JPH01296239A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH01296239A
JPH01296239A JP12654288A JP12654288A JPH01296239A JP H01296239 A JPH01296239 A JP H01296239A JP 12654288 A JP12654288 A JP 12654288A JP 12654288 A JP12654288 A JP 12654288A JP H01296239 A JPH01296239 A JP H01296239A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テルラゾリウム塩系造核剤を含有するハロゲ
ン化銀写真感光材料に関するものである。
(従来の技術) 従来よりハロゲン化銀写真感光材料において、造核剤が
種々の用途で用いられている。例えば造核剤として最も
よ(用いられるヒドラジン類は、内部潜像型直接ポジハ
ロゲン化銀乳剤においては核形成剤として使用され、ま
たネガタイプの表面潜像形成性ハロゲン化銀乳剤におい
ては、感度及び/または階調を増大させるのに使用され
てきた。
直接ポジ写真法には種々あるが、予めカブらせたハロゲ
ン化銀粒子を滅惑剤の存在下に露光した後に現像する方
法と、主としてハロゲン化銀粒子の内部に感光核を有す
るハロゲン化銀乳剤を露光後、造核剤の存在下に現像す
る方法とが最も有用である0本発明は後者に関するもの
である。ハロゲン化銀粒子内部に主に感光核を有し、粒
子内部に主として潜像が形成されるようなハロゲン化銀
乳剤は内部潜像型ハロゲン化銀乳剤といわれており、主
として粒子表面上に潜像を形成するハロゲン化銀粒子と
は区別されるものである。
上記の直接ポジ像を得る方法におい゛ζ造核剤は現像液
中に添加してもよいが、感光材料の写真乳剤層またはそ
の他の適当な層に添加する方法がより一線的である。
処理p Hが低く (pH≦12)でも作用する造核剤
としては複素環第四級アンモニウム塩が知られており、
例えば米国特許3,615.615号、同3,719.
494号、同3,734,738号、同3,759.9
01号、同3.854.956号、同4,094,68
3号、同4,306゜016号、英国特許1.283.
835号、特開昭52−3.426号および同52〜6
9.613号に記載されている。特に米国特許4,11
5゜122号に記載されているプロパルギルまたはブチ
ニル置換された複素環第四級アンモニウム塩化合物は、
直接ポジハロゲン化銀乳剤において、ディスクリミ7−
シジンの点ですくれた造核剤である。しかしハロゲン化
銀乳剤、1)にカラー感光材I′−1には、分光増感の
目的で増感色素が用いられる。
この場合、増感色素と複素環第四級アンモニウム系造核
剤との間で、ハロゲン化SW乳剤への競争吸着がおこる
ため、吸着性の弱い四級塩基造核バ11は多用添加する
必要があった。特に多層カラー感材の場合、濃度ムラや
色バランスのくずれが11−シることがあり、十分な性
能とは言えなかった。この問題を解決する目的で米国特
許第4,471.044号にチオアミドへgX吸着促進
基を有する四級塩基造核剤の例が報告されている。吸着
基の導入により、十分なりmaxを得るに必要な添加m
が減少し、高温経時でのDmaxの減少が改良されると
しているが、この効果は十分満足できるレベルではなか
った。
一方特開昭57−100,426にヘミシアニン系四級
塩化合物が記載されているが、造核活性の点で十分満足
できるレベルではながった。
ハロゲン化銀ネガ乳剤系において、四級アンモニウム塩
系化合物が現像促進的に作用することが知られており、
例えば米国特許4,135,931号、特開昭52−1
14.328、同52−121.321、ドイツ特許2
,647,940号、ヘルギー特許721,568など
に記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は第一に、PHの比較的低い処理液でも十
分な反転性(高いDmaxと低いDmin)を示す直接
ポジ感光材料を提供することにある。
本発明の目的は第二に、少量添加する事で分光増感を阻
害することなく、しがち所望の造核効果を与える造核剤
を含有する直接ポジ感光材料を提供することにある。
本発明の目的は第三に、濃度が均一で色バランスが良好
でしかも疲労したランニング液で処理しても粒状性のよ
い多層カラー直接ポジ感光材料を提供することにある。
本発明の目的は第四に、高温及び/又は高?!経時にお
けるD+naxの低下やDminの増大などの写真性の
変化が少ない直接ポジ感光材料を提供することにある。
本発明の目的は第五に、高照度ネガ像が出にくい直接ポ
ジ感光材料を提供することにある。
本発明の目的は第六に、現像初期の現像進行が速い直接
ポジ感光材料を提供することにある。
本発明の目的は第七に、写真感度の増大されたネガ型感
光材料を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の上記諸口的は、支持体上に少なくとも一層の感
光性ハロゲン化銀写真乳剤層を有し、該乳剤層またはそ
の他の親水性コロイド層の少なくとも一層が下記−形式
〔I〕で表わされるテルラヅリウム塩の少なくとも一つ
を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
によって達成された。
一般式(1) %式%: (式中、R5、R2、R1、R4、及びR2は個別に水
素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、−COR,、−SO□Rh、N 
 Co  Rh−N  So□−R8、を表わRt  
     R’y し、R6はアルキル基、−0M、アリール基、R@ −N、  を表わし、R1は水素原子、アルキル基、R
啼 アリール基を表わし、Rs、R9は個別に水素原子、ア
ルキル基、アリール基を表わし、Mは水素原子、アルカ
リ金属、アンモニウム基を表わす。
またR1とR2は互いに結合して5〜7員の炭素環また
は複素環を形成することもできる。X−は陰イオンを表
わす。) 更に詳しく説明すると、上記−形式(+)によって表わ
される化合物においてX−は好ましくは#陰イオン(例
えば、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、チオシ
アン酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、
過塩素酸イオン、p−トルエンスルホン酸イオンおよび
その他の周知の写真上不活性または無害な陰イオン)を
表わし、R,、R,、R,は個別に好ましくは水素原子
、置換または未置換の炭素数1〜10までのアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、t−ブチル基、n−オク
チル基、ヒドロキシエチル基、シアノエチル基、ベンジ
ル基など)、置換または未置換の炭素数6〜20までの
アリール基(例えば、フェニル基、p−メトキシフェニ
ル基、p−クロルフェニル基、m−メトキシフェニルL
 p−カルボキシフェニル基、p−ヒドロキシフェニル
基など)を表わし、R4およびR2は個別に水素原子、
置換または未置換の炭素数1〜1oまでのアルキル基(
例えば、メチル基、1so−プロピル基、n−デシル基
、スルホエチル基、ヒドロキシエチル基、シアノエチル
基、カルボキシエチル基、ベンジル基など)、置換また
は未置換の炭素数6〜2oまでのアリール基(例えば、
フェニル基、ナフチル基、p−カルボキシフェニル基、
m−アセトアミドフェニル基、0−ヒドロキシフェニル
基など)、置換または未置換基の炭素数1〜1oまでの
アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、n−オ
クチルオキシ基、メトキシエトキシ基、ベンジルオキシ
基など)、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子、フッ素原子)、シアを表わし、R4は置換
または未置換の炭素数1〜10までのアルキル基(例え
ば2−エチルヘキシル基、2−ヒドロキシエチル基、n
−ブチル基、エチル基、メチル基、ベンジル基などL−
OM(但しMは水素原子、アルカリ金B(例えばナトリ
ウム、カリウムなど)、アンモニウム基を表わす)、置
換または未置換の炭素数6〜2oまでのアリール基(例
えばフェニル基、0−メトキシフェニル基、m−ブロモ
フェニル基、p−スルファモイルフェニル基、m−カル
ボキシフェニル基なまたは未置換の炭素数1〜10まで
のアルキル基(例えばメチル基、2−シアノエチル基、
2−エチルヘキシル基、ベンジル基、2−ヒドロキシエ
チル基など)、置換または未置換の炭素数6〜20まで
のアリール基(例えばフェニル基、0−メチルフェニル
基、ナフチル5、m−メタンスルホンアミドフェニル基
など)を表わし、R3およびR9は個別に水素原子、置
換または未置換の炭素数1〜10までのアルキル基(例
えばメチル基、n−プロピル基、ベンジル基、2−エチ
ルヘキシル基、2−カルボキシエチル基など)、置換、
未置換の炭素数6〜20までのアリール基(例えば0−
クロロフェニル、ナフチル基、p−メトキシフェニル基
、m−スルホフェニル基、0−ヒドロキシフェニル基な
ど)を表わす。
またR4とR3は互いに結合して5〜7員の置換、未i
MIMの炭素環(例えばベンゼン環、ナフタレン環、シ
クロヘキセン環、シクロペンテン環など)または複素環
(例えばピリジン環、ピリミジン環、ピラジン環など)
を形成することもできる。
上記縮合環上の置換基としては、好ましくは前述のR,
、R,で示した置換基が望ましい。
以下に本発明に用いるN−プロパルギル置換テルラゾリ
ウム塩化合物の代表例を挙げる。
C1h  C=CI+ CI+、−(ニーC1+ Br Cl1□−C−CH 「 C11z  C巴C1l       Br−次に本発
明の代表的化合物の合成法について記す。
本発明に用いるN−プロパルギル置換テルラゾリウム塩
は、欧州特許出願第0136847号及び同第0138
362号明細書に教示されているようにして製造するこ
とができる。これらの教示はまず対応するプロトン化テ
ルラゾリウム塩を製造し、これを塩基で処理することに
よって対応するテルラゾールに変えて、次いで第4級化
することを要求している。
本発明において、−形式〔I〕で表わされる化合物を写
真感光材料中に含有させるときは、アルコール類(例え
ばメタノール、エタノール)、エステル類(例えば酢酸
エチル)、ケトン類(例えばアセトン)などの水に混和
しうる有機溶媒の溶液とするか、水溶性の場合には水溶
液として、親水性コロイド溶液に添加すればよい。
写真乳剤中に添加する場合、その添加は化学熟成の開始
から塗布前までの任意の時期に行ってよいが、化学熟成
終了後に行うのが好ましい。
本発明において一般式(+)で表わされる造核剤はハロ
ゲン化銀乳剤層に隣接する親水性コロイド層中に含有し
てもよいが、ハロゲン化銀乳剤層中に含有されるのが好
ましい、その添加量は、実際上用いられるハロゲン化銀
乳剤の特性、造核剤の化学構造及び現像条件によって異
なるので、広い範囲にわたって変化し得るが、ハロゲン
化銀乳剤中の銀1モル当り約lXl0−”モルから約1
×104モルの範囲が実際上有用で、好ましいのはl1
1モル当り約I X l O−’:eルからや< I 
Xl0−”モルである。
ネガ型乳剤の場合にはs11モル当りlXl0−5〜l
Xl0−’モルが好ましく用いられる。
本発明に用いる予めかぶらされてない内部潜像型ハロゲ
ン化銀乳剤はハロゲン化銀粒子の表面が予めかぶらされ
てなく、しかも潜像を主として粒子内部に形成するハロ
ゲン化銀を含有する乳剤であるが、更に具体的には、ハ
ロゲン化銀乳剤を透明支持体上に銀にして0.5〜3 
g / ”!!布し、これに0.01ないし10秒の固
定された時間で露光を与え下記現像液A(内部型現像液
)中で、18℃で5分間現像したとき通常の写真濃度測
定方法によって測られる最大濃度が、上記と同量塗布し
て同様にして露光したハロゲン化銀乳剤を下記現像液B
(表面型現像液)中で20℃で6分間現像した場合に得
られる最大濃度の、少なくとも5倍大きい濃度を有する
ものが好ましく、より好ましくは少なくとも10倍大き
い濃度を有するものである。
内部現像液A メトール          2g 亜硫酸ソーダ(無水)      90  gハイドロ
キノン          8g炭酸ソーダ(−水塩)
       52.5gKBr          
       5    gKI          
        O,5g水を加えて        
   11表表面型像液 メトール           2.5g!−アスコル
ビン酸       10   gNaBOz  −4
Ht0      35   gKBr       
         l   g水を加えて      
     11内滑型乳剤の具体例としては例えば、米
国特許第2.592.250号、特公昭58−5437
9号、同58−3536号、同60−5582号、特開
昭52−156614号、同57−79940号、同5
B−70221号の明細書に記載されているコンバージ
ラン型ハロゲン化銀’AJI、およびそれにシェルをつ
けた乳剤、米国特許3,761.276号、同3,85
0.637号、同3゜923.513号、同4,035
.185号、同4.395.478号、同4,431.
730号、同4,504.570号、特開昭53−60
222号、同56−22681号、同59−20854
0号、同60−107641号同61−3137号、特
願昭61−3642号、リサーチ・ディスクロージャー
誌No、23510 (1983年11A発行)P2S
5、同No、18155 (1979年5月発行)P2
65〜268に開示されている特許に記載の内部に金属
をドープしたコア/シェル型ハロゲン化銀乳剤を挙げる
ことができる。
本発明に使用するハロゲン化銀粒子の形は立方体、八面
体、十二面体、十四面体の様な規則的な結晶体、球状な
どのような変則的な結晶形、また、長さ/厚み比の値が
5以上の平板状の形の粒子を用いてもよい、また、これ
ら種々の結晶形の複合形をもつもの、またそれらの混合
から成る乳剤であってもよい。
ハロゲン化銀の組成としては、塩化銀、臭化銀混合ハロ
ゲン化恨があり、本発明に好ましく使用されるハロゲン
化銀は沃化銀を含まないか含んでも3%モル以下の塩(
沃)臭化銀、(沃)塩化銀または(沃)臭化銀である。
ハロゲン化銀粒子の平均粒子サイズは、2μ以下で0.
1μ以上が好ましいが、特に好ましいのは1μ以下0.
15μ以上である0粒子サイズ分布は狭くても広くても
いずれでもよいが、粒状性や鮮鋭度等の改良のために粒
子数あるいは重量で平均粒子サイズの±40%以内好ま
しくは±20%以内に全粒子の90%以上が入るような
粒子サイズ分布の狭い、いわゆる「単分散」ハロゲン化
銀乳剤を本発明に使用するのが好ましい、また感光材料
が目標とする階調を満足させるために、実質的に同一の
感色性を有する乳剤層において粒子サイズの異なる2種
以上の単分散ハロゲン化銀乳剤もしくは同一サイズで感
度の異なる複数の粒子を同一層に混合または別層に重N
塗布することができる。さらに2種類以上の多分散ハロ
ゲン化銀乳剤あるいは単分散乳剤と多分散乳剤との組合
わせを混合あるいは重層して使用することもできる。
本発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、粒子内部または
表面に硫黄もしくはセレン増悪、還元増感、貴金属増感
などの単独もしくは併用により化学増感することができ
る。詳しい具体例は、例えばリサーチ・ディスクロージ
ャー誌No、17643−I[r(1978年12月発
行)P23などに記載の特許にある。
本発明に用いる写真乳剤は、慣用の方法で写真用増感色
素によって分光増感される。特に有用な色素は、シアニ
ン色素、メロシアニン色素および複合メロシアニン色素
に属する色素であり、これらの色素は単独又は組合せて
使用できる。また上記の色素と強色増感剤を併用しても
よい、詳しい具体例は、例えばリサーチ・ディスクロー
ジャー誌No、17643−rV (1978年12月
発行)P23〜24などに記載の特許にある。
本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の製造工程
、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるい
は写真性能を安定化させる目的でカブリ防止剤または安
定剤を含有させることができる。詳しい具体例は、例え
ばリサーチ・ディスクロージャー誌No、17643−
VI (1978年12月発行)24〜25頁および、
E、J、Birr著“5tabilization o
f Photographic 5ilver Hal
ideEmulsions” (FocalPress
)、1974年刊などに記載されている。
直接ポジカラー画像を形成するには種々のカラーカプラ
ーを使用することができる。有用なカラーカプラーは、
芳香族第一級アミン系発色現像薬の酸化体とカップリン
グ反応して色素、好ましくは実質的に非拡散性の色素を
生成または放出する化合物であって、それ自身実質的に
非拡散性の化合物である。有用なカラーカプラーの典型
型には、ナフトールもしくはフェノール系化合物、ピラ
ゾロンも、シ(はピラゾロンアゾール系化合物および開
鎖もしくは複素環のケトメチレン化合物がある。
本発明で使用しうるこれらのシアン、マゼンタおよびイ
エローカプラーの具体例は「リサーチ・ディスクロージ
ャー」誌患17643  (1978年12月発行)P
25■−D項、問丸18717(1979年11月発行
)および特願昭61−32462号(298頁〜373
頁)に記載の化合物およびそれらに引用された特許に記
載されている。
なかでも本発明に使用できるイエローカプラーとしては
、酸素原子離脱型や窒素原子離脱型のイ二ロー二当量カ
プラーをその代表として挙げることができる。特にα−
ピバロイルアセトアニリド系カプラーは発色色素の堅牢
性、特に光堅牢性が優れており、一方α−ベンゾイルア
セトアニリド系カプラーは高い発色濃度が得られるので
好ましい。
また、本発明に好ましく使用できる5−ピラゾロン系マ
ゼンタカプラーとしては、3位がアリールアミノ基又は
アシルアミノ基で置換された5−ピラゾロン系カプラー
(なかでも硫黄原子離脱型の二当量カプラー)である。
更に好ましいのはピラゾロアゾール系カプラーであって
、なかでも米国特許3,725.067号に記載のピラ
ゾロ(5,1−c)  (1,2,4)トリアゾール頚
等が好ましいが、発色色素のイエロー副吸収の少なさお
よび光堅牢性の点で米国特許第4,500.630号に
記載のイミダゾ(1゜2−b〕ピラゾール類はいっそう
好ましく、米国特許第4,540.654号に記載のピ
ラゾロ(1,5−b)  (1,2,4)  )リアゾ
ールは特に好ましい。
本発明に好ましく使用できるシアンカプラーとしては、
米国特許第2.474.293号、同4゜052.21
2号等に記載されたナフトール系およびフェノール系カ
プラー、米国特許第3.772.002号に記載された
フェノール核のメタ位にエチル基以上のアルキル基を有
するフェノール系シアンカプラーであり、その他2,5
−ジアシルアミノ置換フェノール系カプラーも色像堅牢
性の点で好ましい。
特に好ましいイエロー、マゼンタ及びシアンカプラーの
具体例としては、特願昭61−169523号(昭和6
1年7月18日富士写真フィルム(株)出願)の第35
〜51頁に列挙した化合物であり、更に下記の化合物も
好ましい例として挙げる事ができる。
:I:v O#− ○        = の =(= =                    工   
    ○″ 0 イエローカプラー couc3h)(iJ ニ ー      〇 生成する色素が有する短波長城の不要吸収を補正するた
めのカラードカプラー、発色色素が適度の拡散性を有す
るカプラー、無呈色カプラー、カップリング反応に伴っ
て現像抑制剤を放出するDIR,カプラーもしくは現像
促進剤を放出するカプラーやポリマー化されたカプラー
も又使用できる。
カラーカプラーの標準的な使用量は、感光性ハロゲン化
!!1モルあたり0.001ないし1モルの範囲であり
、好ましくはイエローカプラーでは0.01ないし0.
 5モル、マゼンタカプラーでは、0.003モルない
し0.5モル、またシアンカプラーでは0.002ない
し0.5モルである。
本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ防止剤も
しくは混色防止剤として、ハイドロキノン誘導体、アミ
ノフェノール誘導体、アミン類、没食子酸誘導体、カテ
コール誘導体、アスコルビン酸誘導体、無呈色カプラー
、スルホンアミドフェノール誘導体などを含有してもよ
い0色カブリ防止剤、混色防止剤の代表例は特願昭61
−32462号 600〜630頁に記載されている。
本発明の感光材料には、種々の退色防止剤を用いること
ができる。有機退色防止剤としてはハイドロキノン類、
6−ヒドロキシクロマンL5−ヒドロキシクマラン類、
スピロクロマンLp−アルコキシフェノール類、ビスフ
ェノール類を中心としたヒンダードフェノール類、没食
子酸誘導体、メチレンジオキシベンゼン類、アミノフェ
ノール類、ヒンダードアミン類およびこれら各化合物の
フェノール性水酸基をシリル化、アルキル化したエーテ
ルもしくはエステル誘導体が代表例として挙げられる。
また、(ビスサリチルアルドキシマド)ニッケル錯体お
よび(ビス−N、 N−ジアルキルジチオカルバマド)
ニッケル錯体に代表される金属錯体なども使用できる。
イエロー色素像の熱、湿度および光による劣化防止に、
米国特許第4.268.593号に記載されたような、
ヒンダードアミンとヒンダードフェノールの画部分構造
を同一分子中に有する化合物は良い結果を与える。また
マゼンタ色素像の劣化、特に光による劣化を防止するた
めには、特開昭56−159644号に記載のスピロイ
ンダン類、および特開昭55−89835号に記載のハ
イドロキノンジエーテルもしくはモノエーテルの置換し
たクロマン類が好ましい結果を与える。
これらの退色防止剤の代表例は特願昭61−32462
号 401〜440頁に記載されている。
これらの化合物は、それぞれ対応するカラーカプラーに
対し通常5ないし100重量%をカプラーと共乳化して
感光層に添加することにより、目的を達することができ
る。シアン色素像の熱および特に光による劣化を防止す
るためには、シアン発色層に隣接する両側の層に紫外線
吸収剤を導入することが有効である。また保護層などの
親木性コロイド層中にも紫外線吸収剤を添加することが
できる。化合物の代表例は特願昭61−32462号 
391〜400頁に記載されている。
本発明の感光材料の乳剤層や中間層に用いることのでき
る結合剤または保護コロイドとしては、ゼラチンを用い
るのが臂利であるが、それ以外の親水性コロイドも用い
ることができる。
本発明の感光材料には、イラジェーションやハレーショ
ンを防止する染料、紫外線吸収剤、可塑剤、螢光増白剤
、マント剤、空気カプリ防止剤、塗布助剤、硬膜剤、帯
電防止剤やスベリ性改良剤等を添加する事ができる。こ
れらの添加剤の代表例は、「リサーチ・ディスクロージ
ャー(Rasea−rch Disclosure)誌
No、17643■〜x■項(1978年12月発行)
p25〜27、および同1B716 (1979年11
月発行)p647〜651に記載されている。
本発明は支持体上に少な(とも2つの異なる分光感度を
有する多層多色写真材料にも適用できる。
多屡天然色写真材料は、通常支持体上に赤惑性乳剤店、
緑感性乳剤層、および青感性乳剤層を各々少なくとも一
つ有する。これらの層の順序は必要に応じて任意にえら
べる。好ましい層配列の順序は支持体側から赤感性、緑
感性、青感性または支持体側から緑感性、赤感性、青感
性である。また前記の各乳剤層は感度の異なる2つ以上
の乳剤層からできていてもよく、また同一悪性をもつ2
つ以上の乳剤層の間に非怒光性層が存在していてもよい
、赤悪性乳剤層にシアン形成カプラーを、緑感性乳剤層
にマゼンタ形成カプラーを、青感性乳剤層にイエロー形
成カプラーをそれぞれ含むのが通常であるが、場合によ
り異なる組合わせをとることもできる。
本発明に係る感光材料は、ハロゲン化銀乳剤層の他に、
保護層、中間層、フィルター層、ハレーション防止剤、
バック層、白色反射層などの補助層を通宣設けることが
好ましい。
本発明の写真感光材料において写真乳剤層その他の層は
リサーチ・ディスクロージャー誌No、  17643
X■項(1978年12月発行)p28に記載のものや
ヨーロッパ特許0.182.253号や特開昭61−9
7655号に記載の支持体に塗布される。またリサーチ
・ディスクロージャー誌No、17643XV項p28
〜29に記載の塗布方法を利用することができる。
また、本発明の感材がカラー拡散転写法用に使用される
場合、色材として色素現像薬を使用する事ができるが、
色材自身としてはアルカリ性(現像液中)で非拡散性(
非移動性)であるが、現像の結果、拡散性色素(又はそ
の前駆体)を放出する型の色材を使用する方が有利であ
る。この拡散性色素放出型色材(D RR化合物)とし
ては、拡散性色素を放出するカプラーやレドックス化合
物等があり、これらはカラー拡散転写法(ウェット方式
)用のみならず、例えば特開昭58−58543号に記
載されているような熱現像型惑材用(ドライ方式)色材
としても有用である。
拡散性色素放出レドックス化合物(以下、「DRR化合
物」という)は下記の一般式で表わす事ができる。
(Ballast−)−+レドックス開裂原子団)−D
式中、(Ballast)とレドックス開裂原子団に1
いては特開昭58−163938号12頁〜22頁記載
の化合物を用いることができる。
また、Dは色素(又はその前駆体)部分を表わす。
そしてこの色素部分は連結基を介してレドックス開裂原
子団に結合していてもよい、そしてDで表わされる色素
部分については、下記の文献に記載されているものが有
効である。
イエロー色素の例: 米国特許3,597,200号、同3,309゜199
号、同4,013,633号、同4,245.028号
、同4,156,609号、同4゜139.383号、
同4,195.992号、同4.145,641号、同
4,148.643号、同4,336.322号;特開
昭51−114917630 (1978)号、同16
475 (1977)号に記載されているもの。
マゼンタ色素の例: 米国特許3,453.107号、同3,544゜545
号、同3,932.380号、同3,931.144号
、同3,932.308号、同3゜954.476号、
同4,233.237号、同4.255.509号、同
4,250.246号、同4,142.891号、同4
,207.104号、同4,287.292号;特開昭
52−106.727号、同52−106727号、同
53−23,628号、同55−36.804号、同5
6−73.057号、同56−71060号、同55−
134号に記載されているもの。
シアン色素の例: 米国特許3,482.972号、同3,929゜760
号、同4,013.635号、同4,268.625号
、同4,171.220号、同4゜242.435号、
同4,142,891号、同4.195,994号、同
4,147.544号、同4.148,642号:英国
特許1,551゜138号;特開昭54−99431号
、同52−8827号、同53−47823号、同53
−143323号、同54−99431号、同56−7
1061号;ヨーロッパ特許(RPC)53゜037号
、同53,040号; Re5earch Discl
osure17.630 (1978)号、及び同16
.475(1977)号に記載されているもの。
これら化合物の塗布量は一般に約lXl0”’〜lXl
0−”モル/dが適当であり、好ましくは2X 10−
’〜2 X 10−”モル/rrIである。
本発明に於て色材はそれと組合わされたハロゲン化根乳
剤屡中に含有してもよいし、又露光する側もしくはそれ
と反対側の該乳材層の近接層中に含有してもよい。
本発明の感材がカラー拡散転写法に用いられる場合、写
真乳材は受像層が塗布されている支持体と同一の支持体
上に一体として塗布されていてもよいし、又別の支持体
上に塗布されていてもよい。
またハロゲン化銀写真乳剤層(感光要素)と受像N(受
像要素)とはフィルムユニットとして組合わされた形態
で提供されてもよいし、又分離独立した写真材料として
提供されてもよい、また、フィルムユニットとしての形
態は、露光、現像、転写画像の鑑賞を通じて終始一体化
されたものでもよいし、或いは現像後、剥離するタイプ
のものでもよいが、本発明にとっては後者のタイプの方
がより効果的である。
本発明は種々のカラー感光材料に通用することができる
例えば、スライド用もしくはテレビ用のカラー反転フィ
ルム、カラー反転ペーパー、インスタントカラーフィル
ムなどを代表例として挙げることができる。また、フル
カラー複写機やCRTの画像を保存するためのカラーハ
ードコピーなどにも適用することができる0本発明はま
た、「リサーチ・ディスクロージャー」誌No、  1
7123 (1978年7月発行)などに記載の三色カ
プラー混合を利用した白黒感光材料にも適用できる。
本発明においては、感光材料を像様露光の後、造核剤の
存在下で、芳香族第一級アミン系発色現像薬を含む表面
現像液で現像、漂白・定着処理することにより直接ポジ
カラー画像を形成することができる。
最大画像濃度を上げる、最小画像濃度を下げる、感材材
料の保存性を良化させる、又は現像を速くする等の目的
で下記の化合物を添加することができる。
ハイドロキノン類、(たとえば米国特許3,227.5
52号、4,279.987号記載の化合物):クロマ
ン類(たとえば米国特許4.268.62・1号、特開
昭54−103031号、リサーチディスクロージャー
誌阻18264  (1979年6月発行)333〜3
34頁記載の化合物)キノン頚(たとえばリサーチディ
スクロージャー誌阻21206 (1981年12月4
33〜434頁記載の化合物):アミン類(たとえば米
国特許4150993号や特開昭58−174757号
記載の化合物) :酸化剤類(たとえば特開昭60−2
60039号、リサーチディスクロージャー阻1693
6 (1978年5月発行)10〜11頁記載の化合物
)二カテコール類(たとえば特開昭55−21013号
や同55−65944号、記載の化合物):現像時に造
核剤を放出する化合物(たとえば特開昭60−1070
29号記載の化合物):チオ尿素類(たとえば特開昭6
0−95533号記載の化合物)ニスピロビスインダン
類(たとえば特開昭55−65944号記載の化合物)
本発明に用いることのできる造核促進剤としては、任意
にアルカリ金属原子またはアンモニウム基で置換されて
いてもよいメルカプト基を少なくとも1つ有する、テト
ラザインデン類、トリアザインデン類及びペンタザイン
デン頬および特開昭61−136948号、(2〜6頁
および16〜43頁)、特願昭61−136949号、
(12〜43頁)や同61−15348号(10〜29
頁)に記載の化合物を挙げることができる。
造核促進剤の具体例を以下にあげるが、これらに限定さ
れるものではない。
(A−1)  3−メルカプト−1,2,4−トリアゾ
ロ(4,5−a)ピリジン (A−2)  3−メルカプト−1,2,4−1リアゾ
ロ(4,5−a)ピリミジン (A−3)  5−メルカプト−1,2,4−)リアゾ
ロ(1,5−a)ピリミジン (A−4)  ?−(2−ジメチルアミノエチル)−5
−メルカプト−1,2,4−トリアゾロ〔1゜5−a〕
ピリミジン (A−5)  3−メルカプト−7−メチル−1,2,
4−トリアゾロ(4,5−a)ピリミジン(^−6)3
.6−ジメルカブトー1.2.4−)リアゾロ(4,5
−b)ピリダジン (A−7)  2−メルカプト−5−メチルチオ−1,
3゜4−チアジアゾール (A−8)  3−メルカプト−4−メチル−1,2,
4−トリアゾール (A−9)  2− (3−ジメチルアミノプロピルチ
オ)−5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール塩
酸塩 (A−10) 2− (2−モルホリノエチルチオ)−
5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール塩酸塩 (A〜11)2−メルカプトル5−メチルチオメチルチ
オ−1,3,4−チアジアゾールナトリウム塩。
(A−12) 4− (2−モルホリノエチル)−3−
メルカプト−1,2,4−)リアゾール (A−13) 2− (2−(2−ジメチルアミノエチ
ルチオ)エチルチオ)−5−メルカプト−1゜3.4−
チアジアゾール塩酸塩 この場合の造核促進剤はハロゲン化銀乳剤中又はその接
近層に添加するのが好ましい。
造)亥促進剤の添加量はハロゲン化銀1モル当り10−
’〜10−”モルが好ましく、更に好ましくは10−5
〜10°2モルである。
また、造核促進剤を処理液、即ち現像液あるいはその前
浴に添加する場合にはその11当り10−”〜101モ
ルが好ましく、更に好ましくは10”〜io−’モルで
ある。
また二種以上の造核促進剤を併用することもできる。
本発明の感光材料の現像処理に用いられるカラー現像液
は実質的にハロゲン化銀溶剤を含有せず、好ましくは芳
香族第一級アミン発色現像主薬を主成分とするアルカリ
性溶液である0発色現像主薬としては、アミノフェノー
ル系化合物も有用であるが、p−フェンレンジアミン系
化合物が好ましい、その代表例としては、3−メチル−
4−アミノ−N−エチル−N−(β−メタンスルホンア
ミドエチル)−アニリン、3−メチル−4−アミノ−N
−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)アニリン、3
−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−メトキシエチ
ルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩酸塩などの塩をあげ
ることができる。その他見色現像主薬としてはり、F、
A、メイソン著「フォトグラフィック・プロセッシング
・ケミストリー」、フォーカル・プレス社(1966年
)(L。
F、AoMason” Photographic P
rocessingChemistry”、 Foca
l Press)の226〜229頁、米国特許2,1
93,015号、同2,592゜364号、特開昭48
−64933号などに記載のものを用いてもよい、また
必要に応じて2種以上の発色現象主薬を組み合わせて用
いることができる。
カラー現像主薬の使用量は、現像液lIl当り0゜1g
から20g1更に好ましくは、0.5gから15gであ
る。
さらに保恒剤として、特開昭52−49828号、同5
6−47038号、同56−32140号、同59−1
60142号及び米国特許3746544号記載の芳香
族ポリヒドロキシ化合物;米国特許3,615.503
号及び英国特許1゜306.176号記載のヒドロキシ
アセトン類;特開昭52−143020号及び同53−
89425号記載のα−アミノカルボニル化合物;特開
昭57−44148号及び同57−53749号等に記
載の各種金属類;特開昭52−102727号記載の各
種糖類;同52−27638号記載のヒドロキサム酸類
;同59−160141号記載のα−α′−ジカルボニ
ル化合物:同59−180588号記載のサリチル酸類
;同54−3532号記載のアルカノールアミン頬;同
56−94349号記載のポリ (アルキレンイミン)
頚;同56−75647号記載のグルコン酸誘導体等を
あげることができる。これらの保恒剤は必要に応じて2
種以上、併用しても良い、特に4.5−ジヒドロキシ−
m−ベンゼンジスルホン酸、ポリ(エチレンイミン)、
及びトリエタノールアミン等の添加が好ましい、さらに
p−二トロフェノール等の置換フェノール類の添加が好
ましい、さらに、特開昭54−3532のアルキルヒド
ロキシルアミン化合物を使用することも好ましい、特に
アルキルヒドロキシルアミン化合物は上記保恒剤と併用
して使用することが好ましい。
これらの保恒剤の使用量は現像液11当り0.1gから
20g、さらに好ましくは、0.5gから1ましくは9
.8〜11.0である。上記pHを保持するために、各
種の緩衝剤を用いることができる。緩衝剤としては、炭
酸カリウムなどの炭酸塩、リン酸カリウムなどのリン酸
塩など、特願昭61−32462号明細書第11頁から
22頁に記載の化合物を使用することができる。
さらにカラー現像液中には、カルシウムやマグネシウム
の沈澱防止剤として、あるいはカラー現像液の安定性向
上のために、各種キレート剤を用いることができる。
キレート剤としては、例えば特公昭4B−030496
号、及び同44−30232号記載のアミノポリカルボ
ン酸類、特開昭56−97347号、特公昭56−39
359号及び西独特許2゜227.639号記載の有機
ホスホン酸類、特開昭52−102726号、同53−
42730号、同54−121127号、同55−12
6241号及び同55−65956号同等に記載のホス
ホノカルボン酸類、その他特開昭58−195845号
、同5B−203440号及び特公昭53−40900
号等に記載の化合物をあげることができる。これらのキ
レート剤は必要に応じて2種以上併用しても良い、これ
らのキレート剤の添加量はカラー現像液中の金属イオン
を封鎖するのに充分な量であれば良い0例えば11当り
0.1g−10g程度である。
カラー現像液には必要により任意の現像促進剤を添加で
きる。
現像促進剤としては、特公昭37−16088号、同3
7−5987号、同38−7826号、同44−123
80号、同45−9019号及び米国特許381324
7号等に記載のチオエーテル系化合物;特開昭52−4
9829号、及び同50−15554号に記載のp−フ
エニレンジアミン系化合物、特開昭50−137726
号、特公昭44−30074号、特開昭56−1568
26号及び同52−43429号等に記載の4級アンモ
ニウム塩類;米国特許2,610,122号及び同4,
119.462号に記載のp−アミノフェノール類;米
国特許2,494,903号、同3,128.182号
、同4,230,796号、同3,253,919号、
特公昭41−11431号、米国特許2,482,54
6号、同2゜596.926号及び同3,582.34
6号等に記載の゛アミン系化合物:特公昭37−160
88号、同42−25201号、米国特許3,128.
183号、特公昭41−11431号、同42−238
83号及び米国特許3. 532. 501号等に記載
のポリアルキレンオキサイド、その他、1−フェニル−
3−ピラゾリドン類、ヒドラジン類、メソイオン型化合
物、チオン型化合物、イミダゾール類、等を必要に応じ
て添加することができる。特にチオエーテル系の化合物
やl−フェニル−3−ピラゾリドン類が好ましい。
本発明においてカラー現像液には必要により、任意のカ
ブリ防止剤を添加できる。カブリ防止剤としては臭化カ
リウム、塩化ナトリウム、沃化カリウムの如きアルカリ
金属ハロゲン化物及び有機カプリ防止剤を使用してもよ
い、有機カブリ防止剤としては、例えばベンゾトリアゾ
ール、6−ニトロベンズイミダゾール、5−ニトロイソ
インダゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、5−ニ
トロベンゾトリアゾール、5−クロロ−ベンゾトリアゾ
ール、2−チアゾリル−ベンズイミダゾール、2−チア
ゾリルメチル−ベンズイミダゾール、ヒドロキシアザイ
ンドリジンの如き含窒素へテロ環化合物及び、2−メル
カプトベンズイミダゾール、2−メルカプトベンゾチア
ゾールの如きメルカプト置換へテロ環化合物、アデニン
更にチオサリチル酸の如きメルカプト置換の芳香族化合
物を使用することができる。これらのカブリ防止剤は、
処理中にカラー怒光材料中から溶出し、カラー現像液中
に蓄積してもよいが、排出量低減の点で、これらの蓄積
量は少ない方が好ましい。
本発明のカラー現像液には、螢光増白剤を含有するのが
好ましい、螢光増白剤としては、4.4−ジアミノ−2
,2′−ジスルホスチルベン系化合物が好ましい、添加
量はθ〜5g/l好ましくは0.1g〜2g/2である
又、必要に応じて、アルキルホスホン酸、アリールホス
ホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸等の各種
界面活性剤を添加しても良い。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に一浴漂白定着で行なわれて
もよいし、個別に行なわれてもよい、さらに処理の迅速
化をはかるために、漂白処理後漂白定着処理する処理方
法でもよいし、定着処理後漂白定着処理する方法でもよ
い0本発明の漂白液もしくは漂白定着液には漂白剤とし
てアミノポリカルボン酸鉄錯塩が通常使用される0本発
明の漂白液もしくは漂白定着液に用いられる添加剤とし
ては、特願昭61−32462号明細書第22頁〜30
頁に記載の種々の化合物を使用することができる。脱銀
工程(漂白定着又は定着)の後には、水洗及び/又は安
定化などの処理を行なう、水洗水又は安定化液には軟水
化処理した水を使用することが好ましい、軟水化処理の
方法としては、特願昭61−131632号明細書に記
載のイオン交換樹脂又は逆浸透装置を使用する方法が挙
げられる。これらの具体的な方法としては特願昭6l−
13ie32号明細書に記載の方法を行なうことが好ま
しい。
さらに水洗及び安定化工程に用いられる添加剤としては
特願昭61−32462号明細書第30頁〜36頁に記
載の種々の化合物を使用することができる。
各処理工程における補充液量は少ない方が好ましい、補
充液量は悪光材料の単位面積当りの前浴の持込み量に対
して、0.1〜50倍が好ましく、さらに好ましくは3
〜30倍である。
本発明においてDRR化合物を用いる・場合にはこれを
クロス酸化できるものであれば、どのようなハロゲン化
銀現像薬(又は電子供与剤)でも使用することができる
このような現像液は、アルカリ性現像処理液(処理要素
)の中に含ませてもよいし、写真要素の適当な層に含ま
せてもよい0本発明において使用しうる現像薬の例をあ
げると次の通りである。
ハイドロキノン、アミノフェノール、例えば、N−メチ
ルアミノフェノール、l−フェニル−3−ピラゾリジノ
ン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリジ
ノン、1−フェニル−4−メチル−4−オキシメチル−
3−ピラゾリジノン、N、 N−ジエチル−p−フェニ
レンジアミン、3−メチルーN、N−ジエチル−p−フ
ェニレンジアミン、3−メトキシ−N−エトキシ−p−
フェニレンジアミンなど。
ここにあげたもののなかでは、前述のアルカリ性現像処
理液の場合と同様に一般に受像層(媒染層)のスティン
形式を軽減する性質を具えている白黒現像剤が、特に好
ましい。
本発明の窓材が拡散転写法用フィルムユニット用に用い
られる場合には粘性現像液で処理することが好ましい、
この粘性現像液はハロゲン化銀乳剤の現像(と拡散転写
色素像の形成と)に必要な処理成分を含有した液状組成
物であって、溶媒の主体は水であり、他にメタノール、
メチルセロソルブの如き親水性溶媒を含むこともある。
好ましくは処理組成物は高分子量のポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシエチルセルローズ、ナトリウムカルボキ
シメチルセルローズの如き親水性ポリマーを含有する。
これらのポリマーは処理組成物に室温で1ボイス以上、
好ましくは500〜1000ボイス程度の粘度を与える
ように用いるとよい。
上記の処理組成物は、米国特許2,543.181号、
同2,643.886号、同2,653゜、732号、
同2,723,051号、同3,056.491号、同
3,056.492号、同3゜152.515号等に記
載されているような圧力により破裂可能な容器に充填し
て使用することが好ましい。
実施例工 特開昭60−95,533に記載されている方法と同様
な方法で粒子内部が硫黄と金で化学増感され、粒子表面
が硫黄で化学増感された内部潜像型直接ポジ臭化銀乳剤
を調製した。乳剤粒子は1゜0μmの八面体粒子であっ
た。この乳剤に本発明の造核剤及び比較用として米国特
許4,471゜044号に開示された造核剤を添加し、
セルロースアセテートフィルム支持体上に保護N(ゼラ
チン0. 8 g/rrr)と共に、銀4.4g/ポ、
ゼラチン4.9g/nfの割合で塗布した。これらの塗
布サンプルを連続階調ウェッジを通して、1000ルツ
クスのタングステン光で1/10秒間露光し、下記組成
の現像液X(表面現像液、p 11 = 13.5)で
処理した。得られた直接反転像の最大濃度(Q+*ax
)と最小濃度(Dmin)を第1表に示す。
現像液X 第1表より本発明の化合物は比較例Aよりも良好な反転
性能を示すことがわかる。
第1表 C1I□C=CI+ 実施例2 実施例1と同じ内部潜像型直接ポジ乳剤に、本発明の造
核剤及び前記の比較例Aを添加し、実施例1と同様な塗
布サンプルを作製した。これらの塗布サンプルを実施例
1と同じ露光条件で像露光し、現像液XよりもPHが低
い下記組成の現像液Y (pH−10,7)で処理した
。得られた直接反転像の最大濃度(Dmax)と最小濃
度(Dmin)を第2表に示す。
現像液Y 第2表より、本発明の化合物は、低pHにおいても比較
例Aよりも良好な反転性能を示すことがわかる。
第2表 実施例3 常法に従って調製した臭化銀乳剤((100)面をもつ
)1kgに、増感色素E (9,5XIO−5モル)と
本発明の造核剤及び前記の比較例へを添加してつくった
乳剤をトリアセテートフィルム支持体上に塗布乾燥して
写真感光材料を得た。
光源に黄色フィルタ(富士写真フィルム社製SC,46
)をつけて3200ルツクスで元型露光(0,1秒)し
た。
下記組成の現像液を用いて20°Cで5分間現像し、更
に慣用の停止、定着、水洗工程を経て、所定の黒白像を
持つストリプスを得た。これを富士写真フィルム社製の
TCD型濃度計を用いて濃度測定して、黄色フィルタ感
度(Sv )とカプリ値を得た。感度を決定する光学濃
度の基準点を〔カプリ+0.103として得られた結果
を相対的な値として第3表に示す。
現像液の組成 第3表の感度値の比較から明らかなように、比較例へに
比べ、本発明の化合物は、写1:L感度を高める効果の
強いことがわかる。
増感色素E (発明の結果) 本発明の造核剤を使用すると、p Hの比較的低い現像
液を使用しても、D+waxが高くてしかもD+min
が低い直接ポジ画像が得られる。
また、本発明の造核剤を表面に主として潜像を形成する
ネガ型感光材料に含有せしめると、高い感度が得られる
という利点がある。
特許出願人 富士写真フィルム株式会社手続補正書 1、事件の表示    昭和63年’Ft [i第1コ
t1u2号2、発明の名称  ハロゲン化銀写真感光材
料3、補正をする者 事件との関係       特許出願人性 所  神奈
川県南足柄市中沼210番地連絡先 〒106東京都港
区西麻布2丁[126130号4、 補正の対象  明
細書の「特許請求の範囲」の欄、「発明の詳細な説明」 の欄 5、補正の内容 明細書の「特許請求の範囲」の項の記111−別紙の通
り補正する。
明細書の「発明の詳細な説明」の項の記載を下記の通り
補正する。
1)第3頁lj行目の 「)でも」を 「)ても」 と補正する。
2)第7頁参行目の一形式CI]中の r−C”C−R4Jk 「−CEC−Rlj と補正する。
3)第j頁l参行目の 「p−クロル」t 「p−クロロ」 と補正する。
4)第10頁76行目の 「0−クロロフェニル」を 「0−クロロフェニル基」 と補正する。
5)第1/頁72行目の化付物(2)の構造式中のrF
asO3Jt” 「CF3503−」 と補正する。
6)第1コ頁j行目の化合物(力の構造式中の「α」t 「α−」 と補正する。
7)第13頁弘行目の化合物部の構造式中の[ 8)第12頁17行目の 「や<J?Il− 「約」 と補正する。
詩許請求の範囲 支持体上に少なくとも−1−の感光性ハロゲン化銀写真
乳剤層?有し、該乳剤層まtはその他の親水性コロイド
層の少なくとも一層が下記−形式〔I〕で表わされるテ
ルラゾリウム塩の少なくとも一つを含有すること?特徴
とするノ・ロゲン化銀写真感光材料。
一般式〔1〕 (式中、R1s R2、R3、R4、及びR5は個別に
水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキン基、ハ
ロゲン原子、シアノM、−C011a、R7R7 キル基、アリール基を表わしs R8、R9は個別に水
素原子、アルキル基、アリール基を表わし、Mは水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム基を表わす。ま几R4
とR5は互いに結合してj〜7員の炭素環または複素環
を形成することもできるX−は陰イオンを表わす。)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀写真乳
    剤層を有し、該乳剤層またはその他の親水性コロイド層
    の少なくとも一層が下記一般式〔 I 〕で表わされるテ
    ルラゾリウム塩の少なくとも一つを含有することを特徴
    とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3、R_4、及びR_5
    は個別に水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキ
    シ基、ハロゲン原子、シアノ基、−COR_6、−SO
    _2R_6、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、を表わし、R_6はア
    ルキル基、−OM、アリール基、▲数式、化学式、表等
    があります▼を表わし、R_7は水素原子、アルキル基
    、アリール基を表わし、R_8、R_9は個別に水素原
    子、アルキル基、アリール基を表わし、Mは水素原子、
    アルカリ金属、アンモニウム基を表わす。またR_4と
    R_5は互いに結合して5〜7員の炭素環または複素環
    を形成することもできる。X^−は陰イオンを表わす。 )
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759540A (en) * 1980-09-30 1982-04-09 Kawasumi Lab Inc Liquid and blood transfusion set
JPS5814665A (ja) * 1981-07-20 1983-01-27 Ricoh Co Ltd 感熱記録装置の温度制御方式
JPS6011837A (ja) * 1983-06-13 1985-01-22 イ−ストマン・コダツク・カンパニ− ハロゲン化銀写真用の吸着性アルキニル置換複素環式第四アンモニウム塩
JPS62210451A (ja) * 1986-03-11 1987-09-16 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料

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