JP2814606B2 - ペンタフルオロエタンを製造する方法 - Google Patents

ペンタフルオロエタンを製造する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塩素を含まないフルオロカーボンの一種であ
るペンタフルオロエタンを製造する方法に関するもので
ある。
[従来の技術および問題点] 近年、冷媒、発泡剤、および溶剤として広く用いられ
るクロロフルオロカーボン(フロン)によるオゾン層破
壊の可能性が論議され、その製造、使用について規制さ
れる方向にある。現在のオゾン層の濃度変化とフロンと
の相関については必ずしも明確になっているとはいえな
いが、フロンが紫外線により分解して生成する塩素化合
物がオゾン分解反応の触媒として作用すると考えられて
いる。そのための代替フロンとしては水素を含有し大気
圏で分解する構造のものが適していると考えらている。
R−115(CC1F2CF3、沸点;−39.1℃)に対してはR−1
25(CF3CHF2、沸点:−48.5℃)が代替候補として挙げ
られている。
[問題点を解決するための手段] ペンタフルオロエタン(CHF2CF3:R−125)は塩素をそ
の分子中に含まずフッ素を5原子有するエタン誘導体で
あって不燃性である。沸点は−48.5℃であり、冷媒とし
ての使用可能性を有する。また、ヒートポンプ用の熱媒
としての用途もある。しかし、現在、商業的な大量生産
は行なわれていない。
ペンタフルオロエタンを製造する方法としては、商業
的に製造されているクロロペンタフルオロエタン(R−
115、沸点:−39.1℃)を原料とし、これを水素還元す
る方法が反応選択性の点で優れている(下式参照)。
すなわち、C−X(XはF、Cl、BrまたはI)結合に
関して一般的に、 C−I>C−Br>C−Cl》C−F の順に還元が困難となる(表1参照)。
それゆえC−Cl結合を断ち切るR−115の還元反応に
対して結合エネルギの強いC−F結合を断ち切る過程を
含むペンタフルオロエタンの還元反応は起こりにくく、
高選択的にペンタフルオロエタンが得られることにな
る。また、副生成物である塩化水素はアルカリ処理によ
る除去が可能であり、工業的な生産に適している。
しかし、クロロペンタフルオロエタンは水素還元反応
に対する活性が低く、高い反応温度を必要とし、したが
って還元触媒には高い耐熱性が必要であって、通常のパ
ラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム触媒では耐熱性
が不十分であることが判明した。本発明者は耐熱性を有
する還元触媒について鋭意検討を行なった結果、白金族
元素を主成分としVIII族元素(当該主成分の白金族元素
を除く)、レニウム、モリブデン、タングステン、ニオ
ブ、タンタル、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、ラ
ンタン、ランタニド、IB族元素のうちいずれか1種、ま
たはそれらのうち2種以上の触媒添加成分を含む還元触
媒(ただし、白金族元素、鉄族元素、およびレニウムか
ら選ばれる1種または2種以上の元素を主成分として含
む完全触媒を除く)において、高耐熱性、高選択性が得
られることを確認し本発明を提供するに至ったものであ
る。
以下、本発明の詳細について実施例とともに説明す
る。
本還元反応においてはクロロペンタフルオロエタン分
子中の塩素を引き抜き水素で置き変える。このための触
媒としては、副生する塩化水素に対する耐食性の観点か
らは、白金族元素または白金族元素を主成分とする触媒
が適当である。しかし、前述の如く本反応を高反応率で
行なうためには高い反応温度が必要であり、単一の元素
からなる触媒では耐熱性が不十分であり長い触媒寿命は
期待できない。本反応は副生成物が少なく触媒の劣化は
ほとんどシンタリングによると推定される。したがっ
て、触媒の合金化が耐熱性向上に最も効果的と考えら
れ、触媒添加成分、添加量、および調製方法を検討した
結果、下記触媒において高耐熱性が得られることを見い
だした。
すなわち、触媒添加成分としてはVIII族元素(当該主
成分の白金族元素を除く)、レニウム、モリブデン、タ
ングステン、ニオブ、タンタル、チタン、ジルコニウ
ム、ハフニウム、ランタン、ランタニド、IB族元素のう
ちいずれか1種、またはそれらのうち2種以上(ただ
し、白金族元素、鉄族元素、およびレニウムから選ばれ
る1種または2種以上の元素を主成分として含む還元触
媒となるものを除く)が適当である。
還元触媒中の触媒添加成分の量は0.01〜50wt%、好ま
しくは0.1〜20wt%である。触媒成分は微粉末状、また
は担体上に担持して使用できる。還元触媒の担体として
は、例えば、アルミナ、活性淡、ジルコニア等が好適で
ある。触媒担持量は0.01〜10wt%、好ましくは0.1〜5wt
%が特性、コスト、等の点から好適である。調製条件は
従来の手法がそのまま適用できる。すなわち、担持方法
として含浸法、イオン交換法等の方法が適用可能であ
り、還元剤はヒドロジン、水素化ホウ素ナトリウム、水
素等が使用できる。
水素と原子の割合は大幅に変動させ得る。しかし、通
常、化学量論量の水素を使用して塩素原子を水素で置換
する。出発物質の全モル数に対して、化学量論量よりか
なり多い量、例えば4モルまたはそれ以上の水素を使用
し得る。反応圧力については常圧、または常圧以上の圧
力が使用し得る。
反応温度は0℃〜450℃、好ましくは20℃〜350℃、よ
り好ましくは50℃え350℃とし、液相、または気相で反
応を行なうことが適当である。
接触時間は、反応を気相で行なう場合には通常0.1〜3
00秒、特には5〜100秒である。液相反応は、原料およ
び生成物の物性から加圧状態で行なう必要がある。
[実施例] 「例1(参考例)」 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させ
た。塩酸を用いてpHを調整した後、塩化パラジウムと塩
化白金酸を活性炭の重量に対し金属成分の全重量でそれ
ぞれ0.45%、0.05%だけ溶解した採用液を少しずつ滴下
しイオン成分を活性炭に吸着させた。純水を用いて洗浄
した後、それを150℃で5時間乾燥した。次に窒素中550
℃で4時間乾燥した後、水素を導入し、300℃に5時間
保持して還元した。
上記のようにして調製した触媒を300cc充填きた内径
2.6cm、長さ100cmのインコネル600製反応管を320℃の塩
浴炉中に浸漬した。
水素とクロロペンタフルオロエタンを3:1のモル比で
反応管に導入した。水素、出発物質の流量はそれぞれ、
300cc/分、100cc/分とした。反応を24時間継続させた
後、反応物を−78℃に冷却したトラップに捕集した。捕
集物の酸分を除去した後、組成を分析した結果を表2に
示す。
「例2(参考例)」 触媒成分として塩化パラジウム、塩化ロジウムを活性
炭の重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.45%、0.
05%だけ溶解した水溶液を用いる他は例1と同様にして
調製した触媒を用い、例1と同様に反応を行なった。結
果を表2に示す。
「例3(参考例)」 触媒成分として塩化パラジウム、塩化ルテニウムを活
性炭の重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ1.8%、
0.2%だけ溶解した水溶液を用いる他は例1と同様にし
て調製した触媒を用い、例1と同様にして反応を行なっ
た。結果を表2に示す。
「例4(参考例)」 触媒成分として塩化パラジウム、塩化ニッケルを活性
炭の重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ1.8%0.2%
だけ溶解した水溶液を用いる他は例1と同様にして調製
した触媒を用い、例1と同様にして反応を行なった。結
果を表2に示す。
「例5(参考例)」 触媒成分として塩化パラジウム、過レニウム酸カリウ
ムを活性炭の重量に対しパラジウム金属、レニウム金属
の重量でそれぞれ0.45%、0.05%だけ溶解した水溶液を
用いる他は例1と同様にして調製した触媒を用い、例1
と同様にして反応を行なった。結果を表2に示す。
「例6(実施例)」 触媒成分として塩化パラジウム、タングステン酸カリ
ウムを活性炭の重量に対しパラジウム金属、タングステ
ン金属の重量でそれぞれ0.45%、0.05%だけ溶解した水
溶液を用いて例1と同様にして触媒成分を吸着させた。
アンモニア水を2%添加した後、ヒドラジンを添加して
還元した。水洗の後、140℃で乾燥して触媒とした。こ
の触媒を用い例1と同様にして反応を行なった。結果を
表2に示す。
「例7(実施例)」 触媒成分として塩化パラジウム、塩化ランタンを活性
炭の重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.9%、0.1
%だけ溶解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒成
分を吸着させた。アンモニア水を2%添加した後、水素
化ホウ素ナトリウム水溶液を添加して還元した。水洗の
後、140℃で乾燥して触媒とした。この触媒を用い例1
と同様にして反応を行なった。結果を表2に示す。
「例8(実施例)」 触媒成分として塩化パラジウム、塩化金酸を活性炭の
重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.45%、0.05%
だけ溶解した水溶液を用い例1と同様にして触媒成分を
吸着させた。アンモニア水を2%添加した後、ヒドラジ
ンを添加して還元した。水洗の後、140℃で乾燥して触
媒とした。この触媒を用いて例1と同様にして反応を行
なった。結果を表2に示す。
「例9(参考例」 触媒成分として塩化白金酸、塩化ロジウムを活性炭の
重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.45%、0.05%
だけ溶解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒成分
を吸着させた。アンモニア水を2%添加した後、ヒドラ
ジンを添加して還元した。水洗の後、140℃で乾燥して
触媒とした。この触媒を用い例1と同様にして反応を行
なった。結果を表2に示す。
「例10(参考例)」 触媒成分として塩化白金酸、塩化ルテニウムを活性炭
の重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ1.0%、0.1%
だけ溶解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒成分
を吸着させた。アンモニア水を2%添加した後、水素化
ホウ素ナトリウムを添加して還元した。水洗の後、140
℃で乾燥して触媒とした。この触媒を用い例1と同様に
して反応を行なった、結果を表2に示す。
「例11(参考例)」 触媒成分として塩化白金酸、塩化コバルトを活性炭の
重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.45%、0.05%
だけ溶解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒成分
を吸着させた。アンモニア水を2%添加した後、水素化
ホウ素ナトリウムを添加して還元した。水洗の後、140
℃で乾燥して触媒とした。この触媒を用い例1と同様に
して反応を行なった。結果を表2に示す。
「例12(参考例)」 触媒成分として塩化白金酸、過レニウム酸ナトリウム
を活性炭の重量に対し白金き族、レニウム金属の重量で
それぞれ0.8%、0.2%だけ溶解した水溶液を用いて例1
と同様にして触媒成分を吸着させた。アンモニア水を2
%添加した後、水素化ホウ素ナトリウムを添加して還元
した。水洗の後、140℃で乾燥して触媒とした。この触
媒を用い例1と同様にして反応を行なった。結果を表2
に示す。
「例13(実施例)」 触媒成分として塩化白金酸、塩化ジルコニウムを活性
炭の重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.45%、0.
05%だけ溶解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒
成分を吸着させた。アンモニア水を2%添加した後、水
素化ホウ素ナトリウムを添加して還元した。水洗の後、
140℃で乾燥して触媒とした。この触媒を用い例1と同
様にして反応を行なった。結果を表3に示す。
「例14(実施例)」 触媒成分として塩化白金酸、塩化ランタンを活性炭の
重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ1.8%0.2%だけ
溶解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒成分を吸
着させた。アンモニア水を2%添加した後、水素化ホウ
素ナトリウムを添加して還元した。水洗の後、140℃で
乾燥して触媒とした。この触媒を用い例1と同様にして
反応を行なった。結果を表3に示す。
「例15(実施例)」 触媒成分として塩化白金酸、塩化銅を活性炭の重量に
対し金属成分の全重量でそれぞれ0.48%、0.02%だけ溶
解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒成分を吸着
させた。アンモニア水を2%添加した後、水素化ホウ素
ナトリウムを添加して還元した。水洗の後、140℃で乾
燥して触媒とした。この触媒を用い例1と同様にして反
応を行なった。結果を表3に示す。
「例16(参考例)」 触媒成分として塩化ロジウム、塩化ルテニウムを活性
炭の重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.45%、0.
05%だけ溶解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒
成分を吸着させた。アンモニア水を2%添加した後、水
素化ホウ素ナトリウムを添加して還元した。水洗の後、
140℃で乾燥して触媒とした。この触媒を用い例1と同
様にして反応を行なった。結果を表3に示す。
「例17(参考例)」 触媒成分として塩化ロジウム、塩化イリジウムを活性
炭の重量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.45%、0.
05%だけ溶解した水溶液を用いて例1と同様にして触媒
成分を吸着させた。アンモニア水を2%添加した後、水
素化ホウ素ナトリウムを添加して還元した。水洗の後、
140℃で乾燥して触媒とした。この触媒を用い例1と同
様にして反応を行なった。結果を表3に示す。
「例18(参考例)」 触媒成分として塩化ロジウム、過レニウム酸カリウム
を活性炭の重量に対しロジウム金属、レニウム金属の重
量でそれぞれ0.45%、0.05%だけ溶解した水溶液を用い
る他は例1と同様にして触媒を調製した。この触媒を用
い例1と同様にして反応を行なった。結果を表3に示
す。
「例18(実施例)」 触媒成分として塩化ロジウム、モリブデン酸カリウム
を活性炭の重量に対しロジウム金属、モリブデン金属の
重量でそれぞれ0.48%、0.02%だけ溶解した水溶液を用
いる他は例1と同様にして触媒を調製した。この触媒を
用い例1と同様にして反応を行なった。結果を表3に示
す。
「例20(実施例)」 触媒成分として塩化ロジウム、塩化金酸を活性炭の重
量に対し金属成分の全重量でそれぞれ0.45%、0.05%だ
け溶解した水溶液を用いる他は例1と同様にして触媒を
調製した。この触媒を用い例1と同様にして反応を行な
った。結果を表3に示す。
「例21(参考例)」 触媒成分として塩化ルテニウム、過レニウム酸カリウ
ムを活性炭の重量に対しルテニウム金属、レニウム金属
の重量でそれぞれ1.8%、0.2%だけ溶解した水溶液を用
いて例1と同様にして触媒成分を吸着させた。アンモニ
ア水を2%添加した後、水素化ホウ素ナトリウムを添加
して還元した。水洗の後、140℃で乾燥して触媒とし
た。この触媒を用い例1と同様にして反応を行なった、
結果を表3に示す。
「例22(比較例)」 活性炭を純水中に浸漬し細孔内部まで水を含浸させ
た。塩酸を用いてpHを調整した後、塩化パラジウムを活
性炭の重量に対し金属成分の全重量で0.5%だけ溶解し
た水溶液を少しずつ滴下しイオン成分を活性炭に吸着さ
せた。純水を用いて洗浄した後、それを150℃で5時間
乾燥した。次に窒素中550℃で4時間乾燥した後、水素
を導入し、300℃に5時間保持して還元した。
上記のようにして調製した触媒を用いる他は例1と同
様にして反応を行なった。結果を表3に示す。
「例23(比較例)」 塩化パラジウムの代わりに塩化白金酸を用いる他は例
22と同様にして調製した触媒を用い、例22と同様にして
反応を行なった。その結果を表3に示す。
[発明の効果] 本発明方法に従えば、高収率でペンタフルオロエタン
を得ることができ、また、使用する触媒の寿命も優れた
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 23/64 B01J 23/89 X 23/89 C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 B01J 23/56 301X (56)参考文献 特開 昭63−85177(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 19/08,17/23

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白金族元素を主成分としVIII族元素(当該
    主成分の白金族元素を除く)、レニウム、モリブデン、
    タングステン、ニオブ、タンタル、チタン、ジルコニウ
    ム、ハフニウム、ランタン、ランタニド、IB族元素のう
    ちいずれか1種、またはそれらのうち2種以上の触媒添
    加成分を含む還元触媒(ただし、白金族元素、鉄族元
    素、およびレニウムから選ばれる1種または2種以上の
    元素を主成分として含む還元触媒を除く)の存在下でク
    ロロペンタフルオロエタン原料を水素により還元するこ
    とを特徴とするペンタフルオロエタンを製造する方法。
  2. 【請求項2】還元触媒中の触媒添加成分の量が0.01〜50
    wt%である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】クロロペンタフルオロエタン原料に対して
    少なくとも化学量論量の水素を使用してクロロペンタフ
    ルオロエタン原料中の1個の塩素原子を水素で置換する
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】反応を液相中または気相中において0℃〜
    450℃の温度範囲で行なう請求項1、2または3に記載
    の方法。
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