JPH05268197A - クロック無瞬断切替制御方法 - Google Patents

クロック無瞬断切替制御方法

Info

Publication number
JPH05268197A
JPH05268197A JP4064104A JP6410492A JPH05268197A JP H05268197 A JPH05268197 A JP H05268197A JP 4064104 A JP4064104 A JP 4064104A JP 6410492 A JP6410492 A JP 6410492A JP H05268197 A JPH05268197 A JP H05268197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
phase
selection unit
clocks
clk1
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4064104A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Takahashi
祐司 高橋
Toyohiko Yoshino
豊彦 吉野
Masumi Norizuki
真澄 法月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4064104A priority Critical patent/JPH05268197A/ja
Publication of JPH05268197A publication Critical patent/JPH05268197A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、2つの装置基準内位相クロック,
フレームクロックを受信し、クロックの切替え前後にク
ロックの位相差があっても、データエラーを発生するこ
となく、無瞬断でクロックの切替えを行うことができる
クロック無瞬断切替制御方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 第1の選択部11、位相比較部12、位相遅
延部13、第2の選択部14で構成し、入力される0系
クロックFP0と1系クロックFP1との位相差を位相
比較部12で比較し、位相が所定値以内で遅れているク
ロックFP0,FP1が第1の選択部11、 及び第2の
選択部14を経て出力し、位相が進んでいるクロックF
P1,FP0は前記位相比較部12から、前記位相遅延
部13へ送られ、必要量の遅延を与えられて前記第2の
選択部14へ送られ、非運用系となるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2系のクロックを受信
し、そのうちの1つを選択して送受信するデータを処理
する伝送装置におけるクロック無瞬断切替制御に関す
る。
【0002】通信分野における伝送装置に対しては、近
年、特に高い信頼性が要求され、伝送装置を動作させる
タイミングを与えるクロックについても、クロック発生
装置から送られて来る2系のクロックを受信する共通部
より、各システムへ2系のクロックが0系、1系として
分配されるようになっている。
【0003】更に、このような伝送装置においては、ク
ロックを0系から1系に切替える際に、この2つの系の
クロック位相差に関係なく、無瞬断で切替えられるよう
にすることにより、より信頼性を向上させようとする要
求がある。
【0004】
【従来の技術】図10は従来のクロック切替方法を示す
図である。クロック供給装置より送られて来たクロック
は、伝送装置の共通部10において、その伝送装置に必
要なクロックやフレームクロックとしてが0系、1系の
2つで生成され、各システムに配分される。
【0005】各システムに配分された0系と1系のクロ
ックは、図10に示す例のように、第1の切替部11に
それぞれ入力され、通常は0系が第1の選択部11で選
択されている。クロックの0系から1系への切替えは、
0系が断になったとき、断検出部30でクロック断を検
出し、断切替制御信号を送出して、第1の選択部11で
単純に切替えられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
切替えでは、切替えの前後のクロックの位相差によって
は、出力データに抜けが出たり、伝送路エラーを発生し
たりする原因になっていた。
【0007】その対策として、クロック供給装置におい
て、0系クロックと1系クロックとの位相差を無くし
て、伝送装置に供給したり、伝送装置においても、共通
部10で切替え前後のクロックの位相差を合わせること
も行なわれていたが、クロックの位相関係は、例えば、
回路上のパッケージの位置等によって変化するものであ
り、調整に手間が掛かると言う問題があった。
【0008】ここで、クロックには、クロック供給装置
より送られて来た基本クロックより、共通部で生成す
る、例えば、8KHzのフレームクロックや、64KH
zの高速クロック等があり、伝送装置の種類により、こ
れらのクロックを使い分けているが、位相ずれは、どち
らにも共通した問題である。
【0009】本発明は、係る問題を解決するもので、こ
れらのクロックの切替え前後のクロックの位相差にかか
わりなく、データエラーを発生することなく、無瞬断で
クロックの切替えを行うことができるクロック無瞬断切
替制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明に係わる
クロック無瞬断切替制御方法の原理構成図を示すもの
で、図中、11は第1の選択部、12は位相比較部、1
3は位相遅延部、14は第2の選択部である。
【0011】本発明は、0系、1系の2つの装置基準内
位相フレームクロックFP0,FP1を受信し、外部か
らの制御で切替えを行う第1の選択部11を有する伝送
装置のクロック切替制御方法において、受信する2つの
該フレームクロックFP0,FP1の位相差を比較し、
位相が進んでいる該クロックFP1,FP0を出力する
と共に、位相差分の遅延量を位相遅延部13に対して遅
延指示する位相比較部12と、該位相比較部12から出
力された該フレームクロックFP1,FP0の位相を前
記位相比較部12からの指示により所定量遅延させる位
相遅延部13と、前記第1の選択部11の出力と、前記
位相遅延部13の出力の一方を選択する第2の選択部1
4とを設ける。
【0012】そして、前記位相比較部12で、前記0系
フレームクロックFP0と前記1系フレームクロックF
P1との位相差を比較し、位相が遅れている該クロック
FP0,FP1が、前記第1の選択部11、 及び前記第
2の選択部14を経て出力され、位相が進んでいる該ク
ロックFP1,FP0が前記位相比較部12から、前記
位相遅延部13へ送られ、必要量の遅延を与えられて前
記第2の選択部14へ送られるようにする。
【0013】また、無瞬断切替制御の対象となるクロッ
クが、フレームクロックFP0,FP1の代わりに、0
系、1系装置基準内位相クロックCLK0,CLK1で
あってよい。
【0014】更に、無瞬断切替制御の対象となるクロッ
クが、0系、1系のフレームクロックFP0,FP1の
場合、該第1の選択部11から出力する該フレームクロ
ックFP0,FP1と入力するウインドウとを比較し、
該出力フレームクロックFP0,FP1の位相が該ウイ
ンドウ設定範囲外のときは、リセットパルスを出力する
位相比較部12と、第1の選択部11の出力で、基準と
するクロックを再生する位相同期回路(20)と、該位
相同期回路20より出力するクロックパルスをカウント
し、前記位相比較部12の出力からのリセットパルスに
より、カウンタを0にして、該位相同期回路20より出
力するクロックパルスをカウントし、前記位相同期回路
20より出力するクロックパルスの位相ずれを矯正する
カウント機能と、予め基準値に対して許される位相ずれ
の範囲を持つウインドを作成する機能を有するクロック
パルス発生回路15とを設ける。
【0015】そして、該位相比較部12において、前記
第1の選択部11により選択された該フレームクロック
FP0,FP1と、前記ウインドウとを比較して、選択
された前記フレームクロックFP0,FP1の位相が前
記ウインドウで設定された範囲外になれば、前記クロッ
クパルス発生回路15に対してリセットパルスを出し、
前記カウンタ機能151のカウント数を0にし、該クロ
ックパルス発生回路15が前記位相同期回路20を介し
て送られて来るクロックの位相を、第1の選択部11で
選択された前記フレームクロックFP0,FP1の位相
と一致させるようにする。
【0016】また、無瞬間切替制御の対象がクロックの
場合、前記第1の選択部11を選択するクロックCLK
0,CLK1とは別のクロックCLK1、CLK0を選
択する第2の選択部14と、前記第1の選択部11と、
前記第2の選択部14とでそれぞれ選択された前記クロ
ックCLK0,CLK1とを比較し、切替えのタイミン
グを制御する切替制御部17を設け、前記第1の選択部
11の該クロックCLK0,CLK1を別の該クロック
CLK1,CLK0に切替えようとするとき、別の該ク
ロックCLK1、CLK0がLOW LEVELのとき
の該クロックCLK0,CLK1の変化点において切替
えるようにする。
【0017】また、無瞬間切替制御の対象がクロックの
場合、前記第1の選択部11を選択するクロックCLK
0,CLK1とは別のクロックCLK1、CLK0を選
択する第2の選択部14と、2つの該クロックCLK
0,CLK1の位相差を比較し、位相差分のクロックを
出力する位相比較部12と、入力したクロックに対して
位相差を段階的に所定の値ずつ遅らせる位相遅延部21
と、該位相遅延部21により生成された多点サンプリン
グクロックを微分して理論和するOR回路22と、入力
するアドレス情報により、多点サンプリングされたクロ
ックの中から1つのクロックを選択する第3の選択部1
8と、前記多点サンプリングクロックから隣接するクロ
ック間の位相差分を検出し、選択すべきクロックを決
め、選択すべき位相のクロックのアドレスを選定するア
ドレス選定機能153とを持つクロックパルス発生回路
15Aと、前記第3の選択部18の出力と前記第2の選
択部14の出力の一方を選択する第4の選択部19とを
設ける。
【0018】そして、前記第1の選択部11で選択され
た遅延していない前記クロックCLK0,CLK1を基
準にして作成した、段階的に遅延した位相を持つ多点サ
ンプリングクロッククロックを、前記OR回路22で微
分して論理和し、前記クロックパルス発生回路15Aに
送出し、また、前記比較部12で前記2つのクロックC
LK0,CLK1の差分を検出して、前記クロックパル
ス発生回路15Aに送出する。
【0019】また、該クロックパルス発生回路15Aに
おいて、入力した前記多点サンプリングクロックをサン
プリングすると共に、遅れている前記クロックCLK
1,CLK0の遅延量を検出し、その遅延量と最も近い
サンプリングされた前記クロックを識別して、該当する
該クロックのアドレス情報を前記第3の選択部18に送
り、アドレス情報を受けた該第3の選択部18は、その
アドレスに相当する位相差のクロックを選択して出力す
る。
【0020】そして、前記第2の選択部20において、
前記第2の選択部14の出力クロックと前記第3の選択
部18の出力クロックとのうちの一方を選択して出力す
るようにしてもよい。
【0021】
【作用】本発明は、位相比較部12で、受信する2つの
該フレームクロックFP0,FP1の位相差を比較し、
第1の選択部11は位相が遅れているクロックFP0,
FP1を選択し出力する。位相比較部12は、位相が進
んでいるクロックFP1,FP0を選択し出力すると共
に、位相差分に相当する遅延量を位相遅延部13に対し
て遅延させるよう制御し、制御を受けた位相遅延部13
で、該位相比較部12から出力された該フレームクロッ
クFP1,FP0の位相を前記位相比較部12からの制
御により所定量遅延させる。
【0022】その結果、位相遅延部13の出力は第1の
選択部11の出力と同じ位相となり、非運用として待機
状態にあるため、第2の選択部14に入力している前記
第1の選択部11の出力を、位相遅延部13の出力側に
切替えてもデータエラーになることはない。
【0023】また、この方法は無瞬断切替制御の対象と
なるクロックが、フレームクロックFP0,FP1の代
わりに、0系、1系の2つの装置基準内位相クロックC
LK0,CLK1であって位相ずれが所定の範囲内であ
れば同じ結果が得られる。
【0024】更に、無瞬断切替制御の対象となるクロッ
クが、0系、1系の2つフレームクロックFP0,FP
1の場合で、ある範囲内の位相ずれのときは、クロック
を切替えてもデータエラーが発生しない場合、位相比較
部12に、第1の選択部11の出力フレームクロックF
P0,FP1と、所定の範囲を設定したウインドウを入
力し、フレームクロックFP0,FP1のクロックパル
スが該ウインドウ設定範囲内のときは、そのままで運用
し、設定範囲外のときは、リセットパルスを出力するよ
うにし、クロックパルス発生回路15では位相比較部1
2の出力からのリセット信号によりカウンタを0にし
て、位相同期回路20より出力するクロックパルスの位
相ずれを矯正するので、クロックパルス発生回路15か
ら出力するフレームクロックFP0,FP1の位相を第
1の選択部11で選択された前記フレームクロックFP
0,FP1の位相と一致させることができる。
【0025】また、無瞬間切替制御の対象がクロックの
場合、第1の選択部11と、第2の選択部14と、別々
のクロックを選択し、切替制御部では2つのクロックC
LK0,CLK1の位相を比較しておき、位相ずれが発
生したときは、第1の選択部11が選択したクロックが
HIGH LEVELで、第2の選択部14が選択した
クロックがLOW LEVELのときに、切替えるよう
に制御することにより、切替時にデータエラーを発生さ
せないようすることができる。
【0026】また、無瞬間切替制御の対象がクロックの
場合、第1の選択部11で位相が進んだクロックCLK
0,CLK1を選択し、第2の選択部14で位相が遅れ
たクロックCLK1,CLK0を選択し、位相比較部1
2でクロックCLK0,CLK1の位相差を比較し、そ
の結果を出力する。
【0027】位相遅延部21で位相が進んだCLK0,
CLK1に対して位相差を段階的に所定の値ずつ遅らせ
た多点サンプリングクロックをつくる。そしてこのクロ
ックを微分して理論和すると、クロックパルス発生回路
15Aでは、位相比較部12から出力された位相が遅れ
たクロックCLK1,CLK0と比較して、サンプリン
グされたクロックの中で、位相比較部12から出力され
たクロックと位相が一致するクロックを検出し、そのク
ロックに相当するアドレスを選定して、第3の選択部1
8へ送出する。
【0028】第3の選択部18は入力されている多点サ
ンプリングクロックのうち、位相が第2の選択部14か
ら出力されたクロックと同じ位相のクロックを出力する
ことになり、第4の選択部19に入力する2つのクロッ
クは位相差のないクロックにすることができるので、第
4の選択部19が切替ってもデータエラーの発生はな
い。
【0029】
【実施例】次に、実施例について、図2〜図9を用いて
説明する。図2は本発明に係わる第1の実施例を示す図
で、図3は図2の動作を説明する図であり、図4は本発
明に係わる第2の実施例を示す図で、図5は図4の動作
を説明する図である。また、図6は本発明に係わる第3
の実施例を示す図で、図7は図6の動作を説明する図で
あり、図8は本発明に係わる第4の実施例を示す図で、
図9は図8の動作を説明する図である。
【0030】図中、図1は同じ符号は同じものを示し、
15,15Aはクロックパルス発生回路(PG)、15
1はカウンタ機能、152はウインドウ作成機能、15
3はアドレス選定機能、16はNOT回路、17は切替
制御部、18は第3の選択部、19は第4の選択部、2
0は位相同期回路、21は位相遅延部、22はOR回
路、30は断検出部である。
【0031】図2は伝送装置の中で、各種の処理に使用
するクロックと、フレーム同期に使用するフレームクロ
ックとについて、共通に対応することができる実施例で
あるので、フレームクロックFP0,FP1について説
明するが、クロックについても全く同じである。
【0032】第1の選択部11に入力する2つのフレー
ムクロックFP0,FP1は、断検出部30と、位相比
較部12にも入力される。断検出部30は第1の選択部
11で選択されたフレームクロックFP0,FP1の断
を検出して、強制的に第2の選択部14を切替えるもの
である。
【0033】位相比較部12では入力した2つのフレー
ムクロックFP0,FP1の位相を比較し、第1の選択
部11に対して、位相が後れているクロックFP0,F
P1を選択する選択制御信号を送出すると共に、位相が
進んでいるクロックFP1,FP0を選択して出力し、
かつ、選択したクロックFP1,FP0の送出先である
位相遅延部13に対して、0系クロックFP0と1系ク
ロックFP1との位相差分だけの遅延量を与えるべく遅
延指示信号を送出する。
【0034】位相遅延部13では位相比較部12からの
遅延指示信号により、入力したクロックに対して、所定
の遅延量を与える。図3に示すように、位相が進んでい
るクロックに対して、位相が後れているクロックの位相
と同じ位相になるよう遅延量を与える。この結果、第2
の選択部14において、0系クロックFP0と1系クロ
ックFP1とは同じ位相になる。0系と1系との間に大
きな位相のずれがなく、また、データエラーしない一定
の位相差の範囲は無調整にすることができる場合には、
位相遅延部13は簡単な回路で実現することができる。
【0035】そして、断検出部30からの切替制御信号
が来るまでの間、第1の選択部11で選択された位相の
後れたクロックFP0,FP1が、第2の選択部14か
ら自動的に出力されるようになっている。ここで、第2
の選択部14が断切替制御信号による動作で、切替って
も位相が同じになっているので、データエラーは発生し
ない。
【0036】次に、図4,図5は第2の実施例を示すも
のである。この例は0系フレームクロックFP0と1系
フレームクロックFP1との間において、大きな位相差
がない場合に適しており、第1の選択部11で選択され
たフレームクロックFP0,FP1は位相比較部12に
おいて、設定されたウインドウと比較され、位相ずれが
ウインドウで設定された範囲内であれば、そのまま動作
を続行し、ウインドウの設定範囲を逸脱すれば、位相比
較部12よりリセット信号をクロックパルス発生回路1
5に送出する。
【0037】クロックパルス発生回路15はカウンタ機
能151とウインドウ作成機能152とからなってお
り、位相同期回路20の出力をクロックパルス発生回路
15のクロックとして入力し、例えば8KHzのクロッ
クであれば、1024を周期としてカウントとし、入力
クロックパルスと同じ周波数のパルスにウインドウを持
たせたパルスを出力させ、位相比較部12に送出すると
共に、出力にフレームクロックFP3を出力する。
【0038】図5には0系クロックFP0が第1の選択
部11で選択され、このクロックを基準としてウインド
ウが作成され、最初は、(1)のように、ウインドウの
中央に0系クロックFP0のパルスは位置しており、こ
のパルスに同期したクロッFP3がクロックパルス発生
回路15Aから出力されることになる。ところが、何か
の原因で(2)のように、基準となっていた0系クロッ
クFP0パルスがウインドウの設定許容範囲外になる
と、位相比較部12はリセットパルスをクロックパルス
発生回路15Aに送出する。すると、クロックパルス発
生回路15Aは(3)に示すように位相制御し、0系ク
ロックFP0のパルスがウインドウの中央に来るように
する。
【0039】0系クロックFP0と1系クロックFP1
とに大きな位相差がなければ、第1の選択部11を切替
えた時、クロックパルスがウインドウの設定範囲内にあ
れば切替え前と同じ状態を継続して運用でき、データエ
ラーすることはない。
【0040】また、クロックパルスがウインドウの設定
範囲外にあれば、リセットパルスが送出されるので、ク
ロックパルス発生回路15Aは位相制御して1系クロッ
クFP1のパルスがウインドウの中央に来るようにな
る。
【0041】次に、図6,図7は第3の実施例を示すも
のである。この例は0系クロックCLK0と1系クロッ
クCLK1との間において、大きな位相差がない場合に
適しており、第1の選択部11では、最初0系を選択
し、選第1の選択部11からは第2の選択部14にNO
T回路16を介して制御信号が送られ、第2の選択部1
4は第1の選択部11とは別の1系クロックFP1が選
択される。
【0042】切替制御部17では第1,第2それぞれの
選択部11,14の出力である0系,1系CLK0,C
LK1のクロックパルスの位相を監視しておき、タイミ
ングを見て切替制御信号を出し、切替えを行うものであ
る。
【0043】図7の例に示すように、例えば、(1)の
第1の選択部11の出力である0系クロックCLK0が
進んでいる場合に、0系を1系に切替えるときは、切替
えられる1系がLOW LEVELのときの0系クロッ
クの立上り点で切替えるように制御することにより、デ
ータエラーの発生を防止することができる。
【0044】次に、図8,図9は第4の実施例を示すも
のである。この例も第3の実施例と同様に0系クロック
と1系クロックとの間において、大きな位相差がない場
合に適している。
【0045】第1の選択部11では位相比較部12によ
り、位相が進んだクロックが選択され、n−1個の遅延
素子を持つ位相遅延部21に送られ、(2)に示すよう
なn個の多点サンプリングクロックが作成される。遅延
素子としては、DERAYLINEのような素子を使用
してもよい。
【0046】位相遅延部21で作られた多点サンプリン
グクロックはOR回路22と第3の選択部18へに送出
される。OR回路22において多点サンプリングクロッ
クは微分された後、(3)に示すように論理和されて、
クロックパルス発生回路15Aへ送出される。
【0047】クロックパルス発生回路15Aでは、OR
回路22から送られて来た多点サンプリングクロック
と、(4)に示す位相比較部12から送られて来た0系
クロックCLK0と1系クロックCLK1と位相差を比
較し、この位相差と同じ位相差のクロックを多点サンプ
リングクロックの中から選択し、該当するクロックのア
ドレス情報を第3の選択部18に送出すると、第3の選
択部18に送出する。
【0048】第3の選択部18では、受信したアドレス
情報に対応するクロックを選択出力する。その結果、第
4の選択部19の入力には、第2の選択部14から送ら
れるクロックと、同じ位相に位相遅延されて第3の選択
部18から送られるクロックとが入力されることにな
り、第4の選択部19を切替えてもデータエラーは発生
しない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
0系クロックと1系クロックとが所定の範囲内の位相ず
れである場合、位相差を一定の範囲に抑えることができ
るため、クロックの切替えにおいて、データエラーが発
生することなく切替えることができるため、通信の信頼
性の向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるクロック無瞬断切替制御方法の
原理構成図である。
【図2】本発明に係わるクロック無瞬断切替制御方法の
第1の実施例である。
【図3】図2の第1の実施例の動作を説明する図であ
る。
【図4】本発明に係わるクロック無瞬断切替制御方法の
第2の実施例である。
【図5】図4の第2の実施例の動作を説明する図であ
る。
【図6】本発明に係わるクロック無瞬断切替制御方法の
第3の実施例である。
【図7】図6の第3の実施例の動作を説明する図であ
る。
【図8】本発明に係わるクロック無瞬断切替制御方法の
第4の実施例である。
【図9】図8の第4の実施例の動作を説明する図であ
る。
【図10】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 共通部 11,14,18,19 選択部 12 比較部 13,21 位相遅延部 15,15A クロックパルス発生回路(PG) 16 NOT回路 17 切替制御部 20 位相同期回路 22 OR回路 30 断検出部 CLK0〜CLK3 0系,1系,出力クロック FP0〜FP3 0系,1系,出力フレームクロ
ック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0系、1系の2つの装置基準内位相フレ
    ームクロック(FP0,FP1)を受信し、外部からの
    制御で切替えを行う第1の選択部(11)を有する伝送
    装置のクロック切替制御方法において、 2つの該フレームクロック(FP0,FP1)の位相差
    を比較し、位相が進んでいるクロック(FP1,FP
    0)を出力するとともに、位相差分に相当する遅延量を
    位相遅延部(13)に対して遅延指示する位相比較部
    (12)と、 前記位相比較部(12)から出力された該フレームクロ
    ック(FP1,FP0)の位相を、前記位相比較部(1
    2)からの指示により、所定量遅延させる位相遅延部
    (13)と、 前記第1の選択部(11)の出力と、前記位相遅延部
    (13)の出力を選択する第2の選択部(14)とを設
    け、 前記0系フレームクロック(FP0)と、前記1系フレ
    ームクロック(FP1)との位相差を比較し、 位相が所定値以内で遅れている該クロック(FP0,F
    P1)が、前記第1の選択部(11)、 及び前記第2の
    選択部(14)を経て出力され、位相が進んでいる該ク
    ロック(FP1,FP0)は前記位相比較部(12)か
    ら、前記位相遅延部(13)へ送られ、必要量の遅延を
    与えられて前記第2の選択部(14)へ送られることを
    特徴とするクロック無瞬断切替制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、無瞬断切替制御の対
    象となるクロックが、0系、1系の2つの装置基準内位
    相クロック(CLK0,CLK1)であることを特徴と
    するクロック無瞬断切替制御方法。
  3. 【請求項3】 0系、1系の2つの装置基準内位相フレ
    ームクロック(FP0,FP1)を受信し、外部からの
    制御で切替えを行う第1の選択部(11)を有する伝送
    装置のクロック切替制御方法において、 該第1の選択部(11)が出力するフレームクロック
    (FP0,FP1)と入力するウインドウとを比較し、
    該フレームクロック(FP0,FP1)の位相が該ウイ
    ンドウ設定範囲外のときは、リセットパルスを出力する
    位相比較部(12)と、 該位相同期回路(20)より出力するクロックパルスを
    カウントし、前記位相比較部(12)の出力からのリセ
    ットパルスにより、カウンタを0にして、該位相同期回
    路(20)より出力するクロックパルスの位相ずれを矯
    正するカウント機能と、予め基準値に対して許される位
    相ずれの範囲を持つウインドを作成する機能を有するク
    ロックパルス発生回路(15)とを設け、 該位相比較部(12)において、前記第1の選択部(1
    1)により選択された該フレームクロック(FP0,F
    P1)と、ウインドウとを比較して、前記フレームクロ
    ック(FP0,FP1)の位相が前記ウインドウで設定
    された範囲外になれば、前記クロックパルス発生回路
    (15)に対してリセットパルスを出し、前記カウンタ
    機能(151)のカウント数を0にし、該クロックパル
    ス発生回路(15)が位相同期回路(20)を介して送
    られて来るクロックの位相を、第1の選択部(11)で
    選択された前記フレームクロック(FP0,FP1)の
    位相と一致させることを特徴とするクロック無瞬断切替
    制御方法。
  4. 【請求項4】 0系、1系の2つの装置基準内位相クロ
    ック(CLK0,CLK1)を受信し、外部からの制御
    で切替えを行う第1の選択部(11)を有する伝送装置
    のクロック切替制御方法において、 0系,1系クロック(CLK0,CLK1)の一方を選
    択する前記第1の選択部(11)に対して、別のクロッ
    ク(CLK1、CLK0)を選択する第2の選択部(1
    4)と、 前記第1の選択部(11)と、前記第2の選択部(1
    4)とでそれぞれ選択された前記クロック(CLK0,
    CLK1)とを比較し、切替えのタイミングを制御する
    切替制御部(17)を設け、 前記第1の選択部(11)の該クロック(CLK0,C
    LK1)を別の該クロック(CLK1,CLK0)への
    切替えを、別の該クロック(CLK1,CLK0)がL
    OW LEVELのときの該クロック( CLK0,C
    LK1)の変化点で行うことを特徴とするクロック無瞬
    断切替制御方法。
  5. 【請求項5】 0系、1系の2つの装置基準内位相クロ
    ック(CLK0,CLK1)を受信し、外部からの制御
    で切替えを行う第1の選択部(11)を有する伝送装置
    のクロック切替制御方法において、 前記第1の選択部(11)で選択された前記クロック
    (CLK0,CLK1)とは別のクロック(CLK1、
    CLK0)を選択する第2の選択部(14)と、 2つの該クロック(CLK0,CLK1)の位相差を比
    較し、位相差分のクロックを出力する位相比較部(1
    2)と、 入力したクロックに対して位相差を段階的に所定の値ず
    つ遅らせる位相遅延部(21)と、 該位相遅延部(21)により生成された多点サンプリン
    グクロックを微分して理論和するOR回路(22)と、 入力するアドレス情報により、多点サンプリングされた
    クロックの中から1つのクロックを選択する第3の選択
    部(18)と、 前記多点サンプリングクロックから隣接するクロック間
    の位相差分を検出し、選択すべきクロックを決め、選択
    すべき位相のクロックのアドレスを選定するアドレス選
    定機能(153)とを持つクロックパルス発生回路(1
    5A)と、 前記第3の選択部(18)の出力と前記第2の選択部
    (14)の出力の一方を選択する第4の選択部(19)
    とを設け、 前記第1の選択部(11)で選択された遅延していない
    前記クロック(CLK0,CLK1)を基準にして作成
    した、段階的に遅延した位相を持つ多点サンプリングク
    ロッククロックを、前記OR回路(22)で微分して論
    理和し、前記クロックパルス発生回路(15A)に送出
    し、 また、前記比較部(12)で前記2つのクロック(CL
    K0,CLK1)の差分を検出して、前記クロックパル
    ス発生回路(15A)に送出し、 該クロックパルス発生回路(15A)において、入力し
    た前記多点サンプリングクロックをサンプリングすると
    共に、遅れている前記クロック(CLK1,CLK0)
    の遅延量を検出し、その遅延量と最も近いサンプリング
    された前記クロックを識別して、該当する該クロックの
    アドレス情報を前記第3の選択部(18)に送り、 アドレス情報を受けた該第3の選択部(18)は、その
    アドレスに相当する位相差のクロックを選択して出力
    し、 前記第2の選択部(20)において、前記第2の選択部
    (14)の出力クロックと前記第3の選択部(18)の
    出力クロックとのうちの一方を選択して出力することを
    特徴とするクロック無瞬断切替制御方法。
JP4064104A 1992-03-19 1992-03-19 クロック無瞬断切替制御方法 Withdrawn JPH05268197A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4064104A JPH05268197A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 クロック無瞬断切替制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4064104A JPH05268197A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 クロック無瞬断切替制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05268197A true JPH05268197A (ja) 1993-10-15

Family

ID=13248443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4064104A Withdrawn JPH05268197A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 クロック無瞬断切替制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05268197A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104143A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujitsu Ltd 伝送装置
JP2011082788A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Nec Access Technica Ltd クロック無瞬断切替装置およびクロック無瞬断切替方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104143A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujitsu Ltd 伝送装置
JP2011082788A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Nec Access Technica Ltd クロック無瞬断切替装置およびクロック無瞬断切替方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6819153B2 (en) Semiconductor device for clock signals synchronization accuracy
US6968027B2 (en) Digital PLL device and digital PBX using the same
JPH05268197A (ja) クロック無瞬断切替制御方法
JP3461428B2 (ja) クロック無瞬断切替装置
JP2812261B2 (ja) Atmセルフロー制御装置
JP2602421B2 (ja) クロック受信分配システム
JP3159585B2 (ja) クロック抽出回路
US6680989B1 (en) Method and apparatus for clock switching
JPH08237104A (ja) ビット位相検出回路およびビット位相同期回路
JP2716294B2 (ja) 系切り替え方式
JPH04284038A (ja) クロック切替装置
JP2001244812A (ja) クロック切替え方法及びクロック切替え装置
JP3720552B2 (ja) 二重化クロックの同期制御システム
JP2874632B2 (ja) クロック切替回路
JPH11205101A (ja) 位相追従装置
JPH10242954A (ja) ディジタル位相同期回路
JPH10145344A (ja) ビット位相同期回路
JP3102756B2 (ja) クロック抽出回路
JPH0438026A (ja) 受信データ同期回路
JPH08316797A (ja) クロック切替装置
JPH08237230A (ja) ディジタル通信システムにおける自動遅延調整回路及び調整方法
JPH02166832A (ja) クロック発生装置のクロック位相制御回路
JPH03195114A (ja) クロック供給回路
JPH01282937A (ja) 同期切替方式
JPH05102882A (ja) 冗長系選択回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608