JPH07293603A - ドラムブレーキの防水装置 - Google Patents
ドラムブレーキの防水装置Info
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- JPH07293603A JPH07293603A JP8702594A JP8702594A JPH07293603A JP H07293603 A JPH07293603 A JP H07293603A JP 8702594 A JP8702594 A JP 8702594A JP 8702594 A JP8702594 A JP 8702594A JP H07293603 A JPH07293603 A JP H07293603A
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- JP
- Japan
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- drum
- inner peripheral
- peripheral surface
- brake
- outer peripheral
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D51/00—Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like
- F16D2051/001—Parts or details of drum brakes
- F16D2051/005—Protective covers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D51/00—Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドラムの開口側端部に環状溝を不要にし、構
造の単純化と、コスト逓減を図る。 【構成】 ドラム1の開口側端部に配設したバックプレ
ート2と、該バックプレートの外面に固着した環状のダ
ストカバー4とを備え、前記バックプレートには外周面
がドラム1の内周面に対向する内周側筒部3を設け、ダ
ストカバー4には板面がドラム1の端面に対向する輪状
板部5と内周面が該ドラム1の外周面に対向する外周側
筒部6とを設け、内周側筒部3と輪状板部5及び外周側
筒部6とで環状溝7を形成し、該環状溝7にドラム1の
開口側端部を挿入してラビリンスを形成し、内周側筒部
3の外周面には外向きに突出しドラム1の内周面に対向
する突起10を設けた。
造の単純化と、コスト逓減を図る。 【構成】 ドラム1の開口側端部に配設したバックプレ
ート2と、該バックプレートの外面に固着した環状のダ
ストカバー4とを備え、前記バックプレートには外周面
がドラム1の内周面に対向する内周側筒部3を設け、ダ
ストカバー4には板面がドラム1の端面に対向する輪状
板部5と内周面が該ドラム1の外周面に対向する外周側
筒部6とを設け、内周側筒部3と輪状板部5及び外周側
筒部6とで環状溝7を形成し、該環状溝7にドラム1の
開口側端部を挿入してラビリンスを形成し、内周側筒部
3の外周面には外向きに突出しドラム1の内周面に対向
する突起10を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に広く
使用されているドラムブレーキの内部に泥水や砂等が侵
入するのを防ぐための防水装置の改良に関するものであ
る。
使用されているドラムブレーキの内部に泥水や砂等が侵
入するのを防ぐための防水装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ドラムブレーキは、図3及び図4に示す
ように、車軸30にベアリング31を介して支持される
ブレーキ用のドラム32と、同心配置したホイール33
とを複数のボルト34によって結合してあり、これらが
一体となって回転し、リム35に固着されたブレーキラ
イニング36をドラム32の内周面に押付け摺接させて
制動作用をなすものである。
ように、車軸30にベアリング31を介して支持される
ブレーキ用のドラム32と、同心配置したホイール33
とを複数のボルト34によって結合してあり、これらが
一体となって回転し、リム35に固着されたブレーキラ
イニング36をドラム32の内周面に押付け摺接させて
制動作用をなすものである。
【0003】このようなドラムブレーキの従来の防水装
置は、図5に示すように、ドラム32の開口側端部に環
状溝37を設け、該ドラム32の開口側端部を覆うバッ
クプレート38の外周寄り部分を曲げてコ字形溝39を
形成し、該コ字形溝39を構成する筒状の挿入片40を
環状溝37に挿入してここにラビリンス41を形成する
とともに、ドラム32よりも外径が大きいダストカバー
42をバックプレート38の外面に固着し、ラビリンス
41とダストカバー42とによって、ドラム32の内部
に泥水や砂等のダストが侵入するのを防止するものであ
った。
置は、図5に示すように、ドラム32の開口側端部に環
状溝37を設け、該ドラム32の開口側端部を覆うバッ
クプレート38の外周寄り部分を曲げてコ字形溝39を
形成し、該コ字形溝39を構成する筒状の挿入片40を
環状溝37に挿入してここにラビリンス41を形成する
とともに、ドラム32よりも外径が大きいダストカバー
42をバックプレート38の外面に固着し、ラビリンス
41とダストカバー42とによって、ドラム32の内部
に泥水や砂等のダストが侵入するのを防止するものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のドラムブレ
ーキの防水装置は、バックプレート38のコ字形溝39
を構成する挿入片40を環状溝37に挿入してここにラ
ビリンス41を形成するので、ドラム32の開口側端部
に環状溝37を切削加工する必要があり、構造が複雑な
ため、コスト高になるという欠点があった。
ーキの防水装置は、バックプレート38のコ字形溝39
を構成する挿入片40を環状溝37に挿入してここにラ
ビリンス41を形成するので、ドラム32の開口側端部
に環状溝37を切削加工する必要があり、構造が複雑な
ため、コスト高になるという欠点があった。
【0005】本発明は、このような従来の欠点に鑑みな
されたものであって、ドラムの開口側端部に環状溝を切
削加工する必要がなく、構造が単純で、コスト逓減を図
ることができるドラムブレーキの防水装置を提供するこ
とを目的とする。
されたものであって、ドラムの開口側端部に環状溝を切
削加工する必要がなく、構造が単純で、コスト逓減を図
ることができるドラムブレーキの防水装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、ブレーキシューに備え
たブレーキライニングの外面をブレーキ用のドラムの内
周面に摺接させ制動するドラムブレーキの防水装置にお
いて、前記ドラムの開口側端部に配設したバックプレー
トと、該バックプレートの外面に固着した環状のダスト
カバーとを備え、前記バックプレートには外周面が前記
ドラムの内周面に対向する内周側筒部を設け、前記ダス
トカバーには板面が前記ドラムの端面に対向する輪状板
部と内周面が前記ドラムの外周面に対向する外周側筒部
とを設け、前記内周側筒部と輪状板部及び外周側筒部と
で環状溝を形成し、該環状溝に前記ドラムの開口側端部
を挿入してラビリンスを形成したことを特徴とする。請
求項2に記載の本発明の要旨は、前記バックプレートの
内周側筒部の外周面には外向きに突出し前記ドラムの内
周面に対向する突起を設け、前記ブレーキシューの外周
面で押圧されて前記内周側筒部が弾性変形したときに、
前記突起が前記ドラムの内周面に接触して前記ブレーキ
ライニングの磨耗警報音を発生させることを特徴とする
ドラムブレーキの防水装置にある。
に、請求項1に記載の本発明は、ブレーキシューに備え
たブレーキライニングの外面をブレーキ用のドラムの内
周面に摺接させ制動するドラムブレーキの防水装置にお
いて、前記ドラムの開口側端部に配設したバックプレー
トと、該バックプレートの外面に固着した環状のダスト
カバーとを備え、前記バックプレートには外周面が前記
ドラムの内周面に対向する内周側筒部を設け、前記ダス
トカバーには板面が前記ドラムの端面に対向する輪状板
部と内周面が前記ドラムの外周面に対向する外周側筒部
とを設け、前記内周側筒部と輪状板部及び外周側筒部と
で環状溝を形成し、該環状溝に前記ドラムの開口側端部
を挿入してラビリンスを形成したことを特徴とする。請
求項2に記載の本発明の要旨は、前記バックプレートの
内周側筒部の外周面には外向きに突出し前記ドラムの内
周面に対向する突起を設け、前記ブレーキシューの外周
面で押圧されて前記内周側筒部が弾性変形したときに、
前記突起が前記ドラムの内周面に接触して前記ブレーキ
ライニングの磨耗警報音を発生させることを特徴とする
ドラムブレーキの防水装置にある。
【0007】
【作用】請求項1に記載の本発明は、バックプレートに
備えられ外周面が該ドラムの内周面に対向する内周側筒
部と、ダストカバーに備えられドラムの端面に対向する
輪状板部及び内周面がドラムの外周面に対向する外周側
筒部とによって、環状溝を形成し、該環状溝にドラムの
開口側端部を挿入してラビリンスを形成したことによ
り、ドラムの開口側端部の環状溝を不要とし、構造を単
純化し、コスト逓減を可能にする。また、請求項2に記
載の本発明は、ブレーキライニングが磨耗した状態にて
ブレーキを作動させたときに、バックプレートの内周側
筒部がブレーキシューの外周面で押圧されて弾性変形
し、該内周側筒部の外周面に外向きに突出しドラムの内
周面に対向する突起がドラムの内周面に接触してブレー
キライニングの磨耗警報音を発生させるので、ブレーキ
ライニングの磨耗を該磨耗警報音によって確実に知らせ
る。
備えられ外周面が該ドラムの内周面に対向する内周側筒
部と、ダストカバーに備えられドラムの端面に対向する
輪状板部及び内周面がドラムの外周面に対向する外周側
筒部とによって、環状溝を形成し、該環状溝にドラムの
開口側端部を挿入してラビリンスを形成したことによ
り、ドラムの開口側端部の環状溝を不要とし、構造を単
純化し、コスト逓減を可能にする。また、請求項2に記
載の本発明は、ブレーキライニングが磨耗した状態にて
ブレーキを作動させたときに、バックプレートの内周側
筒部がブレーキシューの外周面で押圧されて弾性変形
し、該内周側筒部の外周面に外向きに突出しドラムの内
周面に対向する突起がドラムの内周面に接触してブレー
キライニングの磨耗警報音を発生させるので、ブレーキ
ライニングの磨耗を該磨耗警報音によって確実に知らせ
る。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1に示すように、本実施例に係る
ドラムブレーキの防水装置は、ドラム1の開口側端部に
配置したバックプレート2を備え、該バックプレート2
に内周側筒部3を設け、内周側筒部3の外周面を当該ド
ラム1の内周面に対向させてある。
ら詳細に説明する。図1に示すように、本実施例に係る
ドラムブレーキの防水装置は、ドラム1の開口側端部に
配置したバックプレート2を備え、該バックプレート2
に内周側筒部3を設け、内周側筒部3の外周面を当該ド
ラム1の内周面に対向させてある。
【0009】また、ドラムブレーキの防水装置は、バッ
クプレート2の外面に固着した環状のダストカバー4を
備え、該ダストカバー4に輪状板部5及び外周側筒部6
を設けてある。そして、この防水装置は、内周側筒部3
と輪状板部5及び外周側筒部6とで環状溝7を形成し、
該環状溝7にドラム1の開口側端部を挿入してラビリン
スを形成している。
クプレート2の外面に固着した環状のダストカバー4を
備え、該ダストカバー4に輪状板部5及び外周側筒部6
を設けてある。そして、この防水装置は、内周側筒部3
と輪状板部5及び外周側筒部6とで環状溝7を形成し、
該環状溝7にドラム1の開口側端部を挿入してラビリン
スを形成している。
【0010】ドラム1は、図3に示すのと同様に、ホイ
ール内に同心配置し複数のボルトをもって該ホイールに
結合してあり、車軸の端部にベアリングを介して装着
し、該ホイールとともに回転する。そして、ドラム1
は、開口側端部に溝がなくこの部分が単純な形状をなし
ている以外は従来と同じなので重複説明を省略する。
ール内に同心配置し複数のボルトをもって該ホイールに
結合してあり、車軸の端部にベアリングを介して装着
し、該ホイールとともに回転する。そして、ドラム1
は、開口側端部に溝がなくこの部分が単純な形状をなし
ている以外は従来と同じなので重複説明を省略する。
【0011】バックプレート2は、ドラム1の開口側端
部に配置して図示しない非回転部材に取付けてあり、外
周縁をドラム1側へほぼ直角に曲げて内周側筒部3を形
成し、内周側筒部3の外周面がドラム1の内周面に対向
している。
部に配置して図示しない非回転部材に取付けてあり、外
周縁をドラム1側へほぼ直角に曲げて内周側筒部3を形
成し、内周側筒部3の外周面がドラム1の内周面に対向
している。
【0012】また、バックプレート2は、内周側筒部3
の外周面に外向きに突出し当該ドラム1の内周面に対向
する半球状の外側突起10と、その裏側の対応する位置
で内向きに突出する半球状の内側突起11とを設け、ブ
レーキシュー13のリム14の外面で内側突起11が押
圧されて内周側筒部3が弾性変形したときに、外側突起
10がドラム1の内周面に接触してブレーキライニング
16の磨耗警報音を発生させる。
の外周面に外向きに突出し当該ドラム1の内周面に対向
する半球状の外側突起10と、その裏側の対応する位置
で内向きに突出する半球状の内側突起11とを設け、ブ
レーキシュー13のリム14の外面で内側突起11が押
圧されて内周側筒部3が弾性変形したときに、外側突起
10がドラム1の内周面に接触してブレーキライニング
16の磨耗警報音を発生させる。
【0013】ダストカバー4は、バックプレート2の外
面に固着された固着部4aと、該固着部4aに続きこれ
より外径が大きい輪状板部5及びドラム1側へ曲げて形
成した外周側筒部6と、該外周側筒部6に先広がりに続
く環状の張出し筒部4bとを一体に備え、輪状板部5の
内面がドラム1の端面に対向し、外周側筒部6の内周面
がドラム1の外周面に対向しており、該輪状板部5及び
外周側筒部6によってドラム1の端部外面を覆うととも
に、張出し筒部4bによってドラム1の端部の外方を覆
っている。
面に固着された固着部4aと、該固着部4aに続きこれ
より外径が大きい輪状板部5及びドラム1側へ曲げて形
成した外周側筒部6と、該外周側筒部6に先広がりに続
く環状の張出し筒部4bとを一体に備え、輪状板部5の
内面がドラム1の端面に対向し、外周側筒部6の内周面
がドラム1の外周面に対向しており、該輪状板部5及び
外周側筒部6によってドラム1の端部外面を覆うととも
に、張出し筒部4bによってドラム1の端部の外方を覆
っている。
【0014】環状溝7は、バックプレート2の内周側筒
部3とダストカバー4の輪状板部5及び外周側筒部6と
で構成され、ドラム1の開口側端部が挿入されて、ラビ
リンスを形成している。
部3とダストカバー4の輪状板部5及び外周側筒部6と
で構成され、ドラム1の開口側端部が挿入されて、ラビ
リンスを形成している。
【0015】ブレーキシュー13は、リム14と、該リ
ム14の内面に垂直に固着したウエブ15とを有し、リ
ム14の外面に該リム14よりも幅が狭いブレーキライ
ニング16を貼着してあり、リム14の幅方向の両縁を
ホイールの中心方向へ山形に曲げて縁屈曲部14aを形
成し、該縁屈曲部14aを両突起10,11に対し周方
向に食い違う位置にし、ブレーキライニング16をドラ
ム1の内周面に沿わせ円弧状に配置してある。
ム14の内面に垂直に固着したウエブ15とを有し、リ
ム14の外面に該リム14よりも幅が狭いブレーキライ
ニング16を貼着してあり、リム14の幅方向の両縁を
ホイールの中心方向へ山形に曲げて縁屈曲部14aを形
成し、該縁屈曲部14aを両突起10,11に対し周方
向に食い違う位置にし、ブレーキライニング16をドラ
ム1の内周面に沿わせ円弧状に配置してある。
【0016】そして、ブレーキシュー13は、作動時
に、ドラム1の内周面にブレーキライニング16が摺接
し、磨耗して厚さが所定値以下になると、ブレーキライ
ニング16よりも幅方向に張出したリム14の部分の外
周面がバックプレート2の内側突起11を押圧して内周
側筒部3を弾性変形させ、ドラム1の内周面に外側突起
10が当たるようになる。
に、ドラム1の内周面にブレーキライニング16が摺接
し、磨耗して厚さが所定値以下になると、ブレーキライ
ニング16よりも幅方向に張出したリム14の部分の外
周面がバックプレート2の内側突起11を押圧して内周
側筒部3を弾性変形させ、ドラム1の内周面に外側突起
10が当たるようになる。
【0017】上記実施例に係るドラムブレーキの防水装
置は、図1に示すように、ブレーキを作動させてない
時、環状溝7の幅方向のほぼ中央にドラム1の開口側端
部を挿入した状態になっていて、ここにラビリンスが形
成され、外部からの水の侵入が阻止される。
置は、図1に示すように、ブレーキを作動させてない
時、環状溝7の幅方向のほぼ中央にドラム1の開口側端
部を挿入した状態になっていて、ここにラビリンスが形
成され、外部からの水の侵入が阻止される。
【0018】そして、図1に示すように、ブレーキライ
ニング16が磨耗していないときにブレーキを作動させ
ると、ブレーキライニング16の外面がドラム1の内周
面に押付けられ摺接した状態で、リム14の外面と内側
突起11とに隙間があり、外側突起10がドラム1の内
周面に接触しない。
ニング16が磨耗していないときにブレーキを作動させ
ると、ブレーキライニング16の外面がドラム1の内周
面に押付けられ摺接した状態で、リム14の外面と内側
突起11とに隙間があり、外側突起10がドラム1の内
周面に接触しない。
【0019】しかし、ブレーキライニング16が所定厚
さ以下まで磨耗した状態にてブレーキを作動させると、
図2に示すように、ブレーキライニング16の外面がド
ラム1の内周面に摺接すると同時にリム14が内側突起
11を押圧して内周側筒部3を弾性変形させ、外側突起
10がドラム1の内周面に接触し、磨耗警報音を発生さ
せるので、これにより、ブレーキライニング16の磨耗
を外部から知ることができる。
さ以下まで磨耗した状態にてブレーキを作動させると、
図2に示すように、ブレーキライニング16の外面がド
ラム1の内周面に摺接すると同時にリム14が内側突起
11を押圧して内周側筒部3を弾性変形させ、外側突起
10がドラム1の内周面に接触し、磨耗警報音を発生さ
せるので、これにより、ブレーキライニング16の磨耗
を外部から知ることができる。
【0020】上記実施例によれば、内周側筒部3の内周
面に内側突起11を設け、この内側突起11に対し縁屈
曲部14aを避けてブレーキシュー13を配置してある
ので、ブレーキライニング16が磨耗したとき、該リム
14が該内側突起11を確実に押圧し、外側突起10が
ドラム1の内周面に当たって警報音を確実に発するとい
う利点がある。
面に内側突起11を設け、この内側突起11に対し縁屈
曲部14aを避けてブレーキシュー13を配置してある
ので、ブレーキライニング16が磨耗したとき、該リム
14が該内側突起11を確実に押圧し、外側突起10が
ドラム1の内周面に当たって警報音を確実に発するとい
う利点がある。
【0021】なお、本発明は、上記実施例によって限定
されるものではなく、その要旨から逸脱しない範囲で種
々の変形が可能である。例えば、内周側筒部の内側突起
に代えてリムの外周面に突起を設けてもよい。
されるものではなく、その要旨から逸脱しない範囲で種
々の変形が可能である。例えば、内周側筒部の内側突起
に代えてリムの外周面に突起を設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、バックプレ
ートに設けられ外周面がドラムの内周面に対向する内周
側筒部と、ダストカバーに設けられ板面がドラムの端面
に対向する輪状板部と内周面がドラムの外周面に対向す
る外周側筒部とによって、環状溝を形成し、該環状溝に
ドラムの開口側端部を挿入してラビリンスを形成したこ
とにより、ドラムの開口側端部に環状溝を切削加工する
必要がなく、構造が単純で小形化が可能になり、したが
って、コスト逓減を図ることができるという効果を奏す
る。また、請求項材2に記載の本発明では、バックプレ
ートの内周側筒部の外周面に外向きに突出しドラムの内
周面に対向する突起を設け、ブレーキシューの外周面で
押圧されて内周側筒部が弾性変形したときに、該突起が
ドラムの内周面に接触してブレーキライニングの磨耗警
報音を発生させることにより、ブレーキライニングの磨
耗を外部から検知する磨耗センサーとしての効果を奏す
る。
ートに設けられ外周面がドラムの内周面に対向する内周
側筒部と、ダストカバーに設けられ板面がドラムの端面
に対向する輪状板部と内周面がドラムの外周面に対向す
る外周側筒部とによって、環状溝を形成し、該環状溝に
ドラムの開口側端部を挿入してラビリンスを形成したこ
とにより、ドラムの開口側端部に環状溝を切削加工する
必要がなく、構造が単純で小形化が可能になり、したが
って、コスト逓減を図ることができるという効果を奏す
る。また、請求項材2に記載の本発明では、バックプレ
ートの内周側筒部の外周面に外向きに突出しドラムの内
周面に対向する突起を設け、ブレーキシューの外周面で
押圧されて内周側筒部が弾性変形したときに、該突起が
ドラムの内周面に接触してブレーキライニングの磨耗警
報音を発生させることにより、ブレーキライニングの磨
耗を外部から検知する磨耗センサーとしての効果を奏す
る。
【図1】本発明の実施例に係るドラムブレーキの防水装
置を示し、図5に対応する部分断面図である。
置を示し、図5に対応する部分断面図である。
【図2】図1のブレーキライニングが磨耗したときにブ
レーキを作動させた状態を示す部分断面図である。
レーキを作動させた状態を示す部分断面図である。
【図3】従来のドラムブレーキをホイール内に取付けた
状態を示す中央断面図である。
状態を示す中央断面図である。
【図4】従来のドラムブレーキをホイールに結合する前
の状態を示す側面図である。
の状態を示す側面図である。
【図5】図4のA−A線に沿う部分拡大断面図である。
1 ドラム 2 バックプレート 3 内周側筒部 4 ダストカバー 5 輪状板部 6 外周側筒部 7 環状溝 10 外側突起 11 内側突起 13 ブレーキシュー 14 リム 16 ブレーキライニング
Claims (2)
- 【請求項1】 ブレーキシューに備えたブレーキライニ
ングの外面をブレーキ用のドラムの内周面に摺接させ制
動するドラムブレーキの防水装置において、前記ドラム
の開口側端部に配設したバックプレートと、該バックプ
レートの外面に固着した環状のダストカバーとを備え、
前記バックプレートには外周面が前記ドラムの内周面に
対向する内周側筒部を設け、前記ダストカバーには板面
が前記ドラムの端面に対向する輪状板部と内周面が前記
ドラムの外周面に対向する外周側筒部とを設け、前記内
周側筒部と輪状板部及び外周側筒部とで環状溝を形成
し、該環状溝に前記ドラムの開口側端部を挿入してラビ
リンスを形成したことを特徴とするドラムブレーキの防
水装置。 - 【請求項2】 前記バックプレートの内周側筒部の外周
面には外向きに突出し前記ドラムの内周面に対向する突
起を設け、前記ブレーキシューの外周面で押圧されて前
記内周側筒部が弾性変形したときに、前記突起が前記ド
ラムの内周面に接触して前記ブレーキライニングの磨耗
警報音を発生させることを特徴とする請求項1に記載の
ドラムブレーキの防水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8702594A JPH07293603A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ドラムブレーキの防水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8702594A JPH07293603A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ドラムブレーキの防水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293603A true JPH07293603A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13903424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8702594A Pending JPH07293603A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ドラムブレーキの防水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07293603A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-04-26 JP JP8702594A patent/JPH07293603A/ja active Pending
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