JPH0128974B2

JPH0128974B2 -

Info

Publication number: JPH0128974B2
Application number: JP58116386A
Authority: JP
Inventors: Fumio Asaka
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-06-28
Filing date: 1983-06-28
Publication date: 1989-06-07
Also published as: JPS607517A

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は文書の校正・編集機能を有する文書
作成装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

一般に日本語ワードプロセツサ等の文書作成装
置は、(i)文書入力機能、(ii)校正・編集機能、(iii)文
書保存機能、(iv)印刷機能などを有している。上記
(ii)の校正・編集機能による文書の効正・編集は、
該当文書を表示装置に表示し、操作者が表示画面
を目視しながら必要なキー操作を施すことにより
行なわれる。

校正・編集機能によつて実現される具体的な機
能の一つに訂正機能がある。訂正機能とは、表示
装置に表示されている文書中の任意の文字列が訂
正対象文字列として指定された場合に、逐次入力
される訂正文字により文書の訂正を行なう機能の
ことである。従来、文書訂正のためにカーソル操
作などにより訂正対象文字列を表示画面上で指定
して訂正文字を逐次入力すると、表示装置に表示
されている文書は訂正文字が何文字か入力された
時点で次のように変化していた。まず訂正対象文
字列が削除され、すなわち字詰めされ、訂正対象
文字列の先行文字列と後続文字列との間に何文字
かの訂正文字が挿入される。以後、挿入された訂
正文字列と後続文字列との間に、訂正文字（訂正
文字列）が逐次挿入される。したがつて、訂正入
力中は操作者は訂正対象文字列を確認することが
できなかつた。このため訂正対象文字列に対する
訂正文字列の位置関係、文字数の関係等の把握が
困難であり、期持する文章レイアウトが簡単に作
成できなかつた。また、訂正対象文字（訂正文字
列）として使用したい場合にも、操作者の記憶力
に頼らなければならなかつた。

〔発明の目的〕

この発明は上記事情に鑑みてなされたものでそ
の目的は、訂正対象文字列を確認しながら文書訂
正作業が行なえ、しかも訂正済み文字と未訂正文
字とが容易に識別できる文書作成装置を提供する
ことにある。

〔発明の概要〕

この発明の文書作成装置は、表示装置に表示さ
れている文書中の文字列を訂正対象文字列として
指定する訂正対象文字列指定手段とこの文字列の
訂正機能の終了を指示する指示手段とを備え、前
記終了指示手段からの終了指示に伴い、訂正対象
文字列指定後に逐次入力される訂正文字により、
前記訂正対象文字列をこれら訂正文字からなる訂
正文字列に訂正する訂正処理手段を持つ。そして
この訂正処理手段は、まず、前記訂正文字が入力
されるごとに前記訂正対象文字列の始めの文字か
ら順番に入力された訂正文字に置き換えて表示し
ていく。そして、前記訂正文字の入力が進んで前
記指定手段により指定されている訂正対象文字列
の最後の文字まで前記訂正文字に置き換えられた
ときに、前記訂正処理手段は、以降入力される訂
正文字を前記終了指示手段からの終了指示がある
まで前記訂正対象文字列の後の文字位置に挿入し
ていく。一方、前記終了指示手段からの終了指示
があつたときに訂正対象文字列の最後の文字まで
訂正文字に置き換えられていない場合には、前記
処理手段は置き換えられていない訂正対象文字を
削除し、前記訂正処理対象文字列に続く文字列を
字詰めする。

〔発明の実施例〕

第１図はこの発明の一実施例に係る文書作成装
置、例えば日本語ワードプロセツサの構成を示す
ブロツク図である。同図において数字１１で示さ
れる入力装置は、操作者の入力操作に応じて文字
列入力、訂正入力指示、訂正対象文字列指示、改
行指示、カーソル位置、訂正終了指示などの情報
を発生する。入力装置１１から発生される情報は
文字列作成部１２に供給される。文字列作成部１
２は入力装置１１からの指示に従つて文字列（文
書）の作成、作成された文字列の校正・編集を行
なう。文字列作成部１２によつて作成、或いは校
正・編集された文字列は文字列メモリ１３に格納
される。文字列メモリ１３に格納されている文字
列は表示制御部１４の制御により表示装置１５に
表示される。なお、プリンタ装置などは省略され
ている。

次に、この発明の一実施例の動作を第２図乃至
第９図を適宜参照して説明する。まず、文字列
（文書）作成の動作を簡単に説明する。操作者が
入力装置１１を操作してカーソル位置を表示装置
１５の表示画面の例えば第１行目、第１列目に移
動した後、文字列「012345678901…」を入力し、
第１行目の文字列入力終了を指示するために改行
指示を行なつたものとする。以降、同様にして第
２行目の文字列「…」、第３行目の文字列「…オ
ン。Ａ…」、…が入力されたものとする。しかし
て文字列作成部１２は入力装置１１より入力され
た文字列のコード列を文字列メモリ１３に第２図
に示す如く格納する。また文字列作成部１２は文
字メモリ１３の内容を表示制御部１４に転送し、
表示制御部１４の制御により表示装置１５に、作
成された文字列（文書）を表示させる。第２図の
文字列メモリ１３の内容に対する表示装置１５の
表示内容を第３図に示す。

次にこの発明に直接関係する訂正処理について
説明する。今、上述の如く作成された文字列（文
書）の一部を訂正したいものとする。この場合、
操作者は入力装置１１の例えば訂正キー（図示せ
ず）を操作して訂正入力指示を与える。文字列作
成部１２は入力装置１１からの訂正入力指示を検
出すると訂正モードとなり、第４図のフローチヤ
ートで示される訂正処理ルーチンの実行状態とな
る。この状態で操作者は、入力装置１１の例えば
カーソル移動キー（図示せず）を操作して、表示
装置１５の文字列表示内容（第３図参照）のうち
の所望の文字列、例えば文字列「012…オン」の
先頭文字「０」と最終文字「ン」に順にカーソル
を移動する。すなわち操作者は文字「０」から始
まり文字「ン」で終る文字列「012…オン」を訂
正対象文字列として指定する。

文字列作成部１２は第４図のフローチヤートの
ステツプS1に示すように指定された訂正対象文
字列の先頭文字「０」および最終文字「ン」に所
定の表示修飾、例えば反転表示修飾を施す。また
文字列作成部１２は同じくステツプS1に示すよ
うに先頭文字「０」にカーソルを移動する。この
状態を第５図に示す。第５図において、符号ａは
カーソル指示され、かつ反転表示された文字（訂
正対象文字列の先頭文字「０」）を示し、符号ｂ
は反転表示された文字（訂正対象文字列の最終文
字「ン」）を示す。なお、この例では、カーソル
はブリンク（点滅）表示される。次に文字列作成
部１２は訂正対象文字列の先頭文字「０」および
最終文字「ン」の文字列メモリ１３内格納アドレ
スMA_S、MA_Eを求める（ステツプS2）。そして文
字列作成部１２はアドレスMA_Sを次に入力され
る訂正文字の格納アドレスMAとして設定する
（ステツプS3）。この状態で操作者が例えば訂正
文字列「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「。
」、
「か」、「き」、「く」、「け」、「こ」の先頭文字「
あ」
を入力操作し、この旨を文字列作成部１２が第４
図に示すステツプS4で検出すると、アドレスMA
が上記アドレスMA_Eより大きいか否かの判別を
行なう（ステツプS5）。このステツプS5により、
訂正対象文字列の最終文字（この例では「ン」）
が訂正文字に置き換えられているか否かが判別さ
れる。この例のようにMAがMA_Eより大きくな
い場合にはステツプS5での判別結果はNO判別と
なり、文字列作成部１２は次のステツプS6〜S8
を実行する。

まず、ステツプS6では、文字列メモリ１３の
アドレスMAで示される領域に訂正文字（この例
では「あ」）を書き込む処理が行なわれる。すな
わち、文字列メモリ１３のMA番地に格納されて
いた訂正対象文字（この例では先頭の訂正対象文
字「０」が訂正文字（「あ」）に置き換え（書き換
え）られる。次のステツプS7では、表示装置１
５に表示されていた該当する訂正対象文字
（「０」）が上記訂正文字（「あ」）に置き換えられ、
かつ当該訂正文字（「あ」）が例えば高輝度表示さ
れる。なお、この表示文字の置き換えは、表示制
御部１４内の図示せぬリフレツシユコードメモリ
に格納されていた訂正対象文字（「０」）を訂正文
字（「あ」）に書き換えることによつて行なわれ
る。また、ステツプS7では、カーソルが次の文
字位置（この例では訂正対象文字「１」）に移動
される。そして、次のステツプS8ではアドレス
MAがインクリメントされる。以下、後続の訂正
文字「い」、「う」、「え」、「お」、「。」、「か」
、
「き」、「く」、「け」、「こ」が逐次入力され、この
旨がステツプS4で検出され、かつステツプS5で
MAがMA_Eより大きくないこと（MA≦MA_E）
が検出されるごとに上述のステツプS6〜S8が実
行される。訂正文字「こ」が入力され、ステツプ
S6が実行された後の文字列メモリ１３の内容を
第６図に示し、同じくステツプS7が実行された
後の表示装置１５の表示内容を第７図に示す。第
７図において、符号ｃは反転表示かつ高輝度表示
された文字（訂正文字列の先頭文字「あ」）を示
し、符号ｄは高輝度表示された文字（訂正文字列
の先頭文字を除く訂正文字「い」、「う」、「え」、
「お」、「。」、「か」、「き」、「く」、「け」、「
こ」）を
示す。また、符号ｅはカーソル指示された文字
（この例では次の訂正対象文字「１」）を示す。な
お、符号ｂは前述したように反転表示された文字
（訂正対象文字列の最終文字「ン」）を示す。

このように、この実施例によれば、訂正対象文
字列の先頭文字（但し、訂正文字入力後は訂正文
字列の先頭文字）と最終文字とが訂正モードの期
間中反転表示されるので、訂正対象文字列の配列
が常に確認できる。また、入力された訂正文字は
訂正対象文字列中の該当文字にオーバーライトさ
れ、かつ、高輝度表示されるので、訂正済み文字
（文字列）と（訂正対象文字列中の）未訂正文字
（文字列）とを識別しながら訂正作業が行なえる。

操作者は訂正文字列の入力を終了すると入力装
置１１を操作して訂正終了表示を与える。文字列
作成部１２は、この旨を第４図のフローチヤート
のステツプS9で検出すると、前記ステツプS5と
同様にアドレスMAがアドレスMA_Eより大きい
か否かの判別を行なう（ステツプS10）。この例
のようにMA＜MA_Eの場合、或いはMA＝MA_E
の場合、すなわち訂正対象文字列の最終文字
（「ン」）が訂正文字に置き換えられていない場合、
文字列作成部１２は訂正対象文字列に後続する訂
正対象外文字列を訂正対象文字列中の未訂正文字
列分だけ字詰めする（ステツプS11）。具体的に
は、文字列作成部１２は文字「。」を先頭とする
訂正対象外文字列（「。」、「Ａ」、…）を文字列メ
モリ１２のMA番地から始まる領域に移動する。
この状態における文字列メモリ１３の内容を第８
図に示す。次に文字列作成部１２はステツプS11
で更新された文字列メモリ１３の内容に従つて表
示制御部１４内のリフレツシユコードメモリ（図
示せず）の内容を書き換え、かつ訂正対象文字列
の先頭および最終位置を示す表示修飾（反転表
示）、並びに訂正文字を示す表示修飾（高輝度表
示）を解除する（ステツプS12）。この状態にお
ける表示装置１５の表示内容を第９図に示す。

ところで上述の実施例では、訂正文字数が訂正
対象文字数より少ない場合について説明したが、
訂正文字数が訂正対象文字数より多い場合にも同
様に実施できる。但し、一部の動作が異なるの
で、これについて説明する。訂正文字数が訂正対
象文字数より多い場合、訂正対象文字列の最終文
字が訂正文字に置き換えられた次のサイクルでの
ステツプS5での判別結果はYES判別（MA＞
MA_E）となる。この場合、文字列作成部１２は
後続する訂正対象外文字列を文字列メモリ１３内
で１文字分だけ後にずらし（ステツプS13）、し
かる後ステツプS6を実行する。すなわち文字列
作成部１２は、最終の訂正対象文字が訂正文字に
置き換えられた後は以降の訂正文字を挿入文字扱
いする。文字列作成部１２はステツプS6を終了
すると、当該ステツプS6で更新された文字列メ
モリ１３の内容に従つて表示制御部１４内のリフ
レツシユコードメモリの内容を書き換え、訂正済
み文字列と後続する訂正対象外文字列との間に新
たな訂正文字を高輝度にて挿入表示する（ステツ
プS7）。また、訂正文字数が訂正対象文字数より
多い場合（或いは等しい場合）には、訂正終了指
示後のステツプS10での判別結果はYES判別
（MA＞MA_E）となる。この場合、ステツプS11
での字詰め処理を行なわずに直接ステツプS12が
実行される。

なお、前記実施例では、文字訂正のために入力
装置から入力される文字を訂正文字として説明し
たが、仮名（或いはローマ字）漢字変換などによ
り入力装置からの入力文字と文字列メモリ（表示
装置）への入力文字とが不一致となる場合を考慮
し、後者の入力文字を訂正文字として扱えば一般
性を失わない。また、前記実施例では、１文字入
力ごとに文字列メモリおよび表示メモリの内容を
変えるものとして説明したが、これに限るもので
はない。また、表示修飾内容についても前記実施
例に限るものではない。また、この発明は英文ワ
ードプロセツサなどの文書作成装置にも同様に応
用できる。

〔発明の効果〕

以上詳述したようにこの発明によれば、訂正中
に訂正対象文字列を確認でき、訂正文字列と他の
文字列との位置関係、訂正対象文字列との文字数
との関係が訂正文字入力中に逐次把握できるよう
にしている。更に、訂正入力文字を他の文字と表
示形態を異ならせて表示することにより、訂正済
み文字と未訂正文字とが容易に識別できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る日本語ワー
ドプロセツサの構成を示すブロツク図、第２図は
訂正入力指示直前の文字列メモリの内容を示す
図、第３図は訂正入力指示直前の画面表示内容を
示す図、第４図は訂正処理ルーチンのフローチヤ
ート、第５図は訂正対象文字列指示直後の画面表
示内容を示す図、第６図は訂正終了指示直前の文
字列メモリの内容を示す図、第７図は訂正終了指
示直前の画面表示内容を示す図、第８図は訂正終
了指示直後の文字列メモリの内容を示す図、第９
図は訂正終了指示直後の画面表示内容を示す図で
ある。１１……入力装置、１２……文字列作成部、１
３……文字列メモリ、１５……表示装置。

Claims

【特許請求の範囲】１表示装置に表示されている文書中の任意の文
字列を訂正対象文字列として指定する訂正対象文
字列指定手段とこの文字列の訂正機能の終了を指
示する指示手段とを備え、前記終了指示手段から
の終了指示に伴い、訂正対象文字列指定後に逐次
入力される訂正文字により、前記訂正対象文字列
をこれら訂正文字からなる訂正文字列に訂正する
訂正処理手段を持つた文書作成装置において、前記訂正処理手段は、 (a) 前記訂正文字が入力されるごとに前記訂正対
象文字列の始めの文字から順番に入力された訂
正文字に置き換えて表示し、 (b) 前記訂正文字の入力が進んで前記指定手段に
より指定されている訂正対象文字列の最後の文
字まで前記訂正文字に置き換えられたときに、
以降入力される訂正文字を前記終了指示手段か
らの終了指示があるまで前記訂正対象文字列の
後の文字位置に挿入していくとともに、 (c) 前記終了指示手段からの終了指示があつたと
きに訂正対象文字列の最後の文字まで訂正文字
に置き換えられていない場合には、置き換えら
れていない訂正対象文字列を削除し、前記訂正
対象文字列に続く文字列を字詰めすることを特徴とする文書作成装置。２前記訂正処理手段は、前記訂正文字を前記訂
正対象文字列の文字に置換えて表示するか、又
は、訂正対象文字列の後の文字位置に挿入してい
くのに際し、前記訂正文字を他の文字とは区別し
て表示することを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の文書作成装置。