JPH0133862B2 - - Google Patents
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- JPH0133862B2 JPH0133862B2 JP58064772A JP6477283A JPH0133862B2 JP H0133862 B2 JPH0133862 B2 JP H0133862B2 JP 58064772 A JP58064772 A JP 58064772A JP 6477283 A JP6477283 A JP 6477283A JP H0133862 B2 JPH0133862 B2 JP H0133862B2
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- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 239000013643 reference control Substances 0.000 claims description 3
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
本発明は、データ転送制御装置に関する。
一般に、マイクロプロセツサやマイクロコンピ
ユータ(以下マイコンという)でダイナミツク表
示を行なう場合は、次に表示すべきデータを予め
表示バツフアに転送しておき、現在の表示データ
の表示期間の終了時に表示バツフアから表示レジ
スタに表示データを転送し、次の表示期間に移
る。そしてマイコンは、また次に表示すべき表示
データを表示データを記憶しているメモリから読
出して表示バツフアに転送し、表示を続ける。従
つてダイナミツク表示を続ける限り、マイコンは
常に次に表示するデータを表示バツフアに転送す
ることを続ける必要がある。また、表示する情報
を表示デバイスに対応した表示パターンに変換し
た表示データを作成しなければならず、マイコン
はこの変換の仕事とデータ転送とを併せて、行な
わなければならない。また、マイコンは他にも
種々の演算や制御を行なつている場合がほとんど
である。
ユータ(以下マイコンという)でダイナミツク表
示を行なう場合は、次に表示すべきデータを予め
表示バツフアに転送しておき、現在の表示データ
の表示期間の終了時に表示バツフアから表示レジ
スタに表示データを転送し、次の表示期間に移
る。そしてマイコンは、また次に表示すべき表示
データを表示データを記憶しているメモリから読
出して表示バツフアに転送し、表示を続ける。従
つてダイナミツク表示を続ける限り、マイコンは
常に次に表示するデータを表示バツフアに転送す
ることを続ける必要がある。また、表示する情報
を表示デバイスに対応した表示パターンに変換し
た表示データを作成しなければならず、マイコン
はこの変換の仕事とデータ転送とを併せて、行な
わなければならない。また、マイコンは他にも
種々の演算や制御を行なつている場合がほとんど
である。
近来、表示デバイスが大型化し、表示情報が多
くなる傾向にあり、表示情報が多くなるに従い、
1回の表示期間内に表示バツフアに転送する表示
データの量が多なり、マイコンが表示データ転送
に要する時間が多くなつてくる。その結果とし
て、表示データ転送以外のマイコンの仕事の割合
が少なくなるので、前記、従来の方法では、マイ
コンの表示データ転送以外の演算能力が落ちるた
め、大型の表示デバイス駆動には適さない欠点が
ある。また、表示データを記憶しているメモリと
表示バツフアを結ぶデータバスは、通常システム
データバスが使われる。データ転送を行なう命令
の実行は、データ転送以外に命令の取込み、解釈
等によつて構成され、実際のデータ転送動作より
長い時間が必要になり、その間システムデータバ
スが占有されてしまい、システムデータバスの使
用効率が低下する欠点もある。
くなる傾向にあり、表示情報が多くなるに従い、
1回の表示期間内に表示バツフアに転送する表示
データの量が多なり、マイコンが表示データ転送
に要する時間が多くなつてくる。その結果とし
て、表示データ転送以外のマイコンの仕事の割合
が少なくなるので、前記、従来の方法では、マイ
コンの表示データ転送以外の演算能力が落ちるた
め、大型の表示デバイス駆動には適さない欠点が
ある。また、表示データを記憶しているメモリと
表示バツフアを結ぶデータバスは、通常システム
データバスが使われる。データ転送を行なう命令
の実行は、データ転送以外に命令の取込み、解釈
等によつて構成され、実際のデータ転送動作より
長い時間が必要になり、その間システムデータバ
スが占有されてしまい、システムデータバスの使
用効率が低下する欠点もある。
本発明の目的は、上記欠点を除去し、連続して
データ転送を行う場合にシステムバスを共用する
転送系のシステムバスのアクセスに影響を与え
ず、システムデータバスの使用効率を向上させ、
転送速度を高め、転送データ量が増加したとして
も1回のデータ転送時間を最適化することにより
対処していくことが可能なデータ転送制御装置を
提供することにある。
データ転送を行う場合にシステムバスを共用する
転送系のシステムバスのアクセスに影響を与え
ず、システムデータバスの使用効率を向上させ、
転送速度を高め、転送データ量が増加したとして
も1回のデータ転送時間を最適化することにより
対処していくことが可能なデータ転送制御装置を
提供することにある。
本発明によるデータ転送制御装置は、所定のマ
シンサイクルを規定するタイミング発生器と、デ
ータ転送開始命令により付勢される第1の記憶装
置と、転送データを記憶しているメモリの番地を
指定する転送ポインタと、データ転送の回数を計
数するカウンタと、前記転送ポインタおよび前記
カウンタの内容を1回のデータ転送ごとに更新す
る更新手段と、前記第1の記憶装置が付勢されて
いる間前記マシンサイクルと同じサイクルでデー
タ転送を連続して行ない、前記カウンタの内容が
所定の内容に更新された時に前記第1の記憶装置
の付勢をやめ、データ転送を停止させるデータ転
送制御回路と、メモリ参照命令により一つのマシ
ンサイクルの始めに付勢され、当該マシンサイク
ルの終了時に付勢されなくなる第2の記憶装置
と、メモリのデータ参照番地を指定するメモリ参
照ポインタと、前記第2の記憶装置の付勢に応答
して、前記データ転送制御回路によるデータ転送
動作を中断させると共に前記メモリ参照ポインタ
を用いてメモリ参照動作を行ない、前記第2の記
憶装置が付勢されなくなることに応答して前記デ
ータ転送制御回路によるデータ転送動作の中断を
解除するメモリ参照制御回路とを備える。
シンサイクルを規定するタイミング発生器と、デ
ータ転送開始命令により付勢される第1の記憶装
置と、転送データを記憶しているメモリの番地を
指定する転送ポインタと、データ転送の回数を計
数するカウンタと、前記転送ポインタおよび前記
カウンタの内容を1回のデータ転送ごとに更新す
る更新手段と、前記第1の記憶装置が付勢されて
いる間前記マシンサイクルと同じサイクルでデー
タ転送を連続して行ない、前記カウンタの内容が
所定の内容に更新された時に前記第1の記憶装置
の付勢をやめ、データ転送を停止させるデータ転
送制御回路と、メモリ参照命令により一つのマシ
ンサイクルの始めに付勢され、当該マシンサイク
ルの終了時に付勢されなくなる第2の記憶装置
と、メモリのデータ参照番地を指定するメモリ参
照ポインタと、前記第2の記憶装置の付勢に応答
して、前記データ転送制御回路によるデータ転送
動作を中断させると共に前記メモリ参照ポインタ
を用いてメモリ参照動作を行ない、前記第2の記
憶装置が付勢されなくなることに応答して前記デ
ータ転送制御回路によるデータ転送動作の中断を
解除するメモリ参照制御回路とを備える。
次に、本発明の実施例について図面を用いて説
明する。
明する。
第1図は本発明の一実施例のブロツク図であ
る。
る。
この実施例は、データ転送開始命令により付勢
される第1の記憶装置としてのフリツプフロツプ
1と、転送データを記憶しているメモリの番地を
指定する転送ポインタ7と、データ転送の回数を
計数するカウンタ10と、インクリメンタ8とデ
クリメンタ9とから成り転送ポインタの内容を1
回のデータ転送ごとに更新する更新装置と、アン
ド回路17,18,20とから成りフリツプフロ
ツプ1が付勢されている間データ転送を連続して
行ないカウンタ10の内容が所定の内容に更新さ
れた時(例えばボローが出た時)にフリツプフロ
ツプ1の付勢をやめデータ転送を停止させるデー
タ転送制御回路と、メモリ参照命令により付勢さ
れ、1回のメモリ参照終了時に付勢されなくなる
第2の記憶装置としてのフリツプフロツプ3と、
メモリのデータ参照番地を指定するメモリ参照ポ
インタ6と、アンド回路11,12,20から成
りフリツプフロツプ3が付勢されるとデータ転送
制御回路17,18,20に作用し、連続したデ
ータ転送動作を中断すると共にメモリ参照ポイン
タ6がメモリを指定するように制御するメモリ参
照制御装置とを含んで構成される。
される第1の記憶装置としてのフリツプフロツプ
1と、転送データを記憶しているメモリの番地を
指定する転送ポインタ7と、データ転送の回数を
計数するカウンタ10と、インクリメンタ8とデ
クリメンタ9とから成り転送ポインタの内容を1
回のデータ転送ごとに更新する更新装置と、アン
ド回路17,18,20とから成りフリツプフロ
ツプ1が付勢されている間データ転送を連続して
行ないカウンタ10の内容が所定の内容に更新さ
れた時(例えばボローが出た時)にフリツプフロ
ツプ1の付勢をやめデータ転送を停止させるデー
タ転送制御回路と、メモリ参照命令により付勢さ
れ、1回のメモリ参照終了時に付勢されなくなる
第2の記憶装置としてのフリツプフロツプ3と、
メモリのデータ参照番地を指定するメモリ参照ポ
インタ6と、アンド回路11,12,20から成
りフリツプフロツプ3が付勢されるとデータ転送
制御回路17,18,20に作用し、連続したデ
ータ転送動作を中断すると共にメモリ参照ポイン
タ6がメモリを指定するように制御するメモリ参
照制御装置とを含んで構成される。
更に詳しく説明すると、フリツプフロツプ1は
データ転送命令によつてセツトされることにより
出力が“1”となる。タイミング発生器2はT0、
T1、T2、T3、T4、T5の各信号を出力する。ラツ
チ回路4は、マイコンがデータをメモリから入力
するメモリ参照命令の実行時にセツトされ“1”
により、それ以外はリセツトされて“0”になつ
ている。フリツプフロツプ3はメモリ参照命令に
よつてセツトされると、その出力が“1”とな
り、メモリ参照命令の実用の最後にタイミング発
生器2から出力される出力T0によりアンド回路
13の出力が“1”となり、リセツトされ出力が
0となる。更新装置の一構成要素であるインクリ
メンタ8は1回のデータ転送ごとにアンド回路2
0の出力が“1”になるタイミングで転送ポイン
タ7の内容を1だけ増加させる動作をする。カウ
ンタ10は更新装置の他の一つの構成要素である
デクリメンタ9と共に1回のデータ転送ごとにカ
ウンタ10の内容をアンド回路20の出力が
“1”になるタイミングで1だけ減少させる。そ
してデクリメンタ9がカウンタ10の内容を1減
じて、その結果ボローが発生した場合はフリツプ
フロツプ1をリセツトして“0”にする。選択器
22はアンド回路12の出力が0のときは転送ポ
インタ7を選択する、従つて転送ポインタ7の内
容がアドレスバスに出力される。アンド回路12
の出力が1のときはメモリ参照ポインタ6が選択
され、メモリ参照ポインタ6の内容アドレスバス
に出力される。
データ転送命令によつてセツトされることにより
出力が“1”となる。タイミング発生器2はT0、
T1、T2、T3、T4、T5の各信号を出力する。ラツ
チ回路4は、マイコンがデータをメモリから入力
するメモリ参照命令の実行時にセツトされ“1”
により、それ以外はリセツトされて“0”になつ
ている。フリツプフロツプ3はメモリ参照命令に
よつてセツトされると、その出力が“1”とな
り、メモリ参照命令の実用の最後にタイミング発
生器2から出力される出力T0によりアンド回路
13の出力が“1”となり、リセツトされ出力が
0となる。更新装置の一構成要素であるインクリ
メンタ8は1回のデータ転送ごとにアンド回路2
0の出力が“1”になるタイミングで転送ポイン
タ7の内容を1だけ増加させる動作をする。カウ
ンタ10は更新装置の他の一つの構成要素である
デクリメンタ9と共に1回のデータ転送ごとにカ
ウンタ10の内容をアンド回路20の出力が
“1”になるタイミングで1だけ減少させる。そ
してデクリメンタ9がカウンタ10の内容を1減
じて、その結果ボローが発生した場合はフリツプ
フロツプ1をリセツトして“0”にする。選択器
22はアンド回路12の出力が0のときは転送ポ
インタ7を選択する、従つて転送ポインタ7の内
容がアドレスバスに出力される。アンド回路12
の出力が1のときはメモリ参照ポインタ6が選択
され、メモリ参照ポインタ6の内容アドレスバス
に出力される。
第2図は第1図に示した一実施例を使用するマ
イクロコンピユータのブロツク図である。
イクロコンピユータのブロツク図である。
マイクロコンピユータ23は第1図に示す一実
施例を内蔵しており、表示データメモリ24、表
示バツフア25に接続している。つまり、第1図
のデータバス、アドレスバス、信号IOWR,
MEMRD,MEMWRは第2図のそれとは同じで
ある。
施例を内蔵しており、表示データメモリ24、表
示バツフア25に接続している。つまり、第1図
のデータバス、アドレスバス、信号IOWR,
MEMRD,MEMWRは第2図のそれとは同じで
ある。
第3図は第1図に示す一実施例を動作させると
きの信号のタイミング図である。
きの信号のタイミング図である。
第3図を用いて第1図及び第2図に示すデータ
転送装置の動作について説明る。
転送装置の動作について説明る。
メモリ参照命令を実行しないときは、フリツプ
フロツプ3はリセツトされているので、アンド回
路11,12,18の出力は“0”となつてい
る。従つて選択器22は、転送ポインタ7の内容
をアドレスバスに出力しており、メモリへのデー
タの書込信号MEMWRは出力されない。
フロツプ3はリセツトされているので、アンド回
路11,12,18の出力は“0”となつてい
る。従つて選択器22は、転送ポインタ7の内容
をアドレスバスに出力しており、メモリへのデー
タの書込信号MEMWRは出力されない。
今、データ転送のための転送開始命令が実行さ
れた場合を考える。転送スタート命令によつてフ
リツプフロツプ1がセツトされる。すると、タイ
ミング発生器2の発生する出力T3、T5によつて
メモリデータの読出し信号MEMRDと、表示バ
ツフアへのデータの書込み信号IOWRが出力され
る。また、タイミング発生器2の出力T1により
出力が“1”となるアンド回路20の出力によつ
て、インクリメンタ8、デクリメンタ9が動作
し、転送ポインタ7とカウンタ10の内容がそれ
ぞれ1だけ加算、減算される。なお、転送ポイン
タ7とカウンタ10の内容は予め設定されている
ものとする。すると、選択器22の出力としての
転送ポインタ7の内容がメモリのアドレスを指定
し、メモリデータの読出し信号MEMRDが出力
されると、そのメモリアドレスの内容がデータバ
スに読出される。次に表示バツフアへのデータの
書込み信号IOWRの出力されるとデータバス上の
データが表示バツフア25に書込まれる。表示バ
ツフア25はシフトレジスタで構成されており、
表示バツフア25に書込まれた転送データは、表
示バツフアへのデータ書込み信号IOWRの終了時
にシフトされ、2記憶される。この様子を第3図
のMm-1、Mmマシンサイクルを示す。第3図の
ように、データ転送時はアドレスバスから、転送
ポインタ7の内容がTPn-1、TPnのように1ずつ
加算されて出力され、それに同期してメモリデー
タの読出し信号MEMRDが出力され、メモリの
データDn-1、Dnがデータバス上に出力される。
次に表示バツフアへのデータ書込み信号IOWRが
出力され、データバス上のメモリデータDn-1、
Dnは表示バツフアに書込まれる。以上のように
して一度転送命令が実行されると、その後はマイ
コンの動作とは無関係にデータ転送が連続して行
われる。そしてカウンタの内容が1ずつ減算され
“0”となり、次に1が減算されると、デクリメ
ンタ9からボローが出力され、フリツプフロツプ
1をリセツトするのでデータ転送は終了する。
れた場合を考える。転送スタート命令によつてフ
リツプフロツプ1がセツトされる。すると、タイ
ミング発生器2の発生する出力T3、T5によつて
メモリデータの読出し信号MEMRDと、表示バ
ツフアへのデータの書込み信号IOWRが出力され
る。また、タイミング発生器2の出力T1により
出力が“1”となるアンド回路20の出力によつ
て、インクリメンタ8、デクリメンタ9が動作
し、転送ポインタ7とカウンタ10の内容がそれ
ぞれ1だけ加算、減算される。なお、転送ポイン
タ7とカウンタ10の内容は予め設定されている
ものとする。すると、選択器22の出力としての
転送ポインタ7の内容がメモリのアドレスを指定
し、メモリデータの読出し信号MEMRDが出力
されると、そのメモリアドレスの内容がデータバ
スに読出される。次に表示バツフアへのデータの
書込み信号IOWRの出力されるとデータバス上の
データが表示バツフア25に書込まれる。表示バ
ツフア25はシフトレジスタで構成されており、
表示バツフア25に書込まれた転送データは、表
示バツフアへのデータ書込み信号IOWRの終了時
にシフトされ、2記憶される。この様子を第3図
のMm-1、Mmマシンサイクルを示す。第3図の
ように、データ転送時はアドレスバスから、転送
ポインタ7の内容がTPn-1、TPnのように1ずつ
加算されて出力され、それに同期してメモリデー
タの読出し信号MEMRDが出力され、メモリの
データDn-1、Dnがデータバス上に出力される。
次に表示バツフアへのデータ書込み信号IOWRが
出力され、データバス上のメモリデータDn-1、
Dnは表示バツフアに書込まれる。以上のように
して一度転送命令が実行されると、その後はマイ
コンの動作とは無関係にデータ転送が連続して行
われる。そしてカウンタの内容が1ずつ減算され
“0”となり、次に1が減算されると、デクリメ
ンタ9からボローが出力され、フリツプフロツプ
1をリセツトするのでデータ転送は終了する。
次に、データ転送途中に内蔵プログラムメモリ
により動作しているマイコンがメモリ参照命令を
実行する場合を説明する。メモリ参照命令は、第
3図に示すように、2マシンサイクル命令で、第
1マシンサイクル(Mm)に命令の取込み解釈を
行ない、第2のマシンサイクル(Mm+1)にメモ
リを参照する構成になつている。
により動作しているマイコンがメモリ参照命令を
実行する場合を説明する。メモリ参照命令は、第
3図に示すように、2マシンサイクル命令で、第
1マシンサイクル(Mm)に命令の取込み解釈を
行ない、第2のマシンサイクル(Mm+1)にメモ
リを参照する構成になつている。
今、メモリにデータを書込むメモリ参照命令が
実行される場合を考える。メモリ参照命令が実行
されると、第2マシンサイクル(Mm+1)の最初
にフリツプフロツプ3がセツトされる(ラツチ回
路4はデータ書込みのためリセツトされたままと
なつている)。すると、アンド回路12はタイミ
ング発生器2の発生する出力T2により、“1”と
なるので選択器22は、メモリ参照ポインタ6の
内容をアドレスバスに出力する。アンド回路18
も出力T4により“1”となるのでメモリへのデ
ータ書込み信号MEMWR信号として“1”が出
力される。また、アンド回路11の出力が“0”
のため、アンド回路14もタイミング発生器2の
発生する出力T4によつて“1”となる。しかし、
アンド回路20の出力は“0”に固定されている
ので、インクリメンタ8、デクリメンタ9は動作
しないため、転送ポインタ7とカウンタ10の内
容は変化しない。メモリ参照命令の第2のマシン
サイクル(Mm+1)において、フリツプフロツプ
3がセツトされると、メモリ参照ポインタ6の内
容DPがアドレスバスから出力される。すると、
データバスバツフアは内部バスからデータバスへ
書込みデータDDPを出力する。同時に、メモリへ
のデータ書込み信号MEMWRを出力し、メモリ
にデータを書込む。Mm+1マシンサイクルの終り
に、タイミング発生器2は出力T0を出し、アン
ド回路13の出力が“1”となるので、フリツプ
フロツプ3はリセツトされる。従つて、次のマシ
ンサイクルMm+2は再びデータ転送を実行する動
作を行なう。このときメモリ参照命令がメモリの
データ読出し命令だと、Mm+1マシンサイクルの
最初でラツチ回路4に1が書込れるのでアンド回
路11の出力が“1”となり、アンド回路15,
16の出力がタイミング発生器2の出力T3の間、
出力が“1”となる。故に、オア回路21の出力
MEMRD信号が出力されデータバスのデータが
内部バスに入力される。しかし、アンド回路18
の出力は、“0”に固定されるためMEMWR信号
は出力されない。従つて、Mm+1マシンサイクル
では、メモリ参照ポインタ6が指定するメモリア
ドレスの内容が信号MEMRD(第3図に破線で示
すように)に同期してデータバスに出力され、そ
のデータバス上のデータをマイコンはデータバス
バツフア5を介して入力する。この間転送ポイン
タ7とカウンタ10の内容は変化しないので、続
くMm+2マシンサイクルではMmマシンサイクル
に続く転送ポインタ7,カウンタ10の内容から
データ転送を再開する。従つて、メモリ参照命令
の実行が連続したデータ転送の間に挿入されたこ
とになる。
実行される場合を考える。メモリ参照命令が実行
されると、第2マシンサイクル(Mm+1)の最初
にフリツプフロツプ3がセツトされる(ラツチ回
路4はデータ書込みのためリセツトされたままと
なつている)。すると、アンド回路12はタイミ
ング発生器2の発生する出力T2により、“1”と
なるので選択器22は、メモリ参照ポインタ6の
内容をアドレスバスに出力する。アンド回路18
も出力T4により“1”となるのでメモリへのデ
ータ書込み信号MEMWR信号として“1”が出
力される。また、アンド回路11の出力が“0”
のため、アンド回路14もタイミング発生器2の
発生する出力T4によつて“1”となる。しかし、
アンド回路20の出力は“0”に固定されている
ので、インクリメンタ8、デクリメンタ9は動作
しないため、転送ポインタ7とカウンタ10の内
容は変化しない。メモリ参照命令の第2のマシン
サイクル(Mm+1)において、フリツプフロツプ
3がセツトされると、メモリ参照ポインタ6の内
容DPがアドレスバスから出力される。すると、
データバスバツフアは内部バスからデータバスへ
書込みデータDDPを出力する。同時に、メモリへ
のデータ書込み信号MEMWRを出力し、メモリ
にデータを書込む。Mm+1マシンサイクルの終り
に、タイミング発生器2は出力T0を出し、アン
ド回路13の出力が“1”となるので、フリツプ
フロツプ3はリセツトされる。従つて、次のマシ
ンサイクルMm+2は再びデータ転送を実行する動
作を行なう。このときメモリ参照命令がメモリの
データ読出し命令だと、Mm+1マシンサイクルの
最初でラツチ回路4に1が書込れるのでアンド回
路11の出力が“1”となり、アンド回路15,
16の出力がタイミング発生器2の出力T3の間、
出力が“1”となる。故に、オア回路21の出力
MEMRD信号が出力されデータバスのデータが
内部バスに入力される。しかし、アンド回路18
の出力は、“0”に固定されるためMEMWR信号
は出力されない。従つて、Mm+1マシンサイクル
では、メモリ参照ポインタ6が指定するメモリア
ドレスの内容が信号MEMRD(第3図に破線で示
すように)に同期してデータバスに出力され、そ
のデータバス上のデータをマイコンはデータバス
バツフア5を介して入力する。この間転送ポイン
タ7とカウンタ10の内容は変化しないので、続
くMm+2マシンサイクルではMmマシンサイクル
に続く転送ポインタ7,カウンタ10の内容から
データ転送を再開する。従つて、メモリ参照命令
の実行が連続したデータ転送の間に挿入されたこ
とになる。
以上説明したように、1回の表示期間中にカウ
ンタ10で指定される回数だけ表示メモリから表
示バツフアに表示データを連続して転送すること
ができるのでマイコンはデータ転送の動作から開
放され、より高度な演算をすることが可能とな
る。従つて、表示データの転送速度は大幅に上昇
し、表示デバイスが大型化して転送データ量が増
加したとしても1回のデータ転送時間を最適化す
ることにより対処していくことが可能である。ま
た、データ転送開始命令により、表示メモリから
表示バツフアに、データがマイコンの動作とは無
関係に連続して転送されるが、マイコンが表示メ
モリを参照する場合は、そのメモリ参照が連続し
たデータ転送中に挿入されるため、連続したデー
タ転送を行なつていたとしてもマイコンの動作に
は全く影響を与えない。さらに、連続してデータ
バスを使用するため、1回表示データのブロツク
の転送のためにデータバスを占有する時間を最小
にすることができ、データバスの使用効率は上昇
する。
ンタ10で指定される回数だけ表示メモリから表
示バツフアに表示データを連続して転送すること
ができるのでマイコンはデータ転送の動作から開
放され、より高度な演算をすることが可能とな
る。従つて、表示データの転送速度は大幅に上昇
し、表示デバイスが大型化して転送データ量が増
加したとしても1回のデータ転送時間を最適化す
ることにより対処していくことが可能である。ま
た、データ転送開始命令により、表示メモリから
表示バツフアに、データがマイコンの動作とは無
関係に連続して転送されるが、マイコンが表示メ
モリを参照する場合は、そのメモリ参照が連続し
たデータ転送中に挿入されるため、連続したデー
タ転送を行なつていたとしてもマイコンの動作に
は全く影響を与えない。さらに、連続してデータ
バスを使用するため、1回表示データのブロツク
の転送のためにデータバスを占有する時間を最小
にすることができ、データバスの使用効率は上昇
する。
上記実施例の説明では表示データの転送につい
て述べたが、表示データ以外の連続したデータ転
送を行なう必要がある場合でも本発明は非常に有
効となる。また、上記実施例では、表示メモリか
ら表示バツフアにデータを転送したが、転送方向
は逆であつても、本発明の効果は全く失なわれる
ことはない。さらにまた、上記実施例では転送ポ
インタの内容及びカウンタの内容をそれぞれ1ず
つ増加、減少させたが、内容の更新方向が変更さ
れても本発明の効果が失なわれない。
て述べたが、表示データ以外の連続したデータ転
送を行なう必要がある場合でも本発明は非常に有
効となる。また、上記実施例では、表示メモリか
ら表示バツフアにデータを転送したが、転送方向
は逆であつても、本発明の効果は全く失なわれる
ことはない。さらにまた、上記実施例では転送ポ
インタの内容及びカウンタの内容をそれぞれ1ず
つ増加、減少させたが、内容の更新方向が変更さ
れても本発明の効果が失なわれない。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、
連続してデータ転送を行う場合にシステムバスを
共用する転送系のシステムデータのアクセスに影
響を与えずにシステムデータバスの使用効率を向
上させ、転送データ量が増加しても対処していく
ことが可能なデータ転送装置が得られるのでその
効果は大きい。
連続してデータ転送を行う場合にシステムバスを
共用する転送系のシステムデータのアクセスに影
響を与えずにシステムデータバスの使用効率を向
上させ、転送データ量が増加しても対処していく
ことが可能なデータ転送装置が得られるのでその
効果は大きい。
第1図は本発明の一実施例のブロツク図、第2
図は第1図に示した一実施例を使用するマイクロ
コンピユータのブロツク図、第3図は第1図に示
す一実施例を動作させるときの信号のタイミング
図である。 1……フリツプフロツプ、2……タイミング発
生器、3……フリツプフロツプ、4……ラツチ回
路、5……データバスバツフア、6……データポ
インタ、7……転送ポインタ、8……インクリメ
ンタ、9……デクリメンタ、10……カウンタ、
11,12,13,14,15,16,17,1
8,19,20……アンド回路、21……オア回
路、22……選択器、23……マイクロコンピユ
ータ、24……表示メモリ、25……表示バツフ
ア、26……表示デバイス。
図は第1図に示した一実施例を使用するマイクロ
コンピユータのブロツク図、第3図は第1図に示
す一実施例を動作させるときの信号のタイミング
図である。 1……フリツプフロツプ、2……タイミング発
生器、3……フリツプフロツプ、4……ラツチ回
路、5……データバスバツフア、6……データポ
インタ、7……転送ポインタ、8……インクリメ
ンタ、9……デクリメンタ、10……カウンタ、
11,12,13,14,15,16,17,1
8,19,20……アンド回路、21……オア回
路、22……選択器、23……マイクロコンピユ
ータ、24……表示メモリ、25……表示バツフ
ア、26……表示デバイス。
Claims (1)
- 1 所定のマシンサイクルを規定するタイミング
発生器と、データ転送開始命令により付勢される
第1の記憶装置と、転送データを記憶しているメ
モリの番地を指定する転送ポインタと、データ転
送の回数を計数するカウンタと、前記転送ポイン
タおよび前記カウンタの内容を1回のデータ転送
ごとに更新する更新手段と、前記第1の記憶装置
が付勢されている間前記マシンサイクルと同じサ
イクルでデータ転送を連続して行ない、前記カウ
ンタの内容が所定の内容に更新された時に前記第
1の記憶装置の付勢をやめ、データ転送を停止さ
せるデータ転送制御回路と、メモリ参照命令によ
り一つのマシンサイクルの始めに付勢され、当該
マシンサイクルの終了時に付勢されなくなる第2
の記憶装置と、メモリのデータ参照番地を指定す
るメモリ参照ポインタと、前記第2の記憶装置の
付勢に応答して、前記データ転送制御回路による
データ転送動作を中断させると共に前記メモリ参
照ポインタを用いてメモリ参照動作を行ない、前
記第2の記憶装置が付勢されなくなることに応答
して前記データ転送制御回路によるデータ転送動
作の中断を解除するメモリ参照制御回路とを含
み、前記データ転送制御回路は、前記メモリ参照
命令によつて1マシンサイクルの期間データ転送
動作を中断することを特徴とするデータ転送制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6477283A JPS59189435A (ja) | 1983-04-13 | 1983-04-13 | デ−タ転送制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6477283A JPS59189435A (ja) | 1983-04-13 | 1983-04-13 | デ−タ転送制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59189435A JPS59189435A (ja) | 1984-10-27 |
JPH0133862B2 true JPH0133862B2 (ja) | 1989-07-17 |
Family
ID=13267823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6477283A Granted JPS59189435A (ja) | 1983-04-13 | 1983-04-13 | デ−タ転送制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59189435A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018090850A (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-14 | アイシン精機株式会社 | 鉄基軟磁性材料及び鉄基軟磁性コア |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2797280B2 (ja) * | 1989-02-08 | 1998-09-17 | 株式会社日立超エル・エス・アイ・システムズ | エミュレーションシステム及びエミュレータ |
JP4044536B2 (ja) * | 2004-04-07 | 2008-02-06 | シャープ株式会社 | 表示制御用回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54530A (en) * | 1977-06-03 | 1979-01-05 | Hitachi Ltd | Reference control unit of memory |
-
1983
- 1983-04-13 JP JP6477283A patent/JPS59189435A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54530A (en) * | 1977-06-03 | 1979-01-05 | Hitachi Ltd | Reference control unit of memory |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018090850A (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-14 | アイシン精機株式会社 | 鉄基軟磁性材料及び鉄基軟磁性コア |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59189435A (ja) | 1984-10-27 |
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