JPH0129551Y2 - - Google Patents

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JPH0129551Y2
JPH0129551Y2 JP2971483U JP2971483U JPH0129551Y2 JP H0129551 Y2 JPH0129551 Y2 JP H0129551Y2 JP 2971483 U JP2971483 U JP 2971483U JP 2971483 U JP2971483 U JP 2971483U JP H0129551 Y2 JPH0129551 Y2 JP H0129551Y2
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JP
Japan
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diaphragm
pressure receiving
main body
diaphragms
chamber
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JP2971483U
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JPS59135447U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、差圧伝送器の改良に関し、更に詳し
くは本体内部に過大圧補償用の中心ダイアフラム
を設けた差圧伝送器の改良に関する。
b 従来例 従来、本体内部の補償室に過大圧補償用の中心
ダイアフラムを設け、本体両側の受圧ダイアフラ
ムと本体間に形成された受圧室と、前記中心ダイ
アフラムによつて区分された前記補償室とを連通
させ、これら室内の流体圧力を受圧素子に加え前
記受圧ダイアフラムに加えられる圧力差に応じた
信号を発生させるようにした差圧伝送器として、
例えば特開昭56−87193号に示す如きものが知ら
れている。
第1図は、このような装置の断面図である。本
図において、1は中央凹部を有す本体部分、2は
前記凹部に嵌合し、外周部が前記凹部内縁に溶接
固定された本体部分で、これらにより本体を形成
する。3,4は受圧ダイアフラムで、これらが取
り付けられる本体両端面には夫々ダイアフラムの
コルゲートに合わせた波形が形成されている。ダ
イアフラム3,4は固定用の環状プレート5,6
を介し本体に溶接される。これらダイアフラムと
本体との間には受圧室7,8が形成され、本体内
部に設けられた補償室9と通路10,11によつ
て連通されている。12は補償室9を2分するよ
うに設けられた過大圧補償用の中心ダイアフラム
である。第2図はこの中心ダイアフラムの外周部
の点線で囲んだ部分の拡大図である。中心ダイア
フラム12は固定用の環状プレート13を介し本
体部分1に溶接されている。
14は通路15,16により、中心ダイアフラ
ム12の両側に形成された補償室と連通された測
定室で、この中には例えばピエゾ抵抗素子が拡散
形成された半導体シリコンダイアフラムの如き受
圧素子17が設けられる。
受圧室7,8、補償室9、測定室14、及び通
路10,11,15,16は非圧縮性流体が充填
されている。尚、この流体は通路18,19を通
つて差圧伝送器内部に充填され、充填後注入口は
溶接等によつて封止される。
このような差圧伝送器において、測定圧P1
P2が加わると、これら圧力は受圧ダイアフラム
3,4通路10,11,15,16を通つて受圧
素子17の両側に伝達され、これら差圧に応じて
受圧素子17を変位させる。この変位による歪に
よつて、例えばピエゾ抵抗素子の抵抗値が変化し
圧力差に応じた出力を発生する。
操作ミス等によつて、過大圧が片側のダイアフ
ラム、例えば受圧ダイアフラム3に加わつた場合
ダイアフラム3は大きく変位し、本体部分2の端
面に当つて止まる。ダイアフラム3が本体部分2
の端面に密着すると、受圧室7中の封液が移動す
るが、この分は中心ダイアフラム12が右側に変
位して吸収し、過大圧が加わつても受圧素子17
が過度に変位しないようにしている。
ところで、中心ダイアフラム12の波形は、当
然のことながら、表と裏とは同じ形状ではなく、
差圧伝送器に取り付けたとき中心ダイアフラム1
2は温度変化等によつて左、右に変位する。この
変位により、変位した方の室の流体圧力が上昇
し、出力誤差を発生する。即ち、中心ダイアフラ
ム12は高いばね性が要求される為、Nispan−
C(熱膨脹係数7〜8×10- 6/℃)のような弾性
体が用いられる。一方、このダイアフラムが溶接
固定される本体部分1には耐腐食性を考慮し、ス
テンレス鋼(熱膨脹係数16×10-6/℃)が用いら
れる。温度が変化した場合、これら材料の温度係
数の差によつて、中心ダイアフラム12が外方向
に引つ張られたりする。
また、受圧ダイアフラム3,4に数100Kg/cm3
以上の高い圧力が加わつた高静圧下の場合、本体
内圧も外圧に対抗して高まり、本体部分1を外方
向に広げようとする。これにより、中心ダイアフ
ラム12が外方向に引つ張られる。
中心ダイアフラム12が外方向、或は内方向に
引つ張られると、ダイアフラムの波形の非対称さ
が原因となり、中心ダイアフラムを左、右何れか
の方向に変位させる。
第3図は中心ダイアフラム12が外方向に引つ
張られたときのダイアフラムの変位の様子を示す
説明図である。実線が引つ張られる前の状態、点
線が引つ張られた後の状態を示す。
このような原因の他に、中心ダイアフラム12
の波形を形成したときの内部残留応力が温度変化
に伴い放出され、ダイアフラムの左右非対称形状
と相俟つて、中心ダイアフラム12を左右何れか
の方向に変位させる。
このように、温度変化等によつて中心ダイアフ
ラム12が例えばA方向(第3図)に変位すると
変位した方向にある左側の室の流体の圧力が左側
の室の流体圧力により僅かに上昇する為、これが
受圧素子17に伝達されると出力誤差をもたら
す。
C 考案の目的 本考案の解決しようとする技術的課題は、本体
内部に設けられた補償室に過大圧補償用の中心ダ
イアフラムを配置し、本体両側の受圧ダイアフラ
ムと本体間に形成された受圧室と、前記中心ダイ
アフラムによつて区分された前記補償室とを連通
させ、これら室内の流体圧力を受圧素子に加えて
前記中心ダイアフラムに加えられる圧力差に応じ
た信号を発生させるようにした差圧伝送器におい
て、前記中心ダイアフラムの不所望な変位が出力
誤差として現れないようにすることにある。
D 考案の構成 本考案の構成は、前記中心ダイアフラムに同
一形状、一対のダイアフラムを使用し、これらダ
イアフラムの波形の同じ側が対向するように前記
補償室内に配置し、これらダイアフラムの間の室
内に非圧縮性流体を満たし、これらダイアフラ
ムの夫々と前記受圧室との間の室内の流体圧力を
前記受圧素子に加えるようにしたことにある。
E 作用 上記した技術的手段は次のように作用する。即
ち、前記補償室に同一形状、一対の中心ダイアフ
ラムを波形の同じ側が対向するように配置した
為、温度変化等によつて、これら中心ダイアフラ
ムが変位しようとしても、それらの向きは互いに
反対方向である為、これら中心ダイアフラムの間
にある非圧縮性流体が邪魔して変位を許さず、ま
た仮に前記ダイアフラムが変位したとしても、こ
れらダイアフラムと前記受圧ダイアフラム間の
夫々の室内の流体圧力は等しく変化し、これら圧
力の差を前記受圧素子によつて検出すれば前記圧
力変化分は互いにキヤンセルされ、出力にはこれ
による誤差が現れない。
F 実施例 第4図は本考案の実施例装置の断面図である。
本図において、第1図における要素と実質的に同
じものには同一符号を付して説明は省略した。2
0は両側に凹部を有す本体部分、21,22は前
記凹部に嵌合し、外周部が夫々前記凹部の内縁に
溶接固定された本体部分で、これら本体部分2
0,21,22により本体が構成される。23,
24は本体部分20の凹部の底部20aと本体部
分21,22との間に設けられた補償室で、通路
10,11により受圧室7,8に連通されている
他、通路25によつて互いに連通されている。こ
れら補償室23,24内には、同一形状の一対の
過大圧補償用の中心ダイアフラム26,27が、
波形の同じ側が対向するように配置されている。
尚、28は本体部分20の底部20aと中心ダ
イアフラム26,27とによつて形成された補償
室部分に非圧縮性流体を充填する為の通路であ
る。
このような構成の差圧伝送器の基本動作は第1
図の従来装置と変るところがないので省略し、中
心ダイアフラム26,27の作用について説明す
る。温度変化等によつて中心ダイアフラム26,
27が変位しようとした場合、その向きは互いに
反対方向で、且つ変位量も同じである為、これら
中心ダイアフラムの間にある非圧縮性流体が邪魔
して変位を許さず、また仮に前記ダイアフラムが
変位したとしても中心ダイアフラム26と受圧ダ
イアフラム3との間の室内の流体圧力、並びに中
心ダイアフラム27と受圧ダイアフラム4との間
の室内の流体圧力は共に同方向、同じ量だけ変化
する。これらの圧力は受圧素子17に加えられ、
これらの圧力差が検出される。
G 考案の効果 本考案によれば、中心ダイアフラム26,27
が変位しても、これらと受圧ダイアフラム3,4
との間の室内の流体圧力が等しく変化する為、受
圧素子17によつてこれ等の差圧をとれば圧力変
化分は互いに打ち消し合い出力にはこれによる誤
差は現れない。
尚、第4図に示す実施例装置では補償室が2つ
設けられていたが、これを一つにしても同一の効
果が得られる。即ち、本体部分20の底部20a
を取り除くことによつて、補償室を一つにするこ
とが出来る。この場合、この部分に封入される流
体の量を少なくする為に、中心ダイアフラム2
6,27を可能な限り接近させ、この部分の容積
を小さくすることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の断面図、第2図は第1図に
示す装置における中心ダイアフラム12の周縁固
定部の拡大図、第3図は中心ダイアフラム12の
変位の様子を示す説明図、第4図は本考案実施例
装置の断面図である。 3,4……受圧ダイアフラム、7,8……受圧
室、10,11,15,16,25……通路、1
4……測定室、17……受圧要素、20,21,
22……本体部分、23,24……補償室、2
6,27……中心ダイアフラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体内部に設けられた補償室に過大圧補償用の
    中心ダイアフラムを配置し、本体両側の受圧ダイ
    アフラムと本体間に形成された受圧室と、前記中
    心ダイアフラムによつて区分された前記補償室と
    を連通させ、これら室内に充填された非圧縮性流
    体を介し測定圧力を受圧素子に加えて前記受圧ダ
    イアフラムに加えられる圧力差に応じた信号を発
    生させるようにした差圧伝送器において、前記中
    心ダイアフラムに同一形状、一対のダイアフラム
    を使用し、これらダイアフラムを波形の同じ側が
    対向するように前記補償室内に配置し、これらダ
    イアフラム間に非圧縮性流体を満たし、これらダ
    イアフラムの夫々と前記受圧室との間の室内の流
    体圧力を前記受圧素子に加えるようにした差圧伝
    送器。
JP2971483U 1983-02-28 1983-02-28 差圧伝送器 Granted JPS59135447U (ja)

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JP2971483U JPS59135447U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 差圧伝送器

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JP2971483U JPS59135447U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 差圧伝送器

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Publication Number Publication Date
JPS59135447U JPS59135447U (ja) 1984-09-10
JPH0129551Y2 true JPH0129551Y2 (ja) 1989-09-08

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JP2971483U Granted JPS59135447U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 差圧伝送器

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JPS59135447U (ja) 1984-09-10

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