JPH0132270Y2 - - Google Patents

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JPH0132270Y2
JPH0132270Y2 JP461782U JP461782U JPH0132270Y2 JP H0132270 Y2 JPH0132270 Y2 JP H0132270Y2 JP 461782 U JP461782 U JP 461782U JP 461782 U JP461782 U JP 461782U JP H0132270 Y2 JPH0132270 Y2 JP H0132270Y2
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housing
leaf spring
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thermostat
plate
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JP461782U
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  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は部材の組込み作業を容易にしたサー
モスタツトに関するものである。
サーモスタツトはベローズ等の圧力応動体、作
動板、設定温度の調節装置、作動板の動作をスイ
ツチに伝える伝達装置、スイツチ体等の部材を金
属ケース内に組込んで温度制御装置として構成す
るものである。
例えば実開昭56−第2546号で示されているよう
に、これ等の部材は三乃至四ブロツクにまとめら
れ、最終的にこれ等のブロツクを結合して完成体
とするものであるが、ブロツク間の部材の結合、
又はブロツクとケースとの結合のために、係止
片、透孔、切欠などをあらかじめ部材又はケース
に設けて、組込に際しては工程の順序に従いケー
スの上、下から又は横から組込むもので、組込に
は十分な経験と熟練を必要とし、また、多くの工
数を費していたものである。
本考案は部材の組込が容易で非熟練者でも誤り
なく組立ができるようにすることを目的としたも
のである。本考案の構成は熱応動体の動きに対抗
するばねに板ばねを用い、該板ばねを作動板に兼
用することにより機構を簡素化し、熱応動体、板
ばね、端子板、調整ねじ等の各部材中心線を略同
一平面上に配設し、該平面により、筐体を二つ割
として合成樹脂で構成し、モールド加工により各
筐体に予め所定の部材の収容される空間、隔壁、
部材を保持するスリツト、突起、透孔などを形成
して位置決めし、第1の筐体に筐体内の全部材を
一方向から所定の位置に収めることにより、所定
の部材の結合が行われ、部材を有しない第2の筐
体を第1の筐体に重合して両者を簡単な結合手段
で筐体外部で固定することにより完成体とするも
のである。
以下図面に基づき本考案実施例の説明をする。
第1図は本サーモスタツト組立完成体の外観図
を示したもので、イは正面図、ロは平面図、ハは
側面図を示したものである。
合成樹脂製の筐体20は外部に突出する端子板
13,16の長手方向の中心を結ぶ線上で、第1
の筐体20aと第2の筐体20bに分割され、各
筐体には端子板13,16の貫通する挿通孔21
a,21bと21′a,21′b、また両筐体20
a,20bの重合時衝止する筐体外部に一体的に
突出する突出片22a,22bおよび23a,2
3bを設けている。13a,13bは端子板13
の基部から挿通孔外に突出する折曲片で筐体重合
後第1、第2の筐体面に折曲げて、端子板13を
筐体に固定するもので、16a,16bは端子1
6の折曲片である。9はカムの案内板、10はカ
ム板、8は案内板の案内溝に沿い横行し、カム板
を操作するスライダーである。案内板9は金属板
で第1の筐体20aに係止爪24で固定すると共
に、第1の筐体の両側面に沿つて延設する固着辺
25で両筐体を重合後、先端の二叉爪26を拡開
して両者を固定する。
3は感温部に通ずる毛細管で後述する熱応動体
1内部に導通している。
第2図は第1の筐体20aの内部を示す平面図
で、黒点を散布して示した部分は合成樹脂の凸出
した壁体部分を示し、熱応動体1は、その中心線
が筐体の分割面上にあつて、その金属底板2の周
縁を筐体壁体4に設けたスリツト2aに挿通して
固定され、熱応動体の遊端面に突起5aで当接す
る板ばね5は長手方向の中心線が筐体の分割面上
にあり、壁体4を断面半円状に穿つて内面にねじ
面を形成した半円溝6aに螺合し進退自在の板ば
ね荷重調整用の調整ねじ6の先端が係止孔5bに
挿通してその一端を支保し、筐体壁体4に設けた
板ばね支点4aに当接し、他端はU字状に折曲げ
た先端部分に設けた係止孔5cに挿通する、前記
カム板10と一体的で、透孔4bを貫通する、温
度調整用調整軸10bで支保する。筐体の上方に
は壁体4に設けた前記挿通孔21aと貫通して端
子板13が筐体内の先端に固定接点12を有し他
端を筐体外に突出して設けられ、また挿通孔21
a′を貫通して端子板16が設けられ、端子板16
は筐体内に於て接点板15と接続し、接点板には
反転ばね17とその先端には前記固定接点と接離
する可動接点14とを有してスイツチ体を構成す
る。
端子板13および端子板16は、第2図には省
略しているが、前述の如く第1の筐体20aと第
2の筐体20bを重合した後、折曲片13a,1
3b又は16a,16bで適正な位置に筐体に固
定する。
板ばね5と接点板15の間には壁体4の間隙を
通して作動桿19がその両端をそれぞれ板ばね5
および接点板15bに挿通して両者を連結し、接
点板15に当接する接点間隙調整ねじ18が壁体
4を貫通し、断面半円状のねじ溝18aに螺合し
て進退自在としている。
第2の筐体20bには、第3図イ,ロ,ハで示
すように第1の筐体20aに収容された各部材を
保持するため、第1の筐体と対応する位置に、熱
応動体の底板2を嵌入するスリツト2b、端子板
13、及び端子板16の嵌入する挿通孔21b,
21b′、並びにばね板荷重調整ねじ6または接点
間隙調整用ねじ18を被覆する断面半円状の溝6
bまたは18bが設けられており、第1の筐体に
収容された各部材にそれぞれ第2の筐体の各スリ
ツト又は半円溝を合せて押圧し、両筐体を重合し
た後、前述の筐体外部からの結合手段により部材
の位置を固定し組立完了となる。
なお筐体の接合面周縁に互いに嵌合する凹b,
凸a部を設けて嵌合すれば更に正確に結合され
る。(第4図参照) 本考案のサーモスタツトは上記の如くスイツチ
と熱応動体との間に熱応動体に対抗する板ばねを
配設し、板ばね荷重の調節は調節ねじ6の進退に
よつて初期設定をなし、装置に装着後の作動温度
の設定はカムの操作により筐体外から調整軸10
bを上下動させて板ばね荷重を調整することによ
り行い、上記板ばねの動きを作動桿19を介して
スイツチに伝達し、接点間の間隙調節は調節ねじ
18で筐体外から行う構成としており、熱応動
体、板ばね、端子板、調整ねじ等主要部材の中心
線を略同一平面上に置いているので、その平面で
二つ割に構成された合成樹脂の第1、第2の筐体
のうち、カム装置を筐体外面に装着し、カム板と
一体的な調整軸10bが貫通する透孔4bを有す
る第1の筐体20a内に、 (イ) 熱応動体1の底板2の周縁を筐体のスリツト
2aに嵌入し、 (ロ) 筐体壁体4に設けた半円ねじ溝6aに、板ば
ね荷重調整ねじ6を螺合してその先端を板ばね
5の係止孔5bに挿通し、板ばねの中間突起5
aを熱応動体の遊端面に当接させると共に板ば
ねの反対面を筐体壁に設けた支点4aに当接さ
せ、板ばねの他端折曲辺に設けた係止孔5cに
前記調整軸10bの先端を嵌入し板ばね5を支
持する。
(ハ) 固定接点12を有する端子板13を筐体壁に
設けた挿通孔21aに挿通し、可動接点14を
有する接点板15と接続する他の端子板16を
挿通孔21′a′に挿通する。
(ニ) 接点板のスナツプ作動板15bと板ばね5と
の間に作動桿19を介設し、その両端をそれぞ
れスナツプ作動板15b、または板ばね5に嵌
入して両者を接続する。
(ホ) 接点間隙調整ねじ18を筐体壁体に設けた半
円ねじ溝18aに螺合する。
以上(イ)〜(ホ)の組立作業は何れも第1筐体20a
の一方向から筐体内に部材が収められるので、順
序は必ずしも上記の通りでなくとも差支えなく、
前記作業で必要な全部材を具備する。
(ヘ) 部材を有しない第2の筐体20bを第1の筐
体20aと対応して熱応動体底板2をスリツト
2bに、端子板13または端子板16を挿通孔
21bまたは21′b′に嵌入し、調整ねじ6に
は半円溝6bを、接点間隙調整ねじ18には半
円溝18bを合せて両筐体を重合する。
(ト) 重合後、端子板13の折曲片13aまたは1
3bを折曲げて第1の筐体20aまたは第2の
筐体20bの外面に端子板13を固定し、端子
板16も同様に折曲片16aまたは16bを折
り曲げて第1、または第2の筐体外面に端子板
16を固定する。
(チ) 案内板9の固着辺25の先端二叉爪を拡開し
両筐体を固定する。
以上の工程によりきわめて容易にサーモスタツ
トの組立を行うことができる。
上記の如く本考案は熱応動体の動作に対抗する
ばねに板ばねを用い、該ばねを作動板と兼用する
機構として部品点数を削減して簡素化し、熱応動
体、板ばね、端子板、調整ねじ等の各部材の中心
線を略同一平面上に置いて二つ割の合成樹脂の筐
体に所定の部材が収容される空間、隔壁、部材を
保持するスリツト、突起、透孔等をあらかじめ形
成して、第1の筐体に筐体内の全部材を一方向か
ら所定の位置に所定の手段で収めることにより所
定の部材の結合が得られ、第2の筐体を第1の筐
体に対応して重合して簡単な結合手段で筐体外部
で固定することにより組立を完了するので非熟練
者でも容易に行うことが出来る他、下記の効果を
奏する。
(1) 各部材は筐体に設けたスリツト、孔、溝等の
位置決め手段により位置が決まり移動が拘束さ
れるので、組立が正確に行われる。
(2) 筐体内の部材の組込みは開放状態で行うので
やり易く、部材の位置がきまつているのでどの
部材を先に組込んでも差支えなく、作業者の創
意工夫が生かされる。
(3) 部材に欠品があつても、他の部材の組込みを
先に行うことができるので、手持ち時間を少く
することができる。
(4) スイツチ接点を他の機構部から合成樹脂壁体
で遮断しているので電気的絶縁性を確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したもので、第1図
は組立完成体の外観図を示し、イは正面図、ロは
平面図、ハは側面図を示し、第2図は第1の筐体
の内部を示し、一部を断面で示した平面図。第3
図は第2の筐体のイ内部を示した平面図とロ,ハ
側面図、第4図は第1の筐体と第2の筐体の重合
部の断面図を示したものである。 1……熱応動体、5……板ばね、6……板ばね
荷重調整ねじ、7……カム、8……スライダー、
9……案内板、10……カム板、13,16……
端子板、15……接点板、17……反転ばね、1
8……接点間隙調整ねじ、19……作動桿、20
……筐体、20a……第1筐体、20b……第2
筐体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スイツチ体と熱応動体との間に熱応動体に対向
    し、作動板を兼ねる板ばねを配設し、該板ばねの
    荷重を調整する調整ねじ手段と、カム手段を有
    し、熱応動体の動作を作動桿を介してスイツチ体
    に伝達するサーモスタツトに於いて、熱応動体、
    板ばね、端子板、板ばね荷重調整ねじ、接点間隙
    調整ねじの中心線を略同一平面上に配設し、該平
    面を境界として各部材を収容する合成樹脂よりな
    るサーモスタツト筐体を第1の筐体と第2の筐体
    とに分割し、分割した筐体のそれぞれの所定の位
    置に空間、隔壁、スリツト、挿通孔、半円溝の筐
    体内に収容する部材のそれぞれの位置決め手段を
    あらかじめモールド加工により形成し、相対向す
    る半円溝の少なくとも一方を半円ねじ溝とし、第
    1の筐体内に収容する各部材を一方向から所定の
    位置に配設した後、第2の筐体を第1の筐体と対
    応して重合し、重合した筐体を互いに固定してな
    るサーモスタツト。
JP461782U 1982-01-19 1982-01-19 サ−モスタツト Granted JPS58107537U (ja)

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