JP2001282791A - 機械翻訳装置 - Google Patents

機械翻訳装置

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JP2001282791A
JP2001282791A JP2000090901A JP2000090901A JP2001282791A JP 2001282791 A JP2001282791 A JP 2001282791A JP 2000090901 A JP2000090901 A JP 2000090901A JP 2000090901 A JP2000090901 A JP 2000090901A JP 2001282791 A JP2001282791 A JP 2001282791A
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Hiroko Nozawa
裕子 野沢
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 翻訳結果の挿入時にも第1言語文の入力に集
中でき、翻訳後の編集作業を減少させる事で翻訳作業全
体の効率を向上させることのできる機械翻訳装置を提供
すること。 【解決手段】 クリップボードを介して翻訳を行う機械
翻訳装置であって、表示画面を第1言語文書を表示する
第1表示エリアと翻訳結果を表示する第2表示エリアと
に分割して、それぞれ独立に表示させる。第1表示エリ
アと第2表示エリアをいずれを上に表示させるかは、使
用者によって選択できる。また、翻訳指定された指定文
字列の後に入力された文字以外のコードが挿入位置情報
として記憶手段に記憶され、その挿入位置情報に基づい
て次回の翻訳結果を挿入する挿入位置が決定される。さ
らに、第2言語が文間にスペースが必要な言語であれ
ば、前回挿入した翻訳結果の後にスペースを挿入して、
その後に今回の翻訳結果が挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第1言語のテキ
ストを第2言語に翻訳する機能とワードプロセッサ等の
文書編集機能とを備えた機械翻訳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機械翻訳装置としては、例えば、
対訳翻訳機能を持つものがある。これは、表示画面を左
右2つに分けて、一方の表示エリア(例えば、左側の表
示エリア)に第1言語文、他方の表示エリア(例えば、
右側の表示エリア)に第2言語文が表示されるものであ
る。この機能を使用して翻訳すると、元の第1言語文に
設定されていた種々の書式や形式等が、第2言語文では
失われているので、改めて設定する必要がある。
【0003】これに対して、第1言語文に設定されてい
る書式等を有効とするために同一文書中に翻訳結果を挿
入しようとする場合は、ワープロ機能等を使用して第1
言語で編集中の文書の一部を第2言語に翻訳する機能と
して、クリップボード等の一時的なバッファを介して行
われるものがある。翻訳しようとする範囲の第1言語の
文字列をクリップボードにカットあるいはコピーして、
このクリップボードにコピーされた文字列に対して翻訳
機能によって翻訳作業が行われるものである。翻訳作業
が終了すると翻訳結果がクリップボードに返されるの
で、使用者がペーストしたい位置をカーソルで指定する
ことで、元の第1言語による文書の希望の位置に翻訳結
果を取り込むことができる。
【0004】しかし、例えば使用者がワープロ機能で第
1言語の文書の作成や編集を続けながら並行してその一
部の翻訳を行う場合、カーソルはその時に編集中の文書
位置にあり、一般に翻訳結果の取込み希望位置とは異な
る場合が多い。翻訳作業にはある程度の時間がかかるの
で、翻訳作業が終了したときには元の第1言語の文字列
位置からも離れていることが多い。そのため、翻訳結果
のペーストのために一旦文書編集作業を中断しカーソル
の移動をしてペーストし、その後再び作業位置までカー
ソルの移動をする必要があった。それに対して、翻訳結
果をクリップボードに返すのでなく、元の文字列の先頭
位置から自動的に挿入するソフトウエアが提案されてい
る。
【0005】例えば、(1)特開平8−16416号公
報では、元の文書中から指定した範囲の文字列の先頭位
置情報を記憶しておき、翻訳結果をその位置から複写す
るシステムが提案されている。また例えば、(2)特開
平9−114835号公報では、元の文字列の位置範囲
を記憶しておき、翻訳結果がその中に入るように文字ピ
ッチや文字サイズを算出して挿入するシステムが提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の機械翻訳装置による自動挿入では、いずれも翻訳結
果の挿入位置が元の文字列位置に限定されている。ま
た、特開平8−16416号公報のシステムでは、第1
言語と第2言語で文字数が異なるため、翻訳結果の挿入
とともに文書の配置が変更され、レイアウトが変わって
しまう事が多い。また、挿入によって自動的に表示画面
上の作業箇所が移動するため目に負担がかかるという問
題点があった。
【0007】また、特開平9−114835号公報のシ
ステムでは、作業箇所が移動することはないが、文字ピ
ッチや文字サイズが自動的に変更されているので、元の
第1言語文書中で設定された文字ピッチや文字サイズが
望ましい場合には再びその部分に変更を加える必要があ
り、作業が繁雑となるという問題点があった。
【0008】一方、文書編集の作業内容は様々であり、
元の文字列位置とは異なった位置に翻訳結果を挿入した
い場合も多い。例えば、その部分だけを別の文書で使用
したい場合や、第2言語の部分は注釈として欄外に記入
したい場合等である。また、第1言語の文書を入力しな
がら少しずつ第2言語に翻訳し、その結果を確認しつつ
続きを入力するという場合や、第1言語の文書も保存し
ておくことが望ましい場合には、従来のように元の文字
列位置に挿入することができない。これらの場合には、
クリップボードに出力される翻訳結果のコピー先を、従
来のようにカーソル移動によって指定する必要があっ
た。特に、このような場合では、文書の編集作業位置か
ら離れた箇所に挿入したいことが多く、カーソルの移動
量が大きくなりがちであり再び元の作業位置にカーソル
を戻す手間も大きかった。しかも、翻訳結果の挿入の度
に思考が分断され、第1言語文書の作成の能率が低下す
るおそれがあった。
【0009】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、翻訳結果の挿入時にも第1言語
文の入力に集中でき、翻訳後の編集作業を減少させる事
で翻訳作業全体の効率を向上させることのできる機械翻
訳装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、第1言語の文書から所望
の指定文字列を指定してクリップボードに取り込む文字
列指定手段と、文字列指定手段によって取り込まれた指
定文字列を第2言語に翻訳してクリップボードに返す翻
訳手段と、翻訳手段によって翻訳された翻訳結果文字列
を文書に挿入する挿入手段とを有する機械翻訳装置にお
いて、第1言語の文書を表示する第1表示エリアと翻訳
結果文字列を表示する第2表示エリアとを独立して上下
2段に表示する表示手段を備え、挿入手段は、翻訳結果
文字列を第2表示エリアに順次挿入することを特徴とす
る。
【0011】上記発明の構成によれば、使用者によって
順次入力される第1言語の文書の内、1つの文章に対応
する指定文字列が文字列指定手段によってクリップボー
ドに取り込まれ、翻訳手段によって第2言語に翻訳され
て再びクリップボードに返される。また、表示手段にお
ける表示エリアは各言語文用に分割され、上下2段に表
示される。第1言語の文書は分割された表示エリアのう
ち第1表示エリアに表示され、クリップボードに返され
た翻訳結果文字列は挿入手段によって第2表示エリアに
順次挿入される。従って、第1言語文書の表示位置と第
2言語に翻訳された翻訳結果文字列の表示位置とは互い
に独立しており、翻訳結果文字列の挿入によって第1言
語文書の表示が影響を受けることはない。
【0012】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1表示
エリアを下側に、第2表示エリアを上側に表示する第1
表示モードと、第1表示エリアを上側に、第2表示エリ
アを下側に表示する第2表示モードとを選択的に切り換
えるモード切り換え手段を備えたことを特徴とする。
【0013】上記発明の構成によれば、モード切り換え
手段によって、第1表示エリアと第2表示エリアの表示
位置が切り換えられる。従って、第1言語文書と第2言
語文書の上下を使用者の好みの配置に設定することがで
きる。例えば、第1表示モードに切り換えられて第2表
示エリアが上側に、第1表示エリアが下側に表示される
場合には、第2表示エリアが略使用者の目線の高さに合
致することから、第2表示エリアに表示される翻訳結果
文字列の確認作業を容易に行うことができる。また、第
2表示モードに切り換えられて第2表示エリアが下側
に、第1表示エリアが上側に表示される場合には、第2
表示エリアが入力装置としてのキーボードに近接して表
示されることから、特に、キーボード上の各キーを見な
がら文字等の入力を行う初心者にとって、第2表示エリ
アに表示される翻訳結果文字列の確認作業を容易に行う
ことができる。
【0014】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の発明は、請求項2に記載の発明において、文字列指
定手段により指定された指定文字列の後に入力された文
字コード以外の所定コードを、第2表示エリアに挿入さ
れる各翻訳結果文字列毎の挿入位置情報として記憶する
記憶手段を備え、挿入手段は、記憶手段に記憶された挿
入位置情報に基づいて各翻訳結果文字列を挿入すること
を特徴とする。
【0015】上記発明の構成によれば、指定文字列の後
に入力された文字以外の所定コードが翻訳結果文字列の
挿入位置情報として記憶手段に記憶される。例えば、1
文が指定され翻訳されている間に続けて入力された改行
コード等の所定コードが記憶される。次回の翻訳が終了
して挿入手段によって翻訳結果文字列が第2表示エリア
に挿入されるときに、記憶手段に記憶された所定コード
が挿入位置情報として使用される。従って、第1言語文
の入力時に入力された所定コードも翻訳結果に生かされ
ることとなり、これにより第1言語文の各文章と第2言
語文の翻訳結果文字列との対応関係が明確となって、確
認作業を容易にすることができる。
【0016】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の発明は、請求項3に記載の発明において、挿入手段
は、翻訳手段を介して前回に翻訳された翻訳結果文字列
に対応して記憶手段に記憶されている指定文字列の挿入
位置情報に基づいて、今回に翻訳された翻訳結果文字列
の第2表示エリアにおける挿入位置を決定して挿入する
ことを特徴とする。
【0017】上記発明の構成によれば、前回翻訳された
指定文字列の挿入位置情報を使用して、今回の翻訳結果
文字列の挿入位置が決定される。従って、前回翻訳され
た指定文字列の後で入力された所定コードが、今回の翻
訳結果文字列の挿入位置の決定に使用される。これによ
り、各指定文字列と翻訳結果文字列との対応関係を明確
化することができる。
【0018】上記目的を達成するために、請求項5に記
載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明におい
て、記憶手段に記憶される所定コードは、翻訳結果文字
列の末尾に付加されるスペースコード、改行コード又は
タブコードであることを特徴とする。
【0019】上記発明の構成によれば、所定コードとし
て、スペースコード、改行コード又はタブコードが考慮
される。従って、前回の指定文字列の後で入力されたス
ペース、改行、又はタブが今回の翻訳結果を挿入すると
きに復元され、第1文書における文章の配置関係が翻訳
結果文字列の配置関係にそのまま反映されることとな
り、両者の対応関係を明確化して確認作業が容易とな
る。
【0020】上記目的を達成するために、請求項6に記
載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明にお
いて、第2言語の種類に対応して各翻訳結果文字列の間
にスペースが必要かどうかを判定する判定手段を備え、
挿入手段は、判定手段を介して各翻訳文字列の間にスペ
ースが必要であると判定された場合に、前回の翻訳結果
文字列の後にスペースを挿入した後今回の翻訳結果文字
列を挿入することを特徴とする。
【0021】上記発明の構成によれば、言語の種類によ
って必要となる文章間のスペースが、翻訳言語である第
2言語で必要であるかどうかが判定手段によって判定さ
れ、必要であれば、翻訳結果文間にスペースが挿入され
る。従って、翻訳結果を見直して文毎にスペースを入れ
る必要はない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の機械翻訳装置を
具体化した一実施の形態について説明する。図1は、本
実施の形態の機械翻訳装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0023】本実施の形態の機械翻訳装置1は、図1に
示すように、コンピュータから構成される主制御装置1
0、マウスやキーボード等の入力装置20、CRT等の
表示装置30、レーザープリンタ等の印刷装置40、H
DDやCD−ROM等の外部記憶装置50から構成され
る。外部記憶装置50には、基本辞書51や翻訳辞書5
2等が記憶されている
【0024】主制御装置10は、機械翻訳装置1全体の
制御を司るCPU11、各種プログラム等を記憶するR
OM12、一時的な記憶領域等が設けられるRAM1
3、外部機器との通信制御を行うI/O制御部14がバ
ス等によって互いに接続されている。各外部機器である
入力装置20、表示装置30、印刷装置40、外部記憶
装置50は、I/O制御部14を介してそれぞれ主制御
装置10に接続され、CPU11によって制御されてい
る。
【0025】ROM12には、機械翻訳装置1全体の動
作を制御する全体制御部61、第1言語の文字列を第2
言語に翻訳する翻訳部62、文書の編集を行う編集部6
3、翻訳結果を文書に挿入する挿入部64等のプログラ
ムが格納されている。RAM13には、範囲指定された
文字列を一時的に保存しておくクリップボード記憶領域
65、指定された挿入位置を保存しておく挿入位置記憶
領域66、翻訳対象文字以外のキー入力を記憶する特殊
文字記憶領域67、翻訳実行した順を記憶する文番号記
憶領域68、各種ワークエリア等が設けられている。
【0026】ここで、本実施の形態では入力装置20が
請求項1に記載の文字列指定手段と請求項2に記載のモ
ード切り換え手段を構成する。また、特殊文字記憶領域
67が請求項3に記載の記憶手段に相当する。
【0027】次に、本実施の形態の機械翻訳装置1の動
作について、図2,3,4のフローチャートを使用して
説明する。図2は機械翻訳装置1の全体の動作を示すフ
ローチャートであリ、図3はキー入力ルーチンの動作を
示すフローチャート、図4は翻訳結果挿入ルーチンのフ
ローチャートである。
【0028】図2に示すように、まず翻訳を実行する前
に、使用者は入力装置20を操作して挿入部64を動作
させ、翻訳結果を元の文書に挿入する初回挿入位置を設
定する(ステップ1、以下ステップをSと略記する)。
この時、CPU11は、使用者の指示によって挿入位置
記憶領域66に挿入位置を記憶し(S2)、表示装置3
0の表示画面31(図5参照)を分割して文字入力位置
画面(第1言語)と翻訳結果挿入位置画面(第2言語)
が同時に見えるようにする(S3)。例えば、第1言語
文書の先頭に挿入する場合には、文書の先頭部分に一定
領域の空白を設けて挿入位置とする。さらに、表示画面
31を上下に2分割し、上エリア32に第2言語文書を
表示し、下エリア33に第1言語文書を表示する。ある
いは、文書の最後に挿入する場合にはその逆にすればよ
い。いずれの場合においても、入力装置20を操作する
ことにより使用者の好みによって指定することができ
る。
【0029】次に、使用者は、第1言語の文書を入力装
置20からキー入力する(S4)。ここで、CPU11
は、図3に示すキー入力ルーチンを実行する。キー入力
ルーチンでは、まず、使用者によってキー入力があった
ら(S21:YES)、その文字が改行コードやスペー
スコード等の翻訳対象とならない特殊文字の入力である
かどうかを判断する(S22)。特殊文字の入力であれ
ば(S22:YES)文番号Nの値を調べ(S23)、
Nに値があれば(S23:YES)そのNの特殊文字記
憶領域67に、なければ(S23:NO)N=0の特殊
文字記憶領域67にそれぞれ入力された特殊文字を記憶
する(S24,S25)。さらに、CPU11は編集部
63を動作させ、入力されたキーに対応して第1言語の
文書の編集を行う(S26)。使用者によるキー入力が
ないか(S21:NO)、又は、編集が終了したらこの
キー入力ルーチンの処理を終了する。このキー入力によ
る編集作業内容は、表示画面31(図5等参照)の文字
入力位置画面に表示される。
【0030】図2に示すように、CPU11は、使用者
によって終了の指示がある(S5:YES)か、又は、
翻訳の指示がある(S6:YES)まで、上記のキー入
力ルーチン(S4)の処理を繰り返す。使用者によって
翻訳の指示があったら(S6:YES)、CPU11は
入力装置20により選択されている文字列をクリップボ
ード記憶領域65にコピーし(S7)、文番号Nを1加
算して文番号記憶領域68に記憶する(S8)。次に、
CPU11は翻訳部62を動作させて、クリップボード
記憶領域65に記憶された文字列を第2言語に翻訳する
(S9)。この翻訳実行時間中にも使用者によってキー
入力が行われていれば、CPU11は並行してキー入力
ルーチンの処理を実行する。翻訳が終了したら、CPU
11は翻訳結果をクリップボード記憶領域65に記憶さ
せ(S10)、続いて、翻訳結果挿入ルーチンの処理を
実行する(S11)。
【0031】翻訳結果挿入ルーチン(S11)は図4に
示すフローチャートに従って処理される。まず、CPU
11は文番号Nを調べて初回の挿入であるかどうかを判
断する(S31)。N=1であれば(S31:YES)
初回の挿入であり、前回挿入文とのつながりを考慮する
必要はない。そこで、N=0の特殊文字記憶領域67に
情報があるかどうかを判断する(S32)。情報がなけ
れば(S32:NO)、挿入位置記憶領域66に記憶さ
れている挿入位置からクリップボード記憶領域65の内
容を挿入する(S38)。
【0032】N=0の特殊文字記憶領域67に情報があ
れば(S32:YES)、そのうちの最も古い情報を挿
入位置記憶領域66に記憶されている挿入位置から復元
する(S33)。次に、復元した情報を特殊文字記憶領
域67から削除し(S34)、他に情報があるかどうか
を判断する(S35)。まだ情報があれば(S35:Y
ES)、古い順に復元と削除の手順を繰り返し(S34
〜S36)、全ての情報を復元する。その後、この復元
された特殊情報の直後にクリップボード記憶領域65の
内容を挿入する(S37)。
【0033】次に、初回の挿入でない場合について説明
する。この場合はN=1でないので(S31:NO)、
S39の処理に進み、文番号(N−1)の特殊文字記憶
領域67に情報があるかどうかを判断する(S39)。
特殊文字記憶領域67の情報の処理方法は初回挿入の場
合と同様であり、復元(S40)、削除(S41)、残
情報チェック(S42)、復元(S43)を繰り返し
て、特殊文字記憶領域67の情報を全て、挿入位置記憶
領域66の位置から復元する。特殊文字記憶領域67の
情報を全て復元したら、その直後にクリップボード記憶
領域65の内容を挿入する(S44)。
【0034】文番号(N−1)の特殊文字記憶領域67
に情報がない場合は(S39:NO)、第2言語の種類
により文と文の間にスペースが必要であるかどうかを判
断する(S45)。例えば、日本語では必要ないが、英
語では必要である。そのため、対象としている第2言語
が、文間にスペースが必要な言語であれば(S45:Y
ES)、挿入位置記憶領域66に記憶された位置にスペ
ースを挿入し(S46)、続いてクリップボード記憶領
域65の内容を挿入する(S47)。あるいは、スペー
スの必要のない言語であれば(S45:NO)、挿入位
置記憶領域66の位置にクリップボード記憶領域65の
内容を挿入する。以上のように挿入処理が終了したら、
この翻訳結果挿入ルーチンの処理を終了し図2のメイン
ルーチンに戻る。
【0035】図2に示すように、翻訳結果挿入ルーチン
(S11)が終了すると、次回の翻訳結果が挿入される
位置である挿入位置を変更する(S12)。すなわち、
今回挿入した文字列の文字位置を次回の挿入位置とし
て、挿入位置記憶領域66に記憶する。そして、次の文
字入力を受け付け、使用者によって処理の終了が指示さ
れるまで繰り返す。
【0036】次に、これらのフローチャートに基づいて
機械翻訳装置1の動作が実行された結果の例を、図5〜
図18の表示画面31及び特殊文字記憶領域67のイメ
ージ図に基づいて説明する。ここでは、第1言語として
日本語、第2言語として英語を使用し、日本語の文書を
入力装置20から入力編集しつつ順次英語に翻訳する場
合を説明する。また、翻訳結果挿入位置として文書の先
頭が指定され、従って表示画面31の上エリア32に第
2言語(英語)文書、下エリア33に第1言語(日本
語)文書が表示される。図中に示す挿入位置34はイメ
ージであり、表示画面31には表示されない。また、文
番号記憶領域68は起動時にはN=0となっている。
【0037】まず、使用者が日本語文書の先頭に1文目
として、「私は学生です。」と入力する。さらに、入力
した文全体を選択し翻訳指示を入力する。この時の表示
画面31の表示と特殊文字記憶領域67に記憶されてい
る内容のイメージを図5に示す。図5に示すように、上
エリア32は空欄であり、下エリア33には日本語文書
が選択されて表示されている。また、文番号N=0に対
応する特殊文字記憶領域67は空欄になっている。
【0038】機械翻訳装置1は、選択された文をクリッ
プボードにコピーし、文番号を1加算してN=1とし、
翻訳部62によってクリップボードの文を翻訳する。そ
の間にも使用者による日本語文書の入力は続行され、こ
こでは先の文に続けて改行コードを1つ入力する。その
結果、図6に示すように、表示画面31ではカーソル3
5が先の文の下行の先頭に位置し、N=1の特殊文字記
憶領域67には改行コードが記憶される。
【0039】使用者がさらに改行コードを入力すると、
図7に示すように、カーソル35が1行下がり、特殊文
字記憶領域67にさらに1つの改行コードが記憶され
る。ここで、図中ではその順をはっきりさせるために
「改行1」「改行2」としたが、2つの改行コードに区
別はなく後で発生した特殊文字が上に積まれるイメージ
を表している。
【0040】図8に示すように、2つめの改行コードに
続けて使用者による日本文の入力が行われているとき
に、翻訳部62による翻訳が終了し、機械翻訳装置1は
予め設定されているように翻訳結果文字列を挿入位置3
4から挿入する。そして、図9に示すように、上エリア
32に翻訳結果である英語文書が表示され、挿入位置3
4は挿入された英文の後ろに移動する。この間、下エリ
ア33の日本語文書の表示には変化はなく、カーソル3
5の位置も変わらない。
【0041】続いて、図10に示すように、使用者は第
2の日本文を入力し選択して翻訳指示を行う。前回と同
様にして、機械翻訳装置1は日本文をクリップボードへ
コピーし、N=2とし、翻訳実行する。ここでさらに1
つの改行コードを入力すると、図11に示すように、カ
ーソル35が1行下がり、N=2の特殊文字記憶領域6
7に改行コードが記憶される。
【0042】さらに、図12に示すように、翻訳実行中
に使用者は日本文の入力を続行する。第2の日本文の翻
訳が終了すると、機械翻訳装置1は、挿入処理において
英文の挿入に先立って特殊文字記憶領域67の内容を復
元する。従って、図13、図14に示すように、N=1
の特殊文字記憶領域67に記憶されている古いものから
順に取り出して復元する。2つの改行コードを復元した
結果、挿入位置34が2行下の先頭位置へ移動する。こ
こに、2文目の英文を挿入した結果を図15に示す。挿
入位置34は2文目の英文の文末に移動し、N=1の特
殊文字記憶領域67は復元が終了したので削除されてい
る。
【0043】次に、使用者が下エリア33に3文目の日
本文を入力し、選択して翻訳指示を行うと、図16に示
すような表示になる。3文目の翻訳が終了すると、前回
と同様に、まず特殊文字記憶領域67の復元を行い、図
17に示す挿入位置34となる。図18に示すように、
ここから3文目の英文を挿入する。さらに、上エリア3
2の表示領域内に入りきらなくなれば上エリア32のみ
をスクロールする。
【0044】以上説明したように、この機械翻訳装置1
によれば、クリップボードにコピーした文字列がクリッ
プボード記憶領域65に記憶され、翻訳部62によって
翻訳される。その間に入力された特殊文字は特殊文字記
憶領域67に記憶され保持される。また、翻訳結果文字
列の初回挿入位置が使用者によって指定されて挿入位置
記憶領域66に記憶される。表示画面31を上下に分割
して上エリア32と下エリア33とし、それぞれ独立に
第1言語文書と第2言語の翻訳結果文字列を表示する。
従って、翻訳結果文字列の挿入によって第1言語文書の
表示領域が影響を受けることが無く、カーソル35が移
動することもない。さらに、文と文の間に入力された特
殊文字も翻訳結果文字列に挿入される。これにより、翻
訳を並行して行っても第1言語文書の入力に対する思考
がとぎれることが無く、また翻訳後の編集作業を減少さ
せることができるので、翻訳作業全体の効率を向上させ
ることができる。
【0045】尚、この発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で変更して実施することもできる。例えば、上記実施の
形態では、表示エリアを上下に2分割したが、左右に2
分割してもよい。また、エリアの大きさも同じでなくて
もよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
表示エリアを各言語用に2つに分けているので、第2表
示エリアに翻訳結果文字列が挿入されても、第1表示エ
リアの表示は影響を受けない。従って、翻訳結果の挿入
時にも入力中の第1言語文書の表示が変化しないので入
力作業に集中でき、翻訳作業の効率を向上させることが
できる。
【0047】請求項2に記載の発明の構成によれば、モ
ード切り換え手段によって第1表示エリアと第2表示エ
リアのいずれを上側に表示させるかを選択できる。従っ
て、使用者にとって好ましい表示位置を選択することが
できるので、第1言語文の入力に集中でき、翻訳作業全
体の効率をさらに向上させることができる。
【0048】請求項3に記載の発明の構成によれば、指
定文字列の後に入力された文字以外のコードが記憶手段
によって挿入位置情報として記憶される。従って、入力
された第1言語文の形式を翻訳結果に生かすことで翻訳
後の編集作業を減少させる事ができ、翻訳作業全体の効
率をさらに向上させることができる。
【0049】請求項4に記載の発明の構成によれば、例
えば第1言語文で文間に入力された改行コード等を使用
して、今回の翻訳結果を挿入する位置が決定される。従
って、第1言語文に入力された各種コードを翻訳結果に
反映させることができ、翻訳後の編集作業を減少させる
事で翻訳作業全体の効率をさらに向上させることができ
る。
【0050】請求項5に記載の発明の構成によれば、所
定コードとしてスペースコード、改行コードまたはタブ
コードが考慮される。従って、これらのコードが第1言
語文に含まれるとき、翻訳結果にもこれらのコードが復
元されるので、翻訳後の編集作業を減少させる事で翻訳
作業全体の効率をさらに向上させることができる。
【0051】請求項6に記載の発明の構成によれば、第
2言語がその文間にスペースが必要な種類であるかどう
かが判定され、必要であればスペースが挿入される。従
って、第2言語が文間にスペースが必要な言語であれば
自動的にスペースが挿入されるので、翻訳後の編集作業
を減少させる事で翻訳作業全体の効率をさらに向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、機械翻訳装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】機械翻訳装置のメイン処理を示すフローチャー
トである。
【図3】キー入力ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図4】翻訳結果挿入ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図5】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイメ
ージ図である。
【図6】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイメ
ージ図である。
【図7】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイメ
ージ図である。
【図8】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイメ
ージ図である。
【図9】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイメ
ージ図である。
【図10】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【図11】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【図12】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【図13】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【図14】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【図15】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【図16】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【図17】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【図18】表示画面と特殊文字記憶領域の内容を示すイ
メージ図である。
【符号の説明】
1 機械翻訳装置 10 主制御装置 11 CPU 12 ROM 13 RAM 20 入力装置 30 表示装置 32 上エリア 33 下エリア 50 外部記憶装置 62 翻訳部 64 挿入部 65 クリップボード記憶領域 66 挿入位置記憶領域 67 特殊文字記憶領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1言語の文書から所望の指定文字列を
    指定してクリップボードに取り込む文字列指定手段と、 前記文字列指定手段によって取り込まれた前記指定文字
    列を第2言語に翻訳してクリップボードに返す翻訳手段
    と、 前記翻訳手段によって翻訳された翻訳結果文字列を前記
    文書に挿入する挿入手段とを有する機械翻訳装置におい
    て、 前記第1言語の文書を表示する第1表示エリアと前記翻
    訳結果文字列を表示する第2表示エリアとを独立して上
    下2段に表示する表示手段を備え、 前記挿入手段は、前記翻訳結果文字列を前記第2表示エ
    リアに順次挿入することを特徴とする機械翻訳装置。
  2. 【請求項2】 前記第1表示エリアを下側に、前記第2
    表示エリアを上側に表示する第1表示モードと、前記第
    1表示エリアを上側に、前記第2表示エリアを下側に表
    示する第2表示モードとを選択的に切り換えるモード切
    り換え手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の機
    械翻訳装置。
  3. 【請求項3】 前記文字列指定手段により指定された指
    定文字列の後に入力された文字コード以外の所定コード
    を、前記第2表示エリアに挿入される各翻訳結果文字列
    毎の挿入位置情報として記憶する記憶手段を備え、 前記挿入手段は、前記記憶手段に記憶された前記挿入位
    置情報に基づいて各翻訳結果文字列を挿入することを特
    徴とする請求項2記載の機械翻訳装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入手段は、前記翻訳手段を介して
    前回に翻訳された翻訳結果文字列に対応して前記記憶手
    段に記憶されている指定文字列の挿入位置情報に基づい
    て、今回に翻訳された翻訳結果文字列の第2表示エリア
    における挿入位置を決定して挿入することを特徴とする
    請求項3記載の機械翻訳装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に記憶される所定コード
    は、翻訳結果文字列の末尾に付加されるスペースコー
    ド、改行コード又はタブコードであることを特徴とする
    請求項3又は請求項4に記載の機械翻訳装置。
  6. 【請求項6】 前記第2言語の種類に対応して各翻訳結
    果文字列の間にスペースが必要かどうかを判定する判定
    手段を備え、 前記挿入手段は、前記判定手段を介して各翻訳文字列の
    間にスペースが必要であると判定された場合に、前回の
    翻訳結果文字列の後にスペースを挿入した後今回の翻訳
    結果文字列を挿入することを特徴とする請求項1乃至4
    の何れかに記載の機械翻訳装置。
JP2000090901A 2000-03-29 2000-03-29 機械翻訳装置 Withdrawn JP2001282791A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101373465B (zh) * 2007-08-24 2011-08-03 富士施乐株式会社 翻译装置和翻译方法
KR20200002490A (ko) * 2018-06-29 2020-01-08 네이버 주식회사 입력 어플리케이션을 이용한 번역 서비스 제공 방법 및 이를 이용하는 단말장치

Cited By (3)

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KR102206486B1 (ko) * 2018-06-29 2021-01-25 네이버 주식회사 입력 어플리케이션을 이용한 번역 서비스 제공 방법 및 이를 이용하는 단말장치

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