JPH01109004A - 工具用チャック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はドリル等の工具用チャックに関するものである
。

〔従来の技術〕

従来この種の工具用チャックとして特公昭５５−２５０
０２号公報、実開昭６０−３６１０５号公報等が知られ
ている。

第１５図は従来構造を示し、チャック本体１に複数個こ
の場合３個のジョー２を放射状に設け、該ジＥＦ−２を
回動ナツト３の回動により互いの螺合作用で拡縮傾斜摺
動可能に構成したものである。

ところで上記従来構造の場合回動ナツト３の回動はチャ
ック本体１に着脱可能な傘歯車構造のハンドルａにより
なすが、近時作業の高速化に伴い、ハンドルａを使用せ
ずに作業者の手で直接回動ナツト３を回動する。ものが
要求されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来構造の場合ハンドルａを使用せ
ずに回動ナツト３を回動すると、ジョー２を備えたチャ
ック本体１が一緒に回動し、回動ナツト３を強く締め付
は回動することができず、また強く締まった場合回動ナ
ツト３を緩め回動できないことがあるという不都合を有
している。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするも
ので、その要旨は、チャック本体に複数個のジョーを設
け、該ジョーを回動ナツトの回動により互いの螺合作用
で拡縮傾斜摺動可能にした工具用チャックにおいて、上
記チャック本体に握持可能な握持環を設けて構成したこ
とを特徴とする工具用チャックにある＠ 〔作用〕 回動ナツトの締付、緩め回動時は握持環を握る。

〔実施例〕

第１図乃至第１４図は本発明の実施例を示し、第１．２
図は第１実施例、第３図乃至゛第７図は第２実施例、第
８図乃至第１０図は第３実施例、第１１図は第４実施例
、第１２図は第５実施例、第１３．１４図は第６実施例
を示している。

尚、前記第１５図の従来構造のものと同一態様部分には
同符号を付して説明する。

第１．２図の第１実施例において、１はチャック本体で
あって、チャック本体１に３個のジョー２を放射状にし
て拡縮傾斜摺動可能に設け、チャック本体１に前記従来
構造と同様に製作後に組付けのため分割した回動ナツト
３を回動可能に設け、回動ナツト３を保形する保形環４
を回動ナツト３の外周面に嵌着し、回動ナツト３の雌ネ
ジ５をジョー２の外周部の雄ネジ６に螺合するとともに
回動ナツト３を操作筒７に圧入固定し、操作筒７の外周
面に複数個の凹部８を設け、チャック本体１のフランジ
部９の回動ナツト３側に座板１０を位置し、座板１０と
回動ナツト３との間に球状のベアリング体１１を介在し
ている。

ｎは握持環であって、チャック本体１に回り止め固定さ
れ、外周面に凹部肋を形成してい葛。

この第１実施例は上記構成であるから、握持環ｎを握っ
て操作筒７を回動すると回動ナツト３が回動し、回動ナ
ツト３とジ：ｉ−２との螺合作用でジ！！−２は縮小前
進傾斜摺動し、ジ＊−２により工具Ｃを圧締することが
できる。

また回動ナツト３を逆回動すれば回動ナツト３とジ１１
−２との螺合作用でジａ−２は拡大後退傾斜摺動し、工
具Ｃを取外しできる。

このため、回動ナツト３の締付、締め回動時にチャック
本体ｌを握らずに握持環ｎを握ることができ、回動ナツ
ト３の締付け、緩め回動を確実にでき、またチャック本
体ｌ先端部に握持部分を設ける必要がなく、このため全
体の小型化、軽量化を図ることができ、高速回転に最適
なものとなる。

第３図乃至第７図の第２実施例は別例構造の工具用チャ
ックに本発明を適用したもので、前記第１実施例と同一
態様部分には同符号を付して説明すると、■は金属製の
チャック本体であって、チャック本体ｌに金属製の３個
のジーａ−２を放射状にして拡縮傾斜摺動可能に設け、
チャック本体１に前記従来構造と同様に製作後に組付け
のため分割した回動ナツト３を回動可能に設け、回動ナ
ツト３を保形する保形環４を回動ナツト３の外周面に嵌
着し、回動ナツト３の雌ネジ５をジーｇ−２の外周部の
雄ネジ６に右ネジの関係で螺合している。

１４は締付ナツトであって、締付ナツト１４の雌ネジ巧
をチャック本体１の雄ネジ那に左ネジの関係で螺着して
いる。

川は握持環であって、チャック本体１に回り止め固定さ
れ、外周面に凹部化を形成している。

７は操作筒であって、チャック本体１の前部外周面と締
付ナツト１４の外周面との間に回動可能に設け、操作筒
７の外周面に凹部８を設け、操作筒７の前部の内側面７
ａと回動ナツト３の前面との間に間隙Ｒを設け、操作筒
７の内面に固定環１７を設けている。

１１はベアリング体であって、固定環１７と回動ナツト
３との間に球状のベアリング体１１を複数個介在配列し
ている。

辺は作動機構であって、この場合回動ナツト３と操作筒
７の前部の内側面７ａとの間に、対向位置に突部Ｗを有
する板バネ状の弾性リング加を介在し、弾性リング加の
２個の舌片■を操作筒７の係合凹ＷｊＩ２２に回り止め
状態で係止し、回動ナツト３の前側面に２Ｈの係止凹部
器を対向形成し、操作筒７の内側面７ａに１２０度の範
囲で逃げ凹部Ｕを形成し、かつ握持環セと締付ナツト１
４との間に一方端部を握持環ｎの係止穴５に挿入すると
ともに他方端部を締付ナツト１４の係止穴篇に挿入して
ねじりバネｎを介在している。

この第２実施例は上記構成であるから、握持環ｎをもっ
て操作筒７を一方向回動すると舌片４と操作ｒ！ｆｆ７
の係合凹溝ｎとの係止作用により弾性リング加も一緒に
回動し、弾性リング前の突部Ｗと係止凹部ｎとの係合に
より回動ナツト３は回動し、回動ナツト３の回動で雌ネ
ジ５と雄ネジ６との右ねじ螺合作用でジョー２は縮小傾
斜摺動し、ジョー２は工具Ｃを三方向から挾み付け、ジ
ｇ−２が工具Ｃを挾み付けて後、更に操作筒７を一方向
に回動すると弾性リング加の突部凹は係止凹部ｎを乗り
上げて逃げ凹部翼側にたわみ、その反力に上り回動ナブ
ト３は後退し、ベアリング体１１は後方に押圧され、固
定環１７の後側面１７　ａは締付ナツト１４の外周側前
側面１４　ａに圧接し、この圧接作用により固定環１７
と一緒に締付ナツト１４は回動しつつ前進し、このとき
ねじりバネ２７５は回動し、固定環１７、ベアリング体
１１を介して間隙Ｒの存在により回動ナツト３は第６図
の想像線の如く押圧前進し、ジョー２も前進してジ！＋
−２により工具Ｃを圧締できる。

また握持環ｎをもって操作筒７を逆回動すると先ず締付
ナツト１４は逆回動しつつ後退し、乗り上げていた突部
Ｗは係止凹部ｎに没入し、固定環１７の後側面１７　ａ
と締付ナツト１４の外周側前側面１４　ａとの圧接作用
が解かれ、ジー＝ｉ−２による工具Ｃの圧接作用も解か
れ、ねじりバネ刀により締付ナヅト１４は原位置に復帰
し、更なる操作筒７の逆回動により突部市と係止凹部器
との弾圧係合により回動ナツト３が逆回動し、回動ナツ
ト３の逆回動によりジーｇ−２は拡大傾斜摺動し、工具
Ｃを釈放できる。

＼ したがって握持環ｎをもって操作筒７を正逆位置方向回
動するだけで回動ナツト３及び締付ナツト７を順次回動
でき、工具Ｃの圧締釈放動作を円滑にできる。

このため回動ナツト３の締付、締め回動時にチャック本
体１を握らずに握持環ｎを握ることができ、回動ナツト
３の締付け、緩め回動を確実にでき、またチャツク本体
１先端部に握持部分を設ける必要がなく、このため全体
の小型化、軽量化を図ることができ、高速回転に最適な
ものとなる。

尚、操作筒７後部と握持環ｎとの間Ｓに操作筒７を前方
付勢するバネを設け、後側面１７　ａと外周側前側面１
４　ａとの離反作用を円滑にすることもあり、また後側
面１７　ａと外周側前側面１４　ａとの面に摩擦増大要
素、たとえばフェースラチェットやシュー等を介在する
こともある。

第８図乃至第１Ｏ図の第３実施例は別例構造の工具用チ
ャックに本発明を適用したもので、前記実施例と同一態
様部分に同符号を付して説明すると、１はチャック本体
であって、チャック本体ｌに３個のジョー２を放射状に
して拡縮傾斜摺動可能に設け、チャック本体ｌに前記従
来構造と同様に製作後に組付けのためＶ状部３ａで二分
割した回動ナツト３を回動可能に設け、回動ナツト３を
保形する保形環４を回動ナツト３の外周面に嵌着し、回
動ナツト３の雌ネジ５をジ＝１−２の外周部の雄ネジ６
に螺合するとともに回動ナツト３を樹脂製の操作筒７に
圧入固定し、操作筒７の外周面に複数個の凹部８を設け
、チャック本体１の後部に握持環ｎを回り止め固定し、
握持化の外周面に凹部１０を形成している。

１１はベアリングであって、チャック本体１の前部外周
面に半円弧状の内側凹環ｍ２！Ｉを周設し、回動ナツト
３の前部内周面にも半円弧状の外側凹環溝器を形成し、
かつ回動ナツト３の外周面に外側凹環溝器に貫通する挿
入穴四を形成し、制球状の複数個のベアリング１１を挿
入穴四を介して順次挿入して外側凹環溝Ｚと内側凹環溝
ｎとの間に繞設し、挿入穴四に離脱防止片頷を圧入して
いる。

この第３実施例は上記構成であるから、握持環狡を握っ
て操作筒７を回動すると回動ナツト３が回動し、回動ナ
ツト３とジーａ−２との螺合作用でジｇ−２は縮小前進
傾斜摺動し、ジョー２により工具Ｃを圧締することがで
きる。

また握持環ｎを握って回動ナツト３を逆回動すれば回動
ナツト３とジョー２との螺合作用でジョ−２は拡大後退
傾斜摺動し、工具Ｃを取外しできる。

このため、回動ナツト３の締付、締め回動時にチャック
本体１を握らずに握持環ｎを握ることができ、回動ナツ
ト３の締付け、緩め回動を確実にでき、またチャツク本
体１先端部に握持部分を設ける必要がなく、このため全
体の小型化、軽量化を図ることができ、高速回転に最適
なものとなる。

この場合ベアリング１１はチャック本体１と回動ナツト
３との間に設けられているため回動ナツト３の回動を円
滑にでき、特にジョー２により工具Ｃを圧締するとき工
具圧締反力をベアリング１１が受け、工具圧締回動の円
滑化を図ることができ、回動ナツト３を作業者により容
易に回動でき、作業能率を向上できる。

またこの場合ベアリング１１はチャック本体１の外周面
の内側凹環ＷＩＩ２７と回動ナツト３の内周面の外側凹
環溝器との間に設けられているため第１θ図の如く工具
圧締反力によりジョー２を介して回動・ナツト３が矢印
方向に押圧されると２個所の接触部Ｐで受けることにな
り、軸方向及び円周方向の両方向力をアンギュラベアリ
ングのように受けることができる。

第１１図の第４実施例は前記第３実施例の離脱防止片（
資）の代わりに操作筒７に離脱防止部３１を形成すると
ともに第３実施例の保形環４を後方に延長形成し、保形
環４の筒状部１７をチャック本体１の中程外周面で支持
し得るように構成したものである。

第１２図の第５実施例は第３実施例の保形環４の代わり
に操作筒７の内周面に保形部澄を形成したものである。

この第４．５実施例も第１実施例と同様の作用効果を得
る。

第１３．１４図の第６実施例も別例構造の工具用チャッ
クに本発明を適用したもので、前記第１実施例のものと
同一態様部分には同符号を付して説明するとこの場合樹
脂製の操作筒７の内側面７ａに結合凸部（を４個突出形
成し、回動ナツト３の前面に結合凸部（に嵌合可能な結
合凹部澗を形成し、フランジ部９の前側面に接触環Ｉを
当接位置し、回動ナツト３と接触環あとの間にベアリン
グ体１１を介在し、回動ナツト３に保形環４を圧入嵌着
し、保形環４の外周面に操作筒７を嵌合し、操作筒７の
内周面に抜止リング詔を装着して゛構成したものである
。

この第６実施例は上記構成であるから、握持環狡を握っ
て操作筒７を回動すると結合凸部（と結合凹部Ｕとの結
合作用を介して回動ナツト３が回動し、回動ナツト３と
ジ＝１−２との螺合作用でジョー２は縮小前進傾斜摺動
し、ジョー２により工具Ｃを圧締することができる。

また回動ナツト３を逆回動すれば回動ナツト３とジョー
２との螺合作用でジョー２は拡大後退傾斜摺動し、工具
Ｃを取外しできる。

このため、回動ナツト３ｐ締付、締め回動時にチャック
本体１を握らずに握持環稔を握ることができ、回動ナツ
ト３の締付け、緩め回動を確実にでき、またチャツク本
体１先端部に握持部分を設ける必要がなく、このため全
体の小型化、軽量化を図ることができ、高速回転に最適
なものとなる。

〔発明の効果〕

本発明は上述の如く、回動ナツトの締付け、緩め回動を
確実にでき、握持環を握持できるためチャック本体先端
部に握持部分を設ける必要がなく、このため全体の小型
化、軽量化を図ることができ、高速回転に最適なものと
なる。

以上、所期の目的を充分達成することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は第１実
施例の断面図、第２図はその前面図、第３図は第２実施
例の断面図、第４．５図はその横断面図、第６図はその
拡大断面図、第７図はその部分断面図、第８図は第３実
施例の断面図、第９図はその前面図、第１Ｏ図はその部
分断面図、第Ｕ図は第４実施例の拡大断面図、第１２図
は第５実施例の拡大断面図、第１３図は第６実施例の断
面図、第１４図はその横断面図、第１５図は従来構造の
断面図である。 １・・チャック本体、２・・ジョー、３・・回動ナツト
、丘・・握持環。 昭和６２年２月２９日 出願人　　株式会社　酒巻製作所 発明者　　酒　　巻　　岩　　雄 代理人　　吉　　井　　昭　　栄 同　　　　　吉　　　井　　　　　　　　剛固　　　　
　黒　　　　１）　　　勇　　　　冶プ／（支） プｂ岬 ７ｆ弗 ７ｆ□□□ １スβ艷 ７ｔｏ印 り　” ７シＱ ７／ｆ関 手続補正書（自発） 昭和６３年　４月２８日 ｌ　事件の表示 昭和　６３年特願　第４７３１５号 ２　発明の名称 工具用チャック ３　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 株式会社酒巻製作所 ５　補正命令の日付　　昭和　　年　　月　　日％　　
　　、、′＋ 特願　昭６３−４７３１５号手続補正書本願に関し、明
細書中下記の個所を補正する。 記 第８頁第１３行目から第１Ｏ頁第２行目の「回動すると
・・・工具Ｃを釈放できる。」とあるを次のように補正
する。 「回動するとジョー２は前進不能のため雌ネジ５と雄ネ
ジ６の螺子作用により回動ナツト３は後退させられ、ベ
アリング体１１は後方に押圧され、固定環口の後側面１
７　ａは締付ナツト１４の外周側前側面１４　ａに圧接
し、この圧接作用により固定環１７と一緒に締付ナツト
１４は回動しつつ雌ネジ認と雄ネジ託の螺子作用で前進
し、このとき前記弾性リング四の突部Ｗは係止凹部ｎを
乗り上げて逃げ凹部翼側にたわみつつ、回動ナツト３が
静止している状態での操作筒７の回動を可能とし、また
このときねじりバネ１は回動し、固定環１７、ベアリン
グ体１１を介して間隙Ｒの存在により回動ナツト３は第
６図の想像線の如く押圧前進し、ジョー２も前進してジ
＝Ｊ−２により工具Ｃを圧接できる。 また握持環ｎをもって操作筒７を逆回動すると先ず回動
ナツト３は静止していて締付ナツト１４は逆回動しつつ
後退し、乗り上げていた突部Ｗは係１ヒ凹部りに没入し
、固定環１７の後側面１７ａと締付ナツト１４の外周側
前側面１４　ａとの圧接作用が解かれるとジｉ！−２に
よる工具Ｃの圧接作用が解かれ、またねじりバネτによ
り締付ナツト１４は原位置に復帰し、更なる操作筒７の
逆回動により突部１９と係止凹部ｎとの係合により回動
ナツト３が逆回動し、回動ナツト３の逆回動によりジョ
ー２は拡大傾斜摺動し、工ＲＣを釈放できる。」 昭和６３年４月２８日 出願人　　株式会社　酒巻製作所 代理人　　吉　　井　　昭　　栄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. チャック本体に複数個のジョーを設け、該ジョーを回動
   ナットの回動により互いの螺合作用で拡縮傾斜摺動可能
   にした工具用チャックにおいて、上記チャック本体に握
   持可能な握持環を設けて構成したことを特徴とする工具
   用チャック。