JP3445712B2 - 空気圧送用光ファイバケーブル - Google Patents
空気圧送用光ファイバケーブルInfo
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Description
ューブ内に空気圧送するための空気圧送用光ファイバケ
ーブルに関する。
従来例を示す断面図である。
ァイバ素線2aを中心としてその外周に1本の引裂き紐
3と5本の光ファイバ素線2b〜2fとを集合させ、こ
れらの外周に樹脂からなるジャケット6を施し、ジャケ
ット6の外周にシース7を施して円形断面形状に形成し
たものである(外径6mm以下)。
ケーブルを圧送配管するための空気圧送用チューブケー
ブルの断面図である。
テンションメンバ9aの外周に6本のテンションメンバ
9b〜9gを集合させて樹脂10で覆って円形断面形状
に成形し、その外周に内径が空気圧送用光ファイバケー
ブル1(図4参照)の外径より大きな6本のチューブ
(内径6mm、外径8mm)11a〜11fを集合さ
せ、チューブ11a〜11fの外周に押え巻き12を施
し、押え巻き12の外周にシース13を施したものであ
る。
ル1と、図5に示した空気圧送用チューブケーブル8と
を用いた配線方法は、一般に光ファイバ空気圧送方法と
呼ばれており広く普及している。
ための光ファイバ空気圧送装置の概念図である。
ル8のチューブ11の一端(図では左側)を、圧送ヘッ
ド14に取り付け、ボビン15に巻き付けられた光ファ
イバケーブル1を圧送ヘッド14からチューブ1内に挿
入する。このような状態でコンプレッサエアドライヤ1
6を作動させるとチューブ11内に高圧の空気が供給さ
れ、空気流によって光ファイバケーブル1が圧送され
る。
たケーブルを回線が必要になると思われるルートに配線
し、後に光回線が必要な時点でチューブ同士を専用のチ
ューブコネクタを用いて接続して回線ルートをつくり、
そのチューブ内に必要な心線数の光ファイバを圧送する
ことが可能であり、チューブケーブルの分岐点において
光ファイバの接続が不要である。また、チューブ内の光
ファイバの撤去や再敷設も容易であるため、施工性、拡
張性、経済性に富んだ方法といえる。
ーブルとしては、図4に示した空気圧送用光ファイバケ
ーブルが一般的であるが、最近は2本或いは4本の光フ
ァイバ素線を一列に並べて一括被覆したテープ心線にさ
らに被覆を施し、ケーブル化したものを圧送することも
盛んに行われている。
用光ファイバケーブルの従来例を示す断面図である。
ル17は、4心テープ心線18をジャケット19で覆
い、そのジャケット19の外周をシース20で被覆を施
して断面円形形状としたものである。
ケーブル21は、4心テープ心線22の断面短径面の両
側に位置するように4心テープ心線22に沿って抗張力
体23a,23bを配置し、両者を樹脂からなるジャケ
ット24で覆ってその外周をシース25で覆って円形断
面形状としたものである。
ル26は、4心テープ心線27の断面短径面の両側に位
置するように4心テープ心線27に沿って抗張力体28
a,28bを配置し、両者を樹脂からなるジャケット2
9で覆ってその外周をシース30で覆って楕円断面形状
としたものである。
た空気圧送用光ファイバケーブル17を図6に示した装
置を用いて空気圧送する場合、チューブ内圧送特性、ヒ
ートサイクル特性(温度特性)共に比較的よかったが、
ケーブル自体の剛性が比較的弱いため良好な圧送特性を
得ることは困難であった。
ケーブル21を図6に示した装置を用いて空気圧送する
場合、4心テープ心線22の断面短径面の両側に抗張力
体23a,23bを施したので、ケーブル自体の剛性は
強いものの、ケーブル外径が大きくなることにより重量
や空気抵抗も増加して圧送特性が劣っていた。
バケーブル26を図6に示した装置を用いて空気圧送す
る場合、ケーブル断面が楕円形となっているため、装置
側の空気圧送用光ファイバケーブル導入部(大気圧部よ
り高圧部への導入部)の気密構造が複雑になるという問
題があった。
し、圧送特性の高い空気圧送用光ファイバケーブルを提
供することにある。
に本発明は、複数の光ファイバ素線をテープ状に配列し
たテープ心線の外周をジャケットで覆い、ジャケットの
外周をシースで覆った光ファイバケーブルを、予め配管
されたチューブ内に空気圧送するための空気圧送用光フ
ァイバケーブルにおいて、その光ファイバケーブルの断
面形状が円形であり、テープ心線断面長径面の両側に位
置するようにそのテープ心線に沿って抗張力体を設けた
ものである。
イバケーブルは、テープ心線を複数本平行に束ね、テー
プ心線断面長径面の両側に位置するようにそのテープ心
線に沿って抗張力体を設けてもよい。
イバケーブルの抗張力体がFRPであるのが好ましい。
両側に位置するようにそのテープ心線に沿って抗張力体
を設けることにより、ケーブル外径を大きくすることな
く剛性を強くすることができる。しかも断面形状が円形
なため圧送装置側における、大気圧部から高圧部への空
気圧送用光ファイバケーブル導入部の気密構造が簡単と
なる。従って、このような空気圧送用光ファイバケーブ
ルをチューブ内に空気圧送する場合、空気圧送用光ファ
イバケーブルが細く、断面が円形であり、抗張力体を内
蔵しているので、チューブの屈曲率が小さい場合や長い
場合でもチューブ内を損傷することなく速く圧送するこ
とができ、高い圧送特性が得られる。
合には、光信号の伝送容量を増加させることができる。
は、空気圧送用光ファイバケーブルの加工性、可撓性を
向上させることができ、さらに圧送特性を向上させるこ
とができる。
図面に基づいて詳述する。
ブルの一実施の形態を示す断面図である。
本(図では4本であるが限定されない)の光ファイバ素
線32a〜32dをテープ状に配列して樹脂で覆って楕
円断面形状としたテープ心線33と、テープ心線断面長
径面の両側に位置するようにテープ心線33に沿って
(紙面に垂直に)設けた抗張力体34a,34bと、テ
ープ心線33及び抗張力体34a,34bを覆うジャケ
ット35と、ジャケット35の外周を覆うシース36と
で構成し、円形断面形状に形成したものである。
するように抗張力体34a,34bをそのテープ心線3
3に沿って設けることにより、空気圧送用光ファイバケ
ーブル31の外径を増加させることなく円形断面形状の
まま剛性を強くすることができる。このため、圧送装置
側における、大気圧部から高圧部への空気圧送用光ファ
イバケーブル導入部の気密構造が簡単となる。
ケーブル31をチューブ11内に空気圧送する場合、空
気圧送用光ファイバケーブルの外径が細く(図8、図9
に示したケーブル21,26と比較した場合)、断面が
円形であり、抗張力体を内蔵しているので、チューブの
屈曲率が小さい場合や長い場合であってもチューブ内を
損傷することなく速く圧送することができ、高い圧送特
性が得られる。
ある場合には、空気圧送用光ファイバケーブルの加工
性、可撓性を向上させることができ、さらに圧送特性を
向上させることができる。
の一実施例について数値を挙げて述べるが限定されるも
のではない。
の光ファイバ素線に紫外線硬化樹脂を施して外径を約2
50μmとし、この光ファイバ素線を4本並べてテープ
状にし、その上から紫外線硬化樹脂で被覆して楕円断面
形状とすることにより、約1.1mm×約0.3mmの
4心テープ心線が得られる。
位置するように外径約210μmの抗張力体としてのF
RPを1本ずつそれぞれ配置し、その上にジャケットと
しての紫外線硬化樹脂をケーブル断面が円形になるよう
に施す。さらに、シースとしての発泡ポリエチレンで被
覆することにより、外径約2.2mm、質量約3.2g
/mの空気圧送用光ファイバケーブルが得られる。
ーブ内径約4.5mmのチューブルート約1400m
に、圧送圧力約10kgf/cm2 にて圧送したとこ
ろ、約2時間で圧送作業が完了した。また、ヒートサイ
クル特性(温度特性)も問題なかった。
ァイバケーブルの変形例を示す断面図である。尚、図1
に示した空気圧送用光ファイバケーブルと同様の部材に
は共通の符号を用いた。
ープ心線として2心テープ心線を用いた点である。空気
圧送用光ファイバケーブル37は、2本の光ファイバ素
線32a,32bをテープ状に配列して樹脂で覆って楕
円断面形状としたテープ心線330と、テープ心線断面
長径面の両側に位置するようにテープ心線330に沿っ
て(紙面に垂直に)設けた抗張力体34a,34bと、
テープ心線330及び抗張力体34a,34bを覆うジ
ャケット35と、ジャケット35の外周を覆うシース3
6とで構成されて円形断面形状に形成したものである。
ーブル37も高い圧送特性が得られる。
ブルの他の変形例を示す断面図である。
ープ心線を2本用いた点である。
行に束ねた2本のテープ心線33a,33bと、テープ
心線断面長径面の両側にテープ心線33a,33bに沿
って設けた抗張力体34a,34bと、両テープ心線3
3a,33b及び両抗張力体34a,34bを覆うジャ
ケット35と、ジャケット35の外周を覆うシース36
とで構成し、円形断面形状に形成したものである。
ーブル38も高い圧送特性が得られ、しかも光信号の伝
送容量を増加させることができる。
な優れた効果を発揮する。
共にそのテープ心線に沿って抗張力体を設けたので、圧
送特性の高い空気圧送用光ファイバケーブルを得ること
ができる。
施の形態を示す断面図である。
例を示す断面図である。
変形例を示す断面図である。
断面図である。
圧送配管するための空気圧送用チューブケーブルの断面
図である。
ァイバ空気圧送装置の概念図である。
ブルの従来例を示す断面図である。
ブルの従来例を示す断面図である。
ブルの従来例を示す断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の光ファイバ素線をテープ状に配列
したテープ心線の外周をジャケットで覆い、該ジャケッ
トの外周をシースで覆った光ファイバケーブルを、予め
配管されたチューブ内に空気圧送するための空気圧送用
光ファイバケーブルにおいて、上記光ファイバケーブル
の断面形状が円形であり、上記テープ心線断面長径面の
両側に位置するようにそのテープ心線に沿って抗張力体
を設けたことを特徴とする空気圧送用光ファイバケーブ
ル。 - 【請求項2】 上記テープ心線を複数本平行に束ね、テ
ープ心線断面長径面の両側に位置するようにそのテープ
心線に沿って抗張力体を設けた請求項1に記載の空気圧
送用光ファイバケーブル。 - 【請求項3】 上記抗張力体がFRPである請求項1ま
たは2に記載の空気圧送用光ファイバケーブル。
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JP00155297A JP3445712B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 空気圧送用光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10197765A JPH10197765A (ja) | 1998-07-31 |
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Family
ID=11504700
Family Applications (1)
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JP00155297A Expired - Fee Related JP3445712B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | 空気圧送用光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200476954Y1 (ko) * | 2013-12-12 | 2015-04-17 | 대우조선해양 주식회사 | 케이블 트레이의 로프 설치장치 |
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EP1428056A2 (en) | 2001-09-07 | 2004-06-16 | PIRELLI GENERAL plc | Joining optical fibres |
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1997
- 1997-01-08 JP JP00155297A patent/JP3445712B2/ja not_active Expired - Fee Related
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