JPH01294533A - 超伝導薄膜の形成方法 - Google Patents

超伝導薄膜の形成方法

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JPH01294533A
JPH01294533A JP1086689A JP1086689A JPH01294533A JP H01294533 A JPH01294533 A JP H01294533A JP 1086689 A JP1086689 A JP 1086689A JP 1086689 A JP1086689 A JP 1086689A JP H01294533 A JPH01294533 A JP H01294533A
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bismuth
copper
strontium
calcium
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JP1086689A
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Toshinaka Nonaka
敏央 野中
Michiyoshi Matsuki
松木 理悌
Keisuke Kobayashi
小林 啓佑
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、耐熱性基体上に、ジョセフソン素子、磁気
センサ、スキッド(SQUID)素子等として作用する
超伝導薄膜を形成する方法に関する。
[従来の技術] 発明者らは、先に、基体上に超伝導薄膜を形成する方法
として、特願昭62−131093号発明を提案した。
しかしながら、この方法によるものは、臨界温度が、最
高でも99にと低い。また、この方法においては、原料
として、イツトリウムをはじめとする稀土類金属のアル
コキシドまたはアルコキシアルコレートを用いるが、こ
れらの稀土類金属の化合物は大変高価であり、製造コス
トが高くなるという問題がある。
[発明が解決しようとする課題] この発明の目的は、従来の方法の上述した問題点を解決
し、基体上に、臨界温度の高い超伝導薄膜を低コストで
形成することができる方法を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明においては、 (イ) 下記A群から選ばれたビスマスアルコキシドま
たはビスマスアルコキシアルコレートと、下記B群から
選ばれたカルシウムアルコキシドまたはカルシウムアル
コキシアルコレートと、下記C群から選ばれたストロン
チウムアルコキシドまたはストロンチウムアルコキシア
ルコレートと、下記り群から選ばれた銅アルコキシドま
たは銅アルコシキアルコレートと、下記E群から選ばれ
たアルカノールアミンと、下記F群から選ばれたアルコ
ールまたはアルコキシアルコールとを含む混合溶液を調
製する工程と、 A群:ビスマスメトキシド ビスマスエトキシド ビスマスプロポキシド ビスマスブトキシド ビスマスメトキシエチレート ビスマスエトキシエチレート ビスマスプロボキシエチレート ビスマスブトキシエチレート 8群:カルシウムメトキシド カルシウムエトキシド カルシウムプロポキシド カルシウムブトキシド カルシウムメトキシエチレート カルシウムエトキシエチレート カルシウムプロボキシエチレート カルシウムブトキシエチレート 6群:ストロンチウムメトキシド ストロンチウムエトキシド ストロンチウムプロポキシド ストロンチウムブトキシド ストロンチウムメトキシエチレート ストロンチウムエトキシエチレート ストロンチウムプロポキシエチレート ストロンチウムブトキシエチレート D群:銅メトキシド 銅エトキシド 銅プロポキシド 銅ブトキシド 銅メトキシエチレート 銅エトキシエチレート 銅プロボキシエチレート 銅ブトキシエチレート 8群:モノエタノールアミン ジェタノールアミン トリエタノールアミン モノ1−プロパノールアミン ジ1−プロパノールアミン トリ1−プロパノールアミン モノ2−プロパノールアミン ジ2−プロパノールアミン トリ2−プロパノールアミン E群:メタノール エタノール プロパノール ブタノール メトキシエタノール エトキシエタノール プロポキシエタノール ブトキシェタノール (ロ) 耐熱性基体上に上記混合溶液の薄膜を形成する
工程と、 (ハ) 上記薄膜を乾燥し、ゲル化せしめる工程と、 (ニ) ゲル化せしめた薄膜を焼成し、酸化物超伝導体
に変換せしめる工程と、 を含む、超伝導薄膜の形成方法が提供される。
以下、この発明を工程別にさらに詳しく説明する。
混合溶液の調製工程: この発明においては、まず、下記A群から選ばれたビス
マスアルコキシドまたはビスマスアルコキシアルコレー
トと、下記B群から選ばれたカルシウムアルコキシドま
たはカルシウムアルコキシアルコレートと、下記C群か
ら選ばれたストロンチウムアルコキシドまたはストロン
チウムアルコキシアルコレートと、下記り群から選ばれ
た銅アルコキシドまたは銅アルコシキアルコレートと、
下記E群から選ばれたアルカノールアミンと、下記F群
から選ばれたアルコールまたはアルコキシアルコールと
を含む混合溶液を調製する。
A群:ビスマスメトキシド [B i  (OCH3)3コ ビスマスエトキシド [B j  (OC2H6) 3 ] ビスマスプロポキシド [B i  (OC3H7)  3 ]ビスマスブトキ
シド [B i (OC4H9) 3 ] ビスマスメトキシエチレート [B i  (OC2H40CH3) 3 ]ビスマス
エトキシエチレート [B i  (OC2H40C2Hs ) 3 ]ビス
マスプロポキシエチレート [B i  (OC2H40C3H7) 3 ]ビスマ
スブトキシエチレート [B 1  (OC2H40C4H9) 31B群:カ
ルシウムメトキシド [Ca (OCH3)2コ カルシウムエトキシド [Ca (QC2Hs )2 ] カルシウムプロポキシド [Ca (OC3H7) 2 ] カルシウムブトキシド [Ca (OC4H9) 2 ] カルシウムメトキシエチレート [Ca (OC2H40CH3)2コ カルシウムエトキシエチレート [Ca (OC2H40C2H5)2コカルシウムプロ
ボキシエチレート [Ca (OC2H40C3H7) 2コカルシウムブ
トキシエチレート [Ca (OC2H40C4H9) 2 ]C群ニスト
ロンチウムメトキシド [S r (OCH3)2コ ストロンチウムエトキシド [S r (OC2H5) 2コ ストロンチウムプロポキシド [S r (OC3H7) 2 ] ストロンチウムブトキシド [S r (OC4H9) 2 ] ストロンチウムメトキシエチレート [S r (OC2H40CH3) 2 ]ストロンチ
ウムエトキシエチレート [8r (OC2H40C2Hs ) 2 ]ストロン
チウムプロポキシエチレート [S r  (OC2H40C3H7)2 ]ストロン
チウムブトキシエチレート [S r (QC2H4QC4H4) 2コD群:銅メ
トキシド [Cu (OCH3)2 ] 銅エトキシド [Cu (OC2Hs ) 2 ] 銅プロポキシド [Cu (OC3H7) 2 ] 銅ブトキシド [Cu (OC4H9) 2 ] 銅メトキシエチレート [Cu (OC2Ha OCH3) 2 ]銅エトキシ
エチレート [Cu(OC2H40C2H5)2コ 銅プロポキシエチレート [Cu (OC2H4QC3H7) 2]銅ブトキシエ
チレート [Cu (oc、H40CH3)2 ]E群:モノエタ
ノールアミン [H2NC2H40H] ジェタノールアミン [HN (C2H40H)2 ] トリエタノールアミン [N (C2Ha OH) 3 ] ]モノ1−プロパツールアミ ンH2NC3H60Hコ シ1−プロパノールアミン [HN (C3Hb 0H)2 ] ]トリ1−プロパツールアミ ンN (C3H60H)3 ] モノ2−プロパノールアミン [H2N CH2CHOHCH:s ]ジジー−プロパ
ツールアミ ン HN (CH2CHOHCH3) 2コトリ2−プ
ロパノールアミン [N (CH2CHOHCH3)3コ F群:メタノール[CH,CHコ エタノール[C2H,CHコ プロパツール[C3H’y OH] ブタノール[C4H7OHコ メトキシエタノール [CH30C2H40H] エトキシエタノール [C2H50C2H40H] プロポキシエタノール [C9H70C2H40Hコ ブトキシエタノール [CH4H90C2H40H] 上記ASB、C,D各群におけるプロポキシドは、1−
プロポキシド、2−プロポキシドのいずれであってもよ
い。また、ブトキシドは、1−ブトキシド、2−ブトキ
シド、イソブトキシド、を−ブトキシドのいずれであっ
てもよい。さらに、F群のプロパツールは、1−プロパ
ツール、2−プロパツールのいずれであってもよい。さ
らにまた、ブタノールは、1−ブタノール、2−ブタノ
ール、イソブタノール、t−ブタノールのいずれであっ
てもよい。
A、BSC,D各群のアルコキシドまたはアルコキシア
ルコレートは、いわゆる原料の主成分をなすものである
また、E群のアルカノールアミンは、焼成に至るまでの
各工程で、加水分解によってビスマス、カルシウム、ス
トロンチウムや銅が微粒子状の水酸化物や酸化物等とし
て析出するのを抑制するものである。E群のアルカノー
ルアミンは、また、F群のアルコールまたはアルコキシ
アルコールに対する溶解度が低いA、B、C,D各群の
アルコキシドまたはアルコキシアルコレートの溶解度を
上げる作用をもつ。溶解度が向上する結果、透明か、透
明に近い溶液が得られるようになる。
さらに、F群のアルコールやアルコキシアルコールは、
溶媒として作用するものである。これらは、あらかじめ
モレキュラシーブズ等で脱水処理をしておくのが好まし
い。
A、BSC,D、E、Fの各群からは、通常、1種を選
択、使用する。2種以上を選択、使用することも可能で
はあるが、そうしても得られる超伝導薄膜の特性にほと
んど有意差はなく、工程の複雑化によるコストの上昇な
ど、不都合のほうがよほど大きい。
また、A、B、C,D、E、F各群からは、いずれを選
択、使用しても後の工程、条件等を変える必要はなく、
得られる超伝導薄膜の特性にも有意差は認められない。
しかしながら、操作の容易性等を考慮すると、A群から
はビスマスプロポキシドまたはビスマスブトキシドを、
B群からはカルシウムメトキシドまたはカルシウムエト
キシドを、0群からはストロンチウムメトキシドまたは
ストロンチウムプロポキシドを、D群からは銅エトキシ
ドまたは銅エトキシエチレートを、E群からはジェタノ
ールアミンまたはトリエタノールアミンを、F群からは
エタノールまたはプロパツールを、それぞれ選択、使用
するのが好ましい。
AXB、C,D各群のアルコキシドまたはアルコキシア
ルコレートと、E群のアルカノールアミンと、F群のア
ルコールまたはアルコキシアルコールとの混合割合は、
それらの種類によって多少異なるものの、A群のアルコ
キシドまたはアルコキシアルコレートをaモル、B群の
アルコキシドまたはアルコキシアルコレートをbモル、
0群のアルコキシドまたはアルコキシアルコレートをC
モル、D群のアルコキシドまたはアルコキシアルコレー
トをdモル、E群のアルカノールアミンをeモル、F群
のアルコールまたはアルコキシアルコールをfリットル
とした時、式、 1≦(a/d)≦3 1≦(b/d)≦3 1≦(c/d)≦3 0、2≦ [e /  (a + b + c + d
 )  コ ≦30.01≦[(a+b+c+d)/f
]≦5を同時に満足するようにするのが好ましい。(a
/d)<1、(a/d)>3、(b/d) <1、(b
/d)>3、(c/d)<1、(c/d)>3の範囲で
は、得られる薄膜が超伝導特性を示さなくなることがあ
る。また、[e/(a+b+c+d)] <0.2では
、A、B、CSD各群のアルコキシドまたはアルコキシ
アルコレートの加水分解を十分に抑制できないことがあ
る。さらに、[e/ (a+b十c+d)] >3では
、混合溶液の粘度が高くなりすぎて製膜できないことが
ある。
さらにまた、[(a+b+C+a)/f] <0゜01
では、溶媒が多すぎて実用的でない。また。
[(a+b+c+d)/f] >5では、A、B。
CSD各群のアルコキシドまたはアルコキシドアルコレ
ートが溶は残ることがある。
混合操作は、E群のアルカノールアミンとF群のアルコ
ールまたはアルコキシアルコールとの混合溶液にA、B
、C,D各群のアルコキシドまたはアルコキシアルコレ
ートを同時に添加、混合してもよく、また、E群のアル
カノールアミンとF群のアルコールまたはアルコキシア
ルコールとの混合溶液にA、B、C,D各群のアルコキ
シドまたはアルコキシアルコレートを加えて混合した溶
液を別々に調製し、各溶液から所定量を採取して混合す
るようにしてもよい。なお、混合操作が終了するまでは
、A、B、CSD各群のアルコキシドまたはアルコキシ
アルコレートを極力湿気に晒さないようにするのが好ま
しく、乾燥窒素などで置換したグラブボックス内などで
行なうのが好ましい。しかしながら、それ以後の操作は
大気中で行なうことができる。
混合溶液の薄膜形成工程: この発明においては、次に、耐熱性基体上に上記混合溶
液の薄膜を形成する。つまり、製膜する。
基体は、後述する焼成温度に耐えるものであればよく、
材質は、ニッケル、クロム、チタン、金、銀、白金など
の金属や、これら金属の少なくとも1種を主成分とする
合金や、ガラス、炭素、ケイ素、シリカ、アルミナ、マ
グネシア、ジルコニア、チタニア、窒化ホウ素、窒化ケ
イ素、炭化ケイ素、炭化ホウ素などの無機材料であれば
よい。形状は、繊維状、フィルム状、板状、バルク状な
ど、いずれであってもよい。これらの基体は、その表面
を研磨して平滑にし、さらに洗浄して油分などによる汚
れを除去してお(のが望ましい。
薄膜の形成は、刷毛、ローラなどによる塗布や、スプレ
ーによる塗布や、混合物に基体を浸漬した後、引き上げ
るデイツプコーティング法などによることができる。な
かでも、デイツプコーティング法は、操作が簡単である
うえに、複雑な形状の基体上にも容易に薄膜を形成する
ことができ、しかも、溶液の濃度、溶液への浸漬回数、
溶液からの引上速度を変えることによって膜厚を容易に
変更することができるので好ましい。
乾燥、ゲル化工程: この発明においては、次に、基体上に形成した混合溶液
の薄膜を乾燥し、F群のアルコールまたはアルコキシア
ルコールを蒸発させて、A、B。
CSD各群のアルコキシドまたはアルコキシアルコレー
トと、E群のアルカノールアミンとからなるゲル化薄膜
とする。
この工程は、常温で行なってもよく、また、50〜10
0℃程度の恒温下で行なってもよい。さらに、1%以下
の湿度に制御されたグラブボックス内で行なってもよい
焼成工程: この発明においては、次に、上記ゲル化薄膜を基体ごと
焼成し、酸化物超伝導体に変換する。この焼成は、たと
えば次のようにして行なう。
すなわち、ゲル化薄膜を基体ごと加熱炉に入れ、酸化性
雰囲気下で、一定の昇温速度で焼成温度まで昇温し、そ
の温度に一定時間保持した後、一定の降温速度で室温ま
で冷却する。雰囲気は、空気でもよいし、20〜100
%の濃度の酸素でもよい。昇温速度は、1〜20°C/
分であるのが好ましい。20℃/分を超えると、薄膜に
亀裂を生じることがある。また、1℃/分未満では、昇
温に時間がかかりすぎて実用的でない。焼成温度は、4
00〜900℃であるのが好ましい。400°C未満で
は、薄膜が十分に酸化しないことがある。
また、900℃を超えると、膜の一部が溶解したり、蒸
発したりすることがある。焼成温度に保持する時間は、
薄膜が超伝導体に変換されて超伝導特性を示すようにな
る時間であり、通常、1時間程度である。降温速度は、
1〜b のが好ましい。10℃/分を超えると、薄膜に亀裂を生
じることがある。また1℃/分未満では、降温に時間が
かかりすぎて実用的でない。
[実施例コ 実施例1 乾燥窒素を流しているグラブボックス内で、ビスマス1
−ブトキシドを0.002モル、カルシウムエトキシド
を0.002モル、ストロンチウム2−プロポキシドを
0.002モル、銅エトキシエチレートを0.004モ
ル計り取り、これにジェタノールアミンを0.01モル
添加し、これにエタノールをアルコキシドの濃度が0.
 1mol/1になるように加え、スタークを用いて3
0分撹拌し、混合溶液を得た。
一方、厚みが0.5mmのマグネシア単結晶板を、トリ
クロルエチレン、アセトン、エタノール、純水を順次用
いてそれぞれ3分ずつ超音波洗浄した後、高純度乾燥窒
素を吹き付けて乾燥した。
次に、上記混合溶液に上記マグネシア単結晶板を浸漬し
、1分後、垂直に10’cm/分の速度で引き上げ、マ
グネシア単結晶板上に混合溶液の薄膜を形成した。
次に、上記薄膜を50°Cの恒温炉内で30分乾燥し、
ゲル化させた。
次に、ゲル化薄膜をマグネシア単結晶板ごと電気炉に入
れ、10℃/分で850℃まで昇温し、その温度に1時
間保持した後、7℃/分で室温まで冷却し、超伝導体に
変換した。
かくして得られた超伝導薄膜は、光沢のある黒色で、亀
裂などは認められなかった。厚みは80nmであった。
また、超伝導開始温度(Tco)は120に1超伝導終
了温度(TCE)は105にであった。
実施例2 ビスマス1−ブトキシドに代えてビスマス2−プロポキ
シドを用いたほかは実施例1と同様にして、超伝導薄膜
を得た。
この薄膜の厚みは82nmであり、Tooは118に、
Tceは104にであった。
実施例3 カルシウムエトキシドに代えてカルシウムメトキシドを
用いたほかは実施例1と同様にして、超伝導薄膜を得た
この薄膜の厚みは83nmであり、Tcoは115に、
TCEは101にであった。
実施例4 ストロンチウム2−プロポキシドに代えてストロンチウ
ムメトキシドを用いたほかは実施例1と同様にして、超
伝導薄膜を得た。
この薄膜の厚みは20nmであり、Tcoは119KS
TcEは105にであった。
実施例5 銅エトキシエチレートに代えて銅エトキシドを用いたほ
かは実施例1と同様にして、超伝導薄膜を得た。
この薄膜の厚みは85nmであり、Tooは125に、
Tcgは109にであった。
実施例6 ジェタノールアミンに代えてトリエタノールアミンを用
いたほかは実施例1と同様にして、超伝導薄膜を得た。
この薄膜の厚みは88nmであり、Tcoは121KS
TCEは108にであった。
実施例7 エタノールに代えて2−プロパツールを用いたほかは実
施例1と同様にして、超伝導薄膜を得た。
この薄膜の厚みは89nmであり、T、oは111K 
ST c eは101にであった。
実施例8 ビスマス1−ブトキシドに代えてビスマス2−プロポキ
シエチレートを、カルシウムエトキシドに代えてカルシ
ウムメトキシドを、ストロンチウム2−プロポキシドに
代えてストロンチウムメトキシドを、銅エトキシエチレ
ートに代えて銅エトキシドを、ジェタノールアミンに代
えてエタノールアミンを、エタノールに代えて2−プロ
パツールをそれぞれ用いたほかは実施例1と同様にして
、超伝導薄膜を得た。
この薄膜の厚みは92nmであり、TCoは117に、
T、Eは103にであった。
[発明の効果コ この発明は、ビスマスアルコキシドまたはビスマスアル
コキシアルコレートと、カルシウムアルコキシドまたは
カルシウムアルコキシアルコレートと、ストロンチウム
アルコキシドまたはストロンチウムアルコキシアルコレ
ートと、銅アルコキシドまたはアルコキシアルコレート
と、アルカノールアミンと、アルコールまたはアルコキ
シアルコールとを含む混合溶液を調製し、基体上にその
混合溶液の薄膜を形成し、ゲル化せしめた後、焼成して
基体上に超伝導薄膜を形成するものであり、実施例にも
示したように、超伝導終了温度が100に以上であるよ
うな超伝導薄膜を容易に得ることができるようになる。
また、上述した従来の方法のようにイツトリウム等の高
価な稀土類金属を含む化合物を使用しないので、低コス
トで製造できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (イ)下記A群から選ばれたビスマスアルコキシドまた
    はビスマスアルコキシアルコレートと、下記B群から選
    ばれたカルシウムアルコキシドまたはカルシウムアルコ
    キシアルコレートと、下記C群から選ばれたストロンチ
    ウムアルコキシドまたはストロンチウムアルコキシアル
    コレートと、下記D群から選ばれた銅アルコキシドまた
    は銅アルコシキアルコレートと、下記E群から選ばれた
    アルカノールアミンと、下記F群から選ばれたアルコー
    ルまたはアルコキシアルコールとを含む混合溶液を調製
    する工程と、 A群:ビスマスメトキシド ビスマスエトキシド ビスマスプロポキシド ビスマスブトキシド ビスマスメトキシエチレート ビスマスエトキシエチレート ビスマスプロポキシエチレート ビスマスブトキシエチレート B群:カルシウムメトキシド カルシウムエトキシド カルシウムプロポキシド カルシウムブトキシド カルシウムメトキシエチレート カルシウムエトキシエチレート カルシウムプロポキシエチレート カルシウムブトキシエチレート C群:ストロンチウムメトキシド ストロンチウムエトキシド ストロンチウムプロポキシド ストロンチウムブトキシド ストロンチウムメトキシエチレート ストロンチウムエトキシエチレート ストロンチウムプロポキシエチレート ストロンチウムブトキシエチレート D群:銅メトキシド 銅エトキシド 銅プロポキシド 銅ブトキシド 銅メトキシエチレート 銅エトキシエチレート 銅プロポキシエチレート 銅プトキシエチレート E群:モノエタノールアミン ジエタノールアミン トリエタノールアミン モノ1−プロパノールアミン ジ1−プロパノールアミン トリ1−プロパノールアミン モノ2−プロパノールアミン ジ2−プロパノールアミン トリ2−プロパノールアミン F群:メタノール エタノール プロパノール ブタノール メトキシエタノール エトキシエタノール プロポキシエタノール ブトキシエタノール (ロ)耐熱性基体上に上記混合溶液の薄膜を形成する工
    程と、 (ハ)上記薄膜を乾燥し、ゲル化せしめる工程と、 (ニ)ゲル化せしめた薄膜を焼成し、酸化物超伝導体に
    変換せしめる工程と、 を含む、超伝導薄膜の形成方法。
JP1086689A 1988-02-26 1989-01-19 超伝導薄膜の形成方法 Pending JPH01294533A (ja)

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