JPH0135947Y2 - - Google Patents

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JPH0135947Y2
JPH0135947Y2 JP3949285U JP3949285U JPH0135947Y2 JP H0135947 Y2 JPH0135947 Y2 JP H0135947Y2 JP 3949285 U JP3949285 U JP 3949285U JP 3949285 U JP3949285 U JP 3949285U JP H0135947 Y2 JPH0135947 Y2 JP H0135947Y2
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JP
Japan
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brake
brake drum
drum
back plate
outer periphery
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JP3949285U
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JPS61156729U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はブレーキドラム内への砂、小石、泥等
の異物の侵入を防止すると共に、異物が排出可能
な車両用ドラムブレーキに関する。
〔従来の技術〕
従来この種ドラムブレーキとしては、例えば実
開昭59−125626号公報に示すものが知られてお
り、その要部を示す第2図に基づいて説明する
と、ドラムブレーキ1は、車輪と一体に回転する
ブレーキドラム2のフランジ部2a内壁の制動面
2bに圧接して制動を行う一対のブレーキシユー
3を有しており、このブレーキシユー3は、アク
スルハウジング(図示せず)に固着して前記ブレ
ーキドラム2と対向配置されるバツクプレート4
上に拡縮可能に設けられ、該バツクプレート4
は、その外周に前記ブレーキドラム2のフランジ
部2a側へブレーキドラム2と若干の隙間を存し
て折間したフランジ部2aが形成されている。
そして、前記ブレーキドラム2のフランジ部2
aに、バツクプレート4側に開口する環状溝5を
設け、この環状溝5に環状のブラシ体6の基部6
aを嵌入固定し、ブラシ6bの先端を前記バツク
プレート4のフランジ部4a近傍の内壁へ摺接さ
せ、前記隙間をブラシ6bで覆うことによりブレ
ーキドラム2内への異物の侵入を防止している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記ドラムブレーキ1は異物の侵入
防止を目的とするもので、ブレーキドラム2とバ
ツクプレート4との隙間から侵入する異物を外部
へ積極的に排出する構造とはなつておらず、特に
砂地走行するバギー車等に用いるドラムブレーキ
の場合には、走行に伴つて巻上げられ、ブレーキ
ドラムとバツクプレートとの隙間からブレーキド
ラム内に侵入する砂、小石、泥等の異物のうち比
効的大きなものが、ブレーキシユーのライニング
やブレーキドラムのドラム制動面の異常摩耗を生
じたり、ブレーキの引摺を発生する虞れがあるこ
とから、砂、小石等の異物の侵入を防止すると共
に、侵入した異物のうち比較的大きなものを外部
へ排出することが望まれていた。
そこで本考案においては、ブレーキドラムとバ
ツクプレートとの隙間からの異物の侵入を防止す
ると共に、この隙間から侵入した異物を外部へ排
出可能とした車両用ドラムブレーキを提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するための手段として本考案
においては、車輪と一体に回転するブレーキドラ
ムとフランジ部内壁の制動面に、該ブレーキドラ
ムと対向配置するバツクプレートに拡縮可能に配
設されるブレーキシユーを圧縮して車輪の回転を
制動する車両用ドラムブレーキにおいて、前記バ
ツクプレートの外周にブレーキドラム側へ折曲し
て外周方向に拡開する傾斜部を設け、一方該傾斜
部内側面に対向する前記ブレーキドラムのフラン
ジ部外周にブラシを環状に設けたことを特徴とす
る。
〔作用〕
以上のように構成することにより、バツクプレ
ートとブレーキドラムとの隙間から侵入する砂、
小石等の異物を、環状のブラシによりブレーキド
ラム内への侵入を防ぐと共に、ブラシに捕捉され
る比較的大きい異物をブレーキドラムの回転によ
る遠心力とバツクプレートの傾斜部とにより前記
隙間から外部へ排出するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説
明する。
タイヤ10を装着した車輪11に一体回転可能
に設けられるブレーキドラム12の回転を制動す
るドラムブレーキ13は、アクスルハウジング
(図示せず)に前記ブレーキドラム12と対向配
置されるバツクプレート14が固着されている。
このバツクプレート14には、前記フランジ部
12a内壁の制動面12bに圧接してブレーキド
ラム12の回転を制動するライニング15aを有
する一対のブレーキシユー15が拡縮可能に配設
され、該ブレーキシユー15の拡縮によりリム1
5bが摺動する摺動部外側には、前記ブレーキド
ラム12のフランジ部12aとの間にラビリンス
を形成する凹部14aが周設され、該凹部14a
の外周に、ブレーキドラム12側へ折曲して外周
方向へ拡開する傾斜部14bが連設されている。
また、前記ブレーキドラム12は、そのフラン
ジ部12aの先端近傍に、車輪11のリム11a
とバツクプレート14の傾斜部14b外周との間
へ張出す整流部12cが、前記傾斜部14bの外
周との間に若干の隙間Cを存して連設され、該傾
斜部14b内側面と対向するフランジ部12aの
先端外周に環状のブラシ体16が取付けられてい
る。
このブラシ体16は、フランジ部12a外周に
嵌合する環状の基部16aに、先端が前記傾斜部
14b内側面に対向させて近接あるいは摺接す
る、例えばワイヤ、樹脂等のブラシ16bを植設
したもので、前記基部16aをフランジ部12a
の先端外周に嵌着してブレーキドラム15に取付
けられ、該ブラシ16bにより前記隙間Cから入
込む砂、小石等の異物がブレーキドラム12内へ
侵入するのを防止している。
従つて、走行によつて巻上げられる砂、小石等
の異物は、整流部12cが車輪11のリム11a
とバツクプレート14の傾斜部14b外周との間
へ張出しているので、前記隙間Cから入込みにく
く、また隙間Cから入込んだ異物は前記環状ブラ
シ体16のブラシ16bによりブレーキドラム1
2内への侵入が妨げられ、ブラシ16bに捕捉さ
れる比較的大きな異物は、ブレーキドラム12の
回転による遠心力でバツクプレート14の傾斜部
14b及びブレーキドラム12の整流部12cに
案内されて前記隙間Cから外部へ排出される。
尚、ブレーキドラム12のフランジ部12a外
周に取付ける前記環状ブラシ体16は、リベツ
ト、ボルト等を用いれば更に確実に固定でき、ま
た前記整流部12cはブレーキドラム12と別体
に制作し、脱着可能としてもよい。
〔考案の効果〕
本考案の車両用ドラムブレーキは、バツクプレ
ートの外周にブレーキドラム側へ折曲して外周方
向に拡開する傾斜部を設け、ブレーキドラムのフ
ランジ部外周にブラシを環状に設けたから、走行
によつて巻上げられ、ブレーキドラムとバツクプ
レートとの隙間から入込む砂、小石等の異物のブ
レーキドラム内への侵入を前記ブラシにより防止
でき、前記ブラシに捕捉される比較的大きな異物
をブレーキドラムの回転による遠心力で前記バツ
クプレートの傾斜部内側に沿つて外周側へ導いて
外部へ排出することができ、これによりブレーキ
シユーのライニングやブレーキドラムのドラム制
動面の異常摩耗の防止が可能となると共に、ブレ
ーキの引摺の虞れを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面正面
図、第2図は従来例を示す要部断面正面図であ
る。 11……車輪、12……ブレーキドラム、12
a……フランジ部、12b……制動面、13……
ドラムブレーキ、14……バツクプレート、14
a……凹部、14b……傾斜部、15……ブレー
キシユー、15a……ライニング、15b……リ
ム、16……ブラシ体、16a……基部、16b
……ブラシ、C……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪と一体に回転するブレーキドラムのフラン
    ジ部内壁の制動面に、該ブレーキドラムと対向配
    置するバツクプレートに拡縮可能に配設されるブ
    レーキシユーを圧接して車輪の回転を制動する車
    両用ドラムブレーキにおいて、前記バツクプレー
    トの外周にブレーキドラム側へ折曲して外周方向
    に拡開する傾斜部を設け、一方該傾斜部内側面に
    対向する前記ブレーキドラムのフランジ部外周に
    ブラシを環状に設けたことを特徴とする車両用ド
    ラムブレーキ。
JP3949285U 1985-03-19 1985-03-19 Expired JPH0135947Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3949285U JPH0135947Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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JP3949285U JPH0135947Y2 (ja) 1985-03-19 1985-03-19

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Publication Number Publication Date
JPS61156729U JPS61156729U (ja) 1986-09-29
JPH0135947Y2 true JPH0135947Y2 (ja) 1989-11-01

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JPS61156729U (ja) 1986-09-29

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