JPH01321414A - 光ファイバケーブル及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、Ｍｆｌｉ層に対し、周囲の光ファイバユニッ
トが離間し若しくは緩やかな接触状態で位置されている
光ファイバゲープル及びその製造方法に関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来の光ファイバケーブルの構造は、その中心に鋼線ま
たは鋼撚線などからなるテンションメンバー（抗張力体
）を有し、ＰＥ（ポリエチレン）あるいはｐｖｃ、（ポ
リ塩化ビニル）などからなる被覆材でテンションメンバ
ーの外周を被覆し１、その被覆材の外周に複数本の光フ
ァイバユニットを撚合せ、光ファイバユニットの外周に
押え巻テープを巻付け、さらにその上にシースを施して
なるものである。ここに、光ファイバユニットは、例え
ば、中心にテンションメンバーを有し、その周囲に複数
本の光フアイバ心線（例えば、６心）を直接に撚合せて
、これを緩衝材で覆ったものを１ユニツトとする。

ところで、光フアイバ心線は、例えば石英材からなるも
のであり、それに側圧等の外力が加わると、光フアイバ
心線に微少な曲がり（マイクロベンディング）、つまり
歪が生じる。この為、製造された光ファイバケーブルは
、伝送損失が増加し。

て、伝送特性が悪くなることになる。したがって、光フ
ァイバケーブルの構造及び製造に当たっては、光フアイ
バ心線に対する外力への配慮が必要となる。

［発明が解決し、ようとする課題］ ところが、従来の光ファイバケーブル構造にあっては、
上記被覆材の外周面に複数の光ファイバユニットを撚合
せて押え巻テープを巻き付けた際。

各光ファイバユニットが被覆材に圧接する。この圧接に
よる外力が光ファイバユニットに加わり、光ファイバユ
ニットの構成要素である光フアイバ心線に歪を生じさせ
る原因となっていた、さらに、その上から例えば強化プ
ラスチックよりなるシースを施す必要上、このシース圧
が光ファイバユニットに加わって、光フアイバ心線の歪
が加算され、光ファイバケーブルの伝送特性が悪化する
ことがあった。

本発明の目的は、上記欠点を解消し２、伝送特性の良好
な光フアイバーケーブルを提供することである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために、テンションメンバ
ーを内蔵するｙｉ衝性部材の周囲に光ファイバユニット
を配ｆ　Ｌ、た光ファイバゲープルに於いて、上記緩衝
性部材がその周囲に中空状に緩衝層を有し６、該ＭＷＩ
層に対し１周囲の光ファイバユニットが離間し若しくは
緩やかな接触状態で位置させた構成よりなる光ファイバ
ケーブルである。

上記光ファイバケーブルは、テンションメンバーの外側
に、周囲に中空状に緩衝層を有するプラスチック製緩衝
部材を設け、該プラスチック製緩衝部材の中空部に熱風
を送り込んで上記緩衝層を膨張させて、上記緩衝層の周
囲に光ファイバユニットを撚合せ、その周囲に押え巻テ
ープを巻き付け、上記Ｍ陽暦が常温になった時に、該Ｈ
！８層が収縮して、光ファイバユニットが圧接されない
ようにして成る。

〔作　用〕

上記構成により、緩衝性部材の周囲に中空状に有する緩
衝層に対し、この周囲に位置する光ファイバユニットが
離間し、若し、くは緩やかな接触状態で位１しているの
で、光ファイバユニットに生じていた圧接等の外圧によ
る歪が解消されるため、伝送特性の優れた光ファイバケ
ーブルとなる。

このような光ファイバケーブルを製造するに当たり、先
ず、テンションメンバーの外側に被覆されるプラスチッ
ク製Ｍ衝部材は、その周囲に中空状に＊＊層で覆われて
中空部が形成される。この中空部に熱風を送り込んで、
上記＊＊層を膨張させる。膨張した緩衝層の周囲に光フ
ァイバユニットを撚合せて、押え巻テープを巻き付ける
。その後、上記ＭＷＩ層が常温になった時に、該Ｍ陽暦
が収縮して、緩衝層に対し周囲の光ファイバユニットが
離間し、若しくは緩やかな接触状態で位置することにな
る９この際、光ファイバユニットに生じていた圧接等の
外圧による歪が解消される９この様にプラスチック製緩
衝部材の緩ＴＲＩＭを膨縮および収縮させるといった、
比較的簡易な方法により、光ファイバユニットに加えら
れる圧接による歪みの防止策が実現できる９ ［実施例］ 本発明の実施例による光ファイバケーブルは、第１図に
示すように、テンションメンバー１を緩衝性部材２で被
覆し、その周囲に光ファイバユニット４を撚合せ、さら
にその上に押え巻テープ１１を巻き付けて、シース１２
を施した構造である。ここに、Ｍｆｌｉ性部材２は、そ
の周囲に中空状に緩衝層６を有した形状のものである。

そして、光ファイバユニット４は、その緩衝層６の外周
面に対し、離間しているか若し、くは緩やかな接触状態
で位置している。

詳説すると、第２図に示すように、光ファイバケーブル
１０は、その中心部に複数本、ここでは７本のテンショ
ンメンバー１を有する。このテンジョン、メンバー１は
、ＰＥ（ポリエチレン）あるいはｐｖｃ、（ポリ塩化ビ
ニル）等のプラスチックから成る緩衝性部材２により被
覆されている９この緩衝性部材２は、中心側に位置する
内周部９と、その外周側に位置するＭ部層６と、これら
を連接し、ている複数、ここでは４つの連接部５により
、一体的な形状となっている、換言すれば、ａ貴注部材
２は、内周部９と連接部５と緩衝層６とで囲まれた複数
、ここでは４つの中空部３が軸方向へ連続し、て形成さ
れた形状となっている。さらに、上記構成の緩衝性部材
２の外周、正確には緩衝層６の外周に、複数、ここでは
８ユニツトの光ファイバユニット４が撚合せられている
。さらに、撚合ぜた光ファイバユニット４の外周には、
押え巻テープ１１が巻かれている。そして、この押え巻
テープ１１の外周には、例えばビニルシース等のシース
１２が施されている。

し、かも、光ファイバユニット４は、Ｍ衝Ｍ６と光ファ
イバユニット４との間が僅かの間隙７をもって離れてい
るか、または接触部８にて緩やかに接触している。つま
り、少なくとも１つの光ファイバユニット４と緩衝層６
との間には、間隙７が形成され、光ファイバユニット４
に加わった外力を解放し２ている。

このような間隙７および緩やかな接触部８は、次のよう
にし、て形成されるものである。

すなわち、光ファイバユニット４の撚合を行っている際
には、プラスチック製緩衝部材２の中空部３に熱風を軸
方向へ送り込んで、プラスチック製ｆＩＩ街部材２の緩
衝層６を膨脹さぜな状態におく。

そし５て、ｆａ街面層の外径が所定の径となった時に、
プラスチック製緩衝部材２の緩衝層６の外周面に光フア
イバーユニット４を撚合せて押え巻テープ１１を巻き付
ける。その後、熱風を取り去ることにより、プラスチッ
ク製緩衝部材２は常温となり、この緩衝層６が膨張前の
外径に戻り、間隙７および緩やかな接触部８が形成され
る。

なお、既に述べたように、光ファイバユニット４に側圧
等の外力を受けて微少な曲がり（マイクロベンディング
）、つまり歪が有ると、製造されな光ファイバケーブル
は伝送損失の増加を招き易くなる。

し、かし、ながら、光ファイバユニット４は、緩衝性部
材２の緩衝層６に対し１面かの間隙７を形成するか、接
触部８で例示するように緩やかに接触した状態となって
いるので、光ファイバユニット４あるいは光フアイバ心
線が受けた外圧による歪が解消される。シ、たがって、
本発明の実施例での光ファイバゲープル１０は、その歪
みによる伝送特性の劣化を防止できる。

次に、上記実施例による光ファイバケーブル１０の製造
方法について説明する。

第３図において、熱風発生装置１４は熱風を上記中空部
に与えるための装置であり、その熱屏１出口は調節弁１
５およびロータリージヨイント１６ａを介して、ケーブ
ルの後端部におけるグラスチック製緩衝部材の中空部と
連通し、ており、さらに、熱風回収口は巻取ｔｌ！１７
のロータリジヨイント１６ｂを介して、ケーブルの先端
部におけるプラスチック製ＭＷ１部材の中空部と連通し
、ている。

光ファイバケーブルを製造するに当たって、テンション
メンバー送出しドラム１３より、中空部を有するプラス
チック製Ｍ衝部材で被覆されたテンションメンバー２２
を送り出す。この時、調節弁１５により流量を適宜調節
し１、熱風発生装置１４により発生させた熱風を、ロー
タリージヨイント１６ａを介して、グラスチック製’１
１１８部材の中空部に導入する。導入された熱風は、中
空部を通り緩衝層を膨脹させて、緩衝層の外径を所定の
径にする。なお、その熱風は、巻取機１７に接続された
テンションメンバーの先端部より、ロータリージヨイン
ト１６ｂ、循環パイプ１８を通って、熱風発生装置１４
に戻される９ 上記の送出されたテンションメンバーは、複数のユニッ
トから成る撚合機１９に至る。この撚合機１９により、
テンションメンバーに被覆している１ＩｔｖＩ層の周囲
に、光ファイバユニットが撚合せられて、テーピング装
置２０に至る。

このテーピング装置２０において、上記撚合せられた光
ファイバユニットの周囲に、押え巻テープが巻き付けら
れる。従って、光ファイバユニットは押え巻テープによ
り、成る圧力下に置かれることになる。押え巻テープの
巻き付けられた光フアイバーユニットは、引取８！２１
により、所定の速度で引き取られて、巻取ドラム１７に
巻き収られる。

上記工程は連続的に行われ、そのうちに、送出しドラム
１３に巻き付けられていたテンションメンバー２２が終
端部に達する。これにより、テンションメンバーの全長
に亘って、光ファイバユニットの撚合せ工程が終了する
と共に、巻取ドラム１７への巻き取り作業も完了する。

この際に、テンションメンバー２２の終端部を送出しド
ラム１３より切り離せば、プラスチック製峻衝部材の中
空部に対する熱風の封入を行なう必要がなく、なる。

かくして得られた光ファイバケーブルは１時間が経過す
るにしたがって、ｌａ衝部層常温に戻り、収縮して、そ
の外径が膨張前の元の径に戻る。光ファイバユニットは
、上記緩衝層に圧接し、ないか又は圧接したとし、ても
緩やかに圧接した状態となる。この様な状態となること
により、光ファイバユニットは、ＩＩＩ衝層部層の外圧
を受けないので、光ファイバユニットあるいは光フアイ
バ心線に対する歪が解消され、歪みによる伝送特性の劣
化を防いだ光ファイバケーブルが提供できる。

しかも、上記効果を有した光ファイバゲープルが連続的
に製造できるだけでなく、プラスチック製Ｍ衝部材の中
空部に封入した熱風が循環パイプ１８を通って、熱風発
生装置１４に戻されるので、熱風の熱効率が良い。

［発明の効果］ 本発明によれば、Ｍｌｌｒ層に対し１周囲の光ファイバ
ユニットが離間し若しくは緩やかな接触状態で位置して
いるので、光ファイバユニットに生じていた圧接等の外
圧による歪が解消されるため、伝送特性の優れた光ファ
イバケーブルを提供することができる。

また、本発明による光ファイバケーブルは、プラスチッ
ク製Ｍ衝部材の緩衝層に加える温度によるその膨脹およ
び収縮作用を利用して、光ファイバユニットが上記緩衝
層に圧接し、ないようにしなので、比教的簡易な方法に
より、光ファイバユニットに加えられる圧接による歪み
の防止策が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は第１
図で示した実施例の正面断面図、第３図は本発明による
光ファイバゲープルの製造装置である。 図中、１はテンションメンバー、２は緩衝性部材または
プラスチック製Ｍ衝部材、３は空隙部、４は光ファイバ
ユニット、５は連接部、６は１ｓ衝層、７は間隙部、８
は緩やかな接触部である。 特許出願人　　日立電線株式会社 代理人弁理士　　絹　谷　信　雄 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、テンションメンバーを被覆する緩衝性部材の周囲に
   光ファイバユニットを配置した光ファイバケーブルに於
   いて、上記緩衝性部材がその周囲に中空状に緩衝層を有
   し、、該緩衝層に対し周囲の光ファイバユニットが離間
   し若しくは緩やかな接触状態で位置することを特徴とす
   る光ファイバケーブル。 ２、テンションメンバーの外側に、周囲に中空状に緩衝
   層を有するプラスチック製緩衝部材を設け、該プラスチ
   ック製緩衝部材の中空部に熱風を送り込んで上記緩衝層
   を膨脹させて、上記緩衝層の周囲に光ファイバユニット
   を撚合せ、その周囲に押え巻テープを巻き付け、上記緩
   衝層が常温になった時に、該緩衝層が収縮して、光ファ
   イバユニットが圧接されないようにしたことを特徴とす
   る光ファイバケーブルの製造方法。