JPH0626756Y2 - ドラムブレーキの防水装置 - Google Patents

ドラムブレーキの防水装置

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JPH0626756Y2
JPH0626756Y2 JP1987182691U JP18269187U JPH0626756Y2 JP H0626756 Y2 JPH0626756 Y2 JP H0626756Y2 JP 1987182691 U JP1987182691 U JP 1987182691U JP 18269187 U JP18269187 U JP 18269187U JP H0626756 Y2 JPH0626756 Y2 JP H0626756Y2
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JP
Japan
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brake drum
back plate
bent
brake
open end
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JP1987182691U
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JPH0185538U (ja
Inventor
規行 藤田
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、自動車の車輪などに用いるドラムブレーキ
の防水装置に関する。
〔考案の技術的背景と問題点〕
自動車などの車輪には、ドラムブレーキが装着されるこ
とがある。その場合、第3図に示すように、タイヤホイ
ールAと共に回転するブレーキドラムBの開放端と、車
体側に固定されるバックプレートCの間に、ラビリンス
部Dを形成し、泥水などの侵入を防ぐようにしている。
しかし、ラビリンス部Dの外側に泥が積り、何回となく
雨天を走行すると、この泥が泥水と共に、ラビリンス部
Dに入るようになって、ブレーキドラムBの内側に泥が
入ることになる不都合がある。ラビリンスの形成には、
実開昭59-34129号公報、実公昭61-39129号公報などで示
されたものがある。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる点に鑑み、ブレーキドラムとバック
プレートの間に形成するラビリンスの外側に、泥が積る
部分をなくし、泥水のブレーキドラム内への侵入を防止
できるドラムブレーキの防水装置を得ることを目的とす
る。
〔考案の構成〕
以下、本考案を図面に示す実施例によって説明する。
車軸1に回転自在に椀形のブレーキドラム2が締着さ
れ、このブレーキドラム2の外側に、外周にタイヤ3を
装着したタイヤホイール4を締着するようになってい
て、ブレーキドラム2は、タイヤホイールと共に回転す
る。一方、ブレーキドラム2の開放端は、車体側に固定
したバックプレート5で覆うようにしてあり、バックプ
レート5には、油圧で押拡げられるブレーキシューが取
付けられ、ブレーキシューをブレーキドラム2の内周に
押圧して摩擦でブレーキドラム2をブレーキするように
なっている。ブレーキドラム2には、開放端外周部にそ
の開放端側に開放する周溝6を形成し、その周溝6に、
上記車体側に固定されたバックプレート5の外周にその
全周にわたって湾曲形成された折曲げ縁7が挿入され一
つのラビリンスが形成されている。
又、バックプレート5の外周の車体側に溶着したダスト
プレート8には、ブレーキドラム2とタイヤホイール4
間の間隙内に挿入される円筒状の内側折曲げ部9を設け
るとともに、その内端から外側方(車体側)に向って拡
径する斜面部10が折曲形成されている。そして、上記
内側折曲げ部9をブレーキドラム2の開放端外周側に近
接させるとともに、上記斜面部10がタイヤホイール4
のテーパー部11に近接させられており、しかもブレー
キドラム2の外周面に形成された傾斜面2aとほぼ連続
するようにしてある。
しかして、泥水は、タイヤホイール4の内周と、ダスト
プレート8の斜面部10の間の隙間から、内側に流入す
る。その際斜面部10に沿って流れ、泥水はブレーキドラ
ム2の開放端と逆の方向に流れ、ラビリンス部分に流入
するのを少くする。又、斜面部10によって、泥水がスム
ースに流され、泥の積る部分がなくなり、泥の付着を少
くできる。そして、周溝6と内側折曲げ部9及び折曲げ
縁7でできたラビリンスで、ブレーキドラム2の内側に
泥水が入るのを防止でき、泥水の入り難いものにでき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、ブレーキドラムの開
放端外周部にその開放端側に開口する周溝を設け、車体
側に固定されたバックプレートの外周にその全周にわた
って湾曲形成された折曲げ縁を上記周溝内に挿入すると
ともに、上記バックプレートの外周一側部に連結された
ダストプレートに、ブレーキドラムとタイヤホイール間
の間隙内に挿入される円筒状の内側折曲げ部及びその内
端から外側方に向って拡径する斜面部を折曲形成し、そ
の斜面部を、タイヤホールのテーパー部に近接させブレ
ーキドラムの外周面に形成された傾斜面と連続するよう
にしたので、タイヤホイールとダストホイールの斜面部
との隙間から入る泥水がその斜面部及びブレーキドラム
外周の傾斜面に沿って、ブレーキドラムの開放端と逆方
向に流れ、泥の積る部分もなく、しかも、ダストプレー
トの内側折曲げ部、ブレーキドラムの周溝及びバックプ
レートの折曲げ縁によって形成されるラビリンスによっ
て、ブレーキドラム内への泥水等の浸入が防止される。
さらに、本考案においては、バックプレートの折曲げ縁
が湾曲によって形成されているので、ブレーキドラム開
放端との隙間も小さくでき、異物泥水の浸入を殆どなく
すことができる。また、ダストプレートとその斜面部及
び内側折曲げ部が一体的に形成されているため、ダスト
プレートの部品点数が少ないとともにダストプレート自
体の剛性を向上させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、第1図は
一部縦断面図、第2図は同要部拡大図、第3図は従来の
一例を示す縦断面図である。 2……ブレーキドラム、4……タイヤホイール、5……
バックプレート、6……周溝、7……折曲げ縁、8……
ダストプレート、9……内側折曲げ部、10……斜面
部、11……テーパー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキドラムの開放端外周部にその開放
    端側に開口する周溝を設け、車体側に固定されたバック
    プレートの外周にその全周にわたって湾曲形成された折
    曲げ縁を上記周溝内に挿入するとともに、上記バックプ
    レートの外周一側部に連結されたダストプレートに、ブ
    レキドラムとタイヤホイール間の間隙内に挿入される円
    筒状の内側折曲げ部及びその内端から外側方に向って拡
    径する斜面部を折曲形成し、その斜面部を、タイヤホー
    ルのテーパー部に近接させブレーキドラムの外周面に形
    成された傾斜面とほぼ連続するようにしたことを特徴と
    するドラムブレーキの防水装置。
JP1987182691U 1987-11-30 1987-11-30 ドラムブレーキの防水装置 Expired - Lifetime JPH0626756Y2 (ja)

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JPH0185538U JPH0185538U (ja) 1989-06-07
JPH0626756Y2 true JPH0626756Y2 (ja) 1994-07-20

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942512U (ja) * 1982-09-10 1984-03-19 パイオニア株式会社 記録情報再生装置における音声信号処理装置
JPS6123540U (ja) * 1984-07-18 1986-02-12 ダイハツ工業株式会社 ドラムブレ−キにおける防水構造

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JPH0185538U (ja) 1989-06-07

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