JPH0127939Y2 - - Google Patents

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JPH0127939Y2
JPH0127939Y2 JP2979483U JP2979483U JPH0127939Y2 JP H0127939 Y2 JPH0127939 Y2 JP H0127939Y2 JP 2979483 U JP2979483 U JP 2979483U JP 2979483 U JP2979483 U JP 2979483U JP H0127939 Y2 JPH0127939 Y2 JP H0127939Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のドア内における電気部品
と、車体側の電気部品との電気的な接続装置の改
良に関する。
従来の自動車のドアの艤装工程においては、ア
ウターパネルとインナーパネルとの周縁部を互い
に接合した構造のドアを車体に取付け、そのドア
のアウターパネルとインナーパネルとの間に形成
されるドア内空間に、工場のラインで、作業者
が、ドアロツク装置、ウインドレギユレータ装
置、その他のドア内機能部品を、インナーパネル
に穿設された適数個の作業孔より挿入し、かつこ
の作業孔より作業者が手を挿入して、これらの機
能部品を個々別々にドア内に取付け、その後イン
ナーパネルの表面をドアトリムで覆うようにして
いた。
しかし、これらの作業孔は、ドアの剛性を維持
するため、あまり大きくすることはできず、しか
も、機能部品の大部分は、ドア内空間のインナー
パネル側に取付けなければならないので、作業者
にとつて取付け部所が死角となり、手さぐりで取
付け作業を行なわなければならず、甚だ作業性が
悪く、またそれらの取付け作業の自動化も、作業
が多岐にわたつているため困難であつた。
そのため、第1図に示すように、ドア1のアウ
ターパネル2に周縁部が接合されているインナー
パネル3の中央に、大寸の開口4を予め穿設して
おき、この開口4の大部分を、第3のパネルであ
るサブパネル5をもつて閉塞することにより、ド
ア1の剛性を維持するとともに、サブパネル5を
インナーパネル3に取付けるのに先立つて、サブ
パネル5に、サブラインにて、駆動モータ6aを
備えるウインドレギユレータ装置6、ドアロツク
装置7、このドアロツク装置7を遠隔操作するた
めの電動式のアクチユエータ8、インサイドハン
ドル9、ドア1の開閉動作に適当な抵抗感を付与
するためのチエツクリンク装置10、及びスピー
カ11等のドア内機能部品を、予め一体的に取付
けておき、その状態で、サブパネル5をインナー
パネル3に取付けることにより、機能部品の取付
け作業を著しく簡略化することが考えられてい
る。
この場合、ドアトリム12と、このドアトリム
12に装着するべきグリツプハンドル13、アー
ムレスト14、トレイボツクス15、施解錠用の
ノブ装置16、インサイドハンドル用のエスカツ
シヨン17、ウインドレギユレータハンドル1
8、スピーカカバー19及びステツプランプ20
等の室内側内装部品をも、サブパネル5をインナ
ーパネル3に取付ける以前に、サブパネル5に予
め一体的に取付けておく。
また、窓ガラス21は、開口4か、又は従来の
ように、ドア1の上部に形成された窓ガラス昇降
用のスリツト22よりドア内空間に挿入し、サブ
パネル5をインナーパネル3に取付けた後に、窓
ガラス21に固着されたガラスホルダ23と、ウ
インドレギユレータ装置6におけるキヤリヤプレ
ート6bとを、適宜のボルト24a、ナツト24
bをもつて、互いに連結する。
アウトサイドハンドル25は、サブパネル5を
インナーパネル3に取付ける前に、アウターパネ
ル2に取付けておくが、場合によつては、アウト
サイドハンドル25もサブパネル5側に取付けて
おき、サブパネル5をインナーパネル3に装着し
たとき、アウトサイドハンドル25が、アウター
パネル2に穿設された開口(図示略)よりドア1
外面に臨むようにしてもよい。
26は、ドア1の上部に立設された窓枠であ
る。
本考案は、このような方式によつて組立てられ
る、いわゆるパツクドドアに関連してなされたも
ので、特に、上述のウインドレギユレータ装置6
における駆動用モータ6a、アクチユエータ8、
スピーカ11等のドア内電気部品と、車体側の電
源や操作スイツチ等の電気部品との電気的な接続
構造を、パツクドドア化するのに便利なように改
良した自動車のドアと車体との電気的接続装置を
提供することを目的とするものである。
すなわち、従来は、第2図に示すように、ドア
aのインナーパネルbに穿設された大小の作業孔
cより、各種のドア内電気部品(図示略)の取付
け作業を行ない、次いで、車体のヒンジ取付面
d、及びドアaのインナーパネルbにおけるヒン
ジ側端面eを貫通させて、車体側からの電線の束
体fをドアa内に引き込み、かつ上記作業孔cを
利用して、各電線の先端を、各電気部品にそれぞ
れ接続していた。したがつて、作業性が悪く、か
つ作業の自動化にも著しい困難をもたらしてい
た。
このような従来の電気配線処理方式を、上述の
パツクドドアに適用することはほとんど不可能、
又は著しく困難である。
すなわち、各種電気部品を装着したサブパネル
5をインナーパネル3に取付けた後は、インナー
パネル3の開口4の大部分は閉塞されるので、そ
の後に、各電気部品とドアヒンジ部を貫通させて
ドア内に引き込んだ電線との接続作業を行なうこ
とは、ほとんど不可能である。また、サブパネル
5をインナーパネル3に取付ける以前に、ドアヒ
ンジ部よりドア内に引き込んだ電線を、再度開口
4よりドア外に引き出して、その先端をサブパネ
ル5に装着した電気部品に接続するには、ドア内
に引き込む電線を必要以上に長くするか、又はサ
ブパネル5をインナーパネル3に近接させて、電
線の接続作業を行なわなければならず、いずれに
しても、作業性の向上というパツクドドアの利点
が半減してしまう。
そこで、本考案は、上述のような欠点に鑑み、
ドア取付けの作業性の向上を計るパツクドドアに
おいて、電気配線処理を、効果的かつ効率的に行
ないうるようにした自動車のドアと車体との電気
的接続装置を提供しようとするものである。
このような目的を達成するため、本考案におい
ては、ドアのインナーパネルに各種ドア内機能部
品を取付けたサブパネルを配設してなる構造にあ
つて、互いに着脱可能な1対のコネクタの一方
を、サブパネルをインナーパネルに取付けた際
に、ドアのヒンジ側端面より外方に臨むようにし
て、サブパネルの適所に取付け、該一方のコネク
タと、サブパネルに取付けられたドア内機能部品
のうちの適宜の電気部品とを、それぞれ電気的に
接続するとともに、前記1対のコネクタの他方
を、車体側におけるドアヒンジ取付面の適所より
引き出した電線の束体の先端に接続し、両コネク
タを互いに接続することにより、ドア内電気部品
と車体側電気部品とを電気的に接続し得るように
してある。
以下、その具体的な構成を、第1図及び第3図
乃至第5図に示す実施例に基づいて説明する。
第1図に示すように、チエツクリンク装置10
は、サブパネル5と同一方向を向く基部27a
と、該基部27aのドアヒンジ側の端部をアウタ
ーパネル2側に向けて直角に折曲形成された側片
27bとからなる平面く字状のブラケツト27
と、このブラケツト27における側片27bの内
面に固着された保持装置28と、この保持装置2
8により上下より挾圧把持された状態で、この保
持装置28の中央とブラケツト27の側片27b
の中央とを貫通して、ほぼドア1の前後方向に摺
動変位し得るように設けられたチエツクアーム2
9とからなつている。
ブラケツト27の基部27aにおける側片27
bと反対側の端部には、車室側を向くT字状の係
合片27cが、折曲形成されている。
この係合片27cの頚部を、サブパネル5のヒ
ンジ側端部に連設されたチエツクリンク取付部
(以下単に取付部という)5aの中位部に切設さ
れた横向きT字状の係合孔30に車外側より係合
し、かつ取付部5aにおける係合孔30の上下部
に穿設された上下1対の長孔31を介して、車室
側より有頭ねじ32を基部27aに螺着すること
により、ブラケツト27は、サブパネル5の取付
部5aの内面に、前後方向に若干摺動し得るよう
に仮止めされている。
保持装置28及びチエツクアーム29は公知の
構成のものでよく、またそれらの構成は直接本考
案に関係しないので、その詳細な説明は省略す
る。
しかして、チエツクリンク装置10は、ブラケ
ツト27を予めサブパネル5の中央寄りに移動さ
せておき、インナーパネル3へのサブパネル5の
取付け時に、サブパネル5の取付部5aを、イン
ナーパネル3における開口4の前部周縁内面に重
合するように差し込むことにより、チエツクアー
ム29の先端を、インナーパネル3のヒンジ側端
面3aの要所に穿設した窓孔33より若干突出さ
せ、インナーパネル3へのサブパネル5の取付け
後に、窓孔33よりチエツクアーム29を引き出
すことにより、ブラケツト27をサブパネル5に
対して摺動させて、ブラケツト27の側片27b
を、インナーパネル3のヒンジ側端面3aの内面
に密接させ、その状態で、側片27bを、ヒンジ
側端面3a側より適宜ねじ34止めすることによ
り、ドア1内に取付けられる。
なお、ブラケツト27をサブパネル5の取付部
5aに摺動自在に仮止めしたのは、取付部5aの
ドア1内への挿入を容易にするためである。
この実施例においては、ブラケツト27の側片
27bを、アウターパネル2側に若干延出し、そ
こに穿設した窓孔35に、複数の端子差し込み用
の孔36を備える雌型のコネクタ37を、その接
続面37aが窓孔35より前方に若干突出するよ
うに嵌着し、ブラケツト27がサブパネル5の取
付面5aに上述のように仮止めされた状態で、こ
のコネクタ37内における複数の雌型端子(図示
略)と、すでにサブパネル5に装着された、例え
ばウインドレギユレータ6の駆動用モータ6aよ
り引き出したリード線38、アクチユエータ8、
スピーカ11及びステツプランプ20等の電気部
品とを、複数の被覆電線39をもつて、互いに電
気的に接続しておく。39aは、被覆電線39の
中間部を結束した状態で覆う可撓性の外装チユー
ブである。
しかる後、サブパネル5をインナーパネル3に
取付けたとき、コネクタ37の接続面37aが、
インナーパネル3のヒンジ側端面3aの要所に穿
設した窓孔40より、ドア1の外方に臨むように
し、ブラケツト27をインナーパネル3のヒンジ
側端面3aにねじ34止めするとき、同時にコネ
クタ37をも、ヒンジ側端面3a側より適宜ねじ
41止めすることにより、コネクタ37は、接続
面37aが窓孔40より外方に若干突出した状態
でドア1内に取付けられる(第3図乃至第5図)。
一方、車体42側においては、一端を車体42
側の、例えばバツテリや各種操作スイツチ(いず
れも図示略)等の電気部品に接続された撓曲可能
な電線の束体43を、車体42のヒンジ取付面4
2aの適所を貫通させて外方に引き出し、その束
体43の先端に、上記コネクタ37における各孔
36に差し込み可能な複数の雄型端子44を備え
るる雄型のコネクタ45を接続しておき、ドア1
を、適宜のドアヒンジ46をもつて車体42に枢
着した後に、このコネクタ45を、上述のコネク
タ37に接続することにより、ドア内電気部品と
車体側電気部品とを、電気的に接続し得るように
してある。
本考案は上述のような構成としてあるので、ド
ア内の電気配線処理作業を、サブパネルをインナ
ーパネルに取付ける前に、サブパネル側におい
て、ドアの外殻に何ら妨げられることなく、適当
な広い空間ですべて行なうことができ、作業性を
著しく向上し得るとともに、ドアを車体に取付け
る以前において、ドア内の電気配線処理をすべて
完了しておくこともでき、頗る便利である。
また、自動車の修理工場において、ドア内の電
気系統の修理点検を行なう場合、車体側のコネク
タをドア側のコネクタから外し、かつサブパネル
をドアより取り外すことにより、電気系統のすべ
てを直接目視しながら、かつドアの外殻に何ら妨
げられることなく作業を行なうことができ、好都
合である。
なお、上述の実施例においては、ドア側のコネ
クタ37を、チエツクリンク装置10におけるブ
ラケツト27を利用してサブパネル5に取付けた
が、例えば、サブパネルの一部をアウターパネル
側に向けて折曲形成した部分に、ドア側のコネク
タを固着しておき、サブパネルをインナーパネル
に取付けた際に、このコネクタがドアのヒンジ側
端面より外方に臨むようにしてもよい。
また、上述の実施例では、ドア側のコネクタ3
7を雌型とし、車体側のコネクタ45を雄型とし
たが、これらの両コネクタは、互いに着脱可能
で、かつ機械的に接続したときに、確実に電気的
接続が保証されるものであれば、どのような構造
のものでもよい。ただ、接続時に防水機能を備え
るようにしておくことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用したパツクドドアの一
例を示す分解斜視図、第2図は、従来のドア構造
の一例を示す開扉状態の斜視図、第3図は、第1
図示のサブパネルを取付けた状態のドアと車体と
の関係を示す斜視図、第4図は、同じくドア側の
コネクタの取付け状態を示す正面図、第5図は、
第4図のX−X線に沿う縦断面図である。 1……ドア、2……アウターパネル、3……イ
ンナーパネル、3a……ヒンジ側端面、4……開
口、5……サブパネル、10……チエツクリンク
装置、27……ブラケツト、37……コネクタ、
39……被覆電線、42……車体、42a……ヒ
ンジ取付面、45……コネクタ、46……ドアヒ
ンジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアのインナーパネルに大寸の開口を設け、該
    開口を閉塞するように前記インナーパネルに、各
    種ドア内機能部品を取付けたサブパネルを配設し
    てなるドア構造において、互いに着脱可能な1対
    のコネクタの一方を、サブパネルをインナーパネ
    ルに取付けた際に、前記インナーパネルのヒンジ
    側端面より外方に臨むようにして、サブパネルの
    適所に取付け、該一方のコネクタと、サブパネル
    に取付けられたドア内機能部品のうちの適宜の電
    気部品とを、それぞれ電気的に接続するととも
    に、前記1対のコネクタの他方を、車体側におけ
    るドアヒンジ取付面の適所より引き出した電線の
    束体の先端に接続し、両コネクタを互いに接続す
    ることにより、ドア内電気部品と車体側電気部品
    とを、電気的に接続し得るようにしたことを特徴
    とする自動車のドアと車体との電気的接続装置。
JP2979483U 1983-03-03 1983-03-03 自動車のドアと車体との電気的接続装置 Granted JPS59136318U (ja)

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JPS59136318U JPS59136318U (ja) 1984-09-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628726Y2 (ja) * 1985-11-15 1994-08-03 矢崎総業株式会社 車輌用ワイヤハ−ネス装置

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