JPH01361A - 点火コイル一体型配電器 - Google Patents

点火コイル一体型配電器

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Publication number
JPH01361A
JPH01361A JP62-154390A JP15439087A JPH01361A JP H01361 A JPH01361 A JP H01361A JP 15439087 A JP15439087 A JP 15439087A JP H01361 A JPH01361 A JP H01361A
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JP
Japan
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magnetic
ignition coil
magnetic flux
coil
rotation signal
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Pending
Application number
JP62-154390A
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JPS64361A (en
Inventor
越田 良一
大森 正雄
長江 弘允
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication of JPS64361A publication Critical patent/JPS64361A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関用の点火配電器に係り、更に詳細には
1回転信号発生手段及び回転信号に基づき作動する点火
コイルを内蔵する点火コイル一体型の配電器に関するも
のである。
〔従来の技術〕
近年、車両用内燃機関の点火システムにおいては1点火
配電器の本体に点火コイルと、点火コイルを通電制御す
る回転信号発生手段とを一体的に組込むことにより、こ
れらの部品の搭載性の向上化及び部品相互間の電気的接
続部の信頼性の向上化が図られつつある。
この種の点火配電器は、例えば特公昭60−18834
号公報等に開示されるように、配電器本体の内部に、シ
グナルロータ、磁気回路7回転信号発生手段(f!!極
ピックアップ寿を配置して、配電器の回転軸と共にシグ
ナルロータを回転させ、このシグナルロータの回転に伴
って変化する回転信量検出用の磁束を磁気回路に設けた
回転信号発生手段が検出して回転信号を発生し、この回
転信号に基づき点火コイル′を作動制御するようにして
いる。
ところで、点火コイルを配電器に一体的に組込む場合に
は、点火コイル作動時の点火コイル漏洩磁束が、配電器
の内部に配置された回転信号発生手段に悪影響を及ぼす
おそれがある。特に回転信号発生手段が、前述の如く磁
気を利用して回転信号を検出する電磁誘導方式の場合に
は点火コイル漏洩磁束が回転信号発生手段にノイズとし
て加わり、点火誤動作が発生する可能性があるため、従
来より種々のノイズ対策が講じられている。この種ノイ
ズ対策の代表的なものとしては、例えば特開昭59−6
5591号公報等に開示されるように、配電器ハウジン
グ内に同筒状の遮蔽板を配置して遮蔽空間を作り、その
中にシグナルロータ、電磁ピックアップ等の回転信号発
生手段を収納したり、特公昭60−18834号公報に
開示されるように、点火コイルと電磁ピックアップの相
対的位置を適宜に設定して点火コイルの漏洩磁束の方向
を電磁ピックアップに悪影響を及ぼさない方向に規制す
る手段がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述したようなノイズ対策手段は、回転信号発生手段に
磁気的ノイズが入るのを有効に防止する利点を有する。
しかしながら、これらのノイズ対策手段の中で、前者の
もの、すなわち回転信号発生手段を点火コイルより磁気
的に遮蔽する方式のものは、遮蔽板及びその固定用部品
等が必要なため1部品の増大ひいては配電器が大型化す
る傾向があり、また、後者のものは、点火コイル、電磁
ピックアップの配置に制約があるため、配電器の部品配
置、外形形状を任意に設計する上で制限があった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、回転信号発生手段への点火コイル漏
洩磁束の影響を有効に防止でき、しかも配電器の部品配
置及び外形形状に制限なく任意の設計を行い得、装置全
体の小型軽量化を図り得る点火コイル一体型の点火配電
器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、シグナルロータ
の回転に伴って変化する回転信号検出用の磁束を、この
磁束を通す磁気回路に嵌装したピックアップコイルによ
り検出して、点火コイル制御の回転信号を発生させる手
段を備えた点火コイル一体型の配電器において、前記磁
気回路のピックアップコイル嵌装箇所に前記回転信号検
出用磁束を発生させる界磁マグネットを配置し、この界
磁マグネットの両端に前記磁気回路を構成する磁性部材
を接合配置すると共に、前記界磁マグネットは、前記点
火コイルから発生する漏洩磁束に対しては磁気空隙とな
り得るような磁気抵抗特性を有する磁石部材により構成
する。
〔作用〕
このような構成よりなる本発明によれば、ピックアップ
コイルの嵌装箇所に配置される界磁マグネットが磁気回
路の一部となり、この界磁マグネットが回転信号検出用
の磁束を発生してこの正規の磁束をピックアップコイル
内を通すことが可能となる。一方、界磁マグネットは、
外部から侵入するノイズ磁束に対しては磁気空隙となり
得る磁気抵抗特性、すなわち磁気抵抗の大きな磁石部材
で構成し、このような特性を有する界磁マグネットを磁
気回路におけるピックアップコイルの嵌装箇所に配置す
るため、ピックアップコイル内の磁気回路を通る点火コ
イル漏洩磁束を前記磁気空隙の作用で大幅に減少させる
ことができる。従って、ピックアップコイルは、点火コ
イル漏洩磁束の悪影響を受けることなく、正規の回転信
号検出用の磁束変化を検出して適正な回転信号を発生さ
せ。
点火コイルを誤動作させることなく作動制御することが
できる。しかも、この界磁マグネットは。
自身が磁気回路の一部を構成するので、従来の点火コイ
ル漏洩磁束対策の如く磁気しやへい板等の部品を使用す
ることなく1部品の前約化を図り。
且つ配電器の形状や、点火コイルと回転信号発生手段の
相対位置に制限を設けることなく1点火コイル漏洩磁束
の悪影響を防止できる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づき説明す
る。
第1図は本発明の一実施例たる点火配電器の縦断面図、
第2図は第1図のI−I線断面図、第3図(a)〜(d
)は本実施例の動作を説明するための信号波形図、第4
図(a)、(b)は本実施例の要部を従来例として比較
して表わす要部断面図である。
第1図及び第2図において、1は配電器のハウジング、
2は配電キャップ、3は内燃機関の回転に同期して回転
する回転軸で1回転軸3はハウジング2を通して配電器
内部に挿通され1回転軸3の一端に回転軸3の一部を構
成する配電軸4が遠心式進角機構5を介して連結されて
いる。6は配電ロータ、7は配電ロータ6と共働して配
電作用を行う側電極、8はシグナルロータである。
シグナルロータ8は、配電軸(回転軸)4と一体に回転
するように軸3に取付けられている。
また、シグナルロータ8は、外周縁に内燃機関の気筒数
と同数の突起8aが周方向に等間隔で配置される。
9は円板状の固定ベース、10は固定ベース9に配置し
た可動ベースで、可動ベース10は負圧進角機構11を
介して配電器軸4の周りを回動できるよう配置されてい
る。
12はステータコア、13は第1の界磁マグネット、1
4は第2の界磁マグネット、15はピックアップコイル
である。本実施例におけるピックアップコイル15は、
ステータコア12の一部に嵌装されて電磁ピックアップ
15′を構成するもので、電磁ピックアップ15′はシ
グナルロータ8の半径方向に磁束感応方向をもつように
、ステータコア12と共にシグナルロータ8に対向配置
されている。また、ステータコア12は、互いに分離形
成された磁性部材12a、12bとで構成され、且つ第
2の界磁マグネット14がピックアップコイル15の嵌
装箇所となる位置に配置され、換言すればピックアップ
コイル15内に第2の界磁マグネット14が配置され、
この第2の界磁マグネット14の両端に磁性部材12a
、12bを接合配置して断面コ字型のステータコアを構
成するもので、このステータコア12が第1の界磁マグ
ネット13を介して可動ベース10上に固定配置されて
いる。第1.第2の界磁マグネット13゜14の中で、
特に第2の界磁マグネット14は。
ピックアップコイル15の検出精度を高めるために、外
部から侵入するノイズ磁束に対しては磁気空隙となり得
る磁気抵抗特性、すなわち磁気抵抗の大きな磁石部材で
構成する必要があるもので、本例では、このような特性
を有する磁石材として高保磁力で、透磁率が空気とほぼ
同程度のバリウムフェライトを使用している。
ピックアップコイル15は、ステータコアにおける第2
の界磁マグネット14外周に嵌装後、樹脂16にてモー
ルドされる。
17は配電器のハウジング1側壁に組込まれる点火コイ
ル、18は点火コイルの閉磁路鉄心。
19は回転信号の増幅回路である。
しかして、本実施例では、第1.第2の界磁マグネット
13.14が共働して回転信号検出用の磁束を発生する
もので、また、この回転信号検出用の磁束がステータコ
ア12.シグナルロータ8゜配電軸4.可動ベース10
からなる磁気回路Mを通る。そして、シグナルロータ8
の回転に伴って変化する回転信号検出用の磁束の変化量
をピックアップコイル15が検出し1点火増幅器19が
電磁ピックアップ15′の出力信号(回転信号)に応じ
て点火コイル17の1次コイルへのバッテリー(図示せ
ず)からの通電を制御する。ここで。
電磁ピックアップ15′の出力を第3(c)とすると1
点火コイル17の1次側コイルに流れる電流は第3図(
d)の如く制御される。点火コイル17では、1次コイ
ルへの通電が遮断されると2次コイルに高電圧が誘起さ
れる。この高電圧はロータヘッド6及び配電キャップ2
に設けた電極7を介して、図示されない機関の各気筒の
点火プラグに印加される。
しかして、コイル17は鉄芯18からなる閉磁路型であ
るが、点火コイル17の周囲に漏洩磁束が発生する。こ
の点火コイル漏洩磁束に対して何らの対策を講じない場
合には、〔従来の技術〕の項で既述したように、ステー
タコア12等の磁気回路部材に漏洩磁束が侵入すること
になる。第3図(a)は、このような漏洩磁束及侵入し
た時の電極ピックアップ15の出力波形の一例を示し、
同図(b)はこの時の点火コイル17の1次側電流の波
形である。点火コイル17の1次側電流のしゃ断時に点
火コイル17がら磁束が漏洩し、図中(イ)のようなノ
イズを検出してしまう。そのため、点火コイル17の1
次電流制御回路が誤作動してしまい、異常点火が起こる
おそれがあった。
本実施例では、このような問題を対処するために、ステ
ータコア12におけるピックアップコイル嵌装箇所に高
保磁力で透磁率の小さな第2の界磁マグネット4を配置
したもので、この界磁マグ □ネット14により、点火
コイル17がらの漏洩磁束に対してはステータコア12
の間に磁気空隙の作用をもたせることができる。即ち、
第4図(b)に示す従来の方式に比較して、ピックアッ
プコイル15内のステータコア12を通る点火コイル漏
洩磁束φ。を大幅に減少させ、点火コイル漏洩磁束の電
磁ピックアップへの影響をなくし点火コイル誤動作を防
止することができる。なお。
点火コイル漏洩磁束は、ピックアップコイル15嵌装箇
所の磁気回路にいずれの方向から入ろうとしても、第2
の界磁マグネットにより、その侵入を防止できる。なお
、ピックアップコイル内に設けた界磁マグネット14は
信号検出に対しては磁束を発生する機能をもつため信号
検出作用には、なんら影響を与えない。また、本実施例
の界磁マグネット14は、ステータコア12と同断面積
のもので容易に製作でき、電磁ピックアップ全体が大型
化する問題もなく、さらに配電器の形状や点火コイルと
電磁ピックアップの相体位置になんら制限はなく漏洩磁
束の悪影響を防止でき、しかも、小型軽量で高信頼性の
点火コイル一体型配電器を提供できる効果がある。
なお、上記実施例では、電磁ピックアップコイルをステ
ータコアに嵌装した型の配電器を一例に l説明したが
、その他にも、例えば、環状ピックアップコイルを磁気
回路を構成すべき回転軸の周囲に固定した型の配電器に
本発明の思想を適用することも可能であり、この場合に
は1回転軸側のピックアップコイル嵌装箇所に、ノイズ
磁束の侵入に対して磁気空隙となり得る界磁マグネット
が配置される。
また、上記実施例では、第1.第2の界磁マグネット1
3.14で回転信号検出用の磁束を発生させるが、第1
マグネツト13を用いず第2の界磁マグネット14のみ
で回転信号検出用の磁束を発生させるようにすることも
可能である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、回転信号発生手段への点
火コイル漏洩磁束の影響を有効に防止でき、しかも配電
器の部品配置及び外形形状に制限なく任意の設計を行い
得、装置全体の小型軽量化を図り得る点火コイル一体型
の点火配電器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例たる点火配電器の縦断面図、
第2図は第1図のI−I線断面図、第3図(a)〜(d
)は本実施例の動作を説明するための信号波形図、第4
図(a)、(b)は本実施例の要部を従来例として比較
して表わす要部断面図である。 3.4・・・回転軸、8・・・シグナルロータ、12・
・・磁気回路の一部(ステータコア)、12a、12b
・・・磁性部材、14・・・界磁マグネッ1−115・
・・ピックアップコイル、15′・・・電磁ピックアッ
プ(回転信号発生手段)、17・・・点火コイル、M・
・・磁気回路。 代理人 弁理士 高橋明夫   ・、 (ほか1名)゛− 宅1図 第2−図 県3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、配電器の回転軸と一体に回転するシグナルロータと
    、前記シグナルロータの回転に伴つて変化する回転信号
    検出用の磁束を通す磁気回路と、前記磁気回路の一部に
    嵌装されるピックアップコイルにより前記回転信号検出
    用の磁束を検出して回転信号を発生する回転信号発生手
    段とを備え、この回転信号により配電器本体に組込まれ
    た点火コイルを作動制御する点火コイル一体型の配電器
    において、前記磁気回路のピックアップコイル嵌装箇所
    に前記回転信号検出用の磁束を発生させる界磁マグネッ
    トを配置し、この界磁マグネットの両端に前記磁気回路
    の一部を構成する磁性部材を接合配置すると共に、前記
    界磁マグネットは、外部から侵入するノイズ磁束に対し
    ては磁気空隙となり得る磁気抵抗特性を有する磁石部材
    により構成してなることを特徴とする点火コイル一体型
    配電器。
JP15439087A 1987-06-23 1987-06-23 Ignition coil-integrated distributor Pending JPS64361A (en)

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JPH01361A true JPH01361A (ja) 1989-01-05
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53112337A (en) * 1977-03-14 1978-09-30 Seiko Epson Corp Ignition system for engine
JPH0143501Y2 (ja) * 1985-07-25 1989-12-18

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