JPH01306383A

JPH01306383A - 自動二輪車等の冷却装置

Info

Publication number: JPH01306383A
Application number: JP63137369A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Fukuda; 忠司福田
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1988-06-06
Filing date: 1988-06-06
Publication date: 1989-12-11
Anticipated expiration: 2012-07-23
Also published as: JP2632547B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は自動二輪車や自動三輪車（以下、単に自動二輪
車等という）の冷却装置に関する。

〔従来技術〕

車体を覆うようにカウリングを設けた自動二輪車等では
、そのカウリングの側面にエンジン等を冷却したのちの
走行風が外側へ抜は出るように風穴が設けられている。

このカウリングの風穴は、冷却効果を考慮して、一般に
エンジンの気筒が存在する位置に対応して設りられてい
る。

一方、自動二輪車等に搭載するエンジンでは、主フレー
ムに設けたエンジンブラケットによってエンジン気筒の
側部を懸架するようにし７たちのがある。このエンジン
ブラケットの取付り位置は、上記カウリングの風穴の位
置と同様にエンジン気筒の側部に対応しているので、両
者は互いに干渉しあう結果となっている。このため、こ
の種の従来の自動二輪車では、カウリングの風穴の開口
面積がエンジンブラケットによって犠牲にならざるを得
す、冷却効果が低くなっているのが実情である。

（−発明の目的〕本発明の目的は、上述のような従来の問題に鑑み、エン
ジンブラケットによってエンジンを懸架し、かつ車体を
カウリングで覆うようにした自動二輪車等であっても、
充分に大きな風穴の開口面積を保証して冷却効果を向上
する自動二輪車等の冷却装置を提供することにある。

〔発明の構成〕

上記口約を達成するための本発明の冷却装置は、車体フ
レームに設けたエンジンブラケットによりエンジンの側
部を懸架し、かつ車体を覆うカウリングの側面に、前記
エンジンブラケットに隣接して風穴を設けた自動二輪車
等において、前記エンジンブラケットに前記カウリング
の風穴とは別の風穴を設けたことを特徴とするものであ
る。

以下、本発明を図に示す実施例によって説明する。

第１図〜第４図は本発明による冷却装置を装０Ｍシた自
動二輪車であって、１は車体フレームを構成する主フレ
ーム、２はこの主フレーム１に懸架された並列４気筒か
らなる水冷エンジン、３は前輪、４は後輪である。エン
ジン２は気筒を前傾させ、それによってエンジン重心を
トげるようにしている。エンジン２の前方には、ラジェ
ータ５が前輪３との間に挾まれるように配置されている
。また、車体前方を覆うようにカウリング６が設けられ
ている。

ラジェータ５は上部と下部にそれぞれ水タンク７．８を
有し、これら水タンク７．８はそれぞれ不図示のホース
を介してエンジン２の冷却ジャケットに連通ずるように
している。

このラジェータ５は、その幅が前輪３の幅はもちろん、
エンジン２の幅をも越えるほどに広幅にしてあり、車体
幅いっばいに左右方向に延びている。このような広幅に
したラジェータ本体は、前輪３の後方に位置する中央部
５ｃは前後の厚みが薄＜、かつ進行方向に対し前面を直
面させているのに対し、左右の両側部５ｓ、５Ｓはそれ
ぞれ上記中央部５ｃよりも厚みが厚く、かつ外端側を斜
め前方にして前面を傾斜させるようにしている。上記側
部５ｓが傾斜する角変としては、最圧縮状態（第２図に
おいて、鎖線で図示した状態）にした前輪３を左右に操
向したとき、その前輪３が干渉することがないような角
度を限度にすればよい。

上記ラジェータ５本体を構成する中央部５ｃと左右両側
部５ｓ、５ｓとは、それぞれ多数本のフィン状管路が上
下方向に並んだ板状コア９が多段に階段状に重ねられる
ことにより構成されている。中央部５ｃは前面に広幅の
板状コア９を１枚だけ配し、その背面側両端に極小幅の
板状コア９．９を重ねるだけで全体に薄く構成されてい
る。これに対し左右の両側部５Ｓ、５Ｓは、それぞれ前
面に広幅の板状コア９．９を２枚重ね、さらにその背面
側に幅が順次狭くなるように２枚の板状コア９，９を階
段状に重ねて構成されている。

上述のようなラジェータ本体の構成によって、ラジェー
タ５の背面側中央部分に凹状の空間部１０が形成されて
いる。この凹状の空間部１０に、上記エンジン２の前傾
した気筒頭部のカムカバー２０の一部が入り込んでオー
バラップし、このオーバラップした分だけホイールベー
スが全体的に短くなるようにしている。

一方、上記エンジン２は、そのシリンダヘッドの側面部
分を主フレーム１に固定したエンジンブラケット１２に
よって懸架されている。すなわち、エンジンブラケット
１２はは＼゛三角形に作られ、その上辺の２個所をそれ
ぞれ主フレーム１のブラケット１４．１４にボルト１５
゜１５で固定され、下辺の２個所に対し、シリンダヘッ
ド側面のボス部１６をポル１−１７．１７で固定するこ
とによりエンジン２を懸架するようにしている。

このようなエンジンブラケット１２に対応して、上記カ
ウリング６の側部には走行風を内外に誘導する風穴１１
が設けられている。また、この風穴１１と前後に並ぶよ
うに、上記エンジンブラケット１２にも、内側から外側
へ斜め後方へ抜ける風穴１３が設けられている。このよ
うに二つの風穴１１．１３が設けられることによって、
カウリング６の内側の走行風を外側へ誘導する風穴の開
口面積を拡大している。

さて、上述した自動二輪車では、主フレーム１に設けた
エンジン重心ケ・ノド１２によって工ンジン２を懸架す
るようにしたものであり、また車体をカウリング６によ
って覆うようにしたものであるが、上記エンジンブラケ
ット１２には、カウリング６側面の風穴１１と並べるよ
うに風穴１３が設けられているため、全体として非常に
大きな風穴開口面積が確保されるようになる。

すなわち、従来の装置ではエンジンブラケット１２の部
分は閉塞され、カウリング６の風穴１１の部分だけが内
外に連通ずる構造であったが、上記装置ではエンジンブ
ラケッ１−１２にも風穴１３が開口するようになってい
る。したがって、風穴の開口面積が増大し、走行風の流
通が円滑になるため、エンジン２やラジェータ５等の冷
却効果を一層向上することができる。

また、上記実施例においてラジェータ５の冷却能力をみ
ると、そのラジェータ５の横幅が前輪３の幅を大幅に越
えた広幅になっているため受風面積が拡大し、冷却能力
を増大する。しかも、前輪３によって風が遮られた中央
部５ｃでは厚みが薄く、前輪３に風が遮られずに最も多
量に吹き込む両側部５ｓ、５ｓでは厚みを大きくしてい
るので、冷却能力を一層増大することができる。また、
上記実施例では両側部５ｓ。

５ｓを斜めに傾斜させているため受風面積を一層拡大し
、さらに大きな冷却能力の向上を図ることができる。

また、実施例では、ラジェータ５の中央部５Ｃの厚みが
両側部５ｓ、５ｓよりも薄く、しかもその背面側に凹状
に形成された空間部１０を有するようにしである。一方
、エンジン２は気筒頭部を前傾させることによってエン
ジン重心を下げるようにし、その前傾させた気筒頭部の
一部を上記空間部１０の中にオーバラップさせるように
したので、そのオーバラップした分だけホイールベース
を短縮することができ、ホイールベースの長大化を回避
することができる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明の冷却装置は、車体フレームに設
けたエンジンブラケットによりエンジンの側部を懸架し
、かつ車体を覆うカウリングの側面に、前記エンジンブ
ラケットに隣接して風穴を設けた自動二輪車等において
、＋ｉｉＪ記エンジエンジンブラケットカウリングの風
穴とは別の風穴を設けるようにしたので、車体をカウリ
ングで覆い、かつエンジンをエンジンブラケットで懸架
するようにしたものであっても、充分に大きな風穴開口
面積を保証することができ、冷却効果の向上を図ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例からなる冷却装置を装備した自動二
輪車を示し、第１図は要部を拡大して示す側面図、第２
図は第１図のｎ−ｎ矢視図、第３図は同自動二輪車の全
体を示す側面図、第４図は同自動二輪車の正面図である
。１・・・主フレーム、２・・・エンジン、６・・・カウ
リング、１１・・・風穴、１２・・・エンジンブラケッ
ト、１３・・・風穴、１６・・・ボス部。第２図

Claims

【特許請求の範囲】

　車体フレームに設けたエンジンブラケットによりエン
ジンの側部を懸架し、かつ車体を覆うカウリングの側面
に、前記エンジンブラケットに隣接して風穴を設けた自
動二輪車等において、前記エンジンブラケットに前記カ
ウリングの風穴とは別の風穴を設けた自動二輪車等の冷
却装置。