JPH0133645B2 - - Google Patents
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- JPH0133645B2 JPH0133645B2 JP58237908A JP23790883A JPH0133645B2 JP H0133645 B2 JPH0133645 B2 JP H0133645B2 JP 58237908 A JP58237908 A JP 58237908A JP 23790883 A JP23790883 A JP 23790883A JP H0133645 B2 JPH0133645 B2 JP H0133645B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P5/00—Pumping cooling-air or liquid coolants
- F01P5/14—Safety means against, or active at, failure of coolant-pumps drives, e.g. shutting engine down; Means for indicating functioning of coolant pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P11/00—Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
- F01P11/14—Indicating devices; Other safety devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
この発明は、自動車に使用される電動ラジエタ
フアンの故障を検知して警報を発する電動ラジエ
タフアン故障警報装置に関するものである。 一般に、この種の電動ラジエタフアンは、エン
ジンの駆動力を取り出し難い車、例えばFF車や
スラント・ノーズタイプの車に多く使用されてお
り、フアンモータの駆動によりフアンを回転させ
て、ラジエタを通過する冷却空気量を増大させ、
ラジエタでの冷却水に対する冷却能力の強化を図
つている。 ところが、この電動ラジエタフアンがフアンモ
ータの故障やヒユーズ切れ等により作動しなかつ
たり、冷却水が不足していたりすると、冷却水の
温度が上昇してエンジンへの冷却能力が低下しオ
ーバヒートを起こす虞がある。このため、通常の
自動車には冷却水温度を観る水温計が設けられて
おり、この水温計で冷却水温度が異常に上昇した
のを見て、冷却系の異常を知ることができ、オー
バヒートを防止することができる。しかしなが
ら、水温計だけでは冷却系の異常を知ることはで
きても、電動ラジエタフアンの故障なのか、冷却
水不足等の他の原因なのか検知することができな
かつたため、故障原因を突き止めることができな
い。よつて適切な処置を施すことができず、オー
バヒート対策に多くの手間が掛かるという問題が
あるとともに、不適切な処置を施して走行を続け
る場合には、オーバーヒートを起す場合がある。 この発明は、このような従来の実情に鑑みてな
されたもので、電動ラジエタフアンが故障した場
合に、警報を発するようにすることにより、冷却
水温度が異常に上昇した場合等に電動ラジエタフ
アンが故障しているのか、あるいは他の冷却系が
故障しているのかを容易に検知できるようにし、
適切な処置を施してオーバヒートを未然に防止す
ることができる車両用電動ラジエタフアン故障警
報装置を提供することを目的としている。 かかる目的達成のため、この発明の車両用電動
ラジエタフアン故障警報装置は、フアンモータの
ヒユーズ切れの有無を検出するヒユーズ切れ検知
回路と、エンジン冷却水の水温がフアンモータの
駆動を必要とする作動温度か否かを検知する水温
検知回路と、フアンモータの回転の有無を検知す
るフアンモータ回転検出回路と、これら各回路と
接続され、各回路からの信号で、冷却水温度が作
動温度より低くてヒユーズが切れている時の緊急
を要しない異常時と、該冷却水温度が作動温度以
上になつているのにフアンモータが停止している
時の緊急を要する異常時とを判別する判別回路
と、該判別回路と接続され、該判別回路からの信
号で警報を発する第1警報回路及び第2警報回路
を有し、緊急を要しない異常時に第1警報回路が
動作され、緊急を要する異常時に第1警報回路お
よび第2警報回路が動作される警報回路とを備え
たことを特徴としている。 以下、この発明を図面に基づいて説明する。 第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示
す図である。 まず構成を説明すると、第1図はこの発明の一
実施例を示すブロツク図である。これによると符
号1は、フアンモータのヒユーズ切れの有無を検
出するヒユーズ切れ検知回路、符号2はエンジン
の水温がフアンモータの駆動を必要とする作動温
度(高温)か否(低温)かを検出する水温検知回
路、符号3はフアンモータの回転の有無を検出す
るモータ回転検出回路である。これら各回路1,
2,3の出力端が判別回路4の入力端に接続され
ている。この判別回路4は、水温が低くてヒユー
ズが切れている時(この時点ではオーバヒートを
起こさない)の緊急を要しない異常時、水温が高
いのにフアンモータが停止している時(このまま
の状態にしておけばオーバヒートを起こす)の緊
急を要する異常時を検出するような回路構成にな
つている。この判別回路4の出力端が警報回路5
の第1警報回路6および第2警報回路7の入力端
に接続されている。そして、前記緊急を要しない
異常時に第1警報回路6が動作され、緊急を要す
る異常時に第1警報回路6および第2警報回路7
が動作されるように設定されている。 次に第1図に示すブロツク図のように構成され
た電動ラジエタフアン故障警報装置を第2図に示
す回路図を参照してさらに詳しく説明する。 図中符号10は一端が図示省略のバツテリに接
続されたヒユーズで、このヒユーズ10の他端
は、サーモスイツチ回路11のリレー12の常開
接点13およびモータ電源カツト回路14のリレ
ーの常閉接点15とを介してフアンモータ16の
一端に接続されている。このフアンモータ16の
他端は接地されている。サーモスイツチ回路11
は、サーモスイツチ18と前記リレー12の励磁
コイル19とが直列に接続され、このサーモスイ
ツチ18の一端が、バツテリに接続されたヒユー
ズ17に接続され、励磁コイル19の一端が接地
されている。一方、モータ電源カツト回路14
は、常開接点13と常閉接点15との間にアンド
回路AND1の一方の入力端が接続され、このアン
ド回路AND1の出力端が抵抗R1を介してトランジ
スタTr1のベースに接続されている。このトラン
ジスタTr1は、コレクタがバツテリに接続された
ヒユーズ17の下流側に、リレーの励磁コイル2
0を介して接続され、エミツタが接地ラインGに
接続されている。 一方、ヒユーズ切れ検知回路1は、抵抗R2と
トランジスタTr2とから成り、抵抗R2の一端がヒ
ユーズ10とリレー12の常開接点13との間に
接続され、他端がトランジスタTr2のベースに接
続されている。このトランジスタTr2はコレクタ
が電源ラインBに、エミツタが抵抗R3を介して
接地ラインGに接続されている。 また、水温検知回路2は、抵抗R4とトランジ
スタTr3とから成り、抵抗R4の一端がサーモスイ
ツチ18と励磁コイル19との間に接続され、他
端がトランジスタTr3のベースに接続されてい
る。このトランジスタTr3は、コレクタが電源ラ
インBに接続され、エミツタが抵抗R5を介して
接地ラインGに接続されている。 さらに、モータ回転検出回路3は、フオトカプ
ラー23、波形整形回路24、微分回路25およ
び出力回路26から構成されている。 フエトカプラー23は、第3図に示すように、
フアンモータ16と連動して回転するシヤフト2
8に薄肉円板形状をした検出板29が固着されて
おり、この検出板29の周縁部には複数の切欠部
30が等間隔に設けられている。この検出板29
の両側面に接近した位置は、発光ダイオード31
とフオトトランジスタTr4とが配設されており、
発光ダオード31からの光は切欠部30を通過し
てフオトトランジスタTr4に受光されるようにな
つている。このような構成のフオトカプラー23
を、第2図の回路図で見ると、発光ダイオード3
1は、一端が抵抗R6を介して電源ラインBに接
続されるとともに他端が接地ラインGに接続さ
れ、フオトトランジスタTr4はコレクタが抵抗R7
を介して電源ラインBに接続されるとともにエミ
ツタが接地ラインGに接続されている。また、波
形整形回路24として、この実施例ではノツト回
路NOT1が用いられており、このノツト回路
NOT1は入力端が抵抗R8を介して抵抗R7とフオ
トトランジスタTr4との間に接続されている。抵
抗R8とノツト回路NOT1との間には抵抗R9の一
端が接続され、この抵抗R9の他端は接地ライン
Gに接続されている。 微分回路25は、コンデンサC1と抵抗R10とか
ら成り、コンデンサC1がノツト回路NOT1と出力
回路26との間に接続され、このコンデンサC1
と接地ラインGとの間には抵抗R10が接続されて
いる。 出力回路26は、ノア回路NOR1の一方の入力
端に微分回路25のコンデンサC1が接続され、
ノア回路NOR1の出力端には、コンデンサC2、抵
抗R11、ノツト回路NOT2およびノツト回路
NOT3が直列に接続されており、ノツト回路
NOT2の出力端が前記ノア回路NOR1の他方の入
力端に接続されている。また、抵抗R11とノツト
回路NOT2との間には、電源ラインBに接続され
た抵抗R12の一端が接続されると共に、トランジ
スタTr5のコレクタが接続されている。このトラ
ンジスタTr5は、ベースが抵抗R13を介してコン
デンサC1に接続され、エミツタが接地ラインG
に接続されている。一方、ノツト回路NOT3の出
力が出力回路26の出力とされるとともに、この
出力端が前記モータ電源カツト回路14のアンド
回路AND1の他方の入力端に接続されている。 以上のようなヒユーズ切れ検知回路1、水温検
知回路2およびモータ回転検出回路3が判別回路
4に接続されている。すなわち、この判別回路4
は、2個のナンド回路NAND1,NAND2よりな
り、ナンド回路NAND1の一方の入力端に水温検
知回路2のトランジスタTr3のエミツタが接続さ
れ、他方の入力端にモータ回転検出回路3のノツ
ト回路NOT3の出力端が接続されている。このナ
ンド回路NAND1の出力端が警報回路5の第2警
報回路7およびナンド回路NAND2の一方の入力
端に接続されている。このナンド回路NAND2
は、他方の入力端にヒユーズ切れ検知回路1のト
ランジスタTr2のエミツタが接続され、出力端が
警報回路5の第1警報回路6に接続されている。 警報回路5の第1警報回路6は、トランジスタ
Tr6のベースに抵抗R14を介して前記ナンド回路
NAND2の出力端が接続され、このトランジスタ
Tr6のコレクタが警告灯33を介して電源ライン
Bに接続され、エミツタが接地ラインGに接続さ
れて構成されている。 また、第2警報回路7は、トランジスタTr7の
ベースに抵抗R15を介して前記ナンド回路
NAND1の出力端が接続され、このトランジスタ
Tr7のコレクタが抵抗R16を介して電源ラインB
に接続され、エミツタが接地ラインGに接続され
ている。そして、トランジスタTr7のコレクタに
は、トランジスタTr8のベースが抵抗R17を介し
て接続され、このトランジスタTr8のコレクタが
リレー34の励磁コイル35を介して電源ライン
Bに接続され、エミツタが接地ラインGに接続さ
れている。さらに、リレー34の常開接点36
は、一端が電源ラインBに接続され、他端がブザ
ー37を介して接地ラインGに接続されている。
さらにまた、リレー34の常閉接点38は、一端
が電源ラインBに接続され、他端がフユーエルカ
ツトソレノイド39を介して接地ラインGに接続
されている。 次にかかる構成よりなる電動ラジエタフアン故
障警報装置の作用について、次表のような5つの
場合を想定して説明する。
フアンの故障を検知して警報を発する電動ラジエ
タフアン故障警報装置に関するものである。 一般に、この種の電動ラジエタフアンは、エン
ジンの駆動力を取り出し難い車、例えばFF車や
スラント・ノーズタイプの車に多く使用されてお
り、フアンモータの駆動によりフアンを回転させ
て、ラジエタを通過する冷却空気量を増大させ、
ラジエタでの冷却水に対する冷却能力の強化を図
つている。 ところが、この電動ラジエタフアンがフアンモ
ータの故障やヒユーズ切れ等により作動しなかつ
たり、冷却水が不足していたりすると、冷却水の
温度が上昇してエンジンへの冷却能力が低下しオ
ーバヒートを起こす虞がある。このため、通常の
自動車には冷却水温度を観る水温計が設けられて
おり、この水温計で冷却水温度が異常に上昇した
のを見て、冷却系の異常を知ることができ、オー
バヒートを防止することができる。しかしなが
ら、水温計だけでは冷却系の異常を知ることはで
きても、電動ラジエタフアンの故障なのか、冷却
水不足等の他の原因なのか検知することができな
かつたため、故障原因を突き止めることができな
い。よつて適切な処置を施すことができず、オー
バヒート対策に多くの手間が掛かるという問題が
あるとともに、不適切な処置を施して走行を続け
る場合には、オーバーヒートを起す場合がある。 この発明は、このような従来の実情に鑑みてな
されたもので、電動ラジエタフアンが故障した場
合に、警報を発するようにすることにより、冷却
水温度が異常に上昇した場合等に電動ラジエタフ
アンが故障しているのか、あるいは他の冷却系が
故障しているのかを容易に検知できるようにし、
適切な処置を施してオーバヒートを未然に防止す
ることができる車両用電動ラジエタフアン故障警
報装置を提供することを目的としている。 かかる目的達成のため、この発明の車両用電動
ラジエタフアン故障警報装置は、フアンモータの
ヒユーズ切れの有無を検出するヒユーズ切れ検知
回路と、エンジン冷却水の水温がフアンモータの
駆動を必要とする作動温度か否かを検知する水温
検知回路と、フアンモータの回転の有無を検知す
るフアンモータ回転検出回路と、これら各回路と
接続され、各回路からの信号で、冷却水温度が作
動温度より低くてヒユーズが切れている時の緊急
を要しない異常時と、該冷却水温度が作動温度以
上になつているのにフアンモータが停止している
時の緊急を要する異常時とを判別する判別回路
と、該判別回路と接続され、該判別回路からの信
号で警報を発する第1警報回路及び第2警報回路
を有し、緊急を要しない異常時に第1警報回路が
動作され、緊急を要する異常時に第1警報回路お
よび第2警報回路が動作される警報回路とを備え
たことを特徴としている。 以下、この発明を図面に基づいて説明する。 第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示
す図である。 まず構成を説明すると、第1図はこの発明の一
実施例を示すブロツク図である。これによると符
号1は、フアンモータのヒユーズ切れの有無を検
出するヒユーズ切れ検知回路、符号2はエンジン
の水温がフアンモータの駆動を必要とする作動温
度(高温)か否(低温)かを検出する水温検知回
路、符号3はフアンモータの回転の有無を検出す
るモータ回転検出回路である。これら各回路1,
2,3の出力端が判別回路4の入力端に接続され
ている。この判別回路4は、水温が低くてヒユー
ズが切れている時(この時点ではオーバヒートを
起こさない)の緊急を要しない異常時、水温が高
いのにフアンモータが停止している時(このまま
の状態にしておけばオーバヒートを起こす)の緊
急を要する異常時を検出するような回路構成にな
つている。この判別回路4の出力端が警報回路5
の第1警報回路6および第2警報回路7の入力端
に接続されている。そして、前記緊急を要しない
異常時に第1警報回路6が動作され、緊急を要す
る異常時に第1警報回路6および第2警報回路7
が動作されるように設定されている。 次に第1図に示すブロツク図のように構成され
た電動ラジエタフアン故障警報装置を第2図に示
す回路図を参照してさらに詳しく説明する。 図中符号10は一端が図示省略のバツテリに接
続されたヒユーズで、このヒユーズ10の他端
は、サーモスイツチ回路11のリレー12の常開
接点13およびモータ電源カツト回路14のリレ
ーの常閉接点15とを介してフアンモータ16の
一端に接続されている。このフアンモータ16の
他端は接地されている。サーモスイツチ回路11
は、サーモスイツチ18と前記リレー12の励磁
コイル19とが直列に接続され、このサーモスイ
ツチ18の一端が、バツテリに接続されたヒユー
ズ17に接続され、励磁コイル19の一端が接地
されている。一方、モータ電源カツト回路14
は、常開接点13と常閉接点15との間にアンド
回路AND1の一方の入力端が接続され、このアン
ド回路AND1の出力端が抵抗R1を介してトランジ
スタTr1のベースに接続されている。このトラン
ジスタTr1は、コレクタがバツテリに接続された
ヒユーズ17の下流側に、リレーの励磁コイル2
0を介して接続され、エミツタが接地ラインGに
接続されている。 一方、ヒユーズ切れ検知回路1は、抵抗R2と
トランジスタTr2とから成り、抵抗R2の一端がヒ
ユーズ10とリレー12の常開接点13との間に
接続され、他端がトランジスタTr2のベースに接
続されている。このトランジスタTr2はコレクタ
が電源ラインBに、エミツタが抵抗R3を介して
接地ラインGに接続されている。 また、水温検知回路2は、抵抗R4とトランジ
スタTr3とから成り、抵抗R4の一端がサーモスイ
ツチ18と励磁コイル19との間に接続され、他
端がトランジスタTr3のベースに接続されてい
る。このトランジスタTr3は、コレクタが電源ラ
インBに接続され、エミツタが抵抗R5を介して
接地ラインGに接続されている。 さらに、モータ回転検出回路3は、フオトカプ
ラー23、波形整形回路24、微分回路25およ
び出力回路26から構成されている。 フエトカプラー23は、第3図に示すように、
フアンモータ16と連動して回転するシヤフト2
8に薄肉円板形状をした検出板29が固着されて
おり、この検出板29の周縁部には複数の切欠部
30が等間隔に設けられている。この検出板29
の両側面に接近した位置は、発光ダイオード31
とフオトトランジスタTr4とが配設されており、
発光ダオード31からの光は切欠部30を通過し
てフオトトランジスタTr4に受光されるようにな
つている。このような構成のフオトカプラー23
を、第2図の回路図で見ると、発光ダイオード3
1は、一端が抵抗R6を介して電源ラインBに接
続されるとともに他端が接地ラインGに接続さ
れ、フオトトランジスタTr4はコレクタが抵抗R7
を介して電源ラインBに接続されるとともにエミ
ツタが接地ラインGに接続されている。また、波
形整形回路24として、この実施例ではノツト回
路NOT1が用いられており、このノツト回路
NOT1は入力端が抵抗R8を介して抵抗R7とフオ
トトランジスタTr4との間に接続されている。抵
抗R8とノツト回路NOT1との間には抵抗R9の一
端が接続され、この抵抗R9の他端は接地ライン
Gに接続されている。 微分回路25は、コンデンサC1と抵抗R10とか
ら成り、コンデンサC1がノツト回路NOT1と出力
回路26との間に接続され、このコンデンサC1
と接地ラインGとの間には抵抗R10が接続されて
いる。 出力回路26は、ノア回路NOR1の一方の入力
端に微分回路25のコンデンサC1が接続され、
ノア回路NOR1の出力端には、コンデンサC2、抵
抗R11、ノツト回路NOT2およびノツト回路
NOT3が直列に接続されており、ノツト回路
NOT2の出力端が前記ノア回路NOR1の他方の入
力端に接続されている。また、抵抗R11とノツト
回路NOT2との間には、電源ラインBに接続され
た抵抗R12の一端が接続されると共に、トランジ
スタTr5のコレクタが接続されている。このトラ
ンジスタTr5は、ベースが抵抗R13を介してコン
デンサC1に接続され、エミツタが接地ラインG
に接続されている。一方、ノツト回路NOT3の出
力が出力回路26の出力とされるとともに、この
出力端が前記モータ電源カツト回路14のアンド
回路AND1の他方の入力端に接続されている。 以上のようなヒユーズ切れ検知回路1、水温検
知回路2およびモータ回転検出回路3が判別回路
4に接続されている。すなわち、この判別回路4
は、2個のナンド回路NAND1,NAND2よりな
り、ナンド回路NAND1の一方の入力端に水温検
知回路2のトランジスタTr3のエミツタが接続さ
れ、他方の入力端にモータ回転検出回路3のノツ
ト回路NOT3の出力端が接続されている。このナ
ンド回路NAND1の出力端が警報回路5の第2警
報回路7およびナンド回路NAND2の一方の入力
端に接続されている。このナンド回路NAND2
は、他方の入力端にヒユーズ切れ検知回路1のト
ランジスタTr2のエミツタが接続され、出力端が
警報回路5の第1警報回路6に接続されている。 警報回路5の第1警報回路6は、トランジスタ
Tr6のベースに抵抗R14を介して前記ナンド回路
NAND2の出力端が接続され、このトランジスタ
Tr6のコレクタが警告灯33を介して電源ライン
Bに接続され、エミツタが接地ラインGに接続さ
れて構成されている。 また、第2警報回路7は、トランジスタTr7の
ベースに抵抗R15を介して前記ナンド回路
NAND1の出力端が接続され、このトランジスタ
Tr7のコレクタが抵抗R16を介して電源ラインB
に接続され、エミツタが接地ラインGに接続され
ている。そして、トランジスタTr7のコレクタに
は、トランジスタTr8のベースが抵抗R17を介し
て接続され、このトランジスタTr8のコレクタが
リレー34の励磁コイル35を介して電源ライン
Bに接続され、エミツタが接地ラインGに接続さ
れている。さらに、リレー34の常開接点36
は、一端が電源ラインBに接続され、他端がブザ
ー37を介して接地ラインGに接続されている。
さらにまた、リレー34の常閉接点38は、一端
が電源ラインBに接続され、他端がフユーエルカ
ツトソレノイド39を介して接地ラインGに接続
されている。 次にかかる構成よりなる電動ラジエタフアン故
障警報装置の作用について、次表のような5つの
場合を想定して説明する。
【表】
まず、第1番目の場合はヒユーズ10が正常、
エンジン冷却水の水温が低く(サーモスイツチ1
8がOFF)、フアンモータ16が停止している場
合について説明する。フアンモータ16が停止し
ていると、フオトカプラー23の検出板29も停
止している。発光ダイオード31から出射された
光は、検出板29の切欠部30を通過するか、ま
たは検出板29に遮られるかのどちらかの状態と
なり、フオトトランジスタTr4はON状態か、あ
るいはOFF状態を維持する。よつて、波形が発
生せず、微分回路25では微分波形が成生され
ず、ローレベルの信号(以下「0」という)が出
力される。この信号がノア回路NOR1およびトラ
ンジスタTr5に入力されるが、トランジスタTr5
はOFF状態を維持する。よつて、ノツト回路
NOT2にはハイレベルの信号(以下「1」と言
う)が供給され、このためノツト回路NOT2はノ
ツト回路NOT3に「0」を供給し、このノツト回
路NOT3からは「1」を出力する。この出力がモ
ータ回転検出回路3の出力で、判別回路4のナン
ド回路NAND1に入力される。 一方、水温が低いと、サーモスイツチ18が
OFF状態となつており、水温検知回路2のトラ
ンジスタTr3がOFF状態で、判別回路4のナンド
回路NAND1には「0」が入力される。 また、ヒユーズ10が正常な場合には、ヒユー
ズ切れ検知回路1のトランジスタTr2がON状態
となり、判別回路4のナンド回路NAND2には
「1」が入力される。 判別回路4では、ナンド回路NAND1に「0」、
「1」が入力され、このナンド回路NAND1から
は「1」が出力される。この出力「1」は警報回
路5の第2警報回路7に供給されるとともにナン
ド回路NAND2にも供給される。ナンド回路
NAND2には「1」、「1」が入力され、「0」が
出力され、この出力「0」が警報回路5の第1警
報回路6に供給される。 第1警報回路6では、トランジスタTr6がOFF
状態を保持し、警告灯33は消灯している。よつ
て、運転者に警告を発することはない。一方、第
2警報回路7では、「1」が入力されることによ
り、トランジスタTr7はON状態となり、トラン
ジスタTr8がOFF状態となる。従つてリレー34
の常開接点36が開成状態を保ち、ブザー37が
鳴ることがないとともに、常閉接点38も閉成状
態を保ち、フユーエルカツトソレノイド39が作
動せず燃料供給を続ける。 この第1番目の場合つまりヒユーズ10が正常
で、水温が低く、そしてフアンモータ16が停止
している場合は、正常状態を意味するので、警報
を発することなく、運転者はそのまま走行を続け
る。 次に、第2番目の場合つまりヒユーズ10が正
常で、水温が高く、フアンモータ16が回転して
いる場合も、これまで正常状態で、以下のように
なる。すなわち、水温が高い場合にはサーモスイ
ツチ18がON状態となり、励磁コイル19で常
開接点13が閉成され、フアンモータ16が回転
する。フアンモータ16が回転すると、モータ回
転検出回路3のフオトカプラー23の検出板29
が回転し、発光ダイオード31からの光は検出板
29の切欠部30を通過、あるいは遮断され、フ
オトトランジスタTr4が受光する光量が変動す
る。このため、フオトトランジスタTr4が出力す
る信号は第4図中のSに示す波形となり、このS
の波形は波形整形回路24に入力される。波形整
形回路24では入力したSの波形を矩形波に変化
させ、第4図中のTに示す波形として出力し、こ
のTの波形は微分回路25によつてその立ち上り
時に微分されて第4図中のUに示す微分波形とな
る。この微分波形Uの立ち上がり部がノア回路
NOR1に入力すると同時にトランジスタTr5が一
瞬だけONし、コンデンサC2の電荷を放電させ、
第2図のWの位置での出力波形は第4図中のWに
示すように立ち下がる。その後、この波形Wは、
傾斜して立ち上がつて行くが、ノツト回路NOT2
のスレシホールドレベルaに到達しない内に、微
分波形Uの次の立ち上がり部がトランジスタTr5
に入力してこのトランジスタTr5がONすること
により、また立ち上がり、これを繰り返す。この
間、ノツト回路NOT2の出力は、第4図中のXに
示す波形のように「1」となつている。ちなみ
に、フアンモータ16の回転が遅く、微分波形U
の隣設する立ち上がり部の間隔がタイマ時間t
(コンデンサC2および抵抗R12の時定数によつて
決まる。)より開いている状態には、波形Wがス
レシホールドレベルaを越えてノツト回路NOT2
の出力は「0」となる。ノツト回路NOT2の出力
が「1」の間はノア回路NOR1の出力は第4図中
のVに示す波形のように「0」となつている。そ
して、ノツト回路NOT2の出力が「1」つまりフ
アンモータ16が回転している場合には、ノツト
回路NOT3の出力つまりモータ回転検出回路3の
出力は「0」となつている。この出力「0」は、
判別回路4のナンド回路NAND1に入力されると
同時にモータ電源カツト回路14のアンド回路
AND1に入力される。このモータ電源カツト回路
14では、アンド回路AND1に「0」、「1」が入
力され、このアンド回路AND1からの出力が
「0」であるため、トランジスタTr1がOFF状態
を維持している。よつて、常閉接点15は閉成状
態を保ち、フアンモータ16は回転を続けること
となる。 一方、水温検知回路2は、水温が高くてサーモ
スイツチ18がONしているため、トランジスタ
Tr3がONとなり、判別回路4のナンドNAND1に
出力「1」を供給する。 また、ヒユーズ切れ検知回路1は、ヒユーズ1
0が正常だとトランジスタTr2がONして、判別
回路4のナンド回路NAND2に出力「1」を供給
する。 そして、判別回路4では、まずナンド回路
NAND1に「0」、「1」が供給され、このナンド
回路NAND1から「1」が出力され、他方のナン
ド回路NAND2に「1」、「1」が供給され、この
ナンド回路NAND2から「0」が出力される。こ
れは、第1番目の場合と同様であり、よつて、警
報回路5の第1、第2警報回路6,7とも警報を
発せず、運転者はそのまま走行を続ける。 今度は、第3番目の場合、つまりヒユーズ10
が正常で水温が高いにもかかわらず、フアンモー
タ16が回転していない場合について説明する。
この場合は水温が高いのでフアンモータ16で冷
さないと、エンジンがオーバヒートする虞れがあ
る。なのに、フアンモータ16が停止してしまつ
ている緊急を要する異常時である。この場合には
以下のようになる。 すなわち、ヒユーズ切れ検知回路1は、ヒユー
ズ10が正常だと前記第1、第2番目の場合と同
様に判別回路4のナンド回路NAND2に「1」を
供給する。また、水温検知回路2は、水温が高い
と前記第2番目の場合と同様に、判別回路4のナ
ンド回路NAND1に「1」を供給する。さらに、
モータ回転検出回路3は、フアンモータ16が停
止していると前記第1番目の場合と同様に、判別
回路4のナンド回路NAND1に「1」を供給す
る。 判別回路4では、ナンド回路NAND1に「1」、
「1」が供給され、このナンド回路NAND1から
「0」が出力され、他方のナンド回路NAND2に
その「0」と「1」が供給され、このナンド回路
NAND2から「1」が出力される。 このナンド回路NAND2の出力「1」が警報回
路5の第1警報回路6に供給されると、トランジ
スタTr6がONし警告灯33が点灯する。また、
ナンド回路NAND1の出力「0」が警報回路5の
第2警報回路7に供給されると、トランジスタ
Tr7がOFF状態を保つため、トランジスタTr8は
ON状態となり、リレー34の励磁コイル35に
より、常開接点36が閉成されるとともに、常閉
接点38が開成される。よつて、ブザー37が鳴
るとともにフユーエルカツトソレノイド39が作
動してエンジンへの燃料供給が停止される。この
ように、警告灯33が点灯し、ブザー37が鳴
り、そして燃料供給が停止されることにより、運
転者は緊急の異常時であることを見極めて走行を
停止して、オーバヒートを防止する。 また、このような場合には、モータ電源カツト
回路14のアンド回路AND1に「1」、「1」が供
給されることにより、このアンド回路AND1から
は「1」が出力され、トランジスタTr1がNOし、
励磁コイル20によつて常閉接点15が開成さ
れ、フアンモータ16への電力供給が遮断され
る。よつて、フアンモータ16の焼き付きによる
発火等が防止され、特に危検なエンジンルーム内
での安全性を向上させることができる。 第4番目の場合、つまりヒユーズ10が断線
し、水温が低く、フアンモータ16が停止してい
る場合について説明する。この場合は、水温が低
いのでフアンモータ16が停止していてもこの時
点ではオーバヒートの心配はないが、水温が高く
なつた時でもヒユーズ10の断線によりフアンモ
ータ16が回転しないのでオーバヒートの虞があ
る。よつて、この場合は、緊急を要しない異常時
で以下のようになる。 すなわち、ヒユーズ切れ検知回路1は、ヒユー
ズ10や断線していると、トランジスタTr2が
OFF状態を維持しており、判別回路4のナンド
回路NAND2に「0」を供給する。また、水温検
知回路2は、水温が低いと第1番目の場合と同様
に判別回路4のナンド回路NAND1に「0」を供
給する。さらに、モータ回転検出回路3は、フア
ンモータ16が停止していると前記第3番目の場
合と同様に判別回路4のナンド回路NAND1に
「1」を供給する。 判別回路4では、ナンド回路NAND1に「0」、
「1」が供給され、このナンド回路NAND1から
「1」が出力され、他方のナンド回路NAND2に
その「1」と「0」が供給され、このナンド回路
NAND2から「1」が出力される。 このナンド回路NAND2の出力「1」が警報回
路5の第1警報回路6に供給されると、トランジ
スタTr6がONし警告灯33が点灯する。一方、
ナンド回路NAND1の出力「1」が第2警報回路
7に供給されると、第1番目の場合と同様にトラ
ンジスタTr7がON、トランジスタTr8がOFFと
なつてブザー37が鳴らないとともにフユーエル
カツトソレノイド39も作動しない。 このように緊急を要しない異常時には警告灯3
3だけが点灯することにより、前記第3番目の緊
急を要する異常時の場合と判別することができ
る。この場合には、運転者は水温計に注意して走
行することが可能であるとともに、ヒユーズ交換
を行なう必要がある。ヒユーズ交換を行なうこと
により、水温が高くなつた時にはフアンモータ1
6が回転できるようにしてオーバヒートを未然に
防ぐようにしている。 最後に、第5番目の場合、つまりヒユーズ10
が断線し、水温が高いにもかかわらずフアンモー
タ16が停止している場合について説明する。こ
の場合は、第3番目の場合と同様緊急を要する異
常時で、以下のようになる。 すなわち、ヒユーズ切れ検知回路1は、ヒユー
ズ10が断線していると前記第4番目の場合と同
様に判別回路4のナンド回路NAND2に「0」を
供給する。また、水温検知回路2は、水温が高い
と前記第2、第3番目と同様に判別回路4のナン
ド回路NAND1に「1」を供給する。さらに、モ
ータ回転検知回路3は、フアンモータ16が停止
していると前記第3番目の場合と同様に判別回路
4のナンド回路NAND1に「1」を供給する。 判別回路4では、ナンド回路NAND1に「1」、
「1」が供給され、このナンド回路NAND1から
「0」が出力され、他方のナンド回路NAND2に
その「0」と「0」が供給され、このナンド回路
NAND2から「1」が出力される。 このナンド回路NAND2の出力「1」が警報回
路5の第1警報回路6に供給され、前記第3番目
の場合と同時に警告灯33が点灯する。また、ナ
ンド回路NAND1の出力「0」が警報回路5の第
2警報回路7に供給されると、前記第3番目の場
合と同様にブザー37が鳴るとともにフユーエル
カツトソレノイド39が作動してエンジンへの燃
料供給が停止される。このように、第1、第2警
報回路6,7が警報を発することにより、運転者
は前記第3番目の場合と同様に緊急の異常時であ
ることを見極めて走行を停止し、オーバヒートを
防止する。 ところで、フアンモータ16が走行風の影響を
受けて回転すると、フオトカプラー23の検出板
29も回転するが、回転速度が遅いため、微分回
路25の微分波形は第5図中のYに示すように、
隣接する立ち上がり部の間隔lの広い波形とな
る。この間隔lはタイマ時間tにより外れてしま
うため、ノツト回路NOT2の出力波形は第5図中
のZに示すように「0」、「1」を繰り返す。従つ
た、例えば前記第5番目の場合には警告灯33が
点減するとともにブザー37が断続的に鳴り、運
転者に警報を発する。このように警報を発する形
態は異なつているものの、前記表のように警報を
発することに代りない。 以上、5つの場合を想定して説明したように、
フアンモータ16の故障およびヒユーズ10の断
線を警報回路5の警報によつて検知できるため、
運転者はエンジン冷却系の異常に対して適切な対
応ができ、オーバヒート防止が容易に行なえる。
すなわち、冷却水の温度が異常に上昇した場合、
フアンモータ16およびヒユーズ10の異常であ
れば前記のように警報を発し、冷却水不足等によ
るものであれば警報を発しない。よつて、異常原
因を従来より容易に突き止めることができ、ヒユ
ーズ交換あるいは冷却水補給等の適切な処置を素
早く行なうことができ、オーバヒートが防止され
ることとなる。 しかし、第1、第2警報回路6,7が設けられ
ているため、異常状態をより細かく知ることがで
きる。つまり、第1、第2の警報を発している場
合でも、第1の警報を発した後、第2の警報を
発した場合には、ヒユーズ切れによるモータ不作
動であり、第1の警報と第2の警報を同時に発
した場合には、モータ故障によるモータ不作動で
あることが判別できる。 尚、ヒユーズ切れとモータ故障とが共に発生し
ている場合には、上記のようにヒユーズ切れに
よるモータ不作動であると認識されるが、ヒユー
ズ交換の方がモータ故障修理より容易であるの
で、通常はヒユーズ交換をし、この交換をしても
モータが作動しなければ、モータ故障であること
が分かるのでモータを修理することから、無駄な
労力を使うことがなく、故障箇所を確実に修理す
ることができる。 また、サブヒユーズ回路を設け、フアンモータ
16のヒユーズ10が断線した時にはサブヒユー
ズ回路に切換えられるようにすれば、ヒユーズ1
0が断線してもフアンモータ16にサブヒユーズ
回路から通電され、フアンモータ16の回転を可
能にすることができるとともに、これと同時にヒ
ユーズ切れを警報できるようにすることも可能で
ある。 なお、この発明の警報回路は、上記実施例のよ
うに2個の第1、第2警報回路6,7を設ける必
要なく1個でも良いが、前述のように2個設けた
方がより適切な処置が行なえるという利点があ
る。勿論、警報手段としては、色々なものが考え
られ、例えば音声により警報するようなことも可
能である。また、上記実施例ではモータ回転検出
回路3にフオトカプラ23を設けたが、このフオ
トカプラ23の代りに磁石およびリードスイツチ
等からなる装置を設けることもできる。 以上説明してきたように、この発明によれば、
冷却水温度が作動温度より低く、ヒユーズが切れ
ている場合には、その後水温が高くなることによ
りオーバヒートになる虞があるため、第1の警報
を発し、これを未然に防止することができる。ま
た、水温が高く、モータ不作動の場合は、ヒユー
ズ切れによるモータ不作動でも、モータ故障によ
るモータ不作動でも直ちにオーバヒートになる虞
があるので、緊急を要する異常であるため、第1
の警報と第2の警報を発し、未然にオーバヒート
を防止することができる。さらに、第1の警報と
第2の警報を発している場合であつても、第1の
警報を発した後、第2の警報を発した場合はヒユ
ーズ切れによるモータ不作動であり、第1の警報
と第2の警報を同時に発した場合は、モータ故障
によるモータ不作動であることが判別できるた
め、故障原因を容易に突き止めることができるこ
とから、修理等の対応を適切に行なうことができ
る、という実用上有益な効果を発揮する。
エンジン冷却水の水温が低く(サーモスイツチ1
8がOFF)、フアンモータ16が停止している場
合について説明する。フアンモータ16が停止し
ていると、フオトカプラー23の検出板29も停
止している。発光ダイオード31から出射された
光は、検出板29の切欠部30を通過するか、ま
たは検出板29に遮られるかのどちらかの状態と
なり、フオトトランジスタTr4はON状態か、あ
るいはOFF状態を維持する。よつて、波形が発
生せず、微分回路25では微分波形が成生され
ず、ローレベルの信号(以下「0」という)が出
力される。この信号がノア回路NOR1およびトラ
ンジスタTr5に入力されるが、トランジスタTr5
はOFF状態を維持する。よつて、ノツト回路
NOT2にはハイレベルの信号(以下「1」と言
う)が供給され、このためノツト回路NOT2はノ
ツト回路NOT3に「0」を供給し、このノツト回
路NOT3からは「1」を出力する。この出力がモ
ータ回転検出回路3の出力で、判別回路4のナン
ド回路NAND1に入力される。 一方、水温が低いと、サーモスイツチ18が
OFF状態となつており、水温検知回路2のトラ
ンジスタTr3がOFF状態で、判別回路4のナンド
回路NAND1には「0」が入力される。 また、ヒユーズ10が正常な場合には、ヒユー
ズ切れ検知回路1のトランジスタTr2がON状態
となり、判別回路4のナンド回路NAND2には
「1」が入力される。 判別回路4では、ナンド回路NAND1に「0」、
「1」が入力され、このナンド回路NAND1から
は「1」が出力される。この出力「1」は警報回
路5の第2警報回路7に供給されるとともにナン
ド回路NAND2にも供給される。ナンド回路
NAND2には「1」、「1」が入力され、「0」が
出力され、この出力「0」が警報回路5の第1警
報回路6に供給される。 第1警報回路6では、トランジスタTr6がOFF
状態を保持し、警告灯33は消灯している。よつ
て、運転者に警告を発することはない。一方、第
2警報回路7では、「1」が入力されることによ
り、トランジスタTr7はON状態となり、トラン
ジスタTr8がOFF状態となる。従つてリレー34
の常開接点36が開成状態を保ち、ブザー37が
鳴ることがないとともに、常閉接点38も閉成状
態を保ち、フユーエルカツトソレノイド39が作
動せず燃料供給を続ける。 この第1番目の場合つまりヒユーズ10が正常
で、水温が低く、そしてフアンモータ16が停止
している場合は、正常状態を意味するので、警報
を発することなく、運転者はそのまま走行を続け
る。 次に、第2番目の場合つまりヒユーズ10が正
常で、水温が高く、フアンモータ16が回転して
いる場合も、これまで正常状態で、以下のように
なる。すなわち、水温が高い場合にはサーモスイ
ツチ18がON状態となり、励磁コイル19で常
開接点13が閉成され、フアンモータ16が回転
する。フアンモータ16が回転すると、モータ回
転検出回路3のフオトカプラー23の検出板29
が回転し、発光ダイオード31からの光は検出板
29の切欠部30を通過、あるいは遮断され、フ
オトトランジスタTr4が受光する光量が変動す
る。このため、フオトトランジスタTr4が出力す
る信号は第4図中のSに示す波形となり、このS
の波形は波形整形回路24に入力される。波形整
形回路24では入力したSの波形を矩形波に変化
させ、第4図中のTに示す波形として出力し、こ
のTの波形は微分回路25によつてその立ち上り
時に微分されて第4図中のUに示す微分波形とな
る。この微分波形Uの立ち上がり部がノア回路
NOR1に入力すると同時にトランジスタTr5が一
瞬だけONし、コンデンサC2の電荷を放電させ、
第2図のWの位置での出力波形は第4図中のWに
示すように立ち下がる。その後、この波形Wは、
傾斜して立ち上がつて行くが、ノツト回路NOT2
のスレシホールドレベルaに到達しない内に、微
分波形Uの次の立ち上がり部がトランジスタTr5
に入力してこのトランジスタTr5がONすること
により、また立ち上がり、これを繰り返す。この
間、ノツト回路NOT2の出力は、第4図中のXに
示す波形のように「1」となつている。ちなみ
に、フアンモータ16の回転が遅く、微分波形U
の隣設する立ち上がり部の間隔がタイマ時間t
(コンデンサC2および抵抗R12の時定数によつて
決まる。)より開いている状態には、波形Wがス
レシホールドレベルaを越えてノツト回路NOT2
の出力は「0」となる。ノツト回路NOT2の出力
が「1」の間はノア回路NOR1の出力は第4図中
のVに示す波形のように「0」となつている。そ
して、ノツト回路NOT2の出力が「1」つまりフ
アンモータ16が回転している場合には、ノツト
回路NOT3の出力つまりモータ回転検出回路3の
出力は「0」となつている。この出力「0」は、
判別回路4のナンド回路NAND1に入力されると
同時にモータ電源カツト回路14のアンド回路
AND1に入力される。このモータ電源カツト回路
14では、アンド回路AND1に「0」、「1」が入
力され、このアンド回路AND1からの出力が
「0」であるため、トランジスタTr1がOFF状態
を維持している。よつて、常閉接点15は閉成状
態を保ち、フアンモータ16は回転を続けること
となる。 一方、水温検知回路2は、水温が高くてサーモ
スイツチ18がONしているため、トランジスタ
Tr3がONとなり、判別回路4のナンドNAND1に
出力「1」を供給する。 また、ヒユーズ切れ検知回路1は、ヒユーズ1
0が正常だとトランジスタTr2がONして、判別
回路4のナンド回路NAND2に出力「1」を供給
する。 そして、判別回路4では、まずナンド回路
NAND1に「0」、「1」が供給され、このナンド
回路NAND1から「1」が出力され、他方のナン
ド回路NAND2に「1」、「1」が供給され、この
ナンド回路NAND2から「0」が出力される。こ
れは、第1番目の場合と同様であり、よつて、警
報回路5の第1、第2警報回路6,7とも警報を
発せず、運転者はそのまま走行を続ける。 今度は、第3番目の場合、つまりヒユーズ10
が正常で水温が高いにもかかわらず、フアンモー
タ16が回転していない場合について説明する。
この場合は水温が高いのでフアンモータ16で冷
さないと、エンジンがオーバヒートする虞れがあ
る。なのに、フアンモータ16が停止してしまつ
ている緊急を要する異常時である。この場合には
以下のようになる。 すなわち、ヒユーズ切れ検知回路1は、ヒユー
ズ10が正常だと前記第1、第2番目の場合と同
様に判別回路4のナンド回路NAND2に「1」を
供給する。また、水温検知回路2は、水温が高い
と前記第2番目の場合と同様に、判別回路4のナ
ンド回路NAND1に「1」を供給する。さらに、
モータ回転検出回路3は、フアンモータ16が停
止していると前記第1番目の場合と同様に、判別
回路4のナンド回路NAND1に「1」を供給す
る。 判別回路4では、ナンド回路NAND1に「1」、
「1」が供給され、このナンド回路NAND1から
「0」が出力され、他方のナンド回路NAND2に
その「0」と「1」が供給され、このナンド回路
NAND2から「1」が出力される。 このナンド回路NAND2の出力「1」が警報回
路5の第1警報回路6に供給されると、トランジ
スタTr6がONし警告灯33が点灯する。また、
ナンド回路NAND1の出力「0」が警報回路5の
第2警報回路7に供給されると、トランジスタ
Tr7がOFF状態を保つため、トランジスタTr8は
ON状態となり、リレー34の励磁コイル35に
より、常開接点36が閉成されるとともに、常閉
接点38が開成される。よつて、ブザー37が鳴
るとともにフユーエルカツトソレノイド39が作
動してエンジンへの燃料供給が停止される。この
ように、警告灯33が点灯し、ブザー37が鳴
り、そして燃料供給が停止されることにより、運
転者は緊急の異常時であることを見極めて走行を
停止して、オーバヒートを防止する。 また、このような場合には、モータ電源カツト
回路14のアンド回路AND1に「1」、「1」が供
給されることにより、このアンド回路AND1から
は「1」が出力され、トランジスタTr1がNOし、
励磁コイル20によつて常閉接点15が開成さ
れ、フアンモータ16への電力供給が遮断され
る。よつて、フアンモータ16の焼き付きによる
発火等が防止され、特に危検なエンジンルーム内
での安全性を向上させることができる。 第4番目の場合、つまりヒユーズ10が断線
し、水温が低く、フアンモータ16が停止してい
る場合について説明する。この場合は、水温が低
いのでフアンモータ16が停止していてもこの時
点ではオーバヒートの心配はないが、水温が高く
なつた時でもヒユーズ10の断線によりフアンモ
ータ16が回転しないのでオーバヒートの虞があ
る。よつて、この場合は、緊急を要しない異常時
で以下のようになる。 すなわち、ヒユーズ切れ検知回路1は、ヒユー
ズ10や断線していると、トランジスタTr2が
OFF状態を維持しており、判別回路4のナンド
回路NAND2に「0」を供給する。また、水温検
知回路2は、水温が低いと第1番目の場合と同様
に判別回路4のナンド回路NAND1に「0」を供
給する。さらに、モータ回転検出回路3は、フア
ンモータ16が停止していると前記第3番目の場
合と同様に判別回路4のナンド回路NAND1に
「1」を供給する。 判別回路4では、ナンド回路NAND1に「0」、
「1」が供給され、このナンド回路NAND1から
「1」が出力され、他方のナンド回路NAND2に
その「1」と「0」が供給され、このナンド回路
NAND2から「1」が出力される。 このナンド回路NAND2の出力「1」が警報回
路5の第1警報回路6に供給されると、トランジ
スタTr6がONし警告灯33が点灯する。一方、
ナンド回路NAND1の出力「1」が第2警報回路
7に供給されると、第1番目の場合と同様にトラ
ンジスタTr7がON、トランジスタTr8がOFFと
なつてブザー37が鳴らないとともにフユーエル
カツトソレノイド39も作動しない。 このように緊急を要しない異常時には警告灯3
3だけが点灯することにより、前記第3番目の緊
急を要する異常時の場合と判別することができ
る。この場合には、運転者は水温計に注意して走
行することが可能であるとともに、ヒユーズ交換
を行なう必要がある。ヒユーズ交換を行なうこと
により、水温が高くなつた時にはフアンモータ1
6が回転できるようにしてオーバヒートを未然に
防ぐようにしている。 最後に、第5番目の場合、つまりヒユーズ10
が断線し、水温が高いにもかかわらずフアンモー
タ16が停止している場合について説明する。こ
の場合は、第3番目の場合と同様緊急を要する異
常時で、以下のようになる。 すなわち、ヒユーズ切れ検知回路1は、ヒユー
ズ10が断線していると前記第4番目の場合と同
様に判別回路4のナンド回路NAND2に「0」を
供給する。また、水温検知回路2は、水温が高い
と前記第2、第3番目と同様に判別回路4のナン
ド回路NAND1に「1」を供給する。さらに、モ
ータ回転検知回路3は、フアンモータ16が停止
していると前記第3番目の場合と同様に判別回路
4のナンド回路NAND1に「1」を供給する。 判別回路4では、ナンド回路NAND1に「1」、
「1」が供給され、このナンド回路NAND1から
「0」が出力され、他方のナンド回路NAND2に
その「0」と「0」が供給され、このナンド回路
NAND2から「1」が出力される。 このナンド回路NAND2の出力「1」が警報回
路5の第1警報回路6に供給され、前記第3番目
の場合と同時に警告灯33が点灯する。また、ナ
ンド回路NAND1の出力「0」が警報回路5の第
2警報回路7に供給されると、前記第3番目の場
合と同様にブザー37が鳴るとともにフユーエル
カツトソレノイド39が作動してエンジンへの燃
料供給が停止される。このように、第1、第2警
報回路6,7が警報を発することにより、運転者
は前記第3番目の場合と同様に緊急の異常時であ
ることを見極めて走行を停止し、オーバヒートを
防止する。 ところで、フアンモータ16が走行風の影響を
受けて回転すると、フオトカプラー23の検出板
29も回転するが、回転速度が遅いため、微分回
路25の微分波形は第5図中のYに示すように、
隣接する立ち上がり部の間隔lの広い波形とな
る。この間隔lはタイマ時間tにより外れてしま
うため、ノツト回路NOT2の出力波形は第5図中
のZに示すように「0」、「1」を繰り返す。従つ
た、例えば前記第5番目の場合には警告灯33が
点減するとともにブザー37が断続的に鳴り、運
転者に警報を発する。このように警報を発する形
態は異なつているものの、前記表のように警報を
発することに代りない。 以上、5つの場合を想定して説明したように、
フアンモータ16の故障およびヒユーズ10の断
線を警報回路5の警報によつて検知できるため、
運転者はエンジン冷却系の異常に対して適切な対
応ができ、オーバヒート防止が容易に行なえる。
すなわち、冷却水の温度が異常に上昇した場合、
フアンモータ16およびヒユーズ10の異常であ
れば前記のように警報を発し、冷却水不足等によ
るものであれば警報を発しない。よつて、異常原
因を従来より容易に突き止めることができ、ヒユ
ーズ交換あるいは冷却水補給等の適切な処置を素
早く行なうことができ、オーバヒートが防止され
ることとなる。 しかし、第1、第2警報回路6,7が設けられ
ているため、異常状態をより細かく知ることがで
きる。つまり、第1、第2の警報を発している場
合でも、第1の警報を発した後、第2の警報を
発した場合には、ヒユーズ切れによるモータ不作
動であり、第1の警報と第2の警報を同時に発
した場合には、モータ故障によるモータ不作動で
あることが判別できる。 尚、ヒユーズ切れとモータ故障とが共に発生し
ている場合には、上記のようにヒユーズ切れに
よるモータ不作動であると認識されるが、ヒユー
ズ交換の方がモータ故障修理より容易であるの
で、通常はヒユーズ交換をし、この交換をしても
モータが作動しなければ、モータ故障であること
が分かるのでモータを修理することから、無駄な
労力を使うことがなく、故障箇所を確実に修理す
ることができる。 また、サブヒユーズ回路を設け、フアンモータ
16のヒユーズ10が断線した時にはサブヒユー
ズ回路に切換えられるようにすれば、ヒユーズ1
0が断線してもフアンモータ16にサブヒユーズ
回路から通電され、フアンモータ16の回転を可
能にすることができるとともに、これと同時にヒ
ユーズ切れを警報できるようにすることも可能で
ある。 なお、この発明の警報回路は、上記実施例のよ
うに2個の第1、第2警報回路6,7を設ける必
要なく1個でも良いが、前述のように2個設けた
方がより適切な処置が行なえるという利点があ
る。勿論、警報手段としては、色々なものが考え
られ、例えば音声により警報するようなことも可
能である。また、上記実施例ではモータ回転検出
回路3にフオトカプラ23を設けたが、このフオ
トカプラ23の代りに磁石およびリードスイツチ
等からなる装置を設けることもできる。 以上説明してきたように、この発明によれば、
冷却水温度が作動温度より低く、ヒユーズが切れ
ている場合には、その後水温が高くなることによ
りオーバヒートになる虞があるため、第1の警報
を発し、これを未然に防止することができる。ま
た、水温が高く、モータ不作動の場合は、ヒユー
ズ切れによるモータ不作動でも、モータ故障によ
るモータ不作動でも直ちにオーバヒートになる虞
があるので、緊急を要する異常であるため、第1
の警報と第2の警報を発し、未然にオーバヒート
を防止することができる。さらに、第1の警報と
第2の警報を発している場合であつても、第1の
警報を発した後、第2の警報を発した場合はヒユ
ーズ切れによるモータ不作動であり、第1の警報
と第2の警報を同時に発した場合は、モータ故障
によるモータ不作動であることが判別できるた
め、故障原因を容易に突き止めることができるこ
とから、修理等の対応を適切に行なうことができ
る、という実用上有益な効果を発揮する。
各図はこの発明の車両用電動ラジエタフアン故
障警報装置の一実施例を示す図で、第1図は同装
置のブロツク図、第2図は同装置の電気回路図、
第3図はフオトカプラを示す説明図、第4図はモ
ータ回転検出回路の各部位での信号の変化を示す
タイミングチヤート、第5図はフアンモータが走
行風で回転した場合の信号変化を示すタイミング
チヤートである。 1……ヒユーズ切れ検知回路、2……水温検知
回路、3……モータ回転検出回路、4……判別回
路、5……警報回路、6……第1警報回路、7…
…第2警報回路、10……ヒユーズ、16……フ
アンモータ。
障警報装置の一実施例を示す図で、第1図は同装
置のブロツク図、第2図は同装置の電気回路図、
第3図はフオトカプラを示す説明図、第4図はモ
ータ回転検出回路の各部位での信号の変化を示す
タイミングチヤート、第5図はフアンモータが走
行風で回転した場合の信号変化を示すタイミング
チヤートである。 1……ヒユーズ切れ検知回路、2……水温検知
回路、3……モータ回転検出回路、4……判別回
路、5……警報回路、6……第1警報回路、7…
…第2警報回路、10……ヒユーズ、16……フ
アンモータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジン冷却水の温度を下げるフアンモータ
のヒユーズ切れの有無を検出するヒユーズ切れ検
知回路と、 エンジン冷却水の水温が前記フアンモータの駆
動を必要とする作動温度か否かを検出する水温検
知回路と、 前記フアンモータの回転の有無を検出するフア
ンモータ回転検出回路と、 これら各回路と接続され、該各回路からの信号
で、冷却水温度が作動温度より低くてヒユーズが
切れている時の緊急を要しない異常時と、該冷却
水温度が作動温度以上になつているのにフアンモ
ータが停止している時の緊急を要する異常時とを
判別する判別回路と、 該判別回路と接続され、該判別回路からの信号
で警報を発する第1警報回路及び第2警報回路を
有し、緊急を要しない異常時に第1警報回路が動
作され、緊急を要する異常時に第1警報回路およ
び第2警報回路が動作される警報回路とを備えた
ことを特徴とする車両用電動ラジエタフアン故障
警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23790883A JPS60132020A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 車両用電動ラジエタフアン故障警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23790883A JPS60132020A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 車両用電動ラジエタフアン故障警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60132020A JPS60132020A (ja) | 1985-07-13 |
JPH0133645B2 true JPH0133645B2 (ja) | 1989-07-14 |
Family
ID=17022213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23790883A Granted JPS60132020A (ja) | 1983-12-19 | 1983-12-19 | 車両用電動ラジエタフアン故障警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60132020A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120062056A (ko) * | 2010-12-06 | 2012-06-14 | 한라공조주식회사 | 액티브 에어 플랩 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3116781B2 (ja) * | 1995-09-11 | 2000-12-11 | トヨタ自動車株式会社 | ラジエータの冷却ファンシステムの異常検出装置 |
JP5754979B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2015-07-29 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS477326U (ja) * | 1971-02-22 | 1972-09-27 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52108452U (ja) * | 1976-02-16 | 1977-08-18 |
-
1983
- 1983-12-19 JP JP23790883A patent/JPS60132020A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS477326U (ja) * | 1971-02-22 | 1972-09-27 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20120062056A (ko) * | 2010-12-06 | 2012-06-14 | 한라공조주식회사 | 액티브 에어 플랩 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60132020A (ja) | 1985-07-13 |
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