JPH01282937A - 同期切替方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は同期切替方式に係り、特に少なくとも一つの予
備無線回線と複数の現用無線回線とから構成される多相
多値変調方式のディジタル無線通信系において、現用・
予備の回線切替を無瞬断・無符号誤シで行う同期切替方
式に関するものである。

〔従来の技術〕

ディジタル無線回線は電話音声等の情報のほか、近年、
データなどのディジタル情報を伝送することが多くなっ
ている。従来、アナログ無線通信方式で用いられている
機械的リレーを用い九現用・予備の切替方式は、リレー
の転移時間が無視できず、データ伝送の場合には回線切
替に伴う瞬断や同期外れの恵め符号ｖ４りが発生すると
いう問題がある。

そして、無線通信系における回線切替は、０）現用回線
に故障・伝搬路異常等で現実に障害が発生した場合、仲
）予防保全作業で現用回線を保守する場合に行われる。

最近の無線通信系においては、後者（ロ）の場合でも符
号誤りを発生することなく回線切替を行うことのできる
同期切替方式が重要視されており、その一方式が既に例
えば、特開昭５５−１４３８５０号公報に提案されてい
る。この方式は受信側の切替器として、例えば特開昭５
１−９４７０９号公報記載のバッファメモリを有スル電
子回路からなる同期切替回路を使用し、現用・予備間の
伝送路の長さの差や無線区間の７エージングによる伝搬
時間差（位相差）を吸収して無符号誤りの切替を行う機
能を持っている。

一方、周波数帯域を有効に利用できるディジタル変調方
式として８相ＰＳＫ、１６相ＱＡＭなどの多相多値変調
方式が注目され開発が行われている。

そして、これら多相多値変調方式は無線区間のフェージ
ング、特に選択性フェージングの影響を受は易く、フェ
ージングを受けた現用無線回線を予備無線回線に無符号
誤りで切替えることができればフェージング対策として
有効である。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の同期切替方式では、このような７エージ
ング対策用として使用する場合、各無線回線のディジタ
ル入力をすべて同期させた完全同期方式の場合を除いて
、送信側で予備無線回線の変調入力を切替えて送信並列
としたとき、予備無線回線の信号成分に位相の不連続が
発生する。そして、この不連続が大きい場合には予備無
線回線の受信側でタイミング同期のみならず復調回路の
キャリア同期も大幅に外れ、同期が再確立して切替が行
われるまでに時間がかかり、急速なフェージングには対
応できないという課題があった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の同期切替方式は、複数の現用無線回線と少なく
とも一つの予備無線回線との切替を無瞬断・無符号誤り
で行うディジタル無線通信系の同期切替方式において、
送信切替手段に、切替回路を制御する制御回路と、現用
無線回線の信号を選択する第１の選択回路と、予備無線
回線の信号および上記第１の選択回路で選択された現用
無線回線の信号を各々遅延させる第１および第２の遅延
回路と、この第１および第２の遅延回路で遅延した信号
をそれぞれ選択する第２および第′３の選択回路と、現
用無線回線の信号と予備無線回線の信号の位相差を比較
する位相比較回路とを備え、この位相比較回路の出力に
よって上記第２および第３の選択回路と上記切替回路を
制御せしめるようにしたものである。

〔作用〕

本発明においては、送信切替時の予備無線回線の信号成
分の位相の不連続を最小におさえる。

〔実施例〕

以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明が適用される同期切替方式のブロック図
で、−数的なディジタル無線回線の同期切替方式を示す
ものである。本発明の理解を容易にするため、まずこれ
について説明する。

図において、ａは予備無線回線、ｂ　、　ｃは現用無線
回線である。

１ａｉｂ＋１ｃは送信符号処理回路、２は送信切替回路
、３ｍ、３ｂ　１３６はフレーム同期回路、４は分配回
路、５ｂ、５ｇは同期切替回路、６ｍ、８ｂ。

６Ｃは受信符号処理回路である。

つぎにこの第１図に示す同期切替方式の動作を説明する
。

いま、現用無線回線すに障害が発生すると、送端側では
送信切替回路２により予備無線回線１は信号１０２から
信号１０３ｂに切替り、受端側では分配回路４と同期切
替回路５ｂによシ、現用無線回線すを通ってきた信号１
０３ｂから予備無線回線凰を通ってきた信号１０３ｂに
同期切替を行い、現用無線回線すを救済する。なお、１
０１は制御信号を示し、１０３ｅは現用無線回線Ｃの信
号を示す。

第２図は本発明による同期切替方式の一実施例を示すブ
ロック図で、第１図における送信切替回路２に適用され
る。

この第２図において第１図と同一符号のものは相当部分
を示し、送信切替回路２は送信切替手段を構成している
。

Ｔは現用無線回線の信号１０３ｂ　、　１０３ｃを選択
する選択回路８，９は予備無線回線の信号１０２および
選択回路７で選択された現用無線回線の信号を各々遅延
させる遅延回路１０．１１はこの遅延回路８，９で遅延
した信号をそれぞれ選択する選択回路、１２は現用無線
回線の信号と予備無線回線の信号の位相差を比較する位
相比較回路、１３は切替回路１４を制御する制御回路で
、これらは送信切替回路２の送信切替手段に備えられて
いる。

そして、位相比較回路１２の出力は選択回路１０゜１１
に供給され、送信切替時の位相差が最適になるように遅
延信号の選択回路１０．１１を制御し、また、切替回路
１４を制御するように構成されている。

つぎにこの第２図に示す実施例の動作を説明する。

まず、制御信号１０１により選択回路Ｔは切替えようと
する現用無線回線す、ｃ・・・の信号１０３ｂまたは１
０３ｃ・・・を選択する。この選択された信号は遅延回
路９に入り、そこで−クロック分づつ遅延した信号がい
くつか生成され、選択回路１１に集められる。そして、
この選択回路１１はそれらの信号の中から１つを選択し
、位相比較回路１２に加える。一方、予備無線回線１の
信号１０２も同様に遅延回路８および選択回路１０を経
て位相比較回路に加わっている。

つぎに、位相比較回路１２は、予備無線回線ａの信号１
０２と選択された現用無線回線の信号との位相差を比較
し、その位相差が予め定められた所定の範囲内に入るま
で選択回路１１を制御する。

そして、位相差が範囲内に入つ死時点で選択回路１１の
選択動作を止め、制御回路１３を開き、制御信号１０１
を切替回路１４に加えることにより、選択された現用無
線回線は予備無線回線に切替えられる。そして、切戻し
のときは、位相比較回路１２は選択回路１０を制御する
ことになる。

このように、本発明は、遅延回路により体クロック分づ
つ信号を遅らせ、それらの信号を選択回路に集める回路
構成を切替信号列と非切替列中に各々設け、選択回路に
より選択された信号を位相比較回路にて監視し、２つの
信号の位相差がある値以下になるまで切替信号列中の選
択回路を制御し、ある値以下になった時点で選択を止め
、予備無線回線の送端側の回線切替を行うことにより、
予備無線回線の信号成分の位相の不連続が発生す　。

ることを最小におさえることができる。

このような同期切替方式により、予備無線回線の信号成
分には大きな位相の不連続は発生せず、受信側復調回路
のクロック及びキャリア同期はずれを防止することがで
きる。

なお、第２図の実施例は４位相変調方式の場合を示して
いるが、本発明は８相位相変調方式等の他の多相多値変
調方式にも適用できることは言うまでもない。また、予
備無線回線が２つ以上の場合でも実施例と同様な接続構
成により実施されることも明らかである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、送信切替時の予備無線回
線の信号成分の位相の不連続を最小におさえることによ
り、非同期で運用される現用Φ予備無線回線の同期切替
時間を短縮することができ、フェージング対策としても
使用できる効果がらり、全無線回線を同期化するよりも
経済的に７エージング対策を施すことができる利点があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される同期切替方式のブロック図
、第２図は本発明による同期切替方式の一実施例を示す
ブロック図である。 ２・・−・送信切替回路、Ｔ・・・・選択回路、８．９
・・・・遅延回路、１０，１１・・・・選択回路、１２
・・ｅ・位相比較回路、１３・−・拳制御回路、１４・
のφφ切替回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の現用無線回線と少なくとも一つの予備無線回線と
   の切替を無瞬断・無符号誤りで行うディジタル無線通信
   系の同期切替方式において、送信切替手段に、切替回路
   を制御する制御回路と、現用無線回線の信号を選択する
   第１の選択回路と、予備無線回線の信号および前記第１
   の選択回路で選択された現用無線回線の信号を各々遅延
   させる第１および第２の遅延回路と、この第１および第
   ２の遅延回路で遅延した信号をそれぞれ選択する第２お
   よび第３の選択回路と、現用無線回線の信号と予備無線
   回線の信号の位相差を比較する位相比較回路とを備え、
   この位相比較回路の出力によつて前記第２および第３の
   選択回路と前記切替回路を制御せしめるようにしたこと
   を特徴とする同期切替方式。