JPH062770A - 自動二輪車のホイールハブシール装置 - Google Patents
自動二輪車のホイールハブシール装置Info
- Publication number
- JPH062770A JPH062770A JP4180512A JP18051292A JPH062770A JP H062770 A JPH062770 A JP H062770A JP 4180512 A JP4180512 A JP 4180512A JP 18051292 A JP18051292 A JP 18051292A JP H062770 A JPH062770 A JP H062770A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel hub
- tongue
- seal ring
- shaft hole
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フリクションが少く、外圧が加わった場合に
シール機能が高くなり、ラビリンス型で侵入した埃が外
に排出され易い自動二輪車のホイールハブシール装置を
得ること。 【構成】 ホイールハブ1の軸孔2にベアリング3を介
して挿通する車軸4の両端部に挿入するスペーサー筒6
の外周にシールリング7の内周を取付け、シールリング
7の外周に内側壁10を外側に傾斜させた複数の弾性体
の舌条9を設け、複数の舌条9部分の厚さを外側になる
に従って薄くなるように斜面11に形成し、舌条9の先
端をホイールハブ1の軸孔2の端部内周に対峙させたこ
と。
シール機能が高くなり、ラビリンス型で侵入した埃が外
に排出され易い自動二輪車のホイールハブシール装置を
得ること。 【構成】 ホイールハブ1の軸孔2にベアリング3を介
して挿通する車軸4の両端部に挿入するスペーサー筒6
の外周にシールリング7の内周を取付け、シールリング
7の外周に内側壁10を外側に傾斜させた複数の弾性体
の舌条9を設け、複数の舌条9部分の厚さを外側になる
に従って薄くなるように斜面11に形成し、舌条9の先
端をホイールハブ1の軸孔2の端部内周に対峙させたこ
と。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動二輪車のホイー
ルハブシール装置に関する。
ルハブシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車輪の中央に位置するホイ
ールハブは、図3に示すように、ホイールハブAの軸孔
Bに、ベアリングCを介して車軸Dを挿通して回転自在
に支持させ、車軸Dの両端をホークEに取付け、ホーク
EとベアリングCの間に、車軸Dにスペーサー筒Fを挿
入して所定間隔に保ち、軸孔Bの端部にシールリングG
を圧入して、シールリングGの内周の舌条Hをスペーサ
筒Fの外周に弾接させてシールするようにしている。
ールハブは、図3に示すように、ホイールハブAの軸孔
Bに、ベアリングCを介して車軸Dを挿通して回転自在
に支持させ、車軸Dの両端をホークEに取付け、ホーク
EとベアリングCの間に、車軸Dにスペーサー筒Fを挿
入して所定間隔に保ち、軸孔Bの端部にシールリングG
を圧入して、シールリングGの内周の舌条Hをスペーサ
筒Fの外周に弾接させてシールするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シールリングGの舌条
Hがスペーサー筒Fに弾接しているので、ホイールハブ
Aの回転によってフリクションが発生する。又、シール
リングGは、ホイールハブAと共に回転するので、回転
の上昇と共に遠心力が大きくなって、舌条Hとスペーサ
ー筒Fの間に隙間ができるようになって、埃が入り易
い。そして、一度侵入した埃が外に出ない不具合があ
る。
Hがスペーサー筒Fに弾接しているので、ホイールハブ
Aの回転によってフリクションが発生する。又、シール
リングGは、ホイールハブAと共に回転するので、回転
の上昇と共に遠心力が大きくなって、舌条Hとスペーサ
ー筒Fの間に隙間ができるようになって、埃が入り易
い。そして、一度侵入した埃が外に出ない不具合があ
る。
【0004】かかる点に鑑み、この発明は、フリクショ
ンが少く、外圧が加わった場合にシール機能が高くな
り、ラビリンス型で侵入した埃が外に排出され易い自動
二輪車のホイールハブシール装置を得ることを目的とす
る。
ンが少く、外圧が加わった場合にシール機能が高くな
り、ラビリンス型で侵入した埃が外に排出され易い自動
二輪車のホイールハブシール装置を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の自動二輪車のホイールハブシール装置
は、ホイールハブの軸孔にベアリングを介して挿通する
車軸の両端部に挿入するスペーサー筒の外周にシールリ
ングの内周を取付け、シールリングの外周に内側壁を外
側に傾斜させた複数の弾性体の舌条を設け、複数の舌条
部分の厚さを外側になるに従って薄くなるように斜面に
形成し、舌条の先端をホイールハブの軸孔の端部内周に
対峙させたことにある。
に、この発明の自動二輪車のホイールハブシール装置
は、ホイールハブの軸孔にベアリングを介して挿通する
車軸の両端部に挿入するスペーサー筒の外周にシールリ
ングの内周を取付け、シールリングの外周に内側壁を外
側に傾斜させた複数の弾性体の舌条を設け、複数の舌条
部分の厚さを外側になるに従って薄くなるように斜面に
形成し、舌条の先端をホイールハブの軸孔の端部内周に
対峙させたことにある。
【0006】
【作用】シールリングは、スペーサー筒に固定され、ホ
イールハブと共に自動二輪車の走行によって回転する。
シールリングの舌条は複数設けられていてラビリンス型
にしてあるので、舌条の先端とホイールハブの軸孔内周
との隙間は零近辺でよく舌条を軸孔内周に強く弾接させ
なくてもよいので、フリクションを少くできる。又、舌
条は、内側壁を外側に傾斜させてあるので、内側に埃が
入った場合に、軸孔の回転による遠心力で、埃が外側に
排出される。そして、舌条部分の厚さを外側が薄く斜面
に形成してあるので、洗車時などに外圧が加わった場合
は斜面に加わる圧力で、舌条が軸孔に押付けられるよう
に働いて、シール機能が向上し、埃が侵入し難くなる。
イールハブと共に自動二輪車の走行によって回転する。
シールリングの舌条は複数設けられていてラビリンス型
にしてあるので、舌条の先端とホイールハブの軸孔内周
との隙間は零近辺でよく舌条を軸孔内周に強く弾接させ
なくてもよいので、フリクションを少くできる。又、舌
条は、内側壁を外側に傾斜させてあるので、内側に埃が
入った場合に、軸孔の回転による遠心力で、埃が外側に
排出される。そして、舌条部分の厚さを外側が薄く斜面
に形成してあるので、洗車時などに外圧が加わった場合
は斜面に加わる圧力で、舌条が軸孔に押付けられるよう
に働いて、シール機能が向上し、埃が侵入し難くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2によっ
て説明する。ホイールハブ1は、円形をしていて、外側
にスポークを介して車輪を取付ける。ホイールハブ1
は、軸孔2をベアリング3を介して車軸4に取付け、車
軸4で回転自在に保持する。車軸4の両端は、左右のホ
ーク5に挿入して締着する。そして、車軸4の両端部に
はスペーサー筒6を挿入して、車軸4の両端をホーク5
に強く締着しても、所定の間隔を保つことができるよう
にしてある。
て説明する。ホイールハブ1は、円形をしていて、外側
にスポークを介して車輪を取付ける。ホイールハブ1
は、軸孔2をベアリング3を介して車軸4に取付け、車
軸4で回転自在に保持する。車軸4の両端は、左右のホ
ーク5に挿入して締着する。そして、車軸4の両端部に
はスペーサー筒6を挿入して、車軸4の両端をホーク5
に強く締着しても、所定の間隔を保つことができるよう
にしてある。
【0008】シールリング7は、内周側に断面L字状の
芯金8が焼付けてあって、スペーサー筒6の外周に圧入
などによって取付ける。シールリング7の外周には、複
数の舌条9を弾性体で形成し、舌条9の内側壁10を外
側に傾斜させて舌条9の先端を細くしてある。又、複数
の舌条9を設けた舌条9部分の内周側は、外側が薄くな
るように外拡がりの傾斜11に形成してある。そして、
舌条9の先端を、ホイールハブ1の軸孔2の端部内周に
対峙させる。
芯金8が焼付けてあって、スペーサー筒6の外周に圧入
などによって取付ける。シールリング7の外周には、複
数の舌条9を弾性体で形成し、舌条9の内側壁10を外
側に傾斜させて舌条9の先端を細くしてある。又、複数
の舌条9を設けた舌条9部分の内周側は、外側が薄くな
るように外拡がりの傾斜11に形成してある。そして、
舌条9の先端を、ホイールハブ1の軸孔2の端部内周に
対峙させる。
【0009】シールリング7は、スペーサー筒6に固定
され、ホイールハブ1と共に回転することがないので、
舌条9と軸孔2の関係を一定に保つことができるので、
舌条9の先端が軽く軸孔2の内周に接触する程度で、隙
間零近辺の関係にできて、フリクションを少くできる。
又、舌条9は複数設けてあってラビリンス型にしてある
ので、舌条9を軸2に弾接させる必要がなく、内側に侵
入した埃は、軸孔2の回転によって、傾斜させた舌条9
の内側壁10に沿って外側に排出される。そして、舌条
9部分の内周面を外側を薄く傾斜11に形成してあるの
で、水洗などの圧力が外側から加わった場合には、斜面
11に加わる圧力の分力で、舌条9を軸孔2に押当てる
ように拡がる力が加わって埃の侵入を防ぎ、シール性を
向上させる。
され、ホイールハブ1と共に回転することがないので、
舌条9と軸孔2の関係を一定に保つことができるので、
舌条9の先端が軽く軸孔2の内周に接触する程度で、隙
間零近辺の関係にできて、フリクションを少くできる。
又、舌条9は複数設けてあってラビリンス型にしてある
ので、舌条9を軸2に弾接させる必要がなく、内側に侵
入した埃は、軸孔2の回転によって、傾斜させた舌条9
の内側壁10に沿って外側に排出される。そして、舌条
9部分の内周面を外側を薄く傾斜11に形成してあるの
で、水洗などの圧力が外側から加わった場合には、斜面
11に加わる圧力の分力で、舌条9を軸孔2に押当てる
ように拡がる力が加わって埃の侵入を防ぎ、シール性を
向上させる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、シールリング7を回転しないスペ
ーサー筒6に固定してあるので、車軸4をホイールハブ
1の軸孔2に挿入するとき、芯違いになろうとするとシ
ールリング7の舌条9部分のフリクションが発生して入
れ易くなる。又、舌条9は複数設けてあってラビリンス
型にしてあるので、軸孔2に強く弾接させなくてもよ
く、フリクションを少くできる。そして、シールリング
7は回転しないので、軸孔2との間の隙間が回転で大き
くなるようなことがなく、埃の侵入を防げる。又、水洗
などで、舌条9の内周部分に外圧が加わった場合には、
斜面11に加わる圧力の分力で、舌条9を軸孔2に押当
てるように働き、埃などの侵入を防ぐことができる。そ
して、舌条9がラビリンス型に複数形成してあるので、
軸孔2の回転で、内側に入った埃を排出するようにでき
る。シールリング7は、舌条9を強く軸孔2に弾接させ
なくてもよいので、バックアップスプリングを用いる必
要がなく、安価にできる。スペーサー筒6は、シールリ
ング7を固定し、舌条が摺擦することがないので、柔か
い材質のアルミ材などでよいようにできる。
ように構成したので、シールリング7を回転しないスペ
ーサー筒6に固定してあるので、車軸4をホイールハブ
1の軸孔2に挿入するとき、芯違いになろうとするとシ
ールリング7の舌条9部分のフリクションが発生して入
れ易くなる。又、舌条9は複数設けてあってラビリンス
型にしてあるので、軸孔2に強く弾接させなくてもよ
く、フリクションを少くできる。そして、シールリング
7は回転しないので、軸孔2との間の隙間が回転で大き
くなるようなことがなく、埃の侵入を防げる。又、水洗
などで、舌条9の内周部分に外圧が加わった場合には、
斜面11に加わる圧力の分力で、舌条9を軸孔2に押当
てるように働き、埃などの侵入を防ぐことができる。そ
して、舌条9がラビリンス型に複数形成してあるので、
軸孔2の回転で、内側に入った埃を排出するようにでき
る。シールリング7は、舌条9を強く軸孔2に弾接させ
なくてもよいので、バックアップスプリングを用いる必
要がなく、安価にできる。スペーサー筒6は、シールリ
ング7を固定し、舌条が摺擦することがないので、柔か
い材質のアルミ材などでよいようにできる。
【図1】本発明の実施例を示す図2のX矢示拡大縦断面
図である。
図である。
【図2】本発明の実施例を示すホイールハブ全体の縦断
面図である。
面図である。
【図3】従来例のホイールハブの軸孔のシール部分を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
1 ホイールハブ 2 軸孔 3 ベアリング 4 車軸 6 スペーサー筒 7 シールリング 9 舌条 10 内側壁 11 斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 ホイールハブの軸孔にベアリングを介し
て挿通する車軸の両端部に挿入するスペーサー筒の外周
にシールリングの内周を取付け、シールリングの外周に
内側壁を外側に傾斜させた複数の弾性体の舌条を設け、
複数の舌条部分の厚さを外側になるに従って薄くなるよ
うに斜面に形成し、舌条の先端をホイールハブの軸孔の
端部内周に対峙させたことを特徴とする自動二輪車のホ
イールハブシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180512A JPH062770A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 自動二輪車のホイールハブシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4180512A JPH062770A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 自動二輪車のホイールハブシール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062770A true JPH062770A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=16084551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4180512A Pending JPH062770A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 自動二輪車のホイールハブシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062770A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009257485A (ja) | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Nok Corp | 密封装置 |
US9248699B2 (en) | 2012-09-27 | 2016-02-02 | Aktiebolaget Skf | Sealing device, in particular for wheel hubs of motor bikes |
JP2016080095A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | Nok株式会社 | 密封装置 |
EP3284695B1 (en) | 2015-04-15 | 2021-02-17 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Chemical product packaging film |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP4180512A patent/JPH062770A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009257485A (ja) | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Nok Corp | 密封装置 |
US9248699B2 (en) | 2012-09-27 | 2016-02-02 | Aktiebolaget Skf | Sealing device, in particular for wheel hubs of motor bikes |
JP2016080095A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | Nok株式会社 | 密封装置 |
EP3284695B1 (en) | 2015-04-15 | 2021-02-17 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Chemical product packaging film |
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