JPS6329217Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6329217Y2 JPS6329217Y2 JP1982046750U JP4675082U JPS6329217Y2 JP S6329217 Y2 JPS6329217 Y2 JP S6329217Y2 JP 1982046750 U JP1982046750 U JP 1982046750U JP 4675082 U JP4675082 U JP 4675082U JP S6329217 Y2 JPS6329217 Y2 JP S6329217Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- pressure
- chamber
- valve
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 9
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 7
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は差圧伝送器においてオーバーレンジの
差圧が印加されたときの保護装置に関する。
差圧が印加されたときの保護装置に関する。
差圧伝送器においては従来から、オーバーレン
ジの差圧が印加されたとき圧力センサを保護する
ために、差圧が或る値に達するとシールダイヤフ
ラムが差圧伝送器のボデイに当つてそれ以上変位
できないようにするとか、封入液の通路を遮断す
る等の方法が用いられている。しかしこのように
してもオーバーレンジが作用するとダイヤフラム
やボデイに歪が発生して0点がずれる等の測定上
の支障を来すことがあつた。
ジの差圧が印加されたとき圧力センサを保護する
ために、差圧が或る値に達するとシールダイヤフ
ラムが差圧伝送器のボデイに当つてそれ以上変位
できないようにするとか、封入液の通路を遮断す
る等の方法が用いられている。しかしこのように
してもオーバーレンジが作用するとダイヤフラム
やボデイに歪が発生して0点がずれる等の測定上
の支障を来すことがあつた。
本考案は上述したような問題の解決を計るもの
で、単に圧力センサをオーバレンジの圧力から保
護するだけでなく、ダイヤフラムとかボデイ等差
圧伝送器構成体をもオーバーレンジの圧力から保
護した差圧伝送器を提供するものである。
で、単に圧力センサをオーバレンジの圧力から保
護するだけでなく、ダイヤフラムとかボデイ等差
圧伝送器構成体をもオーバーレンジの圧力から保
護した差圧伝送器を提供するものである。
本考案の目的及び作用をより明かにするため、
まず従来例について説明する。第1図および第2
図に夫々異る従来例を示す。第1図は静電容量型
圧力センサを用いた従来例である。1はボデイで
中央に小室があつて平面ダイヤフラム2によつて
左右に仕切られている。小室の両側面には夫々電
極板3,4が設けてあり平面ダイヤフラムと相対
してコンデンサを構成しており、このコンデンサ
が圧力センサとなつている。5,6はシールダイ
ヤフラムで各ダイヤフラムの内面側は上記小室に
通じている。小室内には封入液が充してあり、シ
ールダイヤフラムの変位を平面ダイヤフラム2に
伝える。夫々のシールダイヤフラム5,6の外面
に測定圧力が作用する。左右のシールダイヤフラ
ム5,6の外面に作用する圧力の差が或る値に達
すると、作用圧力が高い側のシールダイヤフラム
の内側面がボデイ1に当つてしまい圧力差がそれ
以上大きくなつても、もはやシールダイヤフラム
は変位できず、従つて圧力センサを構成している
平面ダイヤフラム2は過大な差圧から保護され
る。しかしながらこのとき、ボデイ1に押しつけ
られている側のシールダイヤフラムを考えると、
シールダイヤフラムにはコルゲート(同心円の波
形)が設けてあり、ボデイ1のシールダイヤフラ
ムが当接する面には上記コルゲートに合せて同心
円の波形を形成してシールダイヤフラムと一致す
るようにしてあるとは云え、加工精度および組立
精度には限界があるからシールダイヤフラムのコ
ルゲートとボデイの波形とは完全に一致せず、シ
ールダイヤフラムがボデイに押しつけられたとき
は局所的な当りが生じて弾性限界を超えた局所変
形が生じ、そのためオーバーレンジの差圧が去つ
た後で左右のシールダイヤフラムの平衡位置がず
れて0点が狂い、或はシールダイヤフラムの剛性
が変化して感度が変つてしまうと云つた現象が起
る。またボデイ1にしても、ワンブロツクで構成
されたものでなく、複数の部分をダイヤフラムを
はさんで重ね合せて結合した構成であるから、過
大な差圧により結合のずれを生じてやはり0点の
移動を来すことがある。第2図の例は左右のシー
ルダイヤフラム5,6の間に連結されたスプール
7の変位をレバー8でボデイ1の外に取出す構成
で、過大の差圧が作用したときはシールダイヤフ
ラムのスプール取付け座面がOリング9又は10
に圧接され、シールダイヤフラムとボデイとの間
にある封入液が反対側のシールダイヤフラムの方
に逃げるのを阻止し、ボデイとシールダイヤフラ
ムとの間に封入液を閉じ込めてシールダイヤフラ
ムがボデイ1に当接するのを避けるようにしたも
ので、第1図に示すようなシールダイヤフラムの
変形は防がれるが、ボデイ1に左右不平衡な過大
力が作用するのは避けられず、ボデイが積重ね構
成である所から左右不平衡な作用力により結合に
歪を生じて0点移動等が起るのは避けられない。
本考案はこのような問題を解決しようとするもの
である。以下実施例によつて本考案を説明する。
まず従来例について説明する。第1図および第2
図に夫々異る従来例を示す。第1図は静電容量型
圧力センサを用いた従来例である。1はボデイで
中央に小室があつて平面ダイヤフラム2によつて
左右に仕切られている。小室の両側面には夫々電
極板3,4が設けてあり平面ダイヤフラムと相対
してコンデンサを構成しており、このコンデンサ
が圧力センサとなつている。5,6はシールダイ
ヤフラムで各ダイヤフラムの内面側は上記小室に
通じている。小室内には封入液が充してあり、シ
ールダイヤフラムの変位を平面ダイヤフラム2に
伝える。夫々のシールダイヤフラム5,6の外面
に測定圧力が作用する。左右のシールダイヤフラ
ム5,6の外面に作用する圧力の差が或る値に達
すると、作用圧力が高い側のシールダイヤフラム
の内側面がボデイ1に当つてしまい圧力差がそれ
以上大きくなつても、もはやシールダイヤフラム
は変位できず、従つて圧力センサを構成している
平面ダイヤフラム2は過大な差圧から保護され
る。しかしながらこのとき、ボデイ1に押しつけ
られている側のシールダイヤフラムを考えると、
シールダイヤフラムにはコルゲート(同心円の波
形)が設けてあり、ボデイ1のシールダイヤフラ
ムが当接する面には上記コルゲートに合せて同心
円の波形を形成してシールダイヤフラムと一致す
るようにしてあるとは云え、加工精度および組立
精度には限界があるからシールダイヤフラムのコ
ルゲートとボデイの波形とは完全に一致せず、シ
ールダイヤフラムがボデイに押しつけられたとき
は局所的な当りが生じて弾性限界を超えた局所変
形が生じ、そのためオーバーレンジの差圧が去つ
た後で左右のシールダイヤフラムの平衡位置がず
れて0点が狂い、或はシールダイヤフラムの剛性
が変化して感度が変つてしまうと云つた現象が起
る。またボデイ1にしても、ワンブロツクで構成
されたものでなく、複数の部分をダイヤフラムを
はさんで重ね合せて結合した構成であるから、過
大な差圧により結合のずれを生じてやはり0点の
移動を来すことがある。第2図の例は左右のシー
ルダイヤフラム5,6の間に連結されたスプール
7の変位をレバー8でボデイ1の外に取出す構成
で、過大の差圧が作用したときはシールダイヤフ
ラムのスプール取付け座面がOリング9又は10
に圧接され、シールダイヤフラムとボデイとの間
にある封入液が反対側のシールダイヤフラムの方
に逃げるのを阻止し、ボデイとシールダイヤフラ
ムとの間に封入液を閉じ込めてシールダイヤフラ
ムがボデイ1に当接するのを避けるようにしたも
ので、第1図に示すようなシールダイヤフラムの
変形は防がれるが、ボデイ1に左右不平衡な過大
力が作用するのは避けられず、ボデイが積重ね構
成である所から左右不平衡な作用力により結合に
歪を生じて0点移動等が起るのは避けられない。
本考案はこのような問題を解決しようとするもの
である。以下実施例によつて本考案を説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す。1はボデイ
で内部に2つの室R1とR2を有する。室R1内
には圧力センサ11が設置され、この圧力センサ
によつて室R1は左右の2室a,bに区画されて
いる。室R2にはダイヤフラム12が張設されて
同室も左右の2室A,Bに区画されている。室A
は一方の流体源と入口13において連通させてあ
り、室Bは他方の流体源と入口14において連通
させてある。更に室Aは連通路15によつて圧力
センサの左側の室bと連通しており、同様に室B
は連通路16によつて圧力センサの右側の室aと
連通している。従つて入口13から入力された流
体圧はダイヤフラム12の右側と圧力センサ11
の左側に作用し、入口14から入力された流体圧
はダイヤフラム12の左側と圧力センサ11の右
側に作用する。圧力センサ11はこれらの圧力の
差に応答する。ダイヤフラム12の中央両面には
弾性クツシヨン17,18を介して針弁19,2
0が取付けてある。連通路15はダイヤフラム1
2の左側に廻つて室Bの中央に開口し針弁20の
弁座となつている。同様にして連通路16はダイ
ヤフラムの右側に廻つて室Aの中央に開口し針弁
19の弁座となつている。通常針弁19,20は
共に夫々の対向弁座を閉鎖している。こゝで例え
ば入口13側の流体圧の方が入口14側の流体圧
より高くなつて両者の差圧が或る設定値以上にな
つた場合を考える。両者の圧力差によつてダイヤ
フラム12は左右に変位するが圧力差が上記設定
値以下である間はクツシヨン17,18の伸縮に
よつて針弁19,20は夫々の弁座を閉鎖した
まゝであるが、圧力差が設定値以上になるとダイ
ヤフラム12の変位量に対してクツシヨンの伸び
が足らず、今の例においては第4図に示すように
針弁19が開通することになる。そうすると入口
14に入力されている流体圧は連通路16から針
弁19を通してダイヤフラム12の右側に伝達さ
れダイヤフラム12の両側圧力が平均化する方向
に作動する。かくしてダイヤフラム12の両面及
び圧力センサ11の両側の圧力差は設定値以上に
上昇することが防がれる。
で内部に2つの室R1とR2を有する。室R1内
には圧力センサ11が設置され、この圧力センサ
によつて室R1は左右の2室a,bに区画されて
いる。室R2にはダイヤフラム12が張設されて
同室も左右の2室A,Bに区画されている。室A
は一方の流体源と入口13において連通させてあ
り、室Bは他方の流体源と入口14において連通
させてある。更に室Aは連通路15によつて圧力
センサの左側の室bと連通しており、同様に室B
は連通路16によつて圧力センサの右側の室aと
連通している。従つて入口13から入力された流
体圧はダイヤフラム12の右側と圧力センサ11
の左側に作用し、入口14から入力された流体圧
はダイヤフラム12の左側と圧力センサ11の右
側に作用する。圧力センサ11はこれらの圧力の
差に応答する。ダイヤフラム12の中央両面には
弾性クツシヨン17,18を介して針弁19,2
0が取付けてある。連通路15はダイヤフラム1
2の左側に廻つて室Bの中央に開口し針弁20の
弁座となつている。同様にして連通路16はダイ
ヤフラムの右側に廻つて室Aの中央に開口し針弁
19の弁座となつている。通常針弁19,20は
共に夫々の対向弁座を閉鎖している。こゝで例え
ば入口13側の流体圧の方が入口14側の流体圧
より高くなつて両者の差圧が或る設定値以上にな
つた場合を考える。両者の圧力差によつてダイヤ
フラム12は左右に変位するが圧力差が上記設定
値以下である間はクツシヨン17,18の伸縮に
よつて針弁19,20は夫々の弁座を閉鎖した
まゝであるが、圧力差が設定値以上になるとダイ
ヤフラム12の変位量に対してクツシヨンの伸び
が足らず、今の例においては第4図に示すように
針弁19が開通することになる。そうすると入口
14に入力されている流体圧は連通路16から針
弁19を通してダイヤフラム12の右側に伝達さ
れダイヤフラム12の両側圧力が平均化する方向
に作動する。かくしてダイヤフラム12の両面及
び圧力センサ11の両側の圧力差は設定値以上に
上昇することが防がれる。
本考案差圧伝送器は上述したような構成で、差
圧によつて変位するダイヤフラムによつて弁を駆
動し、差圧が設定以上になると圧力センサの両側
及び上記ダイヤフラムの両側を夫々連通させるこ
とにより両側の圧力を平均化する方向に弁を作動
させるので圧力センサ及びダイヤフラム,ボデイ
等の構造部分に設定値以上の差圧が作用するのが
防がれ、過大差圧による種々のトラブルが避けら
れる。
圧によつて変位するダイヤフラムによつて弁を駆
動し、差圧が設定以上になると圧力センサの両側
及び上記ダイヤフラムの両側を夫々連通させるこ
とにより両側の圧力を平均化する方向に弁を作動
させるので圧力センサ及びダイヤフラム,ボデイ
等の構造部分に設定値以上の差圧が作用するのが
防がれ、過大差圧による種々のトラブルが避けら
れる。
第1図及び第2図は夫々異る従来例の縦断側面
図、第3図は本考案の一実施例の縦断側面図、第
4図は同実施例における要部拡大側面図である。 1……ボデイ、11……圧力センサ、12……
ダイヤフラム、19,20……針弁。
図、第3図は本考案の一実施例の縦断側面図、第
4図は同実施例における要部拡大側面図である。 1……ボデイ、11……圧力センサ、12……
ダイヤフラム、19,20……針弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ダイヤフラムで境された二室A,Bと、上記ダ
イヤフラムの両面に夫々弾性体を介して取付けら
れた弁と、上記二室において上記弁に対向して開
設された弁座とを備え、 上記ダイヤフラム両面の圧力差が0のとき、上
記各弁は夫々介在された弾性体によつて夫々対向
する弁座に押圧されて各弁座を閉じており、ダイ
ヤフラム両側の圧力差が或る限界値以上における
ダイヤフラムの変位によつて圧力が高い側の弁に
対向する弁座が開かれるようにし、 室Aと室B側の弁座と圧力センサの一方側とを
第1の流体源に連通し、室Bと室A側の弁座と上
記圧力センサの他方側とを第2の流体源に連通し
てなる差圧伝送器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4675082U JPS58148643U (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 差圧伝送器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4675082U JPS58148643U (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 差圧伝送器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58148643U JPS58148643U (ja) | 1983-10-05 |
JPS6329217Y2 true JPS6329217Y2 (ja) | 1988-08-05 |
Family
ID=30057736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4675082U Granted JPS58148643U (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | 差圧伝送器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58148643U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5149981Y2 (ja) * | 1971-05-20 | 1976-12-02 |
-
1982
- 1982-03-30 JP JP4675082U patent/JPS58148643U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58148643U (ja) | 1983-10-05 |
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