設すると共に、該チャック爪の外周
    部に部分雄ネジを刻設し、この部分雄ネジに螺合して該
    チャック爪を拡縮方向にネジ送りするナットリングを設
    け、前記チャック本体に嵌着した操作リングの回動力を
    上記ナットリングに伝達して、各チャック爪を拡縮方向
    に摺動し、該チャック爪の縮小摺動でツールを挟持する
    ツールチャックであって、前記操作リングのナットリン
    グと対向する内周面に入力リングを嵌着固定し、該入力
    リングの内端側とチャック本体との間にスラストベアリ
    ングを介装し、前記入力リングの内周面とこれと対向す
    るナットリングの外周面との間に、入力リングの締付け
    方向の回動でリテーナで保持したボールを介してナット
    リングを押出す方向にネジ送りするボールネジを形成
    し、前記操作リングとナットリングとの間に、ナットリ
    ングに締付け負荷が作用しないとき前記操作リングの回
    動をナットリングに伝達し、前記ナットリングに締付け
    負荷が作用したときは、該負荷に抗して両リングの相対
    回動を許容するバネ部材を介装したツールチャック。
  2. 【請求項2】前記ナットリングの内端と、前記スラスト
    ベアリングのチャック本体側に位置するボールホルダの
    内周との間に相互が係合する係合構造を形成した請求項
    1記載のツールチャック。
  3. 【請求項3】前記操作リングとチャック本体との間に、
    操作リングの締付け操作で該操作リングと前記ナットリ
    ングとの間に相対回動が生じたとき、ナットリングを前
    記チャック本体側にロックするロック構造を形成した請
    求項1記載のツールチャック。
  4. 【請求項4】前記バネ部材を、リング部材の内周部を前
    記ナットリングに一体回動するべく連結し、外周部に外
    方には付勢された係止片を形成して構成すると共に、前
    記操作リングの内周面に、上記係止片と設定された初期
    位置で弾性係合する係合部と、この係合部と締付け方向
    側で連設される平滑面とを形成し、前記ロック構造を、
    前記リング部材より弾性変位可能にロック片を内周部に
    向けて形成し、このロック片と外周部で対向する操作リ
    ングの内周面に、前記係止片が係合部との弾性係合を解
    除したときに同期して、前記ロック片を内側に変位させ
    るカム面を形成し、上記ロック片が変位したときこれと
    係合する係止歯をチャック本体側に形成して構成した請
    求項3記載のツールチャック。
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