JPH0129156Y2 - - Google Patents

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JPH0129156Y2
JPH0129156Y2 JP1981017011U JP1701181U JPH0129156Y2 JP H0129156 Y2 JPH0129156 Y2 JP H0129156Y2 JP 1981017011 U JP1981017011 U JP 1981017011U JP 1701181 U JP1701181 U JP 1701181U JP H0129156 Y2 JPH0129156 Y2 JP H0129156Y2
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JP
Japan
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molding
locking tool
mounting
insertion opening
longitudinal direction
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JP1981017011U
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JPS57130742U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車体側面の保護および装飾を兼ねて
用いられる自動車用サイドモールデイング、なか
でも合成樹脂製のサイドモールデイングに関す
る。
近年自動車用のこの種のサイドモールデイング
は従来の金属製モールデイングに代わり、各種の
熱可塑性樹脂の成形品が多用されており、特に最
近では車体保護の観点からより幅広のもの、ある
いはより断面形状の大きいモールデイングが求め
られるようになつた。合成樹脂製モールデイング
は、軽量性、緩衝性および加工容易性等の点で優
れた有利性を持つのであるが、モールデイングが
大型化すればそれだけ自重は増大しかつ外気温の
変化による収縮、膨張が大きくなる。このこと
は、この種のモールデイングの車体面への取付手
段をよりむずかしいものとする。すなわち、現在
多用されている接着テープ、粘着テープ等による
接着力、粘着力では脱落のおそれがあり、ボルト
等の固着手段ではモールデイングの熱変形に追従
することが困難となる。
この考案は、主としてこのような大型化する傾
向にあるサイドモールデイングをより有効な取付
構造によつて車体面に取り付けることができるモ
ールデイングの構造を提案しようとするものであ
つて、その要旨とするところは、モールデイング
本体の取付面に、係止具の挿入開口部とこれとモ
ールデイングの長手方向に連続して設けられてい
てその開口が狭小となつた係止具の係合部とから
なる係止具取付溝をモールデイングの長手方向中
央部を境として前記係止具取付溝における挿入開
口部と係合部の位置関係が互いに逆方向となるよ
うに少なくとも一対形成したことにある。
以下添付の図面に従つて実施例を説明すると、
第1図はサイドモールデイング20の長手方向の
一部を省略した取付面21側から見た斜視図であ
り、第2図,第3図および第4図は同図の2−2
線、3−3線、4−4線における断面図である。
図示したように、このサイドモールデイング20
は中空成形法によつて成形された中空形状のサイ
ドモールデイング20で、その裏面側が平滑な取
付面21に構成され、長手方向の中心に対してほ
ぼ対称位置に係止具取付溝25,25′が一対と
なるように設けられている。この係止具取付溝2
5は、実施例では第5図または第7図に示したよ
うな別成形された溝ピース35,36をモールデ
イング本体20の成形時に所定位置に嵌挿し一体
に接合することによつて形成されている。
係止具取付溝25の構成は、第1図および第2
図ないし第3図から理解されるように、係止具の
挿入開口部26とこれとモールデイングの長手方
向に連続して設けられた係止具の係合部27とか
らなる。この取付溝25は、後述するように車体
面とモールデイングとを係止する係止具を、その
挿入開口部26よりモールデイング取付面内に差
込み、該係止具をモールデイングの長手方向に滑
動せしめて係合部27へ移動し係着固定せしめる
ものである。従つて、係止具取付溝25の挿入開
口部26は係止具の頭部が挿入できる大きさの凹
部26aとなり、一方の係合部27は該頭部が装
着できる大きさの中空部27aと、該頭部を固定
しかつ係止具の首部が外方に突出できる狭小開口
27bとを備えることになる。このような構成か
らなる取付溝25、特にその係止狭小部27はモ
ールデイング本体20の成形と同時に成形するこ
とが一般には困難であるので、通常第5図および
第7図に示したような溝ピース35,36をあら
かじめ別工程で成形しておき、これをモールデイ
ング本体の成形時にインサートして一体に埋設す
るのが便宜である。第5図に示したピース35は
取付溝全体を構成するピースで、第7図に示した
ピース36が係止狭小部を構成するためのピース
であつて、これらの断面図は、第6図,第8図に
示される。これらのピース35,36は、通常モ
ールデイング本体20を構成する樹脂と同種かま
たは相溶性のよい樹脂によつて成形され、その接
着面となる部分を粗としておいて本体樹脂と機械
的に結合接着させることも好ましいことである。
この係止具取付溝25は、モールデイング本体
の取付面21の長手方向に対となるように、好ま
しくはその長手方向の中央に対して対称になるよ
うに少なくとも一対以上形成される。第9図の実
施例では、二組の対となつた係止具取付溝25,
25′、25A,25A′を形成したサイドモール
デイング20Aを示したが、モールデイングの長
さと取付強度に対応して三組以上としてもよい。
一対の取付溝がモールデイングの長手方向に対し
て対称になるということは、モールデイング長手
方向の中央線Lから等間隔をもつて対の係止具取
付溝25,25′、25A,25A′が位置し、か
つその挿入開口部26と係合部27との位置関係
が互いに逆方向となることを意味する。第1図お
よび第9図の実施例では、取付溝の係合部27が
外側、すなわちモールデイング本体両端部方向と
なるように配置されているが、この位置関係は逆
であつてもよい。第12図の実施例では該係合部
27,27′が内側、すなわち中央線L方向にな
るように配置されている。
なお、符号30として示すのは固定ボルトで、
これは第1図にも示したように、モールデイング
取付に際しての位置決めとなるものである。従つ
て、この固定ボルト30は、第1図のようにモー
ルデイング本体の長さ方向の中央に1本、あるい
は第9図のように中央部分に2本程度突設される
のが通常である。もちろん、この固定ボルト30
の存在は必ずしも必要とされるものではなく、第
12図に示したような固定ボルトのないモールデ
イング20Bも可能である。
なお、モールデイングの位置決めに関しては、
必要に応じ車体側から固定ボルトが立設されたり
あるいは両面粘着テープ等が用いられることがあ
る。
次に第10図および第11図について、この考
案のサイドモールデイングの取付構造とともに作
用効果を説明すると、第10図はこの考案に係る
サイドモールデイング20を自動車の側面パネル
45に取り付けた状態を示す要部の断面図で、第
11図は同図の11−11線における断面図を示
す。図中符号40として示すのが係止具であつ
て、実施例では頭部41に係合部を有し弾発性の
ある脚43が首部42を介して一体に形成された
合成樹脂製のクリツプである。この取付構造にお
けるクリツプ40等の係止具は、あらかじめモー
ルデイング取付溝25,25′…に係合されてい
る場合と、被取付面である車体面45の孔46に
嵌め込まれている場合とがある。前者の場合にあ
つては、既に述べたように、クリツプ40の頭部
41をモールデイング20の取付溝25の挿入開
口部26に挿入ししかる後係合部27へ移動させ
てクリツプ40をモールデイング取付面21に係
着し、該取付面21から突出するクリツプ40の
脚43を車体面45の孔46に嵌合することによ
つてモールデイングが車体に取り付けられる。後
者の場合には、クリツプ40の脚43を車体面4
5の孔46にあらかじめ嵌め込んだ後、該クリツ
プ40の頭部41にモールデイングの取付溝25
の挿入開口部26をあてがいつつ挿入し、その後
にモールデイングを係合部27方向へ移動させて
係合する。モールデイング本体の可撓性および取
付部位等の状況によつて上記いずれかの手段が選
択される。なお、第1図または第9図のように、
モールデイングの中央位置に位置決めボルト30
が設けられている場合には、該ボルトによつて中
央部の固定がなされた後に係止具による係着が行
なわれることは当然である。
上述したように、この考案のモールデイングに
あつては、係止具の取付部を溝構造としたため
に、モールデイング本体の成形に伴なう熱履歴等
によつて生ずるその長手方向の伸縮に対して十分
追従することができるとともに、モールデイング
と車体面との確実な固定が得られる。また、この
取付溝を一対以上設けることによりモールデイン
グの伸縮に対応する溝の長さは中央から片側部分
だけの熱伸縮を考慮すればよいので約半分とする
ことができ、その伸縮の差が大きい場合にあつて
も取付面からのモールデイングの脱落のおそれは
ほとんど解消することができる。さらに、この取
付溝がモールデイングの中央部に対して対称に配
置されている場合には、上述した熱伸縮は中央部
から両端部方向へほぼ同一の条件で生ずるので、
取付溝の設計が容易となり、かつその取付強度も
安定する。このようにこの考案にあつては、モー
ルデイングの熱伸縮に対して十分対処できる構造
であるから、特に大型サイドモールデイングに有
利である。なお、実施例では内部が中空なモール
デイングについて説明したが、中実なモールデイ
ングに対しても応用できることはいうまでもない
ことである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すサイドモー
ルデイングの一部を省略した取付面側から見た斜
視図、第2図はその2−2線における断面図、第
3図は同じく3−3線の断面図、第4図は同じく
4−4線の断面図、第5図は溝ピースの一例を示
す斜視図、第6図はその6−6線の断面図、第7
図は溝ピースの他の例を示す斜視図、第8図はそ
の8−8線の断面図、第9図はサイドモールデイ
ングの他の実施例を示す取付面側の平面図、第1
0図は取付構造を示す要部の断面図、第11図は
第10図の11−11線における断面図、第12
図はサイドモールデイングの他の実施例を示す取
付面側の平面図である。 20,20A,20B……サイドモールデイン
グ、21……取付面、25……係止具取付溝、2
6……挿入開口部、27……係合部、30……位
置決めボルト、40……クリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モールデイング本体の取付面21に、係止具の
    ための挿入開口部26とこれとモールデイングの
    長手方向に連続して設けられていてその開口が狭
    少となつた係止具の係合部27とからなる係止具
    取付溝25を、モールデイングの長手方向中央部
    を境として前記係止具取付溝における挿入開口部
    26と係合部27の位置関係が互いに逆方向とな
    るように少なくとも一対形成したことを特徴とす
    る自動車用サイドモールデイング。
JP1981017011U 1981-02-09 1981-02-09 Expired JPH0129156Y2 (ja)

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JP1981017011U JPH0129156Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09

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JP1981017011U JPH0129156Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09

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JPS57130742U JPS57130742U (ja) 1982-08-14
JPH0129156Y2 true JPH0129156Y2 (ja) 1989-09-05

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JPS5531731B2 (ja) * 1975-12-27 1980-08-20

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