JPH0814728A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH0814728A
JPH0814728A JP17169794A JP17169794A JPH0814728A JP H0814728 A JPH0814728 A JP H0814728A JP 17169794 A JP17169794 A JP 17169794A JP 17169794 A JP17169794 A JP 17169794A JP H0814728 A JPH0814728 A JP H0814728A
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Tetsuya Oketani
哲也 桶谷
Shosaku Shinoda
省作 篠田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源の逆相接続による圧縮機の逆回転を防止
すると共に、部品点数を増加させること無く電源の逆相
接続を迅速に使用者に報知することができる冷却装置を
提供する。 【構成】 三相交流電源ACに接続されたロータリー型
の圧縮機52及び除霜ヒータ67と、これら圧縮機52
及び除霜ヒータ67への通電を択一的に制御するための
切換接点56Aを具備した除霜タイマ56と、電源AC
の逆相接続を検知して接点71Aを開く逆相防止リレー
71とを備える。逆相防止リレー71の接点71Aと除
霜タイマ56とを電源ACに対して直列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温ショーケースや冷
蔵庫等の冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷却装置においては、例
えば特公平4−32311号公報(F25D13/0
0)に示されるように、庫内温度を検知して異常高温、
或いは、異常低温にてブザー等の報知装置(警報装置)
を駆動するよう構成されている。また、特公平4−54
158号公報(F25D21/08)では、除霜タイマ
によって圧縮機と除霜ヒータへの通電を択一的に切り換
え、それぞれの運転(発熱)を制御するよう構成してい
る。
【0003】ところで、この種冷却装置の圧縮機として
ロータリー型のコンプレッサが使用される場合、圧縮機
に通電される三相交流電源の相(R相、S相、T相)が
逆となると圧縮機が逆回転してしまう。そのため、従来
より係る冷却装置においては、三相交流電源の逆相接続
を検知して接点を開く逆相防止リレーと相切換スイッチ
を設け、係る逆相接続時には圧縮機への通電を禁止して
逆回転を防止すると共に、相切換スイッチにより正常な
相接続に切り換えることができるよう構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような逆相防止リ
レーを用いれば、圧縮機の逆回転は確実に防止すること
ができるが、逆相接続時の症状としては、コンセントを
接続しても圧縮機が運転を開始しないだけであるため、
使用者としては他の機器の故障と勘違いし易く、無用な
不安感を与える問題があった。特に、電源投入後に遅延
して圧縮機が起動するものでは、当該遅延期間が経過し
てから係る異常が判明するため、使用性も一層悪化する
ことになる。
【0005】そのため、従来では逆相接続時に点灯する
格別な表示ランプ等を取り付け、即座に使用者が逆相接
続を確認できるようにしていたが、今度は配線の複雑化
と部品点数の増加によるコストの高騰を引き起こす問題
が生じていた。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、電源の逆相接続による圧
縮機の逆回転を防止すると共に、部品点数を増加させる
こと無く電源の逆相接続を迅速に使用者に報知すること
ができる冷却装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷却装
置は、三相交流電源に接続されたロータリー型の圧縮機
及び除霜ヒータと、これら圧縮機及び除霜ヒータへの通
電を択一的に制御するための切換接点を具備した除霜タ
イマと、電源の逆相接続を検知して接点を開く逆相防止
リレーとを備えており、この逆相防止リレーの接点と除
霜タイマとを電源に対して直列に接続したものである。
【0008】請求項2の発明の冷却装置は上記におい
て、除霜タイマは通電されて点灯する表示器を有してい
ることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明の冷却装置は、三相交流電
源に接続されたロータリー型の圧縮機と、電源の逆相接
続を検知して接点を開き、圧縮機への通電を禁止する逆
相防止リレーと、冷却装置に発生した逆相接続以外の他
の異常を警告するための警報装置とを備えており、逆相
防止リレーの接点が開いた場合にも警報装置が動作する
回路接続としたものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、逆相防止リレーの接
点と除霜タイマとを電源に対して直列に接続しており、
電源の逆相接続時には、逆相防止リレーの接点が開いて
除霜タイマに通電されなくなるので、圧縮機への通電も
禁止される。従って、電源の逆相接続による圧縮機の逆
回転を確実に防止することができる。特に、逆相接続時
には除霜タイマが非通電となって動作しないので、係る
除霜タイマの動作状況によって使用者に対して逆相接続
を即座に認知させることができる。従って、逆相表示用
の格別な表示ランプ等を不要とすることが可能となり、
配線の簡素化とコストの低減を図ることが可能となる。
【0011】また、請求項2の発明によれば、除霜タイ
マが通電時に点灯する表示器を有しているので、この除
霜タイマの表示器の点灯状態によって、電源の逆相接続
を使用者に迅速、且つ、確実に報知することができる。
即ち、除霜タイマの表示器を兼用して逆相接続の発生を
警告できるので、逆相表示用の格別な表示ランプ等を不
要とし、配線の簡素化とコストの低減を図ることができ
るようになる。
【0012】請求項3の発明によれば、冷却装置に発生
した逆相接続以外の他の異常を警告するための警報装置
が設けられているものにおいて、逆相防止リレーの接点
が開いた場合にも警報装置が動作する回路接続としたの
で、逆相防止リレーにより電源の逆相接続時の圧縮機の
逆回転を防止しつつ、他の警報装置を兼用して逆相接続
の発生を警告できるようになる。従って、電源の逆相接
続を使用者に迅速、且つ、確実に報知することができる
と共に、逆相表示用の格別な表示ランプ等を不要とし、
配線の簡素化とコストの低減を図ることができるように
なるものである。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明を適用する冷却装置の実施例としての
低温ショーケース1の電気回路図、図2は低温ショーケ
ース1の斜視図、図3は低温ショーケース1の正面図、
図4は低温ショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示し
ている。
【0014】各図において、低温ショーケース1は例え
ばデパートの食品売場やスーパーマーケット等におい
て、アイスクリーム等を陳列保存するために用いられる
ものであり、上方に開放した横長矩形状の断熱箱体2か
ら構成されている。この断熱箱体2は、金属製の外箱3
と、この外箱3内に間隔を存して組み込まれた金属製の
内箱6と、両箱3、6間に現場発泡方式にて充填された
発泡ポリウレタン等の断熱材7とから構成されている。
【0015】前記内箱6の対向する側壁内側には、間隔
を存してダクト板8、9が取り付けられており、ダクト
板8、9の下端間には底板11が着脱可能に架設され、
これによって、内箱6の内側には底面から前後に立ち上
がる一連のダクト12が構成されると共に、これらダク
ト板8、9と底板11の内側に貯蔵室22が画成され、
貯蔵室22内にはバスケット51が着脱自在に装着され
ている。一方、前記断熱箱体2の底壁13は前後方向に
並んだ低位部13Aと高位部13Bを有した段差形状と
されており、前記底板11は前記高位部13Bより上方
に位置する。
【0016】そして、前記低位部13Aの上面にはドレ
ンパン14が設けられ、このドレンパン14の最も低い
位置には断熱箱体2外下方に連通した排水孔16が形成
されている。このドレンパン14上には前記ダクト12
内に位置して冷凍サイクルの冷媒回路に含まれる横長の
プレートフィン型冷却器17が配設され、この冷却器1
7の排水孔16側に設けたファンケース18内には吸込
型のプロペラファンから成る送風機19が取り付けられ
ている。
【0017】また、前記高位部13Bと低位部13Aの
段差部分は上部が冷却器17から離間するように傾斜面
13Cとされている。また、前記ダクト板9の上端は吐
出口9A、ダクト板8の上端は吸込口8Aとされると共
に、吐出口9Aには内側に湾曲した風向板21が所定間
隔で取り付けられている。
【0018】一方、前記断熱箱体2の開口周縁にはステ
ンレス製の飾り43、43が取り付けられている。ま
た、断熱箱体2の下端前後には多数の透孔24・・が穿
設されたキックプレート26、26が取り付けられ、こ
のキックプレート26、26間に位置して断熱箱体2の
下方には機械室27が構成されている。そして、前記高
位部13B下方に位置する機械室27内には、前記冷却
器17と共に前記冷凍サイクルの冷媒回路を構成するロ
ータリー型の圧縮機52、凝縮器53及び凝縮器用送風
機54、電装箱30等が配設される。
【0019】この機械室27の後面はパネル36、38
にて開閉自在に閉塞され、パネル36の右側及びパネル
38にはスリット39・・が複数形成されている。そし
て、圧縮機52や凝縮器53等はスリット39に対応す
る位置のパネル36、38後側に位置しており、電装箱
30はパネル36の左側の後方に位置している。この電
装箱30の近傍には除霜タイマ56が配設されている。
除霜タイマ56は、時刻表示のための表示器(LED)
57を複数備えており、この表示器57はパネル36に
穿設した矩形状の窓孔58から外部に露出している。
【0020】次に、図1においてT相(AT)、S相
(AS)、R相(AR)から成る三相交流200V電源
ACのA相及びR相には二連の相切換スイッチ(SW)
61が接続され、S相及びR相間には前記送風機19を
駆動するモータ(FM2)19Mが接続され、更に凝縮
器用送風機54を駆動するモータ(FM1)54Mが、
圧縮機用マグネットスイッチ(CMG)62の常開接点
62Bと直列に接続されている。そして、相切換スイッ
チ61の後段(コモン接点)及び電源ACのS相には以
下の回路が接続される。
【0021】即ち、前記圧縮機52を駆動するモータ
(CM)52MのS相端子は電源ACのS相に接続さ
れ、R相端子及びT相端子はサーマルリレー63、63
及びマグネットスイッチ62の常開接点62A、62A
を介して、相切換スイッチ61に接続されている。ま
た、電源ACのS相にはドレンパンヒータ(PH)66
が接続され、このドレンパンヒータ66には除霜ヒータ
(DH)67、67がそれぞれ過熱防止器(OHP)6
8及び除霜用のマグネットスイッチ69の常開接点69
Aを介して相切換スイッチ61にそれぞれ接続されてい
る。
【0022】更に、電源ACのS相及び相切換スイッチ
61には逆相防止リレー(NPR)71が接続されてい
る。この逆相防止リレー71は、圧縮機52のモータ5
2Mが逆回転する相(逆相)電源ACが印加された場合
に、接点71Aを開くものである。そして、この接点7
1Aと前記除霜タイマ(DT)56、水切りタイマ
(T)72、サーモスタット(TH)73、インターナ
ルサーモ74、前記サーマルリレー63の常閉接点63
A、遅延タイマ76及びマグネットスイッチ62、69
が相切換スイッチ61に接続される。
【0023】前記除霜タイマ56は切換接点56A(コ
モン端子3番、切換端子4番、2番)とタイマモータ
(TM)56M及び前記表示器57を有しており、切換
接点56Aのコモン端子が接点71Aに接続され、接点
71Aが一方の相切換スイッチ61に接続されている。
そして、除霜タイマ56のタイマモータ56Mと表示器
57は並列にコモン端子及び他方の相切換スイッチ61
間に接続され、これによって、接点71Aと除霜タイマ
56は電源ACに対して直列に接続されることになる。
【0024】そして、除霜タイマ56の4番端子と他方
の相切換スイッチ61間には前記水切りタイマ72、サ
ーモスタット73、インターナルサーモ74、常閉接点
63A、遅延タイマ76及びマグネットスイッチ62が
直列に接続され、2番端子と他方の相切換スイッチ61
間には前記マグネットスイッチ69が接続されている。
【0025】尚、前記過熱防止器(OHP)68は冷却
器17の所定の除霜終了温度にて接点を開き、通電を断
つものである。また、前記水切りタイマ72は電源投入
時及び除霜終了時に5分間の水切り時間を確保するもの
で、前記インターナルサーモ74は圧縮機52の異常高
温によって接点を開くものであり、遅延タイマ76は通
常2〜3秒遅れてマグネットスイッチ62に通電し、チ
ャタリングを防止するものである。
【0026】以上の構成で、次に低温ショーケース1の
動作を説明する。今、除霜タイマ56の切換接点56A
は4番端子に閉じているものとする。そして、正常な相
の電源ACが印加されたものとすると、逆相防止リレー
71の接点71Aも閉じているので、除霜タイマ56の
タイマモータ56M及び表示器57に通電されてタイマ
モータ56Mは回転を開始し、表示器57は点灯する。
この表示器57の点灯によって使用者は電源ACが正常
に印加されたことを確認することができる。
【0027】そして、サーモスタット73が閉じるとマ
グネットスイッチ62に通電され、接点62A及び62
Bが閉じてモータ52M及び54Mに通電される。これ
によって、圧縮機52(及び送風機54)が正常(正回
転)に運転されると、送風機19は連続して運転されて
いるので、冷却器17にて冷却された冷気は傾斜面13
Cからダクト12内を吹き上げられ、ダクト板9上端の
吐出口9Aから貯蔵室22の上部に向かって吐出され
る。貯蔵室22内を循環した冷気はダクト板8上端の吸
込口8Aからダクト12内に吸い込まれ、送風機19に
帰還する循環を行う。
【0028】係る冷却によりサーモスタット73が検知
する前記吸込冷気の温度が例えば−22℃に低下する
と、サーモスタット73が開いて接点62A、62Bが
開くのでモータ52M、54Mは停止する。そして、吸
込冷気温度が例えば−20℃に上昇すると、再びサーモ
スタット73が閉じてモータ52M、54Mが起動す
る。これによって、貯蔵室22内は平均ー21℃の設定
温度に冷却される。
【0029】そして、タイマモータ56Mへの通電開始
から例えば12時間経過すると、除霜タイマ56の切換
接点56Aは2番端子に切り換わる。これによって、マ
グネットスイッチ62への通電は断たれるので、圧縮機
52のモータ52Mの運転は禁止される。代わりにマグ
ネットスイッチ69に通電されるので、常開接点69A
が閉じ、ドレンパンヒータ66及び除霜ヒータ67、6
7に通電されて冷却器17の除霜が開始される。そし
て、冷却器17の温度が例えば−10℃に上昇し、或い
は、除霜開始から例えば45分が経過すると各ヒータ6
6、67の通電を停止し、除霜が終了すると共に、除霜
開始から所定時間後に切換接点56Aは4番端子に復帰
する。
【0030】ここで、電源ACを投入(コンセントに接
続)した時点で逆相である場合、逆相防止リレー71の
接点71Aは開いている。この接点71Aが開くことに
より、除霜タイマ56及びマグネットスイッチ62、6
9への通電は断たれるので、接点62Aは開いており、
従って、圧縮機52のモータ52Mの運転は禁止され
る。これによって、電源ACの逆相接続によるモータ5
2Mの逆回転は防止される。また、除霜タイマ56への
通電も断たれているので、タイマモータ56Mは動作せ
ず、表示器57も点灯しない。
【0031】この除霜タイマ56のタイマモータ56M
の不動作及び表示器57の消灯により、電源ACの逆相
接続を使用者に迅速、且つ、確実に報知することができ
る。即ち、除霜タイマ56の表示器57を兼用して逆相
接続の発生を使用者に警告できるので、逆相表示用の格
別な表示ランプ等を不要とし、配線の簡素化とコストの
低減を図ることができるようになる。尚、係る逆相接続
が発生した場合には、相切換スイッチ61を切り換え
る。これによって、T相とR相が入れ換わるので、正常
な相接続となり、逆相防止リレー71の接点71Aが閉
じて前述の如く圧縮機52は運転可能となる。
【0032】次に、図5は低温ショーケース1のもう一
つの電気回路を示している。尚、この図において図1乃
至図4と同一符号で示すものは同一とする。この場合は
図1の回路に加えて、除霜表示ランプ(OL)81、庫
内高温警報基板(PCB)82、庫内高温警報ランプ
(RL)83、補助リレー(1X、2X)84、86、
フィルターセンサ(PTH)87、防露ヒータ(WH)
88、瞬時復帰型のブザー停止スイッチ(SW1)8
9、警報ブザー91及びフィルタサインランプ92が設
けられる。
【0033】前記除霜ランプ81は除霜用のマグネット
スイッチ69と並列に接続され、冷却器17の除霜中点
灯する。庫内高温警報基板82は、電源トランス82T
と接点82Sから成り、電源トランス82Tは逆相防止
リレー71の接点71Aと直列に相切換スイッチ61に
接続されている。この庫内高温警報基板82は、電源ト
ランス82Tに通電されている状態で、貯蔵室22の温
度が低い場合に接点82Sを開いており、貯蔵室22の
温度が異常高温(例えば−5℃以上)に上昇した場合に
接点82Sを閉じるもので、電源トランス82Tが非通
電の場合にも接点82Sを閉じる。
【0034】そして、前記庫内高温警報基板82の接点
82Sには直列に、庫内高温警報ランプ83と補助リレ
ー84の並列回路が相切換スイッチ61に接続されてい
る。また、フィルターセンサ87は凝縮器53の塵埃除
去用フィルターの目詰まりを検知して接点を閉じるもの
で、フィルターサインランプ92はこのフィルターセン
サ87に直列に接続されている。更に、警報ブザー91
は補助リレー86の常閉接点86A及び補助リレー84
の切換接点84Aと直列に接続され、切換接点84Aの
常閉端子はフィルターサインランプ92とフィルターセ
ンサ87の間に接続されている。
【0035】ブザー停止スイッチ89と補助リレー86
の直列回路は、警報ブザー91と接点86Aの直列回路
に並列に接続され、ブザー停止スイッチ89には更に補
助リレー86の常開接点86Bが並列接続されている。
そして、前記防露ヒータ88は相切換スイッチ61に接
続されて電源投入中連続通電される。
【0036】以上の構成で、主に図1に示された回路部
品以外の動作について説明する。逆相防止リレー71の
接点71Aが閉じているものとして、圧縮機52の故障
等により、貯蔵室22の温度が異常に上昇して前記高温
度に達すると、庫内高温警報基板82の接点82Sが閉
じ、庫内高温警報ランプ83に通電されて点灯する。ま
た、補助リレー84も通電されるので、切換接点84A
が常開端子に閉じ、警報ブザー91にも通電されて鳴動
する。また、凝縮器53のフィルターが目詰まりする
と、フィルターセンサ87が閉じるので、フィルターサ
インランプ92に通電されて点灯し、警報ブザー91に
も通電されて鳴動する。
【0037】このようなランプ83、92と警報ブザー
91の動作による警報によって、使用者は貯蔵室22の
高温異常及び凝縮器53のフィルター目詰まり迅速、且
つ、確実に認知することができる。尚、ブザー停止スイ
ッチ89を閉じれば補助リレー86が通電されて接点8
6Aを開くので、警報ブザー91の鳴動は停止される。
但し、各ランプ83、92は異常が解消されない限り点
灯し続け、解消により消灯すると共に、補助リレー86
も非通電となって初期状態に復帰する。
【0038】ここで、前述の如く電源ACを投入(コン
セントに接続)した時点で逆相である場合、前述同様逆
相防止リレー71の接点71Aは開いている。この接点
71Aが開くことにより、除霜タイマ56及びマグネッ
トスイッチ62、69への通電は断たれるので、接点6
2Aは開いており、従って、圧縮機52のモータ52M
の運転は禁止される。これによって、電源ACの逆相接
続によるモータ52Mの逆回転は防止される。また、除
霜タイマ56への通電も断たれているので、タイマモー
タ56Mは動作せず、表示器57も同様に点灯しない。
【0039】また、庫内高温警報基板82のトランス8
2Tも非通電となるので、前述の如く接点82Sが閉
じ、庫内高温警報ランプ83に通電されて点灯する。ま
た、補助リレー84も通電されるので、切換接点84A
が常開端子に閉じ、警報ブザー91にも通電されて鳴動
する。即ち、係る庫内高温警報ランプ83及び警報ブザ
ー91の動作により、電源ACの逆相接続を使用者に迅
速、且つ、確実に報知することができる。特に、逆相接
続以外の異常を報知する庫内高温警報基板82、庫内高
温警報ランプ83及び警報ブザー91を兼用して逆相接
続の発生を使用者に警告できるので、逆相表示用の格別
な表示ランプ等を不要とし、配線の簡素化とコストの低
減を図ることができるようになる。
【0040】尚、実施例では低温ショーケースに本発明
を適用したが、それに限らず、冷蔵庫や空調装置その他
の各種冷却装置に本発明は有効である。また、実施例で
は庫内高温警報基板を利用して電源の逆相接続を警報す
るようにしたが、それに限らず、フィルターセンサ等を
利用しても差し支えない。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、逆相防止リレーの接点と除霜タイマとを電源に対し
て直列に接続しており、電源の逆相接続時には、逆相防
止リレーの接点が開いて除霜タイマに通電されなくなる
ので、圧縮機への通電も禁止される。従って、電源の逆
相接続による圧縮機の逆回転を確実に防止することがで
きる。特に、逆相接続時には除霜タイマが非通電となっ
て動作しないので、係る除霜タイマの動作状況によって
使用者に対して逆相接続を即座に認知させることができ
る。従って、逆相表示用の格別な表示ランプ等を不要と
することが可能となり、配線の簡素化とコストの低減を
図ることが可能となるものである。
【0042】更に、請求項2の発明によれば、上記に加
えて除霜タイマが通電時に点灯する表示器を有している
ので、この除霜タイマの表示器の点灯状態によって、電
源の逆相接続を使用者に迅速、且つ、確実に報知するこ
とができる。即ち、除霜タイマの表示器を兼用して逆相
接続の発生を警告できるので、逆相表示用の格別な表示
ランプ等を不要とし、配線の簡素化とコストの低減を図
ることができるようになる。
【0043】また、請求項3の発明によれば、冷却装置
に発生した逆相接続以外の他の異常を警告するための警
報装置が設けられているものにおいて、逆相防止リレー
の接点が開いた場合にも警報装置が動作する回路接続と
したので、逆相防止リレーにより電源の逆相接続時の圧
縮機の逆回転を防止しつつ、他の警報装置を兼用して逆
相接続の発生を警告できるようになる。従って、電源の
逆相接続を使用者に迅速、且つ、確実に報知することが
できると共に、逆相表示用の格別な表示ランプ等を不要
とし、配線の簡素化とコストの低減を図ることができる
ようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却装置の実施例としての低温ショー
ケースの電気回路図である。
【図2】本発明の冷却装置の実施例としての低温ショー
ケースの斜視図である。
【図3】本発明の冷却装置の実施例としての低温ショー
ケースの正面図である。
【図4】本発明の冷却装置の実施例としての低温ショー
ケースの縦断側面図である。
【図5】本発明の冷却装置の実施例としての低温ショー
ケースのもう一つの電気回路図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 52 圧縮機 52M モータ 56 除霜タイマ 57 表示器 61 相切換スイッチ 71 逆相防止リレー 71A 接点 82 庫内高温警報基板 83 庫内高温警報ランプ 91 警報ブザー AC 三相交流200V電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相交流電源に接続されたロータリー型
    の圧縮機及び除霜ヒータと、これら圧縮機及び除霜ヒー
    タへの通電を択一的に制御するための切換接点を具備し
    た除霜タイマと、前記電源の逆相接続を検知して接点を
    開く逆相防止リレーとを備え、この逆相防止リレーの接
    点と前記除霜タイマとを前記電源に対して直列に接続し
    たことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 除霜タイマは通電されて点灯する表示器
    を有していることを特徴とする請求項1の冷却装置。
  3. 【請求項3】 三相交流電源に接続されたロータリー型
    の圧縮機と、前記電源の逆相接続を検知して接点を開
    き、前記圧縮機への通電を禁止する逆相防止リレーと、
    冷却装置に発生した前記逆相接続以外の他の異常を警告
    するための警報装置とを備え、前記逆相防止リレーの接
    点が開いた場合にも前記警報装置が動作する回路接続と
    したことを特徴とする冷却装置。
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