JPH01319439A - R−134aの製造法 - Google Patents

R−134aの製造法

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JPH01319439A
JPH01319439A JP63151189A JP15118988A JPH01319439A JP H01319439 A JPH01319439 A JP H01319439A JP 63151189 A JP63151189 A JP 63151189A JP 15118988 A JP15118988 A JP 15118988A JP H01319439 A JPH01319439 A JP H01319439A
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activated carbon
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森川 真介
Masaru Yoshitake
優 吉武
Shin Tatematsu
伸 立松
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はR−12(CCt2F2)の有望な代替候補と
みなされているR  134 a (CF3CH2F)
の製造法に関するものである。
[従来の技術および課題] R−134a (CF3CCl2F)の製造については
、式CF2XCFYZ(式中、Xはフッ素または塩素で
ある。Xがフッ素である場合にはY、  Zは塩素、フ
ッ素または水素であり、Y、  Zの一方がフッ素であ
る場合にはY、Zの他方は水素または塩素である。Xが
塩素である場合には、Y、  Zの一方はフッ素であり
、Y、  Zの他方は塩素または水素である。)で表わ
される4個または5個のフッ素原子を有するハロエタン
原料を水素化触媒の存在下で水素と反応させる方法がそ
の一つの手段として挙げられる。典型的なハロエタン原
料は1゜1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラフルオ
ロエタン(CF 3CC12F )である、この方法に
おいては、ハロエタン原料から2個の塩素原子を除去し
、これらを水素で置き換える。
本還元反応においては塩化水素が副生ずるため触媒には
耐酸性が必要である。従って、白金族元素または白金族
元素を主成分とする合金触媒が使用可能である。このた
めの触媒として既に比較的低コストの貴金属であるパラ
ジウムを用いる方法が報告されている。(特公昭56−
38131号公報を参照)しかし、耐久性が必ずしも充
分ではない他、目的成分であるR−134aの選択率も
充分ではなく、より還元の進んだR−143a(CF 
s CH3)の生成が比較的多いという欠点を有してい
る。
[課題を解決するための手段] 通常、固体担持触媒は粒径100人内外の非常に活性な
微粒子から構成されており、シンタリング抑制対策が必
要である。パラジウムは白金族元素の中でも融点が低く
、したがって原子の移動が活発になる温度が低い、それ
ゆえ、パラジウム触媒の耐久性が充分でない要因として
シンタリングが考えられる。しかし、金属触媒のシンタ
リングは異種元素の添加、すなわち合金化または酸化物
分散によって抑制できることが知られている。
一方、本反応は下式に示すように逐次反応であり目的生
成物に加え、R124(CF3CCl2F)、R143
a(CF3CH3)も相当量生成する。それゆえ、R1
34aの選択率にすぐれ犬触媒の開発が要望されている
。特に、目的生成物であるR  134aが還元されて
できるR−143aの生成抑制はきわめて重要である。
上式の一連の反応は触媒表面で生起する不均一反応であ
り、反応種の触媒表面への吸着が不可欠である。すなわ
ち、本反応に関するマイクロメカニズムは必ずしも明ら
かにはされていないが、気相にある水素分子が触媒表面
に吸着して初めて生ずる吸着水素原子とハロエタンが触
媒表面で反応して還元反応が進行すると考えられる。而
して上式の3つのステージにおいて、■および■は脱塩
素水素化反応であるのにないし、■のステージは脱フツ
素水素化反応であって、■および■に比較して反応の活
性化エネルギーが大きいと推定される。したがって、R
143aの生成抑制にはR134aの触媒表面への吸着
を抑制し、平均滞留時間を低減することが効果的である
と考えられる。固体表面への分子の吸着は様々な要因が
複雑に関係するため、明快な解釈は困難であるが、従来
より、吸着種と固体表面の電子構造とともに幾何的な因
子が重要な要素となると言われている。
上記の一連の分子は非常に安定なCF 3基を有してお
り、触媒表面で反応が生起する場合、CF 3基の反対
側のCXYZ基(X、  Y、Z: HまたはCtまた
はF)と触媒表面との相互作用が重要であると推定され
る。上記反応式においてR114aおよびR−124は
大きな塩素原子をそれぞれ2個および1個有しており、
サイズの大きな分子であるのに対し、R−134aおよ
びR143aは塩素原子を含まず、前記ハロエタンに比
べてサイズが小さい。■および■の反応を速やかに進行
させ、かつ■の反応を抑止するためには塩素原子が無く
従って、サイズの小さいR−134a分子の吸着を抑制
すべく、触媒金属の格子定数を拡大することが有効と考
えられる。格子の拡大は格子定数の大きな金属原子を添
加し合金化することにより達成できる。そこで遷郡元素
の中で格子定数の大きな元素につき、合金の組合せ、組
成比、触媒調製条件等の最適化を鋭意検討した結果、ラ
ンタン、またはランタニド元素を添加成分として選ぶこ
とにより耐久性、選択性に優れた触媒の得られることを
見いだし本発明を提供するに至ったものである。以下、
その詳細について述べる。
水素化触媒主成分としては耐酸性を確保する関係上、P
d、Pt、Ru、Rh等の白金族元素、またはこれらの
白金族元素とコバルト、ニッケル、レニウムなどとの合
金が好適である。ランタン、ランタニド元素は比較的卑
な元素であり、触媒調製、耐酸性の見地から白金族元素
が含まれていることが望ましい。添加成分の量は、0.
01〜60重景%、好ましくは0.1〜30重量%が■
族元素の特性を活かす上で好適である。
かくして本発明は、上記知見に基づいて完成されたもの
であり、R−114aを、■族元素を主成分としランタ
ン、ランタニド元素のうちから選ばれるいずれか1つま
たは2つ以上の金属とからなる水素化触媒の存在下で水
素と反応させることを特徴とするR  134aの製造
法を新規に提供するものである。
本発明において、水素化触媒の担体としては、例えば、
アルミナ、活性炭等が好適である。担持方法は、従来の
貴金属触媒の調製法が適用可能である。なお、使用に当
たってはかかる金属の化合物は少なくとも一部還元する
水素と原料の割合は大幅に変動させ得る。しかしながら
、通常、化学量論量の水素を使用してハロゲン原子を除
去する。出発物質の全モル数に対して、化学量論量より
かなり多い量、例えば4モルまたはそれ以上の水素を使
用し得る0反応圧力については常圧、または常圧以上の
圧力が使用し得る。
反応温度は120°C以上が望ましいが、450℃を越
えない温度において気相で行なうことが、反応選択性、
触媒寿命の観点から見て好ましい。
接触時間は、反応を気相で行なう場合には通常0.1〜
300秒、特には2〜30秒である。
本発明はR143a (CF3CHs)の生成を抑制し
、したがってR134a(CF3CCl2F)を高還択
的に製造できるという利点を有する製造方法を提供する
ものである。
[実施例] 以下に本発明の実施例を示す。
調製例 1 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させた。
これに塩化パラジウムと塩化ランタンをそれぞれの金属
成分の重量比で99= 1の割合で、活性炭の重量に対
し金属成分の全重量で0.5%だけ溶解した水溶液を少
しずつ滴下しイオン成分を活性炭に吸着させた。純水を
用いて洗浄した後、それを150°Cで5時間乾燥した
。次に窒素中550°Cで4時間乾燥した後、水素を導
入し、5時間、350℃に保持して還元した。
調製例 2 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させた。
これに塩化パラジウムと塩化セリウムをそれぞれの金属
成分の重量比で99: 1の割合で、活性炭の重量に対
し金属成分の全重量で0.5%だけ溶解した水溶液を少
しずつ滴下しイオン成分を活性炭に吸着させた。純水を
用いて洗浄した後、それを150℃で5時間乾燥した0
次に窒素中550℃で4時間乾燥した後、水素を導入し
、5時間、350°Cに保持して還元した。
調製例 3 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させた。
これに塩化白金酸と塩化ランタンをそれぞれの金属成分
の重量比で98: 2の割合で、活性炭の重量に対し金
属成分の全重量で0.5%だけ溶解した水溶液を少しず
つ滴下しイオン成分を活性炭に吸着させた。純水を用い
て洗浄した後、それを150°Cで5時間乾燥した。 
 次に窒素中550℃で4時間乾燥した後、水素を導入
し、5時間、700℃に保持して還元した。
調製例 4 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させた。
これに塩化パラジウムと塩化ネオジウムをそれぞれの金
属成分の重量比で99: 1の割合で、活性炭の重量に
対し金属成分の全重量で0.5%だけ溶解した水溶液を
少しずつ滴下しイオン成分を活性炭に吸着させた。純水
を用いて洗浄した後、それを150℃で5時間乾燥した
0次に窒素中550℃で4時間乾燥した後、水素を導入
し、5時間、600℃に保持して還元した。
調製例 5 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させた。
これに塩化パラジウム、過レニウム酸カリウムおよび塩
化ランタンをそれぞれの金属成分の重量比で98:  
1:  1の割合で、活性炭の重量に対し金属成分の全
重量で0.5%だけ溶解した水溶液を少しずつ滴下しイ
オン成分を活性炭に吸着させた。純水を用いて洗浄した
後、それを150℃で5時間乾燥した0次に窒素中55
0℃で4時間乾燥した後、水素を導入し、5時間、35
0℃に保持して還元した。
調製例 6 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させた。
これに塩化パラジウム、塩化ニッケルおよび塩化ランタ
ンをそれぞれの金属成分の重量比で90:  9:  
1の割合で、活性炭の重量に対し金属成分の全重量で0
.5%だけ溶解した水溶液を少しずつ滴下しイオン成分
を活性炭に吸着させた。
純水を用いて洗浄した後、それを150℃で5時間乾燥
した0次に窒素中550℃で4時間乾燥した後、水素を
導入し、5時間、350℃に保持して還元した。
比較調製例 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させた。
これに塩化パラジウムを、活性炭の重量に対し金属成分
の全重量で0.5%だけ溶解した水溶液を少しずつ滴下
しイオン成分を活性炭に吸着させた。純水を用いて洗浄
した後、それを150℃で5時間乾燥した0次に窒素中
550℃で4時間乾燥した後、水素を導入し、5時間、
300℃に保持して還元した。
実施例 1〜6 調製例のようにして調製した触媒を300cc充填した
内径2.54cm、長さ100cmのインコネル600
製反応管を塩浴炉中に浸漬した。
水素と出発物質(1,1−ジクロロ−1,2,2,2−
テトラフルオロエタンと1.2−ジクロロ−1,1,2
,2−テトラフルオロエタンよりなる0モル比で95:
  5)を2=1のモル比で反応管に導入した。水素、
出発物質の流量はそれぞれ、100cc/分、50cc
Z分とした9反応温度は200℃、接触時間は10秒で
あった。反応管出口のガス組成をガスクロを用いて分析
した。その結果、主な反応生成物はR−124、R13
4aおよびR−143aであることを確認した。それら
のなかでR−143aの選択率について第1表に示す。
比較例 1 比較調製例のようにして調製した触媒を用いて、実施例
と同様にして反応を行ない反応管出口のガス組成を分析
した。その結果、主な反応生成物はR−124、R13
4aおよびR−143aであることを確認した。それら
のなかでR−143a <7) 選択率について第1表
に示す。
第1表 R143aiH択率 実施例に用いた触媒は反応開始後500時間を越えても
特性の変化はほとんど認められなかった。
[発明の効果] 本発明は、実施例に示すように、反応の選択性、触媒の
耐久性の向上において優れた効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、R−114a(CF_3CCl_2F)をVIII族元
    素のうちいずれか1種または2種以上の元素を主成分と
    しランタン、ランタニド元素から選ばれる1種または2
    種以上の元素を添加成分として含む水素化触媒の存在下
    で水素と反応させることを特徴とするR−134a(C
    F_3CH_2F)の製造法。 2、原料に対して少なくとも化学量論量の水素を使用す
    る特許請求の範囲第1項に記載の製造法。 3、添加成分の割合が0.01〜60重量%であるVII
    I族元素を主成分とする合金を水素化触媒として用いる
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の製造法。 4、添加成分の割合が0.1〜30重量%であるVIII族
    元素を主成分とする合金を水素化触媒として用いる特許
    請求の範囲第1項〜第3項のいずれか一項に記載の製造
    法。 5、VIII族元素を主成分としランタン、ランタニド元素
    から選ばれる1種または2種以上の元素を添加成分とす
    る触媒が活性炭担体上に担持されている水素化触媒を用
    いる特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一項に記
    載の製造法。 6、VIII族元素を主成分としランタン、ランタニドから
    選ばれる1種または2種以上の元素を添加成分とする触
    媒がアルミナ担体上に担持されている水素化触媒を用い
    る特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一項に記載
    の製造法。 7、反応を気相中において120℃〜450℃の温度範
    囲で行なう特許請求の範囲第1項〜第6項のいずれか一
    項に記載の製造法。
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CA000603343A CA1337434C (en) 1988-06-21 1989-06-20 Process for producing 1,1,1,2-tetrafluoroethane
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