JPH0137477Y2 - - Google Patents

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JPH0137477Y2
JPH0137477Y2 JP8753383U JP8753383U JPH0137477Y2 JP H0137477 Y2 JPH0137477 Y2 JP H0137477Y2 JP 8753383 U JP8753383 U JP 8753383U JP 8753383 U JP8753383 U JP 8753383U JP H0137477 Y2 JPH0137477 Y2 JP H0137477Y2
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JP
Japan
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back plate
hole
rivet
washer
pin
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JP8753383U
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JPS59191958U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、パイプ材により形成される椅子の
背もたれにおける背板固定装置に関するものであ
る。
従来におけるこの種椅子の背もたれは、両背パ
イプの内側上下位置にネジ孔付の凸片をそれぞれ
対向状に突設していた。従つてこの背パイプ間に
背板を固定するためには、上記凸片の前面側にク
ツシヨン材と背上張りを装着した背板を配置して
後方側からのビス止めにより固定することになる
が、そのままでは背板の後面側に前記の各凸片が
露出するので、これを被覆ために上記背板の後面
側には化粧板の取付けが必要であつた。これによ
りこの種椅子における背もたれの組成時には上記
背板とクツシヨン材および背上張り等の他に、化
粧板とその取付け作業を要してコスト高になるう
え、この化粧板はビス止めにより固定するため、
各ビスが露出して椅子の外観美を著しく低下させ
るという各問題点があつた。
この考案は上記の問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、両背
パイプの上部端にはピン付の係止片を、またその
下方には通常孔部付の凸片をそれぞれ固着し、背
板の両肩にはコ字形の支持金具を、受け座金と引
き型のリベツトによるカシメをもつて固着すると
ともに、この態様による背板の前面側にはクツシ
ヨン材を貼着し、さらにこの全外周を袋形の背上
張りで被包する状態のもとで支持金具における係
止片のピンへの係合と背板の下端孔部における凸
片の孔部への受け座金と引き型リベツトのカシメ
をもつて上記背板を固定することにより、化粧板
やビス等を要することなく容易迅速に背もたれの
組成ができてコストの低減が得られるうえ、組成
後は取付け用の金具等が一切露出しないで、椅子
の外観美を大幅に向上できる背板固定装置を提供
することにある。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
まず構成を説明すると、第1図および第2図の
一部をもつて示すように、金属パイプ材をほぼ方
形に屈曲した2体同士をその上辺部の前後位置で
同様の横材により間隔的に連結して脚パイプ1を
形成し、この脚パイプ1の上辺部間には座体2を
固着するとともに、前記脚パイプ1の後端部位置
上には同様材による背パイプ3を起立状に連設し
てこの間に背もたれ8を装着するパイプ型の椅子
において、上記背もたれ8の要部となる背板4を
背パイプ3間に固定するための装置は次のように
形成されている。すなわち第2図から第4図まで
に示すように、両背パイプ3の各上部端位置には
短尺な帯状金属板の片側底面に後記する支持金具
5の凹部が係合可能となる径と長さのピン3bを
溶着した同形2体の係止片3aが、上記ピン3b
の存在しない他の片側底面における溶接をもつて
各ピン3bがその位置毎の背パイプ3の内側で下
向き状の突出体となる配置態様をもつて固着され
ている。また上記両背パイプ3の下端に近い各内
側位置には舌状の凸片3cが横位態のもとで溶接
等により突設されている。そしてこの凸片3cの
各面部中心には後記するリベツト7の挿通が可能
となる孔部3dが設けられている。
上記の背パイプ3間に背もたれ8の要部として
固定される背板4は、下端部を前記の凸片3cに
当接した場合、上部側が前記の係止片3aに接す
ることなく定置できるように、この係止片3aを
避けた高さ位置から頂部側にかけて左右の周面が
削除され、これによつて削除を免れた両側面部の
中途に肩部4aが形出されている。そしてこの肩
部4aの各内側面と下端両側面には後記する受け
座金6のフランジ部以外が収嵌可能となる孔部4
b,4b′がそれぞれ貫設されている。
次に前記背板4の孔部4bと同心状になる面部
に基端を当接して後記する受け座金6とリベツト
7とにより固着される支持金具5は、帯状金属板
の屈曲により全体がほぼコ字形に形成されて、平
行2面の一方側が長く、また他方側が幾分短く形
成されている。そして一方長尺面の端部近くは後
記するリベツト7の挿通が可能となる孔部5aが
設けられている。これにより上記支持金具5の孔
部5aを背板4の孔部4bに合致させたとき、支
持金具5の一方側周縁が肩部4a上に同一面部状
態をもつて載置するように形成されている。
また前記背板4の孔部4b内に収嵌する受け座
金6は、リング状フランジ部の中央に前記背板4
の孔部4b内へ収嵌可能な凹所6aが形成されて
いて、その凹所6aの底部中心には後記すリベツ
ト7の挿通が可能となる孔部6bが設けられてい
る。なおこの受け座金6の凹所6aの深さ(フラ
ンジ部を除く以外の外径部長さ)は背板4の厚み
以下となるように形成されている。
さらにリベツト7は、前記した支持金具5と受
け座金6の各孔部5a,6bに挿通可能な座金部
付の管体内に牽引力の高まりで引き千切りに至る
長尺なピン状のリベツト棒を牽引可能に挿通して
なる公知のもである。この場合管体の上部内に位
置するピン状リベツト棒の先端部は拡径体に形成
されている。
なお9は、背板4の前面部に少なくても部分的
な接着剤の塗布により一体状に貼着するためのウ
レタン樹脂等によるクツシヨン材である。また1
0は、背板4とクツシヨン材9の外周全域に被包
状に張設する布或いは樹脂製模造革等による袋形
の上張りである。
上記の構成による装置をもつて背板4を固定す
る場合は、第2図から第4図までに示すように、
まず背板4の各肩部4aに隣接する孔部4b位置
の前面側に支持金具5を次のように固着する。す
なわち支持金具5の孔部5aを背板4の上記孔部
4bに同心状態をもつて長尺面側を当接する。ま
たこの孔部4b内には後面側から受け座金6を、
この孔部4bの周縁にフランジ部を当接する状態
により凹所6a側を収嵌する。この態様による支
持金具5と受け座金6の各孔部5a,6bには前
方側からリベツト7の管体側を挿入したのち、図
示しない用具をもつて上記リベツト7の座金部の
外方に突出している長尺なピン状のリベツト棒を
強力に挟持した状態のもとで前方に牽引すると、
一度の牽引力により拡径先端部が強引にその直後
の管体内に引き込まれるため、管体側の外径部は
受け座金6の凹所6a内で球体状に拡径すること
になる。従つてこのリベツト7の座金部と管体側
の拡径部とによる自動カシメ操作をもつて支持金
具5を背板4の各肩部4a上に容易確実に固定す
ることができる。
この場合上記リベツト7の拡径先端部直後の所
定外周面にはあらかじめ図示しない細溝が全周的
に設けられているので、ピン状のリベツト棒に牽
引力を受けた際には管体側を前記のように拡径さ
せるが、その牽引力が規定量を超えた時点では上
記の細溝位置においてピン状リベツト棒が引き千
切れることになる。従つてその後方部が分断され
るため、上記のカシメ後は、第3図のように座金
部の前方には図示しない細溝以下のピン状リベツ
ト棒は存在しない。これにより上記座金部がカシ
メ後におけるリベツト7の頭となる。
前記による背板4の前面部にはクツシヨン材9
を部分的な接着剤の塗布をもつて貼着し、さらに
この態様による背板4とクツシヨン材9の外周全
域には下方だけを開口した袋形の背上張り10を
上方から全域を袋掛けの状態をもつて被包する。
この場合背板4の肩部4a位置に外部上方から孔
明け加工を行うことでこの内部の支持金具5によ
り強固な凹所が形出される。
前記態様の背板4を背パイプ3間に前面側から
接近させて、肩部4a位置に形出した支持金具5
による凹所を両背パイプ3の上端部に配置されて
いる係止片3aのピン3bに、下方から背板4を
持ち上げるようにして係合したのち、この背板4
の下端孔部4b位置を背パイプ3の両側下方部の
凸片3cに当接する。この時点で背板4とクツシ
ヨン材9の外周に被着されている背上張り10の
下方部をいつたん上方にまくし上げ、また背板4
の下端側前面部に位置するクツシヨン材9の下方
部分をいつたん分離するようにして、露出した背
板4の下端側孔部4b′を凸片3cの孔部3dに同
心状に合致させて接面し、この態様のもとで背板
4の前面側からこの位置の孔部4b′内に受け座金
6を、上記孔部4bの周縁にフランジ部を前面側
から当接する状態により凹所6a側を収嵌する。
そして凸片3cと受け座金6の各孔部3d,6b
には後方側からリベツト7の管体側を挿入して、
前述と同様に図示しない用具をもつて上記リベツ
ト7を牽引操作により自動カシメすると、上記背
板4を背パイプ3間に容易確実に固定することが
できる。なお上記による背板4の固定後は、再び
クツシヨン材9の下端部を接着剤により完全に貼
着し、また背上張り10の下方部も原状位置まで
下ろしてその下端開口部を他の手段により密封す
ると、背パイプ3間に背上張り10以外は露出し
ない奇麗な一括体の背もたれ8を容易迅速に組成
することができる。
以上に説明したようにこの考案は、両背パイプ
3の上部端にピン3b付の係止片3aを、またそ
の下方内側位置には孔部3d付の凸片3cをそれ
ぞれ固着し、背板4の両肩部4a位置にはコ字形
の支持金具5を、この位置の孔部4bにおける受
け座金6とリベツト7とによるカシメをもつて固
着するとともに、この態様による背板4の前面側
にはクツシヨン材9を貼着し、さらにこの全外周
を袋形の背上張り10で被包する態様のもとで、
支持金具5により形出した凹所における係止片3
aのピン3bへの係合と背板4の下端孔部4b′に
おける凸片3cの孔部3dへの受け座金6とリベ
ツト7のカシメをもつて上記背板4を固定するこ
とにより、化粧板やビス等を要することなく容易
迅速に背もたれ8が組成できてコストの低減が得
られるうえ、上記の組成後は背上張り10以外は
一切露出しないため、完成後の椅子の外観美を大
幅に向上できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案装置によりなる椅子を示す側
面図、第2図は同装置の要部構成を示す分解斜視
図、第3図は同支持金具の固着態様を示す縦断詳
細図、第4図は同背板と凸片の固定態様を示す縦
断詳細図である。 1……脚パイプ、3……背パイプ、3a……係
止片、3b……ピン、3c……凸片、3d,4
b,5a,6a……孔部、4……背板、4a……
肩部、5……支持金具、6……受け座金、6a…
…凹所、7……リベツト、8……背もたれ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端部にピン付の係止片をまた下方内側には孔
    部付の凸片をそれぞれ固着した背パイプと、面部
    の上部両側に肩部を形出しこの各内側面と下端両
    側面に受け座金の収嵌が可能となる孔部を設けた
    背板と、前記背板の肩部に載置可能なコ字形でそ
    の平行2面中の長尺面には引き型リベツトの挿通
    が可能な孔部を設けた支持金具と、前記背板の孔
    部内へ収嵌可能な凹所を形成しこの凹所の底部に
    は引き型リベツトの挿通が可能な孔部を設けた受
    け座金と、上記凸片、支持金具および受け座金の
    各孔部に挿通可能な座金部付管体内にピン状のリ
    ベツト棒を挿入した引き型リベツトとによりなる
    ことを特徴とする背板固定装置。
JP8753383U 1983-06-08 1983-06-08 背板固定装置 Granted JPS59191958U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8753383U JPS59191958U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 背板固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8753383U JPS59191958U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 背板固定装置

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Publication Number Publication Date
JPS59191958U JPS59191958U (ja) 1984-12-20
JPH0137477Y2 true JPH0137477Y2 (ja) 1989-11-13

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ID=30217443

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JP8753383U Granted JPS59191958U (ja) 1983-06-08 1983-06-08 背板固定装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4551030B2 (ja) * 2001-06-27 2010-09-22 株式会社岡村製作所 椅子における背板取付構造

Also Published As

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JPS59191958U (ja) 1984-12-20

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