JPH01299139A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 潜像まＩ；は静電潜像等を現像し、得られたトナー像を
給紙、搬送された転写材上に転写、定着して可視画像を
形成する画像形成装置に関し、特に前記転写材の給紙、
搬送の改良に関する。

〔従来の技術〕

従来、像形成体上に形成されたトナー像をタイミングよ
く転写材上に転写するため、給紙カセットから搬送され
た転写材を予めレジストローラに突き当てて停止させて
おき、原稿情報を読みとる光学系の走査開始動作と同期
して前記レジストローラを駆動し転写材を転写領域に搬
送するようにしている。

ところ゛で近時複写技術の高度化に伴って、原稿画像を
、より正確に転写材上に再現することが望まれている。

そのため転写材を前記レジストローラの制御下に像形成
タイミングに合わせて転写領域に搬送する従来技術に対
して以下の問題点が指摘されている。

（１）レジストローラで停止した転写材の先端の位置が
一定せず、転写のたびに多少のタイミングずれを生ずる
。

（２）走査開始信号によりレジストローラを駆動して転
写材を搬送するとき、前記ローラが転写材を十分術えて
いないためスリップして搬送が遅れたり曲ったすする。

そこで例えば特開昭６２−２０８０６５号公報が提案さ
れている。該公報においては、給紙カセットから給紙さ
れた転写材がレジストロールにより、そのまま該ロール
前方の第１の位置に搬送され、ここで前記転写材の搬送
が駆動モータの減速により、例えば給紙、搬送時の１／
４の低速に減速され、引継き、第２の位置迄搬送されて
停止される。以後前記第２の位置を基点として像形成タ
イミングに合わせて画像形成装置の転写領域に搬送され
、搬送された転写材上に像形成体上に形成されたトナー
像が転写される。その具体的内容の概略を第８図及び第
９図により説明する。　即ちカセット６上に載置された
転写材Ｐは転写材送り出しロール７により給紙、搬送さ
れ、レジストロール８に街えられて搬送され、第１の位
置Ａに達し、第１のセンサー１１ａによりその先端が検
出される。得られた検知信号は、ＣＰＵに送られ、該Ｃ
ＰＵ及びモータ制御装置１２を介してモータ９を制御し
、レジストロール８の回転数が調整される。ここで例え
ばレジストロール８の回転数が給紙、搬送時のｌ／４に
減速され、転写材Ｐは低速搬送されて第２の位置Ｂに達
し、第２のセンサー１１ｂにより先端検知され、前記Ｃ
ＰＵ等の制御下に停止される。この時点で像形成体ｌ上
には帯電器３による帯電、レーザビームしによる書き込
み、現像器４による現像が行なわれてトナー像が形成さ
れる。次いで前記レジストロール８は像形成タイミング
に合わせて回転され、転写材Ｐは像形成体ｌの周速に合
わせて転写領域に搬送され、像形成体ｌ上に形成された
トナー像が転写される。

第９図は第８図の画像形成装置における転写材Ｐの給紙
、搬送タイミングを示すチャートであり、ＶＳＲＥＯ信
号は画像出力許可信号、ＶＳＹＮＣ信号は画像出力同期
信号、ＶＩＤＥＯ信号は画像信号、ＴＩは前記画像出力
同期信号が出力されたのち画像信号が出力される迄の期
間、Ｔ８は前記画像出力同期信号が出力されたのちレジ
ストロール８が駆動される迄の期間を表わしている。こ
のチャートからも明かなように転写材Ｐは給紙ロール７
及びレジストロール８により高速で第１の位置Ａまで搬
送され、第１のセンサー１１ａで先端検知され、高速搬
送から約１７４の低速搬送に切り換られて位置Ｂまで搬
送され第２のセンサー１１ｂに先端検知されて停止され
る。

以後前記ＶＳＹＮＣ信号とのタイミングで再びレジスト
ロール８を回転して転写材Ｐが転写領域に搬送される。

〔発明が解決すべき問題点〕

前記特開昭６２−２０８０６５号公報によれば、第８図
に示すように第１の位置Ａにおいて転写材Ｐがレジスト
ロール８により十分術えられており、以後第２の位置Ｂ
まで低速搬送されるため、転写材Ｐのスリップや、前記
第２の位置Ｂにおける転写材先端位置のバラツキが軽減
される利点がある。

しかしながら、前記公報記載の技術においては、レジス
トロール８による搬送の過程で急に約１７４に減速する
必要があり、このような操作は通常の変速装置では変速
ずれを生じて前記第１の位置Ａと第２の位置８間の低速
搬送が極めて不安定なものとなる。また前記変速を急激
に行なえば変速装置を破損することがある。そのほか前
記レジストロール８以降に複数のセンサーを用いて制御
することは装置が複雑となり、かつ転写領域に至る工程
が長くなり、装置が大型化してコストアップを招く。

ところで転写材を像形成タイミングに合わせて精度よく
搬送するには、レジストロール８に至る迄に、例えば転
写材の重送防止とか、斜行防止などの必要な処置を完了
しておく必要がある。前記公知例ではそのような処置を
していないため、前記レジストロール８以降に複数のセ
ンサーを用いて多段階での転写材Ｐ゛の搬送制御を行な
っているが、それでも十分な精度を発揮することができ
ないと云う問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記の実情に鑑みて提案されたものであり、そ
の目的とするところは、改蓄された給紙、搬送手段によ
り転写材を転写領域に搬送し、該転写材上に高品質の複
写画像を得ることができる画像形成装置を提供すること
にある。

前記の目的は、原稿からの画像情報に基づいて、転写材
上に画像を形成する画像形成手段及び該画像形成手段へ
所定のタイミングで前記転写材を搬送するレジスト手段
を有する画像形成装置において、給紙部から１枚のみを
給紙、搬送する重送防止手段と、給紙、搬送された転写
材の先頭をその進行方向に対して直角方向に整列せしめ
る斜行防止手段とを備えた第１給紙手段、及び前記斜行
が防止された転写材を前記レジスト手段を用いて所定の
位置迄低速搬送する手段と、低速搬送された転写材を像
形成タイミングに合わせて前記所定の位置より前記画像
形成手段の転写領域へ搬送する手段とを備えた第２給紙
手段を有する画像形成装置により達成される。

〔発明の構成及び作用の説明〕

本発明は前記したように給紙部から給紙、搬送された転
写材の複数送りを防止し、常に１枚のみを確実に搬送す
るための重送防止手段と搬送の過程で転写材の先頭合わ
せを行ない、進行方向に対して転写材を正しく搬送する
ための斜行防止手段とを備えた第１給紙手段を有するこ
とを特徴としている。又本発明においては、前記第１給
紙手段により１枚ずつ先頭を揃えて給紙、搬送された転
写材が一旦停止された後、前記第２給紙手段のレジスト
ロールにより前記所定の位置まで特定の遅い速度で搬送
されることを重要な特徴としている。

前記所定の位置に搬送された転写材はその先端が第１セ
ンサーにより検出され、その検知信号により前記所定の
位置で停止され、以後原稿画像の走査開始信号により転
写領域へと搬送され、像形成体上のトナー像が転写され
る。前記第２給紙手段のレジストロールから前記所定の
位置まで転写材が低速で搬送されることにより、停止信
号により停止させられたとき、慣性の作用による影響を
実質的に受けることなく、所定の位置で停止され、次の
走査開始信号により、転写領域へ搬送されたとき像形成
タイミングに十分整合してトナー像が転写される。

以上説明したように特有の第１給紙手段及び第２給紙手
段を用いて転写材の給紙、搬送することにより、前記公
知技術のように、レジストロール以後に複数のセンサー
を用いた多段階の制御を不用とすると共に前記公知技術
以上の高精度での転写材の給紙、搬送機能を発揮するこ
とができる。

以下、本発明の画像形成装置の各部構成及びその作用を
説明する。

（第１給紙手段） 第１図は本発明に係る第１給紙手段１０の一例を示すも
ので、給紙カセット６内の底板１３上に積層して載置さ
れた転写材Ｐは、底板押上レバー１４の作用で送り出し
ロール７に圧接されている。転写材送り出し信号により
前記送り出しロール７が回転されて転写材Ｐは重送防止
手段１５を構成する前記送り出しロール７及び上ロール
１６に掛は渡されて回動するサバキベルト１８と固定の
下ロール１７により捌かれて１枚ずつ次工程へと給紙、
搬送される。この際送り出しロール７により転写材の１
枚のみ送り出された場合は、サバキベルト１８の摩擦面
に引かれ、下ロール１７の面を滑って給紙、搬送される
。又転写材Ｐが重送された場合は、下側の転写材が下ロ
ール１７の面の摩擦によりストップされ、上側の転写、
材のみがサバキベルト１８の摩擦面に引かれ、下側の転
写材の面を滑って給紙、搬送される。以上のようにして
１枚ずつ給紙された転写材Ｐはレジストロール３１へと
搬送されるが、その前で第１センサー３４により先端が
検知され、その検知信号に基づき送り出しロール７の駆
動源が停止される。この際転写材Ｐはレジストロール３
１のニップ部に突き当てられるが、前記駆動源の停止の
若干の遅れ（約０．２〜０．７秒）からループが形成さ
れ、該ループの復元力により転写材の先端がニップ部に
くい込むと共に転写材の先頭が整位され斜行が匡正され
る。

以上説明した第１給紙手段１０の重送防止手段１５の例
では、重送防止効果が、転写材Ｐ１サバキベルト１８及
び下ロール１７相互間の摩擦係数を特定の範囲に設定し
た場合に発渾されるため条件設定の点で改善の余地があ
る。

そこでさらに改善された第１給紙手段の他の例を第２図
〜第４図により説明するが第１図と同じ内容には同一符
号が付される。第２図〜第４図において重送防止手段１
５は駆動ロール１９、サバキロ−ル２０、該サバキロー
ル２０にギヤで連動するアイドラ２５、該アイドラ２５
に同じくギヤで連動するリミッタ２４から成り、前記サ
バキロール２０、アイドラ２５の回転軸は前記リミッタ
２４の駆動軸２２に回転可能に軸装された支持部材２３
に支持されている。

ここで前記支持部材２３の下端には、一端が本体に固定
さ、れたコイルバネ２１の他端が結合されているので、
前記２３はリミッタ２４の駆動軸２２を中心として反時
計方向に回転するように付勢されている。

そのため前記支持部材２３に支持されたサバキロール２
０は前記駆動ロール１９に圧接されている。

又前記リミッタ２４は、第３図に示すように駆動軸２２
と一体化された磁性の内部ロール２６と、該内部ロール
２６に外装され、かつ前記アイドラ２５にギヤで連動さ
れる同じく磁性の外部ロール２７と、駆動軸２２の回転
力を磁気的に外部ロール２７へ伝達するために両者間に
介挿された磁性粉２８とから構成されている。なお前記
駆動軸２２はサバキロールを逆転させる方向（転写材Ｐ
を戻す方向）に回転されている。また、第４図の第１給
紙手段ｌＯの送り出しロール７及び重送防止手段１５、
第２給紙手段３０のレジストロール３１等の駆動、停止
、変速はＣＰＵ６０、制御装置６１．変速装置ｔ！６２
、（モータ６３）等の制御下に行なわれる。前記変速装
置６２としては、例えば前記特開昭６２−２０８０６５
公報、第１図の如き共振周波数を変えて変速するパルス
モータを用いてもよく、また、後記実施例の第５図に示
す如き変速用ギヤクラッチを用いてもよい。

以上の構成でＣＰＵ６０、制御装置６１の制御下に比較
的高速で第１給紙手段ｌＯの送り出しロール７により給
紙、搬送された転写材Ｐは重送防止手段１５に送り込ま
れるが、１枚のみが送り込まれた場合は第２図及び第３
図のサバキロール２０に比較的に大きいトルクが加わり
、このトルクはアイドラ２５を介してリミッタ２４の外
部ロール２７に伝達され、逆転する内部ロール２６の磁
気的拘束力に打勝って駆動ロール１９の従動ロールとし
て動作し共に協同して転写材を次工程へ搬送する。又転
写材Ｐが重送された場合、転写材間の摩擦係数が小さい
ため、サバキロール２０には比較的小さいトルクが加わ
り、そのトルクはアイドラ２５を介してリミッタ２４の
外部ロール２８に伝達されるが、逆転する内部ロール２
６の磁気的拘束力に負けて外部ロール２７も逆転するよ
うになる。従って外部ロール２７とギヤ連動されるサバ
キロール２０も逆転して下側の転写材が給紙カセット６
側へ押し戻され、結果的に上側の転写材のみが次工程に
給紙、搬送される。

以上は第１給紙装置の送り出しロール８及び重送防止手
段１５の例の説明であるが、重送防止手段としては給紙
カセットに装着された分離爪を併用してもよい。前記重
送防止手段１５の駆動ロール１９により１枚のみ搬送さ
た転写材Ｐは従動ロール３２と駆動ロール３３とから成
る停止状態にあるレジストロール３１へ送り込まれるが
、その前に第１センサ３４によりその先端が検知され、
得られた検知信号によりＣＰＵ６０、制御装置６１を介
して第１給紙手段ｌＯが停止される。転写材Ｐは前記第
１給紙手段１０が前記検知信号を受信後慣性により暫時
作動を続けるため前記レジストロール３１へ突き当てら
れ、かつループが形成される。ここで前記例１の場合と
同様、ループの復元力により、転写材Ｐの先端が前記レ
ジストロール３１対のニップ部に喰い込んで衡えられる
と共に転写材Ｐの進行方向に直角な方向に整位され、そ
の後の斜行が防止される。

（第２給紙手段） かくしてレジストロール３０に街えられ、かつ先頭が整
位された転写材Ｐは第４図の前記第１センサー３４で検
知されてから一定時間（”ｒ　＋）経過後ＣＰＵ６０等
の制御下に長さＱ３分、低速搬送されて所定の位置Ｃへ
と搬送され、第２センサー３８により検知され、同じ＜
　ＣＰＵ６０等の制御下に停止される。

その後原稿の光学走査開始点Ｆを検出するセンサー３９
からの信号により、再び前記レジストロール３１が駆動
され、転写材Ｐは像形成タイミングに合わせて転写領域
りへと搬送され、後記画像形成手段により像形成体上に
形成されたトナー像が転写される。

ここで重要な点として転写材Ｐを１００ｍｍ／ｓｅｃ以
下、好ましくは５〜５０ｍｍ／ｓｅａの低速で所定の位
置Ｃまで搬送していること、及び従来技術のように高速
搬送から急に低速搬送に切り換えて所定の位置Ｃに搬送
するやり方ではなく、第１給紙手段ｌＯから高速で搬送
された転写材Ｐをレジストロール３１で一旦停止させ、
その後低速で所定の位置Ｃに搬送するようにしているこ
と、及びレジストロール３１以後に複数のセンサを設け
ず、１個のセンサーを設けて転写材の制御を行なうよう
にしていること等がある。

かくして転写材Ｐの低速搬送に無理がなく一定の速度で
搬送され、所定の位置Ｃで停止せしめたとき、停止位置
のバラツキがなく常に高精度が確保される。又レジスト
ロール３１から転写領域り迄の搬送工程が短かく装置の
大型化が防止され、コスト低減を計ることができる。

ところで第４図で示される光学走査開始信号により像形
成体ｌに像露光された点Ｅから転写領域りまでの前記像
形成体ｌの同長Ｑ、は所定の位置Ｃから転写領域までの
長さＱ、と同長とされるのが好ましく、又この場合転写
材Ｐの転写領域りへ搬送される速度が像形成体ｌの周速
と同速とされる。

（画像形成手段） 本発明に係る画像形成手段としては白黒画像形成手段で
も又、カラー画像形成手段であってもよい。

まず像形成体ｌ上には帯電器４０により一様な帯電が付
与された後、原稿Ｍを光源４１１反射ミラー４２〜４５
、光束処理手段４６を介して得た露光光りが照射されて
静電潜像が形成される。なお前記露光光りはレンズ系の
光学処理手段により集束して成るアナログ方式の像露光
光であってもよく、又光束を光電変換及びデジタル化し
、さらに信号処理して得られる記録信号で変調されたレ
ーザビームであってもよい。前記静電潜像は現像器４７
により現像されてトナー像が形成され、該トナー像は前
記第１及び第２給紙手段をへて転写領域りへ搬送された
転写材Ｐ上に転写極４８の作用で転写される。

転写されたトナー像は搬送ベルト４９で定着器５０へ搬
送され加熱定着され排紙ロール５１で排出される。

また転写後の像形成体ｌはクリーニング手段５２により
清掃され、次の像形成に備えられる。

〔実施例〕

以下本発明を実施例により説明するが本発明の実施の態
様がこれにより限定されるものではない。

（実施例１） 第２図の給紙手段及び第５図の変速装置を備えた第４図
の画像形成装置を用いて像形成を行なった。第５図の変
速装置６２において６３は駆動源（モータ）、６４は第
１クラツチ、６５は第２クラツチ、６６は前記第１クラ
ツチに連動する低速用ギヤ、６７は駆動ロール３３のロ
ール軸ギヤ、６８は前記第２クラツチに連動する高速用
ギヤである。

本実施例においはコピースタート信号により第２図の給
紙手段１０を用いて、ＣＰＵ６０及び制御装置６１の制
御下に図示しない送り出しクラッチを　「オン」して１
９０〜２００ｍｍ／ｓｅｃの高速で送り出しロール７及
び重送防止手段１５の駆動ロール１９を駆動し、Ａ４判
転写紙（縦送り）Ｐを３０枚１分で給紙、搬送した。途
中転写紙Ｐはその先端が赤外線ホトリセプタ　（第１セ
ンサー）３４により検知され、得られた検知信号により
ＣＰＬＩ６０等の制御下に図示しない送り出しクラッチ
を　「オフ」して前記第１給紙手段ｌＯを停止させる。

転写紙Ｐは慣性で若干（約０．５秒）搬送されてレジス
トロール３１のニップ部に突き当てられ、かつループが
形成された。該ループの復元力により前記ニップ部にく
い込み、街えられるとともに転写紙Ｐの先頭が整位され
、その後の斜行が防止され、以後第２給紙手段３０によ
り制御搬送された。

前記第１センサー３４による転写紙Ｐの先端検知２秒（
Ｔ、）後に前記ＣＰＵ６０等の制御下に前記変速装置６
２の第１クラツチ６４が「オン」され、転写紙Ｐは３０
ｍｍ／ｓｅｃ　（第１給紙手段ｌＯの１／６の変速）の
低速で０．３秒間搬送され所定の位置Ｃに到達した。こ
こで転写紙Ｐの先端はホトセンサ（第２センサー）３８
で検知され、その検知信号によりＣＰＵ６０等の制御下
に変速装置６２の第１クラツチ６４を　「オフ」してレ
ジストロール３１の回転が停止され、転写紙Ｐの低速搬
送が所定の位置Ｃで停止された。

次に第４図の光学走査開始点Ｆの光束を検知するセンサ
ー３９からの信号によりＣＰＵ６０等の制御装置を介し
て変速装置６２の第２クラツチ６５が「オン」され、レ
ジストロール３１が高速回転され、転写紙Ｐが転写領域
りへと１８０１１Ｉｍ７ｓｅｃの速度で搬送され、像形
成体上に形成されたトナー像が転写極４８の作用で転写
された。

転写後のトナー像は搬送ベルト４９により搬送され、定
着器５０により定着されコピー画像が得られた。転写紙
Ｐの前記給紙、搬送のタイミングは第６図に示される通
りである。

第６図から明かなように転写紙Ｐは第１給紙手段１０に
より高速で搬送されるが、レジストロール３１の手前で
第１センサー３４により先端検知されて一旦停止された
。次いで所定のタイミングで前記停止状態から低速搬送
が行なわれ、像形成タイミングに合わせて給紙、搬送の
基点となる位置Ｃまでゆっくり搬送された。このため上
記低速搬送が一定速度でしかも無理なく搬送され、前記
所定の位置Ｃで停止されたとき、その位置精度が十分に
確保される。この精度が十分確保された位置Ｃから、転
写材は光学走査開始信号により再び高速で転写領域へと
搬送された。従って転写領域でのトナー像の転写が十分
整合されて高画質のコピー画像が得られた。

本実施例の画像形成手段としては、周速１８０ｍｍ／ｓ
ｅｃで回転する。ＯＰＣ感光体ｌ上にまずスコロトロン
帯電器４０により一様な帯電を付与した後、原稿Ｍから
の反射光束（露光光）Ｌを像様に露光し、静電潜像を形
成し、これを磁性キャリアと黒トナーから成る２成分現
像剤を収容した現像器４７で接触現像してトナー像を形
成し、このトナー像を前記条件で搬送された転写紙上に
コロナ放電方式の転写器４８で転写した。転写されたト
ナー像は熱ロール定着器４９で加熱定着されてコピー画
像が得られた。この画像形成手段により１００回連続し
てコピー画像を作成したが常にタイミングずれのない高
品質のコピー画像が得られた。

（実施例２） 前記実施例１の構成で転写紙Ｐのレジストロール３１に
よる低速搬送条件を５．２０．４０．５０．７０゜９０
．１００及び１１０ｍｍ／ｓｅｃの８種類の搬送条件ト
シ、各種類毎に１００回づつ連続コピーを行ない、１回
目と１００回目のコピー画像の位置ずれを測定し、その
結果を第７図に示した。

図から明かなようにレジストロール３１にヨル所定の位
ＲＣに到る低速搬送速度Ｐが１００ｍｍ７ｓｅｃを超え
るとタイミングずれΔＳが急激に増大し、好ましくなく
、特に５０ｍｍ／ｓｅｃ以下の領域がすぐれていること
がわかる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に用いうる第１給紙手段の断
面図、第３図は重送防止手段１５の重送防止機能を説明
する断面図、第４図は本発明に係る第１及び第２給紙手
段を含む画像形成装置及び制御機構を示す構成図、第５
図は変速装置の説明図、第６図は実施例の給紙、搬送の
タイミングチャート、第７図は低速搬送速度の特性グラ
フを示す。 第８図は従来公知の転写材給紙、搬送手段を説明する構
成図、第９図は第８図の手段におけるタイミングチャー
トである。 ■・・・像形成体（感光体） ６・・・給紙カセット、　　７・・・送り出しロールｌ
Ｏ・・・第１給紙手段、

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）原稿からの画像情報に基づいて、転写材上に画像
   を形成する画像形成手段及び該画像形成手段へ所定のタ
   イミングで前記転写材を搬送するレジスト手段を有する
   画像形成装置において、給紙部から１枚のみを給紙、搬
   送する重送防止手段と、給紙、搬送された転写材の先頭
   をその進行方向に対して直角方向に整位せしめる斜行防
   止手段とを備えた第１給紙手段、及び前記斜行が防止さ
   れた転写材を前記レジスト手段を用いて所定の位置迄低
   速搬送する手段と、低速搬送された転写材を像形成タイ
   ミングに合わせて前記所定の位置より前記画像形成手段
   の転写領域へ搬送する手段とを備えた第２給紙手段を有
   することを特徴とする画像形成装置。
2. （２）前記第２給紙手段のレジスト手段より前記所定の
   位置に至る転写材の搬送が１００ｍｍ／ｓｅｃ以下の低
   速で行なわれる特許請求の範囲第１項記載の画像形成装
   置。
3. （３）前記第２給紙手段のレジスト手段より前記所定の
   位置に至る転写材の搬送が５〜５０ｍｍ／ｓｅｃの低速
   で行なわれる特許請求の範囲第１項または第２項のいず
   れか１項記載の画像形成装置。