JPH0128704Y2 - - Google Patents

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JPH0128704Y2
JPH0128704Y2 JP15969282U JP15969282U JPH0128704Y2 JP H0128704 Y2 JPH0128704 Y2 JP H0128704Y2 JP 15969282 U JP15969282 U JP 15969282U JP 15969282 U JP15969282 U JP 15969282U JP H0128704 Y2 JPH0128704 Y2 JP H0128704Y2
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lid
opening
closing
lid opening
closing arm
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JP15969282U
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば電気機器などの操作パネル
を覆う蓋の開閉機構に関するものである。
この種の蓋開閉機構として、この出願人と同一
出願人が、昭和57年実用新案登録願第4876号とし
て先に出願した。この蓋開閉機構は、開蓋時には
板ばねが作用して蓋開閉アームに開蓋方向の回動
力が付与され、また、閉蓋時には上記板ばねの作
用により上記開蓋方向に付与された回動力に抗し
て蓋を閉めてゆくとその途中からは、上記板ばね
が蓋開閉アームに閉蓋方向の回動力を付与させ
て、手を離しても閉蓋を行なうことができるもの
であつたが、閉蓋方向の強い回動力の付与によ
り、閉蓋終了時に“パタン”と衝撃音を出して閉
まる、という問題点があつた。
この考案は、そのような問題点を改良し、閉蓋
の終了が近づくに従つて蓋開閉アームの閉蓋方向
の回動付勢力が弱くなつて、蓋が衝撃音を出して
閉まることがないようにした蓋開閉機構を提供す
ることを目的とするものである。
以下、この考案を図に示す実施例に従つて説明
すると、第1図はこの考案の蓋開閉機構を備えた
電気機器の外観図を示し、1は合成樹脂製のキヤ
ビネツトで、その上面より一段下つた操作パネル
2には例えばボリユームノブや各操作ボタンやジ
ヤツク(いずれも図示せず)などが配設されてい
る。3は合成樹脂製の蓋で、操作パネル2を全面
的に閉蓋するもので、キヤビネツト1の内部に設
けた蓋開閉アーム4,4′によつて開閉自在とな
つている。
第2図は第1図を矢印A−A′線方向に見た蓋
開閉機構の閉蓋状態の側断面図で、蓋開閉アーム
4,4′はポリアセタール樹脂などの弾性を有す
る合成樹脂によつて成形された側面形状がほぼL
字状のものである。
この蓋開閉アーム4の一端部の両側面にはそれ
自体の回動支点となる回転軸4aが成形され、他
端部の両側面には蓋3を回動可能に支持する軸4
bが成形され、上記回転軸4aから所定距離およ
び所定方向(第2図において、回転軸4aの中心
から下ろした垂直線より右側)に離れた両側面に
は、後述するよう開蓋時には所定間隔に並設した
二つの板ばね(二股状板ばね)に押されて蓋開閉
アームを開蓋方向に回動付勢し、閉蓋時には一方
の板ばねに押されて蓋開閉アーム4を閉蓋方向に
回動付勢するための第1の押片4cが突設成形さ
れ、また、閉蓋時には他方の板ばねに押されて上
記一方の板ばねが上記第1の押片4cを押すこと
による閉蓋方向の回動力より弱い開蓋方向の回動
力を付与するための第2の押片4c′が、上記回転
軸4aから所定距離すなわち前記第1の押片4c
よりも大きく離れるとともに、所定方向すなわち
第2図において回転軸4aの中心から下ろした垂
直線よりやや左側に離れた一方の側面に突設成形
され、さらに、補強リブ4dの延長部に円弧状の
可撓片4eが形成されている。
上記蓋3の一端部の下面には垂直片3aが突出
形成され、この垂直片3aに穿設された軸孔3b
が蓋開閉アーム4に形成した前記軸4bと嵌合し
て蓋3を回動可能に支持している。また、垂直片
3aに形成した突起3cが通常は蓋開閉アーム4
に形成した前記可撓片4eの先端部の段部4fに
係止され、一方、蓋開閉アーム4の他端に形成し
た突起4gが蓋3の裏面に当接しているので、蓋
3は、蓋開閉アーム4に対して、反時計方向に回
動できず、また、時計方向の回動は、上記蓋3の
下面に形成した垂直片3aに形成した突起3c
と、蓋開閉アーム4に形成した可撓片4eの先端
部の段部4fとの係合により可撓片4eの弾性力
に応じた係止力によつて阻止されている。
キヤビネツト1には上記操作パネル2の一部に
蓋開閉アーム4の自由端が通過する透孔5を設け
るほかに、裏面には上記蓋開閉アーム4に形成し
た回転軸4aを軸承する凹状の軸受6が突出形成
されており、第3図は第2図を矢印B−B′線方
向に見た軸受6の底面図で、逆凹状の軸受部6
a,6aがそれぞれ形成された軸受片6b,6b
を所定間隔で並設形成し、上記両軸受片6b,6
bに形成した軸受部6a,6aが上記蓋開閉アー
ム4の一端部の両側面より突出した回転軸4aを
軸承するとともに、両軸受片6b,6bが蓋開閉
アーム4の一端部を挾持するようになつている。
また、キヤビネツト1の裏面に形成した取付ボ
ス7に後端部が螺着され、さらにその後端部を回
り止め用のスタツド8に挿通して、後端部から前
方が所定間隔で並設した状態の二つの板ばね9
a,9bとなつた二股状板ばね9が取付けられて
おり、第2図に示すような閉蓋時には、その一方
の板ばね9aは蓋開閉アーム4に形成した第1の
押片4cを、蓋開閉アーム4が反時計方向に回動
するように押圧し、また、他方の板ばね9bは第
2の押片4c′を、蓋開閉アーム4が時計方向に回
動する方向に上記反時計方向の回動力より弱い力
で押圧するようになつている。
従つて、蓋開閉アーム4は、閉蓋方向に回動す
るにつれて板ばねによる反時計方向の回動力が弱
くなり、閉蓋終了時に“パタン”と衝撃音を出し
て閉まるようなことはない。
上記のように、閉蓋時に蓋開閉アームに作用す
る一方の板ばね9aによる反時計方向の回動力
と、他方の板ばね9bによる時計方向の回動力と
に差が生じるのは、第2の押片4c′は第1の押片
よりも板ばねの先端部を押圧するようになつてい
るからである。
なお、この考案の実施例の図面では、第1図の
左側の蓋開閉機構のみを図示しているが、右側も
これと全く同様(左右対称)である。
第4図は蓋開閉機構の開蓋状態の側断面図を示
し、蓋3を反時計方向の付勢力に抗して第2図の
矢印C方向に開くと、蓋開閉アーム4は蓋3と一
体的に回転軸4aを回動支点として時計方向に回
動し、この場合には一方の板ばね9aの回動力の
付勢方向は反時計方向から時計方向に反転し、従
つて、蓋開閉アーム4は、両方の板ばね9a,9
bによつて時計方向に回動され、操作パネル2の
端部に設けたストツパー2aに蓋開閉アーム4の
段部4hが当接してその回動位置が規制される。
一方、蓋3は、その下面に蓋開閉アーム4の突
起4gが当接するとともに、垂直片3aの突起3
cは蓋開閉アーム4の可撓片4eの段部4fに係
止されているので、第4図に示す開蓋位置に保持
されている。
しかし、蓋3は、上記のように、蓋開閉アーム
4の可撓片4eの先端部の段部4fと蓋3の下面
の垂直片3aに形成した突起3cとの弾性係止力
によつて、第4図に示す位置に保持されているの
で、その弾性係止力以上の力で矢印D方向に倒す
と、上記可撓片4eが弾性変形して、蓋3の下面
の垂直片3aの突起3cに対する係止が外れる。
そして、蓋3は蓋開閉アーム4に対して、さらに
矢印D方向に回動変位し、その蓋3の先端部がキ
ヤビネツト1の上面に当接し、第5図に示すよう
に、蓋3が折畳み状態となる。
第6図は蓋開閉アームの取付け手段を示す側断
面図で、キヤビネツト1の下面には二股状板ばね
9だけが予め取付けられているので、先ず、蓋開
閉アーム4を、それに設けた回転軸4aと第1の
押片4cがほぼ水平となるような角度に保持し
て、キヤビネツト1の下面に設けた軸受6を構成
する逆凹状の軸受部6a,6aを形成した軸受片
6b,6bと一方の板ばね9aとの隙間に、上記
回転軸4aと第1の押片4cを矢印E方向に挿通
し(この際、第2の押片4c′は他方の板ばね9b
を大きく押し曲げている)、次いで、回転軸4a
を軸受片6b,6bに形成した逆凹状の軸受部6
a,6aに嵌入しながら、一方の板ばね9aに抗
して時計方向に回動させると、蓋開閉アーム4の
自由端部はキヤビネツト1の透孔5を通過して、
第4図に示す位置に至り、二つの板ばね9a,9
bによつて時計方向に回動付勢されるとともに、
蓋開閉アーム4の段部4hが操作パネル2のスト
ツパー2aに当接する。この位置では蓋開閉アー
ムの回転軸4aの近傍は、二枚の軸受片6b,6
bによつて挾持されるとともに、二つの板ばね9
a,9bによつて回転軸4aが軸受片6b,6b
の逆凹状の軸受部6a,6aに圧着されて自立し
ており、その後に左、右の蓋開閉アーム4,4′
の自由端部をそれぞれ外側方向に弾性変位させ
て、蓋3の下面に設けた垂直片3aの軸孔3bに
軸4bを嵌合させると取付けが完了する。
すなわち、この考案の実施例の蓋開閉機構は、
二つの板ばね9a,9bが並設された状態で有す
る二股状板ばね9をキヤビネツトの裏面に螺着す
るだけで、その他は全て嵌め込み式によつて手軽
に簡単に組立てを行なうことができる。
なお、上記二つの板ばね9a,9bは二股状板
ばねではなく、個々のものを並設することもでき
ることは言うまでもない。
この考案は、以上説明したように、キヤビネツ
トに回動自在に支持された蓋開閉アーム4と、こ
の蓋開閉アーム4の先端部に取付けられた蓋3
と、開蓋時には二つとも開蓋方向の回動力を付与
し、閉蓋時には一方が閉蓋方向の回動力を付与し
他方がそれよりも弱い力で開蓋方向の回動力を付
与するための並設した二つの板ばね9a,9b
と、上記開蓋時に二つの板ばね9a,9bに押さ
れて蓋開閉アームを開蓋方向に回動付勢し、上記
閉蓋時には一方の板ばね9aに押されて蓋開閉ア
ーム4を閉蓋方向に回動付勢するため蓋開閉アー
ム4に突設した第1の押片4cと、上記閉蓋時に
他方の板ばね9bに押されて上記一方の板ばね9
aによる閉蓋方向の回動力より弱い開蓋方向の回
動力を付与するため蓋開閉アーム4に突設した第
2の押片4c′とよりなる蓋開閉機構を提供したの
で、開蓋時には二つの板ばねが共に蓋を取付けた
蓋開閉アームを開蓋方向に回動付勢して開蓋状態
を確実に保持する。また、この開蓋状態から蓋を
閉めてゆくと、その途中から一方の板ばねは、蓋
を閉める方向の回動力を蓋開閉アームに付与し、
他方の板ばねは、一方の板ばねによる閉蓋方向の
回動力よりも弱い開蓋方向の回動力を蓋開閉アー
ムに付与するので、これらの力の差の弱い閉蓋方
向の回動力によつて蓋が閉まるようになるので、
閉蓋終了時に蓋がキヤビネツトに当たる衝撃音は
なくなる。
また、この閉蓋状態から閉蓋方向の回動力に抗
して蓋を開けるときには、小さな力でそれを行な
うことができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の蓋開閉機構を備えた電気機
器の外観図、第2図は第1図を矢印A−A′線方
向に見た蓋開閉機構の閉蓋状態の側断面図、第3
図は第2図を矢印B−B′線方向に見た蓋開閉機
構の軸受部の底面図、第4図は蓋開閉機構の開蓋
状態の側断面図、第5図は蓋開閉機構の折畳み状
態の側断面図、第6図は蓋開閉機構の組立手段を
示す側断面図、第7図は第2図をX方向に見た板
ばね部の底面図である。 1……キヤビネツト、2……操作パネル、2a
……ストツパー、3……蓋、3a……垂直片、3
b……軸孔、3c……突起、4,4′……蓋開閉
アーム、4a……回転軸、4b……軸、4c……
第1の押片、4c′……第2の押片、4d……補強
リブ、4e……可撓片、4f……段部、4g……
突起、4h……段部、5……透孔、6……軸受、
6a……軸受部、6b……軸受片、7……取付ボ
ス、8……スタツド、9……二股状板ばね、9a
……一方の板ばね、9b……他方の板ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビネツトに回動自在に支持された蓋開閉ア
    ームと、この蓋開閉アームの先端部に取付けられ
    た蓋と、開蓋時には二つとも開蓋方向の回動力を
    付与し、閉蓋時には一方が閉蓋方向の回動力を付
    与し他方がそれよりも弱い力で開蓋方向の回動力
    を付与するための並設した二つの板ばねと、上記
    開蓋時に二つの板ばねに押されて蓋開閉アームを
    開蓋方向に回動付勢し、上記閉蓋時には一方の板
    ばねに押されて蓋開閉アームを閉蓋方向に回動付
    勢するため蓋開閉アームに突設した第1の押片
    と、上記閉蓋時に他方の板ばねに押されて上記一
    方の板ばねによる閉蓋方向の回動力より弱い開蓋
    方向の回動力を付与するため蓋開閉アームに突設
    した第2の押片とよりなる蓋開閉機構。
JP15969282U 1982-10-22 1982-10-22 蓋開閉機構 Granted JPS5965585U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15969282U JPS5965585U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 蓋開閉機構

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JP15969282U JPS5965585U (ja) 1982-10-22 1982-10-22 蓋開閉機構

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Publication Number Publication Date
JPS5965585U JPS5965585U (ja) 1984-05-01
JPH0128704Y2 true JPH0128704Y2 (ja) 1989-08-31

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JP4597915B2 (ja) * 2006-06-13 2010-12-15 セイコープレシジョン株式会社 筐体及びタイムレコーダ
JP5234259B2 (ja) * 2007-07-20 2013-07-10 セイコーエプソン株式会社 チルト装置及び電子機器
JP5845980B2 (ja) * 2012-03-07 2016-01-20 コニカミノルタ株式会社 カバー開閉機構および画像形成装置

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JPS5965585U (ja) 1984-05-01

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