JPH012930A - 粉粒体の高濃度気力輸送方法及びその装置 - Google Patents

粉粒体の高濃度気力輸送方法及びその装置

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JPH012930A
JPH012930A JP62-154921A JP15492187A JPH012930A JP H012930 A JPH012930 A JP H012930A JP 15492187 A JP15492187 A JP 15492187A JP H012930 A JPH012930 A JP H012930A
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清 森本
岩本 昭和
森山 圭雄
順二 中川
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協和醗酵工業株式会社
株式会社松井製作所
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、気密貯蔵容器内に収容した粉粒体材料をガス
圧により輸送管路を通じて高濃度かつ低速度で輸送する
高濃度気力輸送方法及びその装置の改良に関する。
〔背景技術〕
従来の一般的な粉粒体の高濃度気力輸送方法は、第10
図に示したように、気密貯蔵容器100内に収容した粉
粒体を、ガス供給管101から供給されるガス圧によっ
て輸送管路102内に送りだし、該輸送管路102の途
中に設けた加圧ノズル103で間欠的に加圧しなから粉
粒体材料をプラグ状にして輸送管路102の傾斜管路部
102b、水平管路部102cを通じて捕集器104で
捕集するようにしている。
しかしながら、上述の方法で粉粒体をプラグ輸送する場
合は、第11図に示すように輸送管路102内において
粉粒体プラグ105の上部に空間106を生じることが
多(、このためプラグ105の表面の粉粒体107が先
に移送されてプラグ105の形状が崩され、偏析2分離
などを生じる原因となっている。
また、このような方法の従来公知のものでは、−最に輸
送速度が1秒間に数m程度という速いものであったため
、粉粒体が捕集器104に捕集されるときに強い衝撃を
受け、このため破壊、破損を生しさせる要因となってい
る。
このため、割れ、欠けその他の傷の発生を極度に嫌う高
い製造品質の要求される薬錠剤などの輸送に通用した場
合には不良品の発生率が高くなるため、薬錠剤などの輸
送には事実上適用できなかったのが現状である。
本発明者は、従来のこのような気力輸送の問題を解消す
るため鋭意検討を重ねた結果、気力輸送を薬錠剤の輸送
に適用することに成功し、特願昭61−251172号
において、粉粒体を長い柱状にして低速度かつ高密度で
輸送する方法とその装置を提案したが、この先願発明で
は、ガス圧により気密貯蔵容器から輸送管路に材料を圧
送しながら、輸送栓を所定のタイミングで輸送管路内に
装填する必要があるため、そのタイミング制御が面倒で
あり、また最終バッチ分の材料については輸送管路や貯
蔵容器内に蓄積された加圧ガスが輸送管路の材料の隙間
を通って排出されるために、所謂ブローアウトにより材
料は勢い良く排出されて衝撃が加えられたり、輸送管路
内に材料が残留してしまうなどの問題があり、この点は
未解決とされていた。
例えば、第12図は、気力輸送時における気密貯蔵容器
内の内圧Pと風ff1Qの変化を示したもので、最終バ
ッチ分の残量が輸送される時に、貯蔵容器内に蓄積され
たガスが急激に排出されるため、風量は一時に増大して
所謂ブローアウトを生じることを示している。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した先願発明を更に改良したもので、粉
粒体を高濃度かつ低速で輸送する場合において、特に最
終バッチ分の材料を気力輸送する場合に生しるブローア
ウトや輸送管路内の材料の残留の問題をなくし、かつ制
御操作も容易にされた気力輸送方法及び装置を提供する
ことを目的としている。
〔実施例〕
以下に、添付図を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明方法を薬錠剤輸送に適用した気力輸送
システムの構成例を示している。
1は材料供給部を構成するフィーダで、このフィーダ1
のホッパ11には、打錠機2などによって製造された薬
錠剤が送られ収容される。
この錠剤は、一定量、つまり10ット単位(100万錠
程度)に製造され、気密貯蔵容器3の上方の供給口に設
けたパルプ32を開いた後、電磁パイブレーク12を駆
動して該ホッパ11に振動を与えることにより、10フ
トを複数回に区分した量がトラフ13を通って気宇貯蔵
容a3のホッパ31に入り、気密貯蔵容器3内に補給さ
れる。このようにして、10ット単位量の材料が複数回
に区分され補給される。
なお、この実施例では、電磁パイブレーク12゜バルブ
32を徂み合わせて材料補給手段Aを構成している。
気密貯蔵容器3は、補給された材料の上限、下限レベル
を検出するためレヘル検出センサーLSI、LS2を有
しており、材料が下限レヘルを下回ったときには下限レ
ベル検出センサーLS2がONとなり、材料が上限レヘ
ルに達した時点では上限レヘル検出センサーLSIがO
FFとなる。
両材料検出センサーLSI、LS2からのON。
OFF信号はコントローラで検出され、コントローラは
その検出した信号に応じて、気密貯蔵容器3の供給口に
設けたバルブ32の開閉とパイブレーク12の駆動、停
止を行って材料の補給制御をしている。
また、貯蔵容器3の適所には、排気減圧手段Bを構成す
るエアー放出弁17を設けており、貯蔵容器3内に蓄積
された輸送ガスを適時排出できるようにしており、内部
の圧力を検知するため圧力計18を設けている。
バルブ32の開閉制御は、電磁パイブレーク12の駆動
と連動して行われ、材料補給時にはバルブ32の開動作
を確認してから電磁パイブレーク12を駆動して材料の
補給を確実にし、材料補給の停止時にはTI磁パイブレ
ーク12を停止を確認してから、バルブ32を閉じるこ
とにより錠剤の噛み込みを防止している。
気密貯蔵容器3の下方に設けた排出口3aには、後述す
るような配管構成とされた輸送管路5が接続されており
、この輸送管路5の終端は捕集器6に接続されている。
また、輸送管路5の始端は、第2図に示したように、後
述する輸送柱14を装填するための開口突出部5dを設
けており、この開口突出部5dには、貯蔵容器3内の材
料の輸送管路5への排出をスムーズにし、余分な衝撃力
を加えないようにするため、貯蔵容器3の排出口3aと
輸送管路5との接続部分の湾曲形状に応じた湾曲面19
aを有した蓋栓19がヘールルバンド15などにより挿
入可能となっている。
一方、輸送管路5の貯蔵容器3の排出口3aより上方適
所には、輸送ガスを噴射するノズル4a、4bが設けら
れており、これらのノズル4a。
4bはガス供給管4を介してガス供給手段りとなる気力
源に接続されている。
ノズルの一方4aは、材料輸送時に材料を圧送するため
のもので、ノズルの他方4bは輸送柱14を圧送するも
のである。
更に、この貯蔵容器3の上記した下限レベル検出センサ
ーLS2よりも下方部位にはセンサーLS3を設け、輸
送管路5の気密貯蔵容器3の排出口3aに近接する前方
部位にはセンサーLS4を材料検出用に設けているが、
特に後者の材料検出センサーLS4は、輸送管路5の略
中間の高さのところが検出点となるようにしている。
輸送管路5の配管構成は、図示したように、貯蔵容器3
の排出口3aとの接続部の近傍に先細りのレジューサ管
71を設け、その先方に上方に略垂直に立ち上がる立ち
上がり管5bを設けている。
そして、その立ち上がり管5bの途中には、2つのレジ
ューサ72.73と直管9とを組合わせて構成した拡大
配管部75を設け、立ち上がり管5bの上方に先広がり
状の拡大配管75を設けて更に水平に折曲させており、
水平配管部5Cを略同−内径としてその先端に拡大配管
8を設けて捕集器6に接続した構成としている。
このような輸送管路5の配管構成は、すでに特願昭61
−251173号において本出願人が提案したもので、
輸送柱を使用することなく粉粒体材料を水平配管部にお
いて長い柱状に形成して低速かつ高濃度で気力輸送する
ために採用されたものである。
すなわち、このような配管構成を使用した気力輸送方法
では、輸送ガスの供給により貯蔵容器3内より輸送管路
5に送り出された材料は、レジューサ管71.拡大部を
設けた垂直立ち上がり管5bを経て水平配管部5Cに至
り、ここで第3図に示したように長い柱状Pとなって輸
送管路5の終端まで移送され、最後に輸送管路5の終端
に設けた拡大配管5において失速されて略自然落下に近
い状態で落下して捕集器6内に捕集されるものである。
輸送管路5の終端には、センサーLS5を設けており、
このセンサーLS5は最終バッチ分の材料とともに移送
されて来る輸送栓14の有無を検出する。このため、セ
ンサーLS5は材料と輸送栓14の区別を行う必要があ
るが、センサーLS5に色センサーを使用し、輸送栓1
4を粉粒体体材料と異なる色にするなどの方法を採れば
容易に構成できる。
なお、センサーLS5に代えて、貯蔵容器3内の圧力変
化を検出する圧力センサーを設け、輸送栓14が輸送管
路5内より抜は出したことを、この圧力センサーの圧力
変化(低下)により検出する構成としても良く、輸送栓
14の捕集器6への移送は、これ以外にも種々の方法が
採択できることはいうまでもない。
このようなシステムを使用した場合、材料を0.05m
/sec〜Q、3m/sec程度の低速で輸送できるの
で、材料に衝窄を与えず、かつ分離、偏析を生じること
なく輸送でき、材料の輸送時における割れ、欠けなどの
傷を発生することなく気力輸送することが可能となった
ものである。
第4a図〜第4c図は、本発明において使用される輸送
栓の一例を示したものである。
第4a図は中空部14bに輸送ガスによるガス圧を受け
て推進する耳栓形状のもの、第4b図はガス圧により間
室自在とされた羽根14Cを枠部14aの後方に放射状
に設けたバトミントのシャトル状のものを示している。
いずれの図に示したものも、輸送栓14は、配管内に残
存した均粒体材料を残すことなく押し運ぶようにするた
め、輸送管路5の内に密接する枠部14aを有した構造
とされている。
このような輸送栓14を構成する場合は、輸送管路5の
配管構成により輸送管路の内径が途中で異なる場合も考
慮して、輸送管路の内径に常時密接する伸縮自在な枠部
14aを有したものが望ましく、また輸送ガスによる圧
送時にゆっくりとした速度で移送されるようにするため
適度なリークを有したものが望ましい。第4c図は、こ
のような要望に応える輸送栓14の一例を示しており、
前後の枠部14a、14aを一本の軸14dで連結した
構造にしたもので、枠部14a、14aは軟質発泡材で
製されている。
次いで、本発明の制御動作を説明する。
第6図は、本発明において採用される制御システムの概
略基本構成を示したもので、PCなどによって構成され
るコントローラCでは、センサーLSI〜LS5からの
検知信号を受け、さらに貯蔵容器3に設けた圧力計(第
1図では18で示す)のレヘルを読み取ってフィーダ、
バルブA、ノズル#1.ノズル#2.エアー放出弁など
の外部機器をON、OFF制御して材料の補給、基本バ
ッチ輸送、最終バッチ輸送の各制御がなされる。
なお、ここでは、制御動作の説明を簡略化するため、フ
ィーダ(第1図ではlで示す)、バルブA(第1図では
32で示す)は材料補給手段A、エアー放出弁(第1図
では17で示す)は排気減圧手段B、ノズル#1. #
2 (第2図では4a、4bで示す)は輸送ガスの供給
手段りを駆動する外部機器として説明している。
第7図は、本発明におけるフィーダ、バルブA、ノズル
上1.ノズル#2及びエアー放出弁の制御動作をセンサ
ーLSI〜LS5の検知信号に対応させて示したタイム
チャートであり、第8図はこれらの制御動作の手順をフ
ローチャートとして示すものである。
これらの第7図、第8図を参照して、本発明の制御動作
を更に詳細に説明すると、 プログラムがスタートすると、イニシャルリセットがな
され、コントローラCは外部機器をリセットする (ス
テップ1000)。
ステップ1001〜1004.1004aでは、材料の
補給を行う前の状態における各センサーLS1〜LS5
の検知信号を調べてシステムの異常の有無を判別し、す
べてのセンサーLSI〜L 35の検知信号が異常なし
と判断されれば、ステップ1005に進んでバルブAを
開き、フィーダをONにして(ステップ1005)、材
料供給部1より気密貯蔵容器3内に材料を補給する。
なお、センサーLS3〜5のチエツクは必要に応じて省
略しても良い。
フィーダがONされると、ステップ1007に進んでタ
イマーをセントする。このタイマーは、フィーダをON
にした後のセンサーLSIの状態判別時間を規定してお
り、このタイマーが設定時間後にタイムアツプするまで
センサーLSIがOFFとならない場合は、最終バッチ
分の材料補給がなされたものと判別するが、タイマーが
タイムアツプするまでセンサーLSIがOFFになれば
、基本のバッチ制御分の材料補給がなされたと判別され
る(ステップ1008.1009)。
このため、タイマーの設定時間Tは、貯蔵容器3内の材
料が下限レベルにある状態から上限レベルに達するまで
に要する時間を考慮した余裕をもった時間に設定されて
いる。
基本のバッチ制御分の材料が補給された場合は、ステッ
プ1010に進みフィーダをOFFにして材料の補給を
停止し、さらにバルブAを閉じる。
材料の補給の開始、終了時におけるバルブAとフィーダ
のON、OFF制御(ステップ1005゜1006及び
ステップ1011.1012)は、材料の貯蔵容器3内
への補給の完全にし、かつバルブによる噛み込みをなく
すため、一定時間の遅延動作をもって連動制御される(
第7図参照)。
基本バッチ輸送制御においては、ステップ1011にお
いてバルブAが閉しられると、ノズル#1がONとなる
。すなわち、ガス供給手段りよりガス供給管4を介して
輸送ガスが送られ、ノズル#1から輸送管路5内に輸送
ガスが供給される。
このようにして輸送ガスが供給されると、貯蔵容器3内
の内圧はガス圧により上昇し、所定のレベルまで上昇す
ると、貯蔵容器3内に収容された材料を輸送管路5内に
圧送して、輸送管路5を介して捕集器6に材料が輸送さ
れる。
この輸送においては、材料は、水平配管部5Cにおいて
第3図に示したような柱状Pとなり、低速かつ高濃度で
次々と送られて行き、捕集器6の直前に設けた拡大配管
部8において減速され、自然落下に近い状態で捕集器6
内に捕集されて行く。
この材料輸送時においては、コントローラCは材料の下
限レベルを検出するセンサーLS2の検知信号を監視し
ており、センサーLS2の検知信号がONとなれば、ノ
ズル#1をOFFにして材料の輸送を停止し、エアー放
出弁を開いて1バッチ分の基本バッチ輸送制御を完了す
る。エアー放出弁の制御は、ステップ1014−101
7を介して行われ、エアー放出弁を開いた後は、圧力計
18の指示する圧力Pが略ゼロになることを確認してか
ら、エアー放出弁1日を閉じて、次の補給制御に移動す
る(ステップ1014→1017)。
このようにして、ステップ1005−1017を循環す
ることによって基本バッチ輸送制御が次々と実行され、
ステップ1009においてタイマーがタイムアツプする
とステップ1018に進んで、最終ハツチ輸送制御ルー
チンが実行される。
すなわち、フィーダをOFFにし、バルブΔを閉して貯
蔵容器3を気密状態に保持し、ステップ1020におい
てノズル#1をONにして輸送ガスを輸送管路5内に供
給し、2!本バッチ輸送制御時と同様に材料を低速かつ
高濃度で捕集器6に輸送する。
この輸送時間の間、コントローラCはセンサーLS3の
状態を監視しており、センサーLS3の検知信号がOF
Fとなり、さらにセンサーLS4の検知信号がOFFと
なると、最終バッチ分の材料の全量が貯蔵容器3の排出
口より輸送管路5内に供給されたものと判断して、ノズ
ル#1をOFFにし、エアー放出弁17を開いて貯蔵容
器3内に蓄積されたガスを大気に放出する(ステップ1
021−1024)。これによって、貯蔵容器3内に残
ったガスが輸送管路内の材料の隙間を通して捕集器6内
に勢い良く排出され、ブローアウトを生じることが未然
に防止される。
エアー放出弁17によりガスの放出は、貯蔵容器3内の
内圧がゼロとなるまで行われ、この内圧がゼロとなると
、開いていたエアー放出弁17は閉しられる(ステップ
1025→1026)。
なお、第8図に示した制御フローでは、貯蔵容器3にの
みエアー放出弁17を設けたシステムの制御を説明して
いるが、輸送管路5が長くなる場合は、輸送管路5の適
所にもエアー放出弁を設けて、この弁を同時に開いて輸
送ガスを排出させる構成にすればブローアウトを有効に
防止できることはいうまでもない。
このようにして、エアー放出弁17が開かれた後は、輸
送管路5の始端に設けた蓋栓19を取り外して、第4a
図〜第4C図に示したような輸送栓14を装填する(ス
テップ1027)。
輸送栓14は、手動で栓19を開いて投入しても良く、
あるいは自動的に輸送管路5の始端より装填しても良い
。輸送栓14が輸送管路5の始端より装填された後は、
蓋栓19を閉じ、ノズル#2をONにして輸送栓14を
ガス圧で圧送する。かくして、輸送栓14は第5図に示
したように、輸送管路5内に残留した材料Pを押し出す
ようにして輸送管路5内を移送して、材料Pとともに捕
集器6に移送される。
この輸送栓14の移送時には、コントローラCでは、セ
ンサーLS5の検知信号を監視し、センサーLS5の検
知信号がONとなると、ノズル#2をOFFにして最終
パンチ輸送制御ルーチンを完了する(ステップ1028
→1030)。
第9図は、本発明方法における基本バッチ10送制御、
最終バッチ輸送制御時における貯蔵容器3内の圧力Pと
風iQの変化を示したものであるが、本発明方法では、
最終バッチ制御の完了時に風量の増大が抑制され、ブロ
ーアウトの発生がないことが理解されるはずである。
本発明方法は、所定量の材料を気力輸送する場合におい
て、所定量を複数回に区分して得られる複数バッチ量の
うちの最終バッチ分の輸送完了に生じるブローアウト、
材料の残留の問題を屏決することを技術的課題としたも
のであるため、途中における1バ・7千分の輸送方法は
、どのような方法であってもよい。
ここでは、第1図に示したシステムを用いて、lバッチ
分の輸送時に輸送管路の配管構成を選ぶことにより、水
平配管の輸送時に材料を長い柱状に形成する方法に適用
した例を示したが、本発明はこのような例に限られるこ
とはなく、基本バッチ輸送時におけるプラグの形成に輸
送栓を使用することを要旨とした先願発明(例えば、特
願昭61−251172号)で提案した方法を使用して
もよいことはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上の説明より理解されるように、本発明によれば、最
終バッチ輸送時の終了時におけるブローアウトの発生が
抑制され、しかも輸送管局内に残留した材料は輸送栓に
より完全に押し出されるために、貯蔵容器内に収容した
材料を破損なく、かつ1つの残りもなく輸送でき、した
がって、従来気力輸送が困難とされた薬錠剤の輸送に使
用でき、輸送効率を著しく向上できる。
また、本発明の装置によれば、システム内に設けた各セ
ンサーからの検知信号をコントローラで監視して材料補
給、材料輸送を自動的に行えるので、材料供給部と組合
わせて使用すれば、製造から輸送までの一連の制御が完
全無人化で行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明’AIの一例を示したシステム構成図
、第2図は輸送栓を投入可能とした輸送管路の構造を貯
蔵容器の一部とともに示した図、第3図は材料の水平配
管部における輸送時の状態を示した図、第4a図〜第4
C図は輸送栓の倒閣、第5図は輸送栓の動作説明図、第
6図は本発明における制御システム構成図、第7図は各
センサーと外部機器の動作関係を示したタイムチャート
、第8図は本発明の制御動作手順を示すフローチャート
、第9図は本発明の制御時における貯蔵容器内の圧力と
風量変化の説明図、第10図は従来のシステムの構成倒
閣、第11図は従来システム(こおける材料の水平配管
部の状態を示した図、第12図は従来システムにおいて
最終バッチ分の材料を気力輸送する場合における貯蔵容
器内の圧力と風景の変化を示す図である。 (符号の説明) 1・・・材料供給部 3・・・気密貯蔵容器 5・ ・↑0送管路 6・・・浦集器 A・・・材料補給手段 B・・・排気減圧手段 C・・・コントローラ D・・・ガス供給手段 LSI〜LS5・・・センサー 特許出願人 協和醗酵工業株式会社 特許出願人 株式会社 松井製作所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)材料供給部より供給される一定量の粉粒体材料を
    複数回に区分して気密貯蔵容器内に逐次補給し、該気密
    貯蔵容器内に所定量の粉粒体材料が補給される毎に、こ
    の気密貯蔵容器を気密状態に保持して、輸送ガスを供給
    することによって上記気密貯蔵容器内に収容された粉粒
    体材料を、上記気密貯蔵容器に接続した輸送管路内に圧
    送して該輸送管路の終端に設けた捕集器に順次気力輸送
    する方法において、 上記気密貯蔵容器内に収容された粉粒体材料の最終バッ
    チ分の全量が該気密貯蔵容器より上記輸送管路内に圧送
    された時に、上記輸送ガスの供給を停止すると同時に上
    記気密貯蔵容器を排気減圧し、 次いで、上記輸送管路の始端より輸送栓を差し入れ、輸
    送ガスを供給することにより上記輸送管路内に残存した
    最終バッチ分の粉粒体材料の残量を上記輸送栓とともに
    上記補集器に移送することを特徴とする粉粒体の高濃度
    気力輸送方法。
  2. (2)上限、下限レベル検出センサーを有した気密貯蔵
    容器、材料供給部より気密貯蔵容器に粉粒体材料を逐次
    補給する材料補給手段、該気密貯蔵容器と輸送管路を介
    して接続された捕集器、気密貯蔵容器の上記下限レベル
    検出センサーよりも下方部位と上記輸送管路の気密貯蔵
    容器の排出口に近接する部位に設けた材料検出センサー
    、上記気密貯蔵容器かつ/又は輸送管路の適所に設けた
    排気減圧手段、上記輸送管路の始端より輸送ガスを供給
    するガス供給手段、上記輸送管路内に密接する栓部を有
    し、上記輸送管路の始端より装填される輸送栓、及び上
    記各センサーの検知信号に応じて上記ガス供給手段、材
    料補給手段、上記排気減圧手段を制御するコントローラ
    を備えたことを特徴とする粉粒体の高濃度気力輸送装置
JP62154921A 1987-06-22 1987-06-22 粉粒体の高濃度気力輸送方法及びその装置 Expired - Fee Related JPH0829825B2 (ja)

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