JP2839228B2 - 自動販売機の異常報知装置 - Google Patents

自動販売機の異常報知装置

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JP2839228B2
JP2839228B2 JP6094718A JP9471894A JP2839228B2 JP 2839228 B2 JP2839228 B2 JP 2839228B2 JP 6094718 A JP6094718 A JP 6094718A JP 9471894 A JP9471894 A JP 9471894A JP 2839228 B2 JP2839228 B2 JP 2839228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍回路の凝縮器にゴ
ミ詰まりを生じた際にこれを報知する自動販売機の異常
報知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2には自動販売機に使用される冷凍回
路を示してある。同図において1は電動圧縮機、2は凝
縮器、3は感熱式膨張弁、4は蒸発器である。
【0003】同回路では圧縮機1の作動による冷媒の循
環で凝縮器2で放熱作用を蒸発器4で吸熱作用を夫々発
揮させることができ、自動販売機内に収容される飲料類
等の商品は蒸発器4の吸熱作用によって冷却される。機
種によっては図中破線で示すように複数の蒸発器4を並
列に接続し、各蒸発器4への冷媒流入をバルブ5で制御
して商品冷却をコラム単位で行えるようにした冷凍回路
も使用されている。
【0004】図3には上記圧縮機1の駆動回路を示して
ある。同図において11はAC100Vの商用交流電
源、12はON・OFFスイッチ、13はプロテクタ、
14は圧縮機1の単相モータ、15は運転コンデンサ、
16は正特性のPTCリレー、17は起動コンデンサで
ある。プロテクタ13はバイメタル式接点13aとヒー
タ13bを直列接続して構成されており、図4に示すよ
うに圧縮機1のモータ14側に連設されたケース内に配
置されている。単相モータ14は主巻線14aと補助巻
線14bを有しており、両巻線14a,14bには回転
磁界を発生するために運転コンデンサ15と起動コンデ
ンサ17が接続されている。
【0005】同回路では圧縮機1の起動に際してスイッ
チ12をONにすると、モータ14の主巻線14aと補
助巻線14bの両方に電圧が印加される。起動直後はP
TCリレー16の抵抗値が小さいため、補助巻線14b
には起動コンデンサ17と運転コンデンサ15bの両方
が接続され、これにより高トルクによる運転が実施され
る。回転が安定するとPTCリレー16の抵抗値が自ら
の発熱で増加し、起動コンデンサ17が電気的に切り離
されて運転コンデンサ14bのみが両巻線14a,14
bに接続されて運転が続行される。また、圧縮機運転時
に何等かの影響でモータ14への負荷が増加すると、プ
ロテクタ13のヒータ13bが発熱してバイメタル式接
点13aが開放し、両巻線14a,14bへの電圧印加
が遮断されてモータ14(圧縮機1)が停止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】飲料類等の商品を販売
する自動販売機は主に屋外に設置されるが、屋外設置が
飽和状態にある近況では屋内設置の比率が増加する傾向
にある。屋外設置の場合も凝縮器2へのゴミ付着はある
が、屋内設置の場合ではゴミの主体が綿埃であることか
らこれが凝縮器2に付着して目詰まりを生じ易く、これ
により熱交換が妨げられて冷凍回路の能力低下や消費電
力の増加を生じる問題がある。
【0007】図3に示した従来の圧縮機駆動回路でも、
凝縮器2に生じたゴミ詰まりによってモータ14の負荷
が増加すればこれをプロテクタ13で検知してモータ1
4(圧縮機1)を停止させることはできる。
【0008】しかし、プロテクタ13のバイメタル接点
13aは接点開放後の温度降下によって自動的に閉じて
しまうため、結局のところスイッチ12がOFFになら
ない限り圧縮機1は運転と停止を繰り返すだけで外部か
らは同現象をゴミ詰まりとして判断することは難しく、
販売商品の冷却不足が発見されて初めてゴミ詰まりが認
識されることになる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、凝縮器に生じたゴミ詰ま
りを的確に報知できる自動販売機の異常報知装置を提供
することにある。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電動圧縮機、蒸発器及び凝縮器
からなる冷凍回路を備えた自動販売機の異常報知装置に
おいて、前記電動圧縮機のモータに直列接続されたバイ
メタル式接点内蔵のプロテクタと、プロテクタの接点開
放を検出する検出手段と、検出手段の出力信号を記憶保
持するラッチ手段と、ラッチ手段の出力信号に基づいて
動作する報知手段とを具備し、前記検出手段は、プロテ
クタの接点開放によって作動するリレーコイルと、リレ
ーコイルの作動によってラッチ手段側の回路を閉じる接
点とからなることを特徴としている。
【0012】請求項の発明は、請求項1記載の自動販
売機の異常報知装置において、前記ラッチ手段における
記憶保持を解除するリセット手段を具備したことを特徴
としている。
【0013】
【0014】
【作用】 請求項の発明では、圧縮機運転時にモータ負
荷の増加によってプロテクタの接点が開放されこれが検
出手段で検出されると、該検出手段の出力信号がラッチ
手段で記憶保持され、ラッチ信号の出力信号に基づいて
報知手段が継続して作動する。
【0015】請求項の発明では、リセット手段によっ
てラッチ手段における記憶保持を解除することで報知手
段の作動を停止できる。他の作用は請求項の発明と同
様である。
【0016】
【実施例】図1には本発明に係る圧縮機駆動回路及び異
常報知回路の一例を示してある。同図において11はA
C100Vの商用交流電源、12はON・OFFスイッ
チ、13はプロテクタ、14は圧縮機の単相モータ、1
5は運転コンデンサ、16は正特性のPTCリレー、1
7は起動コンデンサであり、これら構成は図3に示した
従来の駆動回路と同様である。
【0017】18はプロテクタ13に並列に接続された
リレーコイル、19はリレーコイル18の接点であり、
該リレー接点19はリレーコイル18に電圧が印加され
ている状態で閉じ電圧印加が解除された状態で開く。ち
なみにリレーコイル18の抵抗値は約1kΩでモータ1
4の抵抗値(2,3Ω程度)よりも遥かに大きい。
【0018】本例では上記のリレーコイル18及びその
接点19にて、プロテクタ13の接点開放を検出する検
出手段が構成されている。
【0019】20は接点19に一端を接続されたダイオ
ード、21はダイオード20に一端を接続された抵抗
器、22は抵抗器21に一端を接続され他端をアースさ
れたコンデンサ、23は抵抗器21に一端を接続され他
端をアースされた抵抗器、24は抵抗器21に一端を接
続された抵抗器、25は抵抗器24に一端を接続され他
端をアースされたツェナーダイオードである。
【0020】26は抵抗器24とチェナーダイオード2
5との中間点に一端を接続されたダイオード、27はダ
イオード26に一端を接続された抵抗器、28は抵抗器
27と抵抗器29を入力側を接続されたアンドゲートで
ある。
【0021】30は抵抗器29とアンドゲート28との
中間点に一端を接続され他端をアースされたコンデン
サ、31はコンデンサ30のアンドゲート側に一端を接
続され他端をアースされたリセットスイッチ、32は抵
抗器27とアンドゲート28との中間点に一端を接続さ
れ他端をアースされた抵抗器、33は抵抗器32のアン
ドゲート側に一端を接続されアンドゲート28の出力側
に他端を接続されたダイオードである。
【0022】本例では上記の符号26〜33の部品に
て、検出手段(リレーコイル18及びその接点19)の
出力信号を記憶保持し、且つこれを解除可能なラッチ回
路34が構成されている。
【0023】35はアンドゲート28の出力側に一端を
接続されたインバータ、36はブザー又はランプから成
る警報器である。尚、先に述べたリレー接点19と抵抗
器29と警報器36には所定の直流電圧(Vcc)が供
給されている。
【0024】ここで上記圧縮機駆動回路及び異常報知回
路の動作を図2に示した冷凍回路を引用して説明する。
【0025】モータ14への負荷増加がない正常運転で
は、プロテクタ13に並列接続されたリレーコイル18
には電流は殆ど流れず、リレー接点19は開放状態を維
持している。
【0026】この圧縮機運転時に冷凍回路の凝縮器2に
綿埃等が付着して目詰まりを生じこれによりモータ14
の負荷が増加すると、プロテクタ13のヒータ13bが
発熱してバイメタル式接点13aが開放し、両巻線14
a,14bへの電圧印加が遮断されてモータ14(圧縮
機1)が停止する。
【0027】また、上記接点13aの開放と同時にリレ
ーコイル18に電圧が印加されてリレー接点19が閉
じ、これによりラッチ回路34のアンドゲート28に抵
抗器27と29の両方からハイレベル信号が入力され、
該アンドゲート28からハイレベル信号が出力される。
リレーコイル18の抵抗値がモータ14のそれよりも遥
かに大きいため、プロテクタ13が作動してバイメタル
式接点13aが開放してもモータ14は停止状態を維持
する。
【0028】ラッチ回路34からのハイレベルの出力信
号はインバータ35で反転されてローレベルとなり、こ
れにより警報器36に所定電圧(Vcc)が印加されて
該警報器36が作動しブザー音発生又はランプ点灯が行
われ、これにより凝縮器2に生じたゴミ詰まりがオペレ
ータに報知される。
【0029】プロテクタ13のバイメタル接点13aは
接点開放後の温度降下で自動的に閉じ、これによりリレ
ー接点19が開放されることになるが、アンドゲート2
8の出力状態はダイオード33による帰還信号によって
記憶保持されるので、バイメタル接点13aがその後開
閉を繰り返してもラッチ回路34からの出力信号はハイ
レベルのままで保持され上記の警報器36は継続して作
動する。
【0030】警報器36の作動を停止するにはラッチ回
路34のリセットスイッチ31をON操作すればよく、
同操作では抵抗器29からアンドゲート28に入力され
る信号がローレベルとなって、該アンドゲート28から
ローレベル信号が出力される。この場合もアンドゲート
28の出力状態はダイオード33による帰還信号によっ
て記憶保持されるので、リセットスイッチ31をOFF
にしてもラッチ回路28からの出力信号はローレベルの
ままで保持され、プロテクタ13の接点13aが次に開
放するまで警報器36は停止状態を維持する。
【0031】このように本実施例によれば、モータ14
の負荷が増加してプロテクタ13の接点13aが開放し
た際に、該接点13aの開放をリレーコイル18及びそ
の接点19で検出し、該検出信号に基づいて警報器36
を作動させて凝縮器2に生じたゴミ詰まりをオペレータ
に的確に報知することができる。
【0032】また、上記の検出信号をラッチ回路34で
記憶保持しているので、プロテクタ13の接点13aが
その後開閉を繰り返しても、ゴミ詰まりが解消されリセ
ットスイッチ31が操作されるまで警報器36を継続的
に作動させて異常報知を確実に行うことができる。
【0033】尚、上記実施例ではプロテクタ13にリレ
ーコイル18を並列に接続したものを示したが、リレー
コイルとして抵抗値の低いものを用いる場合には図5に
示すように該リレーコイル18′をプロテクタ13に直
列に接続するとよい。この場合のリレー接点19′には
リレーコイル18′に電圧が印加されている状態で開放
し電圧印加が解除された状態で閉じるものを使用し、プ
ロテクタ13の接点13aが開放した際にリレー接点1
9′を同時に閉鎖させて異常報知回路を作動させるよう
にする。また、警報器にはゴミ詰まりに係わるエラーメ
ッセージを表示する液晶パネル等を用いてもよい。更
に、プロテクタの接点開放を検出する手段と該検出信号
を記憶保持するラッチ回路は同機能を有するものであれ
ば図示例以外の回路構成を採用してもよい。
【0034】
【0035】
【発明の効果】 以上詳述したように、 請求項の発明に
よれば、モータの負荷が増加してプロテクタの接点が開
放した際に、該接点の開放を検出手段で検出し、該検出
信号に基づいて報知手段を作動させて凝縮器に生じたゴ
ミ詰まりをオペレータに的確に報知することができる。
また、上記の検出信号をラッチ手段で記憶保持している
ので、プロテクタの接点がその後開閉を繰り返してもゴ
ミ詰まりが解消されるまで報知手段を継続的に作動させ
て異常報知を確実に行うことができる。
【0036】請求項の発明によれば、請求項1の効果
に加え、リセット手段の操作によって報知手段の作動を
任意に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧縮機駆動回路及び異常報知回路
の一例を示す図
【図2】自動販売機の冷凍回路を示す図
【図3】従来の圧縮機駆動回路を示す図
【図4】圧縮機の側面図
【図5】本発明に係る圧縮機駆動回路及び異常報知回路
の他の例を示す図
【符号の説明】
13…プロテクタ、13a…接点、14…モータ、18
…リレーコイル、19…リレー接点、34…ラッチ回
路、36…警報器、18′…リレーコイル、19′…リ
レー接点。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動圧縮機、蒸発器及び凝縮器からなる
    冷凍回路を備えた自動販売機の異常報知装置において、 前記電動圧縮機のモータに直列接続されたバイメタル式
    接点内蔵のプロテクタと、 プロテクタの接点開放を検出する検出手段と、 検出手段の出力信号を記憶保持するラッチ手段と、 ラッチ手段の出力信号に基づいて動作する報知手段とを
    具備し 前記検出手段は、プロテクタの接点開放によって作動す
    るリレーコイルと、リレーコイルの作動によってラッチ
    手段側の回路を閉じる接点とからなる ことを特徴とする
    自動販売機の異常報知装置。
  2. 【請求項2】 前記ラッチ手段における記憶保持を解除
    するリセット手段を具備したことを特徴とする請求項1
    記載の自動販売機の異常報知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5342099A (en) * 1976-09-28 1978-04-17 Sanyo Jido Hanbaiki Kk Method of detecting and indicating trouble for use in automatic vending machine
JPS5816058Y2 (ja) * 1977-11-30 1983-04-01 株式会社日本コインコ 自動販売機の誤動作防止装置
JPS57114471U (ja) * 1980-12-27 1982-07-15

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