JPH0129609Y2 - - Google Patents

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JPH0129609Y2
JPH0129609Y2 JP1983147017U JP14701783U JPH0129609Y2 JP H0129609 Y2 JPH0129609 Y2 JP H0129609Y2 JP 1983147017 U JP1983147017 U JP 1983147017U JP 14701783 U JP14701783 U JP 14701783U JP H0129609 Y2 JPH0129609 Y2 JP H0129609Y2
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JP
Japan
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lever
protrusion
shaft portion
cylindrical
base
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JP1983147017U
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はレバーの取付構造に係り、特に、その
レバーがベースに対して回動可能に嵌合せしめら
れているレバーの取付構造に関するものである。
自動車のラツゲージオープナー、フユーエルカ
バーオープナーなどのレバーを取り付けるための
構造として、従来より、そのレバーの基端部を車
体等に固定されたベースに対して回動可能に嵌合
せしめるようにしたものがある。たとえば、第1
図および第2図に示したものがその一例である。
これ等の図において、レバー2の基端部4には
複数の係合突起6から成る円筒状の軸部8が設け
られており、それ等の係合突起6の先端にはそれ
ぞれ軸部8の外側方向へ突き出す爪10が形成さ
れている。また、このレバー2と取り付けるベー
ス12には、軸部8の外径とほぼ同一寸法の内径
を有する円筒状14が設けられており、その円筒
部14の一端部内周縁には前記係合突起6の爪1
0と回転可能に係合する肩部16が形成されてい
る。そして、レバー2の係合突起6を撓ませつつ
ベース12の円筒部14内へ挿入せしめ、その爪
10を円筒部14の肩部16に係合させることに
より、軸部8が円筒部14から抜け出すことなく
回動可能に嵌合されることとなる。すなわち、レ
バー2はその軸部8が円筒部14に嵌合せしめら
れることによつて、ベース12に対して回動可能
に支持されているのであり、レバー2に加えられ
る操作力等の荷重は軸部8と円筒部14との係合
によつて受け止められるのである。
しかしながら、このような取付構造にあつて
は、前記軸部8を構成する係合突起6は、前述の
ように可撓性とされているために、レバー2に加
えられる操作力によつて撓みが惹起され、これに
よつてレバー2にぐらつきが生じたり、域いは爪
10と肩部16との係合の離脱が生じて係合突起
6が円筒部14から抜け出したりする場合が認め
られている。ところで、このような不都合を防止
するためには、係合突起6の剛性を高めたり、爪
10を大きくしたりすることが考えられるが、そ
の場合には係合突起6を円筒部14内に挿入する
際に、係合突起6が破損したり、域いは永久変形
を起こしたりする虞れがあり、何れも有効な対策
とはなつていないのである。
ここにおいて、本考案は、以上の如き事情を背
景として為されたものであり、その目的とすると
ころは、レバーのぐらつきおよび抜け出しを防止
したレバーの取付構造を提供することにある。
そして、かかる目的を達成するために、本考案
はベースに対してレバーを回動可能に嵌合せしめ
るようにしたレバーの取付構造において、それら
ベースとレバーの何れか一方の部材に、回動中心
回りの内側及び外側の円筒状突出部を同心的に設
け、且つ該内側突出部の端部内側に肩部を設ける
一方、他方の部材に、該内側突出部内に嵌入され
て前記肩部に回動可能に係合せしめられる爪部を
有する、内側に撓んで縮径し得るようにスリツト
を設けた円柱状乃至は円筒状の内側軸部を立設す
ると共に、前記円筒状の内側突出部と外側突出部
との間に嵌入せしめられて軸方向に直角な方向の
荷重を受けるようにした円筒状の外側軸部を、前
記内側軸部の外側に位置して前記他方の部材に設
けたのである。
すなわち、本考案にあつては、内側軸部に形成
された爪部と円筒状内側突出部に設けられた肩部
との係合によつてレバーの抜け出しを防止する点
は従来と同様であるが、これと共に、その内側軸
部の外側に円筒状の外側軸部を設けて前記円筒状
の内側突出部と外側突出部との間に嵌入せしめ、
これによりレバーに加えられる操作力等の軸方向
に直角な方向の荷重を受けるようにしたのであ
る。
したがつて、スリツトが設けられた内側軸部よ
りも剛性の高い外側軸部と円筒状の内側及び外側
突出部との係合によつて、レバーに加えられる操
作力が受け止められるため、レバーのぐらつきが
大幅に軽減され得ることとなつたのである。しか
も、これにより、内側軸部の撓みが防止されるた
め、爪部と肩部との係合が良好に維持され以てレ
バーの抜け出しをも効果的に防止され得ることと
なつたのである。
次に、本考案をさらに具体的に明らかにするた
めに、本考案が自動車用ラツゲージオープナーの
レバーを取り付ける構造に適用された場合の一実
施例を、図面に基づいて詳細に説明することとす
る。
先ず、第3図は図示しない車両のラツゲージを
運転席から開放操作するためのラツゲージオープ
ナーの斜視図であり、図において、20は図示し
ない車両の車体等に固定される合成樹脂製のベー
スである。このベース20には、先端部に取手2
2が設けられた合成樹脂製のレバー24が回動可
能に取り付けられており、またかかるレバー24
にはラツゲージの開放装置に接続されたケーブル
26が連結されている。したがつて、レバー24
の取手22を第3図において右回り方向へ回動操
作することにより、ケーブル26が引き込まれて
ラツゲージが開放されるのである。なお、レバー
24の回動中心近傍には、レバー24の回動量を
制限する切欠28が形成されているとともに、ベ
ース20にはその切欠28と係合する突起30が
突設されている。
次に、レバー24をベース20に対して回動可
能に取り付けるための構造を、第4図に基づいて
説明する。
先ず、前記ベース20には、レバー24の回動
中心回りに円筒状突出部としての内側突出部32
がレバー24に向つて立設され、且つその内側突
出部32の基端部側開口内周縁部には内側へ向つ
て僅かに突き出す肩部34が設けられている。ま
た、その内側突出部32の外側には内側突出部3
2と同心的に円筒状の外側突出部36が立設され
ていて、それ等内側突出部32と外側突出部36
との間に円環状の溝38が形成されている。
一方、前記レバー24には、ベース20に立設
された内側突出部32内に嵌入せしめられ、その
肩部34に回動可能に係合する爪部40および凹
部42を先端部に有する円柱状の内側軸部44が
立設されているとともに、その内側軸部44の外
側にはベース20の溝38内に回動可能に嵌合せ
しめられる円筒状の外側軸部46が設けられてい
る。なお、内側軸部44にはその先端部から基端
部側に向つて一本のスリツト48が形成されてい
て、内側突出部32内に嵌入される際に内側軸部
44が内側へ撓んで縮径し得るようになつてい
る。
そして、このレバー24をベース20に取り付
ける場合には、先ずレバー24の内側軸部44を
ベース20の内側突出部32内へ嵌入する。この
とき、内側軸部44の爪部40は内側突出部32
の内周面に摺接しつつ押し込まれるのであるが、
内側軸部44には前述のようにスリツト48が形
成されてその剛性が低くされているため、内側軸
部44は内側へ僅かに撓まされた状態で嵌入され
ることとなる。
内側軸部44が内側突出部32内にある程度嵌
入せしめられると、外側軸部46が溝38内に嵌
入せしめられるようになる。ここで、外側軸部4
6の肉厚は溝38の溝幅とほとんど同じ寸法とさ
れていて、外側軸部46は内側突出部32の外周
面と外側突出部36の内周面とに摺接しつつ押し
込まれることとなる。
このようにして内側軸部44および外側軸部4
6が嵌入せしめられると、やがて内側軸部44の
爪部40が内側突出部32の肩部34に当接し、
内側軸部44は大きく内側へ撓まれることとなる
が、前記スリツト48はこのような内側軸部44
の縮径をも許容するように設けられているのであ
る。そして、爪部40が肩部34を通過すると、
内側軸部44は元の状態に複元して、その凹部4
2が肩部34に係合する。このとき、同時にベー
ス20の外側突出部36の先端がレバー24に当
接して、レバー24のそれ以上の押し込みが阻止
される。第4図は、このようにしてレバー24が
ベース20に回動可能に取り付けられた状態を示
している。
ここで、外側軸部46は、スリツト48が形成
された内側軸部44に比較してその剛性が高く保
たれ、しかも内周面と外周面がそれぞれ内側突出
部32と外側突出部36とによつて挟まれた状態
で支持されているため、レバー24に必要以上の
大きな力や偏荷重が付与された場合であつても、
レバー24の姿勢が良好に維持されて、そのぐら
つきが大幅に軽減されるのである。
また、このようにレバー24の姿勢が良好に維
持されることによつて、内側軸部44の撓みが解
消され、爪部40および凹部42と肩部34との
係合が好適に維持されて、レバー24の抜け出し
が防止され得ることとなるのである。
次に、本考案の他の実施例を説明する。なお、
以下の説明においては、前述の実施例を共通する
部分には同一の符号を付して説明を省略すること
とする。
先ず、第5図の実施例は前述の第4図の実施例
に比較して、レバー24の軸方向のがたつきを防
止する箇所が異なるもので、肩部34が凹部42
に係合すると同時に内側突出部50の先端がレバ
ー24に当接せしめられるようになつている。
また、第6図の実施例においては、内側軸部5
2に凹部が形成されてないとともに、内側突出部
54に設けられた肩部56は内周側へ突き出して
いないのである。この場合には、レバー24の取
付けに際して、内側軸部52が嵌入当初から大き
く撓まさられることとなる。なお、レバー24の
軸方向のがたつきは、外側軸部58の先端がベー
ス20に当接することによつて防止されている。
第7図の実施例は、レバー24に立設された内
側軸部60の外周面を基端部側程大径のテーパ面
にするとともに、外側軸部62およびベース20
に立設される内側突出部64、外側突出部66を
それぞれ基端部側程厚肉の断面台形状に形成した
ものである。このようにすれば、レバー24をベ
ース20に取り付ける際の押し込み作業が極めて
容易且つ迅束となる。
また、第8図の実施例は第7図の実施例に比較
して、外側軸部68の内周面および内側突出部7
0の外周面に相互に係合する段部72および74
を設けた点が異なる。これにより、レバー24の
取付けが一層容易になるとともに、レバー24の
軸方向のがたつきが防止される。
以上、本考案のいくつかの実施例について説明
したが、本考案はその他の態様においても実施さ
れ得るのである。
たとえば、前述の実施例においてはいずれも内
側軸部44,52,60の外周面が内側突出部3
2,50,54,64,70の内周面に接してい
る図が示されている。(第4図乃至第8図)が、
これ等の間に隙間が設けられても、本考案の効果
に何等影響を与えるものではないのである。
また、外側軸部46,58,62,68は内側
突出部32,50,54,64,70の外周面お
よび外側突出部36,66の内周面に挟まれた状
態で嵌合せしめられているが、かかる外側突出部
36,66の高さは、前記外側軸部を内側突出部
との間において保持し得る程度において、適宜に
設定されることとなる。
さらに、前述の実施例ではいずれもベース20
およびレバー24が共に合成樹脂製とされている
が、可撓性を必要とする内側軸部44,52,6
0を有するレバー24のみを合成樹脂製として、
ベース20は金属その他の材料製としても良いの
である。加えて、レバー24も少なくとも内側軸
部44,52,60が可撓性を有する材料製であ
れば良いのである。
また、内側軸部44,52,60には一本のス
リツト48が形成されているだけであるが、複数
のスリツトを形成しても良く、域いは第1図の軸
部8のように多数の係合突起6から構成された円
筒状のものであつても良いのである。
さらに、前述の実施例では、いずれもベース2
0に内側突出部32,50,54,64,70お
よび外側突出部36,66立設され、レバー24
に内側軸44,52,60および外側軸部46,
58,62,68が立設されているが、これ等は
互いに反対の部材に設けられても良いことは勿論
である。
また、本考案は自動車用ラツゲージオープナー
のみならず、その他のレバーの取付構造にも適用
し得るものである。
その他、本考案は、その精神を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を
施した態様で実施され得るものであることは言う
までもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のレバー取付部を示す斜視図であ
る。第2図は第1図のレバーをベースに取り付け
た状態を示す要部断面図である。第3図は本考案
が適用された自動車用ラツゲージオープナーの斜
視図である。第4図は第3図の−視断面図で
ある。第5図乃至第8図はそれぞれ本考案の他の
実施例を説明する部分断面図である。 20……ベース、24……レバー、32,5
0,54,64,70……内側突出部(円筒状突
出部)、34,56……肩部、40……爪部、4
4,52,60……内側軸部、46,58,6
2,68……外側軸部、48……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベースに対してレバーを回動可能に嵌合せしめ
    るようにしたレバーの取付構造にして、 該ベースと該レバーの何れか一方の部材に、回
    動中心回りの内側及び外側の円筒状突出部を同心
    的に設け、且つ該内側突出部の端部内側に肩部を
    設ける一方、他方の部材に、該内側突出部内に嵌
    入されて前記肩部に回動可能に係合せしめられる
    爪部を有する、内側に撓んで縮径し得るようにス
    リツトを設けた円柱状乃至は円筒状の内側軸部を
    立設すると共に、前記円筒状の内側突出部と外側
    突出部との間に嵌入せしめられて軸方向に直角な
    方向の荷重を受けるようにした円筒状の外側軸部
    を、前記内側軸部の外側に位置して前記他方の部
    材に設けたことを特徴とするレバーの取付構造。
JP14701783U 1983-09-22 1983-09-22 レバ−の取付構造 Granted JPS6057826U (ja)

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JP14701783U JPS6057826U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 レバ−の取付構造

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JP14701783U JPS6057826U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 レバ−の取付構造

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JPS6057826U JPS6057826U (ja) 1985-04-22
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