JPH0213780Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213780Y2 JPH0213780Y2 JP1983020449U JP2044983U JPH0213780Y2 JP H0213780 Y2 JPH0213780 Y2 JP H0213780Y2 JP 1983020449 U JP1983020449 U JP 1983020449U JP 2044983 U JP2044983 U JP 2044983U JP H0213780 Y2 JPH0213780 Y2 JP H0213780Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back plate
- drum
- brake drum
- brake
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000009931 harmful effect Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案はフオークリフトトラツク等の産業車両
に用いられるドラム式ブレーキ機構に関するもの
で、特にブレーキ機構の防塵装置に係わる。
に用いられるドラム式ブレーキ機構に関するもの
で、特にブレーキ機構の防塵装置に係わる。
従来技術
一般にドラム式ブレーキ機構は一面に開口部を
有する椀型に形成されたブレーキドラム４を車輪
と一体回転可能に設ける一方、該ブレーキドラム
４の開口部と対峙してバツクプレート５がアクス
ルハウジング１側に固着され、かつ該バツクプレ
ート５にブレーキシユー６がブレーキドラム４の
フランジ部４Ａ内壁面に対して摺接可能な如く装
着されている。従つてバツクプレート５がアクス
ルハウジング１側に固着されるのに対してブレー
キドラム４は車輪３と一体に回転することから、
第３図に示すようにブレーキドラム４のフランジ
部４Ａ側端面とバツクプレート５間には通常３mm
程度の隙間Ｓが設けられている。このためフオー
クリフトトラツク等の産業車両の如く最高速度が
30Km／ｈというように一般車両に比べて低速度の
車両に用いられるブレーキ機構においては、この
隙間Ｓから粉塵等がブレーキドラム４内に入り込
み易くブレーキシユー６の摺接面に付着し、制動
効果が著しく損なわれる欠点を有していた。
有する椀型に形成されたブレーキドラム４を車輪
と一体回転可能に設ける一方、該ブレーキドラム
４の開口部と対峙してバツクプレート５がアクス
ルハウジング１側に固着され、かつ該バツクプレ
ート５にブレーキシユー６がブレーキドラム４の
フランジ部４Ａ内壁面に対して摺接可能な如く装
着されている。従つてバツクプレート５がアクス
ルハウジング１側に固着されるのに対してブレー
キドラム４は車輪３と一体に回転することから、
第３図に示すようにブレーキドラム４のフランジ
部４Ａ側端面とバツクプレート５間には通常３mm
程度の隙間Ｓが設けられている。このためフオー
クリフトトラツク等の産業車両の如く最高速度が
30Km／ｈというように一般車両に比べて低速度の
車両に用いられるブレーキ機構においては、この
隙間Ｓから粉塵等がブレーキドラム４内に入り込
み易くブレーキシユー６の摺接面に付着し、制動
効果が著しく損なわれる欠点を有していた。
考案の目的
本考案はブレーキドラムの回転を妨げることな
く、ブレーキドラムとバツクプレート間の隙間を
ほぼ閉塞し、ブレーキドラム内に粉塵が侵入する
ことを防止し、確実な制動効果が得られるドラム
式ブレーキ機構を提供することにある。
く、ブレーキドラムとバツクプレート間の隙間を
ほぼ閉塞し、ブレーキドラム内に粉塵が侵入する
ことを防止し、確実な制動効果が得られるドラム
式ブレーキ機構を提供することにある。
考案の構成
前記ブレーキドラムのフランジ部分に基端が取
り付けられたブラシ体のブラシ部先端をバツクプ
レートの内面に摺接回動可能に配設してブレーキ
ドラムとバツクプレートとの間の隙間を閉塞し、
ブレーキドラムの回転によりブラシ体が一体回転
し、前記フランジ部分の外周面側から侵入しよう
とする粉塵を排除する構造である。
り付けられたブラシ体のブラシ部先端をバツクプ
レートの内面に摺接回動可能に配設してブレーキ
ドラムとバツクプレートとの間の隙間を閉塞し、
ブレーキドラムの回転によりブラシ体が一体回転
し、前記フランジ部分の外周面側から侵入しよう
とする粉塵を排除する構造である。
実施例
以下に本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。第１図は本実施例の全体図であり、図中１は
アクスルハウジング、２はアクスルハウジング１
に支承されるドライブシヤフトである。同シヤフ
ト２の一端には車輪３が軸架され、該車輪３には
一面に開口部を有して椀型に形成するブレーキド
ラム４が車輪３と一体回転可能に固着され、前記
アクスルハウジング１には前記ブレーキドラム４
と対峙させてバツクプレート５が固着され、さら
にバツクプレート５には一対のブレーキシユー６
がブレーキドラム４のフランジ部４Ａ内壁面に対
して摺接可能な如くホイールシリンダ７を介して
開閉自在に設けられている。第２図は、本考案に
係わる要部の拡大図であり、ブレーキドラム４の
フランジ部４Ａに、バツクプレート５側に向けて
開口部を有すべく環状溝８を設け、該環状溝８に
同じく環状に形成されたブラシ体９の基部を嵌入
し固着されており、同ブラシ体９のブラシ部１０
先端が前記バツクプレート５の内壁に摺接してブ
レーキドラム４とともに一体回転可能とされてい
る。
る。第１図は本実施例の全体図であり、図中１は
アクスルハウジング、２はアクスルハウジング１
に支承されるドライブシヤフトである。同シヤフ
ト２の一端には車輪３が軸架され、該車輪３には
一面に開口部を有して椀型に形成するブレーキド
ラム４が車輪３と一体回転可能に固着され、前記
アクスルハウジング１には前記ブレーキドラム４
と対峙させてバツクプレート５が固着され、さら
にバツクプレート５には一対のブレーキシユー６
がブレーキドラム４のフランジ部４Ａ内壁面に対
して摺接可能な如くホイールシリンダ７を介して
開閉自在に設けられている。第２図は、本考案に
係わる要部の拡大図であり、ブレーキドラム４の
フランジ部４Ａに、バツクプレート５側に向けて
開口部を有すべく環状溝８を設け、該環状溝８に
同じく環状に形成されたブラシ体９の基部を嵌入
し固着されており、同ブラシ体９のブラシ部１０
先端が前記バツクプレート５の内壁に摺接してブ
レーキドラム４とともに一体回転可能とされてい
る。
考案の効果
固定されたバツクプレートと回転体であるブレ
ーキドラムとの間の隙間を回転側であるブレーキ
ドラムより突設するブラシ体によつて閉塞するこ
とによりブレーキドラムの回転には何等支障を来
すことなく、ブラシ体の回転によりブレーキドラ
ム内への粉塵の侵入を排除し、ブレーキの制動作
用に与える弊害を除き、安全性を高める。また、
ブラシは比較的均等に摩耗し寿命を長くでき、水
等は回転時の遠心力で外方へ飛び散るため、粉塵
を溜まりにくくすることができる優れた効果を奏
する。
ーキドラムとの間の隙間を回転側であるブレーキ
ドラムより突設するブラシ体によつて閉塞するこ
とによりブレーキドラムの回転には何等支障を来
すことなく、ブラシ体の回転によりブレーキドラ
ム内への粉塵の侵入を排除し、ブレーキの制動作
用に与える弊害を除き、安全性を高める。また、
ブラシは比較的均等に摩耗し寿命を長くでき、水
等は回転時の遠心力で外方へ飛び散るため、粉塵
を溜まりにくくすることができる優れた効果を奏
する。
第１図は本考案の実施例を示す断面正面図、第
２図は本考案の要部拡大断面図、第３図は従来装
置を示す部分断面図である。 １……アクスルハウジング、２……シヤフト、
４……ブレーキドラム、５……バツクプレート、
８……環状溝、９……ブラシ体、１０……ブラシ
部、Ｓ……隙間。
２図は本考案の要部拡大断面図、第３図は従来装
置を示す部分断面図である。 １……アクスルハウジング、２……シヤフト、
４……ブレーキドラム、５……バツクプレート、
８……環状溝、９……ブラシ体、１０……ブラシ
部、Ｓ……隙間。
Claims (1)
- 車輪側に、同車輪と一体回転可能に設けたブレ
ーキドラムと、該ブレーキドラムと対峙してアク
スルハウジング側に固着するバツクプレートと、
ブレーキドラムのフランジ部内壁面に対して摺接
可能な如くバツクプレートに装着するブレーキシ
ユーを有するドラム式ブレーキ機構において、ブ
レーキドラムのフランジ部にバツクプレート側に
向けて開口部分を有する環状溝を形成し、該溝へ
環状に形成されたブラシ体の基部を、そのブラシ
部先端がバツクプレートの内面に摺接してブレー
キドラムのフランジ部とバツクプレートの内面と
の間に存する隙間を閉塞すべくブレーキドラムと
ともに一体回転可能に嵌着したことを特徴とする
産業車両におけるドラム式ブレーキ機構の防塵装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2044983U JPS59125626U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 産業車両におけるドラム式ブレ−キ機構の防塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2044983U JPS59125626U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 産業車両におけるドラム式ブレ−キ機構の防塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59125626U JPS59125626U (ja) | 1984-08-24 |
| JPH0213780Y2 true JPH0213780Y2 (ja) | 1990-04-16 |
Family
ID=30151578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2044983U Granted JPS59125626U (ja) | 1983-02-15 | 1983-02-15 | 産業車両におけるドラム式ブレ−キ機構の防塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59125626U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5254699U (ja) * | 1975-10-17 | 1977-04-20 | ||
| JPS5425587U (ja) * | 1977-07-22 | 1979-02-20 |
-
1983
- 1983-02-15 JP JP2044983U patent/JPS59125626U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5254699U (ja) * | 1975-10-17 | 1977-04-20 | ||
| JPS5425587U (ja) * | 1977-07-22 | 1979-02-20 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59125626U (ja) | 1984-08-24 |
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