JPH0436425Y2 - - Google Patents

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JPH0436425Y2
JPH0436425Y2 JP1986145931U JP14593186U JPH0436425Y2 JP H0436425 Y2 JPH0436425 Y2 JP H0436425Y2 JP 1986145931 U JP1986145931 U JP 1986145931U JP 14593186 U JP14593186 U JP 14593186U JP H0436425 Y2 JPH0436425 Y2 JP H0436425Y2
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pressure
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pressure receiving
hole
diaphragm
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧力伝送器に関するものである。
更に詳述すれば、本考案は、圧力伝送器におけ
る過大圧力に対するダイアフラムの保護に関する
ものである。
(従来の技術) 第4図は従来より一般に使用されている従来例
の構成説明図、第5図は第4図の要部拡大図であ
る。
図において、1は圧力測定部の本体、11は本
体1の内部に設けられ封入液101が充填された
室である。封入液101は、この場合、シリコン
オイルが用いられている。12,13は室2より
本体1の両側へ開口する貫通孔である。2は室1
1に設けられ周縁が本体1に固定された板ばねで
ある。板ばね2には貫通孔(図示せず)が設けら
れ室11内において封入液101が自由に流通す
る。41,42は、板ばね2に対向して絶縁体4
3,44を介して室11の室壁に固定された固定
電極である。31は板ばね3に取付けられた移動
電極である。而して、固定電極41,42と移動
電極31とにより静電容量電極が構成される。3
2,33は移動電極31に一端が固定された連結
軸である。34,35は連結軸32,33の他端
に取付けられた板状のデイスクである。51,5
2は中央部においてデイスク34,35に、プレ
ート53,54と共に溶接固定され、外周縁部を
シールリング55,56と共に、本体1の両側に
固定された受圧ダイアフラムである。14,15
は、本体1の受圧ダイアフラム51,52と対向
する面に形成されたバツクアツプネストで、過大
測定圧が加わつた場合に、受圧ダイアフラム5
1,52を保護するような形状に形成されてい
る。16,17はデイスク34,35に対応して
本体1に形成された凹部である。
以上の構成において、第4図に示す如く、本体
1の一方側から測定圧PHが、他方側から測定圧
PLが加わる。受圧ダイアフラム51,52の有
効面積をAeとして、連結軸32,33に次式で
表わされる力Fが作用する。
F=(PH−PL)Ae (1) 板ばね2のばね定数をKとすると、板ばね2は
次式で表わされる変位Δxだけ移動する。
Δx=F/K (2) したがつて、固定電極41,42と移動電極3
1との間の静電容量変化を変換回路(図示せず)
によつて検出すれば、圧力PH,PLの差圧を求め
ることができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような装置においては、過
大圧Poが加わると、受圧ダイアフラム51又は
52が撓み、かつ、連結軸32,33、デイスク
34,35と共に変位して、バツクアツプネスト
14又は15に当り、同時にデイスク34又は3
5は、凹部16あるいは17に当る。以上によつ
て、受圧ダイアフラム51あるいは52には、測
定可能範囲圧力より僅かに大きい圧力以下の圧力
しか加わらない。また、板ばね2は過大に変位し
ないように設計され、過大圧から、受圧ダイアフ
ラム51,52を保護している。
しかし、変位するデイスク34,35と本体1
との間には第6図に示す如く、間隙Aがあり、こ
の部分にはバツクアツプネスト14,15はな
い。受圧ダイアフラム51,52は、この部分に
おいては、過大圧力をそのまま受けることになる
が、間隙はごく僅かであり、通常の過大圧では問
題はない。しかし、過大圧力が非常に高くなり、
間隙の部分のダイアフラムに発生する応力が材料
の降伏点を越えると、ダイアフラムは塑性変形
し、有効面積Aeが変化し、以下に示す様な出力
変化を生じる。さらに圧力が高くなればダイアフ
ラムは破断してしまう。したがつて、従来の構成
では、最高使用圧力には限界があつた。特に、ダ
イアフラムの板厚の薄い場合には顕著である。
有効面積Aeが変化すると次のような出力変化
を生じる。
周囲温度が変化すると、室11の封入液10
1の体積が変化するので、受圧ダイアフラム5
1,52が撓み、この変化の大部分を吸収する
が、室11内部の圧力も僅かに変化する。ここ
で、高圧側PHあるいは低圧側PLから過大圧が
加わり、有効面積がΔAeだけ変化したとし、
室11内部の圧力変化をΔPとすると、次式で
表わされるΔFが発生する。
ΔF=ΔAe×ΔP (3) したがつて、板ばね2は、次式で表わされる変
位Δxzだけ移動するので、ゼロ点が変化する。
Δxz=ΔF/K (4) さらに、この様な状態で、(1)式と同様の差圧
が加わると次式で表わされる力Fαが発生する。
Fα=(PH−PL)×(Ae+ΔAe) (5) 板ばね2の変位Δxαは、次式の様になり、(2)
式の変位Δxとの差がスパン変化となる。
Δxα=Fα/K (6) 本考案の目的は、簡単な構成により、過大圧が
加わつても、受圧ダイアフラムの塑性変形、ある
いは、破断を防止して、精度の良好な高耐圧形の
圧力伝送器を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本考案は、圧力測
定部の本体と、該本体の内部に設けられ封入液が
充填された室と、該室より前記本体の両側へ開口
する貫通孔と、前記本体の外側面に取付けられ該
貫通孔を覆う受圧ダイアフラムと、該受圧ダイア
フラムに対向して前記本体の外側面に設けられた
バツクアツプネストとを具備する圧力伝送器にお
いて、前記貫通孔の開口部に設けられた平面部
と、該平面部に対向して前記受圧ダイアフラムに
設けられ過大圧が加わつた場合に該平面部に密着
して前記貫通孔の開口部を塞ぎ前記バツクアツプ
ネストの一部を構成するデイスクと、前記受圧ダ
イアフラムの中央部分を該デイスクの外側面に固
着するプレートとを具備したことを特徴とする圧
力伝送器を構成したものである。
(作用) 以上の構成において、本体の両側から測定圧が
受圧ダイアフラムに加わると、受圧ダイアフラム
は差圧に応じて変位し、差圧は圧力測定部本体に
伝わり差圧が測定される。
一方、受圧ダイアフラムに過大測定圧が加わる
と、受圧ダイアフラムは変位して、デイスクがバ
ツクアツプネストの平面部につき当り密着する。
以下、実施例について説明する。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例の要部構成説明図で
ある。
図において、第4図と同一記号は同一機能を示
す。
以下、第4図と相違部分のみ説明する。
61,62は、バツクアツプネスト14,15
の貫通孔12,13の開口部に設けられた平面部
である。71,72は、平面部61,62に対向
して受圧ダイアフラム51,52に設けられ過大
圧が加わつた場合に、平面部61,62に密着し
て、貫通孔12,13の開口部を塞ぎ、バツクア
ツプネスト14,15の一部を構成するデイスク
である。
53,54は、受圧ダイアフラム51,52の
中央部分をデイスク34,35の外側面に固着す
るプレートである。
以上の構成において、本体1の両側から測定圧
PH,PLが受圧ダイアフラム51,52に加わる
と、受圧ダイアフラム51,52は差圧に応じて
変位し、差圧は圧力測定部の本体1に伝わり差圧
が測定される。
一方、受圧ダイアフラム51,52に過大測定
圧Poが加わると、第2図に示す如く、受圧ダイ
アフラム51,52は変位して、デイスク71,
72が平面部61,62に密着する。
この結果、デイスク71,72と本体1との間
には間隙がないので、過大測定圧Poが加わつた
場合に、受圧ダイアフラム51,52が塑性変形
する、あるいは破断するおそれのないものが得ら
れる。したがつて、測定可能最高圧を高めること
ができる。
更に、受圧ダイアフラム51,52の中央部分
をデイスク34,35の外側面に固着するプレー
ト53,54が設けられているので、デイスク3
4,35の内側面に受圧ダイアフラム51,52
の中央部分が固着された場合の如く、固着部分、
例えば、溶接によるビート部分によつてデイスク
34,35が平面部61,62に密着するのを妨
げられるおそれのないものが得られる。
第3図は本考案の他の実施例の構成説明図であ
る。
本実施例においては、デイスク71,72を長
くしたものである。
なお、前述の実施例においては、圧力測定部の
本体1としては、静電容量検出方式のものについ
て説明したが、これに限ることはなく、たとえ
ば、コイルを用いたインダクタンス変化検出方式
のものでもよく、要するに差圧が検出できるもの
であればよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、圧力測定部の
本体と、該本体の内部に設けられ封入液が充填さ
れた室と、該室より前記本体の両側へ開口する貫
通孔と、前記本体の外側面に取付けられ該貫通孔
を覆う受圧ダイアフラムと、該受圧ダイアフラム
に対向して前記本体の外側面に設けられたバツク
アツプネストとを具備する圧力伝送器において、
前記貫通孔の開口部に設けられた平面部と、該平
面部に対向して前記受圧ダイアフラムに設けられ
過大圧が加わつた場合に該平面部に密着して前記
貫通孔の開口部を塞ぎ前記バツクアツプネストの
一部を構成するデイスクと、前記受圧ダイアフラ
ムの中央部分を該デイスクの外側面に固着するプ
レートとを具備したことを特徴とする圧力伝送器
を構成したので、デイスクと本体との間には、過
大圧が加わつた場合に、間隙がないので、受圧ダ
イアフラムが塑性変形する、あるいは、破断する
恐れのないものが得られる。
更に、受圧ダイアフラムの中央部分をデイスク
の外側面に固着するプレートが設けられているの
で、デイスクの内側面に受圧ダイアフラムの中央
部分が固着された場合の如く、固着部分によつて
デイスクが平面部に密着するのを妨げられるおそ
れのないものが得られる。
したがつて、本考案によれば、簡単な構成によ
り、精度の良好な、高耐圧形の圧力伝送器を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部構成説明図、
第2図は第1図の動作説明図、第3図は本考案の
他の実施例の構成説明図、第4図は従来より一般
に使用されている従来例の構成説明図、第5図は
第4図の要部構成説明図、第6図は第5図の動作
説明図である。 1……本体、11……室、101……封入液、
12,13……貫通孔、14,15……バツクア
ツプネスト、2……板ばね、31……移動電極、
32,33……連結軸、41,42……固定電
極、43,44……絶縁体、51、52……受圧
ダイアフラム、53,54……プレート、55,
56……シールリング、61,62……凹部、7
1,72……デイスク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力測定部の本体と、該本体の内部に設けられ
    封入液が充填された室と、該室より前記本体の両
    側へ開口する貫通孔と、前記本体の外側面に取付
    けられ該貫通孔を覆う受圧ダイアフラムと、該受
    圧ダイアフラムに対向して前記本体の外側面に設
    けられたバツクアツプネストとを具備する圧力伝
    送器において、前記バツクアツプネストの貫通孔
    の開口部に設けられた平面部と、該平面部に対向
    して前記受圧ダイアフラムに設けられ過大圧が加
    わつた場合に該平面部に密着して前記貫通孔の開
    口部を塞ぎ前記バツクアツプネストの一部を構成
    するデイスクと、前記受圧ダイアフラムの中央部
    分を該デイスクの外側面に固着するプレートとを
    具備したことを特徴とする圧力伝送器。
JP1986145931U 1986-09-24 1986-09-24 Expired JPH0436425Y2 (ja)

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JP1986145931U JPH0436425Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24

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JPS6351241U JPS6351241U (ja) 1988-04-06
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